JP2016185861A - 移動式クレーンのジブ着脱装置及びジブ着脱方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業効率を向上させることのできる移動式クレーンのジブ着脱装置及びジブ着脱方法を提供する。
【解決手段】中心軸を中心に回転可能な柱状に形成され、ジブ係脱機構50を操作する操作部53aに、動力源の回転力が伝達される連結部材54を連結させ、動力源の回転力によって操作部53aを操作する。これにより、伸縮ブーム21の先端に対してジブ40を係脱するジブ係脱機構50に錆びが生じたり、塗布されている潤滑剤がなくなったりした場合においても、確実に操作部53aを操作することが可能となるので、ジブ40を着脱する作業の作業効率を向上させることが可能となる。
【選択図】図2

Description

本発明は、移動式クレーンのジブ着脱装置及びジブ着脱方法に関するものである。
従来、移動式クレーンのジブ着脱装置としては、中心軸を中心に回転可能な柱状に形成され、ブームの先端に対してジブを係脱する機構またはブームの先端に対してジブを着脱する作業の際に用いられる機構を操作するための操作部を備えたものが知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
前記ジブ着脱装置では、ブームを最大限倒伏させた状態で、下方から操作部を作業者が手動で操作している。
実開昭49−32362号公報 特開2007−22790号公報
しかし、前記ジブ着脱装置では、ブームの先端に対してジブを係脱する機構やブームの先端に対してジブを着脱する作業の際に用いられる機構に錆びが生じたり、塗布されている潤滑剤がなくなったりした場合に、作業者が操作部を手動で操作することが困難となり、ジブを着脱する作業の作業効率が低下する。
本発明の目的とするところは、作業効率を向上させることのできる移動式クレーンのジブ着脱装置及びジブ着脱方法を提供することにある。
本発明は、前記目的を達成するために、中心軸を中心に回転可能な柱状に形成され、ブームの先端に対してジブを係脱する機構またはブームの先端に対してジブを着脱する作業の際に用いられる機構を操作する操作部と、操作部の端部に連結可能であり、動力源の回転力が伝達される連結部材と、を備えている。
また、本発明は、前記目的を達成するために、中心軸を中心に回転可能な柱状に形成され、ブームの先端に対してジブを係脱する機構またはブームの先端に対してジブを着脱する作業の際に用いられる機構を操作する操作部に、動力源の回転力が伝達される連結部材を連結させ、動力源の回転力によって操作部を操作する。
これにより、動力源の回転力によって操作部を回転させることが可能となることから、ブームの先端に対してジブを係脱する機構やブームの先端に対してジブを着脱する作業の際に用いられる機構に錆びが生じたり、塗布されている潤滑剤がなくなったりした場合においても、確実に操作部が操作される。
本発明によれば、ブームの先端に対してジブを係脱する機構やブームの先端に対してジブを着脱する作業の際に用いられる機構に錆びが生じたり、塗布されている潤滑剤がなくなったりした場合においても、確実に操作部を操作することが可能となるので、ジブを着脱する作業の作業効率を向上させることが可能となる。
本発明の一実施形態を示す移動式クレーンの側面図である。 ジブ係脱機構を示すブームヘッド及びジブの基端部の概略図である。 操作部の操作方法を説明する図である。
図1乃至図3は、本発明の一実施形態を示すものである。
本発明のジブ着脱装置を備えた移動式クレーン1は、図1に示すように、一般の道路や作業エリア内を走行するための車体10と、クレーン作業を行うためのクレーン装置20と、車体10の走行及びクレーン装置20によるクレーン作業の操作を行うためのキャブ30と、を備えている。クレーン装置20及びキャブ30は、車体10に対して水平方向に旋回可能な旋回台に支持され、旋回台の幅方向一方にクレーン装置20が配置され、幅方向他方にキャブ30が配置されている。
車体10は、前側及び後側の幅方向両側に設けられた車輪11と、前側の車輪11の前方及び後側の車輪11の後方に設けられたアウトリガ12と、を備えている。
クレーン装置20は、車体10に対して起伏自在に設けられると共に伸縮自在な伸縮ブーム21を有している。伸縮ブーム21は、油圧式の起伏シリンダ22によって起伏動作を行う。また、伸縮ブーム21は、筒状に形成された複数のブーム部材によって構成されたテレスコピック機構によって伸縮するものであり、図示しない油圧式のシリンダによって伸縮動作を行う。
また、伸縮ブーム21の先端部に設けられたブームヘッド23には、図1に示すように、ラチス構造を有する固定式のジブ40を取り付けることが可能である。
ブームヘッド23の幅方向両側面の上部及び下部には、図2に示すように、ジブ40の基端部を連結可能な連結ブラケット23aが設けられている。連結ブラケット23aには、後述する連結ピンが上下方向に挿通されるピン挿通孔23bが設けられている。
ジブ40の基端部には、ブームヘッド23の連結ブラケット23aにジブ40の基端部を係脱自在に連結するためのジブ係脱機構50が設けられている。
ジブ係脱機構50は、ジブ40の基端部の幅方向両側の上部及び下部に設けられた連結部51と、ブームヘッド23の連結ブラケット23aと連結部51とを連結するための連結ピン52と、連結ピン52の挿抜動作を行うためのピン移動機構53と、を有している。
連結部51は、互いに上下に間隔をおいて配置された一対の板状に形成されており、間に連結ブラケット23aを挿入可能な間隔を有している。連結部51には、連結ピン52が上下方向に挿通されるピン挿通孔51aが設けられている。
連結ピン52は、円筒状の部材からなり、ジブ40の上下方向の内側から外側に移動することで、連結部51のピン挿通孔51aに挿通される。
ピン移動機構53は、上下に配置された連結部51の間を上下方向に延びるように設けられ、両端部に連結ピン52が設けられている。ピン移動機構53は、送りねじ等の機構からなり、上側の連結ピン52を上方に移動させると同時に下側の連結ピン52を下方に移動させ、上側の連結ピン52を下方に移動させると同時に下側の連結ピン52を上方に移動させる。また、ピン移動機構53は、四角柱状の操作部53aが下端から出没自在に設けられており、四角柱状の軸方向を中心に回転させることによって、連結ピン52を上下方向に移動させる。
操作部53aは、図3に示すように、操作部53aに連結可能に設けられた連結部材54によって操作される。連結部材54は、操作部53aが嵌合可能な嵌合部54aが一端部から他端部側に向かって延びるように設けられた筒状の部材からなり、他端部が動力源としての電動ドライバー55の駆動部に着脱自在である。また、連結部材54は、作業者が地面から操作部53aを操作可能な長さ寸法を有している。
以上のように構成された移動式クレーンのジブ着脱装置において、ブームヘッド23にジブ40を取り付ける場合には、連結ブラケット23aのピン挿通孔23bと連結部51のピン挿通孔51aの位置を合わせ、連結ピン52を挿通することで、連結ブラケット23aと連結部51とを連結する。
具体的には、連結ブラケット23aのピン挿通孔23bと連結部51のピン挿通孔51aの位置を合わせた状態で、連結部材54の嵌合部54aにピン移動機構53の操作部53aを嵌合させ、電動ドライバー55の回転力を連結部材54に伝達して操作部53aを回転させる。操作部53aを回転させると、ピン移動機構53の両端部に設けられた連結ピン52が上方または下方に移動し、連結ブラケット23aと連結部51とが連結される。
このように、本実施形態の移動式クレーンのジブ着脱装置によれば、中心軸を中心に回転可能な柱状に形成され、ジブ係脱機構50を操作する操作部53aと、操作部53aに連結可能であり、電動ドライバー55の回転力が伝達される連結部材54と、を備えている。
また、本実施形態の移動式クレーンのジブ着脱方法によれば、中心軸を中心に回転可能な柱状に形成され、ジブ係脱機構50を操作する操作部53aに、電動ドライバー55の回転力が伝達される連結部材54を連結させ、電動ドライバー55の回転力によって操作部53aを操作する。
これにより、伸縮ブーム21の先端に対してジブ40を係脱するジブ係脱機構50に錆びが生じたり、塗布されている潤滑剤がなくなったりした場合においても、確実に操作部53aを操作することが可能となるので、ジブ40を着脱する作業の作業効率を向上させることが可能となる。
尚、前記実施形態では、電動ドライバー55の回転力によって連結部材54を回転させることで、操作部53aを操作するようにしたものを示したが、これに限られるものではない。手動で操作する工具を除く、例えば、油圧や空気圧で駆動する工具に連結部材54を取り付け、油圧や空気圧の駆動力によって連結部材54を回転させることで、操作部53aを操作するようにしてもよい。
また、前記実施形態では、連結部材54によってジブ係脱機構50の操作部53aを操作するものを示したが、これに限られるものではない。例えば、伸縮ブームの先端部にジブ取付用アダプタを介してジブを取り付ける場合において、ジブ取付用アダプタに設けられたジブを吊り下げるワイヤロープを案内するためのジブ着脱用シーブの張出姿勢及び格納姿勢を切り換える機構を操作するための操作部を、本発明の連結部材54によって操作するようにしてもよい。本発明は、ブームの先端に対してジブを係脱する機構に限られず、ブームの先端に対してジブを着脱する作業に関係する、操作部を有する機構の全てに適用することが可能である。
また、前記実施形態では、ジブ係脱機構50の操作部53aを、四角柱状に形成したものを示したが、例えば六角柱状等の他の角柱状であってもよい。この場合には、連結部材54の嵌合部54aの形状を操作部の形状に合わせて形成すればよい。
1…移動式クレーン、21…伸縮ブーム、40…ジブ、50…ジブ係脱機構、53a…操作部、54…連結部材、55…電動ドライバー。

Claims (2)

  1. 中心軸を中心に回転可能な柱状に形成され、ブームの先端に対してジブを係脱する機構またはブームの先端に対してジブを着脱する作業の際に用いられる機構を操作する操作部と、
    操作部の端部に連結可能であり、動力源の回転力が伝達される連結部材と、を備えた
    ことを特徴とする移動式クレーンのジブ着脱装置。
  2. 中心軸を中心に回転可能な柱状に形成され、ブームの先端に対してジブを係脱する機構またはブームの先端に対してジブを着脱する作業の際に用いられる機構を操作する操作部に、動力源の回転力が伝達される連結部材を連結させ、動力源の回転力によって操作部を操作する
    ことを特徴とする移動式クレーンのジブ着脱方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7102849B2 (ja) 2018-03-28 2022-07-20 セイコーエプソン株式会社 波長変換装置、光源装置及びプロジェクター

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