JP2000154944A - 極低温容器の冷却装置 - Google Patents

極低温容器の冷却装置

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JP2000154944A
JP2000154944A JP10329752A JP32975298A JP2000154944A JP 2000154944 A JP2000154944 A JP 2000154944A JP 10329752 A JP10329752 A JP 10329752A JP 32975298 A JP32975298 A JP 32975298A JP 2000154944 A JP2000154944 A JP 2000154944A
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container
cryogenic
cooling device
liquid
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English (en)
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Katsuya Tsutsumi
克哉 堤
Hidemi Hayashi
秀美 林
Hidemasa Yamamura
秀政 山村
Yukio Watanabe
幸夫 渡辺
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Kyushu Electric Power Co Inc
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kyushu Electric Power Co Inc
Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱負荷変動による膨張機故障等の不都合を生
ずることなく、少ない液体ヘリウム消費量で極低温容器
の冷却をする。 【解決手段】 超電導磁石12とこれを冷却するための
液体ヘリウムとを収容する極低温容器10を冷却する装
置。上記極低温容器10に、当該容器10内へ液体ヘリ
ウムを供給するための液体ヘリウム容器14を接続する
とともに、膨張機なしのヘリウム冷却器20等からなる
ヘリウム還元手段を接続し、極低温容器10内で蒸発し
た低温ヘリウムガスを導出してこれを液化した後に当該
容器10内へ還元するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、核融合、超電導エ
ネルギ貯蔵、加速器、NMR、リニアモータカー等に用
いられる超電導磁石その他の被冷却体を液体ヘリウムに
よって冷却するための極低温容器の冷却装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のような極低温容器の冷却装
置として、次のようなものが知られている。
【0003】A)図6に示すように、超電導磁石等の被
冷却体82及び液体ヘリウムが収容されたクライオスタ
ット(極低温容器)80にヘリウム導入通路86を介し
て液体ヘリウム貯槽(デュワー)84を接続したもの。
この装置では、液体ヘリウム貯槽84からクライオスタ
ット80に供給される液体ヘリウムによってクライオス
タット80内の低温が維持され、このクライオスタット
80内で蒸発したヘリウムガスは系外(すなわち大気)
に放出される。
【0004】B)図7に示すように、前記クライオスタ
ット80にヘリウム液化冷凍機90が接続されたもの。
図において、クライオスタット80内の蒸発ヘリウムガ
スは、低圧ライン92を通じて圧縮機CPに導入され、
圧縮される。圧縮機CPから吐出されたヘリウムガス
は、高圧ライン91を通じてクライオスタット80に導
入されるが、その途中、保冷箱95内に収容された複数
段の熱交換器94A,94B,94C,94D,94
E,94Fで低圧ライン92を流れる低温ヘリウムガス
と熱交換し、さらに膨張弁96でジュール−トムソン膨
張して液化された後にクライオスタット80に導入され
る。さらに、高圧ライン91を流れるヘリウムガスの一
部は、膨張機(例えば膨張タービン)98A,98Bで
仕事をしてから低圧ライン92に戻され、これによりク
ライオスタット80内の冷却に必要な寒冷が発生する
(例えば特公平6−10564号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】A)に示す装置では、
蒸発したヘリウムガスをそのまま大気中に逃がしている
ので、効率が悪く、高価なヘリウムガスを大量に消費し
なければならない。従って、ランニングコストが非常に
高くなる。
【0006】一方、B)に示す装置によれば、ヘリウム
ガスの消費量は削減されるが、次のような不都合があ
る。
【0007】一般に、クライオスタット80内の熱負荷
は、超電導磁石等からなる被冷却体82の運転状態によ
って大きく変動する場合が多い。ここで、B)の装置で
は、クライオスタット80内にヘリウム液化冷凍機90
が単独で直結されているため、当該冷凍機90の膨張機
98A,98Bが上記熱負荷の変動による影響をもろに
受けてしまうことになる。具体的には、クエンチ等の外
乱によってクライオスタット80内の熱負荷が増え、蒸
発ヘリウムガス量が急増した場合、低圧ライン92での
ヘリウムガス流量も増えて熱バランスが崩れ、特に膨張
機98Aの入口温度が急降下することになる。その結
果、膨張機98Aの回転が不安定となり、最悪の場合に
は焼損に至るおそれがある。
【0008】なお、前記特公平6−10564号公報には、
ヘリウム液化冷凍機中にバッファタンクを設け、余剰の
ヘリウムガスを当該タンクに一時的に溜めておく方法が
開示されているが、これによる熱負荷変動の吸収には限
界がある。また、系内に膨張機が存在する以上、その故
障のおそれが完全になくなることはあり得ず、抜本的な
解決策とはなっていない。
【0009】本発明は、このような事情に鑑み、膨張機
の故障等の不都合を生ずることなく、蒸発ヘリウムガス
を効率よく回収してその消費量を削減できるクライオス
タット等の極低温容器の冷凍装置を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明は、被冷却体とこれを冷却するた
めの液体ヘリウムとを収容する極低温容器の冷却装置で
あって、上記極低温容器に、当該容器内へ液体ヘリウム
を供給する液体ヘリウム供給手段を接続するとともに、
当該容器内で蒸発した低温ヘリウムガスを導出してこれ
を液化した後に当該容器内へ還元するヘリウム還元手段
を接続したものである。
【0011】この装置によれば、液体ヘリウム供給手段
によって極低温容器内に適宜液体ヘリウムが供給される
ことにより、この極低温容器の低温維持のために必要と
される寒冷が随時補給される。その一方で、極低温容器
内で発生した低温のヘリウムガスがヘリウム還元手段に
取り込まれ、ここで液化された後に極低温容器に還元さ
れるので、前記図6に示したように蒸発ヘリウムガスを
そのまま大気へ放出するものに比べ、液体ヘリウム消費
量は飛躍的に削減される。
【0012】ここで、上述のように、極低温容器内で必
要とされる寒冷は、液体ヘリウム供給手段による液体ヘ
リウムの供給によって補われるため、上記ヘリウム還元
手段には寒冷を発生させるための膨張機を設ける必要が
ない。すなわち、このヘリウム還元手段は、例えば膨張
機をもたないヘリウム冷却器によって構成することが可
能である。従って、極低温容器における被冷却体の熱負
荷が大きく変動したところで、前記図7に示した従来装
置のように膨張機が故障するといった不都合を生じるこ
とはなく、良好な運転を持続することができる。
【0013】すなわち、本発明では、液体ヘリウム供給
手段とヘリウム還元手段とを併設することにより、液体
ヘリウムの消費量削減という課題と、膨張機故障の回避
という課題とを同時に解決することができるのである。
【0014】具体的に、上記ヘリウム冷却器としては、
上記極低温容器内で蒸発したヘリウムガスを当該容器の
外部に導出する低圧ラインと、この低圧ラインを通じて
導出されたヘリウムガスを圧縮する圧縮機と、この圧縮
機から吐出されたヘリウムガスを上記極低温容器内へ導
入するための高圧ラインと、この高圧ラインを流れるヘ
リウムガスと上記低圧ラインを流れるヘリウムガスとの
間で熱交換を行わせる熱交換器と、この熱交換器の下流
側で高圧ライン中のヘリウムガスを膨張させて液化する
膨張弁とからなるヘリウム冷却器を備え、その膨張弁で
液化された液体ヘリウムが上記極低温容器内に還元され
るようにしたものが好適である。
【0015】このヘリウム冷却器では、膨張機がないた
め、その入口圧力を考慮することなく高圧ラインの圧力
すなわち圧縮機の吐出圧力を自由に設定することができ
る。このため、圧縮機の吐出圧力をヘリウムガスの液化
が可能となる範囲で下げることができ、その必要動力を
削減できる。
【0016】さらに、上記ヘリウム冷却器に複数段の熱
交換器を設けるとともに、最低温段の熱交換器を挟んで
複数の膨張弁を直列に配するようにすれば、単一の膨張
弁で加圧ヘリウムガスを一気に膨張させる場合よりも液
化効率を高めることができる。
【0017】上記液体ヘリウム供給手段としては、液体
ヘリウムを収容する液体ヘリウム容器と、この液体ヘリ
ウム容器内の液体ヘリウムを上記極低温容器内に導入す
る導入通路とを備えたものが好適である。
【0018】この場合、さらに、上記液体ヘリウム容器
に、寒冷発生用膨張機を備えたヘリウム液化冷凍機を接
続するようにすれば、被冷却体の熱負荷変動が大きい場
合にも対応でき、安定した運転を続けることができる。
この装置にかかるヘリウム液化冷凍機は寒冷発生用膨張
機を備えているが、このヘリウム液化冷凍機は前記図7
に示した従来装置のように極低温容器に単独で直結され
たものではなく、液体ヘリウム供給手段である液体ヘリ
ウム容器に接続されたものであり、専ら液体ヘリウム生
成用液化機として機能するものなので、極低温容器側の
被冷却体の熱負荷に大きな変動があっても上記膨張機が
直接影響を受けることはなく、安定した運転を続けるこ
とができる。そして、上記熱負荷変動によるヘリウムガ
ス蒸発量の急変は、ヘリウム還元手段で吸収することが
できる。
【0019】また、上記液体ヘリウム供給手段として
は、上記極低温容器に、上記ヘリウム還元手段とは別
の、寒冷発生用膨張機を備えたヘリウム液化冷凍機を接
続するようにしてもよい。
【0020】この場合も、従来のようにヘリウム液化冷
凍機が単独で極低温容器に接続されているのではなく、
これとは別のヘリウム還元手段と併設されているので、
極低温容器内での熱負荷変動により寒冷発生用膨張機が
受ける影響は少ない。
【0021】さらに、上記ヘリウム液化冷凍機内の温度
に基づいて当該ヘリウム液化冷凍機内への蒸発ヘリウム
ガス導入流量を制御するとともに、このヘリウム液化冷
凍機内へ導入されない余剰の蒸発ヘリウムガスを上記ヘ
リウム還元手段に導入させる流量制御手段を備えるよう
にすれば、極低温容器内の熱負荷変動にかかわらず、ヘ
リウム液化冷凍機側ではその温度に基づく安定した膨張
機の運転制御を行うことができ、上記熱負荷変動に伴う
ヘリウムガス蒸発量の変動はヘリウム還元手段で吸収す
ることが可能になる。
【0022】また、上記のようなヘリウム液化冷凍機を
用いる場合、当該液化冷凍機及びヘリウム冷却器の圧縮
機を共有化すれば、上記ヘリウム液化冷凍機及びヘリウ
ム冷却器に各々別の圧縮機を設ける場合よりもコストを
削減できる。
【0023】さらに、この場合、複数の圧縮機を直列に
配するとともに、膨張機がなくてさほどヘリウムガス圧
力が要求されないヘリウム冷却器の高圧ラインは最終段
圧縮機よりも手前側の圧縮機の吐出側に接続し、膨張機
の良好な運転のためにその入口圧力が要求されるヘリウ
ム液化冷凍機の高圧ラインは最終段圧縮機の吐出側に接
続するようにすることにより、各高圧ラインで要求され
る圧力に見合った運転ができ、当該運転の効率を高める
ことかできる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0025】1)第1の実施の形態(図1) 図において、極低温容器であるクライオスタット10内
には、被冷却体としての超電導磁石12と、これを冷却
するための液体ヘリウムとが収容されている。さらに、
この極低温容器10の外部には液体ヘリウム容器(デュ
ワー)14が設置され、この液体ヘリウム容器14内の
液体ヘリウムが適宜ヘリウム導入通路16を通じて極低
温容器10内に供給されるようになっている。
【0026】さらに、この装置では、上記極低温容器1
0に、そのヘリウム還元手段としてヘリウム冷却器20
が接続されている。
【0027】このヘリウム冷却器20は、圧縮機CPを
備え、その吐出側が高圧ライン21を介して、また吸込
み側が低圧ライン22を介して、それぞれクライオスタ
ット10内に接続されている。これら高圧ライン21及
び低圧ライン22の途中には、高圧ライン21を流れる
ヘリウムガスと低圧ライン22を流れるヘリウムガスと
の間で熱交換を行わせる複数段の熱交換器24A,24
B,24Cが設けられている。さらに、最も高温側の熱
交換器24Aでは、各ライン21,22を流れるヘリウ
ムガスと冷却用の液体窒素との間でも熱交換が行われる
ようになっており、これにより装置全体の小型化が図ら
れ、また予冷機能も確保されている。
【0028】高圧ライン21において、最低温側の熱交
換器24Cのさらに下流側の位置には、膨張弁26が設
けられている。この膨張弁26及び上記各熱交換器24
A,24B,24Cは、共通の保冷箱25内に収容され
ている。
【0029】なお、図において27は、圧縮機CPから
吐出されたヘリウムガスの余剰分を一時的に貯留してお
くためのバッファタンクである。
【0030】次に、この装置の作用を説明する。
【0031】クライオスタット10内で蒸発したヘリウ
ムガスは、低圧ライン22内に入り、熱交換器24C,
24B,24Aで高圧ライン21内のヘリウムガスと熱
交換して昇温した後、圧縮機CPに導入され、加圧され
る。この圧縮機CPから吐出されたヘリウムガスは、高
圧ライン21を通り、その途中に設けられた熱交換器2
4A,24B,24Cで低圧ライン22側のヘリウムガ
スと熱交換することにより冷却される。さらに、その下
流側の膨張弁26でジュール−トムソン膨張し、液化さ
れた後にクライオスタット10内へ還元される。このよ
うに、クライオスタット10内の蒸発ヘリウムガスがヘ
リウム冷却器20に回収され、少なくともその一部が液
体ヘリウムとしてクライオスタット10内に還元される
ことにより、前記図6に示した従来装置に比べ、液体ヘ
リウムの消費量は大幅に削減される。
【0032】一方、圧縮機CPから吐出されたヘリウム
ガスの余剰分は、一時的にバッファタンク27に貯留さ
れ、貯留しきれない分は大気へ放出される。この放出
分、すなわち、ヘリウム冷却器20で還元しきれなかっ
た液体ヘリウムの分は、液体ヘリウム容器14からヘリ
ウム導入通路16を通じて適宜クライオスタット10内
に補給される。このような液体ヘリウムの補給により、
クライオスタット10内における超電導磁石12の熱負
荷、及び、外部からクライオスタット10内に侵入する
熱を相殺してクライオスタット10内を極低温に維持す
るための寒冷が補われる。
【0033】このように、クライオスタット10で必要
とされる寒冷は、液体ヘリウム容器14内の液体ヘリウ
ムによって補われるので、ヘリウム冷却器20は寒冷を
発生させる手段を要しない。従って、このヘリウム冷却
器20には、例えば前記図7のヘリウム液化冷凍機90
に具備されている膨張タービン98A,98Bのような
膨張機を設ける必要がない。その結果、次のような利点
を得ることができる。
【0034】a)上記膨張機を備えている場合には、超
電導磁石12の熱負荷が急変してヘリウムガスの蒸発量
が急増すると、膨張機入口温度が急降下して膨張機の回
転が不安定となり、最悪の場合には膨張機が焼損するお
それがあるが、図1に示すヘリウム冷却器20では、液
体ヘリウム容器14及びヘリウム導入通路16からなる
液体ヘリウム供給手段との併用によって膨張機が不要と
なっているので、上記熱負荷変動が生じても膨張機が故
障するおそれがなく、安定した運転を続けることができ
る。
【0035】b)前記図7に示した膨張タービン付のヘ
リウム液化冷凍機では、膨張タービン98A,98Bを
効率よく運転するために必要なタービン入口圧力の範囲
が限られている。このため、圧縮機CPの吐出圧力もそ
れに制限されることになり(実際には約15〜18atm)、
当該吐出圧を大幅に下げることができない。これに対し
て図1に示すヘリウム冷却器20では、上記膨張タービ
ンをもたないので、ヘリウムガスの液化が可能となる範
囲で圧縮機CPの吐出圧力を下げることが可能であり、
これにより装置の必要動力を減らしてランニングコスト
を削減できる。
【0036】このように、図1に示す装置では、液体ヘ
リウム供給手段である液体ヘリウム容器14と、ヘリウ
ム還元手段としてのヘリウム冷却器20との併設によ
り、液体ヘリウム消費量及び圧縮機CPの必要動力の双
方を削減することが可能となっているのである。
【0037】2)第2の実施の形態(図2) この実施の形態にかかる装置では、前記図1に示した装
置における液体ヘリウム容器14にヘリウム液化冷凍機
30が接続されている。このヘリウム液化冷凍機30の
構成は、前記図7で示したヘリウム液化冷凍機90と構
成と同等であり、当該図7で示されている高圧ライン9
1、低圧ライン92、複数段の熱交換器94A,94
B,94C,94D,94E,94F、保冷箱95、膨
張弁96と同等の高圧ライン31、低圧ライン32、複
数段の熱交換器34A,34B,34C,34D,34
E,34F、保冷箱35、膨張弁36を備えている。そ
して、高圧ライン31における熱交換器34B,34C
同士の間の個所と、低圧ライン32における熱交換器3
4E,34F同士の間の個所とが熱交換器34Dを通る
バイパスライン37を介して接続されるとともに、この
バイパスライン37において上記熱交換器34Dを挟む
位置に、2段の膨張タービン38A,38Bが設けられ
ており、高圧ライン31を流れるヘリウムガスの一部が
膨張タービン38A,38Bを回して仕事をすることに
より、液体ヘリウム14内に液体ヘリウムを生成するた
めに必要な寒冷が発生するようになっている。
【0038】ただし、本発明では膨張機の段数は問わ
ず、例えば1段のみであってもよい。
【0039】さらに、この実施の形態では、ヘリウム冷
却器20とヘリウム液化冷凍機30とに共通の圧縮機C
Pが用いられている。すなわち、この圧縮機CPの吐出
側には、ヘリウム冷却器20の高圧ライン21とヘリウ
ム液化冷凍機30の高圧ライン31との双方が接続され
ており、圧縮機CPの吸込み側には、ヘリウム冷却器2
0の低圧ライン22とヘリウム液化冷凍機30の低圧ラ
イン32との双方が接続されている。
【0040】この装置によれば、ヘリウム液化冷凍機3
0の設置により、液体ヘリウム容器14内に随時液体ヘ
リウムを補給することができ、長時間にわたって安定し
た連続運転を行うことができるとともに、このヘリウム
液化冷凍機30とヘリウム冷却器20の圧縮機CPを共
有化することにより、イニシャルコスト及びランニング
コストを削減できる。この装置は、SMES(超電導エ
ネルギー貯蔵装置)のように電気を出し入れするような
場合や、核融合設備のように通常運転時でも負荷変動が
大きいような場合に特に有効である。
【0041】なお、前記図7に示した従来装置でもヘリ
ウム液化冷凍機90を用いているが、この従来装置で
は、当該ヘリウム液化冷凍機90のみが極低温容器80
に接続されており、このヘリウム液化冷凍機90が、液
体ヘリウムを生成する手段としての機能と、極低温容器
80内で蒸発したヘリウムガスを液体ヘリウムとして還
元するヘリウム還元手段としての機能とを兼ねているた
め、極低温容器80内の被冷却体82の熱負荷が急変し
て蒸発ヘリウムガスが急増した場合、ヘリウム液化冷凍
機90内の膨張タービン98A,98Bがもろに影響を
受け、故障するおそれがあるのに対し、図2に示す装置
では、ヘリウム還元手段として膨張機なしのヘリウム冷
却器20をクライオスタット10に接続し、これとは別
に構成されたヘリウム液化冷凍機30を液体ヘリウム容
器14側に接続するようにしているので、クライオスタ
ット10内で発生するヘリウムガスの変化はヘリウム冷
却器20で吸収し、ヘリウム液化冷凍機30は専ら液体
ヘリウム容器14内の液体ヘリウムを生成する液化機と
してのみ機能させることができる。従って、超電導磁石
12の熱負荷が急変しても、これに膨張タービン38
A,38Bが直接悪影響を受けることはなく、終始安定
したタービン運転を続けることができる。
【0042】3)第3の実施の形態(図3) この実施の形態では、前記図2に示した液体ヘリウム容
器14が省略され、同図に示すヘリウム液化冷凍機30
が液体ヘリウム供給手段として直接極低温容器10に接
続されている。すなわち、極低温容器10内にヘリウム
液化冷凍機30の高圧ライン31及び低圧ライン32が
直接接続されている。
【0043】さらに、この装置では、各低圧ライン2
2,32の入口側部分に、これら低圧ライン22,32
へ導入されるヘリウムガスの流量を変化させるための流
量調節弁29,39が設けられるとともに、その開度を
調節する制御器(流量制御手段)40が具備されてい
る。この制御器40は、ヘリウム液化冷凍機30におけ
る保冷箱35内の温度を検出し、この温度を所定の許容
温度(具体的には膨張タービン38A,38Bを正常に
運転させるのに必要なタービン入口温度に対応する温
度)に保つように流量調節弁39の開度を調節するとと
もに、このヘリウム液化冷凍機30に導入しきれない分
のヘリウムガスをヘリウム冷却器20側に導入するよう
に流量調節弁29の開度を調節する制御を行う。
【0044】このような装置においても、極低温容器1
0内における超電導磁石12の熱負荷変動にかかわら
ず、ヘリウム液化冷凍機30のヘリウム導入量は所定の
流量、すなわち、タービン入口温度を所定温度に保つ流
量に制限しておき、ここで処理しきれないヘリウムガス
をヘリウム還元手段であるヘリウム冷却器20側に導入
することにより、ヘリウム液化冷凍機30は専ら液体ヘ
リウム供給手段としてのみ機能させて、その膨張タービ
ン38A,38Bの良好な運転を続けることができる。
すなわち、本発明では、ヘリウム液化冷凍機30を直接
極低温容器10に直接接続した構成としても、これと併
せて膨張機なしヘリウム冷却器20をヘリウム還元手段
として極低温容器10に接続し、極低温容器10内にお
ける蒸発ヘリウムガスの急増分は当該ヘリウム冷却器2
0で吸収することにより、ヘリウム液化冷凍機30の安
定した運転を確保することができるのである。
【0045】なお、この第3の実施の形態及び前記第2
の実施の形態では、ヘリウム冷却器20及びヘリウム液
化冷凍機30の圧縮機CPを共有化させたものを示した
が、それぞれに別の圧縮機を設けることは自由である。
【0046】4)第4の実施の形態(図4) 前記第2の実施の形態及び第3の実施の形態では、単一
の圧縮機CPをヘリウム冷却器20及びヘリウム液化冷
凍機30が共有しているので、その吐出圧力は、ヘリウ
ム液化冷凍機30における膨張タービン38A,38B
に求められるタービン入口圧力に制約されることになる
(例えば15〜18atm)。従って、ヘリウム冷却器20側
では高圧ライン21にさほどの圧力は要求されないにも
かかわらず、圧縮機CPの吐出圧力を下げることができ
ず、必要以上の動力を消費しなければならない不都合が
ある。
【0047】そこで、この第4の実施の形態では、前記
図3に示した装置において、ヘリウム冷却器20及びヘ
リウム液化冷凍機30に共有される圧縮機として2段の
圧縮機CP1,CP2を直列に配置し、1段目の圧縮機
CP1の吐出側にヘリウム冷却器20の高圧ライン21
を接続し(すなわち両圧縮機CP1,CP2の間の部分
に高圧ライン21を接続し)、2段目の圧縮機CP2の
吐出側にヘリウム液化冷凍機30の高圧ライン31を接
続するようにしている。
【0048】この装置によれば、圧縮機CP1及び圧縮
機CP2による2段圧縮によって、膨張タービン38
A,38Bの好適な運転に要求される高い圧力を発生さ
せる一方、さほど高い圧力を要しないヘリウム冷却器2
0の高圧ライン21には、1段目の圧縮機CP1から吐
出されたヘリウムガスをそのまま導入することにより、
装置全体の必要動力を削減することができる。
【0049】この構成が前記図2に示した装置にもその
まま適用できることは、いうまでもない。また、膨張機
を3段以上配するようにしてもよい。
【0050】5)その他の実施形態 本発明において、ヘリウム冷却器20における熱交換器
の具体的な段数や構造は適宜設定が可能である。例え
ば、図5(a)に示すように、高圧ライン21において
最低温段の熱交換器24Cを挟む位置に複数(図では2
つ)の膨張弁26A,26Bを直列に配し、ヘリウムガ
スを複数段階にわたって膨張させれば、1段の膨張弁で
一気に大気圧まで膨張させる場合よりも液化効率を高め
ることができる。また、同図(b)に示すように、前記
図1等に示した熱交換器24Bを大型化して液体窒素熱
交換用の熱交換器24Aを省略するようにしてもよい。
【0051】
【実施例】前記図1に示した装置において、液体ヘリウ
ム14から極低温容器10に供給される液体ヘリウムの
質量流量及び比エンタルピをそれぞれm1[g/s]及
びh1[J/g]、膨張弁26の出口側の質量流量及び
比エンタルピをそれぞれm2[g/s]及びh2[J/
g]、クライオスタット10内から低圧ライン22に導
入される蒸発ヘリウムガスの質量流量及び比エンタルピ
をそれぞれm3[g/s]及びh3[J/g]、圧縮機C
Pから吐出されるヘリウムガスの質量流量及び比エンタ
ルピをそれぞれm4[g/s]及びh4[J/g]、圧縮
機CPに吸入されるヘリウムガスの質量流量及び比エン
タルピをそれぞれm5[g/s]及びh5[J/g]、膨
張弁26の入口側のヘリウムガス質量流量をm6、発熱
量をQ[W]とすると、次の各式が成立する。
【0052】
【数1】m2=m4=m6 … m3=m5 … m3=m1+m2 … Q+m11+m22=m33 … m3(h5−h3)=m2(h4−h2) … ここで、圧縮機吐出側圧力以外の上記各個所における温
度及び圧力として通常の値を採用し、圧縮機吐出側圧力
を4atmに設定すると、各比エンタルピh1〜h4の値は
次のようになる。
【0053】
【数2】 h1=11.4J/g(圧力:1.3atm、温度:4.5K、液相) h2=16.56J/g(圧力:4atm、温度:5.353K、2相) h3=29.92J/g(圧力:1.3atm、温度:4.5K、気相) h4=1641J/g(圧力:4atm、温度:313K、気相) この数2と前記数1とから、次式を得ることができる。
【0054】
【数3】Q=18.52m1+13.36m21=0.02483m2 ここで、m1に相当する体積流量を7リットル/hとす
ると、m2=9.79g/s、Q=135Wとなる。従って、1時
間あたり7リットルの液体ヘリウムを補給すれば、135W
の冷凍能力を得ることができる。
【0055】これに対し、前記図6に示したようにヘリ
ウム還元手段のない従来装置では、ヘリウム潜熱を11.4
J/gとすると、Q=135Wの冷凍能力を得るのに必要な
ヘリウム補給量は、135/(29.92−11.4)=7.29g/s=21
0リットル/hとなり、1時間当たり210リットルもの液
体ヘリウムを補給しなければならない。従って、この従
来装置に比べ、前記図1に示した装置によれば、液体ヘ
リウム消費量を1/30に削減できることになる。
【0056】
【発明の効果】以上のように本発明は、被冷却体を収容
する極低温容器を冷却するにあたり、当該容器内へ液体
ヘリウムを供給する液体ヘリウム供給手段と、当該容器
内で蒸発した低温ヘリウムガスを導出してこれを液化し
た後に当該容器内へ還元するヘリウム還元手段とを併設
したものであるので、従来装置のような寒冷発生用の膨
張機の故障をまねくことなく、液体ヘリウムの消費量を
減らしてランニングコストを削減できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかるクライオス
タットの冷却装置を示すフローシートである。
【図2】本発明の第2の実施の形態にかかるクライオス
タットの冷却装置を示すフローシートである。
【図3】本発明の第3の実施の形態にかかるクライオス
タットの冷却装置を示すフローシートである。
【図4】本発明の第4の実施の形態にかかるクライオス
タットの冷却装置を示すフローシートである。
【図5】(a)(b)は上記冷却装置におけるヘリウム冷
却器の変形例を示すフローシートである。
【図6】従来のクライオスタットの冷却装置の一例を示
すフローシートである。
【図7】従来のクライオスタットの他の例を示すフロー
シートである。
【符号の説明】
10 クライオスタット(極低温容器) 12 超電導磁石(被冷却体) 14 液体ヘリウム容器 16 ヘリウム導入通路 20 ヘリウム冷却器 21 高圧ライン 22 低圧ライン 24A,24B,24C 熱交換器 26,26A,26B 膨張弁 29,39 流量調節弁 30 ヘリウム液化冷凍機 31 高圧ライン 32 低圧ライン 34A,34B,34C,34D,34E,34F 熱
交換器 36 膨張弁 38A,38B 膨張タービン 40 制御器(流量制御手段) CP,CP1,CP2 圧縮機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 秀美 福岡市南区塩原二丁目1番47号 九州電力 株式会社総合研究所内 (72)発明者 山村 秀政 大阪市西区江戸堀1丁目6番14号 株式会 社神戸製鋼所大阪支社内 (72)発明者 渡辺 幸夫 大阪市西区江戸堀1丁目6番14号 株式会 社神戸製鋼所大阪支社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被冷却体とこれを冷却するための液体ヘ
    リウムとを収容する極低温容器の冷却装置であって、上
    記極低温容器に、当該容器内へ液体ヘリウムを供給する
    液体ヘリウム供給手段を接続するとともに、当該容器内
    で蒸発した低温ヘリウムガスを導出してこれを液化した
    後に当該容器内へ還元するヘリウム還元手段を接続した
    ことを特徴とする極低温容器の冷却装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の極低温容器の冷却装置に
    おいて、上記ヘリウム還元手段は、膨張機をもたないヘ
    リウム冷却器であることを特徴とする極低温容器の冷却
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の極低温容器の冷却装置に
    おいて、上記ヘリウム冷却器は、上記極低温容器内で蒸
    発したヘリウムガスを当該容器の外部に導出する低圧ラ
    インと、この低圧ラインを通じて導出されたヘリウムガ
    スを圧縮する圧縮機と、この圧縮機から吐出されたヘリ
    ウムガスを上記極低温容器内へ導入するための高圧ライ
    ンと、この高圧ラインを流れるヘリウムガスと上記低圧
    ラインを流れるヘリウムガスとの間で熱交換を行わせる
    熱交換器と、この熱交換器の下流側で高圧ライン中のヘ
    リウムガスを膨張させて液化する膨張弁とを備え、その
    膨張弁で液化された液体ヘリウムが上記極低温容器内に
    還元されるようにしたことを特徴とする極低温容器の冷
    却装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の極低温容器の冷却装置に
    おいて、上記ヘリウム冷却器に複数段の熱交換器を設け
    るとともに、最低温段の熱交換器を挟んで複数の膨張弁
    を直列に配したことを特徴とする極低温容器の冷却装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の極低温
    容器の冷却装置において、上記液体ヘリウム供給手段と
    して、液体ヘリウムを収容する液体ヘリウム容器と、こ
    の液体ヘリウム容器内の液体ヘリウムを上記極低温容器
    内に導入する導入通路とを備えたことを特徴とする極低
    温容器の冷却装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の極低温容器の冷却装置に
    おいて、上記液体ヘリウム容器に、寒冷発生用膨張機を
    備えたヘリウム液化冷凍機を接続したことを特徴とする
    極低温容器の冷却装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜4のいずれかに記載の極低温
    容器の冷却装置において、上記極低温容器に、上記ヘリ
    ウム還元手段とは別の、寒冷発生用膨張機を備えたヘリ
    ウム液化冷凍機を接続したことを特徴とする極低温容器
    の冷却装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の極低温容器の冷却装置に
    おいて、上記ヘリウム液化冷凍機内の温度に基づいて当
    該ヘリウム液化冷凍機内への蒸発ヘリウムガス導入流量
    を制御するとともに、このヘリウム液化冷凍機内へ導入
    されない余剰の蒸発ヘリウムガスを上記ヘリウム還元手
    段に導入させる流量制御手段を備えたことを特徴とする
    極低温容器の冷却装置。
  9. 【請求項9】 請求項3記載の極低温容器の冷却装置に
    おいて、上記液体ヘリウム供給手段として、液体ヘリウ
    ムを収容する液体ヘリウム容器と、この液体ヘリウム容
    器内の液体ヘリウムを上記極低温容器内に導入する導入
    通路とを備え、上記液体ヘリウム容器に、圧縮機及び寒
    冷発生用膨張機を備えたヘリウム液化冷凍機を接続する
    とともに、このヘリウム液化冷凍機と上記ヘリウム冷却
    器とでその圧縮機を共有化したことを特徴とする極低温
    容器の冷却装置。
  10. 【請求項10】 請求項3記載の極低温容器の冷却装置
    において、上記液体ヘリウム供給手段として、上記液体
    ヘリウム容器に、上記ヘリウム冷却器とは別の、寒冷発
    生用膨張機を備えたヘリウム液化冷凍機を接続するとと
    もに、このヘリウム液化冷凍機と上記ヘリウム冷却器と
    でその圧縮機を共有化したことを特徴とする極低温容器
    の冷却装置。
  11. 【請求項11】 請求項9または10記載の極低温容器
    の冷却装置において、複数の圧縮機を直列に配するとと
    もに、最終段圧縮機よりも手前側の圧縮機の吐出側に上
    記ヘリウム冷却器の高圧ラインを接続し、最終段圧縮機
    の吐出側に上記ヘリウム液化冷凍機の高圧ラインを接続
    したことを特徴とする極低温容器の冷却装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016180479A (ja) * 2015-03-24 2016-10-13 株式会社新領域技術研究所 液体ヘリウムのトランスファー方法およびシステム
WO2021063638A1 (fr) * 2019-10-01 2021-04-08 L'air Liquide Societe Anonyme Pour L'etude Et L'exploitation Des Procedes Georges Claude Dispositif de motorisation, véhicule volant et procédé de refroidissement d'un moteur
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