JP2016179151A - 洗面化粧台 - Google Patents

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Abstract

【課題】排水具を洗面ボウルの後方に設けた場合にも、美観の低下や施工性およびメンテナンス性の低下を招くことなく、かつ高さ方向の寸法誤差を小さくできる洗面化粧台を提供する。【解決手段】互いに対向する一対の側板を有する支持台と、洗面ボウルと、洗面ボウルを囲む枠部と、洗面ボウルの後方に設けられた排水具と、を有し、枠部の後端を各側板の後端よりも前方に配置した状態で支持台の上に設けられた洗面器と、洗面器の上に設けられた水栓パネルと、水栓パネルの上に設けられた上部キャビネットと、各側板の上に設けられ、枠部の後端から側板の後端まで延び、枠部の後端と側板の後端との間に空く隙間を塞ぐ一対のスペーサと、を備え、各スペーサは、水栓パネルを載置するための載置面を有し、載置面に載置された水栓パネルを前後方向にスライド可能に支持することを特徴とする洗面化粧台が提供される。【選択図】図1

Description

本発明の態様は、一般的に、洗面化粧台に関する。
支持台と、支持台の上に設けられた洗面器と、洗面器の上に載せるようにして壁面に固定される水栓パネルと、水栓パネルの上に載せるようにして壁面に固定される上部キャビネットと、を備えた洗面化粧台が知られている。水栓パネルは、水を吐水する水栓金具を有する。洗面器は、水栓金具から吐水された水を受ける洗面ボウルを有する。また、洗面器には、洗面ボウルから水が溢れ出てしまうことを抑制するオーバーフロー排水具が設けられている。
種々の洗面器の形状や幅に対応できるよう、オーバーフロー排水具は、洗面ボウルの後方に配置することが望まれる。しかしながら、オーバーフロー排水具を洗面ボウルの後方に配置すると、オーバーフロー排水具が、洗面器の後端よりも突出してしまう場合がある。このような場合に、オーバーフロー排水具の配置スペースの分だけ洗面器を手前に配置すると、洗面化粧台を設置する設置空間の壁面と洗面器との間に隙間が空き、洗面化粧台の美観が損なわれてしまう。
例えば、洗面器のバックガード(後端部)を後方へ伸ばすことにより、オーバーフロー排水具を覆い隠すことが考えられる。しかしながら、陶磁器製の洗面器を上記のような形状にすると、洗面器の製造が難しくなってしまう。また、洗面器が破損し易くなってしまうことも懸念される。
例えば、水栓パネルの一部を下方に伸ばし、洗面器と壁面との間に空く隙間を塞ぐことも考えられる。しかしながら、この場合には、水栓パネルの延在部分が洗面器と壁面との間に挟まれるため、水栓パネル及び上部キャビネットを壁面に固定した後は、水栓パネルのみを取り外すことができなくなってしまう。例えば、水栓パネル及び上部キャビネットを施工した後に、水栓パネルの不具合が見つかった場合には、上部キャビネットもしくは洗面台も取り外さなければならない。このように、水栓パネルで隙間を塞ぐ構成では、洗面化粧台の施工性およびメンテナンス性が低下してしまう。
また、支持台の一部を上方に伸ばし、洗面器と壁面との間に空く隙間を塞ぐことも考えられる。しかしながら、支持台には木製のものが用いられることが多いため、この場合には、支持台の製造が難しくなってしまう。例えば、支持台の生産効率の低下や製造コストの増加を招いてしまう。
さらに、水栓パネルは陶磁器製の洗面器の上に載せるようにして壁面に固定されるため、洗面器の焼成誤差により、水栓パネルの上に載せるようにして壁面に固定される上部キャビネットの設置高さのばらつきが比較的大きくなってしまうという問題もある。したがって、水栓パネルを陶磁器製の洗面器の上に載せる構成では、例えば、上部キャビネットと天井面との間に比較的大きな隙間が生じたり、反対に上部キャビネットが水栓パネルと天井との間に入らなくなったりする場合がある。
このため、洗面化粧台においては、オーバーフロー排水具を洗面ボウルの後方に設けた場合にも、美観の低下や施工性およびメンテナンス性の低下を招くことなく、かつ高さ方向の寸法誤差を小さくできるようにすることが望まれる。
特開2011−83589号公報
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、オーバーフロー排水具を洗面ボウルの後方に設けた場合にも美観の低下や施工性およびメンテナンス性の低下を招くことなく、かつ高さ方向の寸法誤差を小さくできる洗面化粧台を提供することを目的とする。
第1の発明は、互いに対向する一対の側板を有する支持台と、下方に向かって凹んだ凹状の洗面ボウルと、前記洗面ボウルの開口端を囲む枠部と、前記洗面ボウルの後方に設けられた排水具と、を有し、前記枠部の後端を前記一対の側板の後端よりも前方に配置した状態で前記支持台の上に設けられた洗面器と、前記洗面器の上に設けられたパネル本体と、前記パネル本体に取り付けられる水栓と、を有する水栓パネルと、前記水栓パネルの上に設けられた上部キャビネットと、前記一対の側板のそれぞれの上に設けられ、前記枠部の後端から前記側板の後端まで延び、前記枠部の後端と前記側板の後端との間に空く隙間を塞ぐ一対のスペーサと、を備え、前記一対のスペーサは、前記側板の上面に当接して前記側板に取り付けられるとともに、前記水栓パネルを載置するための載置面を有し、前記載置面に載置された前記水栓パネルを前後方向にスライド可能に支持することを特徴とする洗面化粧台である。
この洗面化粧台によれば、スペーサによって隙間を塞ぐため、排水具を洗面ボウルの後方に設けた場合でも、美観の低下を抑制することができる。また、スペーサが水栓パネルを前後方向にスライド可能に支持する。これにより、例えば、上部キャビネットの施工後においても水栓パネルのみを取り外すことができ、施工性やメンテナンス時の作業性の低下を抑制することもできる。また、スペーサには、樹脂などの成形時の寸法精度の高い材料を用いることができ、さらに、スペーサを側板の上面に当接して側板に取り付けるため、洗面器の上に水栓パネルを直接載せる場合に比べて、高さ方向の寸法誤差を小さくすることもできる。
また、第2の発明は、第1の発明において、前記一対の側板が、上面に設けられた差し込み穴を有し、前記一対のスペーサが、前記側板の上面に当接する当接面と、前記当接面から下方に突出した突出部と、を有し、前記突出部を前記差し込み穴に差し込むことにより、前記側板の上面に取り付けられることを特徴とする洗面化粧台である。
この洗面化粧台によれば、突出部を差し込み穴に差し込むだけでスペーサを支持台に取り付けることができ、ネジなどの金具を用いる必要が無い。これにより、ネジなどの部品点数の増加を抑制できるとともに、ネジ穴などが露出することもなく、美観を向上させることができる。また、支持台に洗面器を取り付けた後でもスペーサを取り付けることができるため、施工順序の制約を低減させることができる。すなわち、施工の自由度を高めることができる。
また、第3の発明は、第2の発明において、前記一対の側板が、互いに対向する内側面を有し、前記一対のスペーサのそれぞれに設けられる前記突出部の数が、1つのみであり、前記一対のスペーサのそれぞれが、前記側板の上面に取り付けられた状態において前記側板の前記内側面に当接することにより前記突出部を軸とする回転を規制する回転規制部材を有することを特徴とする洗面化粧台である。
この洗面化粧台によれば、突出部が一つのみであるため、差し込み穴の配置寸法に誤差が生じても確実にスペーサを支持台に取り付けることができる。また、回転規制部材によってスペーサの回転が規制されるため、スペーサの取り付けをより容易にすることができる。
また、第4の発明は、第1〜第3のいずれか1つの発明において、前記水栓パネルは、前記一対のスペーサで支持された状態において所定の固定部材で取付壁面に固定されるよう構成されており、前記一対のスペーサが、前記載置面から上方に突出した係合突起を有し、前記水栓パネルが、前記係合突起と係合する一対の被係合部を有し、前記一対の被係合部のそれぞれが、前記水栓パネルが前記取付壁面に固定された状態において、前記一対のスペーサのそれぞれの前記係合突起と係合し、前記一対のスペーサの前記係合突起の内側への移動を規制することを特徴とする洗面化粧台である。
この洗面化粧台によれば、所定の固定部材で取付壁面に固定される水栓パネルが有する一対の被係合部によって、スペーサ上端の内側への移動が規制されるため、例えば、清掃時などにおいて、内側に押し込まれる力がスペーサに作用した場合にも、スペーサの上端が内側に凹むことを抑制することができる。これにより、例えば、経年的な使用によるスペーサの変形、及び、これにともなう美観の低下を抑制することができる。
また、第5の発明は、第4の発明において、前記係合突起が、前後方向に延び、前記被係合部が、前記パネル本体の後端から前方に延びる凹部であることを特徴とする洗面化粧台である。
この洗面化粧台によれば、水栓パネルを前方から取り付ける際に、凹部に係合突起を嵌め込んだ状態で後方へ移動させることができ、水栓パネルの左右方向の位置の調整を行う手間を省くことができる。従って、取り付け作業をより容易にすることができる。
また、第6の発明は、第5の発明において、前記凹部の幅が、前方から後方に向かって広がることを特徴とする洗面化粧台である。
この洗面化粧台によれば、水栓パネルの取り付けの際に、係合突起をより凹部に嵌め込み易くすることができる。水栓パネルの取り付け作業をより容易にすることができる。
また、第7の発明は、第1〜第6のいずれか1つの発明において、前記洗面器が、陶磁器製であり、前記一対のスペーサが、樹脂製であることを特徴とする洗面化粧台である。
この洗面化粧台によれば、スペーサの寸法公差を小さくし、高さ方向の寸法誤差をより小さくすることができる。
本発明の態様によれば、オーバーフロー排水具を洗面ボウルの後方に設けた場合にも、美観の低下や施工性の低下を招くことなく、かつ高さ方向の寸法誤差を小さくできる洗面化粧台を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る洗面化粧台を模式的に表す正面斜視図である。 本発明の実施の形態に係る洗面化粧台を模式的に表す側面図である。 本発明の実施の形態に係る洗面化粧台の一部を模式的に表す背面分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係る洗面化粧台の一部を拡大して模式的に表す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る洗面化粧台の一部を拡大して模式的に表す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る洗面化粧台の一部を拡大して模式的に表す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る洗面化粧台の一部を拡大して模式的に表す背面図である。 図8(a)及び図8(b)は、本発明の実施の形態に係る洗面化粧台の一部を模式的に表す部分断面図である。 本発明の実施の形態に係る洗面化粧台の変形例を模式的に表す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る洗面化粧台の変形例を模式的に表す背面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本発明の実施の形態に係る洗面化粧台を模式的に表す正面斜視図である。
図2は、本発明の実施の形態に係る洗面化粧台を模式的に表す側面図である。
図3は、本発明の実施の形態に係る洗面化粧台の一部を模式的に表す背面分解斜視図である。
図1〜図3に表したように、洗面化粧台10は、支持台12と、洗面器14と、水栓パネル16と、上部キャビネット18と、一対のスペーサ20と、を備える。洗面化粧台10は、洗面所などの設置空間ISにおいて、所定の取付壁面WLに取り付けられた状態で使用される。洗面化粧台10の高さは、例えば、設置空間ISの床面FLから天井面CPまでの高さと実質的に同じである。
本願明細書においては、取付壁面WLから手前に向かう方向(図2において紙面左に向く方向)を「前方」とし、これと反対の方向を「後方」とする。また、前後方向及び上下方向に対して垂直な方向(図2において紙面に対して直交する方向)を左右方向とする。
支持台12は、互いに対向する一対の側板30を有する。各側板30は、前後方向及び高さ方向に延在する。各側板30は、互いに対向する内側面30isと、内側面30isの反対側の外側面30osと、を有する。支持台12は、各側板30によって洗面器14を支持する。各側板30は、実質的に平行である。各側板30は、略矩形状である。支持台12は、例えば、略直方体の箱状である。支持台12は、各側板30の後端30aを取付壁面WLに向けた状態で、設置空間ISに設置される。支持台12は、例えば、各側板30の後端30aを取付壁面WLに当接させた状態で、床面FL上に据え付けられ、取付壁面WLに固定される。各側板30は、例えば、木製である。各側板30の材料は、樹脂や金属などでもよい。
各側板30の前端30bには、一対の扉板32が取り付けられている。各扉板32は、例えば、ヒンジを介して回動可能に各側板30に取り付けられる。各扉板32は、各側板30で仕切られた空間を塞ぐ位置と、空間を露呈させる位置と、の間で移動する。支持台12は、収納としても機能する。支持台12は、換言すれば、下部キャビネットである。この例において、支持台12は、観音開き式のキャビネットである。各側板30の前面は、例えば、1枚の扉板32で塞いでもよい。扉板32は、例えば、スライド式でもよい。例えば、各側板30で仕切られた空間内に、引き出しなどの収納具を設けてもよい。支持台12は、引き出し式のキャビネットでもよい。支持台12は、必ずしも収納機能を有していなくてもよい。支持台12は、少なくとも各側板30を有し、洗面器14を支持可能に構成されていればよい。
洗面器14は、支持台12の上に設けられる。洗面器14は、例えば、支持台12の上端部に接着固定される。洗面器14は、陶磁器製である。洗面器14は、いわゆる衛生陶器である。洗面器14の材料は、例えば、樹脂などでもよい。
洗面器14は、洗面ボウル40と、枠部41と、バックガード42と、排水口43と、オーバーフロー排水具44と、を有する。
洗面ボウル40は、下方に向かって凹んだ凹状に形成されている。洗面ボウル40は、水栓パネル16から吐出された水を受ける。枠部41は、洗面ボウル40の開口端(上端)を囲む。バックガード42は、枠部41の後端部から上方に突出した部分である。従って、枠部41の後端部分の厚さは、バックガード42の分だけ枠部41の前端部分の厚さよりも厚い。
枠部41の平面形状(上方から見た形状)は、矩形状である。洗面器14は、枠部41の下面を支持台12の各側板30の上面に当接させることにより、洗面ボウル40を支持台12内(各側板30の間)に入り込ませた状態で、支持台12に支持される。
枠部41の幅(左右方向の長さ)は、支持台12の幅と実質的に同じか、支持台12の幅よりも僅かに広い。また、枠部41の前端は、閉じた状態の各扉板32の前面の位置と実質的に同じか、閉じた状態の各扉板32の前面よりも僅かに前方に位置する。これにより、支持台12の上端部分が上方に露出してしまうことを抑制することができる。例えば、洗面化粧台10の美観を向上させることができる。
排水口43は、洗面ボウル40の底部に設けられる。排水口43は、図示を省略した排水管に接続され、洗面ボウル40に吐出された水を排水管に流す。
オーバーフロー排水具44は、洗面ボウル40の後方に設けられる。オーバーフロー排水具44は、例えば、略L字状の配管である。オーバーフロー排水具44は、例えば、洗面ボウル40の背面から後方に延びる第1管路部と、第1管路部の後端から下方に延びる第2管路部と、を有する。
オーバーフロー排水具44の一部は、洗面ボウル40内に入り込み、オーバーフロー口44aを形成する。オーバーフロー口44aは、洗面ボウル40内において前方を向く。オーバーフロー口44aは、排水口43よりも上に配置される。また、オーバーフロー口44aは、枠部41の上面よりも下に配置される。
オーバーフロー排水具44は、図示を省略したオーバーフロー経路を介して排水管に接続される。例えば、ゴム栓などで排水口43を塞いで洗面ボウル40内に水を溜めた場合に、オーバーフロー口44aの高さに達した水は、オーバーフロー排水具44を介して排水管に排水される。これにより、オーバーフロー排水具44は、洗面ボウル40から水が溢れてしまうことを抑制する。
オーバーフロー排水具44は、枠部41の後端41aよりも後方に突出する。このため、洗面器14は、オーバーフロー排水具44の配置スペースの分だけ、枠部41の後端41aを各側板30の後端30aよりも前方に配置した状態で支持台12の上に設けられる。換言すれば、洗面器14は、後端41aを取付壁面WLから離間させた状態で支持台12の上に設けられる。オーバーフロー排水具44の枠部41の後端41aからの突出量は、例えば、0よりも大きく15cm以下である。
水栓パネル16は、洗面器14の上に設けられる。水栓パネル16は、洗面器14の上方に配置された状態で取付壁面WLに固定される。水栓パネル16は、パネル本体50と、吐水口51(スパウト)と、操作部52と、湯水混合部53と、を有する。
パネル本体50は、洗面器14の上に設けられる。パネル本体50は、前板50aと、一対の側板50bと、上板50cと、底板50dと、を有する。パネル本体50は、後方に向けて開口した略直方体の箱状である。パネル本体50の幅は、洗面器14の枠部41の幅よりも僅かに広い。また、前板50a及び各側板50bの下端は、底板50dよりも下方に延びている。パネル本体50は、洗面器14の上に設けられた状態において、バックガード42の上端付近の一部を覆う。これにより、洗面器14と水栓パネル16との間に隙間が空いてしまうことを抑制することができる。例えば、洗面化粧台10の美観を向上できる。パネル本体50は、樹脂製である。パネル本体50の材料は、例えば、ABS樹脂である。パネル本体50の材料は、金属などでもよい。
吐水口51及び操作部52は、パネル本体50の前面に取り付けられる。吐水口51は、洗面ボウル40に向けて水を吐出する。操作部52は、吐水口51から吐出される水の流量及び温度を調節する。この例において、操作部52は、レバーハンドルである。操作部52は、これに限ることなく、回転型のハンドルなどでもよい。操作部52は、少なくとも流量を調節できればよい。吐水口51及び操作部52は、金属製である。吐水口51及び操作部52は、いわゆる水栓金具である。吐水口51及び操作部52の材料は、樹脂などでもよい。なお、操作部52は、例えば、洗面器14に設けてもよい。操作部52は、水栓パネル16においては、必要に応じて設けられ、省略可能である。
湯水混合部53は、パネル本体50の裏側に取り付けられる。このように、パネル本体50には、吐水口51や湯水混合部53などの水栓が取り付けられる。パネル本体50に取り付けられる水栓は、これらに限ることなく、例えば、ハンドシャワーなどでもよい。
湯水混合部53は、パネル本体50の裏側において、操作部52と接続されている。湯水混合部53には、給水管54と、給湯管55と、供給配管56と、が接続されている。給水管54は、上水管などに接続される。給湯管55は、給湯器などに接続される。これにより、湯水混合部53には、給水管54を介して水が供給されるとともに、給湯管55を介して湯が供給される。湯水混合部53は、供給配管56を介して吐水口51と接続される。湯水混合部53は、操作部52の操作に応じて、給水管54からの水及び給湯管55からの湯を混合する。そして、湯水混合部53は、混合後の水を供給配管56を介して吐水口51に供給する。これにより、操作部52の操作に応じた流量及び温度の水が、吐水口51から吐出される。
上部キャビネット18は、水栓パネル16の上に設けられる。上部キャビネット18は、水栓パネル16の上に載せた状態で、ネジなどにより、取付壁面WLに固定される。上部キャビネット18は、前方に向けて開口した箱状のキャビネット本体60と、キャビネット本体60の収納空間を開閉する扉板62と、を有する。また、扉板62の前面には、ミラー64が設けられている。
扉板62は、例えば、ヒンジを介して回動可能にキャビネット本体60に取り付けられ、キャビネット本体60の収納空間を塞ぐ位置と、収納空間を露呈させる位置と、の間で移動する。扉板62は、スライド式でもよい。キャビネット本体60に取り付けられる扉板62の枚数は、2枚以上でもよい。上部キャビネット18は、引き出し式のキャビネットなどでもよい。扉板62及びミラー64は、必要に応じて設けられ、省略可能である。
各スペーサ20のそれぞれは、枠部41の後端41aと各側板30の後端30aとの間の各側板30の上に設けられる。各スペーサ20は、例えば、各側板30の上面に当接して各側板30に着脱可能に取り付けられる。各スペーサ20のそれぞれは、枠部41の後端41aから側板30の後端30aまで延びる。各スペーサ20の前端は、枠部41の後端41aに接する。各スペーサ20の後端は、側板30の後端30aと実質的に面一である。これにより、各スペーサ20は、枠部41の後端41aと側板30の後端30aとの間に空く隙間を塞ぐ。換言すれば、各スペーサ20は、枠部41の後端41aと取付壁面WLとの間に空く隙間を塞ぐ。
各スペーサ20は、側板30の上面に当接する当接面20aと、水栓パネル16を載置するための載置面20bと、を有する。各スペーサ20は、当接面20aを側板30の上面に当接させた状態で、側板30に取り付けられる。各スペーサ20は、載置面20bに載置された水栓パネル16を前後方向にスライド可能に支持する。
載置面20bの高さは、枠部41の上端の高さ以上である。換言すれば、当接面20aと載置面20bとの間の距離は、枠部41の厚さ以上である。この例において、載置面20bの高さは、バックガード42の上端の高さ以上である。これにより、水栓パネル16が載置面20bに載置される。載置面20bの高さが、枠部41の上端の高さよりも高い場合には、水栓パネル16が、洗面器14に当接することなく、載置面20bに載置される。水栓パネル16は、各スペーサ20の載置面20bに載置された状態で、洗面器14の上に配置され、取付壁面WLに固定される。
載置面20bの高さは、例えば、バックガード42の高さの設計値+5mmに設定される。洗面器14のバックガード42の部分における寸法公差は、例えば、±5mmである。従って、上記のように載置面20bの高さを設定することにより、バックガード42の方が載置面20bよりも高くなってしまうことを抑制することができる。載置面20bの高さは、例えば、バックガード42の高さの設計値とバックガード42の寸法公差の上限値との和に設定される。側板30の上面を基準とした場合、載置面20bの高さと枠部41の上端の高さとの差の絶対値は、例えば、0mm以上10mm以下である。
各スペーサ20は、樹脂製である。これにより、各スペーサ20では、陶磁器製の洗面器14に比べて、寸法公差を小さくすることができる。各スペーサ20には、例えば、ポリプロピレンが用いられる。各スペーサ20に用いられる樹脂材料の弾性率は、パネル本体50に用いられる樹脂材料の弾性率よりも低い。各スペーサ20には、パネル本体50よりもしなやかな材料が用いられる。各スペーサ20の材料は、樹脂材料に限ることなく、例えば、金属などでもよい。
図4〜図6は、本発明の実施の形態に係る洗面化粧台の一部を拡大して模式的に表す斜視図である。
図7は、本発明の実施の形態に係る洗面化粧台の一部を拡大して模式的に表す背面図である。
図4〜図7に表したように、スペーサ20は、側板部70と、底板部71と、上板部72と、前板部73と、を有する。なお、各スペーサ20の形状は、左右対称の実質的に同じ形状である。従って、以下では、一方のスペーサ20について説明し、他方のスペーサ20については詳細な説明を省略する。
側板部70は、前後方向及び上下方向に延びる。側板部70の前後方向の長さは、枠部41の後端41aと各側板30の後端30aとの間の前後方向の長さと実質的に同じである。側板部70の上下方向の長さは、当接面20aと載置面20bとの間の上下方向の長さと実質的に同じである。すなわち、枠部41の後端41aと側板30の後端30aとの間に空く隙間は、側板部70によって塞がれる。
底板部71は、側板部70の下端に設けられる。底板部71は、側板部70の下端から内側に向けて突出する。上板部72は、側板部70の上端に設けられる。上板部72は、側板部70の上端から内側に向けて突出する。これにより、底板部71によって当接面20aが形成され、上板部72によって載置面20bが形成される。
底板部71には、当接面20aから下方に突出した突出部74が設けられている。また、底板部71の先端には、下方に向けて突出した回転規制部材75が設けられている。支持台12の側板30の上面には、突出部74に応じた形状の差し込み穴30cが設けられている。
スペーサ20を支持台12に取り付ける場合には、突出部74を差し込み穴30cに差し込む。これにより、スペーサ20が支持台12に取り付けられる。この例において、突出部74は、丸棒状であり、差し込み穴30cは、丸穴状である。突出部74の直径は、差し込み穴30cの直径と実質的に同じである。これにより、突出部74は、差し込み穴30cに嵌合する。突出部74及び差し込み穴30cの形状は、これに限ることなく、任意の形状でよい。
また、スペーサ20に設けられる突出部74の数は、1つのみである。これにより、支持台12に対するスペーサ20の取り付けを容易にすることができる。突出部74は、スペーサ20に複数設けてもよい。
回転規制部材75は、突出部74を差し込み穴30cに差し込んだ状態において、側板30の内側面30isに当接する。回転規制部材75は、板状であり、側板30に取り付けられた状態において、内側面30isと対向する面を内側面30isに当接させる。これにより、回転規制部材75は、突出部74を軸とするスペーサ20の回転を規制する。回転規制部材75を設けることにより、例えば、支持台12に対するスペーサ20の取付強度を高めることもできる。回転規制部材75の形状は、板状に限ることなく、スペーサ20の回転を規制できる任意の形状でよい。
スペーサ20は、載置面20bから上方に突出した係合突起76を有する。水栓パネル16は、各スペーサ20のそれぞれの係合突起76に対応して設けられた一対の被係合部16aを有する。一対の被係合部16aは、水栓パネル16が一対のスペーサ20のそれぞれの載置面20bの上に載置された状態において、一対のスペーサ20のそれぞれの係合突起76と係合し、係合突起76の左右方向の位置を規制する。すなわち、一対の被係合部16aのそれぞれは、水栓パネル16が取付壁面WLに固定された状態において、一対のスペーサ20のそれぞれの係合突起76と係合し、一対のスペーサ20の係合突起76の内側への移動を規制する。被係合部16aは、係合突起76と係合することにより、スペーサ20の上端部の左右方向の位置を規制する。
係合突起76は、前後方向に延びる板状である。被係合部16aは、パネル本体50の底板50dの後端から前方に延びるスリット状の凹部である。被係合部16aの幅は、係合突起76の幅と実質的に同じである。
水栓パネル16を洗面器14の上に取り付ける場合には、底板50dを載置面20bに当接させるとともに、各係合突起76を各被係合部16aに挿し込む。これにより、水栓パネル16が、各スペーサ20によって前後方向にスライド可能に支持される。
また、底板50dには、上方に突出したリブ50eが設けられている。リブ50eは、スリット状の被係合部16aに沿って形成されている。これにより、例えば、被係合部16aの部分におけるパネル本体50の強度を高めることができる。例えば、側板50bとリブ50eとによって、係合突起76をより適切に挟むことができる。
前述のように、パネル本体50の各側板50bの下端は、底板50dよりも下方に延びている。このため、側板部70には、側板50bの厚さに応じた段差部70aが設けられている。これにより、スペーサ20の左右方向の最外面20sは、パネル本体50の側面50sと実質的に面一になっている。パネル本体50の側面50sは、換言すれば、側板50bの外面である。
このように、スペーサ20は、パネル本体50の側面50sと実質的に連続する面を形成し、支持台12の側板30の上面と実質的に同じ高さに段差を形成する。これにより、例えば、洗面化粧台10の外観を、水栓パネル16の一部を下方に伸ばして洗面器14と取付壁面WLとの間の隙間を塞ぐ場合と実質的に同じにすることができる。
スペーサ20の底板部71の左右方向の長さは、側板30の内側面30isとパネル本体50の側面50sとの間の左右方向の距離と実質的に同じである。これにより、最外面20sを側面50sと実質的に面一にすることができる。なお、本願明細書において、「面一」とは、例えば、隣接する2つの面の高さ(面に対して垂直な方向の位置)の差が、2mm以下の場合を指すものとする。
側板部70は、例えば、段差部70aにおいて側板50bの下端に接する。これにより、最外面20sを側面50sと連続させることができる。最外面20sと側面50sとの間に空く隙間は、少なくとも2mm以下である。これにより、例えば、洗面化粧台10の美観を向上させることができる。
前板部73は、側板部70の前端から内側に突出する。前板部73は、側板部70と洗面器14との間に空く隙間を塞ぐ。これにより、例えば、洗面化粧台10の美観をより向上させることができる。
図8(a)及び図8(b)は、本発明の実施の形態に係る洗面化粧台の一部を模式的に表す部分断面図である。
図8(a)及び図8(b)に表したように、水栓パネル16のパネル本体50には、水栓パネル16を取付壁面WLに固定するための固定部58が設けられている。固定部58は、前板50aから後方に延びる筒状である。固定部58の後端の前後方向の位置は、パネル本体50の後端の前後方向の位置と実質的に同じである。従って、パネル本体50の後端を取付壁面WLに接触させると、固定部58の後端も取付壁面WLに接触する。また、固定部58の内側の面には、段差部が設けられている。固定部58の内径は、前端から後端に向かう途中において狭くなる。
固定部58は、パネル本体50に複数設けられる。固定部58は、例えば、パネル本体50の左右の両端付近に1つずつ、計2つ設けられる。固定部58の数は、3つ以上でもよい。
水栓パネル16は、各固定部58の数に応じた複数のネジSC(固定部材)によって取付壁面WLに固定される。固定部58の内径は、ネジSCの外径に対応している。ネジSCは、ネジ頭を固定部58内の段差部に当接させ、固定部58の段差部よりも後方の部分を、ネジ頭と取付壁面WLとで挟み込むことにより、水栓パネル16を取付壁面WLに固定する。
水栓パネル16を取付壁面WLに固定する場合には、水栓パネル16を各スペーサ20の載置面20bに載置し、パネル本体50の後端及び固定部58の後端を取付壁面WLに接触させる。そして、その状態で各固定部58にネジSCを挿通し、ネジSCを取付壁面WLに締め込む。これにより、各ネジSCによって水栓パネル16が取付壁面WLに固定される。また、各固定部58は、キャップ59(図1参照)によって塞がれる。これにより、各ネジSCが前方に露出し、洗面化粧台10の美観が低下してしまうことを抑制することができる。このように、水栓パネル16は、各スペーサ20で支持された状態においてネジSCなどの所定の固定部材で取付壁面WLに固定されるように構成されている。固定部材SCは、ネジSCに限ることなく、例えば、釘などでもよい。
上部キャビネット18は、水栓パネル16の上に載置された状態で、複数のネジにより取付壁面WLに固定される。上部キャビネット18は、例えば、水栓パネル16に面接触する。上部キャビネット18は、水栓パネル16との間に、水栓パネル16の前後方向の移動を阻害する係合部などを形成しない。上部キャビネット18は、水栓パネル16の前後方向の移動を阻害することなく、水栓パネル16の上に設けられる。
水栓パネル16は、各スペーサ20の載置面20bの上に載置され、係合突起76と被係合部16aとの係合により、前後方向にスライド可能に各スペーサ20に支持される。従って、洗面化粧台10では、上部キャビネット18を水栓パネル16の上に取り付けた後においても、各ネジSCを抜き、パネル本体50を手前にスライドさせることで、水栓パネル16のみを取付壁面WLから取り外すことができる。
このように、洗面化粧台10では、枠部41の後端41aと側板30の後端30aとの間に空く隙間が、各スペーサ20によって塞がれる。換言すれば、支持台12と洗面器14と水栓パネル16と取付壁面WLとで囲まれた空間が、各スペーサ20によって塞がれる。これにより、洗面化粧台10では、オーバーフロー排水具44を洗面ボウル40の後方に設け、洗面器14の枠部41の後端41aを各側板30の後端30aよりも前方に配置した場合にも、美観の低下を抑制することができる。
また、洗面化粧台10では、上述のように、上部キャビネット18の施工後においても水栓パネル16のみを取り外すことができ、施工性やメンテナンス時の作業性の低下を抑制することもできる。また、各スペーサ20には、樹脂などの成形時の寸法精度の高い材料を用いることができ、さらに、スペーサ20を側板30の上面に当接して側板30に取り付けるため、洗面器14の上に水栓パネル16を直接載せる場合に比べて、洗面化粧台10の高さ方向の寸法誤差を小さくすることもできる。例えば、上部キャビネット18と天井面CPとの間に比較的大きな隙間が生じたり、上部キャビネット18が水栓パネル16と天井面CPとの間に入らなくなったりすることを抑制することができる。
また、洗面化粧台10では、突出部74を差し込み穴30cに差し込むことにより、スペーサ20を側板30の上面に取り付けることができる。従って、洗面化粧台10では、ネジなどを用いることなくスペーサ20を支持台12に取り付けることができ、部品点数の増加を抑制できるとともに、ネジ穴などが露出することもなく、美観を向上させることができる。また、支持台12に洗面器14を取り付けた後でもスペーサ20を支持台12に取り付けることができる。従って、洗面化粧台10の施工順序の制約を低減させ、施工の自由度を高めることもできる。
また、洗面化粧台10では、突出部74の数を1つのみとし、回転規制部材75によってスペーサ20の回転を規制する。これにより、差し込み穴30cの配置寸法に誤差が生じても確実にスペーサ20を支持台12に取り付けることができる。また、スペーサ20の取り付けをより容易にすることもできる。
また、洗面化粧台10では、スペーサ20が係合突起76を有し、被係合部16aが係合突起76の左右方向の位置を規制する。これにより、スペーサ20の上端の内側への移動が規制されるため、例えば、清掃時などにおいて、内側に押し込まれる力がスペーサ20に作用した場合にも、スペーサ20の上端が内側に凹むことを抑制することができる。これにより、例えば、経年的な使用によるスペーサ20の変形、及び、これにともなう美観の低下を抑制することができる。
また、洗面化粧台10では、係合突起76及び被係合部16aが前後方向に延びる。これにより、水栓パネル16を前方から取り付ける際に、凹部状の被係合部16aに係合突起76を嵌め込んだ状態で後方へ移動させることができ、水栓パネル16の左右方向の位置の調整を行う手間を省くことができる。従って、取り付け作業をより容易にすることができる。
図9は、本発明の実施の形態に係る洗面化粧台の変形例を模式的に表す斜視図である。 図9に表したように、この例の水栓パネル116では、前後方向に延びる凹部である被係合部16aの幅が、前方から後方に向かって広がる。なお、上記実施形態と機能・構成上実質的に同じものについては、同符号を付し、詳細な説明は省略する。
水栓パネル116の被係合部16aは、第1部分16bと、第2部分16cと、を有する。第1部分16bは、係合突起76と実質的に同じ幅を有し、係合突起76の左右方向の位置を規制する。第2部分16cは、第1部分16bよりも後方に配置され、第1部分16bよりも広い幅を有する。第2部分16cは、パネル本体50の底板50dの後端付近に配置される。第2部分16cの幅は、例えば、後方に向かって連続的に広がる。
このように、被係合部16aにおいて第1部分16bと第2部分16cとを設ける。被係合部16aの幅をパネル本体50の底板50dの後端付近において広げる。これにより、水栓パネル116の取り付けの際に、係合突起76をより被係合部16aに嵌め込み易くすることができる。水栓パネル116では、上記実施形態で示している水栓パネル16に比べて、取り付け作業をより容易にすることができる。
図10は、本発明の実施の形態に係る洗面化粧台の変形例を模式的に表す背面図である。
図10に表したように、この例では、各スペーサ120が、上方に向かって外側に広がるように形成されている。各スペーサ120では、各側板部70が傾斜している。各側板部70は、各スペーサ120を支持台12に取り付け、かつ、水栓パネル16を取り付けていない状態において、各側板部70間の距離が上方に向かって広がるように傾斜している。各スペーサ120では、各スペーサ120を支持台12に取り付け、かつ、水栓パネル16を取り付けていない状態において、各係合突起76間の間隔が、水栓パネル16の各被係合部16a間の間隔よりも広い。
各スペーサ120には、上記実施形態で説明したスペーサ20と同様に、樹脂や金属などの弾性を有する材料が用いられる。各スペーサ120の載置面20bに水栓パネル16を載置し、各被係合部16aを各係合突起76に係合させる場合には、各側板部70を弾性変形させ、各係合突起76間の間隔を各被係合部16a間の間隔に合わせて狭める。この後、各係合突起76を各被係合部16aに挿し込む。これにより、上記実施形態と同様に、水栓パネル16が、各スペーサ120に支持される。
各スペーサ120では、各側板部70の弾性により、各側板部70や各係合突起76が、水栓パネル16の各側板50bの内側の面に押し付けられる。これにより、例えば、水栓パネル16や支持台12の横幅に公差が生じた場合などにおいても、水栓パネル16の側面50sとスペーサ120の最外面20sとを面一にし易くすることができる。例えば、洗面化粧台10の外観をより向上させることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、洗面化粧台10などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
10 洗面化粧台、 12 支持台、 14 洗面器、 16、116 水栓パネル、 16a 被係合部、 18 上部キャビネット、 20、120 スペーサ、 30 側板、 32 扉板、 40 洗面ボウル、 41 枠部、 42 バックガード、 43 排水口、 44 オーバーフロー排水具、 50 パネル本体、 51 吐水口、 52 操作部、 53 湯水混合部、 54 給水管、 55 給湯管、 56 供給配管、 58 固定部、 59 キャップ、 60 キャビネット本体、 62 扉板、 64 ミラー、 70 側板部、 71 底板部、 72 上板部、 73 前板部、 74 突出部、 75 回転規制部材、 76 係合突起

Claims (7)

  1. 互いに対向する一対の側板を有する支持台と、
    下方に向かって凹んだ凹状の洗面ボウルと、前記洗面ボウルの開口端を囲む枠部と、前記洗面ボウルの後方に設けられた排水具と、を有し、前記枠部の後端を前記一対の側板の後端よりも前方に配置した状態で前記支持台の上に設けられた洗面器と、
    前記洗面器の上に設けられたパネル本体と、前記パネル本体に取り付けられる水栓と、を有する水栓パネルと、
    前記水栓パネルの上に設けられた上部キャビネットと、
    前記一対の側板のそれぞれの上に設けられ、前記枠部の後端から前記側板の後端まで延び、前記枠部の後端と前記側板の後端との間に空く隙間を塞ぐ一対のスペーサと、
    を備え、
    前記一対のスペーサは、前記側板の上面に当接して前記側板に取り付けられるとともに、前記水栓パネルを載置するための載置面を有し、前記載置面に載置された前記水栓パネルを前後方向にスライド可能に支持することを特徴とする洗面化粧台。
  2. 前記一対の側板は、上面に設けられた差し込み穴を有し、
    前記一対のスペーサは、前記側板の上面に当接する当接面と、前記当接面から下方に突出した突出部と、を有し、前記突出部を前記差し込み穴に差し込むことにより、前記側板の上面に取り付けられることを特徴とする請求項1記載の洗面化粧台。
  3. 前記一対の側板は、互いに対向する内側面を有し、
    前記一対のスペーサのそれぞれに設けられる前記突出部の数は、1つのみであり、
    前記一対のスペーサのそれぞれは、前記側板の上面に取り付けられた状態において前記側板の前記内側面に当接することにより前記突出部を軸とする回転を規制する回転規制部材を有することを特徴とする請求項2記載の洗面化粧台。
  4. 前記水栓パネルは、前記一対のスペーサで支持された状態において所定の固定部材で取付壁面に固定されるよう構成されており、
    前記一対のスペーサは、前記載置面から上方に突出した係合突起を有し、
    前記水栓パネルは、前記係合突起と係合する一対の被係合部を有し、
    前記一対の被係合部のそれぞれは、前記水栓パネルが前記取付壁面に固定された状態において、前記一対のスペーサのそれぞれの前記係合突起と係合し、前記一対のスペーサの前記係合突起の内側への移動を規制することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の洗面化粧台。
  5. 前記係合突起は、前後方向に延び、
    前記被係合部は、前記パネル本体の後端から前方に延びる凹部であることを特徴とする請求項4記載の洗面化粧台。
  6. 前記凹部の幅は、前方から後方に向かって広がることを特徴とする請求項5記載の洗面化粧台。
  7. 前記洗面器は、陶磁器製であり、
    前記一対のスペーサは、樹脂製であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の洗面化粧台。
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