JP2016180314A - 規制部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷却水流路への挿入時における膨張材料の冷却水流路に対する干渉を抑制して、内燃機関に対する組付け性を向上させるとともに、膨張材料の損傷等を生じる懸念が小さい規制部材を提供する。
【解決手段】内燃機関10のシリンダブロック1に設けられた冷却水流路3に、その開口部30から挿入されて配置され、冷却水流路3内の冷却水の流通規制を行う規制部材4であって、冷却水流路3内の所定位置に配置可能な形状に形成された基体5と、基体5に取付けられ、水分又は熱に接触することによって冷却水流路3の幅方向bに向け膨張可能とされた膨張体6と、膨張体6における基体側5とは反対側に設けられ、膨張体6が膨張前の状態において、膨張体6より冷却水流路3の対向壁面3c側に突出する突部7と、を備えていることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、内燃機関のシリンダブロックに設けられた冷却水流路(ウォータジャケット)に挿入されて用いられる規制部材に関する。
前記内燃機関のウォータジャケットには、流通する冷却水の流れ(流量、流速等)を規制するための規制部材としてのスペーサが開口部から挿入されて配置される。スペーサを開口部よりウォータジャケット内に挿入する際、挿入荷重をなくして組付け性を向上することが望まれる。特許文献1,2には、ウォータジャケットに挿入する前は、厚みが小さく、ウォータジャケットに挿入した後、冷却水又は熱に接触することによって厚みが大きくなるようにしたスペーサが記載されている。このように、ウォータジャケットに挿入前は厚みが小さく、挿入後厚みが大きくなるように構成すると、ウォータジャケットに対する挿入荷重を小さくすることができ、挿入後は所定の冷却水の流れを規制する機能が発揮される。特許文献1,2に開示された挿入荷重をなくして組付け性を向上させる構成は、概ね以下のように大別される。
a)発泡ゴムをバインダー(水溶性物質)によって圧縮状態に固定し、ウォータジャケット内を流通する冷却水(不凍液:LLC)によってバインダーが溶け、非圧縮の状態に戻るように構成されたスペーサ(特許文献1参照)。
b)発泡ゴム(ベースフォーム材)をバインダー(熱可塑性物質)によって圧縮状態に固定し、前記冷却水の温度によってバインダーが軟化、或いは、融解して、非圧縮の状態に戻るように構成されたスペーサ(特許文献1,2参照)。
特許第3967636号公報 特開2014−194219号公報
前記のように、特許文献1,2に開示されたスペーサの主体は、ウォータジャケットに挿入する前は厚みが小さく、挿入後は厚みが大きくなるよう機能する膨張材料からなる。このような膨張材料は軟らかい部材からなる。ところで、スペーサをウォータジャケットに挿入する場合において、ウォータジャケットやスペーサの寸法精度が悪かったり、スペーサがウォータジャケットに対して傾いて挿入されたりすることがある。このような場合、膨張材料とウォータジャケットの開口縁部とが干渉し、膨張材料が破損したり、或いは、前記開口縁部のバリがウォータジャケット内に落下して、冷却水の流通に悪影響を及ぼしたりするため、精度良く挿入作業を行う必要がある。特許文献1には、このような不具合の発生を未然に防止する方策については記載されていない。特許文献2においては、樹脂成形支持体に前記膨張材料に相当する過冷却防止部材が固定され、過冷却防止部材における冷却水流路の周方向端部には樹脂成形支持体に形成された縦リブが位置するように構成されている。特許文献2のスペーサをウォータジャケットに挿入する際に、この縦リブから離れた部分では、膨張材料が直接ウォータジャケットの開口縁部等に干渉して、前記のような不具合が生じる懸念がなお残存するものと考えられる。
本発明は、前記に鑑みなされたもので、冷却水流路への挿入時における膨張材料の冷却水流路に対する干渉を抑制して、内燃機関に対する組付け性を向上させるとともに、膨張材料の損傷等を生じる懸念が小さい規制部材を提供することを目的としている。
本発明に係る規制部材は、内燃機関のシリンダブロックに設けられた冷却水流路に、その開口部から挿入されて配置され、前記冷却水流路内の冷却水の流通規制を行う規制部材であって、前記冷却水流路内の所定位置に配置可能な形状に形成された基体と、前記基体に取付けられ、水分又は熱に接触することによって前記冷却水流路の幅方向に向け膨張可能とされた膨張体と、前記膨張体における前記基体側とは反対側に設けられ、前記膨張体が膨張前の状態において、当該膨張体よりも前記冷却水流路の対向壁面側に突出する突部と、を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、当該規制部材が、冷却水流路内の所定位置に配置された後、膨張体が水分又は熱に接すると冷却水流路の幅方向に向け膨張するから、これによって、冷却水流路内の冷却水の流通規制がなされる。そして、当該規制部材を冷却水流路内に挿入配置する際、冷却水流路の幅や当該規制部材の寸法精度が低かったり、規制部材が傾いて挿入されたりしても、突部が膨張体よりも先に開口部に当たり易いから、膨張体が前記開口部と干渉することが抑制される。これによって、膨張体の損傷等が生じる懸念が小さく、当該規制部材の内燃機関に対する組付け性が向上する。
本発明に係る規制部材において、前記シリンダブロックは複数のシリンダブロックを備え、前記膨張体は前記複数のシリンダボアに対応するよう設けられ、前記突部は前記シリンボア毎に設けられ、前記隣接する突部の間隔は、前記隣接するシリンダボアの中心間距離以下に設定されているものとしても良い。
本発明によれば、当該規制部材を冷却水流路に挿入する時に、例えば、規制部材が冷却水流路に対して傾いて挿入されても、各シリンダボアに対応する開口部の箇所に膨張体より先に突部が当たり易くなる。したがって、膨張体が損傷等することを防止できる。
本発明に係る規制部材において、前記突部は、冷却水流路の周方向から見て、膨張体における冷却水流路の開口部側から底部側端部に及ぶように形成されているものとしても良い。
本発明によれば、規制部材が冷却水路に対して傾いて挿入された場合でも、突部は膨張体の底部側端部より先に冷却水流路の開口部に当たり易いから、膨張体の損傷等をより確実に防止できる。
本発明に係る規制部材において、前記突部は、膨張体における冷却水流路の底部側端部よりさらに底部側に突出しているものとしても良い。
本発明によれば、当該規制部材が冷却水流路に対して傾いた状態で挿入されても、突部が膨張体より底部側に突出していることにより、膨張体の底部側端部が冷却水流路の開口部等に対して干渉することがなく、膨張体が底部側端部から損傷する懸念がない。
本発明に係る規制部材において、前記基体における前記対向壁面側の面には、前記膨張体よりも前記対向壁面に近くなるよう突出するリブ状突起が設けられていても良い。
本発明によれば、膨張体に設けられる突部と基体に設けられるリブ状突起との相乗作用により、当該規制部材を冷却水流路に挿入する時において膨張体が冷却水流路の開口部等に干渉することをより確実に防止できる。
この場合、前記シリンダブロックが複数のシリンダボアを備え、前記リブ状突起は、少なくとも隣接するシリンダボア間に対応する位置に設けられているものとしても良い。
通常、シリンダボア間に対応する部分の冷却水流路はくびれ状に形成されており、この部分の流路幅は他の部分の流路幅に比べて大きい。そのため、この部分に設けられるリブ状突起の流路幅方向への突出幅を大きくすることができ、膨張体に対する前記干渉防止をより効果的に得ることができる。加えて、リブ状突起によってシリンダボア間部分の冷却水の流通規制もより効果的になされる。
本発明に係る規制部材において、前記膨張体は、少なくともその一部が圧縮された状態を自ら保持可能であり、水分又は熱に反応して少なくとも前記冷却水流路の幅方向に膨大化する発泡材料によって構成されているものとしても良い。
本発明によれば、当該規制部材を冷却水流路に配置する際、膨張体を圧縮状態としておけば、冷却水流路の壁面に膨張体が干渉することを抑制でき、シリンダブロックに対する組付け性が向上する。そして、膨張体は、冷却水流路に配置した後に、水分又は熱によって反応して膨大化し冷却水の流通を規制する効果が発揮される。
前記発泡材料としては、水分に反応して、圧縮された状態から復元可能なセルロース系スポンジを用いても良い。
セルロース系スポンジは、圧縮した状態で乾燥させるとセルロース分子間が水素結合して圧縮状態に維持される一方、この状態から水分に晒されると水分子がセルロース分子間の水素結合を解離して圧縮状態から復元する特性を有する。したがって、本発明によれば、膨張体として、このような特性を有するセルロース系スポンジを用いているから、バインダー溶液やエマルジョン等を使用せずに膨張体を圧縮状態に保つことができ、膨張体を圧縮状態にするための工程を簡素化することができる。また、冷却水や環境に対する悪影響も生じる懸念が小さい。
本発明に係る規制部材によれば、冷却水流路への挿入時における膨張材料の冷却水流路に対する干渉を抑制して、内燃機関に対する組付け性を向上させるとともに、膨張材料の損傷等を生じる懸念が小さくなる。
本発明に係る規制部材を内燃機関におけるシリンダブロックのウォータジャケットに挿入した状態を示す概略的横断平面図である。 本発明に係る規制部材の第一の実施形態であって、(a)は同規制部材をウォータジャケットに挿入した状態を、(b)は同規制部材の膨張体がウォータジャケット内で膨張した状態を、それぞれ図1におけるX部に対応する部分で示す模式的拡大横断平面図である。 同実施形態の規制部材をウォータジャケットに挿入する状態を模式的に示す図2のY−Y線矢視部に対応する断面図である。 同実施形態の規制部材を図1のZ−Z線矢視断面に相当する部分として示す図である。 同実施形態の変形例を示す図2(a)(b)と同様図である。 (a)(b)は同実施形態の別の変形例を示し、(a)は図2(a)と同様図、(b)は図4と同様図である。 本発明に係る規制部材の第二の実施形態を示す図3と同様図である。 同実施形態の図4と同様図である。 本発明に係る規制部材の第三の実施形態を示す図4と同様図である。 本発明に係る規制部材の第四の実施形態を示す図4と同様図である。 本発明に係る規制部材の第五の実施形態を示す図4と同様図である。
以下に本発明の実施の形態について、図1〜図11を参照して説明する。図1〜図4は本発明に係る規制部材の第一の実施形態を示し、図5、図6はその変形例を示す。図1は同実施形態の規制部材を自動車用内燃機関10におけるシリンダブロック1のウォータジャケット(冷却水流路)3に挿入した状態を示している。図1に示すシリンダブロック1は、3気筒の自動車用エンジン(内燃機関)10を構成するものであり、3個のシリンダボア2…が隣接状態で直列に連なるように設けられている。1a…はシリンダヘッド(不図示)をシリンダブロック1に合体締結させるためのボルト(不図示)用挿通孔である。3個のシリンダボア2…の周囲には、オープンデッキタイプのウォータジャケット3が一連に形成されている。シリンダブロック1には、このウォータジャケット3に通じる冷却水(不凍液も含む)導入口1bと冷却水排出口1cとが設けられている。冷却水排出口1cは不図示のラジエータに配管接続され、ラジエータのアウトレット側は、ウォータポンプ(不図示)を介して冷却水導入口1bに配管接続される。これによって、ウォータジャケット3とラジエータとの間で冷却水が循環するように構成される。なお、シリンダヘッドにもウォータジャケット(不図示)が設けられる場合は、シリンダブロック1のウォータジャケット3と、シリンダヘッドのウォータジャケットとが連通するよう構成される。この場合は、シリンダブロック1には前記冷却水排出口1cがなくても良く、シリンダヘッドに冷却水排出口が設けられ、これにラジエータに通じる配管が接続される。ウォータジャケット3における冷却水導入口1bの近傍部には不図示の整流部材が配設され、冷却水導入口1bから導入された冷却水は、例えば、矢印aで示す方向に流通するよう誘導され、前記冷却水排出口1cから排出するように構成される。
ウォータジャケット3における隣接するシリンダボア2,2間の部分には、互いに接近して対をなすくびれ部3a…が形成されている。くびれ部3a…の溝幅はウォータジャケット3の他の円弧部3bの溝幅より大とされている。そして、凹溝形状をなすウォータジャケット3の側壁面は、シリンダボア2側の内壁面3cとシリンダボア2とは反対側の内壁面3dとの両内壁面3c,3dにより構成される。本実施形態の規制部材4は、ウォータジャケット3内に、その開口部30から挿入されて配置され、ウォータジャケット3内の冷却水の流通規制を行うよう構成される。図例では、規制部材4は、ウォータジャケット3の形状に沿った筒状の合成樹脂の成型体からなる基体5と、該基体5のシリンダボア2側の内面50に取付けられた複数の膨張体6と、膨張体6における基体5とは反対側の面(以下、前面部と言う)60に設けられた合成樹脂製の突部7とからなる。図例の膨張体6は、基体5のウォータジャケット3のくびれ部3a…に対応する平面視山形のくびれ形状部5a…を除く部分の前記内面50に固着一体に設けられている。基体5のくびれ形状部5a…を除く部分は円弧形状部とされ、この円弧形状部は、配列方向両端のシリンダボア2,2に対応する円周角の大きな2個の円弧形状部5Aと、配列方向中央のシリンダボア2に対応する円周角の小さな2個の円弧形状部5Bとからなる。膨張体6は、これら円弧形状部5A,5B毎にそれぞれの形状に略整合する形状に形成された複数の分割膨張体6A,6Bからなり、これら分割膨張体6A,6Bは、それぞれ基体5の円弧形状部5A,5Bにおける各内面50に固着されている。そして、基体5における山形のくびれ形状部5a…の最頂部には、ウォータジャケット3におけるくびれ部3a…の内壁面(対向壁面)3cに近接するよう延びるリブ状突起51…がウォータジャケット3の深さ方向cに沿って一体成型によって形成されている。つまり、リブ状突起51は、膨張体6よりもウォータジャケット3におけるくびれ部3a…の内壁面3cに近くなるように、内壁面3c側に突出している。
本実施形態の規制部材4において、突部7は、断面視略矩形状の棒状に形成されている。そして、この棒状の突部7は、冷却水流路3の深さ方向cに沿って膨張体6における開口部側端部6aから底部側端部6bに及ぶように形成されている。そして、膨張体6における各分割膨張体6Aには各3本の突部7が設けられている。また、各分割膨張体6Bには各1本の突部7が設けられている。このように都合8本の突部7が膨張体6に設けられており、これら8本の突部7のうち、2本の突部7がシリンダボア2の配列方向の両端部に位置付けられている。また、6本の突部7が各シリンダボア2の中心Qを通る前記配列方向に直交する線上に位置付けられている。これら突部7は、いずれも、膨張体6よりウォータジャケット3の内壁面3c側に突出するように設けられている。これら突部7は、膨張体6に対して接着剤を介して固着されるか、或いは、膨張体6とともにインサート成型により一体に形成される。さらに、図4にも示すように、シリンダボア2の配列方向に隣接する突部7,7の間隔dは、隣接するシリンダボア2,2の中心Q,Q間の距離D以下に設定されている。
膨張体6は、基体5の内面50よりウォータジャケット3の幅方向bに向け膨張可能とされる。本実施形態の膨張体6は、少なくともその一部が圧縮された状態を自ら保持可能であり、水分又は熱に反応して少なくともウォータジャケット3の幅方向bに膨大化する発泡材料によって構成されている。図に示す膨張体6は、冷却水(水分)と接触することによって圧縮された状態から復元可能なセルロース系スポンジによって構成されている。セルロース系スポンジとは、パルプ由来のセルロースと、補強繊維として加えられた天然繊維とからなる天然素材である。また、セルロース系スポンジは、多孔質の素材である。セルロース系スポンジは、加圧した状態で乾燥させるとセルロース分子間が水素結合して圧縮状態に維持される一方、この状態から冷却水に晒されると水分子がセルロース分子間の水素結合を解離して圧縮状態から復元する特性を有する。このような膨張体6は、市場で入手可能な発泡状態のセルロース系スポンジの原材を厚み方向に圧縮して乾燥し、シート状体となすことによって得られ、圧縮された状態で基体5の内面50に固着によって取付けられている。具体的には、基体5の成型時に圧縮されたシート状のセルロース系スポンジをインサート成型することによってこの固着がなされる。
膨張体6を構成する発泡材料としては、セルロース系スポンジの他に、以下のものも採用可能である。即ち、発泡ゴムを水溶性バインダーによって圧縮状態に固定し、冷却水によってバインダーが溶け、非圧縮の状態に戻るように構成された発泡材料、或いは、発泡ゴムを熱可塑性バインダーによって圧縮状態に固定し、冷却水の温度によってバインダーが軟化、或いは、融解して、非圧縮の状態に戻るように構成された発泡材料等である。
前記のように構成される規制部材4は、シリンダブロック1に設けられたウォータジャケット3に、その開口部30から挿入されて配置される。図2(a)は規制部材4がウォータジャケット3内の所定位置に配置された状態を示している。そして、冷却水導入口1bからウォータジャケット3内に冷却水が導入されると、膨張体6を構成するセルロース系スポンジが冷却水に晒され、水分子がセルロース分子間の水素結合を解離して圧縮状態から復元する。この圧縮状態からの復元により、膨張体6はウォータジャケット3の幅方向bに沿って内壁面3cに向け膨張する。図2(b)は、膨張体6が膨張した状態を示しており、膨張体6の前面部60が突部7を包摂した状態で内壁面3cに当接している。図1も膨張体6が膨張した状態を示している。このように膨張体6が膨張した状態では、ウォータジャケット3内の冷却水の流通が規制され、シリンダボア2側の内壁面(シリンダボア壁)3cの冷却や過冷却の防止が適正になされる。また、基体5のくびれ形状部5aには、ウォータジャケット3におけるくびれ部3aの内壁面3cに近接するリブ状突起51が形成されているから、このリブ状突起51によりくびれ形状部5aを流通する冷却水の規制がなされる。特に、隣接するシリンダボア2,2間部分に相当するくびれ部3aでは、内壁面3cの温度が上昇し易いが、このリブ状突起51と内壁面3cとの間の冷却水の流速が高まることにより、この部分での内壁面3cの温度上昇を効果的に抑制することができる。
図3は、本実施形態の規制部材4をウォータジャケット3に挿入する場合の一態様を示している。21はシリンダボア2内をその中心Q(図1及び図4参照)線に沿って上下に往復動するピストンであり、22はピストンリングを示している。図例の挿入態様は、規制部材4がウォータジャケット3に傾いた状態で挿入されようとしている場合であり、このように規制部材4が傾いて挿入されても、突部7が膨張体6よりも先に開口部30に当たり易いから、膨張体6が前記開口部30と干渉することが抑制される。ウォータジャケット3の幅や当該規制部材4の寸法精度が低い場合でも、突部7が膨張体6より先に開口部30に干渉し、膨張体6の開口部30に対する干渉が抑制される。これによって、膨張体6の損傷等が生じる懸念が少なく、当該規制部材4の内燃機関10に対する組付け性が向上する。特に、図4に示すように、シリンダボア2の配列方向に隣接する突部7,7の間隔dが、隣接するシリンダボア2,2の中心Q,Q間距離D以下に設定されているから、いずれかの突部7が開口部30に干渉することがあっても、膨張体6の前面部60が開口部30に干渉することがない。また、挿入の際に突部7が開口部30に干渉しても、膨張体6は干渉しないから、開口部30の縁部に存在するバリがウォータジャケット3内に落下することが少なく、ウォータジャケット3内におけるバリの悪影響を抑制することができる。さらに、突部7が膨張体6の深さ方向cの幅の全体に及ぶよう存在するから、ウォータジャケット3に対する挿入開始から配置完了の過程で、膨張体6がウォータジャケット3の開口部30や内壁面3cに干渉することがなく、膨張体6の損傷等をより確実に防止できる。加えて、リブ状突起51は、規制部材4をウォータジャケット3に挿入する際の前記膨張体6の干渉を防止する機能も有しており、突部7の前記機能とも相俟って、膨張体6の損傷を生じることなく、規制部材4のウォータジャケット3に対する挿入がより適正になされる。
なお、図3における2点鎖線は、規制部材4がウォータジャケット3内の所定の位置に配置された状態を示している。
図5(a)(b)は、第一の実施形態の変形例を示している。この例では、膨張体6と突部7とが同じセルロース系スポンジによって構成され、膨張体6の前面部60に突部7を隆起するように設けている。この場合の突部7は、前記のように発泡状態のセルロース系スポンジを圧縮してシート状となす際に形成される。この例の規制部材4も、ウォータジャケット3に傾いた状態で挿入される場合に、突部7はウォータジャケット3の開口部30に干渉しても、膨張体6の開口部30に対する干渉は抑制される。そして、図5(a)に示すように規制部材4がウォータジャケット3内の所定位置に配置された後、冷却水がウォータジャケット3内を導入されると、膨張体6が冷却水に晒され、水分子がセルロース分子間の水素結合を解離して圧縮状態から復元する。この圧縮状態からの復元により、膨張体6はウォータジャケット3の幅方向bに沿って内壁面3cに向け膨張する。図5(b)は、膨張体6が膨張して前面部60が内壁面3cに当接した状態を示しており、この状態では突部7が膨張体6内に埋没するように一体化される。
その他の構成は、前記例と同様であるから、共通部分に同一の符号を付し、その作用・効果等の説明を割愛する。
図6(a)(b)は、第一の実施形態の別の変形例を示している。この例では、膨張体6の前面部60に、ゴムシートからなる突部7が固着されている。この例の規制部材4も、ウォータジャケット3に傾いた状態で挿入される場合に、突部7はウォータジャケット3の開口部30に干渉しても、膨張体6の開口部30に対する干渉は抑制される。そして、図6(a)に示すように規制部材4がウォータジャケット3内の所定位置に配置された後、冷却水がウォータジャケット3内を導入されると、膨張体6が冷却水に晒され、水分子がセルロース分子間の水素結合を解離して圧縮状態から復元する。この圧縮状態からの復元により、膨張体6はウォータジャケット3の幅方向bに沿って内壁面3cに向け膨張する。膨張体6の膨張にともない、突部7の前面が内壁面3cに当接する。この例では、突部7がゴムシートからなるから、突部7を膨張体6の曲面状の前面部60に、比較的広範囲に亘って沿わせるように固着一体化することができる。したがって、突部7は膨張体6を保護するように機能し、ウォータジャケット3内での規制部材4の振動に伴う膨張体6の内壁面3cとの干渉が防止され、振動による膨張体6の損傷も防止される。
その他の構成は、前記例と同様であるから、共通部分に同一の符号を付し、その作用・効果等の説明を割愛する。
図7及び図8は、本発明に係る規制部材の第二の実施形態を示す。本実施形態では、突部7が、膨張体6におけるウォータジャケット3の底部側端部6bよりさらに底部側に突出し、この突出部分は基体5側に折れ曲がった折曲部71とされている。このように、突部7が膨張体6の底部側端部6bよりさらに底部側に突出しているから、当該規制部材4がウォータジャケット3に対して傾いた状態で挿入されても、膨張体6の底部側端部6bがウォータジャケット3の開口部30等に対して干渉することがない。したがって、膨張体6が底部側端部6bから損傷する懸念がない。しかも、本実施形態では、突部7の前記底部側の突出部分は、基体5側に折れ曲がった折曲部71とされているから、膨張体6の底部側端部がウォータジャケット3の開口部30等に対して干渉することがより確実に防止される。図7は、本実施形態の規制部材4をウォータジャケット3に挿入する際に、前記折曲部71が前記開口部30の縁部30に当った状態で挿入がなされる場合を誇張して示している。
本実施形態においても、図8に示すように、シリンダボア2の配列方向に隣接する突部7,7の間隔dが、隣接するシリンダボア2,2の中心Q,Q間の距離D以下に設定されている。したがって、規制部材4をウォータジャケット3に挿入する際に、いずれかの突部7が開口部30に干渉することがあっても膨張体6が開口部30に干渉することがない。また、挿入の際に突部7が開口部30に干渉しても、膨張体6は干渉しないから、開口部30の縁部に存在するバリがウォータジャケット3内に落下することが少なく、ウォータジャケット3内におけるバリの悪影響を抑制することができる。
その他の構成は、図2及び図3に示す例と同様であるから、共通部分に同一の符号を付し、ここでもその作用・効果等の説明を割愛する。
図9は、本発明に係る規制部材の第三の実施形態を示す。本実施形態の規制部材4では、膨張体6が、前記例のような分割体ではなく周方向に連続する一体物からなり、基体5の内面50にその全周に亘って設けられている。また、基体5のくびれ形状部5a…には前記例のようなリブ状突起51が形成されていない。さらに、突部7は、シリンダボア2の配列方向両端部にはなく、各シリンダボア2の中心Qを通る前記シリンダボア2の配列方向に直交する線上に位置付けられた6本によって構成されている。そして、本実施形態でも、シリンダボア2の配列方向に隣接する突部7,7の間隔dが、隣接するシリンダボア2,2の中心Q,Q間の距離D以下に設定されているので、6本の突部7が前記と同様の機能を奏する。
その他の構成は、図2及び図3に示す例と同様であるから、共通部分に同一の符号を付し、ここでもその作用・効果等の説明を割愛する。
図10は、本発明に係る規制部材の第四の実施形態を示す。本実施形態の規制部材4では、第三の実施形態(図9に示す例)と同様に、膨張体6が、前記例のような分割体ではなく一体物からなり、基体5の内面50にその全周に亘って設けられている。また、基体5のくびれ形状部5a…には前記例のようなリブ状突起51が形成されていない。さらに、突部7は、シリンダボア2の配列方向両端部にはなく、6本の突部7が各シリンダボア2の中心Qを通る前記シリンダボア2の配列方向に直交する線上位置から周方向の同方向に少しずれた位置の膨張体6の前面部60に設けられている。そして、各突部7は、膨張体6の上端部から深さ方向cの中ほどより少し底部側にまで延びるような長さとされている。さらに、膨張体6における各シリンダボア2の中心Qを通る前記シリンダボア2の配列方向に直交する線上位置には、底部側下端部から深さ方向cの中ほどにまで延びるスリット状の切欠61…が形成されている。この切欠61…に露出する基体5の内面50には、ウォータジャケット3の内壁面3c(図1、図2等参照)に向くリブ状突起52…が、基体5の底部側端部6bに及ぶように設けられている。各突部7…とリブ状突起52…とは、ウォータジャケット3の周方向から見て、一部が重なるように形成されている。また、各突部7…及びリブ状突起52…の膨張体6の前面部60からの出幅は略同じとされている。
シリンダボア2の配列方向に隣接する突部7,7の間隔d、及び、シリンダボア2の配列方向に隣接するリブ状突起52,52の間隔d1は、いずれも隣接するシリンダボア2,2の中心Q,Q間の距離D以下に設定されている。本実施形態の規制部材4をウォータジャケット3に傾いた状態で挿入する際、挿入の初期においては、リブ状突起52が開口部30の縁部に干渉しても、膨張体6が干渉することがない。また、挿入の途中からは、突部7が開口部30の縁部に干渉しても、膨張体6が開口部30の縁部に干渉することがない。しかも、突部7,7の前記間隔d、及び、リブ状突起52,52の前記間隔d1が、いずれも隣接するシリンダボア2,2の中心Q,Q間の距離D以下に設定されているから、膨張体6の開口部30に対する干渉がより確実に防止される。これによって、規制部材4の挿入時における膨張体6の損傷が生じ難くなる。
その他の構成は、図2及び図3に示す例と同様であるから、共通部分に同一の符号を付し、ここでもその作用・効果等の説明を割愛する。
図11は、本発明に係る規制部材の第五の実施形態を示す。本実施形態の規制部材4では、第三の実施形態(図9に示す例)と同様に、膨張体6が、前記例のような分割体ではなく一体物からなり、基体5の内面50にその全周に亘って取付けられている。また、基体5のくびれ形状部5a…には前記例のようなリブ状突起51が形成されていない。さらに、突部7が、シリンダボア2の配列方向両端部にはない。これらの点で第三の実施例と共通する。しかし、6本の突部7…が、各シリンダボア2の中心Qを通る前記シリンダボア2の配列方向に直交する線上位置を中心にして周方向の同方向に傾いた状態で形成されている点で、第三の実施形態と異なる。そして、シリンダボア2の配列方向に隣接する突部7,7の間隔dは、隣接するシリンダボア2,2の中心Q,Q間の距離D以下に設定されている。
本実施形態の規制部材4のように、突部7が周方向に傾いた状態で形成されていると、ウォータジャケット3に挿入する過程で、突部7の開口部30に対する周方向の干渉幅が前記例より大きくなり、その分膨張体6の開口部30に対する干渉の可能性が少なくなる。そして、本実施形態でも、シリンダボア2の配列方向に隣接する突部7,7の間隔dが、隣接するシリンダボア2,2の中心Q,Q間の距離D以下に設定されているので、6本の突部7が前記と同様の機能を奏する。
その他の構成は、図2及び図3に示す例と同様であるから、共通部分に同一の符号を付し、ここでもその作用・効果等の説明を割愛する。
なお、ウォータジャケット3内に配置される規制部材4の配置位置や個数は図1に示す例に限らず、仕様等によって適宜定められる。また、前記実施形態では、筒状の規制部材4が、ウォータジャケット3内の所定位置に配置されるものである例について述べたが、規制部材4が複数に分割され、ウォータジャケット3内の所定の位置にそれぞれが配置されるものであっても良い。さらに、本発明の規制部材が適用される内燃機関として、3気筒のエンジンを例示したが、これに限らず他の気筒数のエンジンにも適用可能である。
膨張体6に採用される望ましい発泡材料としてセルロース系スポンジを例示したが、このセルロース系スポンジとしては、種々の種類のものが挙げられる。例えば、気泡の大きさが非常に小さい微粒品、気泡の大きさが小程度の小粒品、気泡の大きさが中程度の中粒品のいずれを用いても良い。これらの気泡の大きさはセルロース系スポンジの作製過程で使用される結晶ぼう硝の粒度によって決定される。また、セルロース系スポンジは、セルロースと補強繊維とからなるものに限らず、セルロース単独で構成されるものであっても良い。また、セルロース系スポンジとは、セルロース自体からなるスポンジの他、セルロース誘導体、例えば、ビスコースやセルロースエ−テル類、セルロースエステル類等からなるスポンジ、あるいはこれらの混合物からなるスポンジのいずれから選ばれるものであっても良い。
また、基体5が合成樹脂の成型体からなる例について述べたが、金属など、セルロース系スポンジ及び他の発泡材料より剛性を有するものであれば、他の材料からなるものであっても良い。また、突部7として、棒状の合成樹脂の成型体やゴムシートからなる例について述べたが、棒状のゴムや金属からなるものであっても良い。基体5に対して膨張体6が設けられる位置は、目的に応じて適宜変更しても良い。さらに、基体5の内面50に膨張体6及び突部7を設けた例について述べたが、基体5の反対側面にこれらを設け、内壁面3dを対向壁面としても良い。
10 内燃機関
1 シリンダブロック
2 シリンダボア
3 ウォータジャケット(冷却水流路)
3c ウォータジャケットの内壁面(対向壁面)
30 開口部
4 規制部材
5 基体
5a くびれ形状部(シリンダボア間に対応する位置)
50 内面(対向壁面側の面)
51,52 リブ状突起
6 膨張体
6b 底部側端部
60 前面部(壁面に対向する部分)
7 突部
71 折曲部
b ウォータジャケットの幅方向
c ウォータジャケットの深さ方向

Claims (8)

  1. 内燃機関のシリンダブロックに設けられた冷却水流路に、その開口部から挿入されて配置され、前記冷却水流路内の冷却水の流通規制を行う規制部材であって、
    前記冷却水流路内の所定位置に配置可能な形状に形成された基体と、
    前記基体に取付けられ、水分又は熱に接触することによって前記冷却水流路の幅方向に向け膨張可能とされた膨張体と、
    前記膨張体における前記基体側とは反対側に設けられ、前記膨張体が膨張前の状態において、当該膨張体よりも前記冷却水流路の対向壁面側に突出する突部と、を備えていることを特徴とする規制部材。
  2. 請求項1に記載の規制部材において、
    前記シリンダブロックは複数のシリンダブロックを備え、前記膨張体は前記複数のシリンダボアに対応するよう設けられ、前記突部は前記シリンボア毎に設けられ、
    前記隣接する突部の間隔は、前記隣接するシリンダボアの中心間距離以下に設定されていることを特徴とする規制部材。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の規制部材において、
    前記突部は、冷却水流路の周方向から見て、膨張体における冷却水流路の開口部側から底部側端部に及ぶように形成されていることを特徴とする規制部材。
  4. 請求項請求項3に記載の規制部材において、
    前記突部は、膨張体における冷却水流路の底部側端部よりさらに底部側に突出していることを特徴とする規制部材。
  5. 請求項1に記載の規制部材において、
    前記基体における前記対向壁面側の面には、前記膨張体よりも前記対向壁面に近くなるよう突出するリブ状突起が設けられていることを特徴とする規制部材。
  6. 請求項5に記載の規制部材において、
    前記シリンダブロックは複数のシリンダボアを備え、前記リブ状突起は、少なくとも隣接するシリンダボア間に対応する位置に設けられていることを特徴とする規制部材。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の規制部材において、
    前記膨張体は、少なくともその一部が圧縮された状態を自ら保持可能であり、水分又は熱に反応して少なくとも前記冷却水流路の幅方向に膨大化する発泡材料から構成されていることを特徴とする規制部材。
  8. 請求項7に記載の規制部材において、
    前記発泡材料は、水分に反応して、圧縮された状態から復元可能なセルロース系スポンジであることを特徴とする規制部材。
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