JP2016171920A - 椅子 - Google Patents

椅子 Download PDF

Info

Publication number
JP2016171920A
JP2016171920A JP2015053654A JP2015053654A JP2016171920A JP 2016171920 A JP2016171920 A JP 2016171920A JP 2015053654 A JP2015053654 A JP 2015053654A JP 2015053654 A JP2015053654 A JP 2015053654A JP 2016171920 A JP2016171920 A JP 2016171920A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
link member
seat receiving
end side
rotation center
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015053654A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6618691B2 (ja
Inventor
照護 青木
Shogo Aoki
照護 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOKAI KINZOKU KOGYO KK
Original Assignee
TOKAI KINZOKU KOGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOKAI KINZOKU KOGYO KK filed Critical TOKAI KINZOKU KOGYO KK
Priority to JP2015053654A priority Critical patent/JP6618691B2/ja
Publication of JP2016171920A publication Critical patent/JP2016171920A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6618691B2 publication Critical patent/JP6618691B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Chairs Characterized By Structure (AREA)
  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Abstract

【課題】座面の後側を後傾させる際に、座面の前側を大きく上げないで着座者の座り心地を良くする。
【解決手段】座受け後部84は、後リンク部材30及び背アーム20と一体的に回動可能である。背アーム20の後傾動作に伴い、座受け体8が後リンク部材30の各回動中心により回動されて、かつ、前側連結部によりベース部10と座受け体8とが互いに離間する方向に移動されながら、座受け後部84、後リンク部材30及び背アーム20は相対的な位置関係を維持した状態で一体的に回動されて、さらに、座受け前部82が上昇方向へ回動されて第一の後回動中心32aとして座受け前部82に対して座受け後部84が相対的に下がる方向へ回動される。
【選択図】図2

Description

本発明は、椅子に関する。より詳しくは、背もたれの後傾動作に連動して座を移動させる体重感応式の椅子に関する。
この種の椅子では、着座者の座り心地を向上させるため着座者の体の動きに合わせて背もたれ(背アーム)の後傾と連動して座面の後部を後傾移動させることが望ましい。特許文献1の椅子は、人が着座するための座面が設けられた着座部と、この着座部を支持するための座受け部と、座受け部を着座部の下面側から支持するためのベース部と、このベース部を下方から支持するための脚部と、人の背中の荷重を支持するための背もたれと、この背もたれに連結され、この背もたれの後傾動作に伴い回動可能に動作する背アームと、この背アームの後傾動作に伴い着座部を持ち上げるリンク部材とを備える。リンク部材は、着座部と背アームとベース部とを各々回動可能に連結する後リンク部と、後リンク部より前に配置され、着座部とベース部とを各々回動可能に連結する前リンク部とを備える。また後リンク部と前リンク部とによって、背アームの後傾時に、起立方向に回動されながら着座部の座面全体が後傾される。
特開2012−10938号公報
しかしながら、上記特許文献1の椅子では、人が着座して背アームに荷重をかけて後傾させる場合、座面全体が後傾すると同時に着座部の前側の座面が大きく上がっていた。そのため、その前側の座面に大腿部があたり、足への圧迫感が大きく座り心地が悪くなる恐れがあった。
本発明は、上記の問題点を鑑みて創案されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、座面の後側を後傾させる際に、座面の前側を大きく上げないで着座者の座り心地を向上することにある。
本発明の椅子は、人が着座するための座面が設けられた着座部と、この着座部の下面側に配置されて板状に形成され、着座部が取り付けられることにより上面側が覆われる座受け体と、座受け体の下方に配置されて、座受け体を支持するためのベース部とを備える。また椅子は、着座した人の背中からかかる荷重を支持するための背もたれと、この背もたれの後傾動作に連動して後傾動作する背アームとを備える。また椅子は、座受け体とベース部とを各々回動可能に連結する後リンク部材と、この後リンク部材よりも前側に配置されて、前記座受け体と前記ベース部とを相対的に離間する方向に移動可能に連結する前側連結部とを備える。また椅子は、背アームの後傾動作に抗して付勢する付勢手段とを備える。後リンク部材は、その上端側を座受け体に第一の後回動中心として回動可能に連結されて、その下端側をベース部に第一の後回動中心よりも後方を第二の後回動中心として回動可能に連結されている。前リンク部材は、その上端側を座受け体に第一の前回動中心として回動可能に連結されて、その下端側をベース部に第一の前回動中心よりも後方を第二の前回動中心として回動可能に連結されている。座受け体は、座受け体の前側を形成している座受け前部と、座受け体の後側を形成している座受け後部とで構成され、座受け前部と座受け後部とは、互いに隣接した境界を第一の後回動中心として互いに相対的に回動可能である。また座受け後部は、後リンク部材及び背アームと一体的に回動可能である。さらに背アームの後傾動作に伴い、座受け体が後リンク部材の各回動中心により回動されて、かつ、前側連結部によりベース部と座受け体とが互いに離間する方向に移動されながら、座受け後部、後リンク部材及び背アームは相対的な位置関係を維持した状態で一体的に回動され、さらに、座受け前部が上昇方向へ回動されて第一の後回動中心として座受け前部に対して座受け後部が相対的に下がる方向へ回動される。
この場合、背アームの後傾動作に伴い、座受け体が後リンク部材の各回動中心により回動されて、かつ、前側連結部によりベース部と座受け体とが互いに離間する方向に移動されながら、座受け後部、後リンク部材及び背アームは一体的に連結された状態で回動されるので、人が着座して背もたれに荷重をかけた際、体に密着しながら体に追従して傾くので座り心地が向上する。このとき、座受け前部が上昇方向へ回動され、第一の後回動中心として座受け前部に対して座受け後部が相対的に下がる方向へ回動されるため、座受け前部と座受け後部の前後別々の動きにより、座受け後部(座面)が下方移動(後傾)しても座受け部(座受け前部)の前側が上がりにくくなる。したがって、座受け部の前側で大腿部にあたる圧迫感を軽減できる。
またこの椅子では、着座部は、座受け前部の上面に配置されて着座部の前側の座面を形成している前側座面を有し、背もたれの後傾動作を行っている状態では、この後傾動作を行わず荷重がかかっていない背もたれの起立時の状態よりも、前側座面の後端側が前側座面の前端側よりも相対的に上がった状態で配置されることが好ましい。この場合、座面の前側が大きく上昇することなく座面の後側が下がるため、大腿部を圧迫することを軽減し座り心地が向上する。
またこの椅子では、好ましくは、前側連結部は、後リンク部材よりも前側に配置されて、座受け体とベース部とを各々回動可能に連結する前リンク部材である。この前リンク部材は、その上端側を座受け体に第一の前回動中心として回動可能に連結されて、その下端側をベース部に第一の前回動中心よりも後方を第二の前回動中心として回動可能に連結されている。また前リンク部材の上端側に配置された第一の前回動中心と、前リンク部材の下端側に配置された第二の前回動中心との間の距離よりも、後リンク部材の上端側に配置された第一の後回動中心と、後リンク部材の第二の後回動中心との間の距離の方が大きい。この場合、前リンク部材側の座受け体(座受け前部)の連結部分が、後リンク部材側の座受け体(座受け前部と座受け後部の境界)の連結部分よりも上がりにくくなり、座面の前端側が上がりにくくなるため、人が着座した際に足の大腿部への接触が軽減されて座り心地が向上する。
またこの椅子では、後リンク部材は、弾性的に付勢するばね部材を連結するための後リンク連結部を備え、付勢手段は、ばね部材の一端側を後リンク連結部に回動可能に連結することが好ましい。この場合、後リンク部材を規制しながら一体的にスムーズに回動し、付勢手段によって背もたれが後傾状態から起立状態へ戻り易くなり、背もたれの起立時と背もたれの後傾時との相互の切り替えにおいて着座者に違和感を与えない。
本発明によれば、座面の後側を後傾させる際に、座面の前側を大きく上げないで着座者の座り心地を向上することができる。
本発明の一実施形態に係る椅子の斜視図である。 図1に示される椅子のA−A断面図である。 図1及び図2に示される椅子を部分的に拡大して模式的に示した側面図である。 図1に示される椅子の座受け体及びベース部の斜視図である。 図1に示される椅子のベース部及び背もたれの斜視図である。 図2に示される座受け体の下面側を部分的に拡大して示した斜視図である。 図1に示される椅子を下方から見た斜視図である。 図1に示される椅子の分解図である。 図8に示されるベース部を拡大して示した分解図である。
本発明の一実施形態について説明する。本実施形態の椅子1は、一人掛け用の椅子であり例えば、事務用としてオフィス等で使用される。なお、各図において示される上下や前後左右の矢印は、椅子1における上下や前後左右を示している。
図1及び図2に示される椅子1は、人が着座するための座面4aが設けられた着座部4と、この着座部4が取り付けられることにより上面側が覆われる座受け体8とを備える。また椅子1は、座受け体8の下方に配置されて、座受け体8を支持するためのベース部10と、このベース部10を下方から支える脚6を備える。また椅子1は、座受け体8とベース部材10とを回動可能に連結する後リンク部材30及び前リンク部材50を備える。また椅子1は、着座者の背中からかかる荷重を支持するための背もたれ2と、この背もたれ2の後傾動作に連動して後傾動作する背アーム20とを備える。また椅子1は、背アーム20の後傾動作に抗して付勢するばね部材60を備える。
図1に示される着座部4は、発泡ウレタン等のクッション材で形成されており、平面視で、矩形状に形成された部位である。着座部4の座面4aは、全体として略水平に配置されている。詳しくは、着座部4の座面4aの中央部分は、図2に示すように前端側がやや下方に傾斜しており、後端側がやや上方に傾斜した状態で配置されている。着座部4は、図2及び図3に示すように裏面側に配置された座受け体8によって支持されている。着座部4は、その前側の座面を形成している前側座面42と、着座部4の後側の座面を形成している後側座面44とを備える。前側座面42は、人が着座する際に主に大腿部に接触する部位である。後側座面44は、人が着座したときに荷重がかかり易い部位であり、複数の凹部40を有する。凹部40は、背もたれ2の回動(揺動)動作により着座部4の前側座面42と、後側座面44との間で行われる曲げ動作をよりフレキシブルにするために設けられた凹みである。凹部40は、図1に示すように着座部4の左右方向の一端側から他端側にかけて、帯状に形成されている。複数の凹部40は、前後方向に並んで複数本(本実施形態では3本)配置されている。
図2に示される座受け体8は、着座部4を支持するための部位であり、平面視で矩形状に形成された板状の部位である。座受け体8は、着座部4の下面(裏面)側に配置されている。座受け体8は、座受け前部82と、座受け後部84と備える。
座受け前部82は、前側座面42に対して裏面側に配置されている部位である。座受け前部82は、平板状の部材である。座受け前部82は、図2に示すようにその裏面側に後述する前リンク部材50を回動可能に支持するための支持部82dを備える。支持部82dは、前リンク部材50の上端側の形状に沿って、略湾曲状に形成されており、座受け前部82の略中央に配置されている。座受け前部82は、図4及び図8に示すように略中央部分に孔82a、82bが設けられている。孔82bは、左右両側に一対設けられおり、前リンク部材50の上端側を回動する前上回動部52が外れないようにするためのストッパー56が配置されている。孔82aは、一対の孔82bの間の略中央に配置されており、その孔82aの前側の縁は、ストッパー56の上面に設けられた係合部56aにより、係合されている。ストッパー56の両側は、爪を有する一対の係合部56bが設けられている。その係合部56bによって、ストッパー56の両側が座受け前部82の裏面側に引っ掛けられて固定される。座受け前部82の後端は、図8に示すように左右両側に左右方向に挿通可能に形成された一対の差込孔82cが設けられている。一対の差込孔82cは、後述する棒状の後上回動軸33を通すための差込孔である。
座受け後部84は、図2及び図3に示すように後側座面44に対して裏面側に配置されている部位である。座受け後部84は、左右方向に延びた平板状の部材である。座受け後部84の略中央の左右両端側は、図8に示すように一対の孔84bが設けられている。一対の孔84bは、ビス等により背アーム20に連結するために設けられた孔である。一対の孔84bの内側は、一対の孔84aが設けられている。一対の孔84aは、ビス等により背アーム20及び後リンク部材30に連結するために設けられた孔である。一対の孔84a、84bへ、ビス等を挿通することにより、座受け後部84(座受け体8)は、背アーム20及び後リンク部材30へ連結して固定される。座受け後部84の前端の左右の両端側は、図4に示すように左右方向に差込ができる一対の差込孔84cが設けられている。一対の差込孔84cは、座受け後部84の左右方向の内側が開放され、その外側が封鎖された筒状の差込孔である。一対の差込孔84cは、図8に示すように各々座受け後部84の前端側から一対突出した形状で形成されている。その一対の差込孔84cと座受け前部82の一対の差込孔82cとへ、後上回動軸33が各々差し込まれて回動可能に連結されている。その連結される際の配置は、図8に示すように座受け後部84側の一対の差込孔84cよりも、座受け前部82側の一対の差込孔82cの方が内側になるように配置される。そうすることで、座受け前部82と座受け後部84とは、図7に示すように互いに隣接した境界に配置された後上回動軸33により第一の後回動中心32aとして相対的に回動可能になっている。
ベース部10は、図4に示すように上方が開放された箱状の部位である。ベース部10は、図9に示すように底面10xと、側面部10yとを備える。底面10xは、ベース部10の下端側に配置された面の上面側を形成する部位である。底面10xは、孔10cを有しており、その孔10cに脚6(脚柱部66)が挿通されている。ベース部10は、脚6が挿通した状態でベース部10と脚6が連結されて固定されている。脚6は、図1及び図2に示すようにベース部10を支持するための部位である。脚6は、複数本の棒状の骨格で構成される枝部62と、中心に上下方向に柱状に形成されている脚柱部66とを備える。脚柱部66は、上端側がベース部10に連結されている。脚柱部66は、金属製の棒状の支柱部66aと、その支柱部66aを覆う脚柱カバー66bとを備える。枝部62は、脚柱部66から複数方向に向けて輻射状に形成されており、各々の枝部62の先端部は、キャスター64が取り付けられている。
側面部10yは、図9に示すようにベース部10の左右の側に配置された面を形成する部位である。一対の側面部10yは、図2に示すように前リンク部材50及び後リンク部材30の下端側と回動可能に連結されている。図9に示される一対の側面部10yは、前リンク部材50を回動可能にするための前下回動軸51を挿通するための一対のベース部前孔10aと、後リンク部材30を回動可能にするための後下回動軸31を挿通するための一対のベース部後孔10bとが設けられている。一対の側面部10yの間には、図2に示すようにベース部10を補強するためのベース部補強材14が配置されている。
ベース部補強材14は、図9に示すようにベース部10の内部に沿って前後方向に板状に形成されている部材である。ベース部補強材14の略中央は、図9に示すようにベース部10の孔10cと重なるようにして配置するための孔14cが設けられている。ベース部補強材14の後側は、図2に示すように後方に向けて谷折り山折りの順に曲げられて形成されて配置されている。そうすることで、ベース部補強材14の後端側に略水平な面14aが形成されて配置されている。面14aは、図2及び図9に示すようにベース部10の底面10xから離間した状態で後端側に配置されており、ベース部10の上端と略同じ高さになるように配置されている。面14aの上面側には、図2及び図9に示すように後リンク部材30の回動(揺動)を止めるための後述する制止部材12が接続して設けられている。
背アーム20は、図2及び図3に示すようにベース部10に対して後端側に配置されており、側面視で、略L字状に形成されている。背アーム20の一端側(上端側)は、背もたれ2に連結されている。背アーム20の他端側(下端側)は、後リンク部材30と、座受け体8(座受け後部84)とに連結されている。背もたれ2は、図2に示すように側面視で人の背面に沿うような湾曲状に形成されており、正面視で矩形状に形成された板状の部材である。図2及び図3に示される背もたれ2は、着座者が荷重をかける前面側に対して後面側は、背アーム20に連結されて配置されている。背アーム20の後面側の略中央で、左右に長細い略直方体状に形成されたブラケット22を介して、背アーム20にビス等により連結されている。
図8に示される背アーム20の他端側(下端側)の上面側は、座受け後部84(座受け体8)が連結される。座受け後部84に設けられた一対の孔84aと、背アーム20の前側に設けられた一対の孔20bとへ各々ビスを挿通することで一体的に連結して固定される。また座受け後部84に設けられた一対の孔84bと、背アーム20の前側で一対の孔20dよりも左右方向で外側に設けられた一対の孔20dとへ各々ビスを挿通することでも連結して固定される。またその一方で、背アーム20の他端側の下面側は、後リンク部材30が連結されている。
後リンク部材30は、図9に示すように左右両端側が下方へ向けて折り曲げられた板状の部材である。後リンク部材30は、側面部30yと、上面部30xと備える。後リンク部材30は、図3に示すようにその上端側が第一の後回動中心32aとして座受け体8に回動可能に連結される。後リンク部材30は、その下端側が第一の後回動中心32aよりも後方を第二の後回動中心34aとしてベース部10に回動可能に連結される。また後リク部材30は、背アーム20に連結されて固定されている。後リンク部材30の上面側は、図3に示すように背アーム20に連結されて固定されている。
図9に示される側面部30yは、後リンク部材30の側面を形成している板状の部位である。側面部30yの後側は、その上端に隣接して上面部30xが配置されている。側面部30yの前側は、上面部30xの前端の位置から延設して突き出ている。側面部30yは、第一の後回動中心32aとして回動可能にするための一対の後上回動孔32と、第二の後回動中心34aとして回動可能するための一対の後下回動孔34と、後上回動孔32と後下回動孔34との間に配置されて、後述するばね部材60を連結する棒状の軸35を取り付けるための一対の長孔36を備える。長孔36は、後方に膨らむ略円弧状に形成された孔である。長孔36に挿通された軸35は、その軸35の中央にばね部材60を回動可能に連結して配置されている。なお、軸35は、本発明の「後リンク連結部」に相当する。
図4及び図5に示される一対の側面部30yの突き出た前側の上端側は、棒状に形成された金属製の後上回動軸33を一対の後上回動孔32に各々挿通させて回動可能に配置されている。後上回動軸33は、前述した座受け前部82と座受け後部84とを連結して第一の後回動中心32aとして回動可能にするためのものである。後上回動軸33は、図9に示すように後リンク部材30の両端に、回動を容易にするための一対の軸受33aを介して取り付けられる。軸受33aは、円状の縁を有した輪状の部材である。後上回動軸33は、図8に示すように左右方向の内側から外側にかけて、座受け前部82の後端側に設けられている一対の差込孔82c、一対の後上回動孔32、座受け後部84の前端側で左右方向の両端に設けられた一対の差込孔84cの順に回動可能に差し込まれて取り付けられる。
図8及び図9に示される一対の側面部30yの突き出た前側の下端側は、棒状に形成された金属製の後下回動軸31を一対の後下回動孔34に挿通させ、ベース部10の一対のベース部後孔10bを挿通させて回動可能に連結した状態で配置されている。図9に示される後下回動軸31は、後リンク部材30の両端に、回動を容易にするための一対の軸受31aを介して取り付けられている。軸受31aは、円状の縁を有した輪状の部材である。
上面部30xは、図2及び図6に示すようにその下面側(裏面側)に制止部材12に接触して制止させるための板状の制止接触部37が設けられている。制止接触部37は、上面部30x(後リンク部材30)の下面側(裏面側)に溶接等で一体的に接続されている。制止接触部37は、背もたれ2(背アーム20)の起立状態のとき、制止部材12に接触して背もたれ2を制止させている。制止部材12は、図2に示すように断面略逆U字状に形成されている。制止部材12は、図9に示すようにベース部10に配置された面14aの略中央に配置されて接続される制止部材本体12aと、その制止部材本体12aの上面側から後面側にかけて覆われる制止接触部12bと、制止部材本体12aと制止接触部12bとをビス等により固定するための孔12cとを備える。制止接触部12bの上面側は、背もたれ2が後傾状態のときに接触させて制止するために設けられた部位である。制止接触部12bの後面側は、背もたれ2が起立状態のときに接触させて制止するために設けられた部位である。背もたれ2の後傾状態では、図2に示すように後リンク部材30(上面部30x)の下面側の前端部分が、制止接触部12bと接触して制止される。
またその一方で、上面部30xは、その後側に設けられた一対の孔30bと、背アーム20の後側に設けられた一対の孔20cとへ各々ビス等を挿通することで一体的に連結して固定される。上面部30xは、その前側に設けられた一対の孔30aと、背アーム20の前側に設けられた一対の孔20bとへ各々ビス等を挿通することで一体的に連結して固定される。そうすることで、上面部30xは、前述した座受け後部84の一対の孔84aと、背アーム20の一対の孔20bと、後リンク部材30の一対の30aとが、上からこの順で、上面側から3つの部材にビスが挿通されて一体的に連結される。そうすることで、背アーム20が座受け後部84(座受け部8)後リンク部材30の間に挟まれた状態で連結される。したがって、座受け後部84は、後リンク部材30及び背アーム20に一体的に連結された状態で回動できる。
後リンク部材30及び背アーム20の下面側(裏面側)は、図2に示すように背アームカバー24が配置されている。背アームカバー24は、図8に示すようにその後端側に設けられた複数(本実施形態では3つ)の係合爪24bとで係合されている。その係合爪24bに後リンク部材30が係合された状態で、背アームカバー24の前端側に設けられた一対の孔24aと、背アーム20の最も前端側に設けられた一対の孔20aとにビスを挿入して一体的に連結することによって固定される。このようにして、図9で示される背アームカバー24の前端側と後端側とが各々連結されることで、後リンク部材30と背アームカバー24とが、背アーム20を間に挟んだ状態で固定される。
前リンク部材50は、図9に示すようにその下端側の一部が切り欠かれ、矩形状のやや厚みのある板状の部材である。前リンク部材50の上端側は、図2及び図3に示すように後述する後リンク部材30よりも前側に配置されている。前リンク部材50の上端側は、座受け体8に第一の前回動中心52aとして回動可能に連結される。前リンク部材50の下端側は、第一の前回動中心52aよりも後方に配置された第二の前回動中心54aとしてベース部10に回動可能に連結される。前リンク部材50は、第一の前回動中心52aとして回動可能にするための前上回動部52と、第二の前回動中心54aとして回動可能にするための前下回動孔54とを備える。
図2に示される前リンク部材50の上端側に配置された前上回動部52は、座受け部8(座受け前部82)と回動可能に連結されている。前上回動部52は、その外周が側面視で略円弧状に形成されている。その連結される際は、前上回動部52の位置がずれないようにするためのストッパー56が設けられている。ストッパー56は、その前面側を前上回動部52の面の形状に沿って湾曲された柱状に形成された部材である。ストッパー56の上面側は、座受け前部82の上面側から係合するための係合部56aが設けられている。前上回動部52は、座受け部8とストッパー56との間に挟まれた状態で回動可能に配置されている。前リンク部材50の下端側は、棒状に形成された金属製の前下回動軸51を一対の前下回動孔54に挿通させ、さらにベース部10の一対のベース部前孔10aに挿通させて配置することで、回動できる。前下回動軸51は、その前下回動軸51の中央に後で詳述するばね部材60を回動可能に連結して配置されている。
ばね部材60は、図9に示すように金属線を円筒状に巻いたコイルばねである。ばね部材60の両端は、伸縮方向に延設された引っ掛け部60a、60bを有する。ばね部材60の一端側の引っ掛け部60aは、図6に示すようにばね部材60の前端側を前下回動軸51に連結するための前連結部61に係止されている。ばね部材60の他端側の引っ掛け部60bは、ばね部材60の後端側を軸35に連結するための後連結部63に係止されている。前連結部61は、筒状の部位を有する部材であり、略中央に筒状の部位の長手方向に対して垂直方向に延設された板状の部位を有して形成されている部材である。後連結部63は、筒状の部位を有する部材であり、略中央に筒状の部位の長手方向に対して垂直方向に延設された板状の部位を有して形成されている部材である。前連結部61の延設された板状の部位は、ばね部材60の前端側に連結されており、後連結部63の延設された板状の部位は、ばね部材60の後端側に連結されている。軸35は、後連結部63を介してばね部材60が回動可能に取り付けられた状態で、一対の長孔36の上側に各々差し込まれる。その差し込まれた状態で軸35は、各長孔36の円弧状の形状に沿って下方へ摺動させて、各長孔36の最も下側に移動したとき、固定される。そうすることで、背アーム20の後傾動作に抗して、ばね部材60が前後方向に付勢することが可能な状態で配置される。このようにして、ばね部材60は、前後に前連結部61と後連結部63とで各軸に回動可能に連結されており、背アーム20の起立時と後傾動作との交互の動作に応じてばね部材60が前後方向に伸縮可能に配置される。なお、ばね部材60は、本発明の「付勢手段」に相当する。
次に、背もたれ2の起立時の状態と、背もたれ2の後傾時の状態とにおける位置関係と回動機構について詳細を説明する。図2及び図3に示される椅子1は、実線により背もたれ2が起立時の状態を示し、想像線により背もたれ2の後傾時(後)の状態を示す。座受け後部84は、後リンク部材30及び背アーム20に一体的に連結された状態で回動するとき、背アーム20の後傾動作に伴い、座受け体8が後リンク部材30及び前リンク部材50の各回動中心により回動される。その回動をしつつ、座受け後部84、後リンク部材30及び背アーム20は、相対的に位置関係を維持しながら別部材が一体的に組み合わされて連結された状態で回動される。さらに、座受け前部82が上昇方向へ回動されて、第一の後回動中心32aとして座受け前部82に対して座受け後部84が相対的に下がる方向へ回動される。
図2及び図3に示される座受け後部84の後端側は、背もたれ2の起立時において、第一の後回動中心32aよりも高い位置で制止接触部12bの後面側に接触して制止されており、座受け前部82に対して上方へ向けて屈曲した状態で配置されている。このとき、座受け前部82は、略水平状態となっているため、座受け後部84の後端側の上面は、座受け前部82よりも上方へ上がった状態で配置されている。座受け後部84の後端側は、背もたれ2の後傾開始から、最も後傾した状態になるまでに、下方に向けて回動される。その回動によって下方に移動され、座受け後部84が背もたれ2が最も後傾した状態(後リンク部材30が制止部材12の上面側に配置されている制止接触部12bに接触した状態)で座受け前部82と同様に略水平状態になる。この場合、着座部4の後側座面44は、背もたれ2の起立時においてその座面が略水平状態に配置されているのに対し、背もたれ2が最も後傾した状態のときにおいてその座面が後傾した状態で配置される。
図2及び図3に示されるこの回動において前リンク部材50の上端側に配置された第一の前回動中心52aと、前リンク部材50の下端側に配置された第二の前回動中心54aとの間の距離L1よりも、後リンク部材30の上端側に配置された第一の後回動中心32aと、後リンク部材30の第二の後回動中心34aとの間の距離L2の方が大きくなっている。前リンク部材50の第一の前回動中心52aと前リンク部材50の第二の前回動中心54aとを結んだ線分と、水平方向との傾斜角度αと、後リンク部材30の第一の前回動中心52aと後リンク部材30の第二の後回動中心34aとを結んだ線分と、水平方向との傾斜角度βとは、略同じ角度である。傾斜角度αと傾斜角度βとは、背もたれ2の起立時の状態で40°〜60°程度に配置されており、背もたれ2の後傾動作(後傾開始時を含む)の状態で、40°〜80°程度に配置される。そのため、背もたれ2の起立時の状態と、背もたれ2の後傾時の状態とを比較して第一の後回動中心32aの高さ変位H2と、第一の前回動中心52aの高さ変位H1とを比較して、変位H2の方が大きくなる。即ち、着座部4において、背もたれ2(背アーム20)の後傾動作を行っている状態では、背もたれ2の後傾動作を行っていない背もたれ2の起立時の状態よりも、座受け前部82(着座部4の前側座面42)の後端側が座受け前部82の前端側よりも相対的に上がった状態で配置される。またこのとき背もたれ2の起立時の状態よりも、背もたれ2の後傾動作を行っている状態の第一の前回動中心52a及び第一の後回動中心32aの位置は、後側に配置される。
本実施形態は、以下のような作用効果を有する。本実施形態の椅子1において、座受け体8は、座受け体8の前側を形成している座受け前部82と、座受け体8の後側を形成している座受け後部84とを備える。また座受け前部82と座受け後部84とは、互いに隣接した境界を第一の後回動中心32aとして互いに相対的に回動可能である。また座受け後部84は、後リンク部材30及び背アーム20と一体的に回動可能である。さらに背アーム20の後傾動作に伴い、座受け体8が後リンク部材30の各回動中心により回動されて、かつ、前側連結部によりベース部10と座受け体8とが互いに離間する方向に移動される。さらに、このとき移動されながら、座受け後部84、後リンク部材30及び背アーム20は相対的な位置関係を維持した状態で一体的に回動され、さらに、座受け前部82が上昇方向へ回動されて、第一の後回動中心32aとして座受け前部82に対して座受け後部84が相対的に下がる方向へ回動される。
そうすることで、座受け後部84は、背アーム20の後傾動作に伴い、座受け体8が後リンク部材30の各回動中心により回動されて、かつ、前側連結部によりベース部10と座受け体8とが互いに離間する方向に移動される。さらに、このとき移動されながら、座受け後部84、後リンク部材30及び背アーム20は一体的に連結された状態で回動されるので、人が着座して背もたれ2に荷重をかけた際、体に密着しながら体に追従した動きで座り心地が向上する。また座受け前部82が上昇方向へ回動され、第一の後回動中心32aとして座受け前部82に対して座受け後部84が相対的に下がる方向へ回動されるため、座受け前部82と座受け後部84の前後別々の動きにより、座受け後部84(座面)が下方移動(後傾)しても座受け部8(座受け前部82)の前側が上がりにくくなる。したがって、人が着座した際に座受け部8の前側があたって大腿部を圧迫しにくくなる。
またこの椅子1では、着座部4は、座受け前部82の上面に配置されて着座部4の前側の座面を形成している前側座面42を有し、背もたれ2の後傾動作を行っている状態では、この後傾動作を行わず荷重がかかっていない背もたれ2の起立時の状態よりも、前側座面42の後端側が前側座面42の前端側よりも相対的に上がった状態で配置される。そうすることで、座面の前側が大きく上昇することなく座面の後側が下がるため、人が着座した際に、大腿部を圧迫することがなく座り心地が向上する。
またこの椅子1では、前側連結部は、後リンク部材30よりも前側に配置されて、座受け体8とベース部10とを各々回動可能に連結する前リンク部材50である。この前リンク部材50は、その上端側を座受け体8に第一の前回動中心52aとして回動可能に連結されて、その下端側をベース部10に第一の前回動中心52aよりも後方を第二の前回動中心54aとして回動可能に連結されている。前リンク部材50の上端側に配置された第一の前回動中心52aと、前リンク部材50の下端側に配置された第二の前回動中心54aとの間の距離L1よりも、後リンク部材30の上端側に配置された第一の後回動中心32aと、後リンク部材30の第二の後回動中心34aとの間の距離L2の方が大きい。そうすることで、前リンク部材50側の座受け体8(座受け前部82)の連結部分が、後リンク部材30側の座受け体8(座受け前部82と座受け後部84の境界)の連結部分よりも上がりにくくなり、座面の前側が上がりにくくなるため、人が着座した際に足の大腿部への接触が軽減されて座り心地が向上する。
またこの椅子1では、後リンク部材30は、弾性的に付勢するばね部材60を連結するための軸35を備え、ばね部材60は、その一端側を軸35に回動可能に連結される。そうすることで、後リンク部材30を規制しながら一体的にスムーズに回動し、ばね部材60によって背もたれ2が後傾状態から起立状態へ戻り易くなり、背もたれ2の起立時と背もたれ2の後傾時との相互の切り替えにおいて着座者に違和感を与えない。
またこの椅子1では、ばね部材60は、その一端側が後リンク部材30に配置された軸35と、他端側が前リンク部材50に配置された前下回動軸51とに各々回動可能に連結される。そうすることで、ばね部材60の連結部位を前下回動軸51以外に設ける必要がなく、部品点数の削減になる。
本実施形態の椅子は、上述した実施形態に限定されるものではなく他の形態でも実施できる。本実施形態では、椅子1は、事務用の椅子に適用したがこれに限られるものではない。他の種類や用途の椅子に適用してもよい。
また本実施形態の背もたれ2は、背アーム20とは別部材として連結して適用したがこれに限られるものでない。背もたれ2と背アーム20とを一体的にして同じ部材として形成してもよい。
また本実施形態のばね部材60の一端側が後リンク部材30に配置された軸35へ、他端側が前リンク部材に配置された前下回動軸51へ回動可能に連結したがこれに限られるものではない。他端側を別の部位に連結して付勢可能にしてもよい。
また本実施形態の前側連結部は、前リンク部材50としたがこれに限られるものではない。前リンク部材50を設けないでベース部10と座受け体8とを直接連結して前側連結部としてもよい。この場合、ベース部10又は座受け体8のどちらか一方に長孔を設け、長孔を設けない他方に円柱状(棒状)の連結軸を設けて、この長孔内で円柱状の連結軸が移動可能に連結してもよい。即ち、この前側連結部は、後リンク部材よりも前側に配置されて、座受け体8とベース部10とを相対的に離間する方向に移動可能に連結される。さらにこの場合、図3に示される背アーム20の後傾状態となる前の実線部分の前リンク部材50の第一の前回動中心52aと、背アーム20の後傾状態となった後の想像線部分の前リンク部材52の第一の前回動中心52aとの軌道に沿った円弧状の距離と同等の長さでこの長孔を設けてもよく、又はこの軌道位置にこの長孔を設けてもよい。その際の長孔は、連結軸が入る大きさであればよく、円弧状でもよいし、直線状(円柱状の連結軸よりやや幅広にすることが好ましい。)にしてもよい。
1 椅子
2 背もたれ
4 着座部
4a 座面
6 脚
8 座受け体
10 ベース部
20 背アーム
30 後リンク部材
32a 第一の後回動中心
34a 第二の後回動中心
35 軸
42 前側座面
44 後側座面
50 前リンク部材
52a 第一の前回動中心
54a 第二の前回動中心
60 ばね部材
82 座受け前部
84 座受け後部
L1 距離
L2 距離

Claims (4)

  1. 人が着座するための座面が設けられた着座部と、
    該着座部の下面側に配置されて板状に形成され、前記着座部が取り付けられることにより上面側が覆われる座受け体と、
    該座受け体の下方に配置されて、前記座受け体を支持するためのベース部と、
    着座した人の背中からかかる荷重を支持するための背もたれと、
    該背もたれの後傾動作に連動して後傾動作する背アームと、
    前記座受け体と前記ベース部とを各々回動可能に連結する後リンク部材と、
    該後リンク部材よりも前側に配置されて、前記座受け体と前記ベース部とを相対的に離間する方向に移動可能に連結する前側連結部と、
    前記背アームの後傾動作に抗して付勢する付勢手段とを備える椅子であって、
    前記後リンク部材は、その上端側を前記座受け体に第一の後回動中心として回動可能に連結されて、その下端側を前記ベース部に前記第一の後回動中心よりも後方を第二の後回動中心として回動可能に連結されており、
    前記座受け体は、前記座受け体の前側を形成している座受け前部と、
    前記座受け体の後側を形成している座受け後部とで構成され、
    前記座受け前部と前記座受け後部とは、互いに隣接した境界を前記第一の後回動中心として互いに相対的に回動可能であり、
    前記座受け後部は、前記後リンク部材及び前記背アームと一体的に回動可能であり、
    前記背アームの前記後傾動作に伴い、前記座受け体が前記後リンク部材の前記各回動中心により回動されて、かつ、前記前側連結部により前記ベース部と前記座受け体とが互いに離間する方向に移動されながら、前記座受け後部、前記後リンク部材及び前記背アームは相対的な位置関係を維持した状態で一体的に回動され、さらに、前記座受け前部が上昇方向へ回動されて前記第一の後回動中心として前記座受け前部に対して前記座受け後部が相対的に下がる方向へ回動される椅子。
  2. 前記着座部は、前記座受け前部の上面に配置されて前記着座部の前側の座面を形成している前側座面を有し、
    前記背もたれの後傾動作を行っている状態では、該後傾動作を行わず荷重がかかっていない背もたれの起立時の状態よりも、前記前側座面の後端側が前記前側座面の前端側よりも相対的に上がった状態で配置される請求項1に記載の椅子。
  3. 前記前側連結部は、前記後リンク部材よりも前側に配置されて、前記座受け体と前記ベース部とを各々回動可能に連結する前リンク部材であり、
    該前リンク部材は、その上端側を前記座受け体に第一の前回動中心として回動可能に連結されて、その下端側を前記ベース部に前記第一の前回動中心よりも後方を第二の前回動中心として回動可能に連結されており、
    前記前リンク部材の上端側に配置された前記第一の前回動中心と、前記前リンク部材の下端側に配置された前記第二の前回動中心との間の距離よりも、前記後リンク部材の上端側に配置された前記第一の後回動中心と、前記後リンク部材の前記第二の後回動中心との間の距離の方が大きい請求項1又は請求項2に記載の椅子。
  4. 前記後リンク部材は、弾性的に付勢するばね部材を連結するための後リンク連結部を備え、
    前記付勢手段は、前記ばね部材の一端側を前記後リンク連結部に回動可能に連結する請求項1乃至3のいずれか一項に記載の椅子。

JP2015053654A 2015-03-17 2015-03-17 椅子 Active JP6618691B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015053654A JP6618691B2 (ja) 2015-03-17 2015-03-17 椅子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015053654A JP6618691B2 (ja) 2015-03-17 2015-03-17 椅子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016171920A true JP2016171920A (ja) 2016-09-29
JP6618691B2 JP6618691B2 (ja) 2019-12-11

Family

ID=57008619

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015053654A Active JP6618691B2 (ja) 2015-03-17 2015-03-17 椅子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6618691B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57131142U (ja) * 1981-02-09 1982-08-16
JPS6365816A (ja) * 1986-05-26 1988-03-24 ドラ−ベルト・ゼ−ネ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニ− 椅子
JP2008212399A (ja) * 2007-03-05 2008-09-18 Kokuyo Co Ltd 椅子
JP2011024750A (ja) * 2009-07-24 2011-02-10 Okamura Corp 椅子
JP2012010938A (ja) * 2010-06-30 2012-01-19 Kokuyo Co Ltd 椅子

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57131142U (ja) * 1981-02-09 1982-08-16
JPS6365816A (ja) * 1986-05-26 1988-03-24 ドラ−ベルト・ゼ−ネ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニ− 椅子
US4765679A (en) * 1986-05-26 1988-08-23 Drabert Sohne Gmbh & Co. Chair having a seat with front and rear seat portions being hinged to each other
JP2008212399A (ja) * 2007-03-05 2008-09-18 Kokuyo Co Ltd 椅子
JP2011024750A (ja) * 2009-07-24 2011-02-10 Okamura Corp 椅子
JP2012010938A (ja) * 2010-06-30 2012-01-19 Kokuyo Co Ltd 椅子

Also Published As

Publication number Publication date
JP6618691B2 (ja) 2019-12-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2015177979A (ja) 椅子
NO328092B1 (no) Ryggestotteanordning
JP2015073903A (ja) ティルティングタイプ椅子
US20070270230A1 (en) Seat for amusement apparatus
JP4950701B2 (ja) 椅子
JP4950486B2 (ja) 椅子
JP3201565U (ja) 安楽椅子
JP5478142B2 (ja) 椅子
JP6618691B2 (ja) 椅子
JP2006239079A (ja) 椅子
JP6745168B2 (ja) オットマン用フットレスト装置
JP2009136370A (ja) 椅子
JP4803668B2 (ja) 椅子
JP4792233B2 (ja) 椅子
JP4960670B2 (ja) 椅子
JPH07257242A (ja) 車両用シート
JP2016002365A (ja) 椅子
JP2014004353A (ja) 椅子
JP2021106758A (ja) ヘッドレスト付き椅子
JP6462442B2 (ja) 椅子用座の支持構造体及びそれを備える椅子
JP2007330337A (ja) 椅子
JP5078311B2 (ja) 椅子
JPH048821Y2 (ja)
JP2011072581A (ja) 椅子
JP2018090026A (ja) リクライニング椅子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180112

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181026

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181030

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20181227

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20181227

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190301

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190820

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190924

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20191002

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191029

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191113

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6618691

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250