JP2016186386A - 加熱調理器および加熱調理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】音声入力時の騒音を軽減し、正しく音声認識を行うことができる加熱調理器および加熱調理システムを提供すること。
【解決手段】加熱調理器100は、被加熱物を加熱する加熱部と、音声が入力される音声入力部20への音声入力に基づいて制御信号を生成し、換気扇50を制御する換気扇制御部と、制御信号を換気扇50へ送信する送信部19と、を備える。換気扇制御部は、換気扇50の動作中に、音声入力部20への音声入力が開始された場合に、換気扇50の回転速度を、音声入力部20への音声入力が開始される前の基本速度Vsよりも小さい制限速度Vrへ変更する。
【選択図】図3
【解決手段】加熱調理器100は、被加熱物を加熱する加熱部と、音声が入力される音声入力部20への音声入力に基づいて制御信号を生成し、換気扇50を制御する換気扇制御部と、制御信号を換気扇50へ送信する送信部19と、を備える。換気扇制御部は、換気扇50の動作中に、音声入力部20への音声入力が開始された場合に、換気扇50の回転速度を、音声入力部20への音声入力が開始される前の基本速度Vsよりも小さい制限速度Vrへ変更する。
【選択図】図3
Description
本発明は、音声操作機能を備える加熱調理器および加熱調理システムに関するものである。
従来、加熱調理器に音声認識機能を備え、音声操作によって加熱調理器などを動作させることが知られている。例えば、特許文献1には、ガスレンジに音声認識装置を設け、音声操作によって換気扇等を動作させることが記載されている。また、特許文献1では、レンジフードに人体検出装置を備え、人体を検知した場合にのみ音声認識装置を作動させることで、誤動作を抑制する構成となっている。
ここで、特許文献1のような加熱調理器において、換気扇が動作している状況で、音声操作を行おうとした場合、換気扇の動作音が騒音となり、入力される音声を正しく認識できないことがある。
本発明は、上記のような課題を背景になされたもので、音声入力時の騒音を軽減し、正しく音声認識を行うことができる加熱調理器および加熱調理システムを提供することを目的とする。
本発明に係る加熱調理器は、被加熱物を加熱する加熱部を備える加熱調理器であって、音声が入力される音声入力部への音声入力に基づいて制御信号を生成し、換気扇を制御する換気扇制御部と、制御信号を換気扇へ送信する送信部と、をさらに備え、換気扇制御部は、換気扇の動作中に、音声入力部への音声入力が開始された場合に、換気扇の回転速度を、音声入力部への音声入力が開始される前の基本速度よりも小さい制限速度へ変更する。
本発明の加熱調理器によれば、音声入力部への音声入力が開始された場合に、換気扇の回転速度を、音声入力部への音声入力が開始される前の基本速度よりも小さい制限速度へ変更することで、換気扇の動作音を軽減させることができる。これにより、音声入力部に入力された音声を正しく認識することができる。
以下、本発明の加熱調理器の実施の形態について、図面を用いて説明する。なお、細かい構造および重複または類似する説明については、適宜簡略化または省略している。以下の実施の形態では、加熱調理器の一例として誘導加熱調理器について説明する。
実施の形態1.
(加熱調理器の構成)
図1は、本発明の実施の形態1における加熱調理器100の斜視図であり、図2は、加熱調理器100の平面図である。図1および図2に示すように、加熱調理器100は、本体1と、本体1の上面に配置され、耐熱ガラスで形成された天板2とを備える。天板2の左側手前、右側手前、および中央側奥の3箇所には、加熱口14が設けられている。
(加熱調理器の構成)
図1は、本発明の実施の形態1における加熱調理器100の斜視図であり、図2は、加熱調理器100の平面図である。図1および図2に示すように、加熱調理器100は、本体1と、本体1の上面に配置され、耐熱ガラスで形成された天板2とを備える。天板2の左側手前、右側手前、および中央側奥の3箇所には、加熱口14が設けられている。
天板2の手前側には、調理モードまたは調理温度などの設定操作を受け付ける第1操作部11が各加熱口14に対応して配置されている。また、第1操作部11が配置される面には、複数の送信部19が配置される。送信部19は、加熱調理器100の上方に配置される換気扇50(図4)に対して赤外線信号を送信する。また、天板2上の第1操作部11の近傍には、例えば液晶ディスプレイからなる表示部15が配置されている。表示部15には、例えば「予熱中」や「適温到達」等の火力や経過状況、設定されている調理モードの内容等に関する情報が表示される。また、天板2の奥側には、本体1の内部への吸気または内部からの排気を行うための吸排気口12が配置される。
本体1の前面側には、グリル部16が配置される。また、グリル部16の隣には、グリル部16および各加熱口14に対する火力などの設定操作などを受け付ける第2操作部17が配置されている。第2操作部17には、加熱調理器100の電源スイッチ17aおよび各加熱口14の火力を調整するためのダイヤルスイッチなどが含まれる。
さらに、第2操作部17には、音声を入力するための音声入力部20が配置される。音声入力部20は、例えばマイクロフォンである。音声入力部20を、使用者に近い第2操作部17に配置することで、使用者の音声を検知しやすくなる。なお、音声入力部20の配置は、これに限定されるものではなく、例えば天板2の手前側に配置してもよい。
また、本体1の前面側であって、音声入力部20から離れた位置には、音声出力部18が設けられている。音声出力部18は、例えばスピーカーである。音声出力部18は、人の声またはブザーなどの音声で、調理工程に関する報知音や、加熱調理器100の異常に関する警告音を出力する。
図3は、本実施の形態における加熱調理システム200の概略構成図であり、図4は、加熱調理システム200の主要な構成および機能部を示す図である。なお、図4では、1つの加熱口14に対応する加熱調理器100の構成のみが図示され、また、例えば水や食材等の被加熱物が収容された容器10が併せて図示されている。図3に示すように、本実施の形態の加熱調理システム200は、加熱調理器100と、換気扇50とを備える。換気扇50は、加熱調理器100上方のレンジフード内などに配置される。本実施の形態の換気扇50は、加熱調理器100と連動するものであり、加熱調理器100によって動作が制御される。換気扇50は、例えば「強」、「中」、「弱」、「停止」の4段階の回転速度で動作するものである。なお、換気扇50に操作部(図示せず)を設け、使用者によって当該操作部が操作されることで、換気扇50を動作させることもできる。
また、図4に示すように、加熱調理器100の天板2に設けられた加熱口14の下部には、加熱部6が配置されている。加熱部6は、例えば誘導加熱コイルであり、略環状の内側加熱コイル6aと、その外側に設けられた略環状の外側加熱コイル6bとを備えた二重環形状である。加熱部6に高周波電流を流すことで天板2上に載置された容器10に渦電流が発生し、この発生する渦電流と容器10自身の抵抗により容器10が発熱し、加熱調理を実現する。なお、加熱部6は、電気ヒータ等の他の加熱部であってもよい。
また、天板2の裏面の加熱部6と対向する面には、サーミスタなどの天板温度センサ28が天板2の裏面に接触するように配置されている。天板温度センサ28は、容器10から天板2へ伝わる熱を検知する。天板温度センサ28で検知された天板温度は、天板温度検知部280に出力され、天板温度検知部280によって、温度に換算される。
さらに、本体1の内部には、各構成要素を制御する機能部として、表示部15を制御する表示制御部31と、第1操作部11および第2操作部17を介して入力される設定内容に基づき制御指令を生成する操作制御部32と、加熱調理器100の制御に必要なデータおよびプログラムを記憶する記憶部33と、HEMSコントローラなどの外部機器と通信を行う通信部34と、送信部19を介して換気扇50を制御する換気扇制御部35と、高周波インバータ27を制御する駆動部36と、音声入力部20によって入力された音声を認識する音声認識部37と、音声出力部18による音声出力を制御する音声出力制御部38と、各機能部を統括制御する制御部30と、が含まれる。上記各部は、その機能を実現する回路デバイスなどのハードウェアを用いて構成されるか、またはマイコンやCPU等の演算装置と、その上で実行されるソフトウェアとで構成される。
(加熱調理器100の動作)
次に、本実施の形態における加熱調理器100の加熱動作を説明する。使用者によって第1操作部11または第2操作部17を介して加熱開始の操作がなされると、操作制御部32は、加熱開始の制御指令を生成し、制御部30に出力する。制御部30は、操作制御部32からの制御指令に基づき、使用者によって設定される調理モード、調理温度または火力に従って、駆動部36に対して高周波電力指令(火力情報)を送信する。駆動部36は、制御部30からの指令に基づき、高周波インバータ27を制御して加熱部6に流れる高周波電流を調整する。また、制御部30は、目標温度が設定された自動調理モードを有しており、第1操作部11または第2操作部17を介して自動調理モードを選択する操作がなされた場合、天板温度センサ28によって検知した温度が目標温度となるように加熱制御を行う。
次に、本実施の形態における加熱調理器100の加熱動作を説明する。使用者によって第1操作部11または第2操作部17を介して加熱開始の操作がなされると、操作制御部32は、加熱開始の制御指令を生成し、制御部30に出力する。制御部30は、操作制御部32からの制御指令に基づき、使用者によって設定される調理モード、調理温度または火力に従って、駆動部36に対して高周波電力指令(火力情報)を送信する。駆動部36は、制御部30からの指令に基づき、高周波インバータ27を制御して加熱部6に流れる高周波電流を調整する。また、制御部30は、目標温度が設定された自動調理モードを有しており、第1操作部11または第2操作部17を介して自動調理モードを選択する操作がなされた場合、天板温度センサ28によって検知した温度が目標温度となるように加熱制御を行う。
また、本実施の形態の加熱調理器100は、音声操作機能を有しており、使用者によって音声入力部20に入力された音声に基づいて、加熱制御を行うことができる。詳しくは、音声入力部20へ音声が入力されると、音声認識部37によって入力された音声が認識され、制御指令が生成される。ここで、音声入力部20を介して音声が入力された場合、表示制御部31は、音声入力を受け付けていることが使用者に判るように、表示部15に「音声受付中」のような表示を行う。または、表示制御部31は、音声操作の受付中のみ表示部15の発光色や明るさを異ならせてもよい。さらに、音声出力制御部38は、音声出力部18に音声を受け付けたことに対する応答を出力させてもよい。また、音声認識部37において正しく音声認識ができなかった場合、表示制御部31または音声出力制御部38は、表示部15または音声出力部18に、再発話を促す表示または音声出力を行ってもよい。
ここで、音声操作以外の雑音を音声操作として認識することを防ぐために、第1操作部11または第2操作部17に音声操作開始ボタン(図示せず)を設け、音声操作開始ボタンが押された場合にのみ音声入力を受け付けてもよい。または、音声操作開始ボタンが押されている間のみ、音声入力を有効としてもよい。また、音声認識部37は、特定の使用者の声しか受け付けないものであってもよい。具体的には、事前に特定の使用者の音声を記憶部33に登録しておき、入力された音声を登録された音声を照合して、登録された音声と一致した場合のみ、入力を受け付けてもよい。さらに、人感センサ(図示せず)を設け、加熱調理器100の周囲に人がいることを検知している場合のみ音声入力を受け付けてもよい。このように、音声操作が入力される場合にのみ音声入力を受け付けるよう制御することで、誤検知による誤動作を防ぐとともに、後述する換気扇50の速度制限を最低限とすることができる。
音声認識部37によって生成された制御指令は制御部30に出力される。制御部30は、音声認識部37からの制御指令に基づき、使用者によって入力される調理モード、調理温度または火力に従って、駆動部36に対して高周波電力指令を送信する。駆動部36は、制御部30からの指令に基づき、高周波インバータ27を制御して加熱部6に流れる高周波電流を調整する。
また、本実施の形態の加熱調理器100は、換気扇連動機能を備えており、制御部30は、第1操作部11または第2操作部17を介して加熱の開始が操作されると、換気扇制御部35に加熱開始を通知する。換気扇制御部35は、制御部30から加熱開始の通知があった場合、換気扇50を動作させる。換気扇制御部35は、換気扇50の回転速度として、「強」、「中」、「弱」、「停止」の何れかを指示する制御信号を生成し、赤外線信号として送信部19から送信することにより、換気扇50の動作を制御する。
換気扇50は、図示しない受信部および制御部を備え、受信部にて加熱調理器100からの制御信号を受信し、制御部にて受信した制御信号に基づいて、ファンを回転させる。換気扇50が動作すると、ファンの回転による動作音が発生する。そして、換気扇50の動作中に、音声入力部20に音声が入力される場合、換気扇50の動作音によって、音声認識部37が正しく音声を検知できない場合がある。一般的にファンの騒音値は、空力による騒音と、モーターの騒音を合計したものであるが、空力による騒音が大半をしめる。また、回転速度と騒音値の関係については、騒音値は、回転速度の6乗に比例して大きくなることが知られている。そこで、本実施の形態の換気扇制御部35は、音声入力部20による音声入力が開始された場合に、換気扇50の回転速度を制限する換気扇制限処理を実行する。
(換気扇制限処理)
図5は、本実施の形態における換気扇制限処理の一例を示すタイミングチャートである。図5の横軸は時間を示し、縦軸は換気扇50の回転速度を示す。図5に示すように、換気扇制御部35は、制御部30から加熱開始の通知があった場合、換気扇50の回転速度を「強」で起動させる。ここで、「強」の場合の換気扇50の回転速度を基本速度Vsとする。基本速度Vsは、換気扇50に予め設定されている。そして、換気扇50の動作中に、音声入力部20への音声入力が開始された場合、換気扇制御部35は、換気扇50の回転速度を「弱」へ変更する。ここで、「弱」の場合の換気扇50の回転速度を制限速度Vrとする。図5に示す例では、制限速度Vrは基本速度Vsの半分の速度であるが、これに限定されるものではない。このように、音声入力が開始された場合に、換気扇50の回転速度を音声入力が開始される前の速度より小さい速度に変更することで、換気扇50による動作音を軽減し、S/N比を向上させることができる。
図5は、本実施の形態における換気扇制限処理の一例を示すタイミングチャートである。図5の横軸は時間を示し、縦軸は換気扇50の回転速度を示す。図5に示すように、換気扇制御部35は、制御部30から加熱開始の通知があった場合、換気扇50の回転速度を「強」で起動させる。ここで、「強」の場合の換気扇50の回転速度を基本速度Vsとする。基本速度Vsは、換気扇50に予め設定されている。そして、換気扇50の動作中に、音声入力部20への音声入力が開始された場合、換気扇制御部35は、換気扇50の回転速度を「弱」へ変更する。ここで、「弱」の場合の換気扇50の回転速度を制限速度Vrとする。図5に示す例では、制限速度Vrは基本速度Vsの半分の速度であるが、これに限定されるものではない。このように、音声入力が開始された場合に、換気扇50の回転速度を音声入力が開始される前の速度より小さい速度に変更することで、換気扇50による動作音を軽減し、S/N比を向上させることができる。
なお、上記では、制御部30から加熱開始の通知があった場合、換気扇50の回転速度を「強」で起動させ、音声入力が開始された場合に「弱」へ変更すると説明したが、音声入力が開始された場合に、換気扇50の回転速度を音声入力が開始される前の速度より小さい速度に変更するものであれば、これに限定されるものではない。例えば、制御部30から加熱開始の通知があった場合、換気扇50の回転速度を「強」で起動させ、音声入力が開始された場合に「中」へ変更してもよい。この場合は、「中」の場合の換気扇50の回転速度が制限速度Vrとなる。また、例えば、制御部30から加熱開始の通知があった場合、換気扇50の回転速度を「中」で起動させ、音声入力が開始された場合に「弱」へ変更してもよい。この場合は、「中」の場合の換気扇50の回転速度が基本速度Vsであり、「弱」の場合の換気扇50の回転速度が制限速度Vrである。さらに、制御部30から加熱開始の通知があった場合、換気扇50の回転速度を「強」、「中」または「弱」の何れかで起動させ、音声入力が開始された場合に換気扇50を「停止」させてもよい。
そして、音声入力部20への音声入力が終了した場合、換気扇制御部35は、換気扇50の回転速度の制限を解除し、回転速度を「強」に戻す。そして、音声認識部37における音声入力の受付を終了する。このように、換気扇50の回転速度の制限を音声入力中のみに限定することで、調理中の臭いおよび煙が室内に充満することを抑制できる。また、換気扇50の回転速度を「強」に戻すときは、例えば一度「中」にしてから「強」にするなど、速度を徐々に上げることで、使用者に違和感を与えないようにしてもよい。
換気扇制御部35は、制御部30から加熱終了の通知があった場合、換気扇50の動作を所定時間継続させ、所定時間経過後に、動作を停止させる。加熱終了直後は、室内に臭いおよび煙が充満している可能性がある。そのため、加熱終了後も換気扇50を所定時間動作させることで、臭いおよび煙を換気することができる。
次に、図6は、本実施の形態における換気扇制限処理の別の例を示すタイミングチャートである。図6の横軸は時間を示し、縦軸は換気扇50の回転速度を示す。図6に示すように、換気扇制御部35は、制御部30から加熱開始の通知があった場合、換気扇50を「強」で起動させる。そして、換気扇50の動作中に、音声入力部20への音声入力が開始された場合、換気扇制御部35は、換気扇50の回転速度を「弱」へ変更する。そして、所定の制限時間tlが経過した場合、換気扇制御部35は、音声入力の有無にかかわらず、換気扇50の回転速度の制限を解除し、「強」に戻す。また、音声認識部37における音声入力の受付を終了する。このように、換気扇50の回転速度が制限されている期間を限定することで、室内に調理による臭いおよび煙が充満することを抑制できる。なお、別の実施の形態では、制限時間tlの経過後に換気扇50の回転速度の制限解除のみを行い、音声認識部37による音声入力の受付は継続してもよい。
また、制限時間tlは、予め定められ記憶部33に記憶される固定時間でもよく、または音声入力内容に応じて可変な時間であってもよい。例えば、音声入力される操作の階層が深いものである場合には、制限時間tlを長く設定してもよい。具体的には、例えば、火力および時間などを設定する必要があるグリルモードが入力された場合には、単なる火力変更が入力された場合に比べて制限時間tlを長く設定する。これにより、音声入力の途中で、換気扇50の速度制限が解除されることを防ぐことができる。また、制限時間tlを可変とする場合、音声入力部20への音声入力が開始された時点では、回転速度の制限とともに暫定的な制限時間tpが設定され、音声入力内容が認識された時点で、入力内容に応じて制限時間tlが変更される。
さらに、制限時間tlを、加熱調理器100の調理モードに応じて個別に設定してもよい。例えば、臭いおよび煙が発生しやすい調理モードで動作している場合の制限時間tlを、煙が発生しにくい調理モードで動作している場合の制限時間tlよりも長く設定してもよい。制限時間tlをこのように設定することにより、換気扇50の動作音の軽減と、臭いおよび煙の充満抑制との両立を図ることができる。
次に、図7は、本実施の形態における換気扇制限処理の別の例を示すタイミングチャートである。図7の横軸は時間を示し、縦軸は換気扇50の回転速度を示す。図7に示すように、換気扇制御部35は、制御部30から加熱開始の通知があった場合、換気扇50を「強」で起動させる。そして、換気扇50の動作中に、音声入力部20への音声入力が開始された場合、換気扇制御部35は、換気扇50の回転速度を「弱」へ変更する。そして、制限時間tlが経過する前に、新たな音声入力がなされた場合、換気扇制御部35は、制限時間tlを延長する。このように、音声入力がある場合には制限時間tlを延長することで、音声入力の途中で、換気扇50の速度制限が解除されることを防ぐことができる。
そして、制限時間tlが経過した場合、換気扇制御部35は、換気扇50の回転速度の制限を解除し、「強」に戻す。また、音声認識部37は、音声入力の受付を終了する。なお、ここで最大制限時間tmaxを設定し、延長した制限時間tlの合計が最大制限時間tmaxを超える場合には、新たな音声入力の有無にかかわらず、換気扇50の回転速度の制限を解除し、「強」に戻してもよい。これにより、換気扇50の回転速度が長時間制限され、室内に臭いおよび煙が充満することが抑制される。なお、別の実施の形態では、制限時間tlの経過後に換気扇50の回転速度の制限解除のみを行い、音声認識部37による音声入力の受付は継続してもよい。
次に、図8は、本実施の形態における換気扇制限処理の別の例を示すタイミングチャートである。この例では、換気扇50は、「強」より大きい回転速度で回転可能なものとする。図8の横軸は時間を示し、縦軸は換気扇50の回転速度を示す。図8に示すように、換気扇制御部35は、制御部30から加熱開始の通知があった場合、換気扇50を「強」で起動させる。そして、換気扇50の動作中に、音声入力部20への音声入力が開始された場合、換気扇制御部35は、換気扇50の回転速度を「弱」へ変更する。そして、制限時間tlが経過した場合、換気扇制御部35は、換気扇50の回転速度の制限を解除し、回転速度を回復速度Vaに変更する。また、音声認識部37は、音声入力の受付を終了する。回復速度Vaは、「強」の場合の基本速度Vsよりも大きい速度である。そして、換気扇制御部35は、所定の回復時間toの間、換気扇50を回復速度Vaで駆動した後、回転速度を「強」に戻す。このように、換気扇50の速度制限の後で、基本速度Vsよりも大きい回復速度Vaに設定することで、速度制限中に発生した臭いおよび煙を迅速に換気することができる。
なお、図6〜図8に示す例においても、音声入力開始前の換気扇50の回転速度(基本速度Vs)および音声入力開始後の回転速度(制限速度Vr)は、「強」および「弱」に限定されるものではなく、音声入力開始後の回転速度(制限速度Vr)が音声入力開始前の回転速度(基本速度Vs)より小さいものであればよい。
図9は、本実施の形態の加熱調理器100における加熱動作の流れを示すフローチャートである。本処理は、制御部30を含む各機能部によって実行される。まず、第1操作部11または第2操作部17を介して加熱開始の操作があったか否かが判断される(S1)。加熱開始の操作がない場合は(S1:NO)、加熱開始の操作があるまで待機する。一方、加熱開始の操作があった場合(S1:YES)、換気扇制御部35によって換気扇50が起動される(S2)。ここでは、換気扇50は「強」で回転する。
そして、駆動部36によって高周波インバータ27が制御され、加熱部6による加熱が開始される(S3)。続いて、音声入力部20への音声入力が開始されたか否かが判断される(S4)。ここでは、音声認識部37にて最初の一声が認識されたとき、または音声操作開始ボタンを備える場合は、音声操作開始ボタンが押されたときを、音声入力が開始されたと判断する。そして、音声入力が開始されていない場合は(S4:NO)、ステップS6へ進む。一方、音声入力が開始された場合は(S4:YES)、換気扇制御部35による換気扇制限処理が実行される(S5)。
図10は、本実施の形態における換気扇制限処理の流れを示すフローチャートである。詳しくは、図10は、換気扇制御部35によって図7に示す換気扇制限処理が行われる場合の処理の流れを示すものである。本処理では、まず、換気扇50の回転速度が「弱」に変更され、回転速度が制限される(S501)。そして、音声入力部20を介して入力される音声に対して音声認識部37による音声認識が行われる(S502)。そして、経過時間の計測が開始され(S503)、制限時間tlが経過したか否かが判断される(S504)。制限時間tlが経過していない場合(S504:NO)、新たな音声入力があったか否かが判断される(S505)。そして、新たな音声入力がない場合は(S505:NO)、ステップS504へ戻る。一方、新たな音声入力がある場合は(S505:YES)、計測時間がリセットされ(S506)、ステップS503へ戻って、再び計測が開始される。
そして、ステップS504で制限時間tlが経過した場合(S504:YES)、換気扇50の回転速度の制限が解除され、「強」に戻される(S507)。そして、音声認識部37による音声入力の受付を終了し(S508)、図9のステップS6へ進む。
図9に戻って、ステップS6では、調理が終了したか否かが判断される(S6)。ここでは、使用者によって第1操作部11または第2操作部17を介して調理の終了が操作された場合、自動調理モードにおいては自動調理の各工程が終了した場合、またはタイマー設定がなされている状態でタイマーが切れた場合などに、調理が終了したと判断される。そして、調理が終了していない場合は(S6:NO)、ステップS4に戻って、以降の処理が繰り返される。一方、調理が終了した場合は(S6:YES)、駆動部36によって高周波インバータ27が制御され、加熱部6による加熱が停止される(S7)。そして、加熱停止から所定時間が経過するまで待機し(S8:NO)、所定時間が経過した場合(S8:YES)、換気扇50が停止される(S9)。
以上のように、本実施の形態によれば、換気扇制御部35によって、音声入力が開始された場合に換気扇50の回転速度を制限することで、換気扇50の動作音を軽減させ、S/N比を向上させることができる。これにより、音声認識部37において正しく音声操作を認識することができる。
また、換気扇制御部35は、音声入力部20への音声入力が終了した場合、または換気扇50の回転速度を制限速度Vrへ変更してから制限時間tlが経過した場合、換気扇50の回転速度を制限速度Vrから基本速度Vsに戻す。これにより、室内に臭いおよび煙が充満することを抑制することができる。
また、換気扇制御部35は、換気扇50の回転速度を制限速度Vrへ変更してから制限時間tlが経過した場合、換気扇50の回転速度を制限速度Vrから、基本速度Vsより大きい回復速度Vaに変更する。これにより、換気扇50の回転速度制限中の、臭いおよび煙が充満を迅速に解消することができる。
また、制限時間tlは、調理モードに応じて設定される。これにより、S/N比の向上と臭いおよび煙の充満抑制の両立を図ることができる。また、制限時間tlは、音声認識部37によって認識される音声入力の内容に応じて設定される。これにより、音声入力が終了する前に、換気扇50の回転速度の制限が解除されることを抑制することができる。
なお、本実施の形態において、加熱調理器100は、換気扇50を制御する換気扇制御部35を有する形態であるが、制御部30が換気扇50を制御するための信号を送信する送信部19に信号出力の指示を行う制御をしてもよい。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2について説明する。実施の形態2の加熱調理器100は、換気扇制御部35が、調理モードに基づいて換気扇制限処理を行う点において、実施の形態1と相違する。加熱調理器100のその他の構成については、実施の形態1と同様であり、同一の符号を付する。
次に、本発明の実施の形態2について説明する。実施の形態2の加熱調理器100は、換気扇制御部35が、調理モードに基づいて換気扇制限処理を行う点において、実施の形態1と相違する。加熱調理器100のその他の構成については、実施の形態1と同様であり、同一の符号を付する。
本実施の形態の換気扇制御部35は、加熱調理器100の調理モードに応じて、制限速度Vrを設定する。図11は、本実施の形態における換気扇制限処理の一例を示すタイミングチャートである。図11の横軸は時間を示し、縦軸は換気扇50の回転速度を示す。図11に示すように、換気扇制御部35は、制御部30から加熱開始の通知があった場合、換気扇50を「強」で起動させる。そして、換気扇50の動作中に、音声入力部20への音声入力が開始された場合、換気扇制御部35は、換気扇50の回転速度を制限する。
ここで、加熱調理器100が臭いおよび煙が出やすい「魚焼きモード」で動作している場合、換気扇50の回転速度を「中」に変更し、加熱調理器100が「魚焼きモード」以外の場合は換気扇50の回転速度を「弱」に変更する。ここで、「中」の場合の回転速度を第1制限速度Vr1とし、「弱」の場合の回転速度を第2制限速度Vr2とする。第1制限速度Vr1は、基本速度Vsよりも小さく、第2制限速度Vr2より大きい速度である。
そして、所定の制限時間tlが経過した場合、換気扇制御部35は、換気扇50の回転速度の制限を解除し、「強」に戻す。また、音声認識部37における音声入力の受付を終了する。このように、調理モードに応じて換気扇50の制限速度Vrを設定することで、室内に臭いおよび煙が充満することを抑制できる。なお、第1制限速度Vr1に変更される調理モードは「魚焼きモード」に限定されるものでない。また、加熱調理器100に煙センサまたは臭いセンサ等を設け、これらのセンサ検知結果に応じて第1制限速度Vr1または第2制限速度Vr2を選択してもよい。
図12は、本実施の形態における換気扇制限処理の流れを示すフローチャートである。本処理では、まず、調理モードが「魚焼きモード」であるか否かが判断される(S511)。そして、調理モードが「魚焼きモード」である場合(S511:YES)、換気扇50の回転速度が「中」に変更され、回転速度が制限される(S512)。一方、調理モードが「魚焼きモード」でない場合(S511:NO)、換気扇50の回転速度が「弱」に変更され、回転速度が制限される(S513)。
そして、音声入力部20を介して入力される音声に対して音声認識部37による音声認識が行われる(S514)。そして、経過時間の計測が開始され(S515)、制限時間tlが経過したか否かが判断される(S516)。制限時間tlが経過していない場合(S516:NO)、新たな音声入力があったか否かが判断される(S517)。そして、新たな音声入力がない場合は(S517:NO)、ステップS516へ戻る。一方、新たな音声入力がある場合は(S517:YES)、計測時間がリセットされ(S518)、ステップS515へ戻って、再び計測が開始される。
そして、ステップS516で制限時間tlが経過した場合(S516:YES)、換気扇50の回転速度の制限が解除され、「強」に戻される(S519)。そして、音声認識部37による音声入力の受付を終了し(S520)、換気扇制限処理を終了する。
以上のように、本実施の形態によれば、実施の形態1の効果に加え、調理モードに基づいて換気扇50の回転速度の制限を行うことで、加熱調理の状況に応じて臭いおよび煙の充満を抑制できる。
実施の形態3.
次に、本発明の実施の形態3について説明する。実施の形態3の加熱調理器100Aは、音声入力部20の配置において、実施の形態1と相違する。加熱調理器100Aのその他の構成および換気扇制限処理については、実施の形態1と同様であり、同一の符号を付する。図13は、本実施の形態における加熱調理器100Aの斜視図であり、図14は、加熱調理器100Aにおける第2操作部17Aの構造を説明するための図である。
次に、本発明の実施の形態3について説明する。実施の形態3の加熱調理器100Aは、音声入力部20の配置において、実施の形態1と相違する。加熱調理器100Aのその他の構成および換気扇制限処理については、実施の形態1と同様であり、同一の符号を付する。図13は、本実施の形態における加熱調理器100Aの斜視図であり、図14は、加熱調理器100Aにおける第2操作部17Aの構造を説明するための図である。
図13および図14に示すように、本実施の形態における第2操作部17Aは、下方に設けられた回動軸171を中心として第2操作部17Aの上方が前面側に倒れ、操作パネル172が上方側に向かって露出するいわゆるカンガルーポケット形態を有している。図13(a)および図14(a)は、第2操作部17Aが本体1内に収納された状態を示し、図13(b)および図14(b)は、第2操作部17Aが引き出された状態を示す。
図13(a)および図14(a)に示すように、第2操作部17A引き出された状態において、操作パネル172は、使用者が操作しやすい角度に露出される。また、本実施の形態の音声入力部20は、第2操作部17Aの操作パネル172に配置され、第2操作部17Aとともに、収納または露出される。音声入力部20を使用者に向かって露出される操作パネル172に配置することで、使用者からの音声を検知しやすくなる。また、第2操作部17Aの収納時には、音声が遮蔽されるため、雑音の入力を低減することができる。さらに、第2操作部17Aが引き出された状態を検知し、音声入力開始のトリガーとすることもできる。
以上のように、本実施の形態によれば、実施の形態1および2の効果に加え、S/N比をさらに向上させることができ、音声認識部37による音声認識率もさらに高めることができる。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して説明したが、本発明の具体的な構成はこれに限られるものでなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。例えば、上記実施の形態では、容器10を誘導加熱する加熱調理器100の場合を説明したが、本発明はこれに限らず、ガス式加熱調理器や電気ヒータ式加熱調理器でも同様に本発明を適用することが可能である。
また、上記実施の形態における換気扇50の回転速度の制御に加え、音声出力部18からの報知音の制御を行ってもよい。具体的には、音声出力部18から報知音が出力される場合、音声出力制御部38は、換気扇50の回転速度の制限と同様に、音声入力中は報知音の音量を下げるかもしくは無音とし、音声入力が終了した場合に、報知音の音量を自動で復帰させてもよい。このように制御することで、換気扇50の動作音に加え、報知音も制限することができ、S/N比をさらに向上させ、音声認識率を高めることができる。
ただし、音声出力部18からの報知音が加熱調理器100の異常を報知する警告音である場合は、音声入力が開始されても、報知音の音量制限を行わず、音声入力の受付を終了する。加熱調理器100に異常が発生した場合は、使用者に早く知らせることで、迅速に対処できるようにする。なお、異常を報知する警告音以外の報知音については、報知音量の制限に替えて、音声入力が終了した後に報知するように、報知タイミングを遅らせてもよい。これにより、調理工程の報知など、使用者が知りたい情報を確実に知らせることができ、使い勝手を向上させることができる。
さらに、音声入力部20の感度を可変とし、音声入力が開始された場合は、換気扇50の回転速度の制限に加え、音声入力部20の感度をあげてもよい。これにより、音声源の信号レベルを大きくすることができ、S/N比をさらに向上させることができる。また、換気扇50の回転速度の制限が解除された場合には、音声入力部20の感度も元に戻せばよい。
また、加熱調理器100が、通信部34を介して携帯通信端末またはインターホンなどの外部機器から音声入力を受け付けることが可能な構成の場合は、本体1に配置される音声入力部20への音声入力があった場合に換気扇50や音声出力部18の制限を行い、外部機器から音声入力があった場合には、当該制限を行わない構成としてもよい。外部機器から音声が入力される場合は、換気扇50や報知音の影響を気にしなくてよいため、最低限の制限を行うことで、適切に換気を継続することができる。
さらに、上記実施の形態では、換気扇50の動作中に音声入力が開始された場合の換気扇制限処理について説明したが、換気扇50の動作前に換気扇制限処理を行ってもよい。例えば、加熱開始の操作が音声入力によってなされる場合には、換気扇50の起動時の回転速度を制限速度Vrとしてもよく、または換気扇50を制限時間tl後に起動してもよい。
また、上記実施の形態では、音声入力がなされていない状態、すなわち換気扇50が制限されていない状態では、一定の基本速度Vsで換気扇50を動作させる構成としたが、基本速度Vsは可変であってもよい。この場合、換気扇制限処理における制限速度Vrは、音声入力が開始される前の基本速度Vsよりも小さいものであればよい。
また、加熱調理器100は赤外線通信で換気扇50へ制御信号を送信するものであったが、これに限定されるものではなく、そのほかの無線通信または有線通信で制御信号を送信してもよい。さらに、音声入力部20を換気扇50または換気扇50が配置されるレンジフードに設けてもよい。この場合、換気扇50から加熱調理器100に入力される音声信号が送信される。これにより、より使用者に近い位置で使用者による音声操作を検知することができ、また音声入力中は換気扇50の動作音も制限されるため、S/N比を向上させることができる。
1 本体、2 天板、6 加熱部、6a 内側加熱コイル、6b 外側加熱コイル、10 容器、11 第1操作部、12 吸排気口、14 加熱口、15 表示部、16 グリル部、17、17A 第2操作部、17a 電源スイッチ、18 音声出力部、19 送信部、20 音声入力部、27 高周波インバータ、28 天板温度センサ、30 制御部、31 表示制御部、32 操作制御部、33 記憶部、34 通信部、35 換気扇制御部、36 駆動部、37 音声認識部、38 音声出力制御部、50 換気扇、100、100A 加熱調理器、171 回動軸、172 操作パネル、200 加熱調理システム、280 天板温度検知部。
Claims (14)
- 被加熱物を加熱する加熱部を備える加熱調理器であって、
音声が入力される音声入力部への音声入力に基づいて制御信号を生成し、換気扇を制御する換気扇制御部と、
前記制御信号を前記換気扇へ送信する送信部と、をさらに備え、
前記換気扇制御部は、前記換気扇の動作中に、前記音声入力部への音声入力が開始された場合に、前記換気扇の回転速度を、前記音声入力部への音声入力が開始される前の基本速度よりも小さい制限速度へ変更することを特徴とする加熱調理器。 - 前記換気扇制御部は、前記音声入力部への音声入力が終了した場合、前記換気扇の回転速度を前記制限速度から前記基本速度に戻すことを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
- 前記換気扇制御部は、前記換気扇の回転速度を前記制限速度へ変更してから制限時間が経過した場合、前記換気扇の回転速度を前記制限速度から前記基本速度に戻すことを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
- 前記換気扇制御部は、前記換気扇の回転速度を前記制限速度へ変更してから制限時間が経過した場合、前記換気扇の回転速度を前記制限速度から、前記基本速度より大きい回復速度に変更することを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
- 調理モードに応じて前記加熱部を制御する制御部をさらに備え、
前記制限時間は、前記調理モードに応じて設定されることを特徴とする請求項3または4に記載の加熱調理器。 - 前記音声入力部に入力された音声を認識する音声認識部をさらに備え、
前記制限時間は、前記音声認識部によって認識される前記音声入力の内容に応じて設定されることを特徴とする請求項3または4に記載の加熱調理器。 - 調理モードに応じて前記加熱部を制御する制御部をさらに備え、
前記制限速度は、前記調理モードに応じて設定されることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の加熱調理器。 - 前記制限速度への変更は、前記換気扇を停止させることを含むことを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の加熱調理器。
- 前記換気扇制御部は、
前記音声入力部への音声入力により、前記加熱部の加熱が開始される場合、前記換気扇を前記制限速度で起動させる、または前記換気扇の起動を遅らせることを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載の加熱調理器。 - 音声を出力する音声出力部と、
前記音声入力部への音声入力があった場合に、前記音声出力部の音量を小さくする、または前記音声出力部による出力のタイミングをずらす音声出力制御部と、をさらに備えることを特徴とする請求項1〜9の何れか一項に記載の加熱調理器。 - 前記音声出力制御部は、
前記音声入力部への音声入力があった場合に、前記音声出力部から前記加熱調理器の異常を報知するための警告音を出力する場合は、前記音声出力部の音量を変更しないことを特徴とする請求項10に記載の加熱調理器。 - 本体と、
前記本体の前面側に配置され、収納および引き出し可能な操作部と、をさらに備え、
前記音声入力部は、前記本体の前面側または前記操作部内に配置されることを特徴とする請求項1〜11の何れか一項に記載の加熱調理器。 - 請求項1〜12の何れかに記載の加熱調理器と、
前記加熱調理器からの前記制御信号に基づいて動作する換気扇と、を備えることを特徴とする加熱調理システム。 - 前記音声入力部は、前記換気扇に設けられることを特徴とする請求項13に記載の加熱調理システム。
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