JP2016176841A - 押釦装置および時計 - Google Patents

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直樹 岡村
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Abstract

【課題】ケースに対する第1操作部材の設置位置および操作方向をケースの形状や大きさに応じて自由に設定することができる押釦装置およびそれを備えた時計を提供する。【解決手段】第1の腕時計ケース1、第2の腕時計ケースに設けられて第1軸線8aに沿ってスライドする第1操作部材8と、第1の腕時計ケース1、第2の腕時計ケースの内部に設けられ、第1操作部材8の第1軸線8aに対して不一致状態の第2軸線9aに沿って、第1操作部材8と連動してスライドする第2操作部材9と、を備えている。従って、第1操作部材8の第1軸線8aと第2操作部材9の第2軸線9aとをずらすことができるので、時計モジュール3の共通化を図っても、第1の腕時計ケース1、第2の腕時計ケースに対する第1操作部材8の設置位置および操作方向を第1の腕時計ケース1、第2の腕時計ケースの形状や大きさに応じて自由に設定することができる。【選択図】図2

Description

この発明は、時計、携帯電話機、携帯情報端末機などの電子機器に用いられる押釦装置およびそれを備えた時計に関する。
例えば、腕時計においては、特許文献1に記載されているように、腕時計ケースの形状や大きさを変えて多種類のバリエーションの商品化を図る際に、腕時計ケース内に組み込まれる時計モジュールを共通化するように構成されたものが知られている。
実開昭64−19193号公報
このような腕時計の押釦装置は、腕時計ケースに第1操作部材をスライド可能に設け、腕時計ケース内に時計モジュールを組み込むための中枠に第2操作部材をスライド可能に設け、第1操作部材を押圧操作した際に、第1操作部材が第2操作部材を押圧し、この押圧された第2操作部材によって腕時計ケース内に配置された時計モジュールのスイッチ部を動作させることにより、時計モジュールを共通化するように構成されている。
しかしながら、このような押釦装置では、時計モジュールにスイッチ部が設けられているため、時計モジュールの共通化によってスイッチ部が所定位置に設置されてしまうと共に、第1操作部材と第2操作部材との各軸線が同一軸上に設定されているため、腕時計ケースに対する第1操作部材の設定位置が制約を受け、第1操作部材の設定位置および操作方向を腕時計ケースの形状や大きさに応じて自由に設定することができないという問題がある。
この発明が解決しようとする課題は、ケースに対する第1操作部材の設置位置および操作方向をケースの形状や大きさに応じて自由に設定することができる押釦装置およびそれを備えた時計を提供することである。
この発明は、ケースと、このケースに設けられ、第1軸線に沿ってスライドする第1操作部材と、前記ケースの内部に設けられ、前記第1操作部材の前記第1軸線に対して不一致状態の第2軸線に沿って、前記第1操作部材と連動してスライドする第2操作部材と、を備えていることを特徴とする押釦装置である。
この発明によれば、第1操作部材の第1軸線と第2操作部材の第2軸線とをずらすことができるので、時計モジュールの共通化を図っても、ケースに対する第1操作部材の設置位置および操作方向をケースの形状や大きさに応じて自由に設定することができる。
この発明を腕時計に適用した第1実施形態において、押釦スイッチに対応する箇所を破断して示した拡大正面図である。 図1に示された腕時計における押釦スイッチの箇所を示した要部の拡大断面図である。 図2に示された押釦スイッチを分解して示した要部の拡大斜視図である。 図3に示された押釦スイッチが分解された状態における要部の拡大断面図である。 図1に示された第1の腕時計ケースに替えて第2の腕時計ケースに押釦スイッチを組み込んだ状態において、押釦スイッチに対応する箇所を破断して示した拡大正面図である。 図2に示された押釦スイッチの変形例を示した要部の拡大断面図である。 この発明を腕時計に適用した第2実施形態における押釦スイッチの要部を示した拡大断面図である。
(第1実施形態)
以下、図1〜図5を参照して、この発明を腕時計に適用した第1実施形態について説明する。
この腕時計には、図1および図5に示すように、形状が異なる複数種類の腕時計ケース1、20がある。これら複数種類のうち、第1の腕時計ケース1は、図1に示すように四角形状に形成されている。また、第2の腕時計ケース20は、図5に示すように、円形状に形成されている。これら第1、第2の腕時計ケース1、20のうち、まず、第1の腕時計ケース1について説明する。
この第1の腕時計ケース1は、図1に示すように、四角形の枠状に形成されている。この第1の腕時計ケース1の上部開口部には、時計ガラス2がパッキン2aを介して設けられており、この第1の腕時計ケース1の下部には、裏蓋(図示せず)が取り付けられている。この第1の腕時計ケース1の内部には、図1および図2に示すように、時計モジュール3が中枠4によって設けられている。
この時計モジュール3は、図1および図2に示すように、全体がほぼ円形状に形成されている。この時計モジュール3は、図示ないが、指針を駆動させて時刻を指示する時計ムーブメント、時刻などの情報を電気光学的に表示する表示部、これらを駆動するための回路基板など、時計機能に必要な各種の部品を備えている。
この場合、中枠4は、図1および図2に示すように、その外形が第1の腕時計ケース1の内形と同じ大きさの四角形状に形成され、中枠4の内形が時計モジュール3の外形と同じ大きさの円形状に形成されている。これにより、中枠4は、その内部に時計モジュール3が密接した状態で収納され、この状態で第1の腕時計ケース1内に密接した状態で配置されるように構成されている。
また、この第1の腕時計ケース1の12時側と6時側との各側部には、図1に示すように、時計バンド(図示せず)が取り付けられるバンド取付部5が設けられている。さらに、この第1の腕時計ケース1の3時側に位置する側部には、竜頭などのスイッチ装置6が設けられており、この第1の腕時計ケース1の4時側に位置する側部には、押釦スイッチ7が設けられている。
この押釦スイッチ7は、図1〜図4に示すように、第1の腕時計ケース1に対してスライド可能に設けられた第1操作部材8と、第1の腕時計ケース1内にスライド可能に設けられて第1操作部材8と連動する第2操作部材9と、を備えている。この場合、第1の腕時計ケース1には、貫通孔10が設けられている。
この貫通孔10は、図1〜図4に示すように、その軸線が第1の腕時計ケース1の中心に向けて放射方向に傾斜した状態で、第1の腕時計ケース1の側部に、その内部と外部とに貫通して設けられている。この場合、第1の腕時計ケース1の外部側に位置する貫通孔10の外端部には、その貫通孔10の内径よりも大きい大径の座ぐり部10aが設けられている。
また、この第1の腕時計ケース1の貫通孔10内には、図1〜図4示すように、筒状部材11が嵌め込まれている。この筒状部材11は、円筒形状に形成され、第1の腕時計ケース1の外部側に位置する外端部に鍔部11aが設けられた構成になっている。この場合、筒状部材11は、その外径が貫通孔10の内径と同じ大きさに形成され、鍔部11aの外径が貫通孔10の座ぐり部10aの内径と同じ大きさに形成されている。
また、この筒状部材11は、図1および図2示すように、その軸方向の長さが貫通孔10における座ぐり部10aを除く、貫通孔10の内周面における最も長い長さで形成されている。これにより、筒状部材11は、第1の腕時計ケース1の貫通孔10にその外部側から挿入されて鍔部11aが貫通孔10の座ぐり部10aに配置された際に、第1の腕時計ケース1の内部側に位置する筒状部材11の内端部が第1の腕時計ケース1内に突出した状態で、貫通孔10内に嵌着されて固定されるように構成されている。
この場合、筒状部材11は、図1および図2示すように、第1の腕時計ケース1の貫通孔10に挿入された際に、その内端部のうち、一部(図2では上部)が、第1の腕時計ケース1の内周面とほぼ同じ位置で、これと反対側に位置する他の一部(図2では下部)が貫通孔10の傾きに応じて第1の腕時計ケース1の内部に突出することにより、最小限の突出量で、筒状部材11の内端部が第1の腕時計ケース1内に突出するように構成されている。
第1操作部材8は、図1〜図4に示すように、筒状部材11内にスライド可能に配置される丸棒状に形成されている。この第1操作部材8は、その外径が筒状部材11の内径とほぼ同じ大きさで、軸方向の長さが筒状部材11の軸方向の長さよりも少し長く形成されている。この場合、第1操作部材8は、その中心軸である第1軸線8aが円筒部材11の軸線と一致するように構成されている。
また、この第1操作部材8は、図1〜図4に示すように、第1の腕時計ケース1の内部側に位置する内端部に取付溝12が環状に設けられ、この取付溝12にEリングなどの第1抜止め部材13が取り付けられるように構成されている。この場合、第1操作部材8の内端部は、第1の腕時計ケース1内に向けて円弧状に突出する第1円弧部8bに形成されている。
これにより、第1操作部材8は、図1〜図4に示すように、その内端部が筒状部材11の内端部から第1の腕時計ケース1内に突出した状態で、取付溝12に抜止め部材13が取り付けられ、この抜止め部材13が筒状部材11の内端部に接離可能に当接することにより、筒状部材11内から第1の腕時計ケース1の外部に抜け出さないように構成されている。
さらに、この第1操作部材8の外周面には、図1〜図4に示すように、複数の防水リング14がそれぞれ環状に取り付けられている。これら複数の防水リング14は、第1操作部材8が筒状部材11内をスライドする際に、第1操作部材8と共に移動し、かつその各外周面が筒状部材11の内周面に弾接した状態で摺動することにより、第1操作部材8の外周面と筒状部材11の内周面との間の防水を図るように構成されている。
一方、第2操作部材9は、図1〜図4に示すように、第1の腕時計ケース1内の中枠4に設けられたガイド保持部材15にスライド可能に取り付けられている。この場合、ガイド保持部材15は、厚みの厚い板状に形成され、中枠4に設けられた装着部4aにその下側から着脱可能に取り付けられるように構成されている。このガイド保持部材15は、第1操作部材8の内端部と時計モジュール3の外周との間に、第1操作部材8の第1軸線8aに対して直交する方向に沿って配置されている。
また、このガイド保持部材15には、図1〜図4に示すように、第1操作部材8の内端部に対して不一致状態で、軸取付孔15aがガイド保持部材15の厚み方向に貫通して設けられている。すなわち、この軸取付孔15aは、その中心軸15bが第1操作部材8の第1軸線8aと平行な状態で、第1操作部材8の第1軸線8aに対して直交する方向にずれた状態で設けられている。
第2操作部材9は、図1〜図4に示すように、ガイド保持部材15の軸取付孔15aにスライド可能に挿入する丸棒状に形成されている。すなわち、この第2操作部材9は、その外径がガイド保持部材15の軸取付孔15aの内径と同じ大きさに形成され、その軸方向の長さがガイド保持部材15の厚みよりも長く形成されている。
これにより、第2操作部材9は、図1および図2に示すように、ガイド保持部材15の軸取付孔15aに挿入された際に、第1の腕時計ケース1側に位置する外端部が第1操作部材8に向けて突出し、時計モジュール3側の内端部が時計モジュール3の外周面に向けて突出するように構成されている。この場合、第2操作部材9の外端部は、円形状の平面に形成され、この外端部の平面に第1操作部材8の内端部である第1円弧部8bが当接するように構成されている。
また、第2操作部材9の内端部には、図1〜図4に示すように、第2抜止め部16がリング状に設けられている。この第2抜止め部16は、その外径が第2操作部材9の外径よりも大きく形成されている。これにより、第2操作部材9は、時計モジュール3側からガイド保持部材15の軸取付孔15aに挿入された際に、第2抜止め部16が軸取付孔15aの縁部に接離可能に当接することにより、第1の腕時計ケース1の外部側に抜け出さないように構成されている。
また、この第2操作部材9の内端部は、図1〜図4に示すように、円弧状に突出する第2円弧部9bに形成されている。これにより、第2操作部材9は、ガイド保持部材15の軸取付孔15aの中心軸15bが、第1操作部材8の第1軸線8aと平行な状態で、第1操作部材8の第1軸線8aに対して直交する方向にずれていることにより、第2操作部材9の第2軸線9aが第1操作部材8の第1軸線8aに対して不一致状態で配置されるように構成されている。
すなわち、この第2操作部材9は、図1〜図4に示すように、その第2軸線9aがガイド保持部材15の軸取付孔15aの中心軸15bと一致していても、第1操作部材8の第1軸線8aと平行な状態で、第1操作部材8の第1軸線8aに対して直交する方向にずれた状態で、ガイド保持部材15の軸取付孔15aにスライド可能に取り付けられている。
言い換えれば、第1操作部材8は、図1〜図4に示すように、その第1軸線8aが第2操作部材9の第2軸線9aと平行な状態で、第2操作部材9の第2軸線9aに対して直交する方向にずれた状態で、配置されている。これにより、第2操作部材9は、その第2軸線9aが位置する外端部の平面の中心軸に対して、第1操作部材8の第1円弧部8bがずれた位置で当接し、この状態で第1操作部材8の押圧操作に連動して第2軸線9aに沿ってスライドするように構成されている。
ところで、時計モジュール3には、図1および図2に示すように、スイッチ接点部17が第2操作部材9の内端部に設けられた第2円弧部9bに対応して設けられている。このスイッチ接点部17は、時計モジュール3の回路基板(図示せず)に設けられた固定接点部18と、この固定接点部18に接離可能に接触する可動接点部である板ばね部19と、を備えている。
この場合、板ばね部19は、図2に示すように、第2操作部材9の第2円弧部9bに弾接し、この状態で第2操作部材9を第1の腕時計ケース1の外部に向けて付勢することにより、時計モジュール3の固定接点部18から第2操作部材9を押し離すように構成されている。これにより、第2操作部材9は、板ばね部19のばね力によって第1の腕時計ケース1の外部に向けて押し出され、第2操作部材9の第2抜止め部16がガイド保持部材15に弾力的に押し付けられるように構成されている。
また、この板ばね部19は、図2に示すように、そのばね力に抗して第2操作部材9が第1操作部材8によって押された際に、第2操作部材9の内端部の第2円弧部9bによって押されて時計モジュール3の固定接点部18に接触するように構成されている。これにより、スイッチ接点部17は、第1操作部材8が押されて第2操作部材9の内端部の第2円弧部9bが板ばね部19をそのばね力に抗して押した際に、時計モジュール3の固定接点部18に接触することにより、スイッチ動作するように構成されている。
一方、この押釦スイッチ7は、図5に示すように、第2の腕時計ケース20にも、第1の腕時計ケース1とほぼ同様に組み込まれるように構成されている。すなわち、この第2の腕時計ケース20は、図1に示された四角形状の第1の腕時計ケース1に内接する大きさの円形状に形成されている。この第2の腕時計ケース20は、その内径が時計モジュール3の外周よりも大きい円形状に形成されている。
このため、時計モジュール3は、図5に示すように、円形状の中枠21を介して第2の腕時計ケース20の内部に組み込まれるように構成されている。この中枠21は、その外形が第2の腕時計ケース20の内形と同じ大きさの円形状に形成され、中枠21の内形が時計モジュール3の外形と同じ大きさの円形状に形成されている。これにより、中枠21は、その内部に時計モジュール3が密接した状態で収納され、この状態で第2の腕時計ケース20内に密接した状態で配置されるように構成されている。
この場合にも、第2の腕時計ケース20には、図5に示すように、貫通孔10が第2の腕時計ケース20の中心に向けて放射方向に沿って形成されている。この貫通孔10には筒状部材11が設けられており、この筒状部材11には第1操作部材8がスライド可能に設けられている。また、中枠21には、第1操作部材8に対応するガイド保持部材15が着脱可能に取り付けられている。このガイド保持部材15の軸取付孔15aには、第2操作部材9がスライド可能に取り付けられている。
この場合にも、第2操作部材9は、図5に示すように、その第2軸線9aがガイド保持部材15の軸取付孔15aの中心軸15bと一致していても、第1操作部材8の第1軸線8aと平行な状態で、第1操作部材8の第1軸線8aに対して直交する方向にずれた状態で、ガイド保持部材15の軸取付孔15aにスライド可能に取り付けられている。
言い換えれば、第1操作部材8は、図5に示すように、その第1軸線8aが第2操作部材9の第2軸線9aと平行な状態で、第2操作部材9の第2軸線9aに対して直交する方向にずれた状態で、配置されている。このため、第2操作部材9は、図5に示すように、その第2軸線9aが位置する外端部の平面の中心軸に対して、第1操作部材8の第1円弧部8bがずれた位置で当接し、この状態で第1操作部材8の押圧操作に連動して第2軸線9aに沿ってスライドするように構成されている。
次に、このような腕時計の押釦スイッチ7の作用について説明する。
この押釦スイッチ7を第1の腕時計ケース1に組み付ける場合には、予め、第1の腕時計ケース1に第1操作部材8を取り付ける。このときには、まず、第1の腕時計ケース1の貫通孔10に筒状部材11を嵌め込んで、筒状部材11の外端部の鍔部11aを貫通孔10の座ぐり部10aに配置させ、筒状部材11の内端部を第1の腕時計ケース1内に最小限の突出量で突出させる。
これにより、筒状部材11が腕時計ケースの貫通孔10に嵌め込まれて固定される。この固定された筒状部材11に第1操作部材8を第1の腕時計ケース1の外部側から挿入させて、第1操作部材8の内端部を第1の腕時計ケース1内に最小限の突出量で突出させる。この状態で、第1の腕時計ケース1内に突出した第1操作部材8の内端部に設けられた取付溝12に第1抜止め部材13を取り付ける。
そして、第1操作部材8が取り付けられた第1の腕時計ケース1内に時計モジュール3を取り付ける。この場合には、時計モジュール3を中枠4に取り付け、この時計モジュール3を中枠4と共に第1の腕時計ケース1内にその下側から挿入して組み込む。このときには、第1操作部材8の内端部が第1の腕時計ケース1内に大きく突出せず、最小限の突出量で突出しているため、時計モジュール3および中枠4を容易に組み込むことができると共に、時計ガラス2を通して見える文字板や見切り部材(いずれも図示せず)を良好に組み込むことができる。
この状態で、中枠4にガイド保持部材15を取り付ける。この場合には、予め、ガイド保持部材15の軸取付孔15aに第2操作部材9を取り付ける。このときには、第2操作部材9の外端部をガイド保持部材15の軸取付孔15aに時計モジュール3側から挿入させて、第2操作部材9の内端部の第2抜止め部16をガイド保持部材15の軸取付孔15aの縁部に当接させる。
この状態で、ガイド保持部材15を中枠4に取り付けて、第2操作部材9の内端部に設けられた第2円弧部9bを時計モジュール3の外周部に設けられたスイッチ接点部17の板ばね部19に弾接させると共に、第2操作部材9の外端部にその中心軸からずれた状態で第1操作部材8の内端部の第1円弧部8bを当接させる。
このため、第2操作部材9は、その第2軸線9aが第1操作部材8の第1軸線8aと平行な状態で、かつ第1操作部材8の第1軸線8aに対して直交する方向にずれた状態で配置されている。言い換えれば、第1操作部材8は、その第1軸線8aが第2操作部材9の第2軸線9aと平行な状態で、第2操作部材9の第2軸線9aに対して直交する方向にずれた状態で、配置されている。
この場合、ガイド保持部材15および第2操作部材9は、時計モジュール3を中枠4によって第1の腕時計ケース1に組み込んだ後に、中枠4に取り付ける必要はなく、時計モジュール3を中枠4によって第1の腕時計ケース1に組み込む前に、予め、ガイド保持部材15および第2操作部材9を中枠4に取り付け、この状態で第1の腕時計ケース1に時計モジュール3を中枠4によって組み込む際に、中枠4と同時にガイド保持部材15および第2操作部材9を組み込んでも良い。これにより、押釦スイッチ7が腕時計に組み付けられる。
次に、このような押釦スイッチ7の動作について説明する。
この押釦スイッチ7は、通常状態のときに、時計モジュール3の外周に位置するスイッチ接点部17の板ばね部19のばね力によって、第2操作部材9の内端部の第2円弧部9bが第1の腕時計ケース1の外部に向けて押し出され、第2操作部材9の第2抜止め部16がガイド保持部材15に当接する。
このときには、第2操作部材9の外端部に第1操作部材8の内端部の第1円弧部8bが当接していることにより、第1操作部材8が第2操作部材9に連動して第1の腕時計ケース1の外部に向けて押し出される。この場合には、第1操作部材8の内端部に取り付けられた第1抜止め部13が円筒部材11の内端部に当接し、第1操作部材8が筒状部材11から外部に抜け出すことがなく、第1操作部材8の外端部が筒状部材11の外端部から貫通孔10の座ぐり部10a内に露出する。
また、この押釦スイッチ7を操作する場合には、第1の腕時計ケース1の貫通孔10の外端部に設けられた座ぐり部10a内に露呈している第1操作部材8の外端部を第1の腕時計ケース1内に向けて押し込む。このときには、スイッチ接点部17の板ばね部19のばね力に抗して、第1操作部材8の外端部を押す。すると、第1操作部材8が貫通孔10内において第1軸線8aに沿ってスライドし、この第1操作部材8の内端部の第1円弧部8bが第2操作部材9の外端部を押圧する。
このときには、第2操作部材9の第2軸線9aが第1操作部材8の第1軸線8aと平行な状態で、第1操作部材8の第1軸線8aに対して直交する方向にずれた状態で、第2操作部材9が配置される。このため、第1操作部材8の第1円弧部8bは、第2操作部材9の外端部にその中心軸からずれた位置を押圧する。これにより、第2操作部材9は、第1操作部材8に連動してガイド保持部材15の軸取付孔15a内において第2軸線9aに沿ってスライドする。
このため、第2操作部材9は、その内端部の第2円弧部9bがスイッチ接点部17の板ばね部19をそのばね力に抗して押圧し、板ばね部19をスイッチ接点部17の固定接点部18に押し付けて接触させる。これにより、スイッチ接点部17がスイッチ動作する。この後、第1操作部材8に対する押圧操作が解除されると、板ばね部19のばね力によって第2操作部材9が押し出され、この第2操作部材9に連動して第1操作部材8がスライドすることにより、第1操作部材8と第2操作部材9とが初期位置に戻る。
ところで、この押釦スイッチ7は、図5に示すように、円形状の第2の腕時計ケース20に、四角形状の第1の腕時計ケース1と同様に組み込むことができる。この場合には、予め、第2の腕時計ケース20の貫通孔10に第1操作部材8をスライド可能に取り付け、この状態で時計モジュール3を円形状の中枠21に取り付け、この時計モジュール3を中枠21と共に第2の腕時計ケース20内に組み込む。
このときには、予め、ガイド保持部材15の軸取付孔15aに第2操作部材9を取り付け、このガイド保持部材15を中枠21に取り付ける。この状態で、時計モジュール3を中枠21と共に第2の腕時計ケース20内に組み込む際に、第1操作部材8の第1軸線8aに対して第2操作部材9の第2軸線9aを不一致状態で配置する。
これにより、第2操作部材9は、その第2軸線9aが第1操作部材8の第1軸線8aと平行な状態で、第1操作部材8の第1軸線8aに対して直交する方向にずれた状態で配置される。言い換えれば、第1操作部材8は、その第1軸線8aが第2操作部材9の第2軸線9aと平行な状態で、第2操作部材9の第2軸線9aに対して直交する方向にずれた状態で、配置される。このため、第2操作部材9は、その外端部の平面の中心軸に対して、第1操作部材8の第1円弧部8bがずれた位置で当接する。
このように、四角形状の第1の腕時計ケース1に替えて、円形状の第2の腕時計ケース20を用いる場合には、中枠21を替えるだけで、押釦スイッチ7をそのまま用いて組み付けることができる。このため、時計モジュール3の共通化が図れると共に、押釦スイッチ7の共通化も図れる。
また、この円形状の第2の腕時計ケース20よりも、更に小さい小径円形状の腕時計ケース(図示せず)に替える場合には、中枠4、21を用いずに時計モジュール3を直接小径円形状の腕時計ケース内に組み込めば良い。この場合には、小径円形状の腕時計ケースの内形を時計モジュール3の外形とほぼ同じ大きさに形成し、ガイド保持部材15および第2操作部材9を用いずに、第1操作部材8の内端部で直接時計モジュール3のスイッチ接点部17の板ばね部19を押圧操作するように構成すれば良い。
このように、この腕時計の押釦スイッチ7によれば、第1、第2の腕時計ケース1、20に設けられて第1軸線8aに沿ってスライドする第1操作部材8と、第1、第2の腕時計ケース1、20内に設けられ、第1操作部材8の第1軸線8aに対し不一致状態の第2軸線9aに沿って、第1操作部材8と連動してスライドする第2操作部材9と、を備えていることにより、時計モジュール3の共通化を図っても、第1、第2の腕時計ケース1、20に対する第1操作部材8の設置位置および操作方向を第1、第2の腕時計ケース1、20の形状や大きさに応じて自由に設定することができる。
すなわち、この押釦スイッチ7では、第1の腕時計ケース1が四角形状に形成されていても、また第2の腕時計ケース20が円形状に形成されていても、第1操作部材8の第1軸線8aが第2操作部材9の第2軸線9aに対して一致せずに、第1操作部材8の第1軸線8aと第2操作部材9の第2軸線9aとをずらすことができるので、時計モジュール3の共通化を図っても、第1操作部材8の設置位置および操作方向を第1、第2の腕時計ケース1、20の形状や大きさに応じて自由に設定することができる。
この場合、第1操作部材8は、その第1軸線8aが第2操作部材9の第2軸線9aに対して直交する方向にずれていることにより、第2操作部材9が押圧する時計モジュール3のスイッチ接点部17に対して第1操作部材8の設置位置をずらすことができる。このため、第1、第2の腕時計ケース1、20の形状や大きさが異なっても、第1操作部材8の設置位置および操作方向を第1、第2の腕時計ケース1、20の形状や大きさに応じて自由に設定することができる。
また、この押釦スイッチ7では、時計モジュール3のスイッチ接点部17に対して、第1操作部材8の設置位置をずらしても、第1操作部材8が押圧操作された際に、第1操作部材8の押圧操作によって第2操作部材9を確実に連動させることができ、この第2操作部材9によって時計モジュール3のスイッチ接点部17を確実に押圧してスイッチ動作させることができるので、時計モジュール3の共通化を図っても、スイッチ動作の信頼性を確保することができる。
また、この押釦スイッチ7では、第1、第2の腕時計ケース1、20の各内部にそれぞれ第2操作部材9をスライド可能に保持するガイド保持部材15を備えていることにより、このガイド保持部材15によって第2操作部材9を第2軸線9aに沿ってスライド可能な状態で確実にかつ良好に保持することができると共に、第1操作部材8の第1軸線8aと第2操作部材9の第2軸線9aとを確実にずらすことができる。
この場合、ガイド保持部材15は、第2操作部材9をスライド可能に保持する軸取付孔15aを有しているので、この軸取付孔15aの中心軸15bを第1操作部材8の第1軸線8aに対してずらすことにより、第1操作部材8の第1軸線8aと第2操作部材9の第2軸線9aとを確実にかつ正確にずらすことができる。
また、この押釦スイッチ7では、第1、第2の腕時計ケース1、20の各形状および大きさに応じて時計モジュール3を第1、第2の腕時計ケース1、20内にそれぞれ収納し、かつガイド保持部材15が着脱可能に取り付けられる枠状部材である中枠4、21を備えていることにより、第1、第2の腕時計ケース1、20の各形状および大きさが異なっていても、中枠4、21によって共通の時計モジュール3を第1、第2の腕時計ケース1、20内に確実にかつ良好に組み込むことができる。
また、この押釦スイッチ7では、第1、第2の腕時計ケース1、20内にそれぞれ配置され、第2操作部材9のスライド動作に応じてスイッチ動作するスイッチ接点部17を備えているので、第2操作部材9の第2軸線9aと第1操作部材8の第1軸線8aとを不一致状態で、相互に位置をずらして配置させることにより、スイッチ接点部17に対して第1操作部材8の設置位置を確実にかつ良好にずらすことができる。
この場合、この押釦スイッチ7は、第2操作部材9の第2軸線9aと第1操作部材8の第1軸線8aとが不一致状態で、相互の位置がずれていても、第1操作部材8によって第2操作部材9を連動させてスライドさせることができるので、第1操作部材8が時計モジュール3のスイッチ接点部17に対して位置がずれていても、第1操作部材8の押圧操作に応じて第2操作部材9がスイッチ接点部17を確実にかつ良好に押圧してスイッチ動作させることができる。
さらに、この押釦スイッチ7では、第2操作部材9を第1、第2の腕時計ケース1、20の各外部に向けて付勢する付勢部材である板ばね部19を備えていることにより、第1操作部材8の押圧操作が解除された際に、板ばね部19が弾性復帰し、その弾性復帰する際の板ばね部19のばね力によって第2操作部材9を確実に押し出すことができると共に、この第2操作部材9によって第1操作部材8を元の位置である初期位置に確実にかつ良好に戻すことができる。
この場合、板ばね部19は、時計モジュール3に設けられたスイッチ接点部17の固定接点部18に接離可能に接触する可動接点部であることにより、板ばね部19を別部品として製作して組み付ける必要がないので、部品点数の削減を図ることができると共に、組立作業性の簡素化を図ることができる。
なお、上述した第1実施形態では、第1操作部材8の内端部が当接する第2操作部材9の外端部を平面に形成した場合について述べたが、これに限らず、例えば図6に示す変形例のように、第2操作部材9の外端部を第1操作部材8の内端部に向けて突出する第3円弧部23に形成した構成であっても良い。
この場合にも、第2操作部材9は、図6に示すように、その第2軸線9aが第1操作部材8の第1軸線8aに対して一致せず、第1操作部材8の第1軸線8aに対して直交する方向にずれた状態で配置されていれば良い。このため、第1操作部材8は、その内端部の第1円弧部8bが第2操作部材9の外端部の第3円弧部23に当接する際に、第2操作部材9の第2軸線9aに位置する第3円弧部23の中心軸に対して第1操作部材8の第1円弧部8bがずれた位置で当接するように構成されている。
このような構成の押釦スイッチ7では、第1操作部材8の外端部が押圧操作されて第1操作部材8の第1円弧部8bが第2操作部材9の外端部の第3円弧部23を押圧する際に、第1操作部材8の第1円弧部8bが第2操作部材9の第3円弧部23を押圧するので、第2操作部材9の第2軸線9aに位置する第3円弧部23の中心軸に対して第1操作部材8の第1円弧部8bがずれた位置で当接していても、第1操作部材8の第1円弧部8bが第2操作部材9の第3円弧部23を押圧して円滑にかつ良好にスライドさせることができる。
すなわち、第2操作部材9の第2軸線9aに位置する第3円弧部23の中心軸に対して第1操作部材8の第1円弧部8bがずれた位置で当接した状態で、第1操作部材8の第1円弧部8bが第2操作部材9の第3円弧部23を押圧するので、第1操作部材8の第1軸線8aと第2操作部材9の第2軸線9aとの位置ずれによって生じるモーメントを、第1実施形態の場合よりも軽減することができ、これにより第1操作部材8によって第2操作部材9を円滑にかつ良好にスライドさせることができる。
このため、この押釦スイッチ7においても、第1操作部材8の第1軸線8aが第2操作部材9の第2軸線9aと平行な状態で、第2操作部材9の第2軸線9aに対して直交する方向にずれた状態で、第1操作部材8を配置することができるので、上述した第1実施形態と同様、第2操作部材9が押圧する時計モジュール3のスイッチ接点部17に対して第1操作部材8の設置位置をずらすことができ、これにより時計モジュール3の共通化を図っても、第1操作部材8の設置位置および操作方向を第1、第2の腕時計ケース1、20の形状や大きさに応じて自由に設定することができる。
(第2実施形態)
次に、図7を参照して、この発明を腕時計に適用した第2実施形態について説明する。なお、図1〜図5に示された第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明する。
この腕時計の押釦スイッチ7は、図7に示すように、第1操作部材8の第1軸線8aを第2操作部材9の第2軸線9aに対して交差する方向に傾けた構成であり、これ以外は第1実施形態とほぼ同じ構成になっている。
この場合、第2操作部材9は、図7に示すように、時計モジュール3のスイッチ接点部17に対応する位置にガイド保持部材15によってスライド可能に配置されている。これにより、第2操作部材9は、その内端部の第2円弧部9bがスイッチ接点部17の板ばね部19を押圧してスイッチ接点部17の固定接点部18に接触させるように構成されている。また、この第2操作部材9の外端部は、第2実施形態と同様、第1操作部材8に向けて突出する第3円弧部23に形成されている。
第1操作部材8は、図7に示すように、第2操作部材9の第2軸線9aに対して交差する方向に傾いた状態で、第2操作部材9の第3円弧部23の中心軸からずれた位置で当接するように構成されている。すなわち、この第1操作部材8は、第1、第2の腕時計ケース1、20の面方向、つまり時計ガラス2の面方向において、第2操作部材9の第2軸線9aに対して交差する方向に傾いた状態で配置されている。
このため、この第1操作部材8は、図7に示すように、第1、第2の腕時計ケース1、20の3時側に位置するスイッチ装置6から第1、第2の腕時計ケース1、20の6時側に向けて離れた位置に配置されるように構成されている。この場合にも、第1、第2の腕時計ケース1、20には、貫通孔10が第1操作部材8の第1軸線8aと同じ傾斜角度で設けられており、この貫通孔10には筒状部材11が嵌め込まれて固定されている。この筒状部材11内には、第1操作部材8がスライド可能に取り付けられている。
これにより、第1操作部材8は、図7に示すように、その外端部が押圧操作されると、筒状部材11内をスライドして、第1操作部材8の内端部の第1円弧部8bが第2操作部材9の外端部の第3円弧部23を斜め方向から押圧し、これにより第2操作部材9が第1操作部材8に連動してスライドし、第2操作部材9の内端部の第2円弧部9bがスイッチ接点部17の板ばね部19を押圧してスイッチ接点部17をスイッチ動作させるように構成されている。
このような押釦スイッチ7によれば、第1操作部材8の第1軸線8aが第2操作部材9の第2軸線9aに対して交差する方向に傾いた状態で、第1操作部材8がスライド可能に配置されているので、第1操作部材8を第1、第2の腕時計ケース1、20に設置する際に、その設置位置および操作方向を、第1実施形態の場合よりも、時計モジュール3のスイッチ接点部17に対して大きく変更することができ、これにより第1操作部材8の設置位置および操作方向を第1、第2の腕時計ケース1、20の形状や大きさに応じて自由に設定することができる。
この場合、第1操作部材8は、その第1軸線8aが第2操作部材9の第2軸線9aに対して交差する方向に傾いた状態で、さらに第2操作部材9の第3円弧部23の中心軸からずれた位置で当接するように構成されていることにより、第1操作部材8の設置位置および操作方向を、より一層、大きく変更することができる。
なお、上述した第1、第2の実施形態およびその変形例では、時計モジュール3を第1、第2の腕時計ケース1、20内に収納するための中枠4、21に、第2操作部材9をスライド可能に保持するガイド保持部材15を取り付けた場合についいて述べたが、これに限らず、例えば中枠4、21に第2操作部材9がスライド可能に挿入する軸取付孔15aを設ければ、必ずしもガイド保持部材15を設ける必要はない。
また、上述した第1、第2の実施形態およびその変形例では、第2操作部材9を第1、第2の腕時計ケース1、29の外部に向けて付勢する付勢部材として、スイッチ接点部17の板ばね部19を用いた場合について述べたが、これに限らず、コイルばねなどのばね部材を別に設けた構成であっても良い。
さらに、上述した第1、第2の実施形態およびその変形例では、腕時計に適用した場合について述べたが、必ずしも腕時計である必要はなく、例えばトラベルウオッチ、目覚まし時計、置き時計、掛け時計などの各種の時計に適用することができる。また、必ずしも時計に限らず、例えば、携帯電話機、携帯情報端末機などの各種の電子機器にも広く適用することができる。
以上、この発明のいくつかの実施形態について説明したが、この発明は、これらに限られるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下に、本願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
請求項1に記載の発明は、ケースと、前記ケースに設けられ、第1軸線に沿ってスライドする第1操作部材と、前記ケースの内部に設けられ、前記第1操作部材の前記第1軸線に対して不一致状態の第2軸線に沿って、前記第1操作部材と連動してスライドする第2操作部材と、を備えていることを特徴とする押釦装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の押釦装置において、前記第1操作部材は、前記第1軸線が前記第2操作部材の前記第2軸線に対して直交する方向にずれていることを特徴とする押釦装置である。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の押釦装置において、前記第1操作部材は、前記第1軸線が前記第2操作部材の前記第2軸線に対して交差する方向に傾いていることを特徴とする押釦装置である。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の押釦装置において、前記ケース内に配置され、前記第2操作部材をスライド可能に保持するガイド保持部材を備えていることを特徴とする押釦装置である。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の押釦装置において、前記ケースの形状および大きさに応じてモジュールを前記ケース内に収納し、かつ前記ガイド保持部材が取り付けられる枠状部材を備えていることを特徴とする押釦装置である。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の押釦装置において、前記第2操作部材のスライド動作に応じてスイッチ動作するスイッチ部を備えていることを特徴とする押釦装置である。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求項6のいずれかに記載の押釦装置において、前記第2操作部材を前記ケースの外部に向けて付勢する付勢部材を備えていることを特徴とする押釦装置である。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜請求項7のいずれかに記載された押釦装置を備えていることを特徴とする時計である。
1、20 第1、第2の腕時計ケース
3 時計モジュール
4、21 中枠
7 押釦スイッチ
8 第1操作部材
8a 第1軸線
8b 第1円弧部
9 第2操作部材
9a 第2軸線
9b 第2円弧部
10 貫通孔
11 筒状部材
13 第1抜止め部材
15 ガイド保持部材
15a 軸取付孔
16 第2抜止め部
17 スイッチ接点部
18 固定接点部
19 板ばね部
23 第3円弧部

Claims (8)

  1. ケースと、
    前記ケースに設けられ、第1軸線に沿ってスライドする第1操作部材と、
    前記ケースの内部に設けられ、前記第1操作部材の前記第1軸線に対して不一致状態の第2軸線に沿って、前記第1操作部材と連動してスライドする第2操作部材と、
    を備えていることを特徴とする押釦装置。
  2. 請求項1に記載の押釦装置において、前記第1操作部材は、前記第1軸線が前記第2操作部材の前記第2軸線に対して直交する方向にずれていることを特徴とする押釦装置。
  3. 請求項1に記載の押釦装置において、前記第1操作部材は、前記第1軸線が前記第2操作部材の前記第2軸線に対して交差する方向に傾いていることを特徴とする押釦装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の押釦装置において、前記ケース内に配置され、前記第2操作部材をスライド可能に保持するガイド保持部材を備えていることを特徴とする押釦装置。
  5. 請求項4に記載の押釦装置において、前記ケースの形状および大きさに応じてモジュールを前記ケース内に収納し、かつ前記ガイド保持部材が取り付けられる枠状部材を備えていることを特徴とする押釦装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の押釦装置において、前記第2操作部材のスライド動作に応じてスイッチ動作するスイッチ部を備えていることを特徴とする押釦装置。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の押釦装置において、前記第2操作部材を前記ケースの外部に向けて付勢する付勢部材を備えていることを特徴とする押釦装置。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれかに記載された押釦装置を備えていることを特徴とする時計。
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