JP2016183043A - 仕分け機構 - Google Patents
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Abstract
Description
そのため、ゲート部材を通過させて取り出したいワーク(対象ワーク)と、この対象ワークよりも大きさの小さい対象外ワークとが、搬送路で搬送されるワークに混在している場合、特許文献1の仕分け機構では、対象ワークを取り出すことができなかった。
搬送路に沿って搬送されるワークのうち、基準位置から前記ワーク上の所定部位までの長さが、仕分け用の基準長さ以上である対象ワークを通過させ、前記基準長さ未満である対象外ワークの通過を阻止する仕分け機構であって、
前記搬送路の外に設定した第1回転軸で揺動可能に支持されていると共に、前記第1回転軸の径方向に所定長さを有する腕部に設けたストッパ部が、前記ワークの搬送方向における前記第1回転軸よりも下流側で、前記搬送されるワークの移動を阻止する阻止位置と、移動を阻止しない非阻止位置との間で変位可能とされた規制部材と、
前記第1回転軸に対して平行に設けられた第2回転軸で揺動可能に支持されていると共に、前記第2回転軸の径方向に所定長さを有する腕部の先端側を、前記第2回転軸よりも下流側で、前記規制部材の腕部の前記搬送路側に配置した作動部材と、
前記ストッパ部を前記阻止位置に配置させる方向の回転力を前記規制部材に作用させる回転力作用機構と、
前記規制部材の腕部における前記ストッパ部と前記第1回転軸の間の領域と、前記作動部材の腕部の何れか一方に設けられて、前記規制部材の腕部における前記ストッパ部と前記第1回転軸の間の領域と、前記作動部材の腕部の他方に先端部を当接させた当接部材と、を有し、
前記規制部材が、前記ストッパ部を前記阻止位置に配置させた状態で、前記作動部材の腕部が、前記対象ワークの移動によってのみ、前記ストッパ部を前記非阻止位置に変位させる位置に配置したことを特徴とする仕分け機構とした。
よって、搬送される対象ワークの移動により、作動部材が第2回転軸回りに回転して、この作動部材の回転が、当接部材を介して規制部材に伝達される結果、規制部材は、当接部材から作用する押圧力で、第1回転軸回りに回転して、腕部に設けたストッパ部が、搬送されるワークの移動を阻止する阻止位置から、移動を阻止しない非阻止位置まで変位するので、対象ワークは、仕分け機構を通過する。
一方、対象外ワークの場合、搬送される対象ワークの移動により、作動部材が第2回転軸回りに大きく回転しないので、規制部材は、当接部材から作用する押圧力で、ストッパ部を阻止位置から非阻止位置まで回転しないので、規制部材のストッパ部は、搬送されるワークの移動を阻止する阻止位置に保持されたままとなる。
よって、対象外ワークは、ストッパ部により移動が規制されて、仕分け機構を通過できないことになり、仕分け機構を、対象ワークと、この対象ワークよりも大きさの小さい対象外ワークとが混在して搬送されることのある搬送路に設けたことで、対象ワークのみを通過させて、取り出すことができる。
図1は、仕分け機構1を採用した搬送装置2を説明する図であり、(a)は、搬送路20に沿って搬送されるワーク10A、10Bと、仕分け機構1の位置関係を説明する模式図であり、(b)は、搬送路20の一部を上方から見た平面図であり、(c)は、(b)におけるA−A断面図である。なお、図1の(a)における線分Lmは、搬送装置2で搬送されるワークAの軸部12Aの下端12A1の移動軌跡を示しており、線分Lnは、搬送装置2で搬送されるワーク10Bのワーク10Bの軸部12Bの下端12B1の移動軌跡を示している。
この搬送路20は、当該搬送路20でのワーク10A、10Bの搬送方向における下流側(図1の(a)における左側)が、上流側(図1の(a)における右側)よりも下側に位置するように傾いて設置されており(図1の(a)参照)、搬送路20に載置されたワーク10A、10Bが、搬送方向における下流側に向けて自重により移動するようになっている。
そのため、搬送路20では、搬送されるワーク10A、10Bに応じて、軸部12A、12Bの下方への突出長さL1、L2(搬送レール21、22の載置面(基準位置)を基準とした所定方向への突出長さ)が異なっており、ワーク10Aが搬送される際の軸部12Aの下端12A1の移動軌跡を示す線分Lnは、ワーク10Bが搬送される際の軸部12Bの下端12B1の移動軌跡を示す線分Lmよりも、軸部12A、12Bの長さの差(L1−L2)の分だけ、基準位置から離れた下側に位置している。
そのため、第1腕部32の先端部32aに固定されたストッパ部33は、第1腕部32の揺動に連動して、回転軸X1周りの周方向に変位するようになっている。
また、ストッパ部33が非阻止位置に配置されると、ストッパ部33の先端部33aが、ワーク10Aの軸部12Aの下端12A1の移動軌跡を示す線分Lnよりも下方に配置されて、ストッパ部33と、搬送されるワーク10A、10Bの軸部12A、12Bとの接触を回避することで、これらワーク10A、10Bの下流側への移動が規制されないようになっている。
この錘35は、内周に設けた雌ネジ351を、第2腕部34の外周に設けた雄ネジ341に螺合させて、第2腕部34に取り付けられており、錘35は、第2腕部34の長手方向における任意の位置に配置できるようになっている。
ボルト36は、第1腕部32の下側から、第1腕部32を厚み方向に貫通して設けられており、このボルト36の軸部362に螺合したナット37により、第1腕部32からの脱落が阻止された状態で、第1腕部32に固定されている。
実施の形態では、規制部材3のストッパ部33が前記した阻止位置に配置された際に、ボルト36により押された解除部材4が、当該解除部材4の腕部42の先端部42a側を、搬送されるワーク10Aの軸部12Aにのみ接触し、搬送されるワーク10Bの軸部12Bに接触しない位置に配置させるようになっている。
解除部材4は、回転軸X2の軸方向に沿う軸部52に外挿されたリング状の連結部41と、連結部41の外周から回転軸X2の径方向に直線状に延びる腕部42と、を有している。
解除部材4は、ワーク10A、10Bの搬送方向における回転軸X2の下流側に、腕部42を位置させており、この状態において腕部42は、前記した規制部材3の第1腕部32よりも搬送レール21、22側の位置で、回転軸X2を中心として揺動可能に設けられている。
この解除部材4の回転軸X2は、ワーク10A、10Bの搬送方向における規制部材3の回転軸X1)よりも上流側に位置しており、下流側に向けた腕部42が、前記した規制部材3のボルト36に載置されている。
そのため、搬送されるワーク10A、10Bのうち、ワーク10Aの軸部12Aのみが、解除部材4と接触するようになっている。
その結果、腕部42の先端部42a側が、基準位置(搬送レール21、22の載置面)から離れる方向(図中、下方向)に変位することになる。
図2は、仕分け機構1の動作を説明する図であり、(a)は、搬送装置2で搬送されるワーク10Aが、仕分け機構1の解除部材4の腕部42に接触する前の状態を示す図であり、(b)は、ワーク10Aの軸部12Aが、仕分け機構1の解除部材4の腕部42に接触する位置まで到達した状態を示す図であり、(c)は、ワーク10Aの軸部12Aが、解除部材4の腕部42に接触する位置を通過した状態を示す図である。
図3は、仕分け機構1の動作を説明する図であり、(a)は、搬送装置2で搬送されるワーク10Aが、仕分け機構1を通過した直後の状態を示す図であり、(b)は、ワーク10Bの軸部12Bが、仕分け機構1の解除部材4の腕部42(先端部42a)の上方まで到達した状態を示す図であり、(c)は、ワーク10Bの下流側への移動が、規制部材3により阻止されている状態を示す図である。
そのため、ワーク10Aが仕分け機構1まで到達すると、軸部12Aの下端12A1が解除部材4の腕部42に接触することになる(図2の(b)参照)。
ここで、解除部材4は回転軸X2回りに揺動可能に設けられているので、軸部12Aが腕部42に接触したのちに引き続きワーク10Aが移動すると、腕部42の先端部42a側が、軸部12Aにより押されて、回転軸X2回りの周方向(反時計回り方向)で、下方に変位することになる(図2の(b)、矢印A参照)。
その結果、この規制部材3の反時計回り方向の回転に伴って、第1腕部32の先端部32aに固定されたストッパ部33が下方に変位し、ストッパ部33は、ワーク10Aの移動を阻止する阻止位位置から、ワーク10Aの移動を阻止しない非阻止位置まで移動することになる。
そうすると、規制部材3には、第2腕部34に設けた錘35により、当該規制部材3を回転軸X2回りの時計回り方向に回転させる応力が作用しているので、第2腕部34が下方に移動する(図3の(a)、矢印A参照)と共に、第1腕部32が上方に移動する(図3の(a)、矢印B参照)ことになる。
これにより、規制部材3は、ストッパ部33が阻止位置に配置されるまで、回転軸X1を中心として時計回り方向に回転すると共に、この規制部材3の回転に伴って、上方に変位する第1腕部32のボルト36が、解除部材4の腕部42を上方に変位させることになる(図3の(a)、矢印C参照)。
そして、上方に変位させられた腕部42は、当該腕部42の先端部42aが、搬送されるワーク10Aの軸部12Aにのみ接触し、搬送されるワーク10Bの軸部12Bに接触しない位置に配置されることになる(図3の(b)参照)。
そのため、ワーク10Bが解除部材4の腕部42の上方まで到達しても、軸部12Bの下端12B1が解除部材4の腕部42に接触しないので、解除部材4の腕部42が回転軸X2を中心とした反時計回り方向に回転することもない。
(1)搬送装置2に付設されて、搬送装置2の搬送路20に沿って搬送されるワーク10A、10Bのうち、搬送路20上の基準位置(搬送レール21、22の載置面)を基準とした所定方向におけるワーク10A、10Bの軸部12A、12Bの下端12A1、12B1(所定部位)までの長さL1、L2が、仕分け用の基準長さL2よりも長いワーク10A(対象ワーク)を通過させ、基準長さL2以下であるワーク10B(対象外ワーク)の通過を阻止する仕分け機構1であって、
搬送路20の外に設定した回転軸X1(第1回転軸)で揺動可能に支持されていると共に、回転軸X1の径方向に所定長さを有する第1腕部32(腕部)に設けたストッパ部33が、ワーク10A、10Bの搬送方向における回転軸X1よりも下流側で、搬送されるワーク10A、10Bの移動を阻止する阻止位置と、移動を阻止しない非阻止位置との間で変位可能とされた規制部材3と、
回転軸X1に対して平行、かつ回転軸X1よりも搬送路20側に設けられた回転軸X2(第2回転軸)で揺動可能に支持されていると共に、回転軸X2の径方向に所定長さを有する腕部42の先端部42a側を、回転軸X2よりも下流側で、規制部材3の腕部42よりも搬送路20側に配置した解除部材4(作動部材)と、
ストッパ33部を阻止位置に配置させる方向の回転力を規制部材3に作用させる回転力作用機構(第2腕部34、錘35)と、
規制部材3の第1腕部32において、ストッパ部33よりも回転軸X1側に設けられていると共に、解除部材4の腕部42に先端部362aを当接させたボルト36(当接部材)と、を有し、
規制部材3が、回転力作用機構から作用する回転力で、ストッパ部33を阻止位置に配置させる回転軸X1回りの角度位置に配置された状態で、解除部材4の腕部42を、当該腕部42に当接させたボルト36により、搬送路20に沿って搬送されるワーク10A、10Bのうち、基準位置からワーク上の所定部位までの長さが仕分け用の基準長さ以上であるワーク10A(対象ワーク)に接触する位置に配置して、ワーク10A(対象ワーク)の移動によって、解除部材4が回転軸X2回りに回転した際に、回転軸X2周りの周方向に変位するボルト36が、規制部材3を回転軸X1回りに回転させて、ストッパ部33を非阻止位置まで変位させることができるようにした。
そうすると、規制部材3は、解除部材4の腕部42に当接させたボルト36から作用する押圧力で、回転軸X1回りに反時計回り方向に回転して、第1腕部32に設けたストッパ部33が、搬送されるワーク10A、10Bの移動を阻止する阻止位置から、移動を阻止しない非阻止位置まで変位するので、ワーク10Aは、仕分け機構1を通過する。
一方、ワーク10Bは、解除部材4の腕部42の先端部42a側に接触しないので、規制部材3が解除部材4により押されて回転軸X1回りに反時計回り方向に回転することがない(図3の(b)、(c)参照)。
そのため、規制部材3のストッパ部33は、搬送されるワーク10A、10Bの移動を阻止する阻止位置に保持されたままとなるので、ワーク10Bは、ストッパ部33により下流側への移動が規制されて、仕分け機構1を通過できない(図3の(c)参照)。
よって、対象ワークであるワーク10Aのみを通過させて、取り出すことができる。
そのため、軸部の長さが所定寸法以上のワークのみを投入すべきラインに、軸部の長さが所定寸法未満であるワークが誤って投入された場合であっても、所定寸法未満のワークが下流側の工程などに搬送されることを好適に防止できる。
回転軸X1と、回転軸X2は、搬送路20の下側で、ワーク10A、10Bの搬送方向に直交する水平な回転軸である構成とした。
また、規制部材3の第1腕部32に設けたボルト36に、解除部材4の腕部42が載置された状態になるので、規制部材3の第1腕部32の回転軸X1回りの角度位置を調節するだけで、解除部材4の腕部42の先端部42a側の位置を調節できる。これにより、解除部材4の腕部42の先端部42a側を、搬送されるワーク10A、10Bのうち、目的のワーク10Aの軸部12Aにのみ接触する位置により簡単に配置させることができる。
よって、ワーク10Aの軸部12Aと、解除部材4の腕部42との接触が解消されて、解除部材4からボルト36を介して規制部材3に作用していた回転力であって、ストッパ部33を非阻止位置に向けて移動させる方向の回転力が解消すると、規制部材3は、錘35により生じさせた回転力で、ストッパ部33を阻止位置に向けて速やかに変位させる。
よって、搬送路20で複数のワークが連なって搬送されている場合に、対象外ワーク(ワーク10B)が、対象ワーク(ワーク10A)と共に下流側に移動する事態の発生を、寄り好適に防止できる。
錘35は、第2腕部34外周に螺合して設けられていると共に、第2腕部34の長手方向の位置が変更可能とされている構成とした。
図4は、変形例にかかる仕分け機構1Aを説明する図であって、(a)は、搬送装置20Aを、上方から見た状態を模式的に示す図であって、搬送装置2で搬送されるワーク10Aが、仕分け機構1の解除部材4の腕部42に接触する前の状態を示す図であり、(b)は、(a)におけるA−A断面図である。
図5は、仕分け機構1Aの動作を説明する図であり、(a)は、ワーク10Cが仕分け機構1Aを通過する際の規制部材3と解除部材4の位置を示した図であり、(b)は、ワーク10Dの仕分け機構1Aの通過が阻止される際の規制部材3と解除部材4の位置を示した図である。
なお、以下の説明においては、前記した仕分け機構1と異なる点について主に説明する。
この搬送コンベア23では、幅Waが同じで高さの異なるワーク10C、10Dが搬送されるようになっており、仕分け機構1Aは、搬送されるワーク10C、10Dのうち、搬送路20の載置面23aに直交する方向の高さh1が、閾値高さhxよりも高い部位(当接部13)を有するワーク10Cのみを通過させ、有しないワーク10Dの通過を阻止するために設けられている。
そのため、第1腕部32の先端部32aに固定されたストッパ部33は、第1腕部32の揺動に連動して、回転軸X3回りの周方向に変位するようになっている。
スプリングSpは、長手方向の一端が第1腕部32に固定され、他端が固定側部材に固定されており、第1腕部32側を搬送路20A側に変位させる方向の応力(回転力)を規制部材3に対して常時作用させている。
解除部材4は、回転軸X4の軸方向に沿う軸部52に外挿されたリング状の連結部41と、連結部41の外周から回転軸X4の径方向に延びる腕部42と、を有している。
解除部材4は、ワーク10C、10Dの搬送方向における回転軸X4の下流側に、腕部42を位置させており、この状態において腕部42は、規制部材3の第1腕部32よりも搬送コンベア23のガイド壁24側の位置で、回転軸X4回りの周方向に揺動可能に設けられている。
解除部材4の腕部42は、その先端部42a側がワーク10Cの当接部13に接触する閾値高さhx(図4の(b)参照)に配置されているので、搬送コンベア23で搬送されるワーク10Cが、仕分け機構1Aまで到達すると、ワーク10Cの当接部13が、解除部材4の腕部42に接触することになる(図5の(a)参照)。
ここで、解除部材4は回転軸X4回りに回動可能に設けられているので、当接部13が腕部42に接触したのちに引き続きワーク10Cが移動すると、腕部42の先端部42a側が、当接部13により押されて、回転軸X4回りの反時計回り方向に回動することになる。これにより、腕部42の先端部42a側が、搬送コンベア23(ガイド壁24)から離れる側方に変位することになる(図5の(a)、矢印A参照)。
その結果、この規制部材3の反時計回り方向の回動に伴って、第1腕部32の先端部32aに固定されたストッパ部33が、搬送コンベア23(ガイド壁24)から離れる側方に変位し、ストッパ部33は、ワーク10Cの移動を阻止する阻止位位置から、ワーク10Cの移動を阻止しない非阻止位置まで移動することになる(図2の(c)、符号B参照)。
これにより、規制部材3は、ストッパ部33が阻止位置に配置されるまで、回転軸X3を中心として時計回り方向に回動すると共に、この規制部材3の回動に伴って、搬送コンベア2323のガイド壁24側に変位する第1腕部32のボルト36が、解除部材4の腕部42を、搬送コンベア23のガイド壁24側に変位させることになる(図5の(b))。
そして、変位した腕部42は、当該腕部42の先端部42aが、搬送されるワーク10Cの当接部13に接触する位置に配置されることになる(図5の(b)参照)。
そのため、ワーク10Dが下流側に向けて移動すると、規制部材3のストッパ部33が、ワーク10Cに接触する位置(阻止位置)に配置されているので、ワーク10Cの下流側への移動が、ストッパ部33により阻止されることになる(図5の(b)参照)。
(5)仕分けの対象となる対象ワークは、搬送コンベア23に配置された状態で、搬送コンベア23の載置面からの高さ方向の長さh1が、閾値高さhx以上の当接部13を持つワーク10Cであり、
回転軸X3(第1回転軸)と回転軸X4(第2回転軸)は、搬送路20の側方で、搬送路20での搬送方向に直交する上下方向に沿う回転軸である構成とした。
その結果、規制部材3は、解除部材4の腕部42に当接させたボルト36から作用する押圧力で、回転軸X3回りに回動して、第1腕部32に設けたストッパ部33が、搬送されるワーク10C、10Dの移動を阻止する阻止位置から、移動を阻止しない非阻止位置まで変位するので、ワーク10Cは、仕分け機構1を通過する(図5の(a)参照)。
そのため、規制部材3のストッパ部33は、搬送されるワーク10A、10Bの移動を阻止する阻止位置に保持されたままとなるので、ワーク10Bは、ストッパ部33により下流側への移動が規制されて、仕分け機構1を通過できない(図3の(c)参照)。
よって、対象ワークであるワーク10Cのみを通過させて、取り出すことができる。
そのため、高さ方向の長さが所定寸法以上のワークのみを投入すべきラインに長さが所定寸法未満であるワークが誤って投入された場合であっても、所定寸法未満のワークが下流側の工程などに搬送されることを好適に防止できる。
2、2A 搬送装置
3 規制部材
4 解除部材(作動部材)
10A、10C ワーク(対象ワーク)
10B、10D ワーク(対象外ワーク)
11A、11B 基部
12A、12B 軸部
12A1、12B1 下端
13 当接部
20 搬送路
21、22 搬送レール
23 搬送コンベア
23a 載置面
24 ガイド壁
31 連結部
32 第1腕部
32a 先端部
33 ストッパ部
33a 先端部
34 第2腕部
35 錘
36 ボルト
37 ナット
41 連結部
42 腕部
42a 先端部
42b 下面
51 軸部
52 軸部
341 雄ネジ
351 雌ネジ
362 軸部
362a 先端部
Lm 線分
Ln 線分
Lo 線分
Sp スプリング
X1 軸線
X2 軸線
X3 軸線
X4 軸線
hx 閾値高さ
Claims (5)
- 搬送路に沿って搬送されるワークのうち、基準位置から前記ワーク上の所定部位までの長さが、仕分け用の基準長さ以上である対象ワークを通過させ、前記基準長さ未満である対象外ワークの通過を阻止する仕分け機構であって、
前記搬送路の外に設定した第1回転軸で揺動可能に支持されていると共に、前記第1回転軸の径方向に所定長さを有する腕部に設けたストッパ部が、前記ワークの搬送方向における前記第1回転軸よりも下流側で、前記搬送されるワークの移動を阻止する阻止位置と、移動を阻止しない非阻止位置との間で変位可能とされた規制部材と、
前記第1回転軸に対して平行に設けられた第2回転軸で揺動可能に支持されていると共に、前記第2回転軸の径方向に所定長さを有する腕部の先端側を、前記第2回転軸よりも下流側で、前記規制部材の腕部の前記搬送路側に配置した作動部材と、
前記ストッパ部を前記阻止位置に配置させる方向の回転力を前記規制部材に作用させる回転力作用機構と、
前記規制部材の腕部における前記ストッパ部と前記第1回転軸の間の領域と、前記作動部材の腕部の何れか一方に設けられて、前記規制部材の腕部における前記ストッパ部と前記第1回転軸の間の領域と、前記作動部材の腕部の他方に先端部を当接させた当接部材と、を有し、
前記規制部材が前記ストッパ部を前記阻止位置に配置させた状態で、前記作動部材の腕部が、前記対象ワークの移動によってのみ、前記ストッパ部を前記非阻止位置に変位させる位置に配置したことを特徴とする仕分け機構。 - 前記対象ワークは、前記搬送路から下方に突出した軸部の下端までの長さが、前記基準長さ以上のワークであり、
前記第1回転軸と前記第2回転軸は、前記搬送路の下側で、前記ワークの搬送方向に直交する水平な回転軸であることを特徴とする請求項1に記載の仕分け機構。 - 前記規制部材は、前記第1回転軸を挟んだ前記腕部の反対側に、前記第1回転軸の径方向に直線状に延びる軸部と、当該軸部に取り付けられた錘とをさらに有しており、
前記軸部と前記錘とで、前記回転力作用機構を構成していることを特徴とする請求項2に記載の仕分け機構。 - 前記ストッパ部は、前記規制部材の腕部に固定されていると共に、前記腕部との交差角を変更可能とされており、
前記錘は、前記軸部の外周に螺合して設けられていると共に、前記軸部の長手方向の位置が変更可能とされていることを特徴とする請求項3に記載の仕分け装置。 - 前記対象ワークは、搬送コンベアに配置された状態で、前記搬送コンベアの載置面からの高さ方向の長さが、前記基準長さ以上のワークであり、
前記第1回転軸と前記第2回転軸は、前記搬送路の側方で、前記搬送路での前記搬送方向に直交する上下方向に沿う回転軸であることを特徴とする請求項1に記載の仕分け機構。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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