JP2016187999A - フロントフォーク - Google Patents

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Abstract

【課題】圧縮量の大きい場合でも、走行時の衝撃を吸収するフロントフォークを提供する。
【解決手段】車体側チューブ11と、車軸側チューブ12と、上端部が前記車体側チューブ11の上端部側に取り付けられ、下端部が開口するガイドシリンダ21と、下端部が前記車軸側チューブ12の下端部側に取り付けられ、上端部が開口するガイドロッド22と、前記ガイドシリンダ21の開口部に設けられ、前記ガイドロッド22を摺動自在に支持するロッドガイド22と、前記ガイドロッド22の開口部に設けられ、前記ガイドシリンダ21に摺動自在に挿入される第1のピストン41と、上端部が前記ガイドシリンダ21内の上端部側に取り付けられるガイドパイプ39と、前記ガイドパイプ39に設けられ、前記ガイドシリンダ21内の空間を第1の室50Aと第2の室50Bとに区画し、前記ガイドシリンダ21内に摺動自在に挿入される第2のピストン23とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明の実施の形態は、フロントフォークに関する。
自動二輪車には、車両本体の前部に連結しているフロントフォークに、前輪が取り付けられ、車両本体の後部に連結しているリヤサスペンションに、後輪が取り付けられている。自動二輪車が走行すると、地面と接地している前輪及び後輪の上下動に起因する衝撃がフロントフォーク及びリヤサスペンションを介して車体本体に伝達される。自動二輪車の走行時における乗り心地を改善するためには、地面から車両本体に伝達される衝撃を減少させることが求められている。
従来のフロントフォークのスプリング脚には、金属ばねからなる懸架ばねを内蔵せず、空気ばねからなる懸架ばねを内蔵したものがある。このスプリング脚は、車体側チューブと車軸側チューブとを互いに挿入し、車軸側チューブの中央に設けたガイドロッドのガイド部材を車体側チューブに挿入している。そして、車体側チューブは、ガイドロッドのガイド部材により形成される正の空気ばね室を有する。また、車体側チューブは、車体側チューブに設けられてガイドロッドを挿入かつ支持するロッドガイドと、車体側チューブに挿入されたガイドロッドのガイド部材との間に形成される負の空気ばね室(以下、「リバウンド空気ばね室」ともいう)を有する。
そして、このスプリング脚は、圧側行程で圧縮される正の空気ばね室で生ずる正のばね力により、車体側チューブと車軸側チューブとを伸長させる方向に付勢する。また、スプリング脚は、伸側行程で圧縮される負の空気ばね室で生ずる負のばね力(リバウンド反力)により、車体側チューブと車軸側チューブとを収縮させる方向に付勢する。
特表2001−501155号公報
従来の空気ばねからなる懸架ばねを内蔵したフロントフォークを構成するスプリング脚の圧側行程では、スプリング脚の圧縮量が増加するにつれて、スプリング脚の圧縮率は非常に小さくなる傾向がある。すなわち、圧縮量の大きい状態のスプリング脚においては、スプリング脚に付与される荷重が増加しても、スプリング脚はそれ以上圧縮されにくい。圧縮量の大きい圧側行程後期のスプリング脚の圧縮率は、圧側行程初期〜中期のスプリング脚の圧縮率に比べて小さい。そのため、スプリング脚の圧縮量が大きくなると、フロントフォークは自動二輪車の走行時に伝達される衝撃を吸収することが困難となり、自動二輪車の走行時の操縦安定化は困難となることがある。
本発明は、圧縮量の大きい場合であっても、自動二輪車の走行時に伝達される衝撃を吸収でき、自動二輪車の走行時の姿勢保持力を向上し、自動二輪車の走行時における乗り心地を改善することができるフロントフォークを提供することを目的とする。
実施形態のフロントフォークは、一対の第1脚と第2脚とを備えるフロントフォークであって、前記第1脚及び前記第2脚の少なくとも一方が、車体側に設けられ、上端側が閉鎖し、下端側が開口する車体側チューブと、車軸側に設けられ、上端側が開口し、下端側が閉鎖し、前記車体側チューブに接続し、前記車体側チューブに対して前記車体側チューブの軸方向に沿って相対的に移動する車軸側チューブと、前記軸方向に沿って延設され、上端部が前記車体側チューブの上端部側に取り付けられて閉鎖し、下端部が開口するガイドシリンダと、前記軸方向に沿って延設され、下端部が前記車軸側チューブの下端部側に取り付けられ、上端部が開口し、前記ガイドシリンダに対して前記軸方向に沿って相対的に移動する筒状のガイドロッドとを備える。さらに、フロントフォークの前記第1脚及び前記第2脚の少なくとも一方は、前記ガイドシリンダの開口部に設けられ、前記ガイドロッドを摺動自在に支持するロッドガイドと、前記ガイドロッドの開口部に開口を維持しつつ設けられ、前記ガイドシリンダ内に摺動自在に挿入される第1のピストンと、前記ガイドシリンダ内で前記軸方向に沿って延設され、上端部が前記ガイドシリンダの上端部側に取り付けられるガイドパイプと、前記ガイドパイプに設けられ、前記第1のピストンよりも上方の前記ガイドシリンダ内の空間を第1の室と前記第1の室の下方に配置される第2の室とに区画し、前記ガイドシリンダ内に摺動自在に挿入される第2のピストンとを備える。
実施の形態の第1のフロントフォークを備えた自動二輪車の概略構成を模式的に示す側面図である。 実施の形態の第1のフロントフォークの概略構成を模式的に示す縦断面図である。 実施の形態の第1のフロントフォークの上端部の概略構成を拡大して模式的に示す縦断面図である。 実施の形態の第1のフロントフォークの概略構成を模式的に示す上面図である。
以下に本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、実施の形態の第1のフロントフォーク10を備えた自動二輪車2の概略構成を模式的に示す側面図である。自動二輪車2は、車両本体の一部を構成する車体フレーム3と、車体フレーム3の前端部に取り付けられたヘッドパイプ4と、ヘッドパイプ4に設けられたフロントフォーク1と、フロントフォーク1の下端部に車軸5を介して取り付けられた前輪6Aとを有している。フロントフォーク1は、第1脚としての第1のフロントフォーク10及び第2脚としての不図示の第2のフロントフォークを有している。図1では、進行方向に向かって前輪6Aの右側に配置されている第1のフロントフォーク10のみを示し、進行方向に向かって前輪6Aの左側に配置されている第2のフロントフォークを示していない。なお、ここでは、進行方向に向かって右側に第1のフロントフォーク10を備えた一例を示したが、進行方向に向かって左側に第1のフロントフォーク10を備えてもよい。
また、自動二輪車2は、フロントフォーク1の上部に取り付けられたハンドル7と、車体フレーム3の下部にスイング自在に取り付けられたスイングアーム8と、スイングアーム8の後端部に取り付けられた後輪6Bと、スイングアーム8と車体フレーム3との間に取り付けられたリヤサスペンション9とを有している。リヤサスペンション9は、第1のリヤサスペンション9A及び不図示の第2のリヤサスペンションを有している。図1では、進行方向に向かって後輪6Bの右側に配置されている第1のリヤサスペンション9Aのみを示し、進行方向に向かって後輪6Bの左側に配置されている第2のリヤサスペンションを示していない。なお、ここでは、進行方向に向かって右側に第1のリヤサスペンション9Aを備えた一例を示したが、進行方向に向かって左側に第1のリヤサスペンション9Aを備えてもよい。
ヘッドパイプ4の内部には、ハンドル7及びフロントフォーク1と一体として設けられる不図示のハンドル回転軸が挿入され、ヘッドパイプ4は、このハンドル回転軸を回転可能に支持する。前輪6Aは、車体フレーム3の進行方向に向かって前側に配置された車輪である。ハンドル7は、車体フレーム3の進行方向に向かって前側に配置され、自動二輪車2の操舵のために運転者が握る部材である。フロントフォーク1は、地面の凹凸等により走行時に前輪6Aの受ける衝撃を車体フレーム3へ伝達することを抑制する緩衝装置である。
スイングアーム8は、進行方向に向かって前側の端部が車体フレーム3に回転可能に支持され、進行方向に向かって後側の端部が後輪6Bを支持する部材である。スイングアーム8は、後輪6Bの動きに追従するように進行方向に向かって前側の端部を中心に回転する。後輪6Bは、車体フレーム3の進行方向に向かって後側に配置された車輪である。リヤサスペンション9は、地面の凹凸等により走行時に後輪6Bの受ける衝撃を車体フレーム3へ伝達することを抑制する緩衝装置である。
次に、第1のフロントフォーク10の構成について説明する。図2は、実施の形態の第1のフロントフォーク10の概略構成を模式的に示す縦断面図である。図3は、実施の形態の第1のフロントフォークの上端部の概略構成を拡大して模式的に示す縦断面図である。図4は、実施の形態の第1のフロントフォーク10の概略構成を模式的に示す上面図である。第1のフロントフォーク10は、ダンパなどの減衰機構を内蔵しない、いわゆるスプリング脚である。第1のフロントフォーク10は、金属ばねからなる懸架ばねを内蔵せず、空気ばねからなる懸架ばね40を内蔵する。また、第2のフロントフォークは、ダンパなどの減衰機構を内蔵する、いわゆるダンパ脚である。ただし、第2のフロントフォークは、第1のフロントフォーク10と同様の構成を有してもよい。
第1のフロントフォーク10は、同軸的に配置された車体側チューブ11及び車軸側チューブ12を備えている。車体側チューブ11は、車体側に配置したヘッドパイプ4にステムブラケットを介して支持される。車軸側チューブ12は、車軸5に結合され、車体側チューブ11に対して車体側チューブ11の軸方向に沿って相対的に移動する。車体側チューブ11及び車軸側チューブ12は、略円筒状の部材である。車体側チューブ11の上端側は閉鎖し、下端側は開口している。車軸側チューブ12の上端側は開口し、下端側は閉鎖している。以下では、車体側チューブ11及び車軸側チューブ12の中心線の方向を、「上下方向」と称し、車体フレーム3側を「上側」、前輪6A側を「下側」と称する場合がある。
車体側チューブ11の上端部は、キャップ30及びフォークボルト31により閉塞密封されている。キャップ30の下端部には、ガイドシリンダ21の上端部が連結されている。一例として、図2〜図3には、上シリンダ21Uの下端内周面に下シリンダ21Lの上端外周面を嵌合してなるガイドシリンダ21とキャップ30とが一体である構成を示している。ガイドシリンダ21は、上端部が閉鎖されており、車体側チューブ11の軸方向に沿って下方に延設されている。ガイドシリンダ21の下端部に形成された開口部には、ロッドガイド36が螺着している。ガイドシリンダ21の下端側外周部には、車軸側チューブ12の内周面と環状間隙を介する振れ止めカラー25が取着されている。
車軸側チューブ12は、ブッシュ13A、ブッシュ13B、シール部材13Cを介し、密封して、車体側チューブ11の内周面に摺動自在に挿入される。車軸側チューブ12の下端部は、車軸ブラケット32の嵌合部32Aにより螺着密封されている。車軸側チューブ12の下端面は、嵌合部32Aの内周面と底面に設けられたボトムピース33の外周面とによって挟み止めされている。
車軸側チューブ12の内部で車軸ブラケット32の中央部には、ガイドロッド22の下端部が連結されている。筒状のガイドロッド22は、車軸側チューブ12の軸方向に沿って上方に延設されている。ガイドロッド22の上端部は開口している。ガイドロッド22の下端部は、車軸ブラケット32の底部に設けられて車軸側チューブ12を密封しているボトムボルト34に螺着されるとともに、上方からロックナット35で固定されている。車軸ブラケット32には、前輪6Aの車軸5を取り付け可能な車軸支持孔32Bが形成されている。
ガイドロッド22は、ガイドシリンダ21の開口部に設けられるロッドガイド36に備えられたブッシュ37に摺動自在に支持され、ガイドシリンダ21に対して車体側チューブ11の軸方向に沿って相対的に移動する。ガイドシリンダ21の内部に挿入されたガイドロッド22の開口部には、ガイドロッド22の開口を維持しつつ、ピストン23が螺着されている。ピストン23は、ガイドシリンダ21の開口部に設けられたロッドガイド36とガイドシリンダ21の上端部との間で、ガイドシリンダ21の内周面に摺動自在に挿入される。ピストン23の外周には、ガイドシリンダ21の内周面に摺接するピストンリング24が被着されている。ロッドガイド36は、シール押え72A、及びシール押え72Aに保持されたゴムストッパ72Bを備える。
第1のフロントフォーク10は、ガイドシリンダ21の内部で、ガイドロッド22の上端部に設けられたピストン23とガイドシリンダ21の上端部に設けられたフォークボルト31との間に形成される内側空気ばね室50を有する。また、第1のフロントフォーク10は、車体側チューブ11及び車軸側チューブ12と、ガイドシリンダ21及びガイドロッド22との間に形成される環状の空間である外側空気ばね室60を有する。また、第1のフロントフォーク10は、ガイドシリンダ21の内部で、ガイドシリンダ21の開口部に設けられてガイドロッド22を挿入かつ摺動自在に支持するロッドガイド36と、ガイドシリンダ21に挿入されるガイドロッド22の開口部に設けられたピストン23との間に形成されるリバウンド空気ばね室70を有する。リバウンド空気ばね室70は、内側空気ばね室50よりも下方に位置する。内側空気ばね室50の空気ばね、外側空気ばね室60の空気ばね、及びリバウンド空気ばね室70の空気ばねは、第1のフロントフォーク10の懸架ばね40を構成する。
内側空気ばね室50は、ガイドロッド22の存在しないガイドシリンダ21の内部で、フォークボルト31と、ピストン23とに挟まれる空間である。内側空気ばね室50は、ガイドシリンダ21の内周面に対して設けられたピストン23のシール部材51,71と、キャップ30の内周面に対して設けられたフォークボルト31のシール部材52とにより、気密に封止される。さらに、内側空気ばね室50は、上シリンダ21Uと下シリンダ21Lとの嵌合部に介装されるシール部材21Sによっても気密に封止される。
また、上シリンダ21Uの上端部に螺着されているフォークボルト31の下端部には、ガイドパイプ39の上端部が、例えば嵌合し支持されている。ガイドパイプ39は、ガイドシリンダ21の内部を車体側チューブ11の軸方向に沿って下方に延設されている。ガイドパイプ39の下端部には、ピストンホルダ44が備えられている。ガイドパイプ39には、ガイドパイプ39の外周面を車体側チューブ11の軸方向に沿って上下方向に摺動自在なピストン41が挿設されている。ピストン41の外周面は、ガイドシリンダ21の内周面に自在に摺動する。すなわち、ピストン41は、フリーピストンタイプのピストンである。
ピストン41は、内側空気ばね室50を、車体側チューブ11の軸方向に沿って、ガイドシリンダ21の上部側に配置される第1の内側空気ばね室50Aと、ガイドシリンダ21の下部側に配置される第2の内側空気ばね室50Bとに区画する。図3に示すように、ピストン41の外周環状溝41Aには、Oリングなどの外側シール部材45が装填される。ピストン41は、外側シール部材45を介して、ガイドシリンダ21の内周面を上下方向に自在に摺動する。ピストン41の内周凹部41Bには、オイルシールなどの内側シール部材46が装填される。ピストン41は、内側シール部材46を介して、ガイドパイプ39の外周面を上下方向に自在に摺動する。
第1のフロントフォーク10は、ガイドロッド22に設けられたピストン23の外周に、ピストン23の軸方向に沿って上方から順に、内向きシール部材51、外向きシール部材71、ピストンリング24を備える。外向きシール部材71は、第1の外向きシール部材71A及び第2の外向きシール部材71Bからなり、第1の外向きシール部材71A及び第2の外向きシール部材71Bは、ピストン23の外周の軸方向2位置に設けられている。内向きシール部材51、第1の外向きシール部材71A、第2の外向きシール部材71B、及びピストンリング24は、ピストン23の外周の軸方向4位置のそれぞれに設けた環状溝に装填されている。なお、外向きシール部材71は、3個の外向きシール部材からなるものでもよいし、1個の外向きシール部材からなるものでもよい。また、内向きシール部材51は、2個以上の内向きシール部材からなるものでもよい。
内向きシール部材51は、ガイドシリンダ21の内周面に摺接するリップLを上方である内側空気ばね室50側に向けている。また、第1の外向きシール部材71A及び第2の外向きシール部材71Bは、ガイドシリンダ21の内周面に摺接するリップLを下方であるリバウンド空気ばね室70側に向けている。
また、ガイドパイプ39は、第1の内側空気ばね室50Aの圧力を検出する第1の検出部42Aと、第2の内側空気ばね室50Bの圧力を検出する第2の検出部42Bとを備える。また、図4に示すように、フォークボルト31は、第1の内側空気ばね室50Aの圧力を調整する第1の内側圧調整部67と、第2の内側空気ばね室50Bの圧力を調整する第2の内側圧調整部43Bとを備える。
図3に示すように、第1の検出部42Aは、第1の内側空気ばね室50Aの内部に露出するように設けられて、第1の内側空気ばね室50A内の圧力を検出する。第1の検出部42Aは、例えば、ガイドパイプ39の上方に位置する傾斜外周面に設けられる。第2の検出部42Bは、第2の内側空気ばね室50Bの内部に露出するように設けられて、第2の内側空気ばね室50B内の圧力を検出する。第2の検出部42Bは、例えば、ガイドパイプ39の底面に設けられる。第1の検出部42A及び第2の検出部42Bは、例えば電子式の半導体圧力センサなどから構成される。ガイドパイプ39に設けられる第1の検出部42A及び第2の検出部42Bは、フォークボルト31内に設けられた不図示の配線を介して、第1のフロントフォーク10の外部に設置された不図示のディスプレイに接続される。
第1の内側空気ばね室50Aの圧力は、第1の内側圧調整部67により調整される。第1の内側圧調整部67は、フォークボルト31の上方である外界に臨む位置に取着された空気バルブで構成される。第1の内側圧調整部67は、フォークボルト31内に設けられた不図示の流路を介して第1の内側空気ばね室50Aに連通している。また、第1の内側圧調整部67は、例えば加圧注入器の注射針を刺通できるゴム膜部を備える。そして、例えば専用の機器を第1の内側圧調整部67のゴム膜部に貫通し挿入して、該機器から第1の内側空気ばね室50Aに空気を注入または第1の内側空気ばね室50Aの空気を排出することによって、第1の内側空気ばね室50Aの圧力が調整される。また、第2の内側空気ばね室50Bの圧力は、第2の内側圧調整部43Bにより調整される。第2の内側圧調整部43Bは、フォークボルト31の上方である外界に臨む位置に取着された空気バルブで構成される。第2の内側圧調整部43Bは、フォークボルト31内に設けられた不図示の流路及びガイドパイプ39の中空部39Aを介して第2の内側空気ばね室50Bに連通している。また、第2の内側圧調整部43Bは、第1の内側圧調整部67と同様に、例えば加圧注入器の注射針を刺通できるゴム膜部を備える。そして、例えば専用の機器を第2の内側圧調整部43Bのゴム膜部に貫通し挿入して、該機器から第2の内側空気ばね室50Bに空気を注入または第2の内側空気ばね室50Bの空気を排出することによって、第2の内側空気ばね室50Bの圧力が調整される。
そして、ディスプレイに表示される第1の検出部42A及び第2の検出部42Bで検出した第1の内側空気ばね室50A内の圧力及び第2の内側空気ばね室50Bの圧力を基に、第1の内側圧調整部67及び第2の内側圧調整部43Bを操作することによって、第1の内側空気ばね室50A内の圧力及び第2の内側空気ばね室50B内の圧力を適宜調整することができる。
また、第1の内側空気ばね室50Aの内部であって、ピストン41とフォークボルト31との間には、例えばピストン41を車軸側チューブ12側に向けて付勢するばね部材を介装してもよい。
また、外側空気ばね室60の上部は、車体側チューブ11の内周面に対して設けられたキャップ30のシール部材61Aと、キャップ30の内周面に対して設けられたフォークボルト31のシール部材61Bとにより、気密に封止される。外側空気ばね室60の下部は、車軸側チューブ12の内周面に対して設けられたボトムピース33のシール部材63Aと、車軸ブラケット32の底面に対して設けられたボトムピース33のシール部材63Bと、車軸ブラケット32の内周面に対して設けられたボトムボルト34のシール部材64A、64Bとにより、気密に封止される。さらに、外側空気ばね室60は、ガイドロッド22の外周面に対して設けられたロッドガイド36のシール部材65によっても気密に封止される。
外側空気ばね室60の圧力は、図4に示す外側圧調整部43Aにより調整される。外側圧調整部43Aは、フォークボルト31の外界に臨む位置に取着された空気バルブで構成される。外側圧調整部43Aは、フォークボルト31内に設けられた不図示の流路を介して外側空気ばね室60に連通している。また、外側圧調整部43Aは、例えば加圧注入器の注射針を刺通できるゴム膜部を備える。そして、例えば専用の機器を外側圧調整部43Aのゴム膜部に貫通し挿入して、該機器から外側空気ばね室60に空気を注入または外側空気ばね室60の空気を排出することによって、外側空気ばね室60の圧力が調整される。
また、図2に示すように、リバウンド空気ばね室70は、ガイドシリンダ21の内周面に対して設けられたピストン23のシール部材71と、ガイドロッド22の外周面に対して設けられたロッドガイド36のシール部材72と、ガイドシリンダ21の内周面に対して設けられたロッドガイド36のシール部材73とにより、気密に封止される。さらに、リバウンド空気ばね室70は、ボトムボルト34の内周面に対して設けられたガイドロッド22のシール部材によっても気密に封止される。
図2に示すように、第1のフロントフォーク10には、車体側チューブ11と車軸側チューブ12の外部に、リバウンド空気ばね室70に連通する空気室81を備えたサブタンク80が設けられる。サブタンク80は、車軸側チューブ12の下端部に螺着される車軸ブラケット32の嵌合部32Aと一体成形されて設けられる。
サブタンク80は、縦室81Aと横室81BとをL字状に結合した空気室81を有する。縦室81Aの上方に臨む開口部には、キャップ82がシール部材を介して設けられて、縦室81Aが密封される。キャップ82の中央部には、後述する容積調整装置90のアジャスタボルト91がシール部材を介して設けられる。横室81Bの側方に臨む開口部には、プラグボルトがシール部材を介して設けられて、横室81Bが密封される。
サブタンク80は、横室81Bの軸方向に直交し、横室81Bの底部内周面に配置される不図示の連通口を備える。この連通口は、車軸ブラケット32におけるボトムボルト34の頭部34Hを挿通しているボルト挿通孔32Cに開口している。
また、ボトムボルト34は、ガイドロッド22の中空部22Aの下端部が連通している有底状の中心孔34Aを中心部に備え、中心孔34Aから半径方向に延びる複数の放射孔34Bを備え、放射孔34Bの外方端の開口部と連通している環状溝34Cを外周部に備える。そして、サブタンク80の連通口は、ボトムボルト34の環状溝34Cに連通する。ボトムボルト34の頭部34Hが挿通している車軸ブラケット32のボルト挿通孔32Cにおいて、環状溝34Cの上部及び下部にはシール部材64A、64Bが封着されている。また、ガイドロッド22の中空部22Aの上端部は、ガイドロッド22のピストン23に穿設された連通孔23Aを介して、リバウンド空気ばね室70に連通されている。
以上のように構成された第1のフロントフォーク10において、サブタンク80の空気室81は、サブタンク80の連通口、ボトムボルト34の環状溝34C、放射孔34B、中心孔34A、ガイドロッド22の中空部22A、ピストン23の連通孔23Aを介して、リバウンド空気ばね室70に連通する。なお、連通口、環状溝34C、放射孔34B、中心孔34A、連通孔23Aは、ガイドロッド22の中空部22Aと同等又はそれ以上の通路面積を有する。
サブタンク80に備えられた容積調整装置90は、キャップ82の中央部に挿入されるアジャスタボルト91をシール部材により設けられ、空気室81を密封する。アジャスタボルト91は、外界に臨む上端部で外周に張り出した上向きの操作グリップを備え、空気室81に挿入されたアジャスタボルト91の先端部にシール部材を介して挿着された不図示のピストンを備える。このピストンは、止め輪により固定され、縦室81Aの内周面に摺接するシール部材を備える。アジャスタボルト91の中央孔部には、不図示の給排気バルブがシール部材を介して設けられ、空気室81が密封される。アジャスタボルト91の中央開口部には、給排気バルブを被うバルブカバーがシール部材を介して設けられる。バルブカバーは、外面の中心まわりに放射状に刻設された回転操作溝を備える。
容積調整装置90は、アジャスタボルト91を螺動してピストンを進退することにより、空気室81の容積を調整できる。また、容積調整装置90は、給排気バルブを用いて空気室81の圧力を給排して調整できる。
また、第1のフロントフォーク10は、車体側チューブ11と車軸側チューブ12の摺動部、ガイドシリンダ21とガイドロッド22の摺動部を潤滑するために、潤滑オイルを装填した油室を備えている。潤滑オイルは、第1のフロントフォーク内の空気と混ざって潤滑機能を発揮する。
次に、第1のフロントフォーク10の圧側行程及び伸側行程について説明する。
第1のフロントフォーク10の圧側行程では、ガイドロッド22がガイドシリンダ21に挿入する。ガイドロッド22がガイドシリンダ21に挿入すると、第2の内側空気ばね室50Bは加圧される。そして、第2の内側空気ばね室50Bの圧力が第1の内側空気ばね室50Aの圧力よりも大きくなると、ピストン41は、第2の内側空気ばね室50Bの圧力によって、第1の内側空気ばね室50Aの圧力に抗して、第2の内側空気ばね室50Bから第1の内側空気ばね室50Aの方向に移動する。ピストン41が第1の内側空気ばね室50Aの方向に移動しているときにも、ガイドロッド22はガイドシリンダ21に挿入する。ピストン41が第2の内側空気ばね室50Bを膨張する方向に移動することによって、ガイドシリンダ21へのガイドロッド22の挿入による第2の内側空気ばね室50Bへの加圧が抑制されることから、第1のフロントフォーク10の圧縮量が大きい場合に生じる第1のフロントフォーク10の圧縮率の低下は抑制することができる。一方で、第1のフロントフォーク10がピストン41を備えない場合、ガイドシリンダ21へのガイドロッド22の挿入による第2の内側空気ばね室50Bへの加圧は抑制されないことから、第1のフロントフォーク10の圧縮量が増加すると、第1のフロントフォーク10の圧縮率は非常に小さくなる。このため、ピストン41を備える第1のフロントフォーク10は、第1のフロントフォーク10の圧縮量が大きい場合でも、走行時に生じる衝撃を吸収することができる。
ピストン41が第2の内側空気ばね室50Bから第1の内側空気ばね室50Aの方向に移動すると、第1の内側空気ばね室50Aは加圧される。そして、第1の内側空気ばね室50Aの圧力が第2の内側空気ばね室50Bの圧力よりも大きくなると、ピストン41は、第1の内側空気ばね室50Aの圧力によって、第2の内側空気ばね室50Bの圧力に抗して、第1の内側空気ばね室50Aから第2の内側空気ばね室50Bの方向に移動する。ピストン41がガイドシリンダ21の下方へ異常に大きく移動した場合には、ピストン41の下端面41Cがガイドパイプ39の下端部に備えられているピストンホルダ44に衝合される。
そして、第1のフロントフォーク10は、圧側行程で圧縮される内側空気ばね室50と外側空気ばね室60とにより、空気ばねを形成する。内側空気ばね室50の空気ばねのばね力Fと外側空気ばね室60の空気ばねのばね力Fは、車体側チューブ11と車軸側チューブ12を伸長させる方向に付勢する。
第1のフロントフォーク10の伸側行程では、ガイドロッド22がガイドシリンダ21から退出する方向に摺動する。なお、第1のフロントフォーク10の最伸長時には、ガイドシリンダ21に設けられたゴムストッパ72Bがガイドロッド22に設けられたピストン23と衝合する。こうして、第1のフロントフォーク10の最伸長時のストローク端が規制される。
そして、第1のフロントフォーク10は、伸側行程で圧縮されるリバウンド空気ばね室70により、空気ばねを形成する。リバウンド空気ばね室70の空気ばねのばね力Fは、車体側チューブ11及び車軸側チューブ12が内側空気ばね室50及び外側空気ばね室60の空気ばねのばね力F、Fにより付勢された後に、内側空気ばね室50の空気ばねのばね力Fと外側空気ばね室60の空気ばねのばね力Fとに抗して車体側チューブ11及び車軸側チューブ12を収縮させる方向に付勢する。
そして、フロントフォーク1は、第1のフロントフォーク10の伸縮ストロークにおいて、車体側チューブ11及び車軸側チューブ12を伸長させる方向に付勢する内側空気ばね室50の空気ばねのばね力F及び外側空気ばね室60の空気ばねのばね力Fと、車体側チューブ11及び車軸側チューブ12を収縮させる方向に付勢するリバウンド空気ばね室70の空気ばねのばね力Fとの総和である合成ばね力F(F+F+F)を生ずる。
以上のように構成されたフロントフォーク1において、第1の内側空気ばね室50Aの圧力と第2の内側空気ばね室50Bの圧力との大小関係によって、ピストン41は第1の内側空気ばね室50Aと第2の内側空気ばね室50Bとを往復移動することができる。第1のフロントフォーク10が圧縮して、つまり、ガイドロッド22がガイドシリンダ21に挿入して、第2の内側空気ばね室50Bの圧力が第1の内側空気ばね室50Aの圧力よりも大きくなると、ピストン41は第2の内側空気ばね室50Bを膨張する方向に移動する。これにより、第1のフロントフォーク10の圧側行程における第2の内側空気ばね室50Bへの加圧が抑制されることから、第1のフロントフォーク10の圧縮量が大きい場合における、第1のフロントフォーク10の圧縮率の低下は抑制することができる。そのため、フロントフォーク1は、第1のフロントフォーク10の圧側行程における圧縮量が大きい場合であっても、自動二輪車の走行時に伝達される衝撃を吸収することができるようになり、自動二輪車の走行時の姿勢保持力を向上し、自動二輪車の走行時における乗り心地を改善することができる。
さらに、第1のフロントフォーク10は、圧側行程で圧縮される内側空気ばね室50及び外側空気ばね室60により空気ばねを形成する。内側空気ばね室50の空気ばねのばね力F及び外側空気ばね室60の空気ばねのばね力Fは、車体側チューブ11と車軸側チューブ12を伸長させる方向に付勢する。また、第1のフロントフォーク10は、伸側行程で圧縮されるリバウンド空気ばね室70により空気ばねを形成する。リバウンド空気ばね室70の空気ばねのばね力Fは、内側空気ばね室50の空気ばねのばね力Fに抗して車体側チューブ11と車軸側チューブ12を収縮させる方向に付勢する。したがって、第1のフロントフォーク10の伸縮ストロークに対して、車体側チューブ11と車軸側チューブ12を伸長させる方向に付勢する内側空気ばね室50の空気ばねのばね力F及び外側空気ばね室60の空気ばねのばね力Fと、車体側チューブ11と車軸側チューブ12を収縮させる方向に付勢するリバウンド空気ばね室70の空気ばねのばね力Fとの総和となる合成ばね力Fを生ずる。
上記した実施の形態のフロントフォーク1を構成する第1のフロントフォーク10において、車軸側チューブ12は、車体側チューブ11の内周面に摺動自在に挿入されることを説明したが、車体側チューブ11が、車軸側チューブ12の内周面に摺動自在に挿入されてもよい。
上記した実施の形態のフロントフォーク1を構成する第1のフロントフォーク10において、車体側チューブ11は、ロッドガイド36を設けたガイドシリンダ21を備え、車軸側チューブ12は、ピストン23を設けたガイドロッド22を備えることを説明したが、車体側チューブ11がピストン23を設けたガイドロッド22を備え、車軸側チューブ12がロッドガイド36を設けたガイドシリンダ21を備えてもよい。車体側チューブ11がガイドロッド22を備え、車軸側チューブ12がガイドシリンダ21を備える場合、上記した第1のフロントフォーク10に設けられた構成は、適宜上下反対に配置される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…フロントフォーク、2…自動二輪車、3…車体フレーム、4…ヘッドパイプ、5…車軸、6A…前輪、6B…後輪、7…ハンドル、8…スイングアーム、9…リヤサスペンション、9A…第1のリヤサスペンション、10…第1のフロントフォーク、11…車体側チューブ、12…車軸側チューブ、13A,13B…ブッシュ、13C…シール部材、21…ガイドシリンダ、21L…下シリンダ、21S…シール部材、21U…上シリンダ、22…ガイドロッド、22A…中空部、23…ピストン、23A…連通孔、24…ピストンリング、25…振れ止めカラー、30…キャップ、31…フォークボルト、32…車軸ブラケット、32A…嵌合部、32B…車軸支持孔、32C…ボルト挿通孔、33…ボトムピース、34…ボトムボルト、34A…中心孔、34B…放射孔、34C…環状溝、34H…頭部、35…ロックナット、36…ロッドガイド、37…ブッシュ、39…ガイドパイプ、39A…中空部、40…架橋ばね、41…ピストン、41A…外周環状溝、41B…内周凹部、41C…下端面、42A…第1の検出部、42B…第2の検出部、43A…外側圧調整部、43B…第2の内側圧調整部、44…ピストンホルダ、45…外側シール部材、46…内側シール部材、50…内側空気ばね室、50A…第1の内側空気ばね室、50B…第2の内側空気ばね室、51,52…シール部材、60…外側空気ばね室、61A,61B…シール部材、63A,63B…シール部材、64A,64B…シール部材、65…シール部材、67…第1の内側圧調整部、70…リバウンド空気ばね室、71…外向きシール部材、71A…第1の外向きシール部材、71B…第2の外向きシール部材、72…シール部材、72A…シール押え、72B…ゴムストッパ、73…シール部材、80…サブタンク、81…空気室、81A…縦室、81B…横室、82…キャップ、90…容積調整装置、91…アジャスタボルト。

Claims (6)

  1. 一対の第1脚と第2脚とを備えるフロントフォークであって、
    前記第1脚及び前記第2脚の少なくとも一方が、
    車体側に設けられ、上端側が閉鎖し、下端側が開口する車体側チューブと、
    車軸側に設けられ、上端側が開口し、下端側が閉鎖し、前記車体側チューブに接続し、前記車体側チューブに対して前記車体側チューブの軸方向に沿って相対的に移動する車軸側チューブと、
    前記軸方向に沿って延設され、上端部が前記車体側チューブの上端部側に取り付けられて閉鎖し、下端部が開口するガイドシリンダと、
    前記軸方向に沿って延設され、下端部が前記車軸側チューブの下端部側に取り付けられ、上端部が開口し、前記ガイドシリンダに対して前記軸方向に沿って相対的に移動する筒状のガイドロッドと、
    前記ガイドシリンダの開口部に設けられ、前記ガイドロッドを摺動自在に支持するロッドガイドと、
    前記ガイドロッドの開口部に開口を維持しつつ設けられ、前記ガイドシリンダ内に摺動自在に挿入される第1のピストンと、
    前記ガイドシリンダ内で前記軸方向に沿って延設され、上端部が前記ガイドシリンダの上端部側に取り付けられるガイドパイプと、
    前記ガイドパイプに設けられ、前記第1のピストンよりも上方の前記ガイドシリンダ内の空間を第1の室と前記第1の室の下方に配置される第2の室とに区画し、前記ガイドシリンダ内に摺動自在に挿入される第2のピストンと
    を備えることを特徴とするフロントフォーク。
  2. 一対の第1脚と第2脚とを備えるフロントフォークであって、
    前記第1脚及び前記第2脚の少なくとも一方が、
    車体側に設けられ、上端側が閉鎖し、下端側が開口する車体側チューブと、
    車軸側に設けられ、上端側が開口し、下端側が閉鎖し、前記車体側チューブに接続し、前記車体側チューブに対して前記車体側チューブの軸方向に沿って相対的に移動する車軸側チューブと、
    前記軸方向に沿って延設され、上端部が前記車体側チューブの上端部側に取り付けられ、下端部が開口するガイドロッドと、
    前記軸方向に沿って延設され、下端部が前記車軸側チューブの下端部側に取り付けられて閉鎖し、上端部が開口し、前記ガイドロッドに対して前記軸方向に沿って相対的に移動する筒状のガイドシリンダと、
    前記ガイドシリンダの開口部に設けられ、前記ガイドロッドを摺動自在に支持するロッドガイドと、
    前記ガイドロッドの開口部に開口を維持しつつ設けられ、前記ガイドシリンダ内に摺動自在に挿入される第1のピストンと、
    前記ガイドシリンダ内で前記軸方向に沿って延設され、下端部が前記ガイドシリンダの下端部側に取り付けられるガイドパイプと、
    前記ガイドパイプに設けられ、前記第1のピストンよりも下方の前記ガイドシリンダ内の空間を第1の室と前記第1の室の上方に配置される第2の室とに区画し、前記ガイドシリンダ内に摺動自在に挿入される第2のピストンと
    を備えることを特徴とするフロントフォーク。
  3. 前記第1脚及び前記第2脚の少なくとも一方が、さらに、
    前記車体側チューブ及び前記車軸側チューブと、前記ガイドシリンダ及び前記ガイドロッドとの間に形成される第3の室と、
    前記ガイドシリンダに設けられた前記ロッドガイドと前記ガイドロッドに設けられた前記第1のピストンとの間に形成される第4の室と
    を備えることを特徴とする請求項1または2記載のフロントフォーク。
  4. 前記第2のピストンは、前記第2の室の圧力が前記第1の室の圧力よりも大きいときに、前記第1の室の圧力に抗して、前記第1の室の方向に移動することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のフロントフォーク。
  5. 前記第2のピストンは、前記第1の室の方向に移動した後で、かつ、前記第1の室の圧力が前記第2の室の圧力よりも大きいときに、前記第1の室の圧力によって、前記第2の室の方向に移動することを特徴とする請求項4項記載のフロントフォーク。
  6. 前記第1脚及び前記第2脚の少なくとも一方が、さらに、
    前記第1の室の圧力を調整する第1の調整部と、
    前記第2の室の圧力を調整する第2の調整部と
    を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載のフロントフォーク。
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