JP2016171962A - ウッド型ゴルフクラブヘッドおよびウッド型ゴルフクラブ - Google Patents

Abstract

【課題】従来のウッド型ゴルフクラブヘッドと比べてボールの捕まりが十分に向上されているウッド型ゴルフクラブヘッドおよびウッド型ゴルフクラブを提供する。
【解決手段】ドライバーに用いられるウッド型ゴルフクラブヘッド１０であって、打球面１Ａを有するフェース部１と、打球面１Ａに対してシャフト側の端部に位置するヒール部２と、打球面１Ａに対してヒール部２と反対側の端部に位置するトゥ部３とを備える。ウッド型ゴルフクラブヘッド１０の体積（単位：ｃｍ^３）に対する、ヒール部２からトゥ部３に向かう方向におけるウッド型ゴルフクラブヘッド１０の最大長さＬ１（単位：ｍｍ）の比率が０．３０以上１．０４以下である。
【選択図】図１

Description

本発明は、ウッド型ゴルフクラブヘッドおよびウッド型ゴルフクラブに関する。

ウッド型ゴルフクラブでは、ヘッド体積が大型化される傾向にある。ヘッド体積が大きくなると、一般にヘッドの重心とシャフト軸中心線との最短距離（重心距離）が長くなり、ボールの捕まりが悪くなる傾向にある。

そこで、ボールの捕まりを良くするために、重心距離を短くしたウッド型ゴルフクラブヘッドが提案されている（たとえば、特許第５０８７３２８号公報）。

特許第５０８７３２８号公報

しかしながら、従来のウッド型ゴルフクラブヘッドでは、重心距離を短くするだけでは重心深度も浅くなる傾向があった。このようなウッド型ゴルフクラブヘッドでは、結果として重心角を十分に大きくすることが困難であるため、ボールの捕まりを十分に向上することが困難であった。

本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものである。本発明の主たる目的は、従来のウッド型ゴルフクラブヘッドと比べてボールの捕まりが十分に向上されているウッド型ゴルフクラブヘッドおよびウッド型ゴルフクラブを提供することにある。

本発明の一実施の形態に従ったウッド型ゴルフクラブヘッドは、ドライバーに用いられるウッド型ゴルフクラブヘッドであって、打球面を有するフェース部と、前記打球面に対してシャフト側の端部に位置するヒール部と、前記打球面に対して前記ヒール部と反対側の端部に位置するトゥ部とを備える。前記ウッド型ゴルフクラブヘッドの体積（単位：ｃｍ^３）に対する、前記ヒール部から前記トゥ部に向かう方向における前記ウッド型ゴルフクラブヘッドの最大長さＬ１（単位：ｍｍ）の比率が０．３０以上１．０４以下である。

本発明の一実施の形態に従ったウッド型ゴルフクラブヘッドは、フェアウェイウッドに用いられるウッド型ゴルフクラブヘッドであって、打球面を有するフェース部と、前記打球面に対してシャフト側の端部に位置するヒール部と、前記打球面に対して前記ヒール部と反対側の端部に位置するトゥ部とを備える。前記ウッド型ゴルフクラブヘッドの体積（単位：ｃｍ^３）に対する、前記ヒール部から前記トゥ部に向かう方向における前記ウッド型ゴルフクラブヘッドの最大長さＬ１（単位：ｍｍ）の比率が０．６０以上２．３１以下である。

本発明の一実施の形態に従ったウッド型ゴルフクラブヘッドは、ユーティリティークラブに用いられるウッド型ゴルフクラブヘッドであって、打球面を有するフェース部と、前記打球面に対してシャフト側の端部に位置するヒール部と、前記打球面に対して前記ヒール部と反対側の端部に位置するトゥ部とを備える。前記ウッド型ゴルフクラブヘッドの体積（単位：ｃｍ^３）に対する、前記ヒール部から前記トゥ部に向かう方向における前記ウッド型ゴルフクラブヘッドの最大長さＬ１（単位：ｍｍ）の比率が０．９４以上３．４３以下である。

本発明によれば、従来のウッド型ゴルフクラブヘッドと比べてボールの捕まりが十分に向上されているウッド型ゴルフクラブヘッドおよびウッド型ゴルフクラブを提供することができる。

実施の形態１に係るウッド型ゴルフクラブヘッドを説明するための平面図である。 実施の形態１に係るウッド型ゴルフクラブヘッドを説明するための斜視図である。 ウッド型ゴルフクラブヘッドの最大長さＬ１を説明するための正面図である。 実施の形態１に係るウッド型ゴルフクラブヘッドの他の例を説明するための平面図である。 実施の形態２に係るウッド型ゴルフクラブヘッドを説明するための斜視図である。 実施の形態３に係るウッド型ゴルフクラブヘッドを説明するための斜視図である。 実施の形態５に係るウッド型ゴルフクラブヘッドを説明するための斜視図である。 実施の形態５に係るウッド型ゴルフクラブヘッドの変形例を説明するための斜視図である。 実施の形態１に係るウッド型ゴルフクラブを説明するための図である。

以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の図面において、同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰り返さない。

（実施の形態１）
図１および図２を参照して、実施の形態１に係るウッド型ゴルフクラブヘッド１０について説明する。ウッド型ゴルフクラブヘッド１０は、ウッド型ゴルフクラブに用いられるゴルフクラブヘッドであって、ドライバー、フェアウェイウッド、またはユーティリティークラブに用いられるヘッドである。以下、実施の形態１に係るウッド型ゴルフクラブヘッド１０がドライバーに用いられるウッド型ゴルフクラブヘッドとして構成されている場合について説明する。

図１は、ドライバーヘッドとしてのウッド型ゴルフクラブヘッド１０をクラウン部５側から見た平面図である。図２は、ドライバーヘッドとしてのウッド型ゴルフクラブヘッド１０をソール部６側から見た部分斜視図である。

図１に示すように、本実施の形態におけるウッド型ゴルフクラブヘッド１０は、フェース部１、ヒール部２、トゥ部３、バック部４、クラウン部５、およびソール部６を備える。

フェース部１は、打球面１Ａを有し、ウッド型ゴルフクラブヘッド１０の前方側に位置する。ヒール部２は、打球面１Ａに対してホーゼル部１１（言い換えると、シャフト６０（図９参照））側の端部に位置する。トゥ部３は、打球面１Ａに対してヒール部２と反対側の端部に位置するトゥ部３とを備えている。バック部４は、フェース部１よりも後方側に位置する。クラウン部５およびソール部６はフェース部１とバック部４とを接続しており、クラウン部５はフェース部１に対して上方に位置し、ソール部６はフェース部１に対して下方に位置する。

フェース部１を構成する材料は、たとえば公知のウッド型ゴルフクラブヘッドを構成する材料と同一材料であり、チタン合金などとすることができる。また、ヒール部２、トゥ部３、バック部４、クラウン部５、およびソール部６を構成する材料は、フェース部１を構成する材料と同一材料とすることができる。

ウッド型ゴルフクラブヘッド１０の体積（単位：ｃｍ^３）に対する、ヒール部２からトゥ部３に向かう方向におけるウッド型ゴルフクラブヘッド１０の最大長さＬ１（単位：ｍｍ）の比率が０．３０以上１．０４以下である。ここで、ウッド型ゴルフクラブヘッド１０の最大長さＬ１は、図３に示すように、設定されているロフト角およびライ角をなすように水平面にウッド型ゴルフクラブヘッド１０が設置された状態（以下、設置状態ともいう）において、当該水平面から０．８５７インチ（２２．２３ｍｍ）上方における当該水平面と平行なヒール部２からトゥ部３に向かう方向でのヘッドの長さの最大値である。

なお、本発明者らは、市販されている複数のドライバーヘッドとしてのウッド型ゴルフクラブヘッドについて上記比率を測定したところ、いずれも０．２５以上０．２７以下であった。市販のウッド型ゴルフクラブヘッドの体積は４４９ｃｍ^３以上４６６ｃｍ^３以下であり、最大長さＬ１は１１４．１ｍｍ以上１２３．１ｍｍ以下であった。

ウッド型ゴルフクラブヘッド１０において、打球面１Ａの後方側であってトゥ部３側に位置する領域には切欠き部７が形成されている。切欠き部７は、ウッド型ゴルフクラブヘッド１０の内部と外部とを区画する壁部を有しており、該壁部はクラウン部５とソール部６とを接続する端面７Ａを有している。ウッド型ゴルフクラブヘッド１０は、フェース部１とバック部４および切欠き部７の壁部との間、クラウン部５とソール部６との間に、中空領域を有している。

切欠き部７の形状および端面７Ａの形状は、任意の形状を有していればよい。切欠き部７は、上記設置状態にあるウッド型ゴルフクラブヘッド１０を平面視したときに、たとえば端面７Ａが水平面に対し垂直となるように形成されている。切欠き部７は、上記設置状態にあるウッド型ゴルフクラブヘッド１０を平面視したときに、たとえば打球面１Ａに垂直な線分に対する端面７Ａの傾きが変化するように形成されている。端面７Ａは、たとえば曲面である。

切欠き部７は、たとえば打球面１Ａに垂直な方向においてフェース部１とクラウン部５との境界部から１０ｍｍバック部４側に位置するラインと、打球面１Ａに平行な方向において水平面から０．８７５インチ（２２．２３ｍｍ）上方におけるヒール部２の最突出転から４５ｍｍトゥ部３側に位置するラインと、に囲まれる領域内に形成されている。異なる観点から言えば、切欠き部７を最大とする場合は、切欠き部７の端面７Ａは、フェース部１とクラウン部５との境界部からの最短距離Ｌ２が１０ｍｍとなり、ヒール部２との最短距離Ｌ３が４５ｍｍとなる。

ウッド型ゴルフクラブヘッド１０の体積は、切欠き部７が形成されていない場合にウッド型ゴルフクラブヘッドが有する体積と比べて、切欠き部７が形成されていることにより小さくなっている。ウッド型ゴルフクラブヘッド１０の体積は、切欠き部７が形成されていない場合にウッド型ゴルフクラブヘッドが有する体積に対し、たとえば２５％以上８６％以下である。つまり、切欠き部７が形成されていない場合にウッド型ゴルフクラブヘッドが有する体積が上述のように４４９ｃｍ^３以上４６５ｃｍ^３以下であるのに対し、ウッド型ゴルフクラブヘッド１０の体積は１１７ｃｍ^３以上４０１ｃｍ^３以下である。

また、上記ウッド型ゴルフクラブヘッド１０の体積に対するウッド型ゴルフクラブヘッド１０の最大長さＬ１の比率は、切欠き部７が大きくウッド型ゴルフクラブヘッド１０の体積が小さいほど高くなる。なお、図１および図２に示すウッド型ゴルフクラブヘッド１０は、当該体積率を６６％とし、上記比率が０．４０であるときのものである。

このとき、ウッド型ゴルフクラブヘッド１０の重心は、トゥ部３側に切欠き部７が形成されていることにより、切欠き部７が形成されていない従来のウッド型ゴルフクラブヘッドの重心と比べてヒール部２側（ホーゼル部１１側）に位置している。そのため、ウッド型ゴルフクラブヘッド１０は、従来のウッド型ゴルフクラブヘッドと比較して、重心距離が短い。重心距離は、シャフト軸から重心までの最短距離である。

一方で、ウッド型ゴルフクラブヘッド１０は、バック部４を備えることにより、打球面１Ａの後方側に切欠き部７が形成されていても切欠き部７が形成されていない従来のウッド型ゴルフクラブヘッドと比べて重心が打球面１Ａ側に位置することが抑制されている。そのため、ウッド型ゴルフクラブヘッド１０は、従来のウッド型ゴルフクラブヘッドと比較して、重心深度が同等以上に深い。重心深度は、ウッド型ゴルフクラブヘッド１０の重心から打球面１Ａに垂線を延ばした際の垂線の長さである。言い換えると、重心深度とは、ウッド型ゴルフクラブヘッド１０の重心から打球面１Ａに垂線を延ばした際の垂線が打球面１Ａと交差する点であるスイートスポットと重心との最短距離を言う。

ウッド型ゴルフクラブヘッド１０は、従来のウッド型ゴルフクラブヘッドと比べて重心距離が短いにもかかわらず重心深度が深い。そのため、ウッド型ゴルフクラブヘッド１０は、従来のウッド型ゴルフクラブヘッドと比較して、重心角が大きい。重心角は、ゴルフクラブ１００のシャフト６０（図９参照）部分を机の上などの水平に場所においたときに、打球面１Ａと垂線とのなす角度である。ウッド型ゴルフクラブヘッド１０がヒール部２からトゥ部３に向かう方向において打球面１Ａが丸みを帯びている場合（バルジが形成されている場合）には、打球面１Ａの上記方向における中心が接するように計測される。

ウッド型ゴルフクラブヘッド１０は、たとえば鋳造により成形され得る。この場合、切欠き部７の寸法に応じた金型を用いることにより、ウッド型ゴルフクラブヘッド１０は容易に製造され得る。

図９を参照して、ウッド型ゴルフクラブヘッド１０にシャフト６０およびグリップ６１が取り付けられることによりウッド型ゴルフクラブ１００が構成される。ウッド型ゴルフクラブ１００は、シャフト６０と、シャフト６０の一方端部に取り付けられたグリップ６１と、シャフト６０のグリップ６１と反対側の他方端に取り付けられているウッド型ゴルフクラブヘッド１０を備えている。シャフト６０の上記他方端は、ゴルフクラブヘッド１０のホーゼル部１１に接続されている。シャフト６０およびグリップ６１は、周知のものを採用可能である。

次に、実施の形態１に係るウッド型ゴルフクラブヘッド１０の作用効果について説明する。ドライバーヘッドとしてのウッド型ゴルフクラブヘッド１０は、その体積（単位：ｃｍ^３）に対する、ヒール部２からトゥ部３に向かう方向におけるウッド型ゴルフクラブヘッド１０の最大長さＬ１（単位：ｍｍ）の比率が０．３０以上１．０４以下である。

このようにすれば、上記比率が０．２５以上０．２７以下である従来のウッド型ゴルフクラブヘッドと比べて、ウッド型ゴルフクラブヘッド１０は体積が小さく、軽量化することができる。そのため、軽量化により生じた余剰質量を適切に配置することにより、ウッド型ゴルフクラブヘッド１０は、従来のウッド型ゴルフクラブヘッドと比べて重心距離を短くかつ重心深度を深くすることができ、重心角を大きくすることができるため、ウッド型ゴルフクラブ１００を用いて打球する際にシャフト軸周りに回転しやすい。その結果、ウッド型ゴルフクラブヘッド１０は、従来のウッド型ゴルフクラブヘッドと比べてボールの捕まりが十分に向上させられている。

上記比率が０．３０未満の場合には、従来のウッド型ゴルフクラブヘッドと比べてウッド型ゴルフクラブヘッド１０の重心位置を十分に移動させることができず、ボールの捕まりを十分に向上させることができない。一方、当該比率が１．０４超えである場合には、ウッド型ゴルフクラブヘッド１０を構成する金属材料の全体量が減少することにより、ウッド型ゴルフクラブヘッド１０として十分な強度を確保することが困難となる。つまり、当該比率を上記範囲内とすることにより、ボールの捕まりを十分に向上させることができ、また、十分な強度を確保することができる。

また、このようなウッド型ゴルフクラブヘッド１０は、打球面１Ａの後方側であってトゥ部３側に位置する領域に切欠き部７が形成されていることにより実現され得る。ウッド型ゴルフクラブヘッド１０は、切欠き部７が形成されていることにより軽量化されているが、切欠き部７が打球面１Ａの後方側であってトゥ部３側に位置する領域に形成されていることにより重心位置が適切に配置されているため、軽量化によって生じた余剰質量を再配置することなくボールの捕まりが向上されている。つまり、ウッド型ゴルフクラブヘッド１０は、従来のウッド型ゴルフクラブヘッドと比べてボールの捕まりが向上されているとともに、軽量化が実現されている。

また、切欠き部７が形成されていることにより生じた余剰質量の少なくとも一部を適切に再配置させることにより、重心距離がより短くかつ重心深度がより深くなるようにウッド型ゴルフクラブヘッド１０の重心位置を調整することができる。たとえば、ヒール部２に近く、かつフェース部１に対しバック部４側に位置する領域に余剰質量が配置されたウッド型ゴルフクラブヘッド１０は、従来のウッド型ゴルフクラブヘッドよりも重心距離をより短く、重心深度をより深くすることができる。

また、ウッド型ゴルフクラブヘッド１０は重心深度が深いため、慣性モーメントを大きくすることができる。ここで、ウッド型ゴルフクラブヘッド１０の慣性モーメントは、ウッド型ゴルフクラブヘッド１０の重心を通る鉛直方向に延びる線を軸としたときの慣性モーメントと、ウッド型ゴルフクラブヘッド１０の重心を通る水平方向に延びる線を軸としたときの慣性モーメントをいう。これにより、スイートスポットを外して打撃した場合、スイートスポットから打点がずれることでウッド型ゴルフクラブヘッド１０が重心を中心として回転するが、ウッド型ゴルフクラブヘッド１０の慣性モーメントを高めることができるので、ウッド型ゴルフクラブヘッド１０の回転を抑制することができる。その結果、打球方向や飛距離について高い安定性を実現することができる。

図４は、実施の形態１に係るウッド型ゴルフクラブヘッド１０であって、上記体積率が２５％であって、上記比率が１．０４であるときのものである。このように、図１および図２に示すウッド型ゴルフクラブヘッド１０と比べて切欠き部７をより大きく形成することにより、上記比率を上記範囲内において高くすることができ、重心深度を深くしながら重心距離をより短くすることができる。その結果、重心角をより大きくすることができ、ボールの捕まりをより向上させることができる。

なお、図１を参照して、切欠き部７は、端面７Ａと打球面１Ａとの最短距離Ｌ２を示す部分および端面７Ａとヒール部２との最短距離Ｌ３を示す部分が、それぞれトゥ部３側に位置する切欠き部７の端部およびバック部４側に位置する切欠き部７の端部であってもよい。また、図４を参照して、切欠き部７は、端面７Ａと打球面１Ａとの最短距離Ｌ２を示す部分および端面７Ａとヒール部２との最短距離Ｌ３を示す部分が、それぞれトゥ部３側に位置する切欠き部７の端部よりもヒール部２側に位置する部分およびバック部４側に位置する切欠き部７の端部よりもフェース部１側に位置する部分であってもよい。

（実施の形態２）
次に、図５を参照して、実施の形態２に係るウッド型ゴルフクラブヘッド２０について説明する。実施の形態２に係るウッド型ゴルフクラブヘッド２０は、基本的には実施の形態１に係るウッド型ゴルフクラブヘッド１０と同様の構成を備えるが、切欠き部７がウッド型ゴルフクラブヘッド２０の内部と外部とを区画する壁部を有していない点で異なる。言い換えると、切欠き部７には、クラウン部５とソール部６とを接続する端面７Ａが形成されていない点で異なる。

切欠き部７は、ウッド型ゴルフクラブヘッド２０の内部（上記中空領域）と外部とを接続する開口部を有している。切欠き部７の端面７Ａは、該開口部を囲うように形成されている。

このようにしても、実施の形態２に係るウッド型ゴルフクラブヘッド２０は、切欠き部７が形成されており、かつ切欠き部７の壁部が形成されていないことから、従来のウッド型ゴルフクラブヘッドと比べて重心角を大きくすることができ、実施の形態１に係るウッド型ゴルフクラブヘッド１０と同様の効果を奏することができる。また、ウッド型ゴルフクラブヘッド２０は、切欠き部７の壁部が形成されていないことから、ゴルフクラブヘッド１０と比べてもさらに軽量化することができ、重心距離もさらに短くすることができる。そのため、たとえばより多くの余剰質量が再配置されることにより、ウッド型ゴルフクラブヘッド２０はボールの捕まりが十分に向上されている。

（実施の形態３）
次に、図６を参照して、実施の形態３に係るウッド型ゴルフクラブヘッド３０について説明する。実施の形態３に係るウッド型ゴルフクラブヘッド３０は、基本的には実施の形態１に係るウッド型ゴルフクラブヘッド１０と同様の構成を備えるが、切欠き部７の少なくとも一部に固定されている固定部材８を備える点で異なる。

固定部材８を構成する材料は、フェース部１、ヒール部２、トゥ部３、バック部４、クラウン部５、およびソール部６を構成する本体材料よりも低比重である。ウッド型ゴルフクラブヘッド３０が固定部材８を除き同一材料で構成されている場合には、固定部材８を構成する材料は、固定部材８以外のフェース部１などのウッド型ゴルフクラブヘッド３０を構成する材料と比べて低比重である。固定部材８を構成する材料は、高強度の材料であるのが好ましい。固定部材８の主な構成材料は、たとえばアルミニウム（Ａｌ）、マグネシウム（Ｍｇ）、ＦＲＰ（繊維強化プラスチック）、およびエンジニアリングプラスチックからなる群から選択される少なくとも１つである。固定部材８の重心は、任意の位置に配置されていればよい。

固定部材８は、任意の構造を有していればよいが、たとえば中空の外殻構造を有している。固定部材８は、トゥ部３、バック部４、クラウン部５およびソール部６の外周面とそれぞれ連なるように形成されている複数の面を有している。言い換えると、固定部材８においてウッド型ゴルフクラブヘッド３０の外周面を構成する面は、ウッド型ゴルフクラブヘッド３０のトゥ部３、バック部４、クラウン部５およびソール部６の外周面と連なるように形成されている。

異なる観点から言えば、固定部材８を含むウッド型ゴルフクラブヘッド３０全体の体積は、切欠き部７が形成されていない場合にウッド型ゴルフクラブヘッドが有する体積と等しくなるように設けられている。この場合、固定部材８の体積は、ウッド型ゴルフクラブヘッド３０全体の体積の１４％以上７５％以下である。

固定部材８は、ウッド型ゴルフクラブヘッド３０として打球する際に脱離等起こさない限りにおいて、任意の方法により切欠き部７に固定されていればよいが、たとえば接着、ろう付け、ねじ留め、または圧入などの機械的連結により切欠き部７に固定されているのが好ましい。

このようにしても、固定部材８を構成する材料は、フェース部１を構成する材料と比べて低比重であるため、切欠き部７が形成されていない従来のウッド型ゴルフクラブヘッドと比べて打球面１Ａの後方側であってトゥ部３側に位置する領域の質量を低減することができる。その結果、ウッド型ゴルフクラブヘッド３０は、実施の形態１に係るウッド型ゴルフクラブヘッド１０と同様の効果を奏することができる。具体的には、ウッド型ゴルフクラブヘッド３０は、従来のウッド型ゴルフクラブヘッドと比べて重心距離が短くかつ重心深度が深いため重心角が大きく、ボールの捕まりが十分に向上されている。

固定部材８の重心は、たとえば切欠き部７に固定されている状態においてヒール部２からトゥ部３に向かう方向においてヒール部２側に配置されていてもよい。

このような固定部材８を備えるウッド型ゴルフクラブヘッド３０は、重心がヒール部２からトゥ部３に向かう方向においてトゥ部３側に位置する固定部材８を備えるウッド型ゴルフクラブヘッド３０と比べて、重心が上記方向においてよりヒール部２側に配置されているため、重心深度を深くしながら重心距離をより短くすることができ、重心角を大きくすることができる。つまり、このような固定部材８を備えるウッド型ゴルフクラブヘッド３０は、実施の形態３に係るウッド型ゴルフクラブヘッド３０においても特にボールの捕まりが向上されている。

さらに、ウッド型ゴルフクラブヘッド３０は、固定部材８を備えることにより、固定部材８を備えていない実施の形態１に係るウッド型ゴルフクラブヘッド１０と比べてアドレス時の違和感を無くすことができる。

なお、固定部材８は、中実構造であってもよい。また、固定部材８は、切欠き部７の壁部の端面７Ａと接触する端面を有していてもよい。

（実施の形態４）
次に、実施の形態４に係るウッド型ゴルフクラブヘッドについて説明する。実施の形態４に係るウッド型ゴルフクラブヘッドは、基本的には実施の形態３に係るウッド型ゴルフクラブヘッド３０と同様の構成を備えるが、切欠き部７がウッド型ゴルフクラブヘッドの内部と外部とを区画する壁部を有していない点で異なる。

言い換えると、実施の形態４に係るウッド型ゴルフクラブヘッドは、図５に示される実施の形態２に係るウッド型ゴルフクラブヘッド２０の切欠き部７に図６に示される実施の形態３における固定部材８が固定されたものである。

そのため、実施の形態４に係るウッド型ゴルフクラブヘッドは、実施の形態３に係るウッド型ゴルフクラブヘッド３０と同様の効果を奏することができる。

この場合、固定部材８は、任意の方法により切欠き部７に固定されていればよいが、たとえば接着、ろう付け、ねじ留め、または圧入などの機械的連結により切欠き部７に固定されている。

また、切欠き部７が壁部を有していないため、当該壁部の質量分だけさらに軽量化することができる。ウッド型ゴルフクラブヘッドにおいて、当該壁部の質量分は、再配置されていてもよし、削減されていてもよい。このようにしても、実施の形態４に係るウッド型ゴルフクラブヘッドは実施の形態３に係るウッド型ゴルフクラブヘッド３０と同様の効果を奏することができる。

（実施の形態５）
次に、図７を参照して、実施の形態５に係るウッド型ゴルフクラブヘッド５０について説明する。実施の形態５に係るウッド型ゴルフクラブヘッドは、基本的には実施の形態１に係るウッド型ゴルフクラブヘッド１０と同様の構成を備えるが、フェース部１を構成する材料よりも高比重の材料からなる高比重部４０を備える点で異なる。

高比重部４０は、ウッド型ゴルフクラブヘッド１０と比べてウッド型ゴルフクラブヘッド５０の重心角を大きくすることが可能な位置に形成されている。すなわち、高比重部４０は、ウッド型ゴルフクラブヘッド１０と同等の重心深度を維持しながらも重心距離をこれより短くすることが可能な位置、ウッド型ゴルフクラブヘッド１０と同等の重心距離を維持しながらも重心深度をこれより深くすることが可能とする位置、またはゴルフクラブヘッド１０よりも重心距離を短くしかつ重心深度を深くすることができる位置のいずれかに配置されている。

高比重部４０は、たとえばソール部６上において、フェース部１よりもバック部４側であって、切欠き部７よりもヒール部２側に位置する領域４１内に形成されている。言い換えると、高比重部４０は、切欠き部７が形成されていない領域であって、たとえばヒール部２とバック部４との間に位置する領域４１のソール部６上に形成されている。

高比重部４０を構成する材料は、フェース部１を構成する材料よりも高比重の任意の材料であればよいが、たとえばタングステン（Ｗ）、またはタングステン合金である。

高比重部４０の全体の質量は、切欠き部７が形成されていることにより切欠き部７が形成されていない従来のウッド型ゴルフクラブヘッドよりも軽量化されている質量分と同等またはそれ以下であるのが好ましい。

高比重部４０は、任意の方法によりウッド型ゴルフクラブヘッド５０に固定されていればよいが、たとえば接着、ろう付け、ねじ留め、または圧入などの機械的連結によりウッド型ゴルフクラブヘッド５０に固定されている。また、ウッド型ゴルフクラブヘッド５０においてフェース部１以外の本体部（バック部４、クラウン部５、ソール部６など）と同一材料で高比重部材４０を構成する場合には、当該本体部を鋳造する際に高比重部材４０に相当する重量付加部を鋳造で一体成形してもよい。

このようにすれば、ウッド型ゴルフクラブヘッド５０は、高比重部４０によって、ウッド型ゴルフクラブヘッド１０と同等かそれより短い重心距離を有しながらより深い重心深度を有している。そのため、ウッド型ゴルフクラブヘッド５０は、ウッド型ゴルフクラブヘッド１０と比べて重心角がより大きく設けられているため、ボールの捕まりがより向上されている。

また、ウッド型ゴルフクラブヘッド５０は、切欠き部７が形成されていることにより切欠き部７が形成されていない従来のウッド型ゴルフクラブヘッドよりも十分に軽量化されている。そのため、ウッド型ゴルフクラブヘッド５０は、高比重部４０を備えていても全体の質量が従来のウッド型ゴルフクラブヘッドよりも軽量化することも可能である。

図８に、実施の形態５に係るウッド型ゴルフクラブヘッド５０の変形例としてのウッド型ゴルフクラブヘッド５１をソール部６側から見た斜視図を示す。ウッド型ゴルフクラブヘッド５１は、実施の形態３に係るウッド型ゴルフクラブヘッド３０と基本的には同様の構成を有しており、フェース部１を構成する材料よりも高比重の材料からなる高比重部４０を備える点で異なる。このように、実施の形態５に係るウッド型ゴルフクラブヘッドは、実施の形態１〜実施の形態４に係るウッド型ゴルフクラブヘッド１０，２０，３０のいずれかと基本的に同様の構成を有し、これに高比重部４０が固定されていることにより構成されていてもよい。この場合、高比重部材４０は、実施の形態１〜実施の形態４に係るウッド型ゴルフクラブヘッド１０．２０．３０に対して、上述のように、接着、ろう付け、ねじ留め、または圧入などの機械的連結により固定されていてもよいし、鋳造により一体的に形成されることにより固定されていてもよい。

実施の形態１〜実施の形態５に係るウッド型ゴルフクラブヘッド１０、２０，３０，５０は、いずれもドライバーに用いられるウッド型ゴルフクラブヘッドとして設けられているが、これに限られるものでは無い。実施の形態１〜実施の形態５に係るウッド型ゴルフクラブヘッド１０、２０，３０，５０は、フェアウェイウッドに用いられるウッド型ゴルフクラブヘッドとして構成されていてもよいし、ユーティリティークラブに用いられるウッド型ゴルフクラブヘッドとして構成されていてもよい。

実施の形態１〜実施の形態５に係るウッド型ゴルフクラブヘッド１０、２０，３０，５０がフェアウェイウッド用ゴルフクラブヘッドである場合には、基本的にはドライバー用ゴルフクラブヘッドとして構成されている場合と同様の構成を備えるが、ウッド型ゴルフクラブヘッド１０、２０，３０，５０の体積（単位：ｃｍ^３）に対する、ヒール部２からトゥ部３に向かう方向におけるウッド型ゴルフクラブヘッド１０の最大長さＬ１（単位：ｍｍ）の比率が０．６０以上２．３１以下である点で異なる。

実施の形態１〜実施の形態５に係るウッド型ゴルフクラブヘッド１０、２０，３０，５０がユーティリティークラブヘッドである場合には、基本的にはドライバー用ゴルフクラブヘッドとして構成されている場合と同様の構成を備えるが、ウッド型ゴルフクラブヘッドの体積（単位：ｃｍ^３）に対する、ヒール部２からトゥ部３に向かう方向におけるウッド型ゴルフクラブヘッド１０の最大長さＬ１（単位：ｍｍ）の比率が０．９４以上３．４３以下である点で異なる。

なお、本発明者らは、市販されている複数のフェアウェイウッドヘッドについて上記比率を測定したところ、いずれも０．５２以上０．５８以下であった。具体的には、これら市販のフェアウェイウッドヘッドの体積は１７７ｃｍ^３以上１９２ｃｍ^３以下であり、最大長さＬ１は９９．６ｍｍ以上１０２．２ｍｍ以下であった。また、市販されている複数のユーティリティークラブヘッドについて上記比率を測定したところ、いずれも０．８１以上０．８６以下であった。具体的には、これら市販のユーティリティークラブヘッドの体積は１１４ｃｍ^３以上１２１ｃｍ^３以下であり、最大長さＬ１は９４．４ｍｍ以上９９．４ｍｍ以下であった。

このようなフェアウェイウッドヘッドまたはユーティリティークラブヘッドとしてのウッド型ゴルフクラブヘッド１０、２０，３０，５０の体積は、切欠き部７が形成されていない場合にフェアウェイウッドヘッドとしてのウッド型ゴルフクラブヘッドが有する体積に対し、たとえば２５％以上８６％以下である。

そのため、フェアウェイウッドヘッドまたはユーティリティークラブヘッドとしてのウッド型ゴルフクラブヘッド１０、２０，３０，５０は、上述したドライバーヘッドとしてのウッド型ゴルフクラブヘッド１０，２０，３０，５０と同様の効果を奏することができる。

フェアウェイウッドヘッドとしてのウッド型ゴルフクラブヘッド１０、２０，３０，５０では、上記比率が０．６０未満の場合には、従来のウッド型ゴルフクラブヘッドと比べて重心位置を十分に移動させることができず、ボールの捕まりを十分に向上させることができない。一方、当該比率が２．３１超えである場合には、ウッド型ゴルフクラブヘッドを構成する金属材料の全体量が減少することにより、ウッド型ゴルフクラブヘッドとして十分な強度を確保することが困難となる。つまり、フェアウェイウッドヘッドとしてのウッド型ゴルフクラブヘッド１０、２０，３０，５０では、当該比率を０．６０以上２．３１以下とすることにより、ボールの捕まりを十分に向上させることができ、また、十分な強度を確保することができる。

ユーティリティークラブヘッドとしてのウッド型ゴルフクラブヘッド１０、２０，３０，５０では、上記比率が０．９４未満の場合には、従来のウッド型ゴルフクラブヘッドと比べて重心位置を十分に移動させることができず、ボールの捕まりを十分に向上させることができない。一方、当該比率が３．４３超えである場合には、ウッド型ゴルフクラブヘッドを構成する金属材料の全体量が減少することにより、ウッド型ゴルフクラブヘッドとして十分な強度を確保することが困難となる。つまり、ユーティリティークラブヘッドとしてのウッド型ゴルフクラブヘッド１０、２０，３０，５０では、当該比率を０．９４以上３．４３以下内とすることにより、ボールの捕まりを十分に向上させることができ、また、十分な強度を確保することができる。

フェアウェイウッドヘッドまたはユーティリティークラブヘッドとしてのウッド型ゴルフクラブヘッド１０、２０，３０，５０は、従来のフェアウェイウッドヘッドまたはユーティリティークラブヘッドとしてのウッド型ゴルフクラブヘッドと比べて体積が小さく、軽量化することができる。そのため、軽量化により生じた余剰質量を適切に配置することにより、ウッド型ゴルフクラブヘッド１０、２０，３０，５０は、従来のウッド型ゴルフクラブヘッドと比べて重心距離を短くかつ重心深度を深くすることができ、重心角を大きくすることができる。

また、フェアウェイウッドヘッドまたはユーティリティークラブヘッドとしてのウッド型ゴルフクラブヘッド１０、２０，３０，５０は、打球面１Ａの後方側であってトゥ部３側に位置する領域に切欠き部７が形成されていることにより実現され得る。このようなウッド型ゴルフクラブヘッド１０は、切欠き部７が形成されていることにより軽量化されているが、切欠き部７が打球面１Ａの後方側であってトゥ部３側に位置する領域に形成されているため軽量化により生じた余剰質量を再配置することなく重心位置が適切に配置されているため、ボールの捕まりが向上されている。

今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。

本発明は、ドライバー、フェアウェイウッド、またはユーティリティークラブに用いられるウッド型ゴルフクラブヘッドおよびそれを備えるウッド型ゴルフクラブに特に有利に適用される。

１ フェース部、１Ａ 打球面、２ ヒール部、３ トゥ部、４ バック部、５ クラウン部、６ ソール部、７ 切欠き部、７Ａ 端面、８ 固定部材、１０，２０，３０，５０ ウッド型ゴルフクラブヘッド、１１ ホーゼル部、４０ 高比重部、６０ シャフト、６１ グリップ、１００ ウッド型ゴルフクラブ。

Claims (8)

1. ドライバーに用いられるウッド型ゴルフクラブヘッドであって、
   打球面を有するフェース部と、
   前記打球面に対してシャフト側の端部に位置するヒール部と、
   前記打球面に対して前記ヒール部と反対側の端部に位置するトゥ部とを備え、
   前記ウッド型ゴルフクラブヘッドの体積（単位：ｃｍ^３）に対する、前記ヒール部から前記トゥ部に向かう方向における前記ウッド型ゴルフクラブヘッドの最大長さＬ１（単位：ｍｍ）の比率が０．３０以上１．０４以下である、ウッド型ゴルフクラブヘッド。
2. フェアウェイウッドに用いられるウッド型ゴルフクラブヘッドであって、
   打球面を有するフェース部と、
   前記打球面に対してシャフト側の端部に位置するヒール部と、
   前記打球面に対して前記ヒール部と反対側の端部に位置するトゥ部とを備え、
   前記ウッド型ゴルフクラブヘッドの体積（単位：ｃｍ^３）に対する、前記ヒール部から前記トゥ部に向かう方向における前記ウッド型ゴルフクラブヘッドの最大長さＬ１（単位：ｍｍ）の比率が０．６０以上２．３１以下である、ウッド型ゴルフクラブヘッド。
3. ユーティリティクラブに用いられるウッド型ゴルフクラブヘッドであって、
   打球面を有するフェース部と、
   前記打球面に対してシャフト側の端部に位置するヒール部と、
   前記打球面に対して前記ヒール部と反対側の端部に位置するトゥ部とを備え、
   前記ウッド型ゴルフクラブヘッドの体積（単位：ｃｍ^３）に対する、前記ヒール部から前記トゥ部に向かう方向における前記ウッド型ゴルフクラブヘッドの最大長さＬ１（単位：ｍｍ）の比率が０．９４以上３．４３以下である、ウッド型ゴルフクラブヘッド。
4. 前記打球面の後方側であって前記トゥ部側に位置する領域には切欠き部が形成されている、請求項１〜請求項３のいずれか１項に記載のウッド型ゴルフクラブヘッド。
5. 前記切欠き部の少なくとも一部に固定されている固定部材を備え、
   前記固定部材を構成する材料は、前記フェース部を構成する材料よりも低比重である、請求項４に記載のウッド型ゴルフクラブヘッド。
6. 前記固定部材の体積は、前記ウッド型ゴルフクラブヘッド全体の体積の１４％以上７５％以下である、請求項５に記載のウッド型ゴルフクラブヘッド。
7. 前記切欠き部は、前記ウッド型ゴルフクラブヘッドの内部と外部とを区画する壁部を有している、請求項４〜請求項６のいずれか１項に記載のウッド型ゴルフクラブヘッド。
8. 請求項１〜請求項７のいずれか１項に記載のウッド型ゴルフクラブヘッドを備える、ウッド型ゴルフクラブ。
   

Images