JP2016188546A - 旋回作業機 - Google Patents

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Abstract

【課題】油圧ホースの配策を容易に且つ短時間で行うことが可能な旋回作業機を提供すること。【解決手段】機体と、機体に上下揺動可能に枢支された第1ブームと、第1ブームに機体幅方向に揺動可能に枢支された第2ブームと、第2ブームに機体幅方向に揺動可能に枢支された第3ブームと、第2ブームに沿って第1ブーム側から第3ブーム側に向けて延びる油圧ホースとを備えている。第2ブームは、対向して配置された一対の側板と、一対の側板のうち一方の側板に沿って油圧ホースを保持する複数のホースガイドとを有している。ホースガイドは、油圧ホースを保持する保持部を有し、前後に並ぶホースガイドの保持部の上下位置は、互いに異なっている。【選択図】図5

Description

本発明は、バックホー等の旋回作業機に関する。
従来、旋回作業機として特許文献1の開示技術が知られている。
特許文献1の開示技術では、機体に枢支された第1ブームと、この第1ブームに機体幅方向に揺動可能に枢支された第2ブームと、この第2ブームに機体幅方向に揺動可能に枢支された第3ブームとを有する旋回作業機において、第2ブームの一方の側板(右側板)に、油圧ホースを配策するためのガイド部材と、このガイド部材により配策された油圧ホースを収容する空間を形成するホースカバーとを設けている。
特開2010−180611号公報
特許文献1の開示技術のように、第2ブームの一方の側板(右側板)に沿わせて油圧ホースを配策する場合、第3ブームをガイド部材が設けられた側と反対側(左側)にオフセットした場合には油圧ホースが引っ張られるため、予め油圧ホースを弛ませて配策する必要がある。しかし、弛ませる程度が大きすぎると、第3ブームをガイド部材が設けられた側(右側)にオフセットした場合に、油圧ホースが過度に弛んでホースカバーからはみ出す虞がある。そのため、油圧ホースを配策する際に過不足なく適度に弛ませる調整作業が必要となり、配策に時間がかかるという問題があった。
本発明は、このような問題点を解決すべくなされたものであって、油圧ホースの配策を容易に且つ短時間で行うことが可能な旋回作業機を提供するものである。
本発明は、上記課題を解決するために以下の技術的手段を講じたことを特徴とする。
請求項1に係る発明は、機体と、前記機体に上下揺動可能に枢支された第1ブームと、前記第1ブームに機体幅方向に揺動可能に枢支された第2ブームと、前記第2ブームに機体幅方向に揺動可能に枢支された第3ブームと、前記第2ブームに沿って前記第1ブーム側から前記第3ブーム側に向けて延びる油圧ホースと、を備え、前記第2ブームは、対向して配置された一対の側板と、該一対の側板のうち一方の側板に沿って前記油圧ホースを保持する複数のホースガイドと、を有し、前記ホースガイドは、前記油圧ホースを保持する保持部を有し、前後に並ぶホースガイドの保持部の上下位置は、互いに異なっている旋回作業機である。
請求項2に係る発明は、前記第2ブームに設けられた前記複数のホースガイドの保持部が千鳥状に配置されている。
請求項3に係る発明は、前記ホースガイドは、一方の側板から機体幅方向に延設される横棒部と、前記横棒部の延設端から上方に延びる縦棒部と、を有し、前記保持部は、前記横棒部と前記縦棒部とで構成されている。
請求項4に係る発明は、前記第2ブームは、前記一対の側板により接続された上板と下板とを有し、前記縦棒部が、前記下板の一側縁に溶接されている。
請求項5に係る発明は、前記一方の側板の上部から外方に突出する上ボス部と、前記一方の側板の下部から外方に突出する下ボス部と、前記ホースガイドの外方に配置され且つ前記上ボス部及び下ボス部に取り付けられるホースカバーと、を備え、前記上ボス部と下ボス部との間に前記油圧ホースを通過させる通過部が形成されている。
本発明に係る旋回作業機は、機体と、機体に上下揺動可能に枢支された第1ブームと、第1ブームに機体幅方向に揺動可能に枢支された第2ブームと、第2ブームに機体幅方向に揺動可能に枢支された第3ブームと、第2ブームに沿って第1ブーム側から第3ブーム
側に向けて延びる油圧ホースとを備え、第2ブームは、対向して配置された一対の側板と、該一対の側板のうち一方の側板に沿って前記油圧ホースを保持する複数のホースガイドとを有し、ホースガイドは油圧ホースを保持する保持部を有し、一方の側板の前後に並ぶホースガイドの保持部の上下位置は互いに異なっている。そのため、油圧ホースを複数のホースガイドの保持部に保持させることにより、油圧ホースが第2ブームに沿って自然に過不足なく弛んで配策されるようになり、油圧ホースの配策を容易に且つ短時間で行うことが可能となる。
第1ブーム、第2ブーム及び第3ブームを示す右後方斜視図である。 図1の要部拡大図である。 図2のX−X断面図である。 図3のY−Y断面図である。 図2においてホースカバーを取り外した図である。 ホースガイドの配置を示す図である。 旋回作業機の左側面図である。 旋回作業機の正面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図7及び図8は本発明に係る旋回作業機1の全体構成を示す概略図であり、超小旋回型のバックホーが例示されている。
旋回作業機1は、機体2とキャビン3と走行装置4と作業装置5とを備えている。
以下、キャビン3の運転席7に着座した運転者の前側(図7の左側)を前方、運転者の後側(図7の右側)を後方、運転者の左側(図7の手前側)を左方、運転者の右側(図7の奥側)を右方として説明する。また、前後の方向K1(図7参照)に直交する方向である水平方向K2(図8参照)を機体幅方向として説明する。
機体2は、走行装置4のフレーム上に支持された旋回台6を有している。旋回台6は、ベアリングを介して上下方向の旋回軸心回りに左右に旋回自在に支持されている。旋回台6の右前部には作業装置5が装着されている。
キャビン3は、機体2上の旋回台6の左前部に搭載されている。キャビン3の内部には運転席7が設けられている。
走行装置4は、クローラ式の走行装置であって、機体2の右側と左側の下方にそれぞれ設けられている。走行装置4の前部にはドーザ29が設けられている。
作業装置5は、第1ブーム8と、第2ブーム9と、第3ブーム10と、アーム11と、作業具12とを有している。さらに作業装置5は、これらのブーム等の駆動機構(アクチュエータ等)として、ブームシリンダ13と、オフセットシリンダ14と、オフセットリンク15と、アームシリンダ16と、作業具シリンダ17とを有している。
ブームシリンダ13、オフセットシリンダ14、アームシリンダ16及び作業具シリンダ17は、油圧シリンダにより構成されている。
第1ブーム8の基端部は、旋回台6上のキャビン3の右方に枢支されている。第1ブーム8の先端部には、第1縦軸18を介して第2ブーム9の基端部が枢支されている。第2ブーム9の先端部には、第2縦軸19を介して第3ブーム10の基端部が枢支されている。第3ブーム10の先端部には、横軸20を介してアーム11の基端部が枢支されている。アーム11の先端部には作業具が装着されている。本実施形態では、作業具としてバケット12が装着されているが、バケット12に代えて或いは加えて、他の作業具(以下、別作業具という)を装着することができるように構成されている。別作業具としては、油圧ブレーカ、油圧圧砕機、アングルブルーム、アースオーガ、パレットフォーク、スイーパー、モア、スノウブロア等が例示できる。
ブームシリンダ13の基端部は、旋回台6上のキャビン3の右方に枢支されている。ブームシリンダ13の先端部は、第1ブーム8の先端付近に枢支されている。第1ブーム8は、ブームシリンダ13の伸縮により上下に揺動する。
第1ブーム8と第2ブーム9との間には、オフセットシリンダ14が設けられている。第2ブーム9の長手方向中途部の一側面(左側面)には、オフセットシリンダ14の先端部を連結するブラケット部21が突設されている。第1ブーム8の先端部の一側面(左側面)には、オフセットシリンダ14の基端部を連結する支持部22が突設されている。
オフセットシリンダ14は、ピストンロッド14aとシリンダチューブ14bとを有する。ピストンロッド14aの先端部は、第2ブーム9のブラケット部21にピンP2を介して連結されている。シリンダチューブ14bの基端部は、第1ブーム8の支持部22にピンP1を介して連結されている。第2ブーム9は、オフセットシリンダ14の伸縮により、機体2の幅方向に揺動する。
第1ブーム8と第3ブーム10との間には、オフセットリンク15が設けられている。第3ブーム10の一側面(左側面)には、ブラケット部23が突設されている。オフセットリンク15の一端部は、ピンP1を介して支持部22に連結されている。オフセットリンク15の他端部は、ピンP3を介してブラケット部23に連結されている。
オフセットリンク15は、第2ブーム9と略平行に配置されている。オフセットリンク15は、第2ブーム9と共に、第1縦軸18、第2縦軸19、ピンP1及びピンP2を4節とする4節リンク機構を構成している。
オフセットシリンダ14及びオフセットリンク15は、第2ブーム9の一側方(左側方)に配置されている。第3ブーム10は、オフセットシリンダ14の伸縮により、機体2の幅方向に揺動する。
第3ブーム10とアーム11との間には、アームシリンダ16が設けられている。アーム11は、アームシリンダ16の伸縮により、横軸20回りに上下に揺動する。
アーム11とバケット12との間には、バケットシリンダ17が設けられている。バケット12は、バケットシリンダ17の伸縮によりスクイ・ダンプ動作する。
以下、第1ブーム8、第2ブーム9及び第3ブーム10の具体的構成について説明する。
図1,図6等に示すように、第1ブーム8は、一対の側壁8R,8Lと、上壁8U及び下壁8Dとを有し、略四角筒状に形成されている。一対の側壁8R,8Lは、機体幅方向の一方(右方)に配置された右側壁8Rと、機体幅方向の他方(左方)に配置された左側壁8Lを有する。右側壁8Rと左側壁8Lは、側面視への字状に形成され、左右に対向している。上壁8U及び下壁8Dは、上下に対向し、右側壁8Rと左側壁8Lとを接続している。
図2、図7に示すように、第1ブーム8の先端には、第1縦軸18を支持する軸受部24が形成されている。軸受部24の一側面(左側面)には、支持部22が突設されている。
第1ブーム8の上壁8Uの上面には、複数の油送パイプが配置されている。複数の油送パイプは、所定本数の油送パイプである第1パイプ群と、この第1パイプ群とは異なる他の油送パイプである第2パイプ群とを有している。
図1、図2等に示すように、第1パイプ群は、2本の第1油送パイプ30aである。第2パイプ群は、2本の第2油送パイプ30b、2本の第3油送パイプ30c及び2本の第4油送パイプ30dである。第1〜第4油送パイプ30a〜30dは、金属製パイプ等の剛性材により形成されたパイプである。
第1油送パイプ30aは、別作業具を駆動するアクチュエータ(以下、予備アクチュエータという)に供給する作動油を流通させる。第2油送パイプ30bは、バケットシリンダ17に供給する作動油を流通させる。第3油送パイプ30cは、アームシリンダ16に供給する作動油を流通させる。第4油送パイプ30dは、オフセットシリンダ14に供給する作動油を流通させる。
第1〜第4油送パイプ30a〜30dを構成しているそれぞれ2本のパイプは、作動油の送りパイプと戻りパイプである。送りパイプは、機体2に搭載された油圧ポンプ(図示せず)からアクチュエータ(バケットシリンダ17、アームシリンダ16、オフセットシリンダ14、予備アクチュエータ)に作動油を送る。戻りパイプは、当該アクチュエータ
から油圧ポンプに作動油を戻す。
図1及び図2に示すように、第1ブーム8の一方の側壁(右側壁8R)の先端部付近(第2ブーム9の近傍)には、第1油送パイプ30aを固定するための固定部32が設けられている。固定部32は、第1油送パイプ30aが挿通される貫通孔を有する金属製のブラケットである。固定部32は、一方の側壁(右側壁8R)の一側面(右側面)の上部に溶接されている。
図1に示すように、第2油送パイプ30b、第3油送パイプ30c及び第4油送パイプ30dは、第1固定具26により上壁8Uの上面に固定されている。第1油送パイプ30aは、第2固定具27により上壁8Uの上面に固定されている。
第2油送パイプ30b、第3油送パイプ30c及び第4油送パイプ30dは、上壁8Uに沿って第1ブーム8の基端部側から先端部側に向けて延設されている。第2〜第4油送パイプ30b〜30dは、基端部から先端部まで全長にわたって上壁8Uの上面に沿って配置されている。
第1油送パイプ30aは、上壁8Uに沿って第1ブーム8の基端部側から前後の中途部まで延設され、当該中途部で上壁8Uの外方(右方)に向けて屈曲して一方の側壁(右側壁8R)に沿って延設されている。第1油送パイプ30aの延設端である先端部は、一方の側壁(右側壁8R)に設けられた固定部32に固定されている。
第1ブーム8の側壁に沿って油送用のゴムホース(油圧ホース)を配策した場合、ゴムホースがブームを上下動させた際にボンネットと接触して摩耗する。これに対して、本発明では、金属製パイプ等の剛性材からなる油送パイプを使用し、当該パイプを第1ブーム8の上壁8U及び側壁(右側壁8R)に沿って配置して固定しているため、油圧ホースの摩耗を防止できる。
図1に示すように、第1〜第4油送パイプ30a〜30dの基端部は、第1ブーム8の上壁8Uの上面であって、第1ブーム8の中途部に配置されている。第1〜第4油送パイプ30a〜30dの各基端部と、旋回台6上に搭載されたコントロールバルブ(図示せず)とは、ゴムホース等の可撓性ホースからなる油圧ホース42a〜42dにより接続されている。
第1〜第4油送パイプ30a〜30dの各先端部には、油圧ホース42a〜42dとは異なる他の油圧ホースが接続されている。当該他の油圧ホースは、所定本数の油圧ホースである第1ホース群と、この第1ホース群とは異なる他の油圧ホースである第2ホース群とを有している。
図5に示すように、第1ホース群は、2本の第1油圧ホース31aである。第2ホース群は、2本の第2油圧ホース31b、2本の第3油圧ホース31c及び2本の第4油圧ホース31dである。第1〜第4油圧ホース31a〜31dは、ゴムホース等の可撓性ホースからなる。
第1油圧ホース31aの基端部は、第1ブーム8の先端部に対応する一方の側壁(右側壁8R)の先端部において、第1油送パイプ30aの先端部に接続されている。第1油圧ホース31aの先端部は、第3ブーム10の一方の側板(右側板10R)に設けられたブラケット28に接続されている。
第2油圧ホース31bの基端部は、第1ブーム8の先端部に対応する上壁8Uの先端部において、第2油送パイプ30bの先端部に接続されている。第2油圧ホース31bの先端部は、バケットシリンダ17に接続されている。
第3油圧ホース31cの基端部は、第1ブーム8の先端部に対応する上壁8Uの先端部において、第3油送パイプ30cの先端部に接続されている。第3油圧ホース31cの先端部は、アームシリンダ16に接続されている。
第4油圧ホース31dの基端部は、第1ブーム8の先端部に対応する上壁8Uの先端部において、第4油送パイプ30dの先端部に接続されている。第4油圧ホース31dの先端部は、オフセットシリンダ14に接続されている。
さて、図2に示すように、第1ブーム8の先端部は二股形状になっており、当該先端部に設けられた軸受部24が第2ブーム9の基端部を上下から挟むように配置される。上側
の軸受部24と下側の軸受部24の間は、開口部25となっている。
開口部25は、第1ブーム8の先端部の右側壁8R、左側壁8L、上壁8U及び下壁8Dにより形成されている。開口部25は、第2ブーム9の基端部に対向して開口し、且つ第2ブーム9の基端部とシリンダチューブ14bの基端部との間に連通している。開口部25には、第2油圧ホース31b、第3油圧ホース31c及び第4油圧ホース31dが挿通されている。
図2に示すように、第2ブーム9は、前部9aと後部9bと中間部9cとを有する。
中間部9cは、上板9Uと、下板9Dと、一対の側板9R,9Lとを有し、略四角筒状に形成されている。上板9Uと下板9Dとは上下に対向している。一対の側板9R,9Lは、第1ブーム8の一方の側壁(右側壁8R)と同じ側に配置された右側板9Rと、第1ブーム8の他方の側壁(左側壁8R)と同じ側に配置された左側板9Lを有する。右側板9Rと左側板9Lは、左右に対向し、上板9Uと下板9Dを接続している。
前部9aは、中間部9cの先端側に嵌め入れられて固定されている。後部9bは、中間部9cの基部側に嵌め入れられて固定されている。
後部9bには、第1縦軸18が貫通される軸孔が形成されている。後部9bは、第1ブーム8の二股形状の軸受部24間に配置されており、第1縦軸18が後部9b及び軸受部24に貫通されている。前部9aには、第2縦軸19が貫通される軸孔が形成されている。前部9aは、第3ブーム10の基端部の二股状の軸受部41間に配置されており、第2縦軸19が前部9a及び軸受部41に貫通されている。
図3に示すように、中間部9cの一対の側板(右側板9R及び左側板9L)は、上板9U及び下板9Dの両側縁(右側縁及び左側縁)よりも内側に配置されている。
第2ブーム9には、複数のホースガイドが設けられている。ホースガイドは、中間部9cの一対の側板のうち、一方の側板(右側板9R)に沿ってホースを保持する。
ホースガイドは、2種類のホースガイドに区別される。2種類のホースガイドは、上ホースガイド33と下ホースガイド34である。図5等に示すように、上ホースガイド33と下ホースガイド34とは、それぞれ別体の部材として構成されており、異なる位置に配置されている。上ホースガイド33は、後述する信号ホースを保持する。下ホースガイド34は、油圧ホースを保持する。
先ず、下ホースガイド34について、より詳しく説明する。
下ホースガイド34は、第1油圧ホース31a、第2油圧ホース31b及び第3油圧ホース31cを保持する。この下ホースガイド34は、第2ブーム9の前後方向(第1ブーム8側から第3ブーム10側に延びる長手方向)に間隔をあけて複数設けられている。
下ホースガイド34の数は、第2ブーム9の長さに応じて設定することができるが、少なくとも3つ以上であることが好ましい。本実施形態では、3つの下ホースガイド34が設けられている。以下、本実施形態の3つの下ホースガイド34について、第2ブーム9の基端側(第1ブーム8側)にあるものから先端側(第3ブーム10側)にあるものに向けて順に、それぞれ第1下ホースガイド34a、第2下ホースガイド34b、第3下ホースガイド34cということがある。
下ホースガイド34は、油圧ホースを保持する保持部を有している。図6、図3に示すように、この保持部は、横棒部(横棒部34d)と、縦棒部(第1縦棒部34e、第2縦棒部34f)とで構成されている。詳しくは、保持部は、横棒部34dと第2縦棒部34fとで構成される第1保持部と、横棒部34dと第1縦棒部34eと第2縦棒部34fとで構成される第2保持部とを有する。第1保持部は、第2油圧ホース31b及び第3油圧ホース31cを保持する。第2保持部は、第1油圧ホース31aを保持する。各保持部による油圧ホースの具体的な保持方法については後述する。横棒部34d、第1縦棒部34e及び第2縦棒部34fは、金属製の丸棒により一体に形成されている。
横棒部34dは、第2ブーム9の一方の側板(右側板9R)から機体幅方向に延設されており、一端部が当該側板(右側板9R)に当接し、他端部が当該側板(右側板9R)から離れた位置にある。
第1縦棒部34eは、横棒部34dの延設端(他端部)から上方(上板9Uの方)に延
びている。第1縦棒部34eは、第2ブーム9の一方の側板(右側板9R)と平行に配置されている。
第2縦棒部34fは、下板9Dの一側縁(右側縁9DR)から上方に延び、上下中途部において、横棒部34dの中途部(一端部と他端部の略中間部分)と直角に交差している。以下、第2縦棒部34fについて、横棒部34dの中途部より下方部分を下部分34hと称し、上方部分を上部分34gと称する。
下部分34hは、下板9Dの一側縁(右側縁9DR)から第2ブーム9の一方の側板(右側板9R)と平行に上方に延び、さらに上方且つ右方(右側板9Rから離れる方向)に延びて横棒部34dの中途部に繋がっている。
上部分34gは、横棒部34dの中途部から上方(上板9Uの方)に、第1縦棒部34eと平行に延びている。上部分34gの延設端(上端)は、第1縦棒部34eの延設端(上端)よりも上方位置(上板9Uに近い位置)にある。
図3、図4、図6に示すように、下部分34hの下端部の一側面(左側面)は、下板9Dの一側縁(右側縁9DR)に溶接されている。
下ホースガイド34は、この下部分34hの溶接により第2ブーム9に固定されている。一方、横棒部34dの一端部(延設端と反対側の端部)は、第2ブーム9の一方の側板(右側板9R)に当接しているが溶接されていない。
下ホースガイド34を第2ブーム9に固定する方法として、横棒部34dの一端部を第2ブーム9の一方の側板(右側板9R)に溶接する方法も考えられる。しかし、この溶接作業は難しいうえに、歪み応力の発生によるブーム強度の低下が生じる虞がある。これに対し、本発明では、第2縦棒部34fを下板9Dの一側縁(右側縁9DR)に対して溶接する方法を採用しているため、溶接を容易に行うことができるとともに、歪み応力の発生によるブーム強度の低下も生じない。
また、図4に示すように、下板9Dの一側縁(右側縁9DR)には、半円弧状の切り欠き43が形成されている。切り欠き43には、第2縦棒部34f(下部分34h)の一側部(左側部)が嵌め入れられている。第2縦棒部34fの外周面の左側半分は、切り欠き43の内面に当接している。これにより、第2縦棒部34fと下板9Dの一側縁(右側縁9DR)との接触面積が大きくなり、溶接強度が高められている。
さて、図3及び図5に示すように、下ホースガイド34は、油圧ホースを異なる位置で案内する2つの案内部(第1案内部35と第2案内部36)を形成する部材でもある。第1案内部35は、横棒部34d、第2縦棒部34fの上部分34g、第2ブーム9の一方の側板(右側板9R)により囲まれた部分である。第2案内部36は、横棒部34d、第1縦棒部34e及び第2縦棒部34fにより囲まれた部分である。言い換えると、第1案内部35及び第2案内部36は、右方、左方及び下方は囲まれているが、上方は開放されている。尚、図の簡明化のために、後述するホースカバー38は、図3では仮想線(二点鎖線)で示し、図5では省略している。
図3に示すように、第1案内部35には、第2ホース群の第2油圧ホース31b及び第3油圧ホース31cが配置される。詳しくは、第1案内部35において、2本の第2油圧ホース31bが上下(縦方向)に並んで配置され、2本の第3油圧ホース31cが上下に並んで配置される。即ち、第1案内部35は、4本の油圧ホースを1本ずつ上下に並べて案内している。
したがって、第1案内部35に配置された第2油圧ホース31b及び第3油圧ホース31cは、横棒部34d、第2縦棒部34f及び第2ブーム9の一方の側板(右側板9R)により案内される。言い換えると、下ホースガイド34の第1保持部と第2ブーム9の一方の側板(右側板9R)によって第1案内部35が形成され、この第1案内部35により第2油圧ホース31b及び第3油圧ホース31cが案内される。
第2案内部36には、第1ホース群の第1油圧ホース31aが配置される。詳しくは、第2案内部36において、2本の第1油圧ホース31aが上下(縦方向)に並んで配置される。
したがって、第2案内部36に配置された第1油圧ホース31aは、横棒部34d、第
1縦棒部34e及び第2縦棒部34fにより案内される。言い換えると、下ホースガイド34の第2保持部によって第2案内部36が形成され、この第2案内部36により第1油圧ホース31aが案内される。
上述したように、第1〜第3油圧ホース31a〜31cは、第2ブーム9の一方の側板(右側板9R)に設けられた複数の下ホースガイド34の保持部に保持され、第2ブーム9の一方の側板(右側板9R)に沿って配置される。
詳しくは、第1油圧ホース31aは、第1ブーム8の側壁(右側壁8R)の先端側から第2ブーム9の一方の側板(右側板9R)の基端側に向けて延び、さらに、一方の側板(右側板9R)に沿って、当該右側板8Rの先端側に延びる。第2油圧ホース31bと第3油圧ホース31cは、開口部25を通って第2ブーム9の後部9bの一側方(右側方)から延出し、右側板9Rの基端側に延び、さらに、一方の側板(右側板9R)に沿って、当該右側板8Rの先端側に延びる。即ち、第1油圧ホース31a、第2油圧ホース31b及び第3油圧ホース31cは、第2ブーム9の一方の側板(右側板9R)に沿って、基端側(第1ブーム8側)から先端側(第3ブーム10側)に向けて延びる。
さて、右側板9Rに設けられた複数の下ホースガイド34の上下位置に着目すると、第2ブーム9の前後(長手方向)に並ぶ下ホースガイド34の保持部の上下位置は、互いに異なっている。詳しくは、第1下ホースガイド34aの保持部を構成する横棒部34dと、第2下ホースガイド34bの保持部を構成する横棒部34dとの上下位置が異なっている。また、第2下ホースガイド34bの保持部を構成する横棒部34dと、第3下ホースガイド34cの保持部を構成する横棒部34dとの上下位置が異なっている。つまり、右側板9Rに設けられた複数の下ホースガイド34の保持部は、千鳥状に配置されている。
下ホースガイド34の配置について、図6を主に参照してより詳しく説明する。尚、図6では、図の簡明化のために、第1〜第4油圧ホース31a〜31dとホースカバー38(後述する)を省略している。
図6に示すように、第1下ホースガイド34a及び第3下ホースガイド34cの保持部の上下位置は、上板9Uと第1の距離d1離れた第1位置にある。第2下ホースガイド34bの保持部の上下位置は、上板9Uと第2の距離d2離れた第2位置にある。第2の距離d2は、第1の距離d1より大きく設定されている。第1の距離d1と第2の距離d2の差(d2−d1)は、油圧ホースが過不足なく弛むように設定され、一例として20〜30mm程度に設定される。
尚、複数の下ホースガイド34の配置は、図6に示す配置には限定されない。例えば、第1の距離d1を第2の距離d2より大きく設定してもよいし、各下ホースガイドと上板9Uとの距離が全て異なるように配置してもよい。
また、3つ以上の下ホースガイド34が第2ブーム9の前後に並ぶ場合、2つの下ホースガイド34が前後に並ぶ部分が2箇所以上に形成されることとなる。この場合、前後に並ぶ下ホースガイド34の保持部の上下位置は、少なくとも1箇所以上で異なっていればよい。例えば、本実施形態のように、3つの下ホースガイド(第1下ホースガイド34a、第2下ホースガイド34b、第3下ホースガイド34c)が第2ブーム9の前後に並んでいる場合、第1下ホースガイド34aと第2下ホースガイド34bの保持部の上下位置を異ならせて、第2下ホースガイド34bと第3下ホースガイド34cの保持部の上下位置を同じとしてもよい。或いは、第1下ホースガイド34aと第2下ホースガイド34bの保持部の上下位置を同じとして、第2下ホースガイド34bと第3下ホースガイド34cの保持部の上下位置を異ならせてもよい。
複数の下ホースガイド34を上述の如く配置することにより、油圧ホースを複数の下ホースガイド34の保持部に保持して側板(右側板9R)に沿わせて配置すると、油圧ホースが自然に過不足なく弛むことになる。
そのため、油圧ホースを適度に弛ませるための調整作業に要する時間を削減することができ、油圧ホースの配策を容易に且つ短時間で行うことが可能となる。
第1油圧ホース31a、第2油圧ホース31d及び第3油圧ホース31cは、ゴム製ホースの外周面に補強材(金属線)が巻かれた構造を有していることから、高い剛性を有し
ている。そのため、これらの油圧ホースは、第2ブーム9の長手方向に沿って並んでいる下ホースガイド34の間では殆ど弛まず、複数の下ホースガイド34の配置に略沿った形状で配策されることとなる。つまり、油圧ホースの形状(弛み具合)が、複数の下ホースガイド34の配置に概ね依存することとなるため、下ホースガイド34を上述の配置とすることで、油圧ホースが自然に過不足なく弛むようになる。
また、第1案内部35及び第2案内部36は上方が開放されているため、油圧ホースを上方から当該案内部に入れて保持部に保持させることができる。そのため、四方を囲まれた案内部を形成するホースガイドを使用して、当該案内部に油圧ホースを挿通する場合(例えば、上記特許文献1参照)に比べて、油圧ホースの配策を容易に且つ短時間で行うことが可能となる。
また、第1油圧ホース31aは、別作業具を駆動する予備アクチュエータに接続されるものであり、別作業具として油圧ブレーカ等の使用時に激しい振動を生じる作業具を装着した場合には脈動する。そのため、第1油圧ホース31aを他の油圧ホースと接触させて配策すると、第1油圧ホース31aが脈動して他の油圧ホースと擦れる虞がある。本発明では、第2油圧ホース31b及び第3油圧ホース31cを第1案内部35に配置し、第1油圧ホース31aを第2案内部36に配置することにより、第1油圧ホース31aが脈動しても第2油圧ホース31b及び第3油圧ホース31cと擦れることがない。これにより、第1油圧ホース31aの脈動に起因する第2油圧ホース31b及び第3油圧ホース31cの摩耗が防がれ、当該ホースの寿命を延ばすことが可能となる。
また、第1油圧ホース31aは、後付けが可能な予備アクチュエータ用の作動油を送給するためのものであるため、後付けされる場合がある。このような場合でも、第1油圧ホース31aは、第2油圧ホース31b及び第3油圧ホース31cが配置される案内部(第1案内部35)の外側(右側板9Rと反対側)にある別の案内部(第2案内部36)に配置されるため、後付け作業が容易である。すなわち、第2油圧ホース31b及び第3油圧ホース31cの配策を変更することなく、第1油圧ホース31aを後付けで配策することができる。
また、第1油圧ホース31aは第1ブーム8に沿う部分には配策されておらず、第1ブーム8に沿う部分では剛性材からなる第1油送パイプ30aが配策されている。そのため、第1油圧ホース31aが脈動しても、第1ブーム8に沿う部分にて第1油圧ホース31aが他の油圧ホースと擦れることがなく、第1油圧ホース31aの脈動に起因して他のホースが摩耗することがない。
図5に示すように、上ホースガイド33は、信号ホース37を保持する。信号ホース37は、アーム11の先端に装着されるアームクレーン用の信号線を内蔵したホースである。信号ホース37は、上ホースガイド33に保持されることにより、第2ブーム9の一方の側板(右側板9R)に沿って配置される。
尚、図5では信号ホース37を1本のみ示しているが、信号ホース37は2本以上であってもよい。上ホースガイド33は、本実施形態では2つ設けているが3つ以上設けてもよい。上ホースガイド33は、略J字状に湾曲した部材であって、上端部が上板9Uの一側縁(右側縁)に溶接されている。上ホースガイド33の下部の湾曲部分は、信号ホース37を保持する保持部を形成している。図5に示すように、信号ホース37は複数の上ホースガイド33の保持部にわたって掛け渡される。
複数の上ホースガイド33は、本実施形態では、保持部の上下位置が等しくなるように配置されている。即ち、図6に示すように、複数の上ホースガイド33は、信号ホース37を保持する保持部と上板9Uとの距離d4が全て等しくなるように配置されている。但し、複数の上ホースガイド33の配置は、図6に示す配置には限定されない。
図6に示すように、上ホースガイド33と下ホースガイド34は、第2ブーム9の前後(長手方向)に交互に配置することが好ましい。上ホースガイド33と下ホースガイド34を交互に配置することにより、下ホースガイド34の案内部(第1案内部35及び第2案内部36)の直上には上ホースガイド33が位置しない。上述したように、油圧ホースを下ホースガイド34に保持させる際には、油圧ホースを上方から案内部に入れる。その
ため、下ホースガイド34の案内部の直上に上ホースガイド33が位置しないことで、油圧ホースを下ホースガイド34に保持させて配策する際に、上ホースガイド33が妨げとならない。
図2及び図5に示すように、第2ブーム9の一方の側板(右側板9R)には、ホースカバー38と、該ホースカバー38を取り付けるためのボス39が設けられている。
ボス39は、第2ブーム9の一方の側板(右側板9R)の外方に突設されており、当該側板(右側板9R)とホースカバー38の側板部38S(後述する)との間に配置されている。ホースカバー38は、ボス39に対してネジ40により固定されている。ホースカバー38の具体的構成については後述する。
図5に示すように、ボス39は、上ボス部39aと下ボス部39bとを有する。上ボス部39aは、第2ブーム9の一方の側板(右側板9R)の上部に配置されている。下ボス部39bは、第2ブーム9の一方の側板(右側板9R)の下部に配置されている。つまり、上ボス部39aと下ボス部39bとは、第2ブーム9の上下方向(上板9Uと下板9Dとを繋ぐ方向)に間隔をあけて配置されている。
上ボス部39aと下ボス部39bは、第2ブーム9の前後(長手方向)の一端側(基端側)と他端側(先端側)にそれぞれ設けられている。つまり、上ボス部39aと下ボス部39bとからなるボスの対が、第2ブーム9の前後に間隔をあけて配置されている。
上ボス部39aと下ボス部39bとの間には、第1〜第3油圧ホース31a〜31cを通過させる通過部44が形成されている。図5に示すように、下ホースガイド34は、第1〜第3油圧ホース31a〜31cを通過部44に案内している。
この下ホースガイド34による油圧ホースの案内は、下ホースガイド34とボス39(上ボス部39a及び下ボス部39b)との位置関係を適当に設定することにより実現されている。具体的には、上ボス部39aの上下位置が、下ホースガイド34の保持部の上下位置よりも上方にあり、且つ、下ボス部39bの上下位置が下ホースガイド34の保持部の上下位置よりも下方にある。これにより、第1〜第3油圧ホース31a〜31cを下ホースガイド34の保持部に保持させて配策すると、当該油圧ホース31a〜31cは上ボス部39aと下ボス部39bの間の通過部44を通過するように案内される。
ボス39は、第1〜第3油圧ホース31a〜31cが下ホースガイド34から離脱することを防止する抜け止め機能を有している。第1案内部35及び第2案内部36は上方が開放されているため、第1案内部35及び第2案内部36に配置された第1〜第3油圧ホース31a〜31cは上方に動くことができる。そのため、第2ブーム9の左右へのオフセット動作に伴って、これら油圧ホース31a〜31cが上方に動いて第1案内部35及び第2案内部36から離脱する虞がある。しかし、本発明では、上ボス部39aにより油圧ホース31a〜31cの上方への移動が阻止されるため、当該離脱を防止することができる。つまり、ホースカバー38を取り付けるためのボス39は、油圧ホースの抜け止めの機能を併せ持っている。
ホースカバー38は、金属製の平板を折り曲げて形成されており、側板部38Sと上板部38Uと下板部38Dとを有している。側板部38S、上板部38U及び下板部38Dは、前記一方の側板(右側板9R)との間に、油圧ホースが挿通される空間を形成する。
側板部38Sは、第2ブーム9の一方の側板(右側板9R)と平行に且つ当該側板との間に間隔をあけて配置されている。側板部38Sは、第2ブーム9の一方の側板(右側板9R)と略同じ形状及び大きさの長方形状に形成されている。
上板部38Uは、側板部38Sの上縁から第2ブーム9の上板9Uの一側縁(右側縁)に向けて延びており、延設端は当該一側縁(右側縁)に当接している。上板部38Uの下方近傍には、上ボス部39aが配置されている。
下板部38Dは、側板部38Sの下縁から第2ブーム9の下板9Dの一側縁(右側縁)に向けて延びており、延設端は当該一側縁(右側縁)に当接している。下板部38Dの上方近傍には、下ボス部39bが配置されている。
第2ブーム9の一方の側板(右側板9R)とホースカバー38の側板部38Sとの間には、上ホースガイド33及び下ホースガイド34が配置されている。これにより、信号ホ
ース37及び第1〜第3油圧ホース31a〜31cは、第2ブーム9の一方の側板(右側板9R)と、ホースカバー38の上板部38U、側板部38S、下板部38Dとにより囲まれる空間に配置される。そのため、各ホース37,31a〜31cの動きは、当該空間内でのみ許容され、前記一方の側板(右側板9R)から離れて大きく膨らむことが防止できる。また、外方から第2ブーム9の一側部(右側部)に衝撃が加わった場合には、衝撃をホースカバー38で受けることが可能であるため、各ホースに衝撃が直接伝わることを防止できる。また、各ホースがホースカバー38の内側に配置されるため、ホースカバー38の側板部38Sの外面側にはホースが露出しない。そのため、ホースカバー38の側板部38Sの外面に、型式や社名等を表示した銘板を貼り付けることができる。
第3ブーム10は、一方の側板(右側板10R)にブラケット28を有している。当該一方の側板(右側板10R)は、第1ブーム8の一方の側壁(右側壁8R)及び第2ブーム9の一方の側板(右側板9R)と同じ側に配置された側板である。
図2に示すように、ブラケット28は、固定板28aとホース継手28bを有している。固定板28aは、第3ブーム10の一方の側板(右側板10R)に固定されている。ホース継手28bは、固定板28aに取り付けられている。ホース継手28bの一端側(第2ブーム9側)には、第1油圧ホース31aの延設端(他端部)が接続されている。ホース継手28bの他端側(アーム11側)は、所謂サービスポートを形成しており、前記予備アクチュエータに作動油を送給する第5油圧ホース31eを接続することができる。
以上、本発明について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 旋回作業機
6 旋回台
8 第1ブーム
9 第2ブーム
9R 右側板
9L 左側板
10 第3ブーム
31a 第1油圧ホース
31b 第2油圧ホース
31c 第3油圧ホース
31d 第4油圧ホース
34 下ホースガイド(ホースガイド)
34d 横棒部
34e 第1縦棒部
34f 第2縦棒部
38 ホースカバー
39 ボス
39a 上ボス部
39b 下ボス部
44 通過部

Claims (5)

  1. 機体と、
    前記機体に上下揺動可能に枢支された第1ブームと、
    前記第1ブームに機体幅方向に揺動可能に枢支された第2ブームと、
    前記第2ブームに機体幅方向に揺動可能に枢支された第3ブームと、
    前記第2ブームに沿って前記第1ブーム側から前記第3ブーム側に向けて延びる油圧ホースと、を備え、
    前記第2ブームは、対向して配置された一対の側板と、該一対の側板のうち一方の側板に沿って前記油圧ホースを保持する複数のホースガイドと、を有し、
    前記ホースガイドは、前記油圧ホースを保持する保持部を有し、
    前後に並ぶホースガイドの保持部の上下位置は、互いに異なっている旋回作業機。
  2. 前記第2ブームに設けられた前記複数のホースガイドの保持部は、千鳥状に配置されている請求項1に記載の旋回作業機。
  3. 前記ホースガイドは、
    前記一方の側板から機体幅方向に延設される横棒部と、
    前記横棒部の延設端から上方に延びる縦棒部と、を有し、
    前記保持部は、前記横棒部と前記縦棒部とで構成されている請求項1又は2に記載の旋回作業機。
  4. 前記第2ブームは、前記一対の側板により接続された上板と下板とを有し、
    前記縦棒部が、前記下板の一側縁に溶接されている請求項3に記載の旋回作業機。
  5. 前記一方の側板の上部から外方に突出する上ボス部と、
    前記一方の側板の下部から外方に突出する下ボス部と、
    前記ホースガイドの外方に配置され且つ前記上ボス部及び下ボス部に取り付けられるホースカバーと、を備え、
    前記上ボス部と下ボス部との間に前記油圧ホースを通過させる通過部が形成されている請求項1〜4いずれかに記載の旋回作業機。
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