JP2016184673A - 有機トランジスタ - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な工程により製造することが可能で、かつ、有機半導体膜の高結晶化が可能な有機トランジスタを提供する。
【解決手段】表面が絶縁体で構成された基板1と、基板1の上に、互いに離間して形成されたソース電極2及びドレイン電極3と、ソース電極2のうちドレイン電極3と対向する側面からソース電極2の上面に至り、かつ、ドレイン電極3のうちソース電極2と対向する側面からドレイン電極3の上面に至る底面を含む開口部を有して、基板1の表面と、ソース電極2の上面および側面と、ドレイン電極3の上面及び側面とに形成された親液層4と、親液層4の上面に形成された撥液層5と、開口部の内部及び上部に、親液層4における開口部の開口端となる側面に接するように形成された有機半導体膜6と、有機半導体膜6の上に形成されたゲート絶縁膜7と、ゲート絶縁膜7の上に形成されたゲート電極8と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、トップゲート構造の有機トランジスタに関するものである。
従来、有機トランジスタ等における有機半導体膜の微細パターニング手法として、SAM(自己組織化単分子膜)を用いて基板表面等の下地に親液性の部分と撥液性の部分を形成し、表面の撥液性と親液性の違いを用いた塗分けや、フォトリソグラフィ法を用いてバンクを形成し、バンク上面の撥液性を利用した塗分けによるパターニング法などが提案されている。
また、特許文献1では、ソース電極およびドレイン電極の上面に撥液性の薄膜を形成し、各電極の側面に接するように有機半導体膜を形成することで薄膜トランジスタを製造する方法が提案されている。
特開2009−272523号公報 国際公開第2007/119703号パンフレット
上記の手法のうち、撥液性と親液性をSAMで制御し、半導体膜の塗分けを行う手法では、半導体膜の形成法としてインクジェット法などによる塗分けが可能である。しかしながら、半導体膜として良質な結晶性薄膜を形成するために、特許文献2にあるような製造方法を用いた場合、SAMを用いた塗分けでは、半導体膜が不要な部分にも半導体膜が残ってしまい、良好な塗分けができない。
またバンクを用いた塗り分けでは、バンク材料自体やバンク材料に含まれる不純物の溶出により、良質な結晶性薄膜が得られないうえに、半導体膜が不純物で汚染されてしまうという問題があった。
また、特許文献1に記載の製造方法においても、SAMを用いた塗分けと同様にソース、ドレイン電極の撥液部分にも成膜されてしまい、良質な結晶性薄膜を良好に塗り分けることが出来ない。
このように、トップゲート構造の有機トランジスタにおける有機半導体膜の形成において、パターニング性と高結晶性の両立は非常に困難である。
本発明は上記点に鑑みて、簡易な工程により製造することが可能で、かつ、有機半導体膜の高結晶化が可能な有機トランジスタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、表面が絶縁体で構成された基板(1)と、基板の上に、互いに離間して形成されたソース電極(2)およびドレイン電極(3)と、ソース電極のうちドレイン電極と対向する側面からソース電極の上面に至り、かつドレイン電極のうちソース電極と対向する側面からドレイン電極の上面に至る底面を含む開口部(4a)を有して、基板の表面と、ソース電極の上面および側面と、ドレイン電極の上面および側面とに形成された親液層(4)と、親液層の上面に形成された撥液層(5)と、開口部の内部および上部に、親液層における開口部の開口端となる側面に接するように形成された有機半導体膜(6)と、有機半導体膜の上に形成されたゲート絶縁膜(7)と、ゲート絶縁膜の上に形成されたゲート電極(8)と、を備えることを特徴としている。
これによれば、有機トランジスタの製造工程において、撥液層を形成した後に有機半導体膜を形成することで、撥液層により有機半導体膜が選択的に成膜されるため、簡易な工程により有機トランジスタを製造することができる。また、有機トランジスタの製造工程において、ソース電極またはドレイン電極の上面で親液層の側面を起点に有機半導体結晶を成長させることで、有機半導体膜を高結晶化することができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係の一例を示すものである。
第1実施形態における有機トランジスタの断面図である。 第1実施形態における有機トランジスタの平面図である。 第1実施形態における有機トランジスタの製造方法を示す断面図である。 第1実施形態における有機トランジスタの製造方法を示す断面図である。 第1実施形態における有機トランジスタの製造方法を示す断面図である。 第2実施形態における有機トランジスタの平面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について図1〜図5を用いて説明する。本実施形態の有機トランジスタは、TG(トップゲート)構造の有機TFT(薄膜トランジスタ)であり、基板1、ソース電極2、ドレイン電極3、親液層4、撥液層5、有機半導体膜6、ゲート絶縁膜7、ゲート電極8、ビアホール9、配線膜10を備えている。
基板1は、表面がガラス等の絶縁体で構成されており、図1に示すように、基板1の上に、ソース電極2とドレイン電極3とが互いに離間して形成されている。図2(a)、(b)に示すように、ソース電極2、ドレイン電極3は、基板1の表面に対する法線方向から見て、互いに形状および寸法が等しい長方形状とされており、互いの側面が平行となるように対向して配置されている。
なお、図2(a)は、後述する図4(b)に示す工程において有機半導体膜6が成膜される前の有機トランジスタの構成を示す平面図であり、図2(b)は、図4(b)に示す工程において有機半導体膜6が成膜された後の有機トランジスタの構成を示す平面図である。また、図2(a)は断面図ではないが、図を見やすくするために、ハッチングを示してある。
ソース電極2、ドレイン電極3は、例えばAu、Ag、Cu、Ni等の金属、ITO、IZO(登録商標)等の透明酸化物導電体、PEDOT:PSS、ポリアニリン等の高分子導電体等で構成される。ソース電極2、ドレイン電極3をAu、Ag、Cu等のナノ粒子を用いたインクにより形成する場合、印刷法を適用してソース電極2、ドレイン電極3の成膜と同時に配線パターンの形成もできる。そのため、ソース電極2、ドレイン電極3をAu、Ag、Cu等で構成することが好ましい。
基板1の表面、ソース電極2の上面および側面、ドレイン電極3の上面および側面には、親液層4が形成されている。親液層4は、ソース電極2のうちドレイン電極3と対向する側面からソース電極2の上面に至り、かつドレイン電極3のうちソース電極2と対向する側面からドレイン電極3の上面に至る底面を含む開口部4aを有している。また、親液層4は、基板1の表面、ソース電極2の上面および側面、ドレイン電極3の上面および側面のうち、開口部4a以外の部分を覆っている。
親液層4は、例えば、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、酸化ハフニウム等の金属酸化物で構成される。なお、ソース電極2、ドレイン電極3を金属で構成する場合、ソース電極2、ドレイン電極3を構成する金属と異なる金属の酸化物で親液層4を構成することが好ましい。また、親液層4の膜厚を均一にするため、ALD(原子堆積法)やCVD等の手法で親液層4を成膜することが好ましい。
開口部4aの底面は、ソース電極2およびドレイン電極3の側面については、ソース電極2のドレイン電極3に対向する側面の一部と、ドレイン電極3のソース電極2に対向する側面の一部のみを含むように形成されている。また、開口部4aの底面には基板1の表面の一部も含まれており、図2(a)に示すように、開口部4aは、基板1の表面に対する法線方向から見て、ソース電極2の各側面に平行な辺を有する長方形状とされている。
親液層4の上面には、撥液層5が形成されている。撥液層5は、SAM(自己組織化単分子膜)により構成されており、SAMとして、ヘキサメチルジシラザン等のシラザン、シラン誘導体、アルキルホスホン酸等のホスホン酸誘導体等を用いることができる。シラン誘導体は、例えば長鎖アルキル基を有するオクチルトリメトキシシラン、オクタデシルトリクロロシラン等のシランカップリング剤、フッ化アルキル基を有するトリデカフルオロオクチルトリメトキシシラン等のシランカップリング剤である。特に、SAMとして、撥液性の高いフッ化アルキル鎖を有するものを用いることが好ましい。
図1、図2(b)に示すように、開口部4aの内部および上部には、親液層4における開口部4aの開口端となる側面(端面)に接するように有機半導体膜6が形成されている。有機半導体膜6は、ゲート電極8へのゲート電圧の印加によりチャネルが形成されるものである。有機半導体膜6は、有機溶媒に対する可溶性があり、結晶構造を取り得る有機半導体材料、例えば、TIPSペンタセン等のアセン誘導体、α−4T、C8−BTBT等のヘテロアセン誘導体で構成される。なお、有機半導体膜6を高結晶化するために、高結晶性半導体塗布手法、例えば特開2013−77799号公報に示される塗布法(高結晶塗布法)により有機半導体膜6を成膜することが好ましい。
撥液層5および有機半導体膜6の上には、ゲート絶縁膜7が形成されている。ゲート絶縁膜7は、親液層4と同様に、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、酸化ハフニウム等の金属酸化物で構成される。
ゲート絶縁膜7の上面のうち、有機半導体膜6の上方に位置する部分には、ゲート電極8が形成されている。ゲート電極8は、ソース電極2、ドレイン電極3と同様に、Au、Ag等の金属、ITO等の透明酸化物導電体、PEDOT:PSS等の高分子導電体等で構成される。また、ソース電極2、ドレイン電極3と同様に、ゲート電極8を金属ナノ粒子で構成することが好ましい。
ドレイン電極3の上には、ビアホール9が形成されている。ビアホール9は、親液層4、撥液層5、ゲート絶縁膜7を貫通して形成されている。ビアホール9の内部およびゲート絶縁膜7の上面には、ゲート電極8と離間して配線膜10が形成されており、配線膜10により、ドレイン電極3が外部の配線と接続される。なお、図示しない配線により、ソース電極2およびゲート電極8も外部の配線と接続されている。
本実施形態の有機トランジスタの製造方法について説明する。
図3(a)に示す工程では、基板1の上にソース電極2およびドレイン電極3を形成する。ここでは、基板1をガラスで構成し、Agナノインクを用いたインクジェット法により、膜厚を50nmとしてソース電極2およびドレイン電極3を形成する。
図3(b)に示す工程では、基板1の表面のうちソース電極2、ドレイン電極3が形成されていない部分と、ソース電極2の上面および側面と、ドレイン電極3の上面および側面に、親液層4を形成する。ここでは、TMA(トリメチルアルミニウム)と水を原料とし、膜厚を1nmとして、親液層4をALD法により成膜し、AlOで構成する。また、成膜温度を、後述する図4(c)に示す工程での成膜温度よりも低くする。ここでは、成膜温度を100℃とする。図3(b)に示す工程での成膜温度を図4(c)に示す工程での成膜温度よりも低くすることで、親液層4を構成するAlOの炭素濃度が、ゲート絶縁膜7を構成するAlOの炭素濃度よりも高くなる。
図3(c)に示す工程では、親液層4の上に撥液層5を形成する。ここでは、自己組織化単分子材料(1H,1H,2H,2H−トリデカフルオロオクチルトリメトキシシラン)を有機溶剤に溶解させた溶液に、基板1を12時間浸漬させることにより、撥液層5を構成するSAMを形成する。
図3(d)、図4(a)に示す工程では、開口部4aを形成する。まず、図3(d)に示す工程において、後に開口部4aとなる部分と対応する位置の撥液層5を除去する。ここでは、フォトマスク11を用いて真空紫外光を照射することにより、撥液層5を部分的に除去する。つぎに、図4(a)に示す工程において、撥液層5が除去された部分の親液層4を除去する。ここでは、親液層4を90℃の水中に浸漬することにより、撥液層5が除去された部分の親液層4を除去する。このようにして、図2(a)、図4(a)に示すように開口部4aが形成される。
図4(b)に示す工程では、開口部4aの内部および上部に、有機半導体膜6を形成する。ここでは、有機半導体材料としてC8−BTBTを用いた高結晶塗布法により、有機半導体膜6を成膜する。
具体的には、図5(a)に示すように、半導体分子12を含んだインク13を、ノズル14を通して開口部4aおよび撥液層5の上に塗布する。このとき、図に示されるように、開口部4aの内部と撥液層5との撥液性の差により、有機半導体膜6が選択的に成膜される。つまり、撥液層5は撥液性が高く、転落角が小さいため、インク13は撥液層5の上には残らず、開口部4aの内部および上部にのみ残る。
すると、図5(b)に示すように、開口部4aにおいて親液層4の側面を起点に有機半導体結晶が成長する。このとき、後述するように親液層4の膜厚が0.5nmよりも小さいと、親液層4の側面が結晶成長の起点とならない。また、後述するように親液層4の膜厚が有機半導体膜6の膜厚である15nmよりも大きいと、コヒーステイン効果により、有機半導体膜6の膜厚が開口部4aの外周部において大きくなり、中央部において小さくなる。このとき外周部からの結晶成長が支配的になり、中央部における半導体結晶の結晶粒径が小さくなってしまうため、有機半導体膜6の高結晶性が得られない。また、開口部4aの底面がソース電極2、ドレイン電極3の上面を含まず、基板1の表面と、ソース電極2、ドレイン電極3の側面のみを含む場合も、ソース電極2およびドレイン電極3の膜厚が厚く、コヒーステイン効果により端部からの結晶成長が支配的となるため、結晶性が低下する。
本実施形態では、親液層4の膜厚が1nmであり、また、開口部4aの底面にソース電極2およびドレイン電極3の上面が含まれている。そのため、図5(c)に示すように、結晶成長が図5の紙面上側にも十分に進むので、有機半導体膜6の端部からの結晶成長を抑制することができる。これにより、結晶成長が良好に進み、有機半導体膜6の上端付近において、ラフネスが少なく、電界効果での電気伝導に適した良好な結晶表面が得られる。
図4(c)に示す工程では、撥液層5および有機半導体膜6の上面に、ゲート絶縁膜7を形成する。ここでは、ゲート絶縁膜7をAlOで構成する。図4(d)に示す工程では、ゲート絶縁膜7の上面のうち、有機半導体膜6の上方に位置する部分にゲート電極8を形成する。また、図4(d)に示す工程では、ドレイン電極3の上に、親液層4、撥液層5、ゲート絶縁膜7を貫通するビアホール9を形成し、ビアホール9の内部およびゲート絶縁膜7の上面に、ゲート電極8と離間して配線膜10を形成する。ここでは、エッチング等によりビアホール9を形成する。
発明者が上記の方法により本実施形態の有機トランジスタを製造したところ、基板1のうちソース電極2、ドレイン電極3が形成されていない部分の上方において、撥液層5の上面の水に対する接触角は108°、水の転落角は3.2°であった。また、ソース電極2、ドレイン電極3の上方において、撥液層5の上面の水に対する接触角は109°、水の転落角は3.1°であった。
また、開口部4aの内部において、基板1の表面の水に対する接触角は26°、ソース電極2およびドレイン電極3の上面の水に対する接触角は47°であった。また、開口部4aの内部において、基板1の表面が水平面に対し90°まで傾いても基板1の表面に置かれた水が転落せず、基板1の表面の水の転落角は測定不能であった。同様に、開口部4aの内部において、ソース電極2およびドレイン電極3の上面の水の転落角も測定不能であった。
また、撥液層5の膜厚は2nm、有機半導体膜6の中央部の膜厚は15nm程度であった。
本実施形態の有機トランジスタと、比較例1、比較例2の特性を表1に示す。比較例1は、図3(a)に示す工程の後、シャドウマスクを通した真空蒸着法により有機半導体膜6を成膜し、ゲート絶縁膜7、ゲート電極8、ビアホール9、配線膜10を形成することにより製造された有機トランジスタである。比較例2は、図3(a)に示す工程の後、有機半導体膜6を高結晶塗布法により全面に成膜し、フォトリソグラフィ法とOプラズマアッシングにより有機半導体膜6のパターンを形成し、ゲート絶縁膜7等を形成することにより製造された有機トランジスタである。
Figure 2016184673
表1に示すように、本実施形態の有機トランジスタでは、比較例1、比較例2に比べて特性が向上していることがわかる。例えば、比較例1、比較例2の移動度がそれぞれ0.22cm/V・s、1.58cm/V・sであるのに対し、本実施形態の移動度は2.13cm/V・sであり、比較例1、比較例2に比べて大きい。また、比較例1、比較例2の閾値がそれぞれ−1.62V、−1.1Vであるのに対し、本実施形態の閾値は−0.9Vであり、比較例1、比較例2に比べて絶対値が小さい。また、比較例1、比較例2のOn.Off比がそれぞれ10、10より大きく、10より小さい値であるのに対し、本実施形態のOn.Off比は10より大きい値であり、比較例1、比較例2に比べて大きい。
本実施形態では、図4(b)に示す工程において、撥液層5により有機半導体膜6が選択的に成膜されるため、簡易な工程により有機トランジスタを製造することができる。
また、本実施形態では、親液層4が適切な膜厚であり、開口部4aの底面にソース電極2およびドレイン電極3の上面が含まれているため、パターン端部の影響が抑制され、有機半導体膜6の中央部の結晶粒径が小さく、膜厚が薄くなることが抑制される。
例えば、本実施形態では、有機半導体膜6の中央部の膜厚は、親液層4の膜厚よりも大きく、さらに、親液層4の膜厚と撥液層5の膜厚を足したものよりも大きい。つまり、親液層4の膜厚は、有機半導体膜6の中央部の膜厚から撥液層5の膜厚を引いたものよりも小さい。
このように、本実施形態では、有機半導体膜6の中央部の膜厚が小さくなることを抑制することにより、結晶成長を良好に進め、有機半導体膜6を高結晶化することができる。
なお、従来の有機トランジスタの製造方法のうち、バンクを用いた塗り分けでは、バンクは有機半導体膜よりも膜厚が大きい。また、SAMを用いて基板表面等の下地に親液性の部分と撥液性の部分を形成することによる塗り分けでは、SAMは有機半導体膜よりも膜厚が小さいが、SAMは撥液性であり、有機半導体膜を構成する材料の結晶成長の起点となる部分がない。そのため、規則的な結晶成長が起きず、有機半導体膜の高結晶性が得られない。
また、本実施形態では、コヒーステイン効果により有機半導体膜6の中央部の膜厚が小さくなることを抑制して、有機半導体膜6の表面平滑性を向上させている。そのため、トップゲート構造の有機薄膜トランジスタにおいてチャネルが形成される部分、つまり、有機半導体膜6の上端付近の結晶性が高くなり、有機トランジスタの移動度等の特性を向上させることができる。
また、従来の有機トランジスタの製造方法のうち、SAMを用いて基板表面等の下地に親液性の部分と撥液性の部分を形成することによる塗り分けでは、SAMを形成する際に、下地となる電極を構成する材料等の影響を受ける。これに対し、本実施形態では、親液層4を下地としてSAMを形成しているため、ソース電極2、ドレイン電極3を構成する材料の影響を受けずに撥液層5を形成することができ、さらに簡易な工程で有機トランジスタを製造することができる。
また、本実施形態では、親液層4とゲート絶縁膜7とをAlOで構成している。このように、親液層4とゲート絶縁膜7とを同じ材料で構成することで、または、親液層4とゲート絶縁膜7とを同一の元素を含む材料で構成することで、親液層4とゲート絶縁膜7とを同じ条件でエッチングすることができる。そのため、図4(d)に示す工程において、親液層4とゲート絶縁膜7とを同時に加工することが可能であるので、さらに簡易な工程により有機トランジスタを製造することができる。
また、本実施形態では、図3(b)に示す工程での成膜温度を図4(c)に示す工程での成膜温度よりも低くしているため、親液層4を構成する材料は、ゲート絶縁膜7を構成する材料よりも炭素濃度が高い。そのため、親液層4は、ゲート絶縁膜7よりもエッチングによる加工が容易になり、図4(d)に示す工程において、ビアホール9を良好に形成することができる。
また、親液層4を構成する材料の炭素濃度を高くすることで、開口部4aを形成する際にも、親液層4のエッチングによる加工が容易になる。そのため、開口部4aにおける親液層4の断面の平滑性が高くなり、良好な結晶成長の起点となるため、有機半導体膜6をさらに高結晶化することができる。
なお、表2に示すように、有機半導体膜6の配向度は親液層4の膜厚により変化する。
Figure 2016184673
つまり、親液層4の膜厚が0.2nm、0.5nm、1nm、10nm、15nm、25nmのとき、配向度はそれぞれ24%、63%、78%、82%、52%、8%である。また、親液層4の膜厚が0.5nm、1nm、10nm、15nm、25nmの場合では所望のパターンが得られており、親液層4の膜厚が0.2nmの場合では所望のパターンが得られていない。また、表2に示す判定において、所望のパターンが得られており、かつ、配向度が50%以上であるものを良品とした。
このように、親液層4の膜厚が0.2nmと小さすぎる場合、所望のパターンが得られず、配向度も低い。また、親液層4の膜厚が有機半導体膜6の膜厚である15nm以上になると、コヒーステイン効果によるパターン端部の影響が大きくなり、配向度が落ちる。例えば、親液層4の膜厚が15nmのときの配向度は50%以上であるが、親液層4の膜厚が0.5nm、1nm、10nmのときに比べると低い。そのため、親液層4の膜厚を0.5nm以上15nm以下とすることが好ましく、親液層4の膜厚を0.5nm以上10nm以下とすることがさらに好ましい。
また、本実施形態では、有機半導体膜6と接する面、つまり、開口部4aの内部における親液層4の側面が親液性であるため、インク13のピニングが可能であり、加工精度を向上させることができる。なお、有機半導体層6を開口部4aにのみ形成するために、撥液層5における水の転落角が、親液層4の有機半導体膜6と接する側面における水の転落角よりも小さいことが好ましく、また、その差が大きいことが好ましい。
また、有機半導体層6を開口部4aにのみ形成するために、撥液層5における水の転落角と、基板1の表面、ソース電極2およびドレイン電極3の上面のうち、開口部4aの底面に含まれる部分における水の転落角との差が大きいことが好ましい。具体的には、撥液層5における水の転落角が、基板1の表面、ソース電極2およびドレイン電極3の上面における水の転落角よりも1°以上小さいことが好ましい。
また、高結晶塗布法では、インク13の乾燥とほぼ同時に結晶膜が成膜されるため、撥液層5の表面における水の転落角が、場所により大きく変化する場合、図4(b)に示す工程において、インク13が、場所による転落角の差が大きい部分に引っかかる。例えば、撥液層5の基板1の上部における水の転落角と、撥液層5のソース電極2およびドレイン電極3の上部における水の転落角との差が大きい場合、インク13が、基板1の上部と、ソース電極2およびドレイン電極3の上部との境界付近に引っかかる。これにより、インク13の引っかかる部分で有機半導体膜が形成され、所望のパターンが得られにくくなり、有機半導体膜6の結晶性が低下する。
そのため、例えば、撥液層5の基板1の上部における水の転落角と、撥液層5のソース電極2およびドレイン電極3の上部における水の転落角との差が小さいことが好ましい。具体的には、撥液層5の基板1の上部における水の転落角と、撥液層5のソース電極2およびドレイン電極3の上部における水の転落角との差が1°以内であることが好ましい。
本実施形態では、図3(b)、(c)に示す工程において、基板1の上面、ソース電極2、ドレイン電極3の表面のうち、基板1とソース電極2、ドレイン電極3が接していない部分の全面に親液層4を形成し、親液層4の上に撥液層5を形成している。そのため、撥液層5を構成するSAMを形成する際に下地となる部分がすべて親液層4であるので、場所によるSAMの密度の差が小さくなり、転落角の差が小さくなる。これにより、インク13の引っかかりによる有機半導体膜6の結晶性の低下を抑制し、有機トランジスタの特性をさらに向上させることができる。
また、撥液層5の表面平滑性が低い場合、図4(b)に示す工程においてインク13が撥液層5の表面の凹凸に引っかかり、インク13の引っかかる部分で有機半導体膜が形成される。これにより、所望のパターンが得られにくくなり、また、有機半導体膜6の結晶性が低下する。
そのため、撥液層5の表面平滑性が高いことが好ましい。具体的には、撥液層5の表面のRa(算術平均粗さ)が1nm以下であり、かつ、基板1、ソース電極2、およびドレイン電極3の表面の算術平均粗さの90%以上110%以下であることが好ましい。つまり、Ra4が1nm以下であり、0.9Ra1≦Ra4≦1.1Ra1、0.9Ra2≦Ra4≦1.1Ra2、0.9Ra3≦Ra4≦1.1Ra3であることが好ましい。ここで、Ra1、Ra2、Ra3、Ra4はそれぞれ、基板1、ソース電極2、およびドレイン電極3、撥液層5の表面の算術平均粗さである。
また、図3(d)に示す工程の後、親液層4を除去せずに有機半導体膜6を形成した場合、有機半導体膜6と、ソース電極2およびドレイン電極3との間のコンタクト抵抗が増加する。これに対し、本実施形態では、有機半導体膜6を形成する前に、図4(a)に示す工程において親液層4を部分的に除去し、開口部4aを形成している。これにより、コンタクト抵抗の増加を抑制し、有機トランジスタの特性をさらに向上させることができる。
また、本実施形態ではソース電極2、ドレイン電極3をAgで構成している。Ag、Cuは酸化しやすいが、図4(a)に示す工程で開口部4aを形成する際、ソース電極2、ドレイン電極3の上には親液層4が形成されており、また、温水を用いてエッチングを行っている。そのため、パターニング加工時におけるソース電極2、ドレイン電極3、図示しない配線の酸化を抑制し、有機トランジスタの特性をさらに向上させることができる。
また、従来の有機トランジスタの製造方法のうち、バンクを用いた塗り分けでは、バンクは有機系の材料で構成され、溶媒耐性が低いため、有機トランジスタの製造工程においてバンクが溶け、有機半導体膜に不純物が混ざり、有機トランジスタの特性が低下する。
これに対し、本実施形態では、親液層4を無機系の材料で構成しているため、親液層4の溶媒耐性が高い。そのため、有機トランジスタの製造工程において親液層4が溶け、有機半導体膜6に不純物が混ざることを抑制し、有機トランジスタの特性をさらに向上させることができる。
また、本実施形態では、高分子で構成したバンクを用いて塗り分けする場合に比べて、ソース電極2とドレイン電極3の間の絶縁性が高いため、ソース電極2とドレイン電極3の間におけるリーク電流の発生を抑制することができる。
また、従来の有機トランジスタの製造方法のうち、レジストを用いたアッシングでは、有機半導体膜がアッシングにより損傷を受け、移動度が低下する。これに対し、本実施形態では、撥液層5により有機半導体膜6が選択的に成膜されるため、有機半導体膜6の損傷による移動度の低下を抑制し、有機トランジスタの特性をさらに向上させることができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対して開口部4aの形状を変更したものであり、その他については第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
本実施形態では、開口部4aは、図6(a)に示すように、基板1の表面に対する法線方向から見て、基板1のうちソース電極2とドレイン電極3に挟まれた部分を囲む六角形状とされている。
この六角形は、第1実施形態における開口部4aを構成する長方形を図2の紙面上下方向におけるソース電極2、ドレイン電極3の外側まで拡大し、図2の紙面左側の2つの角を削ったものである。
また、有機半導体膜6は、このような形状の開口部4aの内部および上部に形成されることにより、基板1の表面のうちソース電極2とドレイン電極3に挟まれた部分の全域を覆っている。
開口部4aがこのような形状とされている有機トランジスタは、第1実施形態の図3(d)に示す工程において、フォトマスク11のパターンを変更することで製造することができる。また、本実施形態では、このような形状の開口部4aの内部および上部に、有機半導体膜6をソース電極2からドレイン電極3へ向けて成膜している。
図6(b)、(c)はそれぞれ、第1実施形態、本実施形態における有機半導体膜6の結晶粒界を示す平面図である。図6(b)、(c)に示すように、本実施形態では、チャネル方向、つまり、ソースドレイン間電流が流れる方向を横切るような結晶粒界が第1実施形態に比べて減少していることがわかる。
また、表1に示すように、本実施形態の移動度は2.83cm/V・s、閾値は−1.0V、On.Off比は10より大きい値であり、本実施形態の有機トランジスタは、第1実施形態の有機トランジスタに比べて移動度が大きい。
このような構成とした有機トランジスタにおいても、第1実施形態と同様の効果が得られる。
また、開口部4aの図2の紙面上下方向の端部においては有機半導体膜6の結晶粒界が多くなるが、本実施形態では、開口部4aを図2の紙面上下方向におけるソース電極2、ドレイン電極3の外側まで拡大している。つまり、結晶粒界が多く発生する部分を、有機半導体膜6のうちチャネルが形成される部分の外側に配置している。これにより、有機半導体膜6において、チャネル方向、つまり、ソースドレイン間電流が流れる方向を横切るような結晶粒界を減少させ、移動度を向上させて、有機トランジスタの特性をさらに向上させることができる。
また、図4(b)に示す工程では、ノズル14はソース電極2からドレイン電極3の向きに移動し、有機半導体膜6はソース電極2からドレイン電極3へ向けて成膜される。そのため、結晶成長は、開口部4aにおける親液層4の側面のうち、主にチャネル方向に垂直なソース電極2側の側面を起点として、ドレイン電極3へ向けて進む。しかし、結晶成長は、親液層4の他の側面も起点として、チャネル方向に垂直な方向へも進む。そのため、図2における開口部4aのソース電極2側の角に近接する部分においては、チャネル方向に平行な方向に進む結晶成長が、チャネル方向に垂直な方向に進む結晶成長により妨げられ、有機半導体膜6において、チャネル方向を横切る結晶粒界が多くなる。これに対し、本実施形態では、図2における開口部4aのソース電極2側にある2つの角を削り、チャネル方向と垂直な方向に結晶成長が進むことを抑制している。これにより、チャネル方向を横切る結晶粒界を減少させ、有機トランジスタの特性をさらに向上させることができる。
(他の実施形態)
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。
例えば、上記第1実施形態では、有機半導体膜6を高結晶塗布法により成膜したが、スライドコート法等、他の高結晶性半導体塗布手法により有機半導体膜6を成膜してもよい。
また、上記第1実施形態では、図5に示すように、有機半導体膜6をソース電極2からドレイン電極3へ向けて成膜しているが、有機半導体膜6をドレイン電極3からソース電極2へ向けて成膜してもよい。また、上記第2実施形態において、開口部4aの形状を図6(a)、(c)の紙面左右方向、つまり、チャネル方向において逆向きにし、有機半導体膜6をドレイン電極3からソース電極2へ向けて成膜してもよい。
また、上記第1実施形態では親液層4を90℃の水中に浸漬することにより、撥液層5が除去された部分の親液層4を除去したが、アルカリ水溶液、例えばTMAH(水酸化テトラメチルアンモニウム)3%以下水溶液や燐酸を含む混酸を用いたエッチングにより、親液層4を除去してもよい。
また、上記第1、第2実施形態では、基板1の表面に対する法線方向から見た開口部4aの形状を、それぞれ長方形状、六角形状としたが、開口部4aの形状を他の形状としてもよい。例えば、基板1の表面に対する法線方向から見た開口部4aの形状を、第1実施形態における開口部4aを構成する長方形を図2の紙面上下方向におけるソース電極2、ドレイン電極3の外側まで拡大し、図2の紙面左側の端部を外側に凸となるように湾曲させた形状としてもよい。また、上記第1、第2実施形態とは異なる位置に、ソース電極2のうちドレイン電極3と対向する側面からソース電極2の上面に至り、かつドレイン電極3のうちソース電極2と対向する側面からドレイン電極3の上面に至る底面を含む開口部4aを形成してもよい。このように、開口部4aの形状および位置を変化させることで、高結晶度有機半導体膜を形成する領域を変化させることができる。
1 基板
2 ソース電極
3 ドレイン電極
4 親液層
5 撥液層
6 有機半導体膜
7 ゲート絶縁膜
8 ゲート電極

Claims (8)

  1. 表面が絶縁体で構成された基板(1)と、
    前記基板の上に、互いに離間して形成されたソース電極(2)およびドレイン電極(3)と、
    前記ソース電極のうち前記ドレイン電極と対向する側面から前記ソース電極の上面に至り、かつ前記ドレイン電極のうち前記ソース電極と対向する側面から前記ドレイン電極の上面に至る底面を含む開口部(4a)を有して、前記基板の表面と、前記ソース電極の上面および側面と、前記ドレイン電極の上面および側面とに形成された親液層(4)と、
    前記親液層の上面に形成された撥液層(5)と、
    前記開口部の内部および上部に、前記親液層における前記開口部の開口端となる側面に接するように形成された有機半導体膜(6)と、
    前記有機半導体膜の上に形成されたゲート絶縁膜(7)と、
    前記ゲート絶縁膜の上に形成されたゲート電極(8)と、を備えることを特徴とする有機トランジスタ。
  2. 前記ソース電極および前記ドレイン電極の間における前記有機半導体膜の中央部の厚みが、前記親液層の厚みよりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の有機トランジスタ。
  3. 前記有機半導体膜が、前記基板の表面のうち前記ソース電極と前記ドレイン電極に挟まれた部分の全域を覆っていることを特徴とする請求項1または2に記載の有機トランジスタ。
  4. 前記撥液層における水の転落角が、前記基板の表面、前記ソース電極および前記ドレイン電極の上面における水の転落角よりも1°以上小さいことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の有機トランジスタ。
  5. 前記親液層の厚みが0.5nm以上10nm以下であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の有機トランジスタ。
  6. 前記親液層と前記ゲート絶縁膜とが同一の元素を含む材料で構成され、
    前記親液層を構成する材料が、前記ゲート絶縁膜を構成する材料よりも炭素濃度が高いことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の有機トランジスタ。
  7. 前記開口部における前記基板、前記ソース電極、前記ドレイン電極、前記撥液層の表面の算術平均粗さをそれぞれRa1、Ra2、Ra3、Ra4としたとき、
    Ra4が1nm以下であり、0.9Ra1≦Ra4≦1.1Ra1、0.9Ra2≦Ra4≦1.1Ra2、0.9Ra3≦Ra4≦1.1Ra3、であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の有機トランジスタ。
  8. 前記撥液層の前記基板の上部における水の転落角と、前記撥液層の前記ソース電極および前記ドレイン電極の上部における水の転落角との差が1°以内であることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1つに記載の有機トランジスタ。
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