JP2016172382A - タイヤ加硫装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 クランプ装置により把持されるブラダー端部の変形を抑制し、クランプ装置からのブラダー端部の抜けを防止することを可能にしたタイヤ加硫装置を提供する。【解決手段】 空気入りタイヤTの外表面を成形するモールド10と、該空気入りタイヤTの内側に挿入される筒状のブラダー20と、該ブラダー20の端部を把持する一対のクランプ部材61,62からなるクランプ装置60とを備えたタイヤ加硫装置において、クランプ装置60に一方のクランプ部材61を貫通して他方のクランプ部材62に螺合する複数本のボルト63をブラダー20の周方向に沿って配設し、各ボルト63と一方のクランプ部材61との間にバネ要素としてコイルバネ66を介在させ、該バネ要素の弾性復元力に基づいて一対のクランプ部材61,62の相互間にブラダー20の端部を把持する。【選択図】 図4
Description
本発明は、ブラダー端部を把持する一対のクランプ部材からなるクランプ装置を備えたタイヤ加硫装置に関し、更に詳しくは、クランプ装置により把持されるブラダー端部の変形を抑制し、クランプ装置からのブラダー端部の抜けを防止することを可能にしたタイヤ加硫装置に関する。
タイヤ加硫装置は、通常、空気入りタイヤの外表面を成形するモールドと、該空気入りタイヤの内側に挿入される筒状のブラダーと、該ブラダーの端部を把持する一対のクランプ部材からなるクランプ装置とを備えている。このようなタイヤ加硫装置において、一対のクランプ部材の合わせ面にはブラダーの端部を収容するための空隙が形成され、その空隙内にブラダーの端部を収容した状態で一対のクランプ部材が互いにボルト締めされている(例えば、特許文献1〜3参照)。
上述したタイヤ加硫装置を用いて空気入りタイヤの加硫を行う場合、ブラダーの内部にはスチームや窒素ガス等の加熱加圧媒体が導入されるため、ブラダー自体が高温に晒される。そして、加硫時にブラダーが熱膨張すると、ブラダーの把持された端部が一対のクランプ部材の相互間からはみ出して、その後に冷やされることでブラダー端部が痩せ細った状態になる。このような加硫工程を反復的に行うことにより、ブラダー端部の痩せ細りが顕在化し、やがてブラダー端部がクランプ装置から抜け易くなる。
特に、近年では、ブラダーをインジェクション成形する際の加工性を改善するためにコンパウンドを低粘度化したり、ブラダーのグリーンタイヤへのフィッティング性を改善するためにコンパウンドを低モジュラス化したりすることが行われているが、このような低粘度化や低モジュラス化の背反としてセット性が低下し、ブラダーに変形を生じ易くなっている。このことは、加硫工程におけるブラダー端部の痩せ細りを促進し、延いては、クランプ装置からのブラダー端部の抜けを生じ易くしている。
また、異なる製造会社から提供されるブラダーは必ずしも同一形状の端部を有しているわけではないので、ブラダー端部の形状によりクランプ装置による把持状態が大きく異なり、その抜け易さも大きく異なっている。そのため、ブラダー端部の形状が異なる場合であっても、クランプ装置からのブラダー端部の抜けを効果的に防止することが求められている。
本発明の目的は、クランプ装置により把持されるブラダー端部の変形を抑制し、クランプ装置からのブラダー端部の抜けを防止することを可能にしたタイヤ加硫装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明のタイヤ加硫装置は、空気入りタイヤの外表面を成形するモールドと、該空気入りタイヤの内側に挿入される筒状のブラダーと、該ブラダーの端部を把持する一対のクランプ部材からなるクランプ装置とを備えたタイヤ加硫装置において、前記クランプ装置に一方のクランプ部材を貫通して他方のクランプ部材に螺合する複数本のボルトを前記ブラダーの周方向に沿って配設し、各ボルトと前記一方のクランプ部材との間にバネ要素を介在させ、該バネ要素の弾性復元力に基づいて前記一対のクランプ部材の相互間に前記ブラダーの端部を把持するようにしたことを特徴とするものである。
本発明では、クランプ装置に一方のクランプ部材を貫通して他方のクランプ部材に螺合する複数本のボルトをブラダーの周方向に沿って配設し、各ボルトと一方のクランプ部材との間にバネ要素を介在させ、該バネ要素の弾性復元力に基づいて一対のクランプ部材の相互間にブラダーの端部を把持するようにしているので、加硫時にブラダーが熱膨張した際にバネ要素が変形してクランプ部材の相互間隔の変化を許容する。そのため、加硫時に熱膨張したブラダーの把持された端部がクランプ部材の相互間からはみ出してしまうことを防止し、それに起因するブラダー端部の変形を抑制し、延いては、クランプ装置からのブラダー端部の抜けを防止することができる。また、上述のようにクランプ部材の相互間隔の変化が許容されるものの、加硫工程においてはバネ要素の弾性復元力に基づいて一対のクランプ部材の相互間にブラダー端部をしっかりと把持することが可能である。
更に、バネ要素の弾性復元力に基づいて一対のクランプ部材の相互間にブラダーの端部を把持するようにしているので、ブラダー端部の形状が異なる場合であっても、そのブラダー端部をしっかりと把持することができ、クランプ装置からのブラダー端部の抜けを効果的に防止することができる。
本発明において、一対のクランプ部材の合わせ面に端部形状が異なる複数種類のブラダーの端部を共通して収容可能な空隙部を設けることが好ましい。つまり、タイヤ加硫装置に適用される端部形状が異なる複数種類のブラダーを想定し、これらブラダーの端部を共通して収容可能な大きさを有する空隙部を設けることにより、加硫時に熱膨張したブラダーの把持された端部がクランプ部材の相互間からはみ出すことをより確実に防止し、ブラダー端部の変形を効果的に防止することができる。そのため、端部形状が異なる複数種類のブラダーを使用する場合であっても、安全かつ確実にブラダー端部を把持した状態で加硫を行うことができる。
また、一対のクランプ部材の合わせ面にブラダーの端部を収容可能な空隙部を設け、これら一対のクランプ部材が常温においてブラダーの端部に形成された厚肉部と空隙部との間に隙間を空けた状態でブラダーの端部を把持することが好ましい。このようにブラダーの端部に形成された厚肉部と空隙部との間に隙間を空けることにより、加硫時におけるブラダー端部の厚肉部の熱膨張を受容し、ブラダー端部がクランプ部材の相互間からはみ出すことをより確実に防止し、ブラダー端部の変形を効果的に防止することができる。
バネ要素はコイルバネであることが好ましい。バネ要素としてコイルバネを用いた場合、ブラダー端部を把持する際の圧縮力の変動を最小限に抑え、ブラダー端部を安定した状態で把持することができる。
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明が適用されるタイヤ加硫装置の一例を示すものである。
図1に示すように、このタイヤ加硫装置は、空気入りタイヤTの外表面を成形するモールド10と、空気入りタイヤTの内側に挿入される筒状のブラダー20と、該ブラダー20を操作する中心機構30と、該ブラダー20の内側に加熱加圧媒体を供給する媒体供給手段40と、モールド10を加熱する加熱手段50とを備えている。
モールド10は、空気入りタイヤTのサイドウォール部を成形するための下側サイドプレート11及び上側サイドプレート12と、空気入りタイヤTのビード部を成形するための下側ビードリング13及び上側ビードリング14と、空気入りタイヤTのトレッド部を成形するための複数のセクター15とから構成され、そのモールド10の内側で空気入りタイヤTを加硫成形するようになっている。なお、モールド10の構造は特に限定されるものではなく、図示のようなセクショナルタイプのモールドのほか、二つ割りタイプのモールドを使用することも可能である。
中心機構30は、空気入りタイヤTの中心位置に配置されていて鉛直方向に昇降自在に構成されたセンターポスト31と、下側ビードリング13に対して連接するように配置された下側クランプリング32と、該下側クランプリング32とセンターポスト31との間に配置されたシリンダ33と、センターポスト31の上部に固定された上側クランプリング34と、該上側クランプリング34に装着される補助リング35とから構成されている。シリンダ33には、ブラダー20内に加熱加圧媒体を供給するための媒体供給路36やブラダー20内から加熱加圧媒体を排出するための媒体排出路37が形成されている。
ブラダー20は、その軸方向の両端部に形成された厚肉部21,21と、これら厚肉部21,21の相互間に延在する膜部22とから構成されている。そして、ブラダー20は、その下端部が下側ビードリング13と下側クランプリング32との間に把持され、その上端部が上側クランプリング34と補助リング35との間に把持されている。つまり、下側ビードリング13及び下側クランプリング32が一対のクランプ部材に相当し、これら一対のクランプ部材がクランプ装置60を構成している。また、上側クランプリング34及び補助リング35が一対のクランプ部材に相当し、これら一対のクランプ部材が他のクランプ装置60を構成している。図1に示すような加硫状態において、ブラダー20は空気入りタイヤTの径方向外側に向かって拡張した状態にあるが、加硫後に空気入りタイヤTをモールド10内から取り出す際には上側クランプリング34が上方に移動し、それに伴ってブラダー20が空気入りタイヤTの内側から抜き取られるようになっている。
媒体供給手段40は、所定の温度及び圧力に調整されたスチームと、所定の圧力に調整された窒素ガスとを加熱加圧媒体として適時供給するようになっている。このような加熱加圧媒体は、媒体供給路36を介してブラダー20の内部に導入され、媒体排出路37を介してブラダー20の外部に排出される。そして、加熱加圧媒体の圧力に基づいて加硫時に空気入りタイヤTを内側からモールド10の内面に向かって押圧するようになっている。また、加熱手段50はモールド10を構成する下側サイドプレート11、上側サイドプレート12及びセクター15に付設されていて、この加熱手段50によりモールド10を加熱することにより、空気入りタイヤTの加硫が行われるようになっている。加熱手段50の配置及び構造は特に限定されるものではない。
上述したタイヤ加硫装置を用いて空気入りタイヤTを加硫する場合、モールド10内に未加硫の空気入りタイヤTを投入し、中心機構30の操作により空気入りタイヤTの内側にブラダー20を挿入し、媒体供給手段40によりブラダー20の内側にスチームを含む加熱加圧媒体を導入すると共に加熱手段50によりモールド10を外側から加熱することで空気入りタイヤTを加硫する。
図2〜図6は上述したタイヤ加硫装置に適用されるクランプ装置を示すものである。図2及び図3に示すように、クランプ装置60はブラダー20の端部を把持する一対のクランプ部材61,62を備えている。このクランプ装置60には一方のクランプ部材61を貫通して他方のクランプ部材62に螺合する複数本のボルト63がブラダー20の周方向に沿って配設されている。つまり、一方のクランプ部材61にはボルト63が挿入される複数の貫通孔64が形成され、他方のクランプ部材62にはボルト63が螺合する複数のネジ穴65が形成されている。クランプ部材61の貫通孔64にはボルト63の周囲に配置されたコイルバネ66(バネ要素)を収容するための拡張部が形成されており、各ボルト63のヘッド部とクランプ部材61との間にコイルバネ66が圧縮状態で挿入されている。このコイルバネ66は一方のクランプ部材61を他方のクランプ部材62に向かって付勢している。また、一対のクランプ部材61,62の合わせ面にブラダー20の端部を収容するための空隙部67が形成されている。これにより、クランプ部材61,62の相互間に挟み込まれたブラダー20の端部はコイルバネ66の弾性復元力に基づいて把持される。
図4〜図6に示すように、ブラダー20が一対のクランプ部材61,62の相互間に挟み込まれた状態において、厚肉部21が空隙部67に係合することでブラダー20の位置決めがなされ、主としてブラダー20の膜部22とクランプ部材61,62との間に生じる摩擦力により引抜き力Fに対して抵抗する。なお、図4では厚肉部21の断面形状が矩形をなし、図5では厚肉部21が丸みを帯びており、図6では厚肉部21に膜部22に向かって傾斜するテーパー面が形成されている。クランプ部材61,62の合わせ面に形成された空隙部67には、端部形状が異なる複数種類のブラダー20の端部を収容することが想定されている。
上述したタイヤ加硫装置では、クランプ装置60に一方のクランプ部材61を貫通して他方のクランプ部材62に螺合する複数本のボルト63をブラダー20の周方向に沿って配設し、各ボルト63と一方のクランプ部材61との間にコイルバネ66を介在させ、該コイルバネ66の弾性復元力に基づいて一対のクランプ部材61,62の相互間にブラダー20の端部を把持するようにしているので、加硫時にブラダー20が熱膨張した際にはコイルバネ66が変形してクランプ部材61,62の相互間隔の変化を許容する。そのため、加硫時に熱膨張したブラダー20の把持された端部がクランプ部材61,62の相互間からはみ出してしまうことを防止し、それに起因するブラダー20の端部の変形を抑制することができる。
つまり、ブラダー20の端部を把持する一対のクランプ部材61,62を変位不能とした場合、加硫時にブラダー20が熱膨張すると、ブラダー20の把持された端部が一対のクランプ部材61,62の相互間からはみ出して、その後に冷やされることでブラダー20の端部が痩せ細った状態になってしまうが、一対のクランプ部材61,62がブラダー20の熱膨張に応じて変位し、コイルバネ66の弾性復元力に基づいてブラダー20を把持する圧縮力が一定の範囲に収まるように調整することで、上記のような変形と冷却の繰り返しによる把持部分の痩せ細りを防止することができる。その結果、クランプ装置60からのブラダー20の端部の抜けを防止することができる。
また、上述のようにクランプ部材61,62の相互間隔の変化が許容されるものの、加硫工程においてはコイルバネ66の弾性復元力に基づいて一対のクランプ部材61,62の相互間にブラダー20の端部をしっかりと把持することができる。つまり、コイルバネ66は必要かつ十分であるがセットを招かない範囲の力でブラダー20の端部を把持することを可能にする。
更に、コイルバネ66の弾性復元力に基づいて一対のクランプ部材61,62の相互間にブラダー20の端部を把持するようにしているので、図4〜図6のようにブラダー20の端部の形状が異なる場合であっても、そのブラダー20の端部をしっかりと把持することができ、クランプ装置60からのブラダー20の端部の抜けを効果的に防止することができる。
上記タイヤ加硫装置において、一対のクランプ部材61,62の合わせ面に形成された空隙部67は端部形状が異なる複数種類のブラダー20の端部を共通して収容可能な大きさを有することが望ましい。つまり、図4〜図6に示すブラダー20は端部形状が異なるものであるが、クランプ部材61,62の空隙部67は複数種類のブラダー20をいずれも収容可能である。これにより、加硫時に熱膨張したブラダー20の把持された端部がクランプ部材61,62の相互間からはみ出すことをより確実に防止し、ブラダー20の端部の変形を効果的に防止することができる。そのため、端部形状が異なる複数種類のブラダー20を使用する場合であっても、安全かつ確実にブラダー20の端部を把持した状態で加硫を行うことができる。
例えば、自社品のブラダー20を他社品のブラダー20に置き換えた場合、クランプされる部分の形状の違いにより、クランプ装置60からブラダー20の端部が抜け易くなることがある。そのような場合、従来ではクランプ部材61,62を新たに製作することが行われているが、それによって設備コストが増大する。しかしながら、上述のようにクランプ装置60の構造に基づいてブラダー20の端部の抜け易さを改善することにより、設備コストを大幅に削減することができる。
図4〜図6に示すように、一対のクランプ部材61,62は、常温(即ち、20℃)において、ブラダー20の端部に形成された厚肉部21と空隙部67との間に隙間を空けた状態でブラダー20の端部を把持することが望ましい。このようにブラダー20の端部に形成された厚肉部21と空隙部67との間に隙間を空けることにより、ブラダー20の端部に形成された厚肉部21の熱膨張を受容し、ブラダー20の端部がクランプ部材61,62の相互間からはみ出すことをより確実に防止し、ブラダー20の端部の変形を効果的に防止することができる。
上述した実施形態では、バネ要素としてコイルバネ66を用いているので、ブラダー20の熱膨張量が変化しても、ブラダー20の端部に対する圧縮力は殆ど変化しない。そのため、バネ要素としてコイルバネ66を用いた場合、ブラダー20の端部を安定した状態で把持することができる。但し、バネ要素として皿バネやスプリングワッシャを使用することも可能である。
図7はタイヤ加硫装置に配設されるクランプ装置の変形例を示すものである。図7においては、バネ要素として皿バネ68が使用されている。皿バネ68はボルト63のヘッド部と一方のクランプ部材61との間に挿入され、一方のクランプ部材61を他方のクランプ部材62に向かって付勢している。これにより、前述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
上述したタイヤ加硫装置は、特に、ブラダー20をインジェクション成形する際の加工性を改善するためにコンパウンドを低粘度化し、或いは、ブラダー20のグリーンタイヤへのフィッティング性を改善するためにコンパウンドを低モジュラス化した場合に好適である。そのようなコンパウンドから成形されたブラダー20は変形を生じ易いが、クランプ装置60の構造に基づいてコンパウンドの欠点を克服することができる。
10 モールド
20 ブラダー
30 中心機構
40 媒体供給手段
50 加熱手段
60 クランプ装置
61 一方のクランプ部材
62 他方のクランプ部材
63 ボルト
64 貫通孔
65 ネジ穴
66 コイルバネ(バネ要素)
67 空隙部
68 皿バネ(バネ要素)
T 空気入りタイヤ
20 ブラダー
30 中心機構
40 媒体供給手段
50 加熱手段
60 クランプ装置
61 一方のクランプ部材
62 他方のクランプ部材
63 ボルト
64 貫通孔
65 ネジ穴
66 コイルバネ(バネ要素)
67 空隙部
68 皿バネ(バネ要素)
T 空気入りタイヤ
Claims (4)
- 空気入りタイヤの外表面を成形するモールドと、該空気入りタイヤの内側に挿入される筒状のブラダーと、該ブラダーの端部を把持する一対のクランプ部材からなるクランプ装置とを備えたタイヤ加硫装置において、前記クランプ装置に一方のクランプ部材を貫通して他方のクランプ部材に螺合する複数本のボルトを前記ブラダーの周方向に沿って配設し、各ボルトと前記一方のクランプ部材との間にバネ要素を介在させ、該バネ要素の弾性復元力に基づいて前記一対のクランプ部材の相互間に前記ブラダーの端部を把持するようにしたことを特徴とするタイヤ加硫装置。
- 前記一対のクランプ部材の合わせ面に端部形状が異なる複数種類のブラダーの端部を共通して収容可能な空隙部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のタイヤ加硫装置。
- 前記一対のクランプ部材の合わせ面にブラダーの端部を収容可能な空隙部を設け、これら一対のクランプ部材が常温において前記ブラダーの端部に形成された厚肉部と前記空隙部との間に隙間を空けた状態で前記ブラダーの端部を把持することを特徴とする請求項1又は2に記載のタイヤ加硫装置。
- 前記バネ要素がコイルバネであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のタイヤ加硫装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015053589A JP2016172382A (ja) | 2015-03-17 | 2015-03-17 | タイヤ加硫装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015053589A JP2016172382A (ja) | 2015-03-17 | 2015-03-17 | タイヤ加硫装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016172382A true JP2016172382A (ja) | 2016-09-29 |
Family
ID=57008738
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015053589A Pending JP2016172382A (ja) | 2015-03-17 | 2015-03-17 | タイヤ加硫装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2016172382A (ja) |
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2015
- 2015-03-17 JP JP2015053589A patent/JP2016172382A/ja active Pending
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