JPH053200U - トランスフアーチユーブ - Google Patents

トランスフアーチユーブ

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Publication number
JPH053200U
JPH053200U JP5846091U JP5846091U JPH053200U JP H053200 U JPH053200 U JP H053200U JP 5846091 U JP5846091 U JP 5846091U JP 5846091 U JP5846091 U JP 5846091U JP H053200 U JPH053200 U JP H053200U
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JP
Japan
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tube
transfer
pipe
container
liquid helium
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Pending
Application number
JP5846091U
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English (en)
Inventor
賢一 菊地
健二 児玉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP5846091U priority Critical patent/JPH053200U/ja
Publication of JPH053200U publication Critical patent/JPH053200U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案の目的は、貯槽及び容器への出し入れ
時の垂直方向の必要スペースの小さなトランスファーチ
ューブを提供することにある。 【構成】 本考案に係るトランスファーチューブ30
は、液体ヘリウム16をヘリウム容器12からクライオ
スタット18に移充填するものであり、移送内管32と
外管36から成る移送管部と、液体ヘリウム16の入っ
た液体ヘリウム槽14に挿入される挿入管38と、移送
内管38と挿入管38とを可撓性をもって連結する波状
連結管40とを備えている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、トランスファーチューブに関し、特に液体ヘリウムをNMR(磁 気共鳴)分析装置のクライオスタットに供給するトランスファーチューブに関 する。
【0002】
【従来の技術】
図2には、従来のトランスファーチューブの使用状態が示されている。トラ ンスファーチューブ10は、ヘリウム容器12内に収納された液体ヘリウム槽 14から液体ヘリウム16をクライオスタット18内に移充填するものであり 、液体ヘリウム槽14及びクライオスタット18内に挿入された挿入管22, 24と、それ以外の移送管26とからなる。
【0003】 トランスファーチューブ10の移送管26は、移送中の液体ヘリウムが熱に よりガス化するのを防止するため、二重管の真空断熱管になっている。移送管 26の上側水平部として用いられるパイプとしては、一般にリジッドまたはフ レキシブルの2種類がある。 また、液体ヘリウム槽14に浸水された挿入管22は、当該ヘリウム槽14 が概ね液体ヘリウム16の温度(4.2K程度)に維持されており、断熱管で なくても実用上は殆ど支障がないため、一般に単管で、ねじ込み式の接続管と なっている。このように、挿入管22を移送管26と一体でなく、セパレート タイプとしているのは、ヘリウム容器12,液体ヘリウム槽14の深さが変わ った場合に、これに対応して交換可能とするためである。
【0004】 以上のようなトランスファーチューブ10によって、液体ヘリウム16の移 送を行う際には、液体ヘリウム槽14内に加圧されたヘリウムガスを供給する 。 ヘリウム容器12とクライオスタット18にトランスファーチューブ10を セット(挿入)又は取り出す場合には、破線で示すように当該チューブ10の 全体を上方まで持ち上げる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来のトランスファーチューブでは、トランス ファーチューブ10のセット(挿入)又は取出しの際に、当該チューブ10の 全体を上方まで持ち上げるため、トランスファーチューブ10の上端の高さは 、床から移送管26の上端までの高さと、ヘリウム容器12の挿入口から液体 ヘリウム槽14の底までの深さとを加えたものとなる。例えば、100リット ルのヘリウム容器では、約2.9mとなる。これに対し、建築基準による一般 構造物の天井高さは、2.4〜2.7m程度である。このため、当該チューブ 10を用いる場合には、特殊構造の(天井が高い)部屋を使用する必要があっ た。
【0006】
【考案の目的】
従って、本考案の目的は、出し入れ時の垂直方向の必要スペースの小さなト ランスファーチューブを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案に係るトランスファーチューブは、液体 ヘリウムの入った貯槽及び容器内に挿入される両端の挿入管部と、この挿入管 部同士を連結する移送管部とから成り、挿入管部の少なくとも一部に可撓部を 形成している。
【0008】
【作用】
上記のように本考案に係るトランスファーチューブは、挿入管部の少なくと も一部に可撓部を形成しているため、トランスファーチューブの貯槽及び容器 への挿入,引出しを、従来に比べて比較的小さなスペース(垂直方向)で行う ことが可能となる。
【0009】 すなわち、貯槽と容器にトランスファーチューブをセットする場合には、挿 入管部の可撓部を屈曲させ、チューブ全体を傾けた状態で挿入管部を貯槽又は 容器に挿入する。その後、当該チューブを元の姿勢に復元させて、挿入管部を 貯槽又は容器ないに深く挿入する。 一方、トランスファーチューブを貯槽及び容器から取り出す場合には、セッ ト時とは逆に、まず挿入管部の可撓部が貯槽又は容器の挿入口に達するまでチ ューブ全体を垂直に持ち上げる。次に、可撓部を屈曲させ、チューブ全体を傾 けた状態で挿入管部を貯槽及び容器から引き出す。
【0010】
【実施例】
次に、本考案の一実施例を添付図面を参照しつつ詳細に説明する。図1には 、実施例に係るトランスファーチューブの断面構造が示されている。 トランスファーチューブ30は二重構造の真空断熱管であり、液体ヘリウム が流れる移送内管32と、スペーサ34によって移送内管32に支持された外 管36と、移送内管32の液体ヘリウム槽14(図2では、図示せず)側の端 部に接続された挿入管38と、移送内管32と挿入管38とを接続する波状連 結部40とから構成されている。
【0011】 移送内管32と外管36はステンレスによって、二重の真空断熱構造に成形 されており、移送内管32の端部には挿入管38を接続するためのネジ部42 が形成されている。また、外管36の一部には真空排気口44が設けられてい る。波状連結部40はステンレス管であり、可撓性を得るために外周が波状に 成形されている。
【0012】 次に、以上のように構成された実施例の動作及び作用について簡単に説明す る。 ヘリウム容器12とクライオスタット18にトランスファーチューブ30を セット(挿入)する場合には、波状連結部40を屈曲させ、チューブ30全体 を傾けた状態で挿入管38をヘリウム容器12に挿入する。その後、当該チュ ーブ30を元の姿勢に復元させて、波状連結部40,移送管の垂直部をヘリウ ム容器12内に挿入し、挿入管38の先端を液体ヘリウム槽14の底部まで到 達させる。
【0013】 一方、トランスファーチューブ30をヘリウム容器12及びクライオスタッ ト18から取り出す場合には、セット時とは逆に、まず波状連結部40がヘリ ウム容器12の挿入口に達するまでチューブ30全体を垂直に持ち上げる。次 に、連結部40を屈曲させ、チューブ30全体を傾けた状態で挿入管38をヘ リウム容器12から引き出す。
【0014】 以上のように、本実施例のトランスファーチューブ30は、波状連結部40 を備えているため、当該チューブ30の挿入,引出し時の垂直方向の必要スペ ースが小さくて済む。例えば、100リットルのヘリウム容器の場合、挿入管 38と連結部40の長さを合わせて50〜60cm程度とすると、引出し時の 最高点は2.4〜2.5m程度となる。従って、一般的な建築基準に基づいて 設計された、部屋(例えば、NMR分析装置を設置した部屋)にも対応できる 。
【0015】 なお、上記実施例のトランスファーチューブ30は、の液体ヘリウム槽14 に挿入される部分の一部(連結部40)のみを波状に成形しているが、液体ヘ リウム槽14に挿入される部分全体を波状としても良い。 更に、液体ヘリウム槽14に挿入される部分のみならず、ヘリウム容器12 又はクライオスタット18に挿入される二重構造部分についても、内管32と 外管36の両方を波付管として可撓性を持たせても良い。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係るトランスファーチューブは、液体ヘリウ ムの入った貯槽及び容器内に挿入される両端の挿入管部と、この挿入管部同士 を連結する移送管部とから成り、挿入管部の少なくとも一部に可撓部を形成し ているため、当該チューブの貯槽及び容器への出し入れ時の垂直方向の必要ス ペースを小さくでき、一般的な天井の低い部屋においても使用できるという効 果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本考案の一実施例に係るトランスファ
ーチューブの構造を示す断面図である。
【図2】図2は、トランスファーチューブの使用状態を
示す概略図である。
【符号の説明】 12 ヘリウム容器 14 液体ヘリウム槽 16 液体ヘリウム 18 クライオスタット 30 トランスファーチューブ 32 移送内管 34 スペーサ 36 外管 38 挿入管 40 波状連結管 42 ネジ部 44 真空排気口

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 貯槽内から所定の容器に液体ヘリウムを
    移充填するトランスファーチューブにおいて、 前記貯槽及び前記容器内に挿入される両端の挿入管部
    と、この挿入管部同士を連結する移送管部とから成り、 前記挿入管部の少なくとも一部に可撓部を形成したこと
    を特徴とするトランスファーチューブ。
JP5846091U 1991-06-29 1991-06-29 トランスフアーチユーブ Pending JPH053200U (ja)

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Cited By (4)

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JP2016180479A (ja) * 2015-03-24 2016-10-13 株式会社新領域技術研究所 液体ヘリウムのトランスファー方法およびシステム

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