JP2016176491A - 断熱材 - Google Patents

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Taichi Nakamura
太一 中村
茂昭 酒谷
Shigeaki Sakatani
茂昭 酒谷
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Daido Komyoji
大道 光明寺
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修 中尾
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Abstract

【課題】折り曲げやすく、且つ容易に製造できるとともに、折り曲げても外包材の表面平滑性が失われず断熱性能を十分に確保することができる真空断熱材を提供すること。【解決手段】1つ以上の非伸縮部分と1つ以上の伸縮部分とが、交互に配置された、芯材部と、芯材部を包む外包部と、を含み、非伸縮部分には、伸縮部分よりも断熱材料が密に充填されている断熱材を用いる。さらに、上記外包部の内部は、真空状態である断熱材を用いる。また、上記伸縮部分の形状は、台形柱の形状である断熱材を用いる。【選択図】図1

Description

本発明は、断熱材に関する。特に、断熱性に優れた折り曲げることができる真空断熱材に関する。
保温や保冷をするために、機器においては、真空断熱材が用いられている。このような機器に真空断熱材を用いる場合には、保温や保冷をするための空間の周囲に、その形状に適合するように真空断熱材を変形させて配置していた。
例えば、湯沸かし器等の円柱状の空間を保温するために、円筒形状に変形できる真空断熱材を用いるものがあった(例えば、特許文献1参照)。
従来の真空断熱材を図5(a)、図5(b)を用いて説明する。図5(a)は、外包材501であり、図5(b)は、その外包材501に入れられる芯材部502である。
この真空断熱材は、2種類の異なる芯材を用いて折り曲げやすくしたものであった。
具体的には、薄い第1の芯材503の上に複数の第2の芯材504がある。第2の芯材504の間の第1の芯材503のところで曲がる。
特許第4897473号公報
上述した従来の真空断熱材では、外包材501で芯材部502を減圧封止した場合、外包材501の表面平滑性が失われるという問題があった。
具体的には、減圧封止する際に第1の芯材503と第2の芯材504とが位置ズレを起こし、外包材501内で減圧のバラつきが生じる。このことで、封止後に外包材501表面に凹凸が発生し、表面平滑性が失われるという問題があった。
この問題により、組み合わされる対象の発熱部と、外包材501との間に隙間が発生し断熱性能が低下する。この為、減圧封止する際の位置規制や減圧プロファイルの制約を高めざるを得なかった。
更に、2種類の異なる芯材を重ねて用いていることから、真空断熱材としたときに段差が生じ、折り曲げ時の負荷や機器の実使用時に伸縮部において外包材501が微小破損する場合があるという問題があった。
この問題により、外包材501の破損時には真空断熱材の減圧が除々に開放され、経時的に断熱性能が低下する為、破損した場合を考慮した機器の設計制約が必要であった。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、折り曲げやすく、折り曲げても外包材の表面平滑性が失われず断熱性能を十分に確保する断熱材を提供することになる。更には、外包材が微小破損しても断熱性能が低下しにくい芯材及びその芯材を用いることで、断熱材を提供する。
上記課題を解決するため、1つ以上の非伸縮部分と1つ以上の伸縮部分とが、交互に配置された芯材部と、芯材部を包む外包部と、を含み、
非伸縮部分には、伸縮部分よりも断熱材が密に充填されている断熱材を用いる。
本発明によれば、折り曲げやすく、折り曲げても外包材の表面平滑性が失われず断熱性能を十分に確保した断熱材を容易に製造して提供することができる。
(a)実施の形態の真空断熱材における外包材の斜視図、(b)実施の形態の真空断熱材における芯材部の斜視図 実施の形態の芯材部を示す断面図 実施の形態の芯材部を折り曲げる態様を示す断面図 (a)〜(c)実施の形態の芯材部の製造方法を説明する断面図 (a)従来の真空断熱材の外包材の斜視図、(b)従来の真空断熱材の芯の斜視図
以下に本発明の実施の一形態について図面に基づいて説明する。
図1(a)、図1(b)で実施の形態の真空断熱材を示す。図1(a)は、外包材120の斜視図、図1(b)は、芯材部110の斜視図である。芯材部110を外包材120に収納して密封し、外包材120の内部を減圧状態にすることによって、実施の形態による真空断熱材100を作ることができる。
(芯材部110)
<芯材部110の形状>
図2は実施の形態における芯材部110の断面図である。この図2に示した芯材部110は、芯材部110の長手方向(紙面の左右)に向かって1つ以上の非伸縮部114と1つ以上の伸縮部112とが交互に配置された直方体の構造である。各部は、長手方向と垂直方向へ伸びる、細長い形状である。各部の形状は、台形柱の形状である。従来の図5(b)であった溝は存在しない。非伸縮部114と伸縮部112とが、連続して、側面で繋がっている。ただし、非伸縮部114と伸縮部112との配置される方向は、長手方向に限定されず、交互に配置されることが重要である。また、全体の形状は、直方体に限定されない。非伸縮部114と伸縮部112とが配置される部分を含んでいれば形状は、限定されない。
図1(b)及び図2に示すように、非伸縮部114と伸縮部112とを合わせた芯材部110は、略一定の厚さDと、長さL(長手方向)と、幅Wとを有する略板状(直方体)の形状を有する。
芯材部110における非伸縮部114の各々は、略一定の厚さDと、表面は長さLs(幅W)、裏面は長さLb(幅W)とを有する略台形柱状を有する。
後述する図3に示すが、伸縮部112において折り曲げるため、非伸縮部114の数を2つ以上にするのがよい。
上述した伸縮部112と非伸縮部114との大きさは、真空断熱材100が配置される装置や機器の大きさに適合するように適宜定める。
特に、伸縮部112と非伸縮部114の厚さは、真空断熱材100が配置される装置や機器の大きさの他に、後述する伸縮部112及び非伸縮部114の材料を考慮して、要求される断熱効率となるように、適宜定める。
さらに、隣り合う非伸縮部114の間隔Sも、真空断熱材100が配置される装置や機器の大きさのほかに、折り曲げやすさや断熱効率を考慮して適宜定めればよい。
なお、後述するように、真空断熱材100を折り曲げるときには、伸縮部112の箇所で折り曲げることができる。
ここで、長さLb、長さLs、厚さDに関し、式1となる。
Lb=Ls+2Dtanθ・・・・(式1)
折り曲げ時に非伸縮部114における良好な断熱性を得る為には、θ≧45°がよく、式2となる。
Lb≧Ls+2D ・・・(式2)
これは、後述するが、真空断熱材100の折り曲げ時に、非伸縮部114の端部や端面が、当接し合ったり、押圧し合ったりするので、伸縮部112のみならず、非伸縮部114によって断熱することができる為である。
<伸縮部112>
伸縮部112は、断熱性及び屈曲性の観点から繊維集合体が使用される。繊維集合体は、作業性の観点から、上述したように、略板状の形態で使用されることが好ましい。
繊維集合体を、そのままの「わた状態」や、微細化した「粉体状」で使用する場合には、芯材部110の取り扱い性が低下するので、芯材部110を、後述する外包材120へ収納する工程が煩雑になり、作業性が悪化する。
繊維集合体は、無機繊維、有機繊維またはそれらの混合物からなる。
無機繊維としては、例えば、ガラス繊維(グラスウール)、アルミナ繊維、スラグウール繊維、シリカ繊維、ロックウール等が挙げられる。
有機繊維としては、例えば、ポリエステル繊維、アクリル繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、ナイロン繊維、ポリビニルアルコール繊維、ポリウレタン繊維、ポリノジック繊維、レーヨン繊維等の合成繊維、麻、絹、綿、羊毛等の天然繊維等が挙げられる。無機繊維および有機繊維は、1種からなる単独繊維または複数種の混合繊維として用いられる。
実施の形態では、伸縮部112として、グラスウールを用いるのがよい。この場合に、減圧した状態で、伸縮部112の厚さが略3ミリメートルとなるものがより望ましい。
このグラスウールは、抄造法によって略板状(マット状)にしたもの(平均繊維長が略10ミリメートルで、平均繊維径が略3マイクロメートル)を用いる。
また、このグラスウールは、減圧した状態では、密度が270キログラム/立方メートルである。
グラスウールは、折り曲げ性に優れるが、断熱性にやや劣るため、芯材部110において別途、非伸縮部114を配置することにより、折り曲げる部分は伸縮部112、断熱する部分は非伸縮部114と機能を分けることが特徴である。
伸縮部112は、グラスウールを主成分としているが、後述する非伸縮部114に充填されている断熱材料であるエアロゲルを含んでもよい。
但し、エアロゲルは靭性に乏しい性質を示すことから、折り曲げ性を損なわない為には、エアロゲルの充填率は35%以下であることが望ましい。後述する本発明の芯材部110の平滑性を出すため、5%以上を含む。
また、後述するが非伸縮部114を形成しやすくする為に、基材401全体に親水処理を施している。つまり、全体が親水性のものの中に疎水性の断熱材料の領域(非伸縮性部114)を設ける。各領域間が分けやすい。
非伸縮部114は、断熱材があり、外包材120に対して伸び縮みしにくい。
一方、伸縮部112は、断熱材料がなく、外包材120に対して伸び縮みしやすい。
ここで、伸縮部112は伸び縮みさせやすい為に繊維の嵩密度を400kg/m以下にしておくことが望ましいが一定の厚みを確保する為には10kg/m以上は必要となる。
<非伸縮部114>
非伸縮部114は、伸縮部112と同じ材料(繊維)に伸縮部112よりもエアロゲルが密に充填されている。
具体的には、優れた断熱性能を確保する為にエアロゲルの充填率は80%以上であることが望ましい。
エアロゲルは1次粒子1nm、2次粒子10nm前後、細孔径が10〜60nmのシリカで構成されている。
細孔径60nm以下であり、空気分子の平均自由工程約68nmより小さく、空気の滞留を抑制できることから断熱性に優れる。
このシリカエアロゲルは吸湿、吸水による特性劣化を防ぐ為、親水基を疎水基に置換することで疎水性を持たせている。
また、伸縮部112は非伸縮部114よりも靭性に乏しいエアロゲルの充填率が小さいことから、曲げ剛性も小さくなる。
以上のことから、伸縮部112の厚さD及び材質と、非伸縮部114の間隔S及び幅寸法Ls、Lbを適宜定め、伸縮部112の曲げ剛性が非伸縮部114の曲げ剛性よりも小さいことを利用して折り曲げやすくすることができる。
本発明の実施の具体例は、厚さDが3〜100mm、上述の式2の範囲において、間隔Sが最小30mmまで好適な折り曲げ性と断熱特性を得た。
(外包材120)
<外包材120の形状>
外包材120は、図1(a)に示すように、2枚のシート状の外包シート122a及び外包シート122bによって成形された袋状の形状を有する。
2枚の外包シート122a及び122bの各々は、同じ大きさの正方形や長方形の形状を有する。2枚の外包シート122a及び122bが、互いに重なり合うようにし、2枚の外包シート122a及び122bの4つの辺のうちの3つの辺の縁をヒートシールすることによって袋状に形成することができる。
ヒートシールしなかった1つの辺が、袋状の外包材120の開口部124となる。外包材120を袋状の形状にすることで、外包材120の内部を減圧した後、開口部124を形成する1つの辺をヒートシールすることで、真空断熱材100を形成でき、開口部124のみをヒートシールすればよいので、作業の効率を高めることができる。
2枚の外包シート122a及び122bの各々は、最外層と最内層とを含む複数の(図示せず)から構成されている。
外包シート122a及び122bの最内層が、袋状の外包材120の裏面となるように構成し、すなわち、最内層が、袋状の外包材120の内面となるように構成される。このようにすることで、袋状の外包材120の内部の真空状態を十分に維持することができる。
外包材120(外包シート122a及び122b)の大きさは、芯材部110を効率よくかつ的確に収納できる程度に、芯材部110より大きいものが好ましい。
<外包シート122a及び122bの材料>
外包シート122a及び122bは、ガスバリア性を有し内部を減圧に維持でき、かつ、ヒートシール可能なものであれば、どのようなものでも用いることができる。
上述したように、外包シート122a及び122bの各々は、単層又は複数の層から構成されており、層の各々には種々の材料が用いられる。
外包シート122a及び122bの各々の好適な具体例として、以下のガスバリアフィルムがある。
例えば、最外層がナイロンであり、第1の中間層がアルミ蒸着PET(ポリエチレンテレフタレート)であり、第2の中間層がアルミ箔であり、最内層が高密度ポリエチレンである4層構造のガスバリアフィルムがある。
また、最外層がポリエチレンテレフタレート樹脂であり、中間層がアルミ箔であり、最内層が高密度ポリエチレン樹脂である3層構造のガスバリアフィルムがある。
さらに、最外層がPET樹脂であり、中間層がアルミニウム蒸着層を有するエチレンービニルアルコール共重合体樹脂であり、最内層が高密度ポリエチレン樹脂である3層構造のガスバリアフィルムがある。
(真空断熱材100)
図1に示したように、袋状の外包材120の内部に、芯材部110を収納した後、外包材120の内部を減圧し、開口部124をヒートシールすることによって、減圧状態を維持でき、真空断熱材100を形成することができる。
<真空断熱材100の折り曲げ>
図3は、真空断熱材100を折り曲げた状態を示す断面図である。図3は、非伸縮部114の表面積が大きい側に、つまり図2で示すところのLb側を内側として折り曲げた状態を示す。
なお、図3は伸縮部112と非伸縮部114とを明確に示すために外包材120は、
省略して示した。
図3のように折り曲げた場合、折り曲げることによって、非伸縮部114のLs側はあまり変化なく、Lb側が少し縮じむ。結果、非伸縮部114の断熱性が高くなる。
また、これにより外包材120が破損したとしても伸縮部112のみならず、非伸縮部114によって断熱することから、破損箇所の断熱効率も低下しにくくすることができる。
また、真空断熱材100を折り曲げる角度については、真空断熱材100が配置される装置や機器の形状に応じて定めればよい。いずれの場合であっても、非伸縮部114のみに屈曲部が形成されるように、折り曲げるのが好ましい。
(芯材部110の製造方法)
まず始めに、芯材部110の製造方法の一例の全体フロー示す。
(1)原料混合:高モル珪酸ソーダ(珪酸水溶液、Si濃度14%)に触媒として濃塩酸(12N)を1.4wt%添加し攪拌し、ゾル溶液を調合する。
・ 含浸:基材(材質グラスウール、厚み仕様10mm、目付12g/m、寸法A4)にゾル溶液を注ぎ、ロールでゾル溶液を不織布に押し込んで含浸させる。
・ ゾル溶液を含浸させた不織布をPPフィルム(厚み50um×2枚、寸法A3)に挟み、室温23℃で約15分放置してゾルをゲル化させる。
・ 厚み規制:ゲル化を確認後、ギャップを10mm(フィルム厚込み)に設定した2軸ロールにフィルムごと含浸不織布を通して、不織布から余分なゲルを絞りだして厚みを10mm狙いで規制すると共に表面平滑性を付与する。
・ 養生:容器にフィルムごとゲルシートを入れて、乾燥防止のために85℃/85RH%の恒温恒湿槽に3時間入れて、シリカ粒子を成長(シラノールの脱水縮合反応)させて多孔質構造を形成させる。
・ フィルム剥がし:養生容器からシートを取り出して、フィルムを剥がす。
・ 疎水化1(塩酸浸漬工程):芯材部110を塩酸(6〜12規定)に浸漬後、常温23℃で1時間放置して芯材部110の中に塩酸を取り込む。
・ 疎水化2(シロキサン処理工程):芯材部110を例えば、シリル化剤であるオクタメチルトリシロキサンと両親媒性溶剤である2−プロパノール(IPA)の混合液に浸漬させて、55℃の恒温槽に入れて2時間反応させる。トリメチルシロキサン結合が形成され始めると、芯材部110から塩酸水が排出され、2液分離する(上層にシリル化剤、下層に塩酸水)。
・ 乾燥:ゲルシートを150℃の恒温槽に移して2時間乾燥させる。
<含浸方法>
ここで、図1、図2のように芯材部110において伸縮部112と非伸縮部114の2つの部位に分ける方法について図4を用いて説明する。
上記(2)含浸プロセスにおいて、図4(a)のようにゾル溶液を封入したシリンジ400より、基材401の特定の場所にゾル溶液402を含浸させる。
次に図4(b)のように含浸させたゾル溶液402が放射状に濡れ拡がり、最後に図4(c)のように断面でみるとハの次になるような形状で含浸を完了させる。
ここで、基材401は、親水化材料または、親水化しておく。基材401中でゾル溶液402は、疎水性であるので、その領域は明確に分かれる。結果、芯材部110が曲がるときに曲げやすい。
上記(2)含浸プロセス以降は上記芯材部110の製造方法の(3)〜(9)のプロセスを経ることにより、図1、図2のような芯材部110を得ることが可能になる。
(まとめ)
本発明の真空断熱材を用いれば、保温や保冷をするために断熱を要する容器等の機器の形状に追従可能な屈曲性のある断熱材を容易に製造して提供することができる。
詳しくは、本発明の芯材及びその芯材を用いた真空断熱材を用いることにより、従来の真空断熱材と同等の折り曲げ性を維持しつつ、折り曲げ時の外包材の表面平滑性の改善ができる。
空気の熱伝導率28mW/mKに対しエアロゲルの熱伝導率が15〜20mW/mKであることから、トータルの断熱性能としては従来より断熱性能が5割程度改善できる。
更には外包材が微小破損しても、空気の熱伝導率28mW/mKに対しエアロゲルの熱伝導率が15〜20mW/mKであることから、微小破損時の断熱性能も2割〜4割程度改善することができる。
本願発明では、芯材部110を外包材120に減圧封止することで、芯材部110からの露出させない形態をとったが、エアロゲルの粉落ちの問題が回避、或いは粉落ちしたとしても問題の無い機器に対しては、外包材120を用いずに芯材部110単体で使用しても効果の発現には支障をきたさない。
なお、外包材120の内部を真空にしなくともよい。
本発明の真空断熱材は冷蔵庫など、広く冷熱機器内に利用される。
100 真空断熱材
110 芯材部
112 伸縮部
114 非伸縮部
120 外包材
122a、122b 外包シート
124 開口部
400 ゾル溶液を封入したシリンジ
401 基材
402 ゾル溶液
501 外包材
502 芯材部
503 第1の芯材
504 第2の芯材

Claims (8)

  1. 1つ以上の非伸縮部分と1つ以上の伸縮部分とが、交互に配置された芯材部と、
    前記芯材部を包む外包部と、を含み、
    前記非伸縮部分には、前記伸縮部分よりも断熱材料が密に充填されている断熱材。
  2. 前記外包部の内部は、真空状態である請求項1記載の断熱材。
  3. 前記伸縮部分の形状は、台形柱の形状である請求項1または2記載の断熱材。
  4. 前記非伸縮部分の形状は、台形柱の形状である請求項1から3のいずれか1項に記載の断熱材。
  5. 前記芯材部は、直方体であり、
    前記直方体の第1面における前記非伸縮部分の表面積と、
    前記第1面に対向する、前記直方体の第2面における前記非伸縮部分の表面積とは等しくない、請求項1〜4のいずれか1項に記載の断熱材。
  6. 前記非伸縮部分と前記伸縮部分は、同じ繊維を含む請求項1〜5のいずれか1項に記載の断熱材。
  7. 前記断熱材料が、エアロゲルである請求項1〜6のいずれか1項に記載の断熱材。
  8. 前記非伸縮部分は、疎水性であり、前記伸縮部分は親水性である請求項1〜7のいずれか1項に記載の断熱材。
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