JP2016187854A - 動力工具 - Google Patents

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康平 脇田
Kohei Wakita
康平 脇田
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Abstract

【課題】本体の大型化を抑制しつつ、効果的に本体の振動を抑制する動力工具の提供。【解決手段】駆動源を収容する本体と、前記駆動源の動力を先端工具へ伝える動力伝達部と、作業者が把持して作業するメインハンドルと、を有する動力工具において、作業者が把持可能な把持部を持ち、本体から着脱可能なサブハンドルと、前記把持部と前記本体との間に、本体の振動を吸収して振動する振動部を持つ動吸振器と、を設けた。【選択図】図3

Description

本発明は、動力源の動力を先端工具保持部に伝達する動力工具に関する。
従来から振動低減機構を有する動力工具が提案されている。例えば、板ばね等の弾性部材とウェイトからなる動吸振器を本体内部に備えることで、本体の振動低減を図る動力工具がある(特許文献1参照)。
特開2009-50962号公報
しかし、特許文献1に記載された動力工具においては、工具本体の内部に動吸振器を配置することで本体が大型化してしまい、作業性が悪いという問題があった。
本発明の目的は、動吸振器を効率よく配置することで、工具本体の大型化を抑制した動力工具を提供することにある。
本発明は、駆動源を収容する本体と、前記駆動源の動力を先端工具へ伝える動力伝達部と、作業者が把持して作業するメインハンドルと、を有する動力工具において、作業者が把持可能な把持部を持ち、本体から着脱可能なサブハンドルと、前記把持部と前記本体との間に、本体の振動を吸収して振動する振動部を持つ動吸振器と、を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、工具本体内に動吸振器を設けないので、工具本体の大型化を抑制することができる。
本発明の実施の形態となる動力工具のハンマドリルの全体断面図である。 本発明の実施の形態となる動力工具のハンマドリルを左側から見てサブハンドルの鍔部のみを断面で表した要部断面図である。 本発明の実施の形態となる動力工具のハンマドリルを前方から見てサブハンドルの鍔部周辺を断面で表した要部断面図である。 図3における鍔部周辺の拡大図である。 (a)は図2における鍔部のみの拡大図であり、(b)は(a)からウェイトが後方に揺動した状態を表す図である。 本発明の振動低減機構を動力工具本体の左右に配置した別の実施の形態を表す図である。 本発明の振動低減機構をスプリングにより構成した別の実施の形態を表す図である。 本発明の振動低減機構をインパクトレンチに適用した別の実施の形態を表す図である。 図8の形態を別角度から見た図である。
-実施例1-
本発明の実施形態となるハンマドリル100について、図1を用いて説明する。図1に示すハンマドリル100は、不図示の先端工具に打撃力及び回転力を加えて先端工具の先端部分により穿孔・はつり等を行う工具であり、主にハウジング1と、モータ30と、打撃機構部40と、回転伝達機構部50とを備え、後述の先端工具保持部45により不図示の先端工具を脱落不能に保持している。以下の説明においては、ハウジング1のハンドル10側を後方として前後方向を規定して説明する。
ハウジング1は、モータハウジング11と、ハンドル10と、ギヤカバー3と、シリンダケース4とから主に構成されている。モータハウジング11は、内部にモータ30等を内蔵している。ハンドル10は、モータハウジング11の後側に設けられており、モータ30の回転を制御するトリガ10a及び外部電源に接続される電源コード14を備えている。ギヤカバー3は、モータ30の後述の出力軸部31を覆うようにモータハウジング11に設けられている。シリンダケース4は、筒状に構成されており、その筒の軸方向が前後方向と一致するようギヤカバー3の前方に配置されている。
駆動部であるモータ30は、回転力を出力する出力軸部31を有しており、モータハウジング11内に位置すると共に出力軸部31がギヤカバー3内に位置し、出力軸部31の軸方向が前後方向と直交するように配置されている。出力軸部31の先端にはピニオンギヤ31Aが設けられている。また出力軸部31の基端部には、モータ30冷却用のファン32が同軸一体回転するように装着されている。
打撃機構部40は、ギヤ部41と、クランク部42と、シリンダ部43と、打撃部46とから主に構成されており、回転運動を往復運動に変換し、往復運動を打撃力として先端工具に伝達している。ギヤ部41は、ピニオンギヤ31Aの後方にピニオンギヤ31Aの軸心と平行な軸心を備えて配置され、クランク部42に接続されてピニオンギヤ31Aと噛合する平ギヤ41Aから構成されている。
クランク部42は、クランク42Aとコンロッド42Bとから構成されている。クランク42Aは、平ギヤ41Aと同軸一体回転するように構成され、シリンダケース4の後方位置に配置されている。コンロッド42Bは、前端がシリンダケース4内に配置されると共に後端がクランク42Aのクランクピンに回転可能に装着されている。このクランク42Aを回転させることによりコンロッド42Bが前後動して、モータ30から伝達された回転運動を往復運動に変換している。
シリンダ部43は、主にシリンダ43Aから構成されている。シリンダ43Aは、筒状を成し、シリンダケース4内部に、軸受によって回転可能に支承され、前後方向と軸方向とが一致するように配置されており、軸方向一端側である後端側からコンロッド42Bの前端が挿入されている。
打撃部46は、ピストン47と、打撃子48と、中間子49とから主に構成されている。ピストン47は、シリンダ43A内空間であってシリンダ43A後端位置に、シリンダ43Aの周壁との間に隙間が形成されないようにシリンダ43Aに対して前後摺動可能に配置されている。ピストン47の後端には、コンロッド42Bの前端がピストンピン47Bを介して接続されている。よってピストン47は、コンロッド42Bの前後動に応じてシリンダ43A内で前後動する。
次に、サブハンドル2の構造について、図2乃至図5を用いて詳細に説明する。シリンダケース4にはサブハンドル2が着脱可能に取り付けられており、作業者はハンドル10とサブハンドル2を把持することで、両手による安定した作業を行うことができる。
サブハンドル2は把持部21と、鍔部22と、マウント23によって構成されており、マウント23によってハウジング1に装着されている。マウント23の内部にはバンド24があり、バンド24はシリンダケース4を囲うようにしてその両端が把持部21側に位置している。バンド24の両端は1つの軸部材61によって保持されており、軸部材61は鍔部22を通って把持部21まで延び、その先端部61aは雄ネジ状になっている。また軸部材61の軸はピストン47の軸と直交する。
把持部21の内部には六角形状の穴部21Aが形成され、穴部21Aの中には六角形状のナット21Bが嵌合しており、ナット21Bは当接面28によってバンド24側への移動を制限されている。把持部21を回転させると穴部21Aも回転し、穴部21Aからナット21Bへと回転力が伝わり、把持部21とナット21Bは一体回転する。また、ナット21Bは内側を雌ネジ状に形成されており、軸部材61の先端部61aが螺合している。そのため、把持部21を回転させることでナット21Bが回転し、軸部材61の把持部21に対する相対位置を変化させることができる。
サブハンドル2をハウジング1から取り外したいときには、把持部21を回転させ、軸部材61をシリンダケース4側へ移動させてバンド24を緩ませることで固定力を弱くすればよい。具体的には、図2における反時計回り方向に把持部21を回転させてやることで、把持部21と軸部材61が左右方向に離れ、軸部材61及びバンド24の両端がシリンダケース4側へ移動してバンド24の締結力(固定力)が弱くなる。その結果、サブハンドル2のハウジング1に対する固定力が弱くなり、サブハンドル2をハウジング1から取り外すことが可能になる。
サブハンドル2をハウジング1に取り付けたいときには、マウント23をシリンダケース4における好みの場所に位置させ、把持部21を図2における時計回り方向に回転させることで軸部材61が把持部21側へ移動し、バンド24の両端が軸部材61に引っ張られてバンド24のシリンダケース4に対する締結力が増長し、サブハンドル2をハウジング1に固定することができる。
把持部21とマウント23の間には把持部よりも径の大きい鍔部22(本発明における拡径部)があり、拡径構造により把持部21を握っている作業者の手の移動を制限している。これによって作業中において、サブハンドル2の軸方向に手がずれることを抑制して安定した把持をすることができる。また鍔部22の上下方向の寸法はシリンダケース4の上下方向の寸法よりも大きくなっている。
図4、図5によれば、鍔部22の内部には振動低減機構6が設けられている。振動低減機構6は動吸振器であり、ワッシャ62と、支持部材63と、ピン64と、上ウェイト65aと、下ウェイト65bと、支持部材磁石66a、66bと、上ウェイト磁石67a、67bと、下ウェイト磁石68a、68bを有する磁気ばね動吸振器である。
振動低減機構6は鍔部22と把持部21によって覆われており、鍔部22と把持部21がそれぞれカバーの役割をしている。支持部材63は軸部材61に設けられており、支持部材63と軸部材61の間には4つのピン64を介在させ、支持部材63の軸部材61に対する回転を規制している。支持部材5はピストン47の軸方向と平行に延びる板部63aを有しており、軸部材61から板部63aの前後端部までの距離は等しい。上ウェイト65a及び下ウェイト65bは支持部材63に回動可能に設けられ、それぞれ左右方向においてワッシャ62が上ウェイト65a及び下ウェイト65bの回動を邪魔しない程度に、上ウェイト65a及び下ウェイト65bのサブハンドル2の軸方向への移動を規制している。このようにワッシャ62を上ウェイト65a及び下ウェイト65bの他部材との当接面に設けることで、ウェイトの回動による他部材の磨耗を抑制することができる。
上ウェイト65aと下ウェイト65bの質量及び形状は同一であり、支持部材5の中心を点対称として配置される。上ウェイト65aと下ウェイト65bは扇状の形を成しており、その前後の直線部65cに永久磁石が設けられている。また、支持部材5の板部63aにも永久磁石が設けられており、各ウェイトが軸部材61の軸を回動軸として揺動した時に、ウェイト側の永久磁石が支持部材側の永久磁石と対向するように且つ、同極を対向させるように配置される。
具体的には、支持部材5の前方に支持部材磁石66aを、後方に支持部材磁石66bを設け、上ウェイト65aの前方に上ウェイト磁石67aを、後方に上ウェイト磁石67bを設け、下ウェイト65bの前方に下ウェイト磁石68aを、後方に下ウェイト磁石68bを設けている。また、支持部材磁石66bと上ウェイト磁石67aと下ウェイト磁石68aはN極が上を向くように配置され、支持部材磁石66aと上ウェイト磁石67bと下ウェイト磁石68bはS極が上を向くように配置される。
次に、振動低減機構6の動作を説明する。まず、電源コード14が電源に接続されている状態でトリガ10aを引くことで、モータ30に電力を供給して、モータ30を回動駆動させる。モータ30の回動駆動力は、出力軸部31からギヤ部41Aを介してクランク42Aに伝達される。クランク42Aの回動は、コンロッド42Bによって、シリンダ43A内におけるピストン47の往復運動に変換される。そして、ピストン47の往復運動により空気室43d中の空気の圧力が上昇及び低下を繰り返し、打撃子48に打撃力を付与する。打撃子48が前進して中間子49の後端に衝突し、中間子49を介して打撃力が工具保持部45に装着された先端工具に伝達される。なお、工具保持部45に装着された先端工具の中心軸と、打撃機構の一部として機能するピストン47の軸心とは、一致しており、打撃力が打撃機構から先端工具に対して効率的に伝達される。
また、モータ30の回転駆動力は、出力軸部31から駆動側ギヤ部51Aを介して傘歯ギヤ51Bに伝達される。そして、傘歯ギヤ51Bの回動は、傘歯ギヤ52Aを介してシリンダ43Aに伝達され、シリンダ43Aは回転する。シリンダ43Aの回転により、工具保持部45に装着された先端工具に回転力が付与される。この回転力と上記の打撃力により、工具保持部45に装着された先端工具には回転力と打撃力とが付与される。
また、動作時には、打撃子48の往復動に起因するほぼ一定周期の振動が発生し、打撃子48が収容されているシリンダケース4に伝達される。シリンダケース4に伝達された振動は、シリンダケース4に装着されているサブハンドル2に伝達される。サブハンドル2に振動が伝達されると、マウント23、支持部材63を介して上ウェイト65a及び下ウェイト65bに振動が伝わり、上ウェイト65a及び下ウェイト65bが支持部材5の軸を中心として前後方向に揺動する。換言すれば、上ウェイト65a及び下ウェイト65bはピストン47の動作方向、つまり先端工具の動作方向と同一方向に揺動する。
図5は鍔部22を把持部21側から見た断面図であり、(a)は中立位置を示しており、(b)は振動低減機構6がシリンダケース4から振動を受けて上ウェイト65a及び下ウェイト65bが後方に揺動した状態をそれぞれ示す。なお、図5(a)と図5(b)は、構成要素がすべて同じため、図5(b)においては細かい部品の符号を省略している。
振動低減機構6がシリンダケース4から振動を受けて図5(a)に示す初期中立位置から、図5(b)に示すように、上ウェイト65a及び下ウェイト65bが後方に揺動した場合には、上ウェイト65aの後部に設けられた上ウェイト磁石67bと、下ウェイト65bの後部に設けられた下ウェイト磁石68bが、支持部材5の後部に設けられた支持部材磁石66bに接近する。このとき、上ウェイト磁石67aはN極を下向きに、下ウェイト磁石68bはS極を上向きに、支持部材磁石66bはN極を上向き且つS極を下向きに配置しているので、上ウェイト65a及び下ウェイト65は磁力による反発力を受け、この反発力を復元力として初期位置である図5(a)に戻ろうとする。なお、支持部材5はピン64によって回転が規制されているので、磁力による反発力を受けても動かない。また、図示は省略するが、上ウェイト65a及び下ウェイト65bが前方に揺動した時も同様に、上ウェイト磁石67aと下ウェイト磁石68aと支持部材磁石66aの磁力による反発力を復元力として初期位置に戻る方向に付勢力が働く。
こうしてピストン47から前後方向の振動が伝わった上ウェイト65a及び下ウェイト65bはそれぞれ磁力による復元力により、支持部材5の軸を回動軸として前後方向へ往復揺動する。結果、上ウェイト65a及び下ウェイト65bが揺動する際に発生する前後方向の反力がハウジング1の振動を打ち消す方向に働き、ピストン47の往復動に起因するハウジング1の振動は動吸振器である振動低減機構6に吸収され、作業者に伝わる振動を抑制することができる。換言すれば、振動低減機構6はハウジング1の振動を吸収して振動することで、作業者に伝わる振動を抑制する。また上ウェイト65a及び下ウェイト65bは共に支持部材5の軸を揺動軸とし、支持部材5の上下において同様の往復揺動運動を行う。これによって、ピストン47の軸方向に直交する上下方向等距離で上ウェイト65a及び下ウェイト65bを往復揺動させて前後方向の振動を効果的に抑制することができる。
本実施の形態によれば主に以下の効果を奏する。
(1)振動低減機構6をハウジング1の内部に配置しないため、ハンマドリル100の大型化を抑制することができるとともに、その内部の設計自由度が増し、組み立ても容易となる。
(2)振動低減機構6をサブハンドル2に設けることで、サブハンドル2の着脱機構により振動低減機構6を既存の動力工具に取り付けることができる。
(3)振動低減機構6をサブハンドル2の鍔部22に設けることで把持部21よりもハウジング1側に振動低減機構6を配置することができ、振動源であるピストン47の近くで効率良く振動を吸収することができる。また、作業者の手の移動を規制する働きを持つ鍔部22に振動低減機構6を設けることで、従来からある径の大きい部分を有効活用し、サブハンドル2の大型化を抑制することができる。
(4)振動低減機構6の構成要素であるウェイトを、磁力による復元力によって往復動させることで、摩耗や経年劣化による振動低減効果の減少を抑制することができ、騒音の発生も抑制することができる。
-実施例2-
図6は、実施例1におけるサブハンドル2に取り付けられる振動低減機構6と同様の働きをもつ振動低減機構6aをハウジング1の右側に配置した例である。換言すれば、振動低減機構6と振動低減機構6aとでピストン47を挟むように配置される。振動低減機構6aは、マウント23に取り付けられており、左側に配置される振動低減機構6とは対称の位置に配置される。振動低減機構6aは、把持部21による覆いがない代わりにカバー部材70を有し、カバー部材70をナット21Cにて固定することで振動低減機構6aをケース22a内に収容している。なお、振動低減機構6と振動低減機構6aの内部構造は同一である。ピストン47の軸から振動低減機構6への距離をL1、振動低減機構6aまでの距離をL2としたとき、L1はL2と等しい。
実施例2の形態によれば、振動の発生源であるピストン47に対して左右等距離に同様の振動低減効果を持つ振動低減機構6及び振動低減機構6aを配置したので、実施例1に比べ、より一層の振動低減の効果を奏する。また、把持部22を回せばマウント23ごと2つの振動低減機構6、6aを一度に取り外すことができるので、作業性が良い。
-実施例3-
図7は本発明の更に別の実施形態を示すものであり、サブハンドル2に設けられる振動低減機構6の断面図である。この形態では、振動低減機構6の構成要素である上ウェイト65a及び下ウェイト65bの復元力をスプリング69によって働かせる点が特徴となっており、上ウェイト65a及び下ウェイト65bと支持部材5にはスプリング69を保持するスプリング保持部69aが形成されている。その他の点は実施例1と同様である。スプリング69は引きバネであり、上ウェイト65a及び下ウェイト65bが後方へ移動した際には前方のスプリング69が延長して復元力が生まれる。また、上ウェイト65a及び下ウェイト65bが前方へ揺動した際には、後方のスプリング69が延長して復元力が生まれる。
実施例2の形態によれば、上ウェイト65a及び下ウェイト65bの揺動運動を、磁石よりも安価なスプリング69により行うようにしたので、コスト低減となる。
-実施例4-
図8は本発明を適用したインパクトレンチ101を右から見た側面図であり、図9は同じくインパクトレンチ101を前方から見た正面図である。それぞれの図において、サブハンドル2の鍔部22付近は断面で表している。インパクトレンチ101の内部構造及びその動作は従来と同様であり、詳細は割愛するが、ハンマがモータによって回転駆動し、先端工具を保持するアンビルを回転・打撃することで回転力及び打撃力を先端工具へ伝達し、ボルト等の止具の締め付け及び取り外し作業を行う工具である。
締め付け作業において、トリガ110aの操作によりモータを正転・逆転させることで、図8における時計回り方向、あるいは反時計回り方向にハンマが回転してアンビルを打撃する。この打撃時には、ハンマが前後方向に移動し、アンビルに当接して打撃を行うようになっているが、そのアンビルとハンマの当接時に前後方向の振動が発生する。この振動を、実施例1と同様のサブハンドル2に設けられた振動低減機構6が吸収することで、本体の振動を低減させることができる。
以上、実施の形態を例に本発明を説明したが、請求項に記載の範囲で様々な変形が可能である。
例えば、振動低減機構6についてはウェイトを往復揺動させることで動吸振器の働きを持たせたが、前後に往復動させることで振動させるような構成としても良い。
また本発明は、打撃や往復動に起因する振動が起こる工具であれば適用可能であり、例えばジグソーやセーバソー、インパクトドライバなど、他の種類の動力工具にも適用可能である。
1 :ハウジング
10a :トリガ
110a:トリガ
10 :ハンドル
11 :モータハウジング
14 :電源コード
2 :サブハンドル
21 :把持部
21A :穴部
21B :ナット
21C :ナット
22a :ケース
22 :鍔部
23 :マウント
24 :バンド
28 :当接面
3 :ギヤカバー
30 :モータ
31 :出力軸部
31A :ピニオンギヤ
32 :ファン
4 :シリンダケース
40 :打撃機構部
41 :ギヤ部
41A :平ギヤ
42 :クランク部
42A :クランク
42B :コンロッド
43 :シリンダ部
43d :空気室
43A :シリンダ
45 :工具保持部
46 :打撃部
47 :ピストン
48 :打撃子
49 :中間子
50 :回転伝達機構部
51A :駆動側ギヤ部
51B :傘歯ギヤ
52A :傘歯ギヤ
6 :振動低減機構
6a :振動低減機構
61 :軸部材
61a :先端部
62 :ワッシャ
63 :支持部材
63a :板部
64 :ピン
65c :直線部
66a :支持部材磁石
66b :支持部材磁石
65a :上ウェイト
65b :下ウェイト
67a :上ウェイト磁石
67b :上ウェイト磁石
68a :下ウェイト磁石
68b :下ウェイト磁石
69 :スプリング
69a :スプリング保持部
70 :カバー部材
100 :ハンマドリル
101 :インパクトレンチ

Claims (6)

  1. 駆動源を収容する本体と、
    前記駆動源の動力を先端工具へ伝える動力伝達部と、
    作業者が把持して作業するメインハンドルと、を有する動力工具において、
    作業者が把持可能な把持部を持ち、本体から着脱可能なサブハンドルと、
    前記把持部と前記本体との間に、本体の振動を吸収して振動する振動部を持つ動吸振器と、
    を設けたことを特徴とする動力工具。
  2. 前記振動部は、前記本体の振動を吸収することで揺動するウェイトを有し、
    前記ウェイトの揺動方向は、前記先端工具の動作方向と略同一の方向であることを特徴とする請求項1に記載の動力工具。
  3. 前記サブハンドルは、前記把持部よりも径が大きい拡径部を有し、
    前記動吸振器は、前記拡径部内に配置されることを特徴とする請求項1または2に記載の動力工具。
  4. 前記ウェイトは前記先端工具の動作線と対称の位置に複数設けられることを特徴とする請求項1〜3に記載の動力工具。
  5. 前記ウェイトに対して、前記揺動方向へ付勢する付勢手段を有し、
    前記付勢手段は磁石からなる請求項1〜4に記載の動力工具。
  6. 更に第2の動吸振器を有し、
    前記第2の動吸振器は、前記動吸振器と前記第2の動吸振器とで前記動力伝達部を挟むようにして配置される、請求項1〜5に記載の動力工具。
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