JP2016170975A - 点灯回路及び照明システム - Google Patents

点灯回路及び照明システム Download PDF

Info

Publication number
JP2016170975A
JP2016170975A JP2015049894A JP2015049894A JP2016170975A JP 2016170975 A JP2016170975 A JP 2016170975A JP 2015049894 A JP2015049894 A JP 2015049894A JP 2015049894 A JP2015049894 A JP 2015049894A JP 2016170975 A JP2016170975 A JP 2016170975A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
input terminal
voltage
current
lighting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015049894A
Other languages
English (en)
Inventor
正徳 三嶋
Masanori Mishima
正徳 三嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2015049894A priority Critical patent/JP2016170975A/ja
Priority to US15/048,268 priority patent/US9888532B2/en
Priority to DE102016103094.5A priority patent/DE102016103094A1/de
Publication of JP2016170975A publication Critical patent/JP2016170975A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B45/00Circuit arrangements for operating light-emitting diodes [LED]
    • H05B45/30Driver circuits
    • H05B45/32Pulse-control circuits
    • H05B45/325Pulse-width modulation [PWM]
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B45/00Circuit arrangements for operating light-emitting diodes [LED]
    • H05B45/10Controlling the intensity of the light
    • H05B45/14Controlling the intensity of the light using electrical feedback from LEDs or from LED modules
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B45/00Circuit arrangements for operating light-emitting diodes [LED]
    • H05B45/30Driver circuits
    • H05B45/37Converter circuits
    • H05B45/3725Switched mode power supply [SMPS]

Landscapes

  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)

Abstract

【課題】固体発光素子モジュールの電気的特性に適応した電流を供給できる点灯回路であって、回路構成が簡素化されており、かつ、高効率な点灯回路を提供する。
【解決手段】固体発光素子モジュール(LEDモジュール2)に電流を供給する点灯回路1であって、固体発光素子モジュールは、固体発光素子(LED21)と、固体発光素子に接続される第一の入力端子221及び第二の入力端子222と、固体発光素子に逆並列に接続される整流素子(ダイオード23)とを備え、点灯回路1は、固体発光素子モジュールに固体発光素子の順方向又は逆方向に選択的に電流を供給する電源部11と、電源部11が固体発光素子の逆方向に電流を供給する場合に、第一の入力端子221と第二の入力端子222との間に印加される電圧を検出する電圧検出回路15と、電圧検出回路15の検出結果に基づいて電源部11の出力電流を制御する制御回路13とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、LED(Light Emitting Diode)などの固体発光素子を備える固体発光素子モジュールに電流を供給する点灯回路、及び、これを備える照明システムに関する。
LEDなどの固体発光素子を備える固体発光素子モジュールに電流を供給する点灯回路が知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2)。特許文献1及び特許文献2に開示された発明においては、固体発光素子モジュールは、点灯回路に対して着脱可能な構成を有する。当該構成により、固体発光素子モジュールが破損した場合などに、固体発光素子モジュールだけを交換することができる。
特開2011−181295号公報 特開2013−004370号公報
また、特許文献1には、一つの点灯回路において、複数の異なる電気的特性を有する固体発光素子モジュールを利用可能とするために、固体発光素子モジュールが特性設定信号を出力するための接続端子を備える構成が開示されている。これにより、特許文献1に開示された点灯回路では、特性設定信号に基づいて固体発光素子モジュールの電気的特性に適応した電流が出力されている。
しかしながら、特許文献1に開示された点灯回路においては、特性設定信号を入力するための端子が必要となるため、回路構成が複雑となる。
また、特許文献2には、一つの点灯回路において、複数の異なる電気的特性を有する固体発光素子モジュールを利用可能とするために、固体発光素子モジュールが備える固体発光素子に並列に、当該固体発光素子の電気的特性を識別するための抵抗などが接続されている。点灯回路は、当該抵抗などに電流を供給した場合に印加される電圧を検出することによって、固体発光素子モジュールの電気的特性を識別する。これにより、特許文献2に開示された点灯回路では、当該固体発光素子モジュールの電気的特性に適応した電流が出力されている。
しかしながら、特許文献2に開示された点灯回路では、固体発光素子モジュールに光を出射させる場合に、常に上記抵抗にも電流が流れるため電力損失が発生する。また、特許文献2には、当該電力損失を抑制するために、上記抵抗と直列にスイッチ素子を接続し、固体発光素子モジュールの電気的特性を識別する時以外には、当該スイッチ素子をオフ状態に維持する構成も開示されている。しかしながら、当該スイッチ素子を接続する構成によれば、固体発光素子モジュールの構成が複雑になる。
本発明は、固体発光素子モジュールの電気的特性に適応した電流を供給できる点灯回路であって、回路構成が簡素化されており、かつ、高効率な点灯回路、及び、これを備える照明システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る点灯回路の一態様は、固体発光素子モジュールに電流を供給する点灯回路であって、固体発光素子モジュールは、固体発光素子と、固体発光素子の一端及び他端にそれぞれ接続される第一の入力端子及び第二の入力端子と、第一の入力端子と第二の入力端子との間に固体発光素子に逆並列に接続される整流素子と、を備え、点灯回路は、固体発光素子モジュールの第一の入力端子と第二の入力端子との間に固体発光素子の順方向又は逆方向に選択的に電流を供給する電源部と、電源部が第一の入力端子と第二の入力端子との間に固体発光素子の逆方向に電流を供給する場合に、第一の入力端子と第二の入力端子との間に印加される電圧を検出する電圧検出回路と、電圧検出回路の検出結果に基づいて電源部から固体発光素子モジュールに供給する電流を制御する制御回路とを備える。
本発明によれば、固体発光素子モジュールの電気的特性に適応した電流を供給できる点灯回路であって、回路構成が簡素化されており、かつ、高効率な点灯回路、及び、これを備える照明システムを提供することができる。
実施の形態1に係る照明システムの外観の概要を示す斜視図である。 実施の形態1に係る照明システムの概略回路図である。 実施の形態1に係る光源の一例を示す回路図である。 実施の形態1に係る光源の他の例を示す回路図である。 実施の形態1に係る点灯回路の構成を示す回路図である。 実施の形態1に係る点灯回路の各スイッチング素子に入力される信号の時間波形を示すグラフである。 実施の形態2に係る点灯回路の構成を示す回路図である。 実施の形態3に係る照明システムの外観図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される、数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、工程(ステップ)、工程の順序などは、一例であって本発明を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(実施の形態1)
[1−1.照明システムの構成]
まず、実施の形態1に係る照明システムの構成について図面を用いて説明する。
図1は、本実施の形態に係る照明システム10の外観の概要を示す斜視図である。
図2は、本実施の形態に係る照明システム10の概略回路図である。
図1に示されるように、照明システム10は、照明器具4及びLEDモジュール2を備える。
照明器具4は、LEDモジュール2に電流を供給する器具であり、点灯回路1を含む電源ボックス5と、ソケット6とを備える。
LEDモジュール2は、照明器具4から電流を供給されることにより光を出射する固体発光素子モジュールである。図2に示されるように、LEDモジュール2は、LED21と、LED21の一端及び他端にそれぞれ接続される第一の入力端子221及び第二の入力端子222とを備える。また、LEDモジュール2は、第一の入力端子221と第二の入力端子222との間にLED21に逆並列に接続されたダイオード23をさらに備える。本実施の形態では、LEDモジュール2は、照明器具4のソケット6に接続されるプラグ22と、LED21を有する光源20とを備える。
点灯回路1は、LEDモジュール2に電流を供給する回路である。点灯回路1の詳細については後述する。
ソケット6は、LEDモジュール2のプラグ22と着脱自在な構造を有する接続部品であり、第一のソケット端子61及び第二のソケット端子62を備える。ソケット6は、点灯回路1と接続されており、点灯回路1の出力電流は、ソケット6を介してLEDモジュール2に供給される。ソケット6の形状、構造などは、プラグ22に対応するものであれば特に限定されない。
プラグ22は、照明器具4のソケット6と着脱自在な構造を有する接続部品であり、第一の入力端子221及び第二の入力端子222を備える。また、プラグ22は光源20と接続されており、照明器具4からLEDモジュール2に入力された電流は、プラグ22を介して光源20に供給される。プラグ22の形状、構造などは、ソケット6に対応するものであれば特に限定されない。
第一の入力端子221は、プラグ22が備える端子の一つであり、LED21のアノード側の端部、及び、ダイオード23のカソード側の端部に接続される。
第二の入力端子222は、プラグ22が備える端子の一つであり、LED21のカソード側の端部、及び、ダイオード23のアノード側の端部に接続される。
第一の入力端子221及び第二の入力端子222は、ソケット6の第一のソケット端子61及び第二のソケット端子62にそれぞれ接続される。
光源20は、LEDモジュール2の光源の一例であり、LED21、ダイオード23、第一の接続端子201及び第二の接続端子202と、それらが設けられた基体(図示せず)とを備える。本実施の形態では、基体は、平板状の基板で構成される。
LED21は、LEDモジュール2の発光部として用いられる固体発光素子である。LED21は、例えば、表面実装(SMD:Surface Mount Device)型LED素子で構成される。また、LED21は、一つ又は複数のLED素子から構成される。
ダイオード23は、第一の入力端子221と第二の入力端子222との間にLED21に逆並列に接続される整流素子である。ダイオード23は、LEDモジュール2の電気的特性を識別するために用いられる。本実施の形態では、ダイオード23の電気的特性がLEDモジュール2の電気的特性と対応付けられている。LEDモジュール2の電気的特性と対応づけられるダイオード23の電気的特性としては、例えば、順方向電圧を利用できる。ダイオード23の順方向電圧は、例えば0.6V程度である。なお、ダイオード23は、一つのダイオードから構成されてもよいし、直列又は並列に接続された複数のダイオードで構成されてもよい。なお、ダイオード23は、LED21に逆バイアスが印加された場合に導通することによって、LED21に過大な逆バイアスが印加されることを抑制する機能も有する。
第一の接続端子201は、LED21のアノード側の端部、及び、ダイオード23のカソード側の端部に接続される端子である。第一の接続端子201は、プラグ22を介して、照明器具4の第一のソケット端子61に接続される。
第二の接続端子202は、LED21のカソード側の端部、及び、ダイオード23のアノード側の端部に接続される端子である。第二の接続端子202は、プラグ22を介して、照明器具4の第二のソケット端子62に接続される。
本実施の形態に係る点灯回路1は、LED21に逆並列に接続されるダイオード23などの素子の構成に基づいて、LEDモジュール2の電気的特性を識別する。ここで、図2に示されるLEDモジュール2が備える光源20の他の構成例について図面を用いて説明する。
図3Aは、本実施の形態に係る光源20Aを示す回路図である。
図3Bは、本実施の形態に係る光源20Bを示す回路図である。
光源20Aは、本実施の形態に係る光源の一例である。図3Aに示されるように、光源20Aは、ダイオード23Aの構成において、上記光源20と異なる。
ダイオード23Aは、複数の直列接続されたダイオードから構成される整流素子であり、光源20が備えるダイオード23より順方向電圧が大きい。例えば、ダイオード23Aは、三つのダイオード23が直列接続された構成を有する。ダイオード23Aの順方向電圧は、例えば1.8V程度である。
例えば、図2に示される光源20と光源20Aとを識別するには、第一の接続端子201と第二の接続端子202との間にLED21に対する逆バイアスを印加して電流を流した状態で、第一の接続端子201と第二の接続端子202との間に印加される電圧を検出すればよい。当該電圧が、ダイオード23又はダイオード23Aの順方向電圧に相当することから、当該順方向電圧に基づいて、光源20と光源20Aとを識別することができる。なお、ダイオード23Aは、複数の直列接続されたダイオードで構成されているが、ダイオード23Aの構成はこれに限定されない。例えば、ダイオード23Aは、順方向電圧の大きい一つのダイオードで構成されてもよい。
光源20Bは、本実施の形態に係る光源の他の例である。図3Bに示されるように、光源20Bは、ダイオード23に抵抗24が直列接続されている点において、上記光源20と異なる。
例えば、図2に示される光源20と光源20Bとを識別するには、光源20と光源20Aとを識別する場合と同様に、第一の接続端子201と第二の接続端子202との間に印加される電圧を検出すればよい。当該電圧が、ダイオード23の順方向電圧、又は、当該順方向電圧と抵抗24に印加される電圧との和に相当する。したがって、第一の接続端子201と第二の接続端子202との間に印加される電圧に基づいて、光源20と光源20Bとを識別することができる。
[1−2.点灯回路の構成]
続いて、本実施の形態に係る点灯回路1の構成について図面を用いて説明する。
図4は、本実施の形態に係る点灯回路1の構成を示す回路図である。なお、図4には、点灯回路1及びこれを備える照明システム10と、点灯回路1に交流電圧を印加する交流電源3とが示されている。
交流電源3は、交流電圧を出力する電源であり、例えば100V〜242Vの交流電圧を出力する商用電源などの系統電源である。
図4に示されるように、点灯回路1は、電源部11、制御回路13及び電圧検出回路15を備える。また、点灯回路1は、第一の出力端子101及び第二の出力端子102を備える。
第一の出力端子101及び第二の出力端子102は、LEDモジュール2に電流を出力する端子であり、それぞれ、LEDモジュール2の第一の入力端子221及び第二の入力端子222に電気的に接続される。
電源部11は、LEDモジュール2の第一の入力端子221と第二の入力端子222との間にLED21の順方向又は逆方向に選択的に電流を供給する回路である。本実施の形態では、電源部11は、交流電源3から入力された交流電圧を直流電圧に変換し、さらに、DC/DC変換を行うことによって、一定の直流電流を生成する。当該一定の直流電流の向き及び大きさは、制御回路13によって制御される。図4に示されるように、電源部11は、整流部111、コンデンサ112、抵抗113、インダクタ114、スイッチング素子121、122、123及び124を備える。
整流部111は、交流電源3から入力される交流電圧を整流する回路である。整流部111は、例えば、ダイオードブリッジで構成される。
コンデンサ112は、整流部111から出力された直流電圧の脈動を平滑化するための素子である。コンデンサ112は、一端が整流部111の高電圧側の出力端子とノードN1で接続され、他端が、整流部111の低電圧側の出力端子とノードN2で接続される。本実施の形態では、コンデンサ112は電解コンデンサで構成される。
抵抗113は、LED21に流れる電流、すなわち、電源部11の出力電流を検出するためのセンス抵抗である。抵抗113は、一端が整流部111の低電圧側の出力端子とノードN2で接続され、他端がノードN5に接続される。
インダクタ114は、チョークコイルであり、各スイッチング素子のスイッチングに応じてエネルギーを蓄積及び放出する。インダクタ114は、一端がノードN3に、他端が第一の出力端子101に、それぞれ接続されている。
スイッチング素子121、122、123及び124は、制御回路13からの制御の下でスイッチングする(オン及びオフを繰り返す)素子である。本実施の形態では、各スイッチング素子は、インダクタ114と直列接続されるNチャネル型のMOSFET(Metal−Oxide Semiconductor Field−Effect Transistor)である。また、スイッチング素子121及び122から構成される直列回路と、スイッチング素子123及び124から構成される直列回路とが、並列に接続されている。すなわち、スイッチング素子121、122、123及び124は、フルブリッジ型回路を構成する。また、スイッチング素子121及び123の各ドレイン電極が、ノードN1に接続され、スイッチング素子122及び124のソース電極がノードN5に接続されている。また、スイッチング素子121とスイッチング素子122との接続点であるノードN3は、インダクタ114を介して第一の出力端子101に接続されている。また、スイッチング素子123とスイッチング素子124との接続点であるノードN4は、第二の出力端子102に接続されている。上記各スイッチング素子とインダクタ114とが上述のように構成されていることにより、電源部11は、制御回路13によって出力する電流の向き及び大きさを制御され得る。なお、電源部11の動作については後で詳述する。
電圧検出回路15は、第一の出力端子101と第二の出力端子102との間に印加される電圧、すなわち、LEDモジュール2の第一の入力端子221と第二の入力端子222との間に印加される電圧を検出する回路である。これにより、LEDモジュール2のダイオード23の両端に印加される電圧(すなわちダイオード23の順方向電圧)を検出することができる。本実施の形態では、電圧検出回路15は、抵抗151、152、153及び155、並びに、オペアンプ154で構成され、差動増幅回路として機能する。電圧検出回路15は、ダイオード23の両端に印加される電圧に対応する電圧をオペアンプ154の出力端子に発生させる。なお、ここで、抵抗152及び153の抵抗値をそれぞれR152及びR153とすると、当該差動増幅回路は、オペアンプ154の出力端子に、ダイオード23の両端子間に印加される電圧のR152/R153倍の電圧を発生させる。本実施の形態では、R152/R153がほぼ1となるように抵抗152及び153の抵抗値を定める。すなわち、電圧検出回路15は、ダイオード23の両端子間に印加される電圧とほぼ同じ電圧を出力する。また、電圧検出回路15は、制御回路13のホールド回路135に、検出した電圧を出力する。
制御回路13は、電圧検出回路15の検出結果に基づいて電源部11からLEDモジュール2に供給する電流を制御する回路である。より具体的には、制御回路13は、電源部11の各スイッチング素子を制御することにより、電源部11から出力される電流の向き及び大きさを制御する。制御回路13は、比較器130、駆動回路131及び132、発振回路133、タイマ回路134、ホールド回路135、NOT回路136、比較器137及びIC(Integrated Circuit)14を備える。
タイマ回路134は、点灯回路1の動作モードを、検出モード又は点灯モードに切り替える回路である。検出モードとは、第一の出力端子101と第二の出力端子102との間に印加される電圧を検出するモードである。また、点灯モードとは、LEDモジュール2を点灯させるモードである。タイマ回路134は、点灯回路1の動作開始後、所定の時間に亘って、点灯回路1を検出モードで動作させるための信号を出力し、当該所定の時間が経過した後、点灯回路1を点灯モードで動作させるための信号を出力する。具体的には、タイマ回路134は、点灯回路1に交流電源3から交流電圧の印加が開始された後、所定の時間に亘って、Hレベルの信号を出力し、当該所定の時間が経過した後、Lレベルの信号を出力する。タイマ回路134は、当該信号を、ノードN13を介して、発振回路133、ホールド回路135及びNOT回路136に出力する。なお、上記所定の時間は、電圧検出回路15によって電圧を検出するために十分な時間であれば、特に限定されない。
発振回路133は、駆動回路132の信号出力タイミングを定めるための信号発生器である。発振回路133は、点灯回路1が検出モードである場合に、すなわち、タイマ回路134からHレベルの信号が入力される場合に、交流信号を駆動回路132に出力する。
駆動回路132は、点灯回路1が検出モードである場合に、スイッチング素子122及び123にオン及びオフを繰り返させる(スイッチングさせる)制御をする回路である。
駆動回路132がスイッチング素子122及び123に同時にオン及びオフを繰り返させることによって、電源部11は、ダイオード23に一定の順方向電流を供給する(すなわち、LED21に逆バイアスを印加する)。駆動回路132は、発振回路133から交流信号を受けて、当該交流信号の周期と同期させて、スイッチング素子122及び123をスイッチングさせる。
ホールド回路135は、タイマ回路134からのHレベルの信号を受けた場合に、電圧検出回路15からの出力電圧を維持する回路である。ホールド回路135は、当該出力電圧を比較器137の反転入力端子に出力する。
比較器137は、電圧検出回路15からの出力電圧と参照電圧V0とを比較する回路である。比較器137は、当該出力電圧が予め定められた閾値である参照電圧V0より大きい場合には、Lレベルの信号を出力する。一方、比較器137は、当該出力電圧が参照電圧V0より小さい場合には、Hレベルの信号を出力する。また、比較器137は、出力信号をIC14のバッファ回路141に出力する。例えば、LEDモジュール2が、0.6V程度の順方向電圧を有するダイオード23、又は、1.8V程度の順方向電圧を有するダイオード23Aのいずれかを備える場合には、参照電圧V0を上記二つの順方向電圧の中間程度の値である1.2V程度とすればよい。
IC14は、比較器137の出力信号に応じて比較器130の反転入力端子への出力電圧を切り替える回路である。当該出力電圧は、電源部11からLEDモジュール2への出力電流の目標値に対応する。IC14は、バッファ回路141及び切替スイッチ142を備える。
バッファ回路141は、比較器137の出力信号の波形を整形するための回路である。
切替スイッチ142は、IC14の出力端子と端子143又は端子144とを接続する素子である。切替スイッチ142は、Hレベルの信号が入力される場合には、IC14の出力端子と端子144とを接続し、Lレベルの信号が入力される場合には、IC14の出力端子と端子143とを接続する。端子144及び143には、相異なる参照電圧V1及びV2がそれぞれ印加されている。参照電圧V1及びV2は、それぞれ、電源部11の出力電流の目標値である第一の電流値及び第二の電流値に対応する電圧である。すなわち、制御回路13は、電圧検出回路15によって検出される電圧が、予め定められた閾値である参照電圧V0より小さい場合には、電源部11の出力電流の目標値を第一の電流値に設定する。一方、制御回路13は、電圧検出回路15によって検出される電圧が、予め定められた閾値である参照電圧V0より大きい場合には、電源部11の出力電流の目標値を第二の電流値に設定する。
比較器130は、電源部11から出力される電流に対応する電圧と、当該電流の目標値に対応する参照電圧V1又はV2とを比較する回路である。比較器130の出力信号に基づいて駆動回路131の出力が制御されることにより、電源部11の出力電流が、目標値に近づくようにフィードバック制御される。比較器130の非反転入力端子には、ノードN5の電圧、すなわち、抵抗113に印加される電圧が入力される。また、比較器130の反転入力端子には、IC14の出力である参照電圧V1又はV2が入力される。
NOT回路136は、タイマ回路134から入力された信号を反転させて、駆動回路131に出力する回路である。
駆動回路131は、点灯回路1が点灯モードである場合に、スイッチング素子121及び124にオン及びオフを繰り返させる(スイッチングさせる)制御をする回路である。駆動回路131がスイッチング素子121及び124に同時にオン及びオフを繰り返させることによって、電源部11は、LED21に一定の順方向電流を供給する。また、駆動回路131は、NOT回路136から、タイマ回路134の出力信号を反転した信号が入力され、当該信号に基づいて点灯モードであるか否かを判断する。本実施の形態では、当該信号がHレベルである場合に、点灯モードであると判断し、Lレベルである場合に、検出モードであると判断する。また、駆動回路131には、比較器130からの信号が入力される。比較器130からHレベルの信号が入力される場合、すなわち、電源部11から出力される電流が、当該電流の目標値より大きい場合には、駆動回路131は、スイッチング素子121及び124に出力するHレベルの信号のパルス幅を小さくする。これにより、駆動回路131は、電源部11の出力電流を低減させる。一方、比較器130からLレベルの信号が入力される場合、すなわち、電源部11から出力される電流が、当該電流の目標値より小さい場合には、駆動回路131は、スイッチング素子121及び124に出力するHレベルの信号のパルス幅を大きくする。これにより、駆動回路131は、電源部11の出力電流を増大させる。このように、制御回路13は、電源部11の出力電流が目標値に近づくようにフィードバック制御する。
以上のように点灯回路1が構成されることにより、点灯回路1は、LEDモジュール2のダイオード23の順方向電圧に応じて、LEDモジュール2の電気的特性を識別し、当該電気的特性に適応した出力電流を供給することができる。具体的には、制御回路13は、LEDモジュール2の第一の入力端子221と第二の入力端子222との間に印加される電圧を検出することにより、ダイオード23の順方向電圧を検出する。そして、当該順方向電圧が予め定められた閾値より小さい場合には、LED21に順方向に供給される電流の大きさが第一の電流値となるように電源部11を制御する。一方、制御回路13は、当該順方向電圧が当該閾値より大きい場合には、当該電流の大きさが第一の電流値と異なる第二の電流値となるように電源部11を制御する。
[1−3.点灯回路の動作]
続いて、本実施の形態に係る点灯回路1の動作について図面を用いて説明する。
図5は、本実施の形態に係る点灯回路1の各スイッチング素子に入力される信号の時間波形を示すグラフである。図5には、スイッチング素子121、122、123及び124の各ゲート電極にそれぞれ入力される信号の電圧V121、V122、V123及びV124の時間波形が示される。
まず、図5に示される時刻t0において、点灯回路1に交流電源3によって交流電圧が印加されると、タイマ回路134が計時を開始し、かつ、NOT回路136、発振回路133及びホールド回路135に、検出モードであることを示すHレベルの信号を出力する。
発振回路133は、タイマ回路134からHレベルの信号を受けた場合、交流信号を駆動回路132に出力する。
駆動回路132は、発振回路133から交流信号を入力された場合、図5に示されるように、当該交流信号に同期させて、スイッチング素子122及び123の各ゲート電極にHレベルの電圧信号パルスを繰り返し出力する。当該パルスの幅は、検出モードにおいて、点灯回路1から出力される電流を決定するパラメータである。本実施の形態では、当該パルスの幅が大きいほど、点灯回路1から出力される電流は大きくなる。当該パルスの幅は、ダイオード23及びLED21の特性などに基づいて、ダイオード23及びLED21にダメージを与えないように定められる。
スイッチング素子122及び123のゲート電極にHレベルの信号が入力されることにより、スイッチング素子122及び123がオンされる。この場合、交流電源3から順に、整流部111、スイッチング素子123、ダイオード23、インダクタ114、スイッチング素子122、抵抗113、整流部111及び交流電源3を通る経路で電流が流れ、ダイオード23の両端に順方向電圧が印加される。なお、ここで、LED21には、逆方向に電圧が印加されるため(すなわち、逆バイアスが印加されるため)、LED21には電流が流れない。
ダイオード23の両端に順方向電圧が印加された状態において、電圧検出回路15は、当該順方向電圧を検出し、当該順方向電圧に対応する電圧をホールド回路135に出力する。
ホールド回路135は、タイマ回路134からHレベルの信号が入力されている場合には、電圧検出回路15から出力されたダイオード23の順方向電圧に対応する電圧を維持して、比較器137の反転入力端子に当該電圧を出力する。
比較器137は、ホールド回路135から入力された電圧と、予め定められた閾値に対応する参照電圧V0とを比較する。比較器137は、ホールド回路135から入力されたダイオード23の順方向電圧に対応する電圧が、参照電圧V0より小さい場合には、Hレベルの信号をIC14に出力し、参照電圧V0より大きい場合には、Lレベルの信号をIC14に出力する。
IC14は、比較器137からHレベルの信号が入力された場合、すなわち、ダイオード23の順方向電圧が予め定められた閾値より小さい場合には、第一の電流値に対応する参照電圧V1を比較器130の反転入力端子に出力する。また、IC14は、比較器137からLレベルの信号が入力された場合、すなわち、ダイオード23の順方向電圧が予め定められた閾値より大きい場合には、第一の電流値と異なる第二の電流値に対応する参照電圧V2を比較器130の反転入力端子に出力する。
なお、タイマ回路134が、検出モードであることを示すHレベルの信号を出力している場合、駆動回路131には、NOT回路136からLレベルの信号が入力される。これにより、駆動回路131は、図5に示されるように、スイッチング素子121及び124のゲート電極にLレベルの電圧信号を出力し続ける。
以上のように、点灯回路1は、検出モードにおいて、ダイオード23の順方向電圧(すなわち、第一の出力端子101と第二の出力端子102との間に印加される電圧)を検出することによって、LEDモジュール2の電気的特性を識別する。さらに、点灯回路1は、当該LEDモジュール2の電気的特性に適応するように、出力電流の目標値を第一の電流値又は第二の電流値に決定する。
続いて、図5に示される時刻t1以降において、タイマ回路134は、NOT回路136、発振回路133及びホールド回路135に、点灯モードであることを示すLレベルの信号を出力する。
NOT回路136は、タイマ回路134からLレベルの信号を入力された場合、駆動回路131にHレベルの信号を出力する。
駆動回路131は、NOT回路136からHレベルの信号が入力された場合、図5に示されるように、スイッチング素子121及び124の各ゲート電極にHレベルの電圧信号パルスを繰り返し出力する。当該パルスの幅は、点灯モードにおいて、点灯回路1から出力される電流を決定するパラメータである。本実施の形態では、当該パルスの幅が大きいほど、点灯回路1から出力される電流は大きくなる。また、当該パルスの幅は、比較器130から駆動回路131に入力される信号に応じて制御される。
スイッチング素子121及び124のゲート電極にHレベルの信号が入力されることにより、スイッチング素子121及び124がオンされる。この場合、交流電源3から順に、整流部111、スイッチング素子121、インダクタ114、LED21、スイッチング素子124、抵抗113、整流部111及び交流電源3を通る経路で電流が流れ、LED21が点灯される。なお、ここで、ダイオード23には、逆方向に電圧が印加される(すなわち、逆バイアスが印加される)。したがって、ダイオード23には電流は流れない。
上述のように、LED21が点灯される場合に、抵抗113に印加される電圧が比較器130の非反転入力端子に入力され、電源部11の出力電流の目標値である第一の電流値又は第二の電流値に対応する参照電圧V1又はV2と比較される。抵抗113に印加される電圧が、当該参照電圧より大きい場合、すなわち、電源部11の出力電流が、目標値より大きい場合、比較器130は、Hレベルの信号を駆動回路131に出力する。駆動回路131は、比較器130からHレベルの信号が入力された場合、スイッチング素子121及び124に出力するHレベルの信号のパルス幅を小さくすることにより、電源部11の出力電流を低減させる。一方、抵抗113に印加される電圧が、当該参照電圧より小さい場合、すなわち、電源部11の出力電流が、目標値より小さい場合、比較器130は、Lレベルの信号を駆動回路131に出力する。駆動回路131は、比較器130からLレベルの信号が入力された場合、スイッチング素子121及び124に出力するHレベルの信号のパルス幅を大きくすることにより、電源部11の出力電流を増大させる。このように、制御回路13は、電源部11の出力電流が目標値に近づくようにフィードバック制御する。
以上のように、点灯回路1が動作することにより、点灯回路1は、LEDモジュール2のダイオード23の順方向電圧に応じて、LEDモジュール2の電気的特性を識別し、当該電気的特性に適応した出力電流を供給することができる。
[1−4.効果など]
以上のように、本実施の形態に係る点灯回路1は、LEDモジュール2に電流を供給する点灯回路1である。LEDモジュール2は、LED21と、LED21の一端及び他端にそれぞれ接続される第一の入力端子221及び第二の入力端子222と、第一の入力端子221と第二の入力端子222との間にLED21に逆並列に接続されるダイオード23とを備える。点灯回路1は、LEDモジュール2の第一の入力端子221と第二の入力端子222との間にLED21の順方向又は逆方向に選択的に電流を供給する電源部11を備える。また、点灯回路1は、電源部11が第一の入力端子221と第二の入力端子222との間にLED21の逆方向に電流を供給する場合に、第一の入力端子221と第二の入力端子222との間に印加される電圧を検出する電圧検出回路15をさらに備える。また、点灯回路1は、電圧検出回路15の検出結果に基づいて電源部11からLEDモジュール2に供給する電流を制御する制御回路13をさらに備える。
これにより、点灯回路1は、LEDモジュール2の電気的特性と対応付けられたダイオード23の順方向電圧を検出することにより、当該電気的特性を識別することができる。したがって、点灯回路1は、LEDモジュール2に適応した電流を供給できる。また、LEDモジュール2は、LED21に逆並列にダイオード23が接続される構成を有するため、LEDモジュール2を点灯する場合に、ダイオード23には電流が流れない。したがって、ダイオード23における電力損失を抑制することができる。すなわち、本実施の形態に係る点灯回路1は高効率である。また、点灯回路1においては、LEDモジュール2の電気的特性を検出するための端子を別途設ける必要がないため、回路構成を簡素化することができる。
また、点灯回路1において、電源部11は、フルブリッジ型回路を構成する四個のスイッチング素子121、122、123及び124を備える。
これにより、点灯回路1は、LED21の順方向及び逆方向に一つの回路で電流を供給することができる。したがって、点灯回路1の回路構成を簡素化することができる。
また、点灯回路1において、制御回路13は、電圧検出回路15によって検出された電圧が予め定められた閾値より小さい場合には、LED21に順方向に供給される電流の大きさが第一の電流値となるように電源部11を制御する。一方、当該電圧が当該閾値より大きい場合には、当該電流の大きさが第一の電流値と異なる第二の電流値となるように電源部11を制御する。
これにより、点灯回路1は、LEDモジュール2に供給する電流を、LEDモジュール2の電気的特性に応じて二通りに切り替えることができる。
また、本実施の形態に係る照明システム10は、点灯回路1とLEDモジュール2とを備える。
これにより、照明システム10は、点灯回路1と同様の効果を奏することができる。また、照明システム10が備えるLEDモジュール2の構成として、LED21に逆並列にダイオード23が接続された、比較的簡素な構成を採用することができる。
(実施の形態2)
続いて、実施の形態2に係る照明システムの構成について説明する。本実施の形態に係る照明システムでは、LEDモジュールが備える光源として、図3Bに示される光源20Bを採用する。また、本実施の形態に係る照明システムは、当該LEDモジュールに対応した点灯回路を用いることによって、当該LEDモジュールに供給する電流の設定値を連続的に変化させることができる。
以下、本実施の形態に係る照明システムについて、上記実施の形態1に係る照明システム10と相違する構成を中心に説明し、共通する構成については説明を省略する。
[2−1.点灯回路の構成]
まず、本実施の形態に係る点灯回路及びこれを備える照明システムの構成について、図面を用いて説明する。
図6は、本実施の形態に係る点灯回路1Bの構成を示す回路図である。なお、図6には、点灯回路1B及びこれを備える照明システム10Bと、点灯回路1Bに交流電圧を印加する交流電源3とが示されている。
図6に示されるように、照明システム10Bは、点灯回路1B及びLEDモジュール2Bを備える。
LEDモジュール2Bは、図3Bに示される光源20Bを備える固体発光素子モジュールである。LEDモジュール2Bにおいては、LED21に逆並列にダイオード23が接続され、かつ、ダイオード23に抵抗24が直列接続されている。
点灯回路1Bは、LEDモジュール2Bに電流を供給する回路であり、電源部11、制御回路13B及び電圧検出回路15を備える。また、点灯回路1Bは、第一の出力端子101及び第二の出力端子102を備える。点灯回路1Bは、制御回路13Bの構成において、上記実施の形態1に係る点灯回路1と相違し、その他の構成において一致する。以下、点灯回路1Bと点灯回路1との相違点である制御回路13Bの構成について説明する。
制御回路13Bは、上記実施の形態1に係る制御回路13と同様に、電圧検出回路15の検出結果に基づいて電源部11からLEDモジュール2Bに供給される電流を制御する回路である。制御回路13Bは、制御回路13と同様に、比較器130、駆動回路131及び132、発振回路133、タイマ回路134、ホールド回路135及びNOT回路136を備える。制御回路13Bは、比較器137及びIC14を備えない点、及び、ホールド回路135の出力電圧を比較器130に直接入力する点において、制御回路13と相違する。
制御回路13Bは、以上のような構成を有することにより、第一の出力端子101と第二の出力端子102との間に印加される電圧に対応する電圧を比較器130に入力する。ここで、第一の出力端子101と第二の出力端子102との間に印加される電圧に対応する電圧は、ダイオード23及び抵抗24にそれぞれ印加される電圧の和に相当する。したがって、本実施の形態では、当該電圧の和に対応する電圧が、電源部11の出力電流の目標値に対応する値として比較器130の反転入力端子に入力される。これにより、本実施の形態に係る点灯回路1では、ダイオード23の順方向電圧及び抵抗24の抵抗値に応じて、出力電流の目標値を連続的に変化させ得る。例えば、抵抗24の抵抗値を連続的に変化させることによって、出力電流の目標値を連続的に変化させることができる。なお、本実施の形態では、点灯回路1Bの出力電流の目標値が、第一の出力端子101と第二の出力端子102との間に印加される電圧と正の相関を持つ。したがって、LEDモジュール2に供給すべき電流が大きいほど、例えば、抵抗24の抵抗値を大きくすればよい。なお、出力電流の目標値を所望の値とするために、電圧検出回路15の抵抗152及び153の抵抗値を適宜設定してもよい。
[2−2.効果など]
以上のように、本実施の形態に係る点灯回路1Bにおいて、制御回路13Bは、LED21に順方向に供給される電流の大きさを、電圧検出回路15によって検出された電圧に応じて連続的に変化させる。
これにより、点灯回路1Bは、LEDモジュール2Bに応じて、出力電流を変化させることができるため、様々な電気的特性を有するLEDモジュール2Bに電流を供給することができる。
また、本実施の形態に係る照明システム10Bは、点灯回路1BとLEDモジュール2Bとを備え、LEDモジュール2Bは、ダイオード23に直列接続される抵抗24をさらに備える。
これにより、照明システム10Bは、点灯回路1Bと同様の効果を奏する。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3に係る照明システムについて説明する。
図7は、本実施の形態に係る照明システム10Cの外観図である。図7に示される照明システム10Cは照明器具4CとLEDモジュール2Cとを備える。照明器具4Cは、上記各実施の形態に係る点灯回路1又は1Bと、LEDモジュール2Cを接続するためのソケット6(図示せず)とを備える。本実施の形態では、照明器具4Cはダウンライトであり、当該点灯回路を収納し、かつ、LEDモジュール2Cを装着する灯体41から構成される。また、LEDモジュール2Cは、LEDモジュール2又は2Bと同様の回路を収納し、照明器具4Cのソケット6に接続するためのプラグ22を外面に備える筐体250から構成される。
このような照明システム10Cは、上記各実施の形態に係る点灯回路1又は1B、及び、LEDモジュール2又は2Bを備えるので、上記各実施の形態に係る照明システム10又は10Bと同様の効果を奏することができる。
(変形例など)
以上、本発明に係る点灯回路及び照明システムについて、上記各実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記各実施の形態において、LED21は、SMD型LED素子で構成されたが、LED21の態様は、これに限定されない。例えば、LED21として、基体に実装されたLEDチップそのものが採用されてもよい。
また、上記各実施の形態において、固体発光素子としてLED21を用いたが、有機EL(Electro Luminescence)素子など他の固体発光素子を用いてもよい。
また、上記各実施の形態において、整流素子としてダイオード23又は23Aを用いたが、整流素子は、ダイオード23又は23Aに限定されない。整流素子は、整流作用を有する素子であればよい。
また、上記各実施の形態では、電源部11において、フルブリッジ型回路を構成する四個のスイッチング素子を備えたが、電源部11の構成はこれに限定されない。電源部11は、出力する電流の向き及び大きさを制御できる電源であればよい。
また、上記実施の形態1では、一つの閾値を用いたが、閾値を複数設けて、三つ以上の電流の目標値を設定してもよい。
また、上記実施の形態2では、点灯回路1Bの出力電流の目標値が、第一の出力端子101と第二の出力端子102との間に印加される電圧と正の相関を持つが、当該目標値と当該電圧との関係は、これに限定されない。例えば、点灯回路1Bのホールド回路135と比較器130との間に反比例演算回路を挿入することにより、当該目標値が当該電圧と負の相関を持つように点灯回路を構成することもできる。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、又は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
1、1B 点灯回路
2、2B、2C LEDモジュール(固体発光素子モジュール)
10、10B、10C 照明システム
11 電源部
13、13B 制御回路
15 電圧検出回路
21 LED(固体発光素子)
23、23A ダイオード(整流素子)
221 第一の入力端子
222 第二の入力端子

Claims (6)

  1. 固体発光素子モジュールに電流を供給する点灯回路であって、
    前記固体発光素子モジュールは、固体発光素子と、前記固体発光素子の一端及び他端にそれぞれ接続される第一の入力端子及び第二の入力端子と、前記第一の入力端子と前記第二の入力端子との間に前記固体発光素子に逆並列に接続される整流素子と、を備え、
    前記点灯回路は、
    前記固体発光素子モジュールの前記第一の入力端子と前記第二の入力端子との間に前記固体発光素子の順方向又は逆方向に選択的に電流を供給する電源部と、
    前記電源部が前記第一の入力端子と前記第二の入力端子との間に前記固体発光素子の逆方向に電流を供給する場合に、前記第一の入力端子と前記第二の入力端子との間に印加される電圧を検出する電圧検出回路と、
    前記電圧検出回路の検出結果に基づいて前記電源部から前記固体発光素子モジュールに供給する電流を制御する制御回路とを備える
    点灯回路。
  2. 前記電源部は、フルブリッジ型回路を構成する四個のスイッチング素子を備える
    請求項1に記載の点灯回路。
  3. 前記制御回路は、前記電圧が予め定められた閾値より小さい場合には、前記固体発光素子に順方向に供給される電流の大きさが第一の電流値となるように前記電源部を制御し、前記電圧が前記閾値より大きい場合には、当該電流の大きさが前記第一の電流値と異なる第二の電流値となるように前記電源部を制御する
    請求項1又は2に記載の点灯回路。
  4. 前記制御回路は、前記固体発光素子に順方向に供給される電流の大きさを、前記電圧に応じて連続的に変化させる
    請求項1又は2に記載の点灯回路。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の点灯回路と、
    前記固体発光素子モジュールとを備える
    照明システム。
  6. 前記固体発光素子モジュールは、前記整流素子に直列接続される抵抗をさらに備える
    請求項5に記載の照明システム。
JP2015049894A 2015-03-12 2015-03-12 点灯回路及び照明システム Pending JP2016170975A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015049894A JP2016170975A (ja) 2015-03-12 2015-03-12 点灯回路及び照明システム
US15/048,268 US9888532B2 (en) 2015-03-12 2016-02-19 Lighting circuit and illumination system
DE102016103094.5A DE102016103094A1 (de) 2015-03-12 2016-02-23 Bestromungsschaltung und Beleuchtungssystem

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015049894A JP2016170975A (ja) 2015-03-12 2015-03-12 点灯回路及び照明システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016170975A true JP2016170975A (ja) 2016-09-23

Family

ID=56800904

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015049894A Pending JP2016170975A (ja) 2015-03-12 2015-03-12 点灯回路及び照明システム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9888532B2 (ja)
JP (1) JP2016170975A (ja)
DE (1) DE102016103094A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102018105929A1 (de) * 2018-03-14 2019-09-19 Siteco Beleuchtungstechnik Gmbh Leuchte und Verfahren zur Erkennung von LED-Modulen
ES2945645T3 (es) * 2019-10-24 2023-07-05 Signify Holding Bv Controlador de LED para sistemas de iluminación LED para reemplazar una lámpara de descarga de alta intensidad
JP7438021B2 (ja) * 2020-05-19 2024-02-26 三菱電機株式会社 半導体装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3686569B2 (ja) 2000-03-02 2005-08-24 シャープ株式会社 半導体発光装置及びそれを用いた表示装置
CN102192487B (zh) 2010-02-28 2015-01-14 松下电器产业株式会社 光源模块和点亮设备以及使用它们的照明设备
JP5480668B2 (ja) 2010-02-28 2014-04-23 パナソニック株式会社 光源モジュール、点灯装置およびそれを用いた照明器具
TW201206250A (en) * 2010-04-09 2012-02-01 Mitsubishi Chem Corp Light dimming apparatus and led illumination system
CN101969720B (zh) * 2010-09-15 2013-09-18 成都芯源系统有限公司 Led旁路控制电路和控制方法
JP2012094811A (ja) 2010-09-27 2012-05-17 Mitsubishi Chemicals Corp Led発光装置
JP2013004370A (ja) 2011-06-17 2013-01-07 Sharp Corp 照明装置

Also Published As

Publication number Publication date
US9888532B2 (en) 2018-02-06
DE102016103094A1 (de) 2016-09-15
US20160270170A1 (en) 2016-09-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8581512B2 (en) Light source module, lighting apparatus, and illumination device using the same
JP5558647B1 (ja) 駆動回路、照明用光源、及び、照明装置
CN101720150A (zh) Led驱动电路、led照明器件、led照明设备和led照明系统
US9775210B2 (en) Lighting circuit, luminaire, and illumination system
TW201440576A (zh) 發光元件電源供應電路與用於其中之減幅電路及其驅動方法
TW201711524A (zh) 調光裝置
US9456477B2 (en) Lighting device and lighting fixture using same
JP6489523B2 (ja) 固体発光素子モジュールおよび照明セット
US9888532B2 (en) Lighting circuit and illumination system
JP6485769B2 (ja) 点灯回路、照明器具及び照明システム
JP2016201276A (ja) 点灯回路、照明器具および照明システム
TWI407833B (zh) 驅動電路與驅動負載的方法
JP6998565B2 (ja) 点灯装置、照明器具及び電子機器
JP2016058240A (ja) 発光素子点灯装置、発光モジュール、および照明装置
JP6207771B2 (ja) 電流源により給電されるled照明回路
JP6358526B2 (ja) 点灯装置および、これを用いた照明器具
RU2017146373A (ru) Светодиодный источник света с улучшенным уменьшением остаточного свечения
JP6954201B2 (ja) 点灯装置
JP2016170985A (ja) 点灯回路、照明器具および照明システム
JP5750592B2 (ja) 照明装置及び該照明装置を用いた照明器具
JP2017147083A (ja) 点灯装置及び照明器具
JP6357790B2 (ja) 点灯装置および照明器具
US8810145B2 (en) Lighting circuit and luminaire and a method of controlling a lighting circuit
JP2018195569A (ja) 点灯装置及び照明システム
JP7040382B2 (ja) 点灯装置及び照明器具