JP2016174578A - 微小粒子選別装置および前記装置を備えた微小粒子回収装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 微小粒子を保持可能な保持部を設けた保持手段と、前記保持部に保持された微小粒子の中から目的とする微小粒子を検出する手段とを備え、かつ前記目的とする微小粒子が当該粒子の表面または内部に存在する特定物質に蛍光物質が結合された粒子であり、前記微小粒子を検出する手段が前記蛍光物質から発せされる蛍光を検出する手段であり、前記微小粒子を検出する手段で検出可能な位置検出部を前記保持手段にさらに設けた、微小粒子選別装置、および前記選別装置と回収手段とを備えた微小粒子回収装置により、前記課題を解決する。
【選択図】 図3
Description
微小粒子を保持可能な保持部を設けた保持手段と、前記保持部に保持された微小粒子の中から目的とする微小粒子を検出する手段とを備えた、微小粒子選別装置であって、
前記目的とする微小粒子が、当該粒子の表面または内部に存在する特定物質に蛍光物質が結合された粒子であり、
前記微小粒子を検出する手段が、前記蛍光物質から発せされる蛍光を検出する手段であり、
前記微小粒子を検出する手段で検出可能な位置検出部を、前記保持手段にさらに設けた、
前記選別装置である。
(1)微小粒子を含む液体を保持手段に導入する工程
(2)前記微小粒子を保持手段に設けた保持部に保持させる工程
(3)保持部に保持された微小粒子の中から、微小粒子を検出する手段で目的とする微小粒子を選別する工程
(4)目的とする微小粒子を回収手段で回収する工程
さらに本発明の第七の態様は、以下の(1)から(4)の工程を含む、前記第四または第五の態様に記載の回収装置を用いた、液体に含まれる目的の微小粒子に液体を投与する方法である。
(1)微小粒子を含む液体を基板に導入する工程
(2)前記微小粒子を基板に設けた保持部に保持させる工程
(3)保持部に保持された微小粒子の中から、微小粒子を検出する手段で目的とする微小粒子を選別する工程
(4)回収手段を用いて目的とする微小粒子に液体を投与する工程
また本発明の第八の態様は、前記(2)の工程を誘電泳動力を利用して行なう、前記第六または第七の態様に記載の方法である。
貫通孔111aを有した平板状の遮光部材111と、貫通孔112aを有した平板状の絶縁体112と、導入口113a、排出口113bおよび貫通部113cを有した平板状のスペーサ113とからなる微小粒子導入保持手段110と、
微小粒子導入保持手段110を上下方向に密着して挟むよう設けた電極121・122と、
電極121・122同士を接続する導線130と、
電極121・122に信号を印加する信号発生器140と、
を備えている。遮光部材111が有する貫通孔111aと絶縁体112が有する貫通孔112aとは互いに同一の寸法および形状であり、かつそれぞれの貫通孔の位置が一致するよう遮光部材111および絶縁体112を設けている。貫通孔111a、貫通孔112aおよび遮光部材111の下部に密着して設けた電極121により保持部150が構成され、導入口113aから微小粒子を含む液体を導入すると、貫通部113cを通じて保持部150へ微小粒子が導入される。電極122はスペーサ113上部に密着して設けており、導入口113aから導入した、微小粒子を含む液体の飛散や蒸発を防止している。なお保持部150に保持した微小粒子の回収を容易にするため、電極122はスペーサ113から取り外し可能な構造となっている。
装置の土台となるベース310と、
図1および2に記載の基板100と、
基板100および後述する回収チューブ500をXY軸方向(水平方向)に移動させるための基板移動部320と、
基板100に励起光源を照射するための励起光源照射部330と、
励起光源照射部330を基板100に照射することで得られる、基板に設けた保持手段および保持部に保持された微小粒子に係る蛍光情報を取得するための検出部(対物レンズ)340および計測部(画像取得カメラ)350と、
前記蛍光情報を照合・解析することで、前記保持部内に保持された微小粒子由来の蛍光情報を抽出するための解析部360と、
ベース310上に備えた、基板100に設けた保持部に保持された、目的とする微小粒子を回収するためのノズル410および吸引吐出ポンプ420と、
ノズル410をZ軸方向(垂直方向)に移動させるためのノズル移動部430と、
ノズル410で吸引した前記目的とする微小粒子を回収するための回収チューブ500と、
を備えている。なお基板100に設けた保持部に保持された微小粒子は、検出部340および計測部350で光学的に検出することから、少なくとも前記保持部は透光性材料で形成する必要がある。ノズル410の先端部は、測定試料由来のコンタミネーションを防止するため、取り外し可能な構造とするとよい。
図1に示す基板100に設けた導入口113aから細胞200を含む液体を導入し、誘電泳動力600を利用して細胞200を保持部150へ導入させる。具体的には、信号発生器140から電極121・122へ交流電圧を印加することで誘電泳動力600を発生させ、保持部150へ細胞200を導入する。図1に示す基板100に導入する細胞を含む液体は、誘電泳動力で細胞が移動できるよう懸濁された液であればよく、例えば、マンニトール、グルコース、スクロース等の糖類を含んだ水溶液や、当該水溶液に塩化カルシウム、塩化マグネシウム等の電解質、および/またはBSA(ウシ血清アルブミン)等のタンパク質をさらに含んだ水溶液に、細胞を含んだ試料を懸濁させた液体があげられる。特に細胞を含む液体として、マンニトールを含む水溶液に細胞を含んだ試料を懸濁させた液体を用いると、細胞へのダメージが少なくなる点で好ましい。添加するマンニトールの濃度は等張液となる濃度とすればよく、具体的には250mMから350mMの間とするとよい。
図1に示す基板100に設けた導入口113aから接着物質700を含む試薬を導入することで、保持部150を接着物質700で修飾し、接着物質700を介して保持部150と保持部に導入した細胞200とを接着させる。なお接着物質700による保持部150の修飾は前記(1)の工程の前に実施してもよい。
排出口113bから接着物質700を含む試薬を排出した後、導入口113aから細胞固定試薬を含む細胞膜透過試薬を導入することで、保持部150に導入した細胞200を標本化する。
後述の標識工程における非特異標識の発生を防止するため、導入口113aから洗浄液を導入して、残存した細胞膜透過試薬を除去した後、導入口113aから非特異標識を防止するためのブロッキング試薬を導入する。洗浄液は、細胞膜透過試薬に含まれる有機溶媒成分(エタノール、ホルムアルデヒド等)を除去可能な水系溶媒であればよく、例えば、Phosphate Buffered Saline(PBS)があげられる。また洗浄液に界面活性剤を添加すると、液置換による洗浄が容易に行なえるため好ましく、前記好ましい洗浄液の一例として、Tween 20(商品名)を0.05(v/v)%添加したPBSがあげられる。
排出口113bからブロッキング試薬を排出した後、導入口113aから標識試薬を導入して、標本化した細胞を標識させる(標識化細胞210)。標識試薬は、目的細胞の検出に適した標識物質の中から適宜選択すればよい。例えば目的細胞が血中循環癌細胞(CTC)の場合、蛍光標識された抗サイトケラチン抗体もしくは抗EpCAM抗体を含む溶液や、白血球染色試薬である抗CD45抗体と細胞核染色試薬である4’,6−diamidino−2−phenylindole(DAPI)、Hoechst 33258(商品名)、Hoechst 33342(商品名)等との混合溶液が使用できる。なお抗原抗体反応を利用して目的細胞を標識する場合であって、当該細胞における抗原発現量が少ないときは、当該抗原に対する抗体を含む標識試薬を添加後、添加した抗体に対する抗体を順次添加していくことで蛍光シグナルを増幅させる方法を採用してもよい。
標識試薬に由来するバックグラウンドの上昇を防止するため、導入口113aから洗浄液を導入して、残存した標識試薬を除去した後、基板移動部320で基板をXY軸方向に移動させながら、検出部340および計測部により、標識化細胞(目的細胞)210の蛍光および位置情報を取得し、目的細胞210の位置を検出する。位置情報の取得は、あらかじめ検出部340および計測部により、基板(微小粒子保持手段)に設けた位置検出部のうち最低3箇所を検出し、その中心(重心)を算出し記録する。その後、保持部150に保持された目的細胞210由来の蛍光情報に基づき、前記検出した位置検出部のうちの1点を(x,y,z)=(0,0,焦点位置からの計測値)としたときの位置情報を取得し、検出部340および計測部で得られた蛍光情報から目的細胞210を選別し、目的細胞210の位置を検出する。洗浄液としては、標識試薬を除去できる水系の溶媒であればよく、一例として前記(4)の工程で洗浄液として用いた、PBSやTween 20を0.05(v/v)%添加したPBSがあげられる。なお目的細胞210がCTCの場合、検出部340および計測部により、抗サイトケラチン抗体または抗EpCAM抗体由来の蛍光が確認され、DAPI等の細胞核染色試薬由来の蛍光が確認され、かつ抗CD45抗体由来の蛍光が確認されない細胞を選別すればよい。
検出部340および計測部により選別した目的細胞210を回収するために、電極122をスペーサ113から取り外した後、ノズル410で吸引することで、基板100から目的細胞210を回収する。電極122を取り外す際は、スペーサ113を剥がさないよう取り外す必要がある。もしスペーサ113が絶縁体112から剥がれると、装置内に保持されている溶液が系外に流れてしまい、目的細胞210が破壊されるからである。
ノズル410による吸引で回収した目的細胞210を回収チューブ500へ吐出し、回収チューブ500へ目的細胞210が吐出されたかどうかを検出部340で検出する。図3に示す装置では、ノズル210で目的細胞210を吐出する方法としてポンプ420を用いた陽圧により吐出する方法を、検出部340で目的細胞210を検出する方法として、回収チューブ500底面に吐出された目的細胞210由来の蛍光画像を底面側から(対物レンズ)340および計測部(画像取得カメラ)で取得する方法を、それぞれ採用している。なお検出部340で目的細胞210を検出する方法としては、前述した方法の他にも、回収チューブ500底面に吐出された目的細胞210由来の蛍光画像を回収チューブ500開口部側から検出部340および計測部で取得する方法や、あらかじめ目的細胞210を含む溶液および比重の重たい液体を回収チューブ500へ滴下した上で、当該回収チューブ500へ目的細胞210を吐出することで重層させた後、回収チューブ500底面側に設けた検出部340から蛍光画像を取得する方法があげられる。
本態様の微小流路回収装置は、前記(6)の工程で検出した目的細胞に特殊な薬液を吐出することも可能である。あらかじめ必要な薬液をノズルおよび吸引吐出用ポンプで必要量吸引し、前記(7)の工程に記載の方法と同様な方法で、前記(6)の工程で検出した目的細胞が標本化されている保持部をノズルの中心に移動させた後、ノズルおよび吸引吐出用ポンプで前記保持部へ薬液を吐出すればよい。
以下に示す方法で、図3に示す、遮光部材111と絶縁体112と電極121とが一体となった微小粒子保持手段114を作成した。
(1)ITO導電膜を成膜した1.2mm厚の青板ガラス基板上にCr膜を200nm成膜した。
(2)レジスト剤をスピンコーターで塗布し、微細孔111a、位置検出部(四角マーク)115・116、および位置検出部(十字マーク)117を形成する領域をマスキングした。なお位置検出部115は図3(B)に示すように内部にさらに細かな四角形状を形成した。一般に対物レンズの焦点位置の決定は、顕微鏡の対物レンズを上下させたときに撮像した画像の微分値の変化を求め、微分値が最大となる対物レンズの位置を最も焦点が合った位置に決定する。前記操作を行なう際、コントラストの変動部(明暗の差)を撮像画像に多く分布させると、広い範囲の画像領域で焦点位置を容易かつ精度よく特定することができるため、位置検出部115を図3(B)に示した形状とした。
(3)UV光源で露光し、エッチング(現像液:リン酸塩:4%)処理することで、マスキングした領域のCr膜を除去した後、ベークすることでパターンを形成した。
(4)レジストを除去後、マイクロケム社製SU−8をスピンコーターにより厚さ40μmとなるよう塗布し、95℃でベーク後、微細孔111aと同じ位置をマスキングした。
(5)UV光源で露光し、現像工程(現像液:プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート)およびベーク工程により、図3に示す微小粒子保持手段114を作製した。なお位置検出部116と位置検出部117の領域は、エッチング処理でCr膜は除去されているが、SU−8膜は残存したままである。SU−8は若干ではあるが自己蛍光を有しているため、検出部および計測部による目的細胞由来の蛍光を検出する際、当該目的細胞とともに位置検出部も検出することができる。
(1)実施例1で作製した微小粒子保持手段114(図8)のうち、3つの位置検出部(四角マーク)115a・115b・115cが蛍光顕微鏡の検出部(対物レンズ)中央に概ね位置するよう、基板移動部を用いて保持手段114を移動し、各位置検出部の画像を取得した。
(2)取得した画像を2値化し、位置検出部115の四角形状が明確となるように焦点を合わせた。
(3)2値化画像の重心に対物レンズ光軸の中心(または撮像画像の中央)を一致させて、位置検出部115a・115b・115cの基板移動部での座標に対する物理座標を計測した。
(4)保持手段114の取り外し毎に位置検出部115a・115b・115cにおける基板移動部での物理座標を計測し、ヘルマート変換による補正係数を算出した上で、位置検出部115aを原点とする座標系に変換した(3点補正)。
(5)(4)に記載の補正を行なった後で、図8(A)のE領域にある位置検出部(十字マーク)の十字が交差する位置の座標を測定した。
(6)保持手段114の取り外し操作を計10回行ない、その都度(4)に記載の補正および(5)に記載の座標測定を行なった。
実施例2(1)から(3)の操作を行なった後は、位置座標を補正は行なうことなく、保持手段114の取り外し操作を20回行ない、その都度図8(A)のE領域にある位置検出部(十字マーク)の十字が交差する位置の座標を測定した。結果を図9の黒ひし形に示す。取得した20個の座標位置ずれは最大40μm程度になった。
実施例2(4)の補正を位置検出部115aにおける基板移動部での物理座標に基づき行ない(1点補正)、保持手段114の取り外し操作を20回行なった他は、実施例2と同様の操作を行なった。結果を図9の白丸に示す。取得した20個の座標位置ずれは最大20μmとなり、3点補正(実施例2)と比較するとずれは大きくなったものの、補正なし(比較例1)との比較ではずれを抑えることができた。
(1)実施例1で作製した微小粒子保持手段114(図8)に、スペーサ113および電極122を組み合わせることで、図1に記載の基板100を作製した。
(2)作製した基板100に設けた導入口113aからモデル癌細胞を導入し、図5(1)から(5)までの操作を行なった。なお標識試薬としては、細胞を標識するための蛍光標識された抗CK(Cytokeratin)抗体、白血球を染色するための蛍光標識された抗CD45抗体と、細胞核染色試薬であるDAPI(4’,6−diamidino−2−phenylindole)を用いた。なお抗CK抗体への蛍光標識、抗CD45抗体への蛍光標識、およびDAPIが発する蛍光波長は、それぞればらばらとなるよう(すなわち、3つの蛍光として測定できるよう)設定した。
(3)(2)の操作後、保持手段114のうち貫通部113cに位置する領域全てに対して、抗CK抗体への蛍光標識、抗CD45抗体への蛍光標識、およびDAPIが発する蛍光を測定し、画像を取得した。その後各撮像位置における抗CK抗体由来の蛍光画像を基準に位置検出部(十字マーク)の形状を認識し、各位置検出部(十字マーク)の座標を算出した。
(4)抗CD45抗体由来の蛍光画像およびDAPI蛍光画像について、(3)に記載の方法で各位置検出部(十字マーク)の座標を算出し、各画像における位置検出部(十字マーク)の座標を算出した。
(5)抗CK抗体由来の蛍光画像を基準に、抗CD45抗体由来の蛍光画像およびDAPI蛍光画像を位置検出部(十字マーク)が重なるよう位置補正を行なった後、各画像毎に輝度情報を基に閾値を設け2値化処理を行なった。
110:微小粒子導入保持手段
111:遮光部材
112:絶縁体
111a、112a:貫通孔
113:スペーサ
113a:導入口
113b:排出口
113c:貫通部
114:微小粒子保持手段
115、116:位置検出部(四角マーク)
117:位置検出部(十字マーク)
121、122:電極
130:導線
140:信号発生器
150:保持部
200:細胞
210:標識化細胞(目的細胞)
310:ベース
320:基板移動部
330:励起光源
340:検出部(対物レンズ)
350:計測部(画像取得カメラ)
360:解析部
410:ノズル
420:吸引吐出用ポンプ
430:ノズル移動部
440:ノズル照射部
451:ノズル照射部からの光
452:ノズル先端部から発せられる光
460:導光部
500:回収チューブ
600:誘電泳動力
700:接着物質
Claims (8)
- 微小粒子を保持可能な保持部を設けた保持手段と、前記保持部に保持された微小粒子の中から目的とする微小粒子を検出する手段とを備えた、微小粒子選別装置であって、
前記目的とする微小粒子が、当該粒子の表面または内部に存在する特定物質に蛍光物質が結合された粒子であり、
前記微小粒子を検出する手段が、前記蛍光物質から発せされる蛍光を検出する手段であり、
前記微小粒子を検出する手段で検出可能な位置検出部を、前記保持手段にさらに設けた、
前記選別装置。 - 目的とする微小粒子の表面または内部に存在する特定物質に結合する蛍光物質が複数あり、微小粒子を検出する手段が前記複数の蛍光物質から発せされる蛍光を検出する手段である、請求項1に記載の選別装置。
- 微小粒子を検出する手段で取得した位置検出部の位置情報に基づき、微小粒子を検出する手段で取得した微小粒子の位置情報を補正する、請求項1または2に記載の選別装置。
- 請求項1から3のいずれかに記載の選別装置と、前記選別装置により選別された目的とする微小粒子をノズルによる吸引吐出により回収する回収手段とを備えた、微小粒子回収装置。
- ノズルの先端部が透光性材料で形成されており、かつ前記ノズルに光を照射するための照射手段および照射した光を前記ノズルの先端部に導くための導光手段を回収手段にさらに設けた、請求項4に記載の回収装置。
- 以下の(1)から(4)の工程を含む、請求項4または5に記載の回収装置を用いた、液体に含まれる微小粒子を回収する方法。
(1)微小粒子を含む液体を保持手段に導入する工程
(2)前記微小粒子を保持手段に設けた保持部に保持させる工程
(3)保持部に保持された微小粒子の中から、微小粒子を検出する手段で目的とする微小粒子を選別する工程
(4)目的とする微小粒子を回収手段で回収する工程 - 以下の(1)から(4)の工程を含む、請求項4または5に記載の回収装置を用いた、液体に含まれる目的の微小粒子に液体を投与する方法。
(1)微小粒子を含む液体を基板に導入する工程
(2)前記微小粒子を基板に設けた保持部に保持させる工程
(3)保持部に保持された微小粒子の中から、微小粒子を検出する手段で目的とする微小粒子を選別する工程
(4)回収手段を用いて目的とする微小粒子に液体を投与する工程 - 前記(2)の工程を誘電泳動力を利用して行なう、請求項6または7に記載の方法。
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