JP2016189417A - 太陽電池用モジュール用の裏面保護シート - Google Patents

太陽電池用モジュール用の裏面保護シート Download PDF

Info

Publication number
JP2016189417A
JP2016189417A JP2015069346A JP2015069346A JP2016189417A JP 2016189417 A JP2016189417 A JP 2016189417A JP 2015069346 A JP2015069346 A JP 2015069346A JP 2015069346 A JP2015069346 A JP 2015069346A JP 2016189417 A JP2016189417 A JP 2016189417A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
back surface
protection sheet
surface protection
shape
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015069346A
Other languages
English (en)
Inventor
和也 小峯
Kazuya Komine
和也 小峯
宏年 坂元
Hirotoshi Sakamoto
宏年 坂元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2015069346A priority Critical patent/JP2016189417A/ja
Publication of JP2016189417A publication Critical patent/JP2016189417A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Landscapes

  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

【課題】開口部を設けた裏面保護シートであっても熱ラミネート時にシワの発生を抑制することのできる裏面保護シートを提供する。
【解決手段】太陽電池モジュール用の裏面保護シートであって、裏面保護シートには電極や配線を通すための開口部を備える。その開口部の形状が直角又は鋭角の内角を有しない形状であることを特徴とする裏面保護シートは、裏面保護シートを熱ラミネートした場合であってもシワの発生を抑制することができる。また、裏面保護シートが、第一樹脂シート層と第二樹脂シート層の間に配置される金属箔層が接着剤層を介して積層されている構成であることが好ましい。
【選択図】図4

Description

本発明は、太陽電池モジュール用の裏面保護シートに関する。更に詳しくは、裏面保護シートに開口部が備えられた裏面保護シートに関する。
近年、環境問題に対する意識の高まりから、クリーンなエネルギー源としての太陽電池が注目されている。一般に、太陽電池を構成する太陽電池モジュールは、受光面側から、ガラス等の透明前面基板、表面側封止材シート、太陽電池素子、裏面側封止材シート、及び裏面保護シートの各部材が順に積層された構造であり、太陽光が上記太陽電池素子に入射することにより発電する機能を有している。
これらの構成部材のうち、裏面保護シートは、高い耐候性が要求されるとともに、太陽電池素子を水分や酸素等から保護するために、高い防湿性やガスバリア性を有することが求められている。このような観点から、特許文献1では、裏面保護シートとして、耐候性を有する基材に、アルミ箔等の金属箔を積層させた裏面保護シートが提案されている。
また、裏面保護シートには、太陽電池セルからの出力電力を取り出すためのジャンクションボックスを設ける。太陽電池セルからの出力電力を取り出すための電極や配線は、通常、裏面保護シートを貫通するように設けられ、ジャンクションボックス内に収納された端子に接続される。そのため、裏面保護シートには例えば電極や配線を通すために開口部を設けることが一般的である。
例えば、特許文献2では、ジャンクションボックスとの接着部からの水の浸入を防止することが可能な裏面保護シートが提案されている。
特開2002−134770号公報 特開2014−007371号公報
ところで、太陽電池モジュールは、裏面保護シートと封止材シートや太陽電池素子等を積層し、熱ラミネートされることにより製造される。しかし、熱ラミネートの際、裏面保護シートの電極や配線を通す目的等により形成された開口部の端部からシワが発生する場合がある。
裏面保護シートにシワが発生すると、裏面保護シートと裏面保護シートに重ねて積層された封止材シートの間に隙間が発生し、太陽電池モジュール内部に水蒸気が侵入しやすくなる。太陽電池モジュール内部に水蒸気が侵入すると、配線が腐食し電気抵抗が増加する。そのため、太陽電池モジュールとしての発電効率が低下し、性能を低下させる。
そのため、開口部を設けた裏面保護シートであっても熱ラミネート時にシワの発生を抑制することのできる裏面保護シートの開発が強く望まれていた。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を行った結果、開口部の形状に着目し、シワができないように応力を逃がすことのできる形状にすることで、上記問題を解決することができることを見出し、本発明を完成するに至った。より具体的には、本発明は、以下のものを提供する。
(1)太陽電池モジュール用の裏面保護シートであって、前記裏面保護シートには開口部が備えられており、前記開口部の形状が、直角又は鋭角の内角を有しない形状であることを特徴とする裏面保護シート。
(2)前記開口部の形状が鈍角の内角のみからなる多角形状である(1)に記載の裏面保護シート。
(3)前記開口部の形状が、110°以下の内角を有しない形状であることを特徴とする(1)又は(2)に記載の裏面保護シート。
(4)前記裏面保護シートが、第一樹脂シート層と第二樹脂シート層の間に配置される金属箔層が接着剤層を介して積層されている構成を含む(1)から(3)いずれかに記載の裏面保護シート。
(5)(1)から(4)のいずれかに記載の裏面保護シートが積層された太陽電池モジュールであって、前記開口部が、配線取り出し口である太陽電池モジュール。
本発明によれば、開口部の形状をシワができないように応力を逃がすことのできる形状にすることで、裏面保護シートを熱ラミネートした場合であってもシワの発生を抑制することのできる優れた裏面保護シートとすることができる。
太陽電池モジュールの層構成の一例を示す断面の模式図である。 開口部を裏面保護シートの表面を示す模式図である。 開口部の応力と開口部の端部に発生するシワの模式図である。 本発明の裏面保護シートの第一実施形態(実施例1)の開口部を示す模式図である。 本発明の裏面保護シートの第一実施形態(実施例1)の開口部の応力を示す模式図である。 本発明の裏面保護シートの第二実施形態(実施例2)の開口部を示す模式図である。
以下、本発明の具体的な実施形態について、詳細に説明するが、本発明は、以下の実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の目的の範囲内において、適宜変更を加えて実施することができる。
<太陽電池モジュールの基本構成>
先ず、太陽電池モジュール用の裏面保護シートが使用される太陽電池モジュールの構成について説明する。図1は、本発明の実施形態である太陽電池モジュ−ル1について、その層構成の一例を例示する断面の模式図である。図1に示すように、太陽電池モジュール1は、受光面側から、透明前面基板2、前面封止材層3、太陽電池素子4、背面封止材層5、裏面保護シート6が順に積層された構成となっている。本発明の実施形態である裏面保護シート6は、このように太陽電池モジュール1において最外層に配置されるものであるため、高い耐候性やバリア性を備えることが必須となっている。更に、裏面保護シート6には主に配線7等を通すための開口部61が設けられている。
透明前面基板2は、一般にガラス製の基板であり、太陽電池モジュール1の耐候性、耐衝撃性、耐久性を維持しつつ、且つ、太陽光線を高い透過率で透過させるものであればよい。前面封止材層3、背面封止材層5からなる封止材層は、太陽電池モジュール1内において、太陽電池素子4の位置を固定し、また外部からの衝撃を緩和するために配置される樹脂基材等からなる層である。封止材層を形成する樹脂基材としては、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂(EVA)、アイオノマー、ポリビニルブチラール(PVB)、ポリエチレン等のポリオレフィン系樹脂を用いることができる。中でも、一定の耐久性等を備え、加工性に優れ、比較的安価で入手可能なEVAが広く用いられてきたが、近年においては、EVAの欠点である水蒸気バリア性の低下という問題を解決するため、低密度ポリエチレンに架橋処理を施した樹脂等、ポリオレフィン系の樹脂も多く用いられるようになっている。
<裏面保護シート>
[開口部]
図2に示すように本実施形態の裏面保護シート6には開口部61が備えられる。開口部61は、例えば、太陽電池素子からの出力電力を取り出すための配線等を通すために設けられる。しかし、熱ラミネートによって裏面保護シートの膨張、収縮が大きくなる場合には、図3に示すように開口部の頂点63が起点となって、頂点63から外側に向かってシワ62が発生する。これは、裏面保護シートが膨張、収縮することにより、縦方向の応力a及び横方向の応力bが発生し、縦方向の応力aと横方向の応力bとの衝突により、シワが発生するためである。
本実施形態の開口部61はその形状が直角又は鋭角の内角を有しない形状であることを特徴とする。開口部61の形状が直角又は鋭角の内角を有しない形状であることで、たとえ裏面保護シートが膨張、収縮したとしても、裏面保護シートにシワが発生しないように応力を逃がすことができる。そのため、熱ラミネートによる裏面保護シートのシワの発生を抑制することができる。以下、各実施形態を用いることにより具体的に説明する。なお、以下の各実施形態は具体例であり、本発明は、以下の各実施形態に何ら限定されるものではない。
(第一実施形態の裏面保護シート)
第一実施形態の裏面保護シートにおける開口部の形状を図4に示す。開口部61の形状は、直角又は鋭角の内角を有しない形状であり、具体的には、開口部61の形状が鈍角の内角のみからなる六角形とすることを特徴とする。本実施形態の開口部61の形状のように、鈍角の内角64のみで形成されることで、裏面保護シートが膨張、収縮することにより発生する縦方向、横方向の応力を開口部に逃がすことができる(図5参照)。そのため、図3に示すような開口部61の頂点63から生じるシワ62の発生を抑制することができる。そのため、開口部の形状が鈍角の内角のみからなる多角形状であることがより好ましい。
開口部61の形状が直角又は鋭角の内角を有しない形状であれば、開口部61の頂点63から発生するシワの発生を抑制することができるが、内角がより大きければ裏面保護シートが膨張、収縮することにより発生する縦方向、横方向の応力をより開口部に逃がしやすくなる。そのため、開口部の形状が110°以下の内角を有しない形状であることがより好ましい。例えば、開口部の形状の全ての内角を同じ大きさにした六角形形状の開口部であれば内角が全て120°となるため、シワの発生を抑制することができる優れた裏面保護シートとすることができる。
(第二実施形態の裏面保護シート)
第二実施形態の裏面保護シートにおける開口部の形状を図6に示す。開口部61は、その形状が直角又は鋭角の内角を有しない形状であり、具体的には、開口部61の形状を楕円形状としたことを特徴とする。楕円形状は、直角又は鋭角の内角を有しない形状であるため、縦方向の応力と横方向の応力の衝突は生じにくく、またシワの起点となる頂点が存在しない。そのためシワの発生を抑制することができる。
(その他の裏面保護シート)
なお、本発明の裏面保護シートは多角形状の頂点63を含む一定の範囲を占める部分や辺65に開口部の中心から外側に向かって突出して形成された補助円形部が設けられていてもよい。補助円形部とは、開口部の中心から外側に向かって突出して形成された輪郭を有する開口部の一部分である。補助円形部が設けられていることで、たとえ裏面保護シートが膨張、収縮したとしても、裏面保護シートにシワが発生しないように補助円形部に応力を逃がすことができる。そのため、熱ラミネートによる裏面保護シートのシワの発生を抑制することができる。
また、本発明の裏面保護シートは第一及び第二実施形態の裏面保護シートに限定されるものではなく、例えば、正五角形以上の多角形等であってもよく、鈍角の内角と補助円形部の双方を有する形状であってもよく、円状、卵形又は長円形等であってもよい(図示せず)。
[裏面保護シート]
太陽電池モジュール1を構成する裏面保護シート6は特に限定されないが、一般に、樹脂シート、アルミ箔等の金属箔、又はそれらの積層体が使用される。樹脂シートとしては、例えば、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、環状ポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリロニトリル−スチレン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリ塩化ビニル系樹脂、フッ素系樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)やポリエチレンナフタレート等のポリエステル系樹脂、各種のナイロン等のポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリアミドイミド系樹脂、ポリアリールフタレート系樹脂、シリコーン系樹脂、ポリスルホン系樹脂、ポリフェニレンスルフィド系樹脂、ポリエーテルスルホン系樹脂、ポリウレタン系樹脂、アセタール系樹脂、セルロース系樹脂等、各種の樹脂シートを使用することができる。これらは単独層であってもよく、従来公知の接着剤等で積層された複数の層からなる積層体であってもよい。
裏面保護シートは、高い耐候性が要求されるとともに、太陽電池素子を水分や酸素等から保護するために、高い防湿性やガスバリア性を有することが求められている。このような観点から、第一樹脂シート層と第二樹脂シート層の間に配置される金属箔層が接着剤層を介して積層されている構成を含む裏面保護シート(図示せず)であることが好ましい。
金属箔層が積層された裏面保護シートは、接着剤層や樹脂シート層が熱ラミネートによる体積の変動率が大きいものである場合には、金属箔層が積層されていない裏面保護シートと比べても特にシワが発生しやすい。金属箔は樹脂に比べ熱による体積の変動率が小さく、体積の膨張収縮が小さい層と体積の膨張収縮が大きい層が積層されているときには、熱によるシワがより発生しやすいためである。そのため、直角又は鋭角の内角を有しない形状である開口部は、金属箔層が接着剤層を介して積層されている構成を含む裏面保護シートに備えられることが特に有効である。
<裏面保護シートの製造方法>
裏面保護シートは、例えば裏面保護シート6の樹脂シートをドライラミネート加工によって積層し密着させることにより製造することができる。ここで使用されるドライラミネート加工の方法は、従来公知の方法を使用することができる。
以下、実施例及び比較例により本発明を更に具体的に説明するが、本発明は、以下の実施例等に限定されるものではない。
本実施形態に係る太陽電池用の裏面保護シートのシワの発生のしやすさを評価するために、以下に示す方法で接着剤を製造し、該接着剤を用いた裏面保護シートサンプルを作成した。
[主剤]
窒素雰囲気下、攪拌機、窒素導入管を備えたフラスコに、エチレングリコール(32.3質量部)、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール(270.8質量部)、1,6−ヘキサンジオール(122.9質量部)、アジピン酸(228.1質量部)、イソフタル酸(664質量部)を加え、180℃から220℃にて窒素にてバブリングさせ、酸価2mgKOH/gまで反応させ、酢酸エチル(860質量部)を加え、ポリエステルジオールHの50%溶液を得た。得られた樹脂の水酸基価は、32mgKOH/gであり、数平均分子量は約3500であった。
窒素雰囲気下、攪拌機を備えたフラスコに数平均分子量1000の脂肪族ポリカーボネートジオール(旭化成ケミカルズ社製、商品名「デュラノールT5651」以下、「PDC1000」と略す。)を100質量部、上記ポリエステルジオールH(50質量部)、1,6−ヘキサンジオール(2質量部)、イソホロンジイソシアネート(23.8質量部)、酢酸エチル(175.8質量部)を加え、赤外線吸収スペクトルにて、2270cm−1のイソシアネートの吸収が消失するまで加熱還流させ、ポリウレタンジオールの50%溶液を得た。得られた樹脂の水酸基価は、14mgKOH/gであり、数平均分子量は約8000であった。
上記のポリウレタンジオール100質量部と脂肪族ポリカーボネートジオール(B)(PDC1000)の15質量部を混合して主剤を調整した。
[硬化剤]
ヘキサメチレンジイソシアネート(HDIアダクト:2官能)とイソシアヌレート変性のイソホロンジイソシアネート(ヌレート変性IPDI)の混合物を使用した。上記アダクト変性HDI及びヌレート変性IPDIの混合比(HDIアダクト)/(ヌレート変性IPDI)を6:4(質量比)とした。
[接着剤]
上記で製造した主剤と硬化剤を使用し、接着剤を製造した。また、主剤と硬化剤の配合は、主剤、硬化剤を溶剤に溶解させて、それぞれ50質量%(酢酸エチル溶液)とし行った。主剤と硬化剤は質量比18:3.7で調製した。
(サンプルの作成)
第一樹脂シート層を構成する樹脂フィルムとしてポリエチレンテレフタレートフィルム(三菱樹脂社製P100)、金属箔層を構成する金属箔としてアルミ箔「ニッパク#」(日本製箔株式会社製)、第二樹脂シート層を構成する樹脂フィルムとしてポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ社製T60)を用いた。第一接着剤層及び第二接着剤層を形成する接着剤としては、上記接着剤を用いて、それぞれ、塗布量5g/m(乾燥状態)でコーティングして接着剤層を形成し、上記各フィルム部材を従来公知のドライラミネート法により第一樹脂シート層/第一接着剤層/金属箔層/第二接着剤層/第二樹脂シート層となるように積層した。そして、表1に示した開口部を設け、実施例及び比較例の裏面保護シートのサンプルを得た。
((シワ発生試験))
実施例1、2及び比較例の裏面保護シートのサンプルを用いて疑似モジュールを作成した。疑似モジュールは、透明前面基板としてガラスを、封止材層としてエチレン−酢酸ビニルアルコール共重合体樹脂(EVA)450μmを、裏面保護シートとして実施例1、2及び比較例に係るサンプルを、透明前面基板/前面封止材層/背面封止材層/裏面保護シートの順番で積層させ、真空ラミネートにより作成し、目視にてシワ発生の有無を確認した。(真空ラミネート条件:温度150℃、真空時間5分間、プレス時間9分間)結果については、「シワ」として、下記表1に示す。
[評価基準]
◎:シワが発生しなかった
×:シワが発生した
Figure 2016189417
表1より、開口部の内角が全て120°である六角形形状の実施例1や楕円形状の開口部2は、内角を全て90°とした長方形形状の開口部の比較例1に比べ、シワの発生が抑制されている。そのため、直角又は鋭角の内角を有しない形状の開口部を備えた裏面保護シートは、直角の角度を有する長方形形状の開口部を備えた裏面保護シートに比べシワの発生を抑制することのできる優れた裏面保護シートであることが分かる。
1 太陽電池モジュール
2 透明前面基板
3 前面封止材層
4 太陽電池素子
5 背面封止材層
6 裏面保護シート
7 太陽光
8 配線
61 開口部
62 シワ
63 頂点
64 内角
65 辺
a 縦方向の応力
b 横方向の応力

Claims (5)

  1. 太陽電池モジュール用の裏面保護シートであって、
    前記裏面保護シートには開口部が備えられており、
    前記開口部の形状が、直角又は鋭角の内角を有しない形状であることを特徴とする裏面保護シート。
  2. 前記開口部の形状が鈍角の内角のみからなる多角形状である請求項1に記載の裏面保護シート。
  3. 前記開口部の形状が、110°以下の内角を有しない形状であることを特徴とする請求項1又は2に記載の裏面保護シート。
  4. 前記裏面保護シートが、第一樹脂シート層と第二樹脂シート層の間に配置される金属箔層が接着剤層を介して積層されている構成を含む請求項1から3のいずれかに記載の裏面保護シート。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の裏面保護シートが積層された太陽電池モジュールであって、
    前記開口部が、配線取り出し口である太陽電池モジュール。
JP2015069346A 2015-03-30 2015-03-30 太陽電池用モジュール用の裏面保護シート Pending JP2016189417A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015069346A JP2016189417A (ja) 2015-03-30 2015-03-30 太陽電池用モジュール用の裏面保護シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015069346A JP2016189417A (ja) 2015-03-30 2015-03-30 太陽電池用モジュール用の裏面保護シート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016189417A true JP2016189417A (ja) 2016-11-04

Family

ID=57239929

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015069346A Pending JP2016189417A (ja) 2015-03-30 2015-03-30 太陽電池用モジュール用の裏面保護シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016189417A (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009200145A (ja) * 2008-02-20 2009-09-03 Toppan Printing Co Ltd 太陽電池バックシート及び太陽電池モジュール
JP2010283231A (ja) * 2009-06-05 2010-12-16 Sharp Corp 太陽電池モジュール及びその製造方法
US20120048347A1 (en) * 2010-08-30 2012-03-01 Du Pont Apollo Limited Photovoltaic panel
WO2012043702A1 (ja) * 2010-09-30 2012-04-05 シャープ株式会社 太陽電池モジュール
JP2012243996A (ja) * 2011-05-20 2012-12-10 Kaneka Corp 薄膜シリコン系太陽電池モジュール
JP2014116537A (ja) * 2012-12-12 2014-06-26 Sharp Corp 太陽電池モジュール、及び太陽電池モジュールの製造方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009200145A (ja) * 2008-02-20 2009-09-03 Toppan Printing Co Ltd 太陽電池バックシート及び太陽電池モジュール
JP2010283231A (ja) * 2009-06-05 2010-12-16 Sharp Corp 太陽電池モジュール及びその製造方法
US20120048347A1 (en) * 2010-08-30 2012-03-01 Du Pont Apollo Limited Photovoltaic panel
WO2012043702A1 (ja) * 2010-09-30 2012-04-05 シャープ株式会社 太陽電池モジュール
JP2012243996A (ja) * 2011-05-20 2012-12-10 Kaneka Corp 薄膜シリコン系太陽電池モジュール
JP2014116537A (ja) * 2012-12-12 2014-06-26 Sharp Corp 太陽電池モジュール、及び太陽電池モジュールの製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5237569B2 (ja) 太陽電池用裏面保護シートとそれを備えた太陽電池モジュール
JP4639822B2 (ja) 太陽電池用裏面保護シート
US20080264484A1 (en) Backing sheet for photovoltaic modules and method for repairing same
JP3193193U (ja) フレキシブル太陽電池パネル
JP2010232588A (ja) 太陽電池モジュール用裏面保護シートおよびそれを用いてなる太陽電池モジュール
US9685572B2 (en) Protective sheet for rear surface of solar cell
JP6035818B2 (ja) 太陽電池モジュール用裏面保護シート及び太陽電池モジュール
CN103072349A (zh) 一种太阳能电池背板复合膜
KR20100111975A (ko) 태양전지 백시트 및 이의 제조방법
JP2011073311A (ja) 太陽電池モジュール用裏面保護シート、及び太陽電池モジュール
JP2011176193A (ja) 太陽電池モジュール用裏面保護シート及び太陽電池モジュール
JP2008270647A (ja) 太陽電池用裏面保護シート
JP2024050833A (ja) 太陽電池モジュール用の透明保護シート
JP2013199066A (ja) ガスバリアフィルムとこれを用いた太陽電池モジュール用裏面保護シートおよび太陽電池用前面保護シート
JP2008053470A (ja) 太陽電池モジュール用裏面保護シートとそれを備えた太陽電池モジュール
JP2010283316A (ja) 太陽電池用保護シート及びそれを用いた太陽電池モジュール
JP2016189417A (ja) 太陽電池用モジュール用の裏面保護シート
WO2016104413A1 (ja) 太陽電池モジュール用の集電シート
JP2016189416A (ja) 太陽電池用モジュール用の裏面保護シート
JP2009043967A (ja) 太陽電池用裏面保護シート及びこれを用いた太陽電池モジュール
JP2009170771A (ja) 太陽電池バックシート及び太陽電池モジュール
JP2007266382A (ja) 太陽電池モジュール用のバックシート及び該バックシートを用いた太陽電池モジュール。
JP5263600B2 (ja) 太陽電池保護シート
JP6609968B2 (ja) 太陽電池用モジュール用の裏面保護シート
JP6378945B2 (ja) 太陽電池用封止テープ及び太陽電池モジュール

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20160928

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181204

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190604