JP2016189966A - 輸液容器用栓体の製造方法及び輸液容器用栓体 - Google Patents

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Abstract

【課題】弾性栓の材料として熱可塑性エラストマーを用いた場合でも、弾性栓作製工程の型開き時に弾性栓が雌型(キャビティ)に取り残されてしまう現象の発生を低減できる輸液容器用栓体の製造方法を提供する。【解決手段】穿刺針の刺通を可能とした熱可塑性エラストマー製の弾性栓11と、該弾性栓11を密着状態で抱持した熱可塑性合成樹脂製の外枠12とを具備した輸液容器用栓体10の製造方法であって、前記弾性栓11に被係合部11cを形成するための係合部111aを有する雄型111と、該雄型111との間に弾性栓用成形空間MS11を画成する雌型112とを用いて、前記被係合部11cを有する弾性栓11を作製する工程を含む。【選択図】図5

Description

本発明は、輸液容器の口部に取り付けて使用される輸液容器用栓体の製造方法及び輸液容器用栓体に関する。
バックタイプやボトルタイプの輸液容器の口部に取り付けて使用される栓体として、穿刺針の刺通を可能とした熱可塑性エラストマー製の弾性栓と、該弾性栓を密着状態で抱持した熱可塑性合成樹脂製の外枠とを具備したものが知られている(例えば後記特許文献1〜4を参照)。
前記栓体の製造には、二色成形法又はインサート成形法が用いられている。二色成形法の場合は、雄型(コア)及び雌型(キャビティ)を用いて弾性栓を作製し、そして弾性栓を残したままの雄型と別の雌型(キャビティ)を用いて外枠を作製し、そして弾性栓に外枠が密着した栓体を取り出す。一方、インサート成形法の場合は、雄型(コア)及び雌型(キャビティ)を用いて弾性栓を作製して取り出し、そして弾性栓をインサートした雄型(弾性栓を作製するときに用いた雄型と同形状の別の雄型(コア))と別の雌型(キャビティ)を用いて外枠を作製し、そして弾性栓に外枠が密着した栓体を取り出す。
ところで、前記弾性栓の材料である熱可塑性エラストマーはその粘着性が熱可塑性合成樹脂の粘着性よりも高い等の理由から、前記栓体を二色成形法又はインサート成形法を用いて製造するときに、弾性栓作製工程の型開き時に弾性栓が雌型(キャビティ)に取り残されてしまう現象を生じ得る。この現象は二色成形法又はインサート成形法を用いて前記栓体を製造するときの生産効率に悪影響を及ぼすため、最小限の成形品の形状変更によって低減できる工夫が望まれている。
特開2012−239529号公報 特開2013−013585号公報 特開2014−018240号公報 特開2014−027980号公報
本発明の課題は、弾性栓の材料として熱可塑性エラストマーを用いた場合でも、弾性栓作製工程の型開き時に弾性栓が雌型(キャビティ)に取り残されてしまう現象の発生を低減できる輸液容器用栓体の製造方法及び輸液容器用栓体を提供することにある。
前記課題を解決するため、本発明(輸液容器用栓体の製造方法)は、穿刺針の刺通を可能とした熱可塑性エラストマー製の弾性栓と、該弾性栓を密着状態で抱持した熱可塑性合成樹脂製の外枠とを具備した輸液容器用栓体の製造方法であって、前記弾性栓に被係合部を形成するための係合部を有する雄型と、該雄型との間に弾性栓用成形空間を画成する雌型とを用いて、前記被係合部を有する弾性栓を作製する工程を含む、ことをその特徴とする。
また、本発明(輸液容器用栓体の製造方法)は、前掲に加え、前記弾性栓の被係合部は、該弾性栓の外周面及び/又は底面に設けられている、ことをその特徴とする。
さらに、本発明(輸液容器用栓体の製造方法)は、前掲に加え、前記弾性栓の被係合部は、少なくとも1個の凹部及び/又は又は凸部によって構成されている、ことをその特徴とする。
さらに、本発明(輸液容器用栓体の製造方法)は、前掲に加え、前記弾性栓の被係合部は、少なくとも一部を該弾性栓の底面で開口している、ことをその特徴とする。
さらに、本発明(輸液容器用栓体の製造方法)は、前掲に加え、前記弾性栓作製工程は、二色成形法によって前記輸液容器用栓体を製造する際の一工程である、ことをその特徴とする。
さらに、本発明(輸液容器用栓体の製造方法)は、前記弾性栓作製工程は、インサート成形法によって前記輸液容器用栓体を製造する際の一工程である、ことをその特徴とする。
一方、本発明(輸液容器用栓体)は、穿刺針の刺通を可能とした熱可塑性エラストマー製の弾性栓と、該弾性栓を密着状態で抱持した熱可塑性合成樹脂製の外枠とを具備した輸液容器用栓体であって、前記弾性栓は、該弾性栓の外周面及び/又は底面に被係合部を有している、ことをその特徴とする。
また、本発明(輸液容器用栓体)は、前掲に加え、前記弾性栓の被係合部は、少なくとも1個の凹部及び/又は凸部によって構成されている、ことをその特徴とする。
さらに、本発明(輸液容器用栓体)は、前掲に加え、前記弾性栓の被係合部は、少なくとも一部を該弾性栓の底面で開口している、ことをその特徴とする。
本発明によれば、弾性栓の材料として熱可塑性エラストマーを用いた場合でも、弾性栓作製工程の型開き時に弾性栓が雌型(キャビティ)に取り残されてしまう現象の発生を低減できる輸液容器用栓体の製造方法及び輸液容器用栓体を提供することができる。
図1は本発明を適用した栓体(第1実施形態)の平面図である。 図2は図1のS1−S1線に沿う断面図である。 図3は図1及び図2に示した弾性栓の側面図である。 図4は図1及び図2に示した栓体を輸液容器の口部に取り付けた状態を示す断面図である。 図5(A)〜図5(C)は図1及び図2に示した栓体の製法説明図である。 図6は本発明を適用した栓体(第2実施形態)の平面図である。 図7は図6のS2−S2線に沿う断面図である。 図8は図6及び図7に示した弾性栓の側面図である。 図9は図6及び図7に示した栓体を輸液容器の口部に取り付けた状態を示す断面図である。 図10(A)〜図10(C)は図6及び図7に示した栓体の製法説明図である。 図11は本発明を適用した栓体(第3実施形態)の平面図である。 図12は図11のS3−S3線に沿う断面図である。 図13は図11及び図12に示した弾性栓の側面図である。 図14は図11及び図12に示した栓体を輸液容器の口部に取り付けた状態を示す断面図である。 図15(A)〜図15(C)は図11及び図12に示した栓体の製法説明図である。 図16は本発明を適用した栓体(第4実施形態)の平面図である。 図17は図16のS4−S4線に沿う断面図である。 図18は図16及び図17に示した弾性栓の側面図である。 図19は図16及び図17に示した栓体を輸液容器の口部に取り付けた状態を示す断面図である。 図20(A)〜図20(C)は図16及び図17に示した栓体の製法説明図である。
《第1実施形態》
先ず、図1〜図3を引用して、栓体10の構造について説明する。この栓体10は、穿刺針の刺通を可能とした熱可塑性エラストマー製の弾性栓11と、該弾性栓11を密着状態で抱持した熱可塑性合成樹脂製の外枠12とを具備している。
弾性栓11は、全体が略円錐台状を成しており、上面の中央に略円錐台状の凸部11aを有し、該凸部11aの上面に略逆円錐状の凹部11bを3個有している。これら凹部11bは、外部から弾性栓11に穿刺針を刺通する際の位置指標の役目を果たす。また、弾性栓11は、外周面の下端部に複数個(図中は4個)の被係合部11cを有している。各被係合部11cは、断面が略逆L字状の凹部から成り、各々の下端は弾性栓11の底面で開口し、且つ、各々の側面は弾性栓11の外周面で開口している。
この弾性栓11の材料は、熱可塑性エラストマーであれば特に限定されず、例えばオレフィン系、スチレン系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリ塩化ビニル系、ポリブタジエン系、ポリアミド系、ポリウレタン系等の1種又は2種以上を適宜使用できる。
外枠12は、全体が略円筒状を成しており、内部に略円柱状の下側空洞12aと略円錐台状の上側空洞12bを段差12cを介して連続して有している。また、外枠12は、外周面の下端部に環状鍔12dを有しており、該環状鍔12dの下面に断面が略V字状の環状凸部12eを有している。さらに、外枠12は、上側空洞12bの内周面の上端部に略円柱状の孔12fが中央に設けられた上壁12gを有しており、該上壁12gの上面に断面が略台形状の環状凸部12hを有している。
この外枠12の材料は、熱可塑性合成樹脂であれば特に限定されず、例えばポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン等の1種又は2種以上を適宜使用できる。
図1及び図2からも分かるように、弾性栓11は外枠12の上側空洞12b内に位置していて、その外周面(各被係合部11cの側面開口を除く)を上側空洞12bの内周面に密着し、且つ、その上面の外側部分を上壁12gの下面に密着している。また、弾性栓11の凸部11a並びに凹部11bは、外枠12の孔12fを通じて外部から視認できるようになっている。
次に、図4を引用して、前記栓体10を輸液容器の口部13に取り付けた状態について説明する。口部13は、全体が略円筒状を成しており、外周面に環状鍔13aを有している。因みに、口部13の上面の外径は、弾性栓11の底面の外径よりも僅かに小さい。また、口部13の材料は、熱可塑性合成樹脂であれば特に限定されず、先に述べた外枠12の材料等が適宜使用できる。
この口部13に前記栓体10を取り付けるときには、口部13の環状鍔13aよりも上側の部分を外枠12の下側空洞12aに挿入し、該外枠12の環状凸部12eを利用して、超音波溶着や加熱溶着等の手法によって外枠12を口部13に固着する。この固着状態では、口部13の上面は、弾性栓11の底面における各被係合部11cの下側部分に接していて、該各下側部分を僅かに上方に押圧している。
次に、図5(A)〜図5(C)を引用して、前記栓体10を二色成形法によって製造する方法とインサート成形法によって製造する方法について順に説明する。尚、図5(A)〜図5(C)には、図示の便宜上、弾性栓11と外枠12のみにハッチングを入れている。
栓体10を二色成形法によって製造するときには、図5(A)に示したように、弾性栓11を作製するための雄型(コア)111と第1の雌型(キャビティ)112の型締めを行う。そして、両者の間に画成された弾性栓11用成形空間MS11に弾性栓11対応の溶融材料を充填し、その後に保圧と冷却を行って、弾性栓11を作製する。雄型111には弾性栓11の各被係合部11cに対応した形状の係合部111aが設けられているため、弾性栓11には図2及び図3に示した複数個の被係合部11cが形成される。
続いて、図5(B)に示したように、雄型111と第1の雌型112の型開きを行う。弾性栓11に形成された複数個の被係合部11cは雄型111の各係合部111aに係合しているため、型開き時に弾性栓11が第1の雌型112に取り残されることは抑制される。
続いて、図5(C)に示したように、前記第1の雌型112を外枠12を作製するための別の第2の雌型(キャビティ)113に交換した後、雄型111と第2の雌型113の型締めを行う。因みに、ここでの交換は、併設された第1の雌型112と第2の雌型113のそれぞれと向き合うように2個の雄型111を回転テーブル上に設けて、前記の型開き後に該回転テーブルを180度回転させる方法等によって行われる。そして、両者の間に画成された外枠12用成形空間MS12に外枠12対応の溶融材料を充填し、その後に保圧と冷却を行って、被係合部11cを有する弾性栓11を密着状態で抱持した外枠12を作製する。
続いて、雄型111と第2の雌型113の型開きを行って、図1及び図2に示した栓体10を取り出す。この取り出し時には弾性栓11の各被係合部11cが雄型111の係合部111aから無理抜きされるが、各被係合部11cは熱可塑性エラストマー特有の弾性を有するため、無理抜き時に各被係合部11cに亀裂や欠け等の損傷は生じない。無理抜き時に前記の損傷が懸念される場合や無理抜き力の軽減化を図る場合には、雄型111の係合部111aの角部に丸み付けや面取りを適宜施して、弾性栓11に形成される各被係合部11cの特に内側角部に丸みやテーパーが付くようにすると良い。そして、取り出された栓体10に不着している不純物や汚れ等を除去するために、該栓体10の洗浄を行う。
一方、栓体10をインサート成形法によって製造するときには、図5(A)に示したように、弾性栓11を作製するための雄型(コア)111と第1の雌型(キャビティ)112の型締めを行う。そして、両者の間に画成された弾性栓11用成形空間MS11に弾性栓11対応の溶融材料を充填し、その後に保圧と冷却を行って、弾性栓11を作製する。雄型111には弾性栓11の各被係合部11cに対応した形状の係合部111aが設けられているため、弾性栓11には図2及び図3に示した複数個の被係合部11cが形成される。
続いて、図5(B)に示したように、雄型111と第1の雌型112の型開きを行って、弾性栓11を取り出す。弾性栓11に形成された複数個の被係合部11cは雄型111の各被係合部111aに係合しているため、型開き時に弾性栓11が第1の雌型112に取り残されることは抑制される。また、取り出し時には弾性栓11の各被係合部11cが雄型111の係合部111aから無理抜きされるが、各被係合部11cは熱可塑性エラストマー特有の弾性を有するため、無理抜き時に各被係合部11cに亀裂や欠け等の損傷は生じない。無理抜き時に前記の損傷が懸念される場合や無理抜き力の軽減化を図る場合には、雄型111の係合部111aの角部に丸み付けや面取りを適宜施して、弾性栓11に形成される各被係合部11cの特に内側角部に丸みやテーパーが付くようにすると良い。
続いて、雄型111(弾性栓11を作製するときに用いた雄型111と同形状の別の雄型(コア)を指す)に弾性栓11をインサートする。このインサート時には、雄型111が係合部を有するものである場合は、弾性栓11に形成された複数個の被係合部11cを、雄型111の各係合部111aに係合させる。なお、雄型111は係合部を有さないものであってもよい。
続いて、図5(C)に示したように、弾性栓11がインサートされた雄型111と、外枠12を作製するための別の第2の雌型(キャビティ)113の型締めを行う。そして、両者の間に画成された外枠12用成形空間MS12に外枠12対応の溶融材料を充填し、その後に保圧と冷却を行って、弾性栓11を密着状態で抱持した外枠12を作製する。
続いて、雄型111と第2の雌型113の型開きを行って、図1及び図2に示した栓体10を取り出す。この取り出し時には弾性栓11の各被係合部11cが雄型111の係合部111aから無理抜きされるが、各被係合部11cは熱可塑性エラストマー特有の弾性を有するため、無理抜き時に各被係合部11cに亀裂や欠け等の損傷は生じない。無理抜き時に前記の損傷が懸念される場合や無理抜き力の軽減化を図る場合の対処法は先に述べた通りである。そして、取り出された栓体10に不着している不純物や汚れ等を除去するために、該栓体10の洗浄を行う。
以上説明した栓体10の製造方法にあっては、弾性栓作製工程において、係合部111aを有する雄型111を用いて弾性栓11に被係合部11cを形成すると共に、該被係合部11cを雄型111の係合部111aに係合させたまま型開きを行っているので、型開き時に弾性栓11が第1の雌型112に取り残されてしまう現象の発生を低減することができる。
《第2実施形態》
先ず、図6〜図8を引用して、栓体20の構造について説明する。この栓体20は、穿刺針の刺通を可能とした熱可塑性エラストマー製の弾性栓21と、該弾性栓21を密着状態で抱持した熱可塑性合成樹脂製の外枠22とを具備している。
弾性栓21は、全体が略円錐台状を成しており、上面の中央に略円錐台状の凸部21aを有し、該凸部21aの上面に略逆円錐状の凹部21bを3個有している。これら凹部21bは、外部から弾性栓21に穿刺針を刺通する際の位置指標の役目を果たす。また、弾性栓21は、外周面の下端部に複数個(図中は8個)の被係合部21cを有している。各被係合部21cは、断面が略台形状(上底が下底よりも長い)の凹部から成り、各々の下端は弾性栓21の底面で開口し、且つ、各々の側面は弾性栓21の外周面で開口している。この弾性栓21の材料は前記第1実施例欄で述べた通りであるため、ここでの記載を省略する。
外枠22は、全体が略円筒状を成しており、内部に略円柱状の下側空洞22aと略円錐台状の上側空洞22bを段差22cを介して連続して有している。また、外枠22は、外周面の上下方向下側部に環状鍔22dを有しており、該環状鍔22dの下面に断面が略V字状の環状凸部22eを有している。さらに、外枠22は、上側空洞22bの内周面の上端部に略円柱状の孔22fが中央に設けられた上壁22gを有しており、該上壁22gの上面に断面が略台形状の環状凸部22hを有している。この外枠22の材料は前記第1実施例欄で述べた通りであるため、ここでの記載を省略する。
図6及び図7からも分かるように、弾性栓21は外枠22の上側空洞22b内に位置していて、その外周面(各被係合部21cの側面開口を除く)を上側空洞22bの内周面に密着し、且つ、その上面の外側部分を上壁22gの下面に密着している。また、弾性栓21の凸部21a並びに凹部21bは、外枠22の孔22fを通じて外部から視認できるようになっている。
次に、図9を引用して、前記栓体20を輸液容器の口部23に取り付けた状態について説明する。口部23は、全体が略円筒状を成しており、外周面に断面が略逆L字状の環状鍔23aを有している。因みに、口部23の上面の外径は、弾性栓21の底面の外径よりも僅かに小さい。また、口部23の材料は、熱可塑性合成樹脂であれば特に限定されず、先に述べた外枠22の材料等が適宜使用できる。
この口部23に前記栓体20を取り付けるときには、口部23の環状鍔23aよりも上側の部分を外枠22の下側空洞22aに挿入し、該外枠22の環状凸部22eを利用して、超音波溶着や加熱溶着等の手法によって外枠22を口部23に固着する。この固着状態では、口部23の上面は、弾性栓21の底面における各被係合部21cの下側部分に接していて、該各下側部分を僅かに上方に押圧している。
次に、図10(A)〜図10(C)を引用して、前記栓体20を二色成形法によって製造する方法とインサート成形法によって製造する方法について順に説明する。尚、図10(A)〜図10(C)には、図示の便宜上、弾性栓21と外枠22のみにハッチングを入れている。
栓体20を二色成形法によって製造するときには、図10(A)に示したように、弾性栓21を作製するための雄型(コア)121と第1の雌型(キャビティ)122の型締めを行う。そして、両者の間に画成された弾性栓21用成形空間MS21に弾性栓21対応の溶融材料を充填し、その後に保圧と冷却を行って、弾性栓21を作製する。雄型121には弾性栓21の各被係合部21cに対応した形状の係合部121aが設けられているため、弾性栓21には図7及び図8に示した複数個の被係合部21cが形成される。
続いて、図10(B)に示したように、雄型121と第1の雌型122の型開きを行う。弾性栓21に形成された複数個の被係合部21cは雄型121の各係合部121aに係合しているため、型開き時に弾性栓21が第1の雌型122に取り残されることは抑制される。
続いて、図10(C)に示したように、前記第1の雌型122を外枠22を作製するための別の第2の雌型(キャビティ)123に交換した後、雄型121と第2の雌型123の型締めを行う。因みに、ここでの交換は、併設された第1の雌型122と第2の雌型123のそれぞれと向き合うように2個の雄型121を回転テーブル上に設けて、前記の型開き後に該回転テーブルを180度回転させる方法等によって行われる。そして、両者の間に画成された外枠22用成形空間MS22に外枠22対応の溶融材料を充填し、その後に保圧と冷却を行って、被係合部21cを有する弾性栓21を密着状態で抱持した外枠22を作製する。
続いて、雄型121と第2の雌型123の型開きを行って、図6及び図7に示した栓体20を取り出す。この取り出し時には弾性栓21の各被係合部21cが雄型121の係合部121aから無理抜きされるが、各被係合部21cは熱可塑性エラストマー特有の弾性を有するため、無理抜き時に各被係合部21cに亀裂や欠け等の損傷は生じない。無理抜き時に前記の損傷が懸念される場合や無理抜き力の軽減化を図る場合には、雄型121の係合部121aの角部に丸み付けや面取りを適宜施して、弾性栓21に形成される各被係合部21cの特に内側角部に丸みやテーパーが付くようにすると良い。そして、取り出された栓体20に不着している不純物や汚れ等を除去するために、該栓体20の洗浄を行う。
一方、栓体20をインサート成形法によって製造するときには、図10(A)に示したように、弾性栓21を作製するための雄型(コア)121と第1の雌型(キャビティ)122の型締めを行う。そして、両者の間に画成された弾性栓21用成形空間MS21に弾性栓21対応の溶融材料を充填し、その後に保圧と冷却を行って、弾性栓21を作製する。雄型121には弾性栓21の各被係合部21cに対応した形状の係合部121aが設けられているため、弾性栓21には図7及び図8に示した複数個の被係合部21cが形成される。
続いて、図10(B)に示したように、雄型121と第1の雌型122の型開きを行って、弾性栓21を取り出す。弾性栓21に形成された複数個の被係合部21cは雄型121の各被係合部121aに係合しているため、型開き時に弾性栓21が第1の雌型122に取り残されることは抑制される。また、取り出し時には弾性栓21の各被係合部21cが雄型121の係合部121aから無理抜きされるが、各被係合部21cは熱可塑性エラストマー特有の弾性を有するため、無理抜き時に各被係合部21cに亀裂や欠け等の損傷は生じない。無理抜き時に前記の損傷が懸念される場合や無理抜き力の軽減化を図る場合には、雄型121の係合部121aの角部に丸み付けや面取りを適宜施して、弾性栓21に形成される各被係合部21cの特に内側角部に丸みやテーパーが付くようにすると良い。
続いて、雄型121(弾性栓21を作製するときに用いた雄型121と同形状の別の雄型(コア)を指す)に弾性栓21をインサートする。このインサート時には、雄型121が係合部を有するものである場合は、弾性栓21に形成された複数個の被係合部21cを、雄型121の各係合部121aに係合させる。なお、雄型121は係合部を有さないものであってもよい。
続いて、図10(C)に示したように、弾性栓21がインサートされた雄型121と、外枠22を作製するための別の第2の雌型(キャビティ)123の型締めを行う。そして、両者の間に画成された外枠22用成形空間MS22に外枠22対応の溶融材料を充填し、その後に保圧と冷却を行って、弾性栓21を密着状態で抱持した外枠22を作製する。
続いて、雄型121と第2の雌型123の型開きを行って、図6及び図7に示した栓体20を取り出す。この取り出し時には弾性栓21の各被係合部21cが雄型121の係合部121aから無理抜きされるが、各被係合部21cは熱可塑性エラストマー特有の弾性を有するため、無理抜き時に各被係合部21cに亀裂や欠け等の損傷は生じない。無理抜き時に前記の損傷が懸念される場合や無理抜き力の軽減化を図る場合の対処法は先に述べた通りである。そして、取り出された栓体20に不着している不純物や汚れ等を除去するために、該栓体20の洗浄を行う。
以上説明した栓体20の製造方法にあっては、弾性栓作製工程において、係合部121aを有する雄型121を用いて弾性栓21に被係合部21cを形成すると共に、該被係合部21cを雄型121の係合部121aに係合させたまま型開きを行っているので、型開き時に弾性栓21が第1の雌型122に取り残されてしまう現象の発生を低減することができる。
《第3実施形態》
先ず、図11〜図13を引用して、栓体30の構造について説明する。この栓体30は、穿刺針の刺通を可能とした熱可塑性エラストマー製の弾性栓31と、該弾性栓31を密着状態で抱持した熱可塑性合成樹脂製の外枠32とを具備している。
弾性栓31は、全体が略円柱状を成しており、上面の中央に略円錐台状の凸部31aを有し、該凸部31aの上面に略逆円錐状の凹部31bを3個有している。これら凹部31bは、外部から弾性栓31に穿刺針を刺通する際の位置指標の役目を果たす。また、弾性栓31は、外周面の下端部に略環状の被係合部31cを有している。被係合部31cは、断面が略5角形(外周面を基準とした深さが上下方向中央で最も浅い)の環状凹部から成り、その下端は弾性栓31の底面で開口し、且つ、その側面は弾性栓31の外周面で開口している。この弾性栓31の材料は前記第1実施例欄で述べた通りであるため、ここでの記載を省略する。
外枠32は、全体が略円筒状を成しており、内部に略円柱状の下側空洞32aと略円柱状の上側空洞32bを略円錐台状の段差32cを介して連続して有している。また、外枠32は、外周面の下端部に環状鍔32dを有しており、該環状鍔32dの下面に断面が略V字状の環状凸部32eを有している。さらに、外枠32は、上側空洞32bの内周面の上端部に略円柱状の孔32fが中央に設けられた上壁32gを有しており、該上壁32gの上面に断面が略台形状の環状凸部32hを有している。この外枠32の材料は前記第1実施例欄で述べた通りであるため、ここでの記載を省略する。
図11及び図12からも分かるように、弾性栓31は外枠32の上側空洞32b内に位置していて、その外周面(被係合部31cの側面開口を除く)を上側空洞32bの内周面に密着し、且つ、その上面の外側部分を上壁32gの下面に密着している。また、弾性栓31の凸部31a並びに凹部31bは、外枠32の孔32fを通じて外部から視認できるようになっている。
次に、図14を引用して、前記栓体30を輸液容器の口部33に取り付けた状態について説明する。口部33は、全体が略円筒状を成しており、外周面に環状鍔33aを有している。因みに、口部33の上面の外径は、弾性栓31の外径よりも僅かに小さく、口部33の上面の内径は、弾性栓31の被係合部31cの最も深さ(外周面を基準とした深さ)が最も浅い部分の外径よりも僅かに大きいか或いは略同じである。また、口部33の材料は、熱可塑性合成樹脂であれば特に限定されず、先に述べた外枠32の材料等が適宜使用できる。
この口部33に前記栓体30を取り付けるときには、口部33の環状鍔33aよりも上側の部分を外枠32の下側空洞32a、段差32c及び上側空洞32bの下端部に挿入し、該外枠32の環状凸部32eを利用して、超音波溶着や加熱溶着等の手法によって外枠32を口部33に固着する。この固着状態では、口部33の上面は、弾性栓31の被係合部31cに入り込んでいて該被係合部31cの内側上面に接していて、該内側上面を僅かに上方に押圧している。
次に、図15(A)〜図15(C)を引用して、前記栓体30を二色成形法によって製造する方法とインサート成形法によって製造する方法について順に説明する。尚、図15(A)〜図15(C)には、図示の便宜上、弾性栓31と外枠32のみにハッチングを入れている。
栓体30を二色成形法によって製造するときには、図15(A)に示したように、弾性栓31を作製するための雄型(コア)131と第1の雌型(キャビティ)132の型締めを行う。そして、両者の間に画成された弾性栓31用成形空間MS31に弾性栓31対応の溶融材料を充填し、その後に保圧と冷却を行って、弾性栓31を作製する。雄型131には弾性栓31の被係合部31cに対応した形状の係合部131aが設けられているため、弾性栓31には図12及び図13に示した被係合部31cが形成される。
続いて、図15(B)に示したように、雄型131と第1の雌型132の型開きを行う。弾性栓31に形成された被係合部31cは雄型131の係合部131aに係合しているため、型開き時に弾性栓31が第1の雌型132に取り残されることは抑制される。
続いて、図15(C)に示したように、前記第1の雌型132を外枠32を作製するための別の第2の雌型(キャビティ)133に交換した後、雄型131と第2の雌型133の型締めを行う。因みに、ここでの交換は、併設された第1の雌型132と第2の雌型133のそれぞれと向き合うように2個の雄型131を回転テーブル上に設けて、前記の型開き後に該回転テーブルを180度回転させる方法等によって行われる。そして、両者の間に画成された外枠32用成形空間MS32に外枠32対応の溶融材料を充填し、その後に保圧と冷却を行って、被係合部31cを有する弾性栓31を密着状態で抱持した外枠32を作製する。
続いて、雄型131と第2の雌型133の型開きを行って、図11及び図12に示した栓体30を取り出す。この取り出し時には弾性栓31の被係合部31cが雄型131の係合部131aから無理抜きされるが、被係合部31cは熱可塑性エラストマー特有の弾性を有するため、無理抜き時に被係合部31cに亀裂や欠け等の損傷は生じない。無理抜き時に前記の損傷が懸念される場合や無理抜き力の軽減化を図る場合には、雄型131の係合部131aの角部に丸み付けや面取りを適宜施して、弾性栓31に形成される被係合部31cの特に内側角部に丸みやテーパーが付くようにすると良い。そして、取り出された栓体30に不着している不純物や汚れ等を除去するために、該栓体30の洗浄を行う。
一方、栓体30をインサート成形法によって製造するときには、図15(A)に示したように、弾性栓31を作製するための雄型(コア)131と第1の雌型(キャビティ)132の型締めを行う。そして、両者の間に画成された弾性栓31用成形空間MS31に弾性栓31対応の溶融材料を充填し、その後に保圧と冷却を行って、弾性栓31を作製する。雄型131には弾性栓31の被係合部31cに対応した形状の係合部131aが設けられているため、弾性栓31には図12及び図13に示した被係合部31cが形成される。
続いて、図15(B)に示したように、雄型131と第1の雌型132の型開きを行って、弾性栓31を取り出す。弾性栓31に形成された被係合部31cは雄型131の係合部131aに係合しているため、型開き時に弾性栓31が第1の雌型132に取り残されることは抑制される。また、取り出し時には弾性栓31の被係合部31cが雄型131の係合部131aから無理抜きされるが、被係合部31cは熱可塑性エラストマー特有の弾性を有するため、無理抜き時に被係合部31cに亀裂や欠け等の損傷は生じない。無理抜き時に前記の損傷が懸念される場合や無理抜き力の軽減化を図る場合には、雄型131の係合部131aの角部に丸み付けや面取りを適宜施して、弾性栓31に形成される被係合部31cの特に内側角部に丸みやテーパーが付くようにすると良い。
続いて、雄型131(弾性栓31を作製するときに用いた雄型131と同形状の別の雄型(コア)を指す)に弾性栓31をインサートする。このインサート時には、雄型131が係合部を有するものである場合は、弾性栓31に形成された被係合部31cを、雄型131の係合部131aに係合させる。なお、雄型131は係合部を有さないものであってもよい。
続いて、図15(C)に示したように、弾性栓31がインサートされた雄型131と、外枠32を作製するための別の第2の雌型(キャビティ)133の型締めを行う。そして、両者の間に画成された外枠32用成形空間MS32に外枠32対応の溶融材料を充填し、その後に保圧と冷却を行って、弾性栓31を密着状態で抱持した外枠32を作製する。
続いて、雄型131と第2の雌型133の型開きを行って、図11及び図12に示した栓体30を取り出す。この取り出し時には弾性栓31の被係合部31cが雄型131の係合部131aから無理抜きされるが、被係合部31cは熱可塑性エラストマー特有の弾性を有するため、無理抜き時に被係合部31cに亀裂や欠け等の損傷は生じない。無理抜き時に前記の損傷が懸念される場合や無理抜き力の軽減化を図る場合の対処法は先に述べた通りである。そして、取り出された栓体30に不着している不純物や汚れ等を除去するために、該栓体30の洗浄を行う。
以上説明した栓体30の製造方法にあっては、弾性栓作製工程において、係合部131aを有する雄型131を用いて弾性栓31に被係合部31cを形成すると共に、該被係合部31cを雄型121の係合部121aに係合させたまま型開きを行っているので、型開き時に弾性栓31が第1の雌型132に取り残されてしまう現象の発生を低減することができる。
《第4実施形態》
先ず、図16〜図18を引用して、栓体40の構造について説明する。この栓体40は、穿刺針の刺通を可能とした熱可塑性エラストマー製の弾性栓41と、該弾性栓41を密着状態で抱持した熱可塑性合成樹脂製の外枠42とを具備している。
弾性栓41は、全体が略円錐台状を成しており、上面の中央に略円錐台状の凸部41aを有し、該凸部41aの上面に略逆円錐状の凹部41bを3個有している。これら凹部41bは、外部から弾性栓41に穿刺針を刺通する際の位置指標の役目を果たす。また、弾性栓41は、底面に被係合部41cを有している。被係合部41cは、略逆円錐台状の凹部から成り、その下端は弾性栓41の底面で開口している。この弾性栓41の材料は前記第1実施例欄で述べた通りであるため、ここでの記載を省略する。
外枠42は、全体が略円筒状を成しており、内部に略円柱状の下側空洞42aと略円錐台状の上側空洞42bを連続して有している。また、外枠42は、外周面の下端部に環状鍔42cを有しており、該環状鍔42cの下面に断面が略V字状の環状凸部42dを有している。さらに、外枠42は、上側空洞42bの内周面の上端部に略円柱状の孔42eが中央に設けられた上壁42fを有しており、該上壁42fの上面に断面が略台形状の環状凸部42gを有している。この外枠42の材料は前記第1実施例欄で述べた通りであるため、ここでの記載を省略する。
図16及び図17からも分かるように、弾性栓41は外枠42の上側空洞42b内に位置していて、その外周面を上側空洞42bの内周面に密着し、且つ、その上面の外側部分を上壁42fの下面に密着している。また、弾性栓41の凸部41a並びに凹部41bは、外枠42の孔42eを通じて外部から視認できるようになっている。
次に、図19を引用して、前記栓体40を輸液容器の口部43に取り付けた状態について説明する。口部43は、全体が略円筒状を成しており、外周面に環状鍔43aを有している。因みに、口部43の上面の外径は、弾性栓41の底面の外径よりも僅かに小さい。また、口部43の材料は、熱可塑性合成樹脂であれば特に限定されず、先に述べた外枠42の材料等が適宜使用できる。
この口部43に前記栓体40を取り付けるときには、口部43の環状鍔43aよりも上側の部分を外枠42の下側空洞42aに挿入し、該外枠42の環状凸部42dを利用して、超音波溶着や加熱溶着等の手法によって外枠42を口部43に固着する。この固着状態では、口部43の上面は、弾性栓41の底面における被係合部41cの外側部分に接していて、該外側部分を僅かに上方に押圧している。
次に、図20(A)〜図20(C)を引用して、前記栓体40を二色成形法によって製造する方法とインサート成形法によって製造する方法について順に説明する。尚、図20(A)〜図20(C)には、図示の便宜上、弾性栓41と外枠42のみにハッチングを入れている。
栓体40を二色成形法によって製造するときには、図20(A)に示したように、弾性栓41を作製するための雄型(コア)141と第1の雌型(キャビティ)142の型締めを行う。そして、両者の間に画成された弾性栓41用成形空間MS41に弾性栓41対応の溶融材料を充填し、その後に保圧と冷却を行って、弾性栓41を作製する。雄型141には弾性栓41の被係合部41cに対応した形状の係合部141aが設けられているため、弾性栓41には図17及び図18に示した被係合部41cが形成される。
続いて、図20(B)に示したように、雄型141と第1の雌型142の型開きを行う。弾性栓41に形成された被係合部41cは雄型141の係合部141aに係合しているため、型開き時に弾性栓41が第1の雌型142に取り残されることは抑制される。
続いて、図20(C)に示したように、前記第1の雌型142を外枠42を作製するための別の第2の雌型(キャビティ)143に交換した後、雄型141と第2の雌型143の型締めを行う。因みに、ここでの交換は、併設された第1の雌型142と第2の雌型143のそれぞれと向き合うように2個の雄型141を回転テーブル上に設けて、前記の型開き後に該回転テーブルを180度回転させる方法等によって行われる。そして、両者の間に画成された外枠42用成形空間MS42に外枠42対応の溶融材料を充填し、その後に保圧と冷却を行って、被係合部41cを有する弾性栓41を密着状態で抱持した外枠42を作製する。
続いて、雄型141と第2の雌型143の型開きを行って、図16及び図17に示した栓体40を取り出す。この取り出し時には弾性栓41の被係合部41cが雄型141の係合部141aから無理抜きされるが、被係合部41cは熱可塑性エラストマー特有の弾性を有するため、無理抜き時に被係合部41cに亀裂や欠け等の損傷は生じない。無理抜き時に前記の損傷が懸念される場合や無理抜き力の軽減化を図る場合には、雄型141の係合部141aの角部に丸み付けや面取りを適宜施して、弾性栓41に形成される各被係合部41cの特に内側角部に丸みやテーパーが付くようにすると良い。そして、取り出された栓体40に不着している不純物や汚れ等を除去するために、該栓体40の洗浄を行う。
一方、栓体40をインサート成形法によって製造するときには、図20(A)に示したように、弾性栓41を作製するための雄型(コア)141と第1の雌型(キャビティ)142の型締めを行う。そして、両者の間に画成された弾性栓41用成形空間MS41に弾性栓41対応の溶融材料を充填し、その後に保圧と冷却を行って、弾性栓41を作製する。雄型141には弾性栓41の被係合部41cに対応した形状の係合部141aが設けられているため、弾性栓41には図17及び図18に示した被係合部41cが形成される。
続いて、図20(B)に示したように、雄型141と第1の雌型142の型開きを行って、弾性栓41を取り出す。弾性栓41に形成された被係合部41cは雄型141の被係合部141aに係合しているため、型開き時に弾性栓41が第1の雌型142に取り残されることは抑制される。また、取り出し時には弾性栓41の被係合部41cが雄型141の係合部141aから無理抜きされるが、被係合部41cは熱可塑性エラストマー特有の弾性を有するため、無理抜き時に被係合部41cに亀裂や欠け等の損傷は生じない。無理抜き時に前記の損傷が懸念される場合や無理抜き力の軽減化を図る場合には、雄型141の係合部141aの角部に丸み付けや面取りを適宜施して、弾性栓41に形成される被係合部41cの特に内側角部に丸みやテーパーが付くようにすると良い。
続いて、雄型141(弾性栓41を作製するときに用いた雄型141と同形状の別の雄型(コア)を指す)に弾性栓41をインサートする。このインサート時には、雄型141が係合部を有するものである場合は、弾性栓41に形成された被係合部41cを、雄型141の係合部141aに係合させる。なお、雄型141は係合部を有さないものであってもよい。
続いて、図20(C)に示したように、弾性栓41がインサートされた雄型141と、外枠42を作製するための別の第2の雌型(キャビティ)143の型締めを行う。そして、両者の間に画成された外枠42用成形空間MS42に外枠42対応の溶融材料を充填し、その後に保圧と冷却を行って、弾性栓41を密着状態で抱持した外枠42を作製する。
続いて、雄型141と第2の雌型143の型開きを行って、図16及び図17に示した栓体40を取り出す。この取り出し時には弾性栓41の被係合部41cが雄型141の係合部141aから無理抜きされるが、被係合部41cは熱可塑性エラストマー特有の弾性を有するため、無理抜き時に被係合部41cに亀裂や欠け等の損傷は生じない。無理抜き時に前記の損傷が懸念される場合や無理抜き力の軽減化を図る場合の対処法は先に述べた通りである。そして、取り出された栓体40に不着している不純物や汚れ等を除去するために、該栓体40の洗浄を行う。
以上説明した栓体40の製造方法にあっては、弾性栓作製工程において、係合部141aを有する雄型141を用いて弾性栓41に被係合部41cを形成すると共に、該被係合部41cを雄型141の係合部141aに係合させたまま型開きを行っているので、型開き時に弾性栓41が第1の雌型142に取り残されてしまう現象の発生を低減することができる。
《試験結果》
ここで、前記第1実施形態欄〜第4実施形態欄で述べた製造方法に関し、弾性栓作製工程の型開き時に弾性栓11、21、31及び41が第1の雌型112、122、132及び142に取り残されてしまう現象の発生率を確認するための試験を行った結果について説明する。
この試験では、図5(A)に準じた雄型111及び第1の雌型112と、図10(A)に準じた雄型121及び第1の雌型122と、図15(A)に準じた雄型131及び第1の雌型132と、図20(A)に準じた雄型141及び第1の雌型142をそれぞれ用意し、これらを用いて、水添スチレン系熱可塑性エラストマー(SEBS)から成る弾性栓11、21、31及び41を100個ずつ作製し、型開き時に弾性栓11、21、31及び41が第1の雌型112、122、132及び142に取り残されてしまう現象の発生率を確認した。
また、比較のために、前記雄型111を係合部111aを有しない雄型に代え、前記雄型121を係合部121aを有しない雄型に代え、前記雄型131を係合部131aを有しない雄型に代え、前記雄型141を係合部141aを有しない雄型に代えて、同じ材料から成る弾性栓(4種類)を100個ずつ作製し、型開き時に弾性栓(4種類)が第1の雌型112、122、132及び142に取り残されてしまう現象の発生率を確認した。
試験の結果、図5(A)に準じた雄型111及び第1の雌型112を用いた場合の弾性栓作製工程の型開き時に弾性栓11が第1の雌型112に取り残されてしまう現象の発生率は0%であり、これに対し、前記雄型111を係合部111aを有しない雄型に代えた場合の弾性栓作製工程の型開き時に弾性栓が第1の雌型112に取り残されてしまう現象の発生率は100%であった。
また、図10(A)に準じた雄型121及び第1の雌型122を用いた場合の弾性栓作製工程の型開き時に、弾性栓21が第1の雌型122に取り残されてしまう現象の発生率は30%であり、これに対し、前記雄型121を係合部121aを有しない雄型に代えた場合の弾性栓作製工程の型開き時に、弾性栓が第1の雌型122に取り残されてしまう現象の発生率は100%であった。
さらに、図15(A)に準じた雄型131及び第1の雌型132を用いた場合の弾性栓作製工程の型開き時に、弾性栓31が第1の雌型132に取り残されてしまう現象の発生率は0%であり、これに対し、前記雄型131を係合部131aを有しない雄型に代えた場合の弾性栓作製工程の型開き時に、弾性栓が第1の雌型132に取り残されてしまう現象の発生率は100%であった。
さらに、図20(A)に準じた雄型141及び第1の雌型142を用いた場合の弾性栓作製工程の型開き時に、弾性栓41が第1の雌型142に取り残されてしまう現象の発生率は80%であり、これに対し、前記雄型141を係合部141aを有しない雄型に代えた場合の弾性栓作製工程の型開き時に、弾性栓が第1の雌型142に取り残されてしまう現象の発生率は100%であった。
つまり、前記第1実施形態欄〜第4実施形態欄で述べた製造方法は、何れも、弾性栓作製工程の型開き時に、弾性栓11、21、31及び41が第1の雌型112、122、132及び142に取り残されてしまう現象の発生を低減できていることが確認できた。
試験結果を踏まえて考察するに、前記発生率(0%、30%、0%、80%)の違いは、弾性栓作製工程で弾性栓11、21、31及び41に形成される被係合部11c、21c、31c及び41cの形状や形成位置等に関係すると思われる。即ち、各々の断面において被係合部11c、21c、31c及び41cが有する角部(底面に現れる角を除くが該角に丸みやテーパーが付いている場合も含む)の数はそれぞれ4個、2個、3個、2個であり、面の数(底面に現れる面を除く)はそれぞれ5個、3個、4個、3個である。また、被係合部11cについては3個の内側角部(外周面に現れる角を除く)のうちの2個が残り1個の内側角よりも内方に位置しており、被係合部21cについては1個の内側角部(外周面に現れる角を除く)を有し、被係合部31cについては2個の内側角部(外周面に現れる角を除く)のうちの1個が残り1個の内側角よりも内方に位置し、被係合部41cについては2個の内側角部(底面に現れる角を除く)を有する。つまり、前記発生率については、前記角部の数と前記面の数が多いほど数値低減に寄与していると共に、前記内側角部と該内側角部と隣接する内側角部との位置関係が数値低減に寄与していると考えられる。加えて、前記面の長さや角度も数値低減に貢献するものと考えられる。
《他の実施形態》
(1)前記第1実施形態欄〜第4実施形態欄では、弾性栓11、21、31及び41に凹部タイプの被係合部11c、21c、31c及び41cを設けたものを例示したが、凹部タイプの被係合部に該当するものであれば、例示した被係合部11c、21c、31c及び41cと形状及び形成位置が異なるものであっても、前記と同様に、弾性栓作成工程の型開き時に弾性栓11、21、31及び41が第1の雌型112、122、132及び142に取り残されてしまう現象の発生を低減することができる。
(2)前記第1実施形態欄〜第4実施形態欄では、弾性栓11、21、31及び41に凹部タイプの被係合部11c、21c、31c及び41cを設けたものを例示したが、凹部タイプに代えて凸部タイプの被係合部に該当するものを設けても、前記と同様に、弾性栓作成工程の型開き時に弾性栓11、21、31及び41が第1の雌型112、122、132及び142に取り残されてしまう現象の発生を低減することができる。因みに、凸部タイプの被係合部としては、弾性栓の外周面や底面に設けられた断面が多角形状の環状凸部や複数の凸部等が挙げられる。
(3)前記第1実施形態欄〜第4実施形態欄では、弾性栓11、21、31及び41に凸部11a、21a、31a及び41aと3個の凹部11b、21b、31b及び41bを設けたものを例示したが、凹部11b、21b、31b及び41bの個数は必要に応じて適宜増減(例えば1個、2個、4個、5個等)しても良く、また、設ける必要性がなければ凹部11b、21b、31b及び41bを弾性栓11、21、31及び41から排除しても良い。加えて、凸部11a、21a、31a及び41aを弾性栓11、21、31及び41から排除して、凹部11b、21b、31b及び41bを弾性栓11、21、31及び41の上面に設けるようにして良い。また、凸部11a、21a、31a及び41aを排除した場合において、前記のように凹部11b、21b、31b及び41bを設ける必要性がなければ、凸部11a、21a、31a及び41aと凹部11b、21b、31b及び41bの両方を弾性栓11、21、31及び41から排除しても良い。
10,20,30,40…栓体、11,21,31,41…弾性栓、11c,21c,31c,41c…被係合部、12,22,32,42…外枠、111,121,131,141…雄型、111a,121a,131,141a…係合部、112,122,132,142…第1の雌型、113,123,133,143…第2の雌型、MS11,MS21,MS31,MS41…弾性栓用成形空間、MS12,MS22,MS32,MS42…外枠用成形空間。

Claims (9)

  1. 穿刺針の刺通を可能とした熱可塑性エラストマー製の弾性栓と、該弾性栓を密着状態で抱持した熱可塑性合成樹脂製の外枠とを具備した輸液容器用栓体の製造方法であって、
    前記弾性栓に被係合部を形成するための係合部を有する雄型と、該雄型との間に弾性栓用成形空間を画成する雌型とを用いて、前記被係合部を有する弾性栓を作製する工程を含む、輸液容器用栓体の製造方法。
  2. 前記弾性栓の被係合部は、該弾性栓の外周面及び/又は底面に設けられている、請求項1に記載の輸液容器用栓体の製造方法。
  3. 前記弾性栓の被係合部は、少なくとも1個の凹部及び/又は凸部によって構成されている、請求項1又は2に記載の輸液容器用栓体の製造方法。
  4. 前記弾性栓の被係合部は、少なくとも一部を該弾性栓の底面で開口している、請求項1〜3の何れか1項に記載の輸液容器用栓体の製造方法。
  5. 前記弾性栓作製工程は、二色成形法によって前記輸液容器用栓体を製造する際の一工程である、請求項1〜4の何れか1項に記載の輸液容器用栓体の製造方法。
  6. 前記弾性栓作製工程は、インサート成形法によって前記輸液容器用栓体を製造する際の一工程である、請求項1〜4の何れか1項に記載の輸液容器用栓体の製造方法。
  7. 穿刺針の刺通を可能とした熱可塑性エラストマー製の弾性栓と、該弾性栓を密着状態で抱持した熱可塑性合成樹脂製の外枠とを具備した輸液容器用栓体であって、
    前記弾性栓は、該弾性栓の外周面及び/又は底面に被係合部を有している、輸液容器用栓体。
  8. 前記弾性栓の被係合部は、少なくとも1個の凹部及び/又は凸部によって構成されている、請求項7に記載の輸液容器用栓体。
  9. 前記弾性栓の被係合部は、少なくとも一部を該弾性栓の底面で開口している、請求項7又は8に記載の輸液容器用栓体。
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