JP2016180479A - 液体ヘリウムのトランスファー方法およびシステム - Google Patents

液体ヘリウムのトランスファー方法およびシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2016180479A
JP2016180479A JP2015061782A JP2015061782A JP2016180479A JP 2016180479 A JP2016180479 A JP 2016180479A JP 2015061782 A JP2015061782 A JP 2015061782A JP 2015061782 A JP2015061782 A JP 2015061782A JP 2016180479 A JP2016180479 A JP 2016180479A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
helium
small
capacity
liquid
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015061782A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6516324B2 (ja
Inventor
常広 武田
Tsunehiro Takeda
常広 武田
隆 宮崎
Takashi Miyazaki
隆 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FRONTIER TECHNOLOGY INSTITUTE CO Ltd
Original Assignee
FRONTIER TECHNOLOGY INSTITUTE CO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FRONTIER TECHNOLOGY INSTITUTE CO Ltd filed Critical FRONTIER TECHNOLOGY INSTITUTE CO Ltd
Priority to JP2015061782A priority Critical patent/JP6516324B2/ja
Publication of JP2016180479A publication Critical patent/JP2016180479A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6516324B2 publication Critical patent/JP6516324B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Abstract

【課題】ヘリウムコンテナから小容量ヘリウム容器への液体ヘリウムの充填の際に失われるヘリウムの量を低減する。【解決手段】ヘリウムコンテナ10から小容量ヘリウム容器12−0へ液体ヘリウムをトランスファーする。トランスファー中に蒸発するヘリウムガスを用いて小容量ヘリウム容器12−1を予冷する。その後、小容量ヘリウム容器12−2を冷凍機で冷却されたヘリウムガスでさらに冷却し、液体窒素液化温度より低い温度まで予冷する。このようにして予冷された小容量ヘリウム容器12−0にヘリウムコンテナ10からの液体ヘリウムを供給して充填する。【選択図】図1

Description

本発明は液体ヘリウムのトランスファー方法および装置に関する。
日本では、主として米国またはカタールから約3.6万リットル/年の液体ヘリウム容器で輸入している。これを国内のガス販売業者のガスステーションで1000、500、250、100、60、30L等の小容量ヘリウム容器にトランスファーした後、エンドユーザに販売されている。
この際、液体ヘリウムのトランスファー効率を上げるために、小容量ヘリウム容器を液体窒素で約77Kに冷却(予冷)し、液体窒素を窒素ガスおよびヘリウムガスでパージした後、液体ヘリウムがトランスファーされている。液体ヘリウムは、液体窒素の約1/70程度の極めて小さな蒸発潜熱しか持っていないため、小容量ヘリウム容器を77Kから液体ヘリウム温度4.2Kにするまでに大量のヘリウムガスが蒸発する。このような液体ヘリウムの小容量容器へのトランスファーの際に、液体ヘリウムはトランスファー量の約20%が蒸発する。
特開2007−321875号公報
特に、初期に蒸発するガスは、小容量ヘリウム容器を予冷するために用いられた液体窒素の残留物が混入しているので、純度の低いヘリウムとなっている。この低純度ヘリウムの量は標準的なガスステーションではトランスファーする量の約8%程度である。蒸発初期のコンタミ含有量の多いガスは、大気中に放散され、比較的純度がよくなったガス(純度98−99%程度)は回収して風船用等に販売されている。残りの12%程度は高純度のヘリウムガスであり、高圧ボンベに充填してヘリウムガスとして販売されている。
ヘリウムは、地球上で人工的に生産できず、埋蔵量も限定されている貴重なレアガスでありヘリウムの価格は急上昇しており、ヘリウムガスを無駄遣いしない方法の開発要請が年々高まっている。
そこで、液体ヘリウムの小容量容器へのトランスファーの際の損失量を減少したいという要求がある。
本発明は、大容量液体ヘリウム容器から小容量ヘリウム容器への液体ヘリウムのトランスファー方法において、液体窒素を用いることなく、液体窒素温度より低い温度のヘリウムガスを用いて、小容量ヘリウム容器を液体窒素液化温度より低い温度まで冷却する予冷工程と、冷却された小容量ヘリウム容器に大容量液体ヘリウム容器からの液体ヘリウムを供給して充填する充填工程と、を含む。
また、前記予冷工程または前記充填工程において、小容量ヘリウム容器をヘリウムガスまたは液体ヘリウムを供給するヘリウム供給ラインに接続する場合に、流通経路の他に流通用経路内にヘリウムガスを供給する別のヘリウムガス供給経路を有する弁体を用い、弁体の流通経路の一端からヘリウムガスを吐出しながら、弁体の一端に同じくヘリウムガスを吐出している小容量ヘリウム容器を接続することが好適である。
また、前記予冷工程または前記充填工程において、小容量ヘリウム容器をヘリウムガスまたは液体ヘリウムを供給するヘリウム供給ラインに接続する場合に、小容量ヘリウム容器とヘリウム供給ラインに遮断弁を取り付けておき、その中間に流通経路内からの排気または流通系へのヘリウムガスの供給を行う管路を有する中間部材を挿入し、中間部材内の空気を排気しヘリウムガスで置換した後、遮断弁を開放することで、流通経路を形成することが好適である。
また、前記充填工程において発生したヘリウムガスを用いて小容量ヘリウム容器の予冷を行うことが好適である。
また、前記予冷工程において、ヘリウムガスを冷凍機によって冷却したヘリウムガスを用いて小容量ヘリウム容器の予冷を行うことが好適である。
また、前記予冷工程において、前記充填工程において発生したヘリウムガスを用いて小容量ヘリウム容器の第1の予冷を行い、その後、前記充填工程において発生したヘリウムガスを冷凍機によって冷却したヘリウムガスを用いて小容量ヘリウム容器の第2の予冷を行うことが好適である。
また、前記予冷工程における第1の予冷でのヘリウムガスの小容量ヘリウム容器への供給、前記予冷工程における前記第2の予冷でのヘリウムガスの小容量ヘリウム容器への供給、および前記充填工程での液体ヘリウムの小容量ヘリウム容器への供給を、バルブを用いて切り換えることが好適である。
また、前記バルブを真空ボックス内に設置することが好適である。
また、本発明は、大容量液体ヘリウム容器から小容量ヘリウム容器への液体ヘリウムのトランスファー方法において、液体窒素を用いて、小容量ヘリウム容器を液体窒素温度まで冷却する第1予冷工程と、液体窒素温度より低い温度のヘリウムガスを用いて、小容量ヘリウム容器をより低い温度まで冷却する第2予冷工程と、冷却された小容量ヘリウム容器に大容量液体ヘリウム容器からの液体ヘリウムを供給して充填する充填工程と、を含む。
また、本発明は、上述した液体ヘリウムのトランスファー方法を実施する液体ヘリウムのトランスファーシステムである。
また、小容量ヘリウム容器へヘリウムをトランスファーにする場合に、一端側が小容量ヘリウム容器に挿入されるトランスファーチューブを使用し、このトランスファーチューブは、ヘリウムを流通するパイプとそれを取り囲む支持管の2重管であり、支持管の方が小容量ヘリウム容器内で奥まで伸びていることが好適である。
実施形態の全体構成を示す図である。 小容量ヘリウム容器への液体ヘリウム充填の手順を説明する図である。 小容量ヘリウム容器の接続の構成を示す図である。 三方弁を説明する図である。 小容量ヘリウム容器の接続時の手順を説明する図である。 ゲート弁を説明する図である。 トランスファーチューブの構成を説明する図である。 小容量ヘリウム容器の直列接続を説明する図である。 バルブを用いた切り換えの構成を示す図である。 真空ボックスの構成を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面に基づいて説明する。なお、本発明は、ここに記載される実施形態に限定されるものではない。
<全体構成>
図1は、実施形態に係る液体ヘリウムのトランスファー方法の全体構成を示す。液体ヘリウムは、外国から船で運んでくるため、大容量(例えば、36,000L)のヘリウムコンテナ(大容量液体ヘリウム容器)10に収容されている。そして、この大容量液体ヘリウム容器がトラックなどでガスステーションに運ばれてくる。
ガスステーションでは、液体ヘリウムを小容量ヘリウム容器12に充填してエンドユーザに供給する。エンドユーザにおいて液体ヘリウムが使用された使用済みの小容量ヘリウム容器12は、回収されてガスステーションに搬入される。搬入小容量ヘリウム容器12は、真空引きおよびヘリウムガスへの置換→蒸発ガスによる予冷→冷凍機による予冷→液体ヘリウムのトランスファーという手順によって液体ヘリウムが充填される。以下、これについて説明する。なお、液体ヘリウムを充填しているものを小容量ヘリウム容器12−0、蒸発ヘリウムガスにより予冷しているものを小容量ヘリウム容器12−1、冷凍機により予冷しているものを小容量ヘリウム容器12−2とし、これらを小容量ヘリウム容器12と総称する。
ガスステーションでは、ヘリウムコンテナ10を載置し、ここから小容量ヘリウム容器12−0に液体ヘリウムがトランスファーされる。本実施形態においては、この小容量ヘリウム容器12−0は予冷されたものである。
小容量ヘリウム容器12−0は、充填台の上に置かれ、この小容量ヘリウム容器12−0とヘリウムコンテナ10がトランスファーチューブTT1によって接続される。この状態で、ヘリウムコンテナ10内の液体ヘリウムがトランスファーチューブTT1を介し、小容量ヘリウム容器12−0にトランスファーされる。
<蒸発ガスによる予冷>
ここで、小容量ヘリウム容器12−0には、排気管PP1が接続されており、小容量ヘリウム容器12−0内において蒸発したヘリウムガスがここから排出される。排気管PP1には、切替弁V1を介し、給気配管PP2が接続されており、この給気配管PP2には、複数のトランスファーチューブTT2が接続される。複数のトランスファーチューブTT2は、その先端が対応する小容量ヘリウム容器12−1にそれぞれ挿入されている。従って、切替弁V1によって給気配管PP2が選択されている場合には、排気管PP1から供給される蒸発ヘリウムガスが小容量ヘリウム容器12−1内に供給され、小容量ヘリウム容器12−0からの蒸発ヘリウムガスによって、小容量ヘリウム容器12−1が冷却される。
複数の小容量ヘリウム容器12−1には、排気管PP3が接続されており、この排気管PP3は、複数の小容量ヘリウム容器12−1からの排ガスをまとめて昇温器H1に供給する。すなわち、小容量ヘリウム容器12−1を冷却することで温度が上昇されたヘリウムガスが昇温器H1に導入される。
切替弁V1には、昇温器H1も接続されており、給気配管PP2を選択することが好ましくない場合には、切替弁V1を切り換え、排気管PP1からのヘリウムガスを直接昇温器H1に供給する。昇温器H1は供給される低温のヘリウムガスを昇温し、ポンプなどで輸送できる温度とする。昇温器H1からの昇温されたヘリウムガスは、クッションタンクTK1、ポンプP1を介し、ヘリウムガスタンクTK2に収容される。ヘリウムガスタンクTK2内のヘリウムガスは、ガスのままボンベに詰めて販売するなどされる。
このようにして、液体ヘリウムを充填する小容量ヘリウム容器12−0からの蒸発ヘリウムガスを小容量ヘリウム容器12−1に供給することで、小容量ヘリウム容器12−1を冷却することができ、窒素ガスを用いないため、不純物の混入を防止することができる。
なお、液体ヘリウムを充填する小容量ヘリウム容器12−0は、1つでなく、複数でよく、並列して複数の液体ヘリウムをトランスファーしてもよいし、直列に並べてもよい。
<冷凍機を用いた予冷>
蒸発ヘリウムガスによる冷却では、液体ヘリウム温度に近い低温まで確実に冷却することは難しい。そこで、冷凍機を内蔵するコールドチャンバCC1を用いてさらに冷却することが好ましい。
図1の右下には、冷凍機を用いる予冷の構成を示してある。蒸発ヘリウムガスによる予冷を終了した段階で接続の切り換えを行い、この構成とすることが好ましい。なお、冷凍機を用いた予冷を行わなくてもよく、また蒸発ヘリウムガスによる予冷を行わず冷凍機を用いる予冷のみを行ってもよい。
複数の小容量ヘリウム容器12−2からの排気管PP5は、1つにまとめられて、昇温器H2に供給され、ここで昇温された後ポンプP2によってコールドチャンバCC1に供給される。コールドチャンバCC1は、GM冷凍機などで形成され、液体ヘリウム温度に近い温度まで冷却されて、給気配管PP4に供給される。給気配管PP4には、先端が小容量ヘリウム容器12−2に挿入された複数のトランスファーチューブTT3が接続されている。従って、コールドチャンバCC1からの冷却ヘリウムガスが各小容量ヘリウム容器12−2に供給され、ここからの排ガスが、昇温器H2を介しコールドチャンバCC1に循環されるため、コールドチャンバCC1を利用して各小容量ヘリウム容器12−2を所望の温度(例えば、20K)まで冷却することができる。この冷凍機を用いる予冷もヘリウムガスの循環によって行うため、コンタミの混入がない。
このような、冷凍機による予冷によって、液体ヘリウム温度近くまで冷却された小容量ヘリウム容器12−2を、液体ヘリウムをトランスファーする小容量ヘリウム容器12−0として利用することで、液体ヘリウムトランスファー時における蒸発ヘリウムガスの量を低減して、効率的な液体ヘリウムのトランスファーを行うことができる。
<全体フロー>
図2には、液体ヘリウムのトランスファーの全体フローが示してある。回収されてきた空の小容量ヘリウム容器12については、真空引き、ヘリウムガスによる置換などの処理がなされる。
そして、これらの小容量ヘリウム容器12については、まず蒸発ガスによる冷却を行う(S21)。蒸発ガスによる予冷によって液体窒素温度程度までの予冷が終わった場合には、次に冷凍機による予冷を行う(S22)。冷凍機による予冷によって、液体ヘリウム温度に近い温度となった場合に、液体ヘリウムを充填する(S23)。
S23における液体ヘリウムの充填が行われている小容量ヘリウム容器12−0の蒸発ヘリウムガスがS21における予冷用の蒸発ヘリウムガスとなる。
なお、上述したように、予冷は、蒸発ガスによる予冷だけでもよいし、冷凍機による予冷だけでもよい。
<小容量ヘリウム容器12の着脱>
図3には、小容量ヘリウム容器12を液体ヘリウムやヘリウムガスの供給ラインと、排気ラインと接続する構成が示してある。
供給ラインからの配管20には、接続器具22を介しトランスファーチューブTTが接続される。トランスファーチューブTTの先端は小容量ヘリウム容器12内に挿入されている。
また、小容量ヘリウム容器12には、接続器具24を介し、排気管26が接続されている。従って、供給ラインからの液体ヘリウムやヘリウムガスは、配管20、トランスファーチューブTTを介し、小容量ヘリウム容器12内に供給され、小容量ヘリウム容器12からのヘリウムガスは、排気管26を通って排気ラインに排出される。
ここで、配管20には、三方弁(弁体)V10が設けられ、排気管26には、三方弁(弁体)V12が設けられている。この三方弁は、例えば図4(a)、図4(b)に示すように3つの流路を有し、その中の2つを選択して接続する。本例では、側方の流路には、ヘリウムガスボンベが接続されており、図4(a)の状態では、ヘリウムガスボンベからのヘリウムガスが、下方に向けて流される。この状態が配管20に小容量ヘリウム容器12を接続する場合に用いられる。また、図4(b)の状態では、側方の流路は遮断され、供給ラインからのヘリウムがそのまま小容量ヘリウム容器12に向け流れる。
なお、小容量ヘリウム容器12には、温度計14が設けられており、温度計測によって、各工程の終了などの判断ができる。
<接続手順>
接続手順について、図5に基づいて説明する。
まず、小容量ヘリウム容器12の真空引きをして、内部の空気などを排除し、ここにヘリウムガスを充填する。この場合、数kPa程度の加圧状態にする(S11)。また、L字型のトランスファーチューブTTを接続してあり、配管20、排気管26は、接続器具22,24から切り離されており、出口は栓によって閉じられている。
三方弁V12により、図4(a)の状態として、排気管26の先端の栓を外し、先端からヘリウムガスを流出させる。これによって、排気管26をヘリウムガスでパージするとともに先端からヘリウムガスが流出した状態になる(S12)。
小容量ヘリウム容器12の接続器具24側の先端を開放し、この状態で接続器具24で排気管26と小容量ヘリウム容器12の排気側を接続する(S13)。小容量へリウム容器12は上述したように内部にはヘリウムガスが加圧状態で収容されているため、小容量ヘリウム容器12からもヘリウムガスが流出しており、ヘリウムガスを流出している配管同士を接続する。従って、不純物の混入が防止される。
三方弁V10を図4(a)の状態として、ヘリウムガスボンベからのヘリウムガスを配管20に供給する。配管20の先端の栓を外し、先端からヘリウムガスを流出させる。これによって、配管20内をヘリウムガスでパージするとともに先端からヘリウムガスが流出した状態にする。
L字型のトランスファーチューブTTの配管20との接続側の先端を開放し、この状態で接続器具22で配管20とトランスファーチューブTTを接続する(S14)。小容量へリウム容器12は加圧状態であるため、L字型のトランスファーチューブTTからヘリウムガスが流出しており、ヘリウムガスを流出している配管同士を接続する。従って、不純物の混入が防止される。このようにして、小容量ヘリウム容器12に、配管20と排気管26を接続する。
三方弁V10,V12によって小容量ヘリウム容器12と供給ライン、排気ラインを接続する(S15)。
このように、本実施形態では、小容量ヘリウム容器12を接続する際に、接続しようとする両側の出口からヘリウムを吐出する状態とする。従って、外部からのコンタミの混入を防止することができる。また、切り離す場合にも、切り離した配管等の両側の出口からヘリウムガスが吐出している状態でメクラ弁を取り付けることによって、コンタミの混入を防止することができる。
<ゲート弁>
上述の例としては、配管20または排気管26の途中に三方弁V10,V12を設けた。しかし、これに代えて遮断弁を用いることができる。この遮断弁には、図6に示すようなゲート弁80,82を用いることもでき、またボール弁なども用いることができる。
この構成では、一対のゲート弁80,82と、中間パイプ84とで、弁体が構成される。中間パイプ84には、外部接続管86が接続されている。外部接続管86は真空ポンプまたはパージ用ヘリウムガスを供給するヘリウムガスボンベに接続される。
この構成においては、ゲート弁80,82を着脱する配管出口に取り付けておく。そして切り離す場合には、ゲート弁80,82を閉じておく。
そして、両者を接続する場合には、ゲート弁80,82を閉じた状態で、中間パイプ84を取付け、外部接続管86によって、排気、ヘリウムへの置換を行った後、ゲート弁80,82を開放する。また、切り離す場合にはゲート弁80,82を閉じてから行う。
これによって、コンタミが混入する可能性があるのは中間パイプ84内に限定することができる。
<トランスファーチューブの構成>
図7にトランスファーチューブTTの構成について示す。小容量ヘリウム容器12には、トランスファーチューブTTを挿入する。本例では、トランスファーチューブTTについて、実際にヘリウムを流通するパイプだけでなく、これを取り囲む支持管90についても、小容量ヘリウム容器12内に差し込む。そして、支持管90について小容量ヘリウム容器12内の液体ヘリウムを導入するのに適した位置まで伸ばし、トランスファーチューブTTは、支持管90内の比較的上部で終端させる。
支持管90は比較的太いステンレス管などを用いることで、トランスファーチューブTTについて、保護ガイド機能を達成することができる。
<接続方式>
図1では、蒸発ヘリウムガスによる予冷、冷凍機による予冷を行う場合に、複数の小容量ヘリウム容器12を供給ラインおよび排気ラインに並列して接続した。
しかしながら、図8には、直列接続の例を示してある。このような直列接続とすることでも、複数の小容量ヘリウム容器12を予冷することができ、配管などを簡略化することができる。
<実施例の効果>
本実施形態では、小容量ヘリウム容器12の予冷温度を液体窒素温度77Kよりも低く、ヘリウム液化温度近くにすることにより、蒸発する液体ヘリウムの量を少なくして、現在20%程度蒸発している液体ヘリウムの量を16%程度までに減少させることができる。
また、液体窒素で冷却することをやめてヘリウムガスだけにより予冷し、かつ配管等の接続方式を改良することで、コンタミの混入を防ぐことができ、従って蒸発ガスも全て高純度ヘリウムとして回収できる。これによりヘリウムガスを大気放散する必要がなくなる。
また、容器を十分に冷やしていくことにより、液体ヘリウムのトランスファー後のヘリウムガスの小容量ヘリウム容器からの散逸を防ぎ、全体的なヘリウムの減耗を従来の方法に比べ、10%程度も少なくできることになる。
更に、大容量ヘリウム容器から小容量ヘリウム容器への移送中に生じる大量の蒸発ヘリウムガスを有効利用して、小容量ヘリウム容器の冷却を行うことにより、直接冷凍機で冷やしたヘリウムガスで冷却する場合に比べて格段に使用する電力を削減しかつ冷却速度を高めて、冷媒の利用効率を高めることができる。
また、バルブ30,32について、極低温電動バルブを用いて供給系、回収系を自動的に切り替えることにより、人手を削減した作業が可能になる。
<切り換えによる構成>
図9には、バルブ切り換えによる経路切り換えのための構成が示されている。このように供給ラインと配管20の間に複数の供給側のバルブ30を配置し、これによって配管20への供給流体を切り換える。また、排気ラインと排気管26の間に複数の排気側のバルブ32を配置し、これによって排気管26からの排気経路を切り換える。これによって、液体ヘリウムの供給、蒸発ガスによる予冷、冷凍機による予冷をバルブ切り換えによって行うことができる。すなわち、バルブ切り換えによって、小容量ヘリウム容器12を液体ヘリウムが供給される小容量ヘリウム容器12−0、蒸発ヘリウムガスが供給される小容量ヘリウム容器12−1、冷凍機からのヘリウムガスが供給される小容量ヘリウム容器12−2として利用することができる。なお、図示では、配管20、排気管26を1つのみ示したが、必要数だけ設ける。
<自動制御>
このように、バルブ30,32を切り換えて、予冷、充填を行う。そこで、これら工程は、自動的に制御することが好適である。そこで、バルブ30,32について、極低温で動作可能な電気的制御可能なバルブ(極低温電動バルブ)を用いることが好適である。モータ駆動のバルブも使用することが可能である。
小容量ヘリウム容器12には、温度計14が取り付けられており、2段階の予冷についても温度で切り換えが行える。そして、液体ヘリウムの充填の完了については、液面計の計測値または重量計の計測値で決定するとよい。
<真空ボックス>
図10(a),(b)に、真空ボックス60の構成例を示す。この例において、真空ボックス60は、全体として円筒である。そして、ヘリウム流路となる配管が図における上下方向に配置される。真空ボックス60の内部に挿入する部分は、上部および下部ともに、シール材60cによって気密にシールされている。そして、真空ボックス60の内部には、バルブ30,32が配置される(図においては、バルブ30と記載してある)。バルブ30,32は、極低温電動バルブであることが好適である。
真空ボックス60は、上部、下部、端部が本体60bとして構成され、前部および背部が蓋60aで構成される。蓋60aは、本体60bに気密に取り付けることが可能である。また、図における左側の蓋60aには、配管60dが設けられており、この配管を利用して、真空ボックス60の内部空間の排気が行える。真空ボックス60を円筒型とすることで、強度を十分なものとすることが容易となる。また、上述したように、バルブ30,32を真空ボックス60内に収容することで、露結などの問題を解決できる。
<液体窒素による予冷>
ここで、上述の実施形態では、窒素ガスを用いる予冷を排除した。しかし、上述したように、液体窒素はその蒸発潜熱を用いて冷却を非常に効率的に行える。そこで、77Kまでは、この液体窒素の予冷を用い、その後ヘリウムガスによる予冷を行ってもよい。
この77Kから20K程度までの予冷に、ヘリウムガスを利用することが好ましい。ヘリウムガスは蒸発ヘリウムガスを用いてもよいし、冷凍機冷却ヘリウムガスを用いてもよいし、両者用いてもよい。これによっても小容量ヘリウム容器12を液体窒素温度より更に冷却することにより、蒸発液体ヘリウムの量を減らすことも出来る。
低温ヘリウムガスの代わりに液体水素を用いて冷却することもできる。
10 ヘリウムコンテナ、12 小容量ヘリウム容器、14 温度計、20 配管、22,24 接続器具、26 排気管、30,32 バルブ、80,82 ゲート弁、84 中間パイプ、86 外部接続管、90 支持管、60 真空ボックス、60a 蓋、60b 本体、60c シール材、60d 配管、CC1 コールドチャンバ、H1,H2 昇温器、P1,P2 ポンプ、PP1,PP3,PP5 排気管、PP2,PP4 給気配管、TK1 クッションタンク、TK2 ヘリウムガスタンク、TT,TT1,TT2,TT3 トランスファーチューブ、V1 切替弁、V10,V12 三方弁。

Claims (11)

  1. 大容量液体ヘリウム容器から小容量ヘリウム容器への液体ヘリウムのトランスファー方法において、
    液体窒素を用いることなく、液体窒素温度より低い温度のヘリウムガスを用いて、小容量ヘリウム容器を液体窒素液化温度より低い温度まで冷却する予冷工程と、
    冷却された小容量ヘリウム容器に大容量液体ヘリウム容器からの液体ヘリウムを供給して充填する充填工程と、
    を含む、
    液体ヘリウムのトランスファー方法。
  2. 請求項1に記載の液体ヘリウムのトランスファー方法において、
    前記予冷工程または前記充填工程において、小容量ヘリウム容器をヘリウムガスまたは液体ヘリウムを供給するヘリウム供給ラインに接続する場合に、
    流通経路の他に流通用経路内にヘリウムガスを供給する別のヘリウムガス供給経路を有する弁体を用い、
    弁体の流通経路の一端からヘリウムガスを吐出しながら、弁体の一端に同じくヘリウムガスを吐出している小容量ヘリウム容器を接続する、
    液体ヘリウムのトランスファー方法。
  3. 請求項1に記載の液体ヘリウムのトランスファー方法において、
    前記予冷工程または前記充填工程において、小容量ヘリウム容器をヘリウムガスまたは液体ヘリウムを供給するヘリウム供給ラインに接続する場合に、小容量ヘリウム容器とヘリウム供給ラインに遮断弁を取り付けておき、その中間に流通経路内からの排気または流通系へのヘリウムガスの供給を行う管路を有する中間部材を挿入し、
    中間部材内の空気を排気しヘリウムガスで置換した後、
    遮断弁を開放することで、流通経路を形成する、
    液体ヘリウムのトランスファー方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の液体ヘリウムのトランスファー方法において、
    前記充填工程において発生したヘリウムガスを用いて小容量ヘリウム容器の予冷を行う、
    液体ヘリウムのトランスファー方法。
  5. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の液体ヘリウムのトランスファー方法において、
    前記予冷工程において、ヘリウムガスを冷凍機によって冷却したヘリウムガスを用いて小容量ヘリウム容器の予冷を行う、
    液体ヘリウムのトランスファー方法。
  6. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の液体ヘリウムのトランスファー方法において、
    前記予冷工程において、
    前記充填工程において発生したヘリウムガスを用いて小容量ヘリウム容器の第1の予冷を行い、
    その後、前記充填工程において発生したヘリウムガスを冷凍機によって冷却したヘリウムガスを用いて小容量ヘリウム容器の第2の予冷を行う、
    液体ヘリウムのトランスファー方法。
  7. 請求項6に記載の液体ヘリウムのトランスファー方法において、
    前記予冷工程における第1の予冷でのヘリウムガスの小容量ヘリウム容器への供給、前記予冷工程における前記第2の予冷でのヘリウムガスの小容量ヘリウム容器への供給、および前記充填工程での液体ヘリウムの小容量ヘリウム容器への供給を、バルブを用いて切り換える液体ヘリウムのトランスファー方法。
  8. 請求項7に記載の液体ヘリウムのトランスファー方法において、
    前記バルブを真空ボックス内に設置する、
    液体ヘリウムのトランスファー方法。
  9. 大容量液体ヘリウム容器から小容量ヘリウム容器への液体ヘリウムのトランスファー方法において、
    液体窒素を用いて、小容量ヘリウム容器を液体窒素温度まで冷却する第1予冷工程と、
    液体窒素温度より低い温度のヘリウムガスを用いて、小容量ヘリウム容器をより低い温度まで冷却する第2予冷工程と、
    冷却された小容量ヘリウム容器に大容量液体ヘリウム容器からの液体ヘリウムを供給して充填する充填工程と、
    を含む、
    液体ヘリウムのトランスファー方法。
  10. 請求項1〜9のいずれか1つに記載の液体ヘリウムのトランスファー方法を実施する、
    液体ヘリウムのトランスファーシステム。
  11. 請求項10に記載の液体ヘリウムのトランスファーシステムにおいて、
    小容量ヘリウム容器へヘリウムをトランスファーにする場合に、一端側が小容量ヘリウム容器に挿入されるトランスファーチューブを使用し、このトランスファーチューブは、ヘリウムを流通するパイプとそれを取り囲む支持管の2重管であり、支持管の方が小容量ヘリウム容器内で奥まで伸びている、
    液体ヘリウムのトランスファーシステム。
JP2015061782A 2015-03-24 2015-03-24 液体ヘリウムのトランスファー方法およびシステム Expired - Fee Related JP6516324B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015061782A JP6516324B2 (ja) 2015-03-24 2015-03-24 液体ヘリウムのトランスファー方法およびシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015061782A JP6516324B2 (ja) 2015-03-24 2015-03-24 液体ヘリウムのトランスファー方法およびシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016180479A true JP2016180479A (ja) 2016-10-13
JP6516324B2 JP6516324B2 (ja) 2019-05-22

Family

ID=57132622

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015061782A Expired - Fee Related JP6516324B2 (ja) 2015-03-24 2015-03-24 液体ヘリウムのトランスファー方法およびシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6516324B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108692183A (zh) * 2018-04-25 2018-10-23 邯郸钢铁集团有限责任公司 氖氦分离系统的液氮回收系统
JP2019173865A (ja) * 2018-03-28 2019-10-10 エア・ウォーター株式会社 液体ヘリウムの充填方法および装置
JP2022502616A (ja) * 2018-10-09 2022-01-11 レール・リキード−ソシエテ・アノニム・プール・レテュード・エ・レクスプロワタシオン・デ・プロセデ・ジョルジュ・クロード 液化水素を貯蔵及び分配するための方法並びに設備
JP2022084066A (ja) * 2020-11-26 2022-06-07 大陽日酸株式会社 液体ヘリウム移液時の貯槽内圧力保持方法及び装置
CN116428516A (zh) * 2023-03-27 2023-07-14 广钢气体(广州)有限公司 一种液氦监控管理方法、系统及液氦储存装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0492197A (ja) * 1990-08-02 1992-03-25 Natl Space Dev Agency Japan<Nasda> 極低温液体用貯蔵タンクおよび配管のガス吹込み予冷法
JPH053200U (ja) * 1991-06-29 1993-01-19 日立電線株式会社 トランスフアーチユーブ
JP2000154944A (ja) * 1998-11-19 2000-06-06 Kyushu Electric Power Co Inc 極低温容器の冷却装置
JP2003014193A (ja) * 2001-06-27 2003-01-15 Nec Corp シリンダキャビネット及びその配管内の残留ガスのパージ方法
JP2012184918A (ja) * 2005-12-22 2012-09-27 Siemens Plc 極低温に冷却される機器の閉ループ予冷方法及び装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0492197A (ja) * 1990-08-02 1992-03-25 Natl Space Dev Agency Japan<Nasda> 極低温液体用貯蔵タンクおよび配管のガス吹込み予冷法
JPH053200U (ja) * 1991-06-29 1993-01-19 日立電線株式会社 トランスフアーチユーブ
JP2000154944A (ja) * 1998-11-19 2000-06-06 Kyushu Electric Power Co Inc 極低温容器の冷却装置
JP2003014193A (ja) * 2001-06-27 2003-01-15 Nec Corp シリンダキャビネット及びその配管内の残留ガスのパージ方法
JP2012184918A (ja) * 2005-12-22 2012-09-27 Siemens Plc 極低温に冷却される機器の閉ループ予冷方法及び装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019173865A (ja) * 2018-03-28 2019-10-10 エア・ウォーター株式会社 液体ヘリウムの充填方法および装置
JP7210149B2 (ja) 2018-03-28 2023-01-23 エア・ウォーター株式会社 液体ヘリウムの充填方法および装置
CN108692183A (zh) * 2018-04-25 2018-10-23 邯郸钢铁集团有限责任公司 氖氦分离系统的液氮回收系统
CN108692183B (zh) * 2018-04-25 2023-06-30 邯郸钢铁集团有限责任公司 氖氦分离系统的液氮回收系统
JP2022502616A (ja) * 2018-10-09 2022-01-11 レール・リキード−ソシエテ・アノニム・プール・レテュード・エ・レクスプロワタシオン・デ・プロセデ・ジョルジュ・クロード 液化水素を貯蔵及び分配するための方法並びに設備
JP2022504226A (ja) * 2018-10-09 2022-01-13 レール・リキード-ソシエテ・アノニム・プール・レテュード・エ・レクスプロワタシオン・デ・プロセデ・ジョルジュ・クロード 液化水素を貯蔵し、分配する方法及び設備
US11953157B2 (en) 2018-10-09 2024-04-09 L'Air Liquide, Societe Anonyme Pour L'Etude Et L'Exploitation Des Procedes Claude Georges Claude Method and facility for storing and distributing liquefied hydrogen
JP2022084066A (ja) * 2020-11-26 2022-06-07 大陽日酸株式会社 液体ヘリウム移液時の貯槽内圧力保持方法及び装置
JP7265516B2 (ja) 2020-11-26 2023-04-26 大陽日酸株式会社 液体ヘリウム移液時の貯槽内圧力保持方法及び装置
CN116428516A (zh) * 2023-03-27 2023-07-14 广钢气体(广州)有限公司 一种液氦监控管理方法、系统及液氦储存装置
CN116428516B (zh) * 2023-03-27 2023-11-28 广钢气体(广州)有限公司 一种液氦监控管理方法、系统及液氦储存装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6516324B2 (ja) 2019-05-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6516324B2 (ja) 液体ヘリウムのトランスファー方法およびシステム
CN108870821B (zh) 一种以制冷机为冷源的低温冷却设备
CN103644450B (zh) 一种液氢温区高压换热氦气储罐
JP4753696B2 (ja) 水素充填装置
JP7449161B2 (ja) 液化水素貯留方法および液化水素貯留システム
US20180199979A1 (en) N2o thermal pressurization system by cooling
US6519950B2 (en) Device for storing gas under pressure
US20080216486A1 (en) Cooling Apparatus Comprising a Thermal Interface and Method For Recondensing a Cryogen Gas
CN104353651A (zh) 大气采样罐清洗系统和清洗方法
CN110966518B (zh) 气体充装系统及充装方法
JP2010276173A (ja) 真空断熱容器及びその真空断熱層への封入ガスの挿入方法
US20100236260A1 (en) Undercooled horizontal cryostat configuration
KR20200023368A (ko) 가압 가스 탱크를 충전하기 위한 스테이션 및 방법
JP7210149B2 (ja) 液体ヘリウムの充填方法および装置
CN210156195U (zh) 一种氦气冷却磁共振超导磁体
JP2000059934A (ja) ガス回収充填装置
JP7208914B2 (ja) 超電導磁石用のサーマルバス熱交換器
WO2005116515A1 (en) Cooling apparatus comprising a thermal interface and method for recondensing a cryogen gas
JP6968525B2 (ja) 液体窒素供給システム
US11749435B2 (en) Pre-cooling and removing ice build-up from cryogenic cooling arrangements
JP2000146333A (ja) 極低温冷凍機のオーバーホール装置およびオーバーホ−ル方法
CN216113394U (zh) 一种c5f10o用充放气装置
CN117128442B (zh) 一种恒温恒压低温杜瓦、系统及其方法
JP2013228022A (ja) ガスタンク検査装置、および、ガスタンク検査方法
CN217641207U (zh) 透射电镜样品杆真空预存储设备

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180316

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190314

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190402

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190412

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6516324

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees