JP2016169690A - 燃料噴射ポンプ - Google Patents

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誠二 伊月
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Abstract

【課題】噴射時期を適切に制御できて製造コストも抑制できる燃料噴射ポンプを提供すること。
【解決手段】プランジャバレル12が、プランジャ孔と燃料供給源とを連通させるためのメイン燃料給排孔50と、プランジャ孔と燃料供給源とを連通させるためのサブ燃料給排孔98とを有するようにする。サブ燃料給排孔98のプランジャ孔側の開口が、軸方向においてメイン燃料給排孔50のプランジャ孔側の開口よりも等圧弁部側に位置するようにする。
【選択図】図3

Description

本発明は、エンジンの燃焼室に燃料を噴射する燃料噴射ポンプに関する。
従来、燃料噴射ポンプとしては、特開2012−197698号公報(特許文献1)に記載されているものがある。この燃料噴射ポンプは、プランジャと、プランジャバレルと、電磁スピル弁とを備える。
この燃料噴射ポンプは、プランジャの外周面を、プランジャバレルの内周面に内嵌している。プランジャの上端と、プランジャバレルの内面とで、燃料を圧縮するプランジャ室を画定している。上記プランジャを、プランジャバレルに対して一方向に進退させて、プランジャ室内の燃料を圧縮している。電磁スピル弁は、電子制御で開閉されている。プランジャ室内で圧縮した燃料を、電子制御によって電磁スピル弁を通過させて燃焼室に噴射している。このように、この燃料噴射ポンプは、噴射時期を電子制御している。
特開2012−197698号公報
上記従来の燃料噴射ポンプは、噴射時期を電子制御しているから、噴射時期を適切に制御できる。しかしながら、上記従来の燃料噴射ポンプは、電子制御を行うために、スピル弁等の電子機器が必要になり、製造コストが高くなる。
そこで、本発明の課題は、噴射時期を適切に制御できて製造コストも抑制できる燃料噴射ポンプを提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の燃料噴射ポンプは、
外周面を有するプランジャと、
上記プランジャを、上記外周面の軸方向に摺動可能かつ回転可能に収容するプランジャ孔を有するプランジャバレルと、
上記プランジャバレルに対する上記プランジャの上記軸方向の一方側の移動によって加圧される燃料の燃料噴射弁側への吐出を制御する吐出制御機構と
を備え、
上記プランジャバレルは、上記プランジャ孔と燃料供給源とを連通させるためのメイン燃料給排孔と、上記プランジャ孔と上記燃料供給源とを連通させるためのサブ燃料給排孔とを有し、
上記サブ燃料給排孔の上記プランジャ孔側の開口は、上記軸方向において上記メイン燃料給排孔の上記プランジャ孔側の開口よりも上記吐出制御機構側に位置することを特徴としている。
尚、上記「上記サブ燃料給排孔の上記プランジャ孔側の開口は、上記軸方向において上記メイン燃料給排孔の上記プランジャ孔側の開口よりも上記吐出制御機構側に位置する」との要件は、サブ燃料給排孔の開口において軸方向の最も吐出制御機構側に位置する部分が、メイン燃料給排孔の開口において軸方向の最も吐出制御機構側に位置する部分よりも上記軸方向の吐出制御機構側に位置していれば満たされるものとする。したがって、上記サブ燃料給排孔の上記開口は、メイン燃料給排孔の上記開口と、同じ軸方向の位置に存在する部分を有してもよい。
本発明によれば、メイン燃料給排孔のプランジャ孔側の開口よりも軸方向の吐出制御機構側に位置する開口を有するサブ燃料給排孔が存在する。したがって、プランジャの上端とプランジャバレルのプランジャ孔の内面とで画定される燃料加圧室が燃料の加圧時に燃料供給源に最後に連通するプランジャの軸方向の閉位置(FIC)を、サブ燃料給排孔で機械的に制御できて、上記閉位置を変えることができる。したがって、サブ燃料給排孔を有さない場合と比較して、燃料加圧室内の燃料の時刻毎の圧力を変えることができて、噴射時期を機械的かつ適切に制御できる。
また、本発明によれば、燃料の噴射時期を機械的に制御するから、電子制御の際に必要となる電磁スピル弁等の電子機器を省略できる。したがって、製造コストを抑制できる。
また、一実施形態では、
上記プランジャ孔は、円筒孔部を有し、
上記メイン燃料給排孔は、上記円筒孔部の径方向に上記円筒孔部を介して対向すると共に、上記径方向に延在する第1および第2給排孔部を有する一方、上記サブ燃料給排孔は、上記径方向に延在し、
上記第1給排孔部の延在方向は、上記サブ燃料給排孔の延在方向に対して40°以上かつ60°以下の角度傾斜する。
上記実施形態によれば、第1給排孔部の延在方向が、上記サブ燃料給排孔の延在方向に対して40°以上の角度傾斜している。したがって、サブ燃料給排孔と、サブ燃料給排孔とが近接するメイン燃料給排孔との間の肉厚(隣接肉厚)を確保できて、十分な強度を確保できる。
また、上記実施形態によれば、第1給排孔部の延在方向が、上記サブ燃料給排孔の延在方向に対して60°以下の角度傾斜するから、第1および第2給排孔部のうちでサブ燃料給排孔から遠い位置に存在する給排孔部が、サブ燃料給排孔と、120°以上の角度で傾斜する。ここで、プランジャの吐出制御機構側の上端に一以上の切欠きを設け、その一以上の切欠きを、燃料噴射装置のラックピニオン機構でプランジャバレルに対してプランジャを相対回転させている間にサブ燃料給排孔に連通させるようにする。この場合、ラックピニオン機構で、プランジャバレルに対してプランジャが100°程度回転したとしても、その一以上の切欠きが、上記遠い位置に存在する給排孔部に連通することを防止できる。したがって、上記一以上の切欠きを設けた場合、燃料の噴射時期を、その一以上の切欠きおよびサブ燃料給排孔のみで制御できるから、燃料の噴射時期を適切に制御できる。
また、一実施形態では、
上記サブ燃料供給孔の断面積の最大の直径は、上記メイン燃料給排孔の断面積の最小の直径の1/2以下である。
上記実施形態によれば、サブ燃料供給孔の断面積の最大の直径が、上記メイン燃料給排孔の断面積の最小の直径の1/2以下であるから、サブ燃料給排孔と燃料加圧室との間を流動する燃料の量をより細かく制御できる。したがって、これに起因して、加圧室の圧力を適切に制御できて、燃料の噴射時期を適切に制御できる。
また、一実施形態では、
上記プランジャの上記軸方向の上記吐出制御機構側の端部は、一以上の切欠きを有し、
上記サブ燃料供給孔の上記開口において最も上記軸方向の上記吐出制御機構側に位置する点と、上記メイン燃料給排孔の上記開口において最も上記軸方向の上記吐出制御機構側に位置する点との上記軸方向の距離は、上記一以上の切欠きの上記軸方向の最大の深さよりも長い。
上記実施形態によれば、各切欠きが、サブ燃料給排孔と、メイン燃料給排孔とに同時に連通することを防止できる。したがって、燃料の加圧時に燃料供給源と燃料給排孔との連通の遮断を最後に行う閉位置を、サブ燃料給排孔で制御できる。したがって、燃料の噴射時期を適切に制御できる。
また、一実施形態では、
上記プランジャの上記軸方向の上記吐出制御機構側の端部は、一以上の切欠きを有し、
上記一以上の切欠きは、上記プランジャの外周面の径方向から見たときに略三角形の形状の開口を有する切欠きを含んでいる。
プランジャバレルに対するプランジャの回動の回動角は、負荷に応じて変動させることができる。
上記実施形態によれば、プランジャバレルに対するプランジャが相対回転可能な回動角の周方向の範囲が三角形の形状の開口の周方向の存在範囲を含むようにできるから、回動角に対する上記閉位置の軸方向の位置を一次関数的に変動させることができる。したがって、燃料の噴射時期を、回動角の小さい範囲で制御できる。
本発明の燃料噴射装置によれば、噴射時期を機械的かつ適切に制御できて、製造コストも抑制できる。
本発明の一実施形態の燃料噴射ポンプの軸方向の模式断面図である。 プランジャバレルにおいてプランジャ孔と燃料給排室とを連通する構造を示す模式図である。 図2に矢印Aで示す方向から、プランジャバレルを見たときの模式半断面図である。 プランジャの上端部を示す模式図である。 プランジャの上端面を、図4に矢印Bで示す方向から見たときの模式図である。 ラックピニオン機構によるプランジャバレルに対するプランジャの相対回転角と、燃料加圧室が燃料の加圧時に燃料供給源に最後に連通する時刻との関係を定性的に示す模式図である。 変形例のプランジャにおける図4に対応する図である。 図7に示す変形例のプランジャにおける図6に対応する模式図である。 変形例のプランジャにおける図4に対応する図である。 変形例のプランジャにおける図4に対応する図である。 変形例のプランジャにおける図4に対応する図である。 変形例のプランジャにおける図4に対応する図である。 変形例のプランジャの一部を示す模式図である。
以下、本発明を図示の形態により詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態の燃料噴射ポンプの軸方向の模式断面図である。
燃料噴射ポンプは、図示しない低圧ポンプ(フィードポンプ)と連結されている。燃料噴射ポンプは、低圧ポンプによって燃料タンク等からなる燃料供給源から供給された燃料を加圧して図示しない燃料噴射ノズルへ供給する。また、上記燃料噴射ノズルは、加圧された燃料をディーゼルエンジン等のエンジンの燃焼室へ噴射する。燃料噴射ポンプは、本体部10と、吐出制御機構の一例としての等圧弁部30とを備える。等圧弁部30は、本体部10の軸方向(燃料噴射ポンプの軸方向)の一方側に位置している。以下、燃料噴射ポンプの軸方向の等圧弁部30側を上側として言及し、燃料噴射ポンプの軸方向の本体部10側を下側として言及する。
本体部10は、ポンプ本体11と、プランジャバレル12と、デフレクタ13と、プランジャ14と、プランジャばね15と、プランジャガイド16と、ピニオンスリーブ17と、コントロールラック18と、図示しないカムとを備える。
ポンプ本体11は、略円筒状の形状を有する。ポンプ本体11の内周面の軸方向の下側の端部は、プランジャばね室40を画定している。プランジャばね室40は、プランジャばね15およびプランジャガイド16を収容している。
ポンプ本体11の内周面は、プランジャばね室40の上側でピニオン室41を画定している。ピニオンスリーブ17は、ピニオン室41の内周面に内嵌されている。ピニオン室41の内周面の内径は、プランジャばね室40の内周面の内径よりも小さくなっている。ポンプ本体11の内周面は、ピニオン室41の上側でプランジャバレル保持室42を画定している。プランジャバレル保持室42は、プランジャバレル12を保持している。
プランジャバレル12は、プランジャ孔43を有する。プランジャ14は、プランジャ孔43と略同径の略円柱状の形状を有する。プランジャ14は、プランジャ孔43にプランジャ孔43の軸方向に摺動可能かつプランジャ孔43の軸心回りに回転可能に収容されている。プランジャバレル12は、上側にフランジ56を有する。プランジャバレル12は、プランジャバレル保持室42に挿入されている。フランジ56は、ポンプ本体11の上端部にボルト等で固定されている。ポンプ本体11の上側の内周面と、その内周面に径方向に対向するプランジャバレル12の外周面とは、円環状の燃料給排室20を画定している。
プランジャバレル12の上端部は、ばね室48を有する。ばね室48は、軸方向の上側に開口している。ばね室48は、プランジャ孔43にプランジャバレル燃料供給路46を介して連通している。プランジャバレル12は、メイン燃料給排孔50を有し、メイン燃料給排孔50は、第1給排孔部91と、第2給排孔部92とを有する。プランジャ孔43は、プランジャ14が摺動する範囲に断面略円形の円筒孔部93を有する。第1および第2給排孔部91,92の夫々は、円筒孔部93に開口している。
第1および第2給排孔部91,92は、直線上に位置する。第1および第2給排孔部91,92は、円筒孔部93の内周面の径方向に延在している。上記直線は、円筒孔部93の中心軸に直交し、かつ、円筒孔部93の中心軸を通過している。第1および第2給排孔部91,92は、上記直線の延在方向に円筒孔部93を介して対向している。第1および第2給排孔部91,92の夫々は、プランジャ孔43側に向けて縮径している。第1および第2給排孔部91,92の夫々は、プランジャ孔43と、燃料給排室20とを連通している。
第1給排孔部91は、第2給排孔部92と同一の形状および大きさを有する。第1給排孔部91の軸方向の存在位置は、第2給排孔部91の軸方向の存在位置と一致している。メイン燃料給排孔50の下側で、プランジャ孔43と、燃料給排室20とが、燃料リーク回収孔51を介して連通している。デフレクタ13は、排出される高速で高圧の燃料を衝突させる。デフレクタ13を、燃料給排室20内においてメイン燃料給排孔50と対向するようにポンプ本体11に螺合している。
プランジャ14は、燃料を圧送する役割を果たす。プランジャ14の軸方向の上側の上端面55と、プランジャ孔43とは、燃料を加圧する加圧室53を画定している。プランジャ14の軸方向の上端部の側面は、燃料の噴射量を決定するリード部45を有する。リード部45は、上端面55から下方に延設される上下溝と、上端面55から円周に沿って斜め下方へ螺旋状に延設されるヘリカルリード(斜め溝)とを有する。
プランジャばね15は、プランジャ14をポンプ本体11に対して下側(カム側)に付勢する。プランジャばね15は、ポンプ本体11のプランジャばね室40に内装されると共に、プランジャ14の下部に外嵌される。プランジャばね15の上端部は、上部ばね受け22を介して、プランジャばね室40の段部に係止され、プランジャばね15の下端部は、下部ばね受け23を介して、プランジャ14の係止部60に係止される。
プランジャガイド16は、図示しないカムからの動力をプランジャ14に伝える。プランジャガイド16は、上方を開放したカップ状の形状を有する。プランジャガイド16は、ポンプ本体11のプランジャばね室40に内装される一方、下部ばね受け23およびプランジャばね15の下部に外嵌される。プランジャガイド16は、プランジャばね15の付勢力によって、プランジャ14の下側の端部と当接している。プランジャガイド16は、図示しないカムが、図示しないディーゼルエンジンのクランク軸からの動力によって回動されると、プランジャ14を上下に摺動(往復運動)させる。
プランジャガイド16は、上下方向に延在する排出孔61を有する。プランジャばね室40に浸入した油を、排出孔61を介して下方に排出する。
コントロールラック18は、図示しないガバナの移動に連動して図1の紙面に垂直な方向に一直線上を移動する。ピニオンスリーブ17を、コントロールラック18に対して摺動させることにより、プランジャ14を回転させるようになっている。
詳しくは、ピニオンスリーブ17は、円筒状の形状を有している。ピニオンスリーブ17は、ポンプ本体11のピニオン室41に内装される一方、プランジャバレル12に外嵌される。ピニオンスリーブ17の上端部の外周面は、ピニオン部64を有する。ピニオン部64は、コントロールラック18と噛合している。ピニオンスリーブ17の下部には、軸方向に延在する二つの縦長溝67が存在する。また、各縦長溝67は、下方に開口している。二つの縦長溝67は、ピニオンスリーブ17の周方向で互いにπ[rad]の間隔をおいた状態で配置されている。これら縦長溝67は、プランジャ14の鍔部69と係合している。
コントロールラック18は、プランジャ14を回動させて、燃料噴射量を調整するものである。コントロールラック18は、円柱部材である。コントロールラック18の軸心方向は、上下方向に対して直交する方向に延在している。コントロールラック18、ピニオンスリーブ17の上端部の側面に隣接する位置に配置されている。コントロールラック18は、長手方向の側面にラック部70を有する。ラック部70は、ピニオンスリーブ17のピニオン部64と噛合している。このことから、コントロールラック18が一直線上を移動して、コントロールラック18が回転すると、プランジャ14は、ピニオンスリーブ17と一体的に回転するようになっている。
等圧弁部30は、燃料の吐出および噴射終了後の燃料圧力を所定の値に維持するものである。等圧弁部30は、等圧弁本体31と、吐出弁32と、等圧弁33と、吐出弁ばね34と、等圧弁ばね36とを有する。等圧弁部30には、高圧燃料を燃料噴射ノズルへ供給する高圧管継手が接続される。
等圧弁本体31の下端面は、プランジャバレル12の上端面と当接している。等圧弁本体31の下端面は、ボルト等でプランジャバレル12の上端面に固定されている。等圧弁本体31は、吐出弁ばね室80と、吐出口81とを有する。吐出口81は、吐出弁ばね室80の上方に位置し、吐出弁ばね室80に連通している。
吐出弁32は、略円筒状の形状を有する。吐出弁32の内径は、ばね室48の内径と同程度の内径になっている。吐出弁32および吐出弁ばね34は、吐出弁ばね室80に内装される。吐出弁ばね室80と吐出弁32との間には、高圧燃料が通過可能な隙間が存在する。吐出弁32の下端面は、プランジャバレル12の上端面に着座している。吐出弁32の下端面は、吐出弁ばね34により、下側(プランジャバレル12側)に付勢されている。
吐出弁32の上部は、縮径されている。吐出弁32の内周面は、等圧弁通路83を画定している。さらに、吐出弁32の断面カップ上の下端面と、ばね室48とは、等圧弁室35を画定している。等圧弁室35は、等圧弁通路83と連通している。
等圧弁33は、ボール37と、ボール37を受ける受部材38とを有する。等圧弁33および等圧弁ばね36は、等圧弁室35に内装されている。受部材38と等圧弁室35との間には、燃料が通過可能な隙間が存在している。ボール37は、等圧弁室35の上側に着座している。ボール37は、等圧弁ばね36により、受部材38を介して上側に付勢されている。
上記構成において、カムの回転動作により、プランジャガイド16が下降すると、プランジャばね15の付勢力により、プランジャ14が下降する。これにより、燃料が、低圧ポンプから各デフレクタ13を介して、加圧室53に向かって送油される。
そして、カムの回転動作により、プランジャガイド16が上昇すると、プランジャばね15の付勢力に抗して、プランジャ14が上昇する。プランジャ14の上端面が、加圧室53と燃料給排室20との連通を遮蔽する位置から燃料の加圧が開始される。燃料圧力による吐出弁32に加わる力が、吐出弁ばね34の付勢力より大きくなると、吐出弁32が上昇して開弁する。これにより、加圧室53内の高圧燃料が、プランジャバレル燃料供給路46、等圧弁室35、吐出弁ばね室80、吐出口81を順次介して、燃料噴射ノズルへ送油される。
その後、プランジャ14が更に上方に移動して、リード部45が、メイン燃料給排孔50と連通されると、加圧室53内の高圧燃料がリード部45および燃料給排孔50を介して、燃料給排室20に戻される。燃料圧力の放圧により吐出弁32に加わる力が、吐出弁ばね34の付勢力より小さくなると、吐出弁ばね34の付勢力により吐出弁32が下降して、吐出弁32が閉弁する。これ以降は、プランジャ14が上昇しても、燃料は燃料給排室20に流出する。
また、コントロールラック18は、エンジンに掛かっている負荷の度合に応じて、図1の紙面の手前側または紙面の奥側に摺動する。コントロールラック18が摺動すると、ピニオンスリーブ17が、図1に矢印Aで示す方向に回動する。このことから、ピニオンスリーブ17に係合しているプランジャ14が、図1に矢印Aで示す方向に回動する。これにより、リード部45が、プランジャバレル12に対して回転するから、リードにおいてメイン燃料給排孔50と対向するヘリカルリードの位置が変わる。これにより、プランジャ14における有効ストローク、すなわち、圧送開始位置から圧送終了位置までのストロークが変更されて、燃料噴射量が調節される。
図2は、プランジャバレル12においてプランジャ孔43と燃料給排室20(図1参照)とを連通する構造を示す模式図であり、円筒孔部93の内周面の周方向における、第1および第2給排孔部91,92と、サブ燃料給排孔98との位置関係を示す模式図である。
図2に示すように、上記プランジャバレル12は、サブ燃料給排孔98を有する。サブ燃料給排孔98は、プランジャ孔43と、燃料給排室20とを連通している。サブ燃料給排孔98は、円筒孔部93の内周面の径方向に延在している。
図2に示すように、第1給排孔部91は、連通孔部84と、拡径孔部85とを有する。連通孔部84は、プランジャ孔43に連通する。拡径孔部85は、連通孔部84のプランジャ孔43側とは反対側に連通する。また、同様に、第2給排孔部92は、連通孔部86と、拡径孔部87とを有する。連通孔部86は、プランジャ孔43に連通する。拡径孔部87は、連通孔部86のプランジャ孔43側とは反対側に連通する。第1給排孔部91の連通孔部84は、円筒形状を有し、第2給排孔部92の連通孔部85も、円筒形状を有する。また、サブ燃料給排孔98においてプランジャ孔43に連通する部分も、円筒孔88となっている。
図2において、dm1[mm]は、第1給排孔部91のメインポート径を示し、第1給排孔部91の連通孔部84の直径を示す。また、dm2[mm]は、第2給排孔部92のメインポート径を示し、第2給排孔部92の連通孔部86の直径を示す。ds[mm]は、サブ燃料給排孔98のサブポート径を示し、サブ燃料給排孔98の円筒孔88の直径を示す。また、Dpは、プランジャ径[mm]を示す。
図2に示すように、dm1は、dm2と同一の値である。また、(dm1)/2>dsの関係が成立している。サブ燃料供給孔98の延在方向に垂直な断面での最大の直径(孔が、円筒孔でない場合には、外接円で定義する)は、メイン燃料給排孔50の延在方向に垂直な断面での最小の直径(孔が、円筒孔でない場合には、外接円で定義する)の1/2以下となっている。また、サブ燃料供給孔98の延在方向に垂直な断面での最小の直径も、メイン燃料給排孔50の延在方向に垂直な断面での最小の直径の1/2以下となっている。
尚、図2において、77は、第1給排孔部91のプランジャ孔43側の開口を示し、78は、第2給排孔部92のプランジャ孔43側の開口を示す。また、79は、サブ燃料給排孔98のプランジャ孔43側の開口を示す。
図3は、図2に矢印Aで示す方向から、プランジャバレル12を見たときの模式半断面図である。
サブ燃料給排孔98のプランジャ孔43側の開口79は、軸方向においてメイン燃料給排孔50のプランジャ孔43側の全ての開口77,78(図2参照)よりも上側(上側は、等圧弁部30側(図1参照)に一致)に位置している。詳しくは、サブ燃料給排孔98のプランジャ孔43側の開口79は、軸方向においてメイン燃料給排孔50の第1給排孔部91のプランジャ孔43側の開口77よりも上側に位置し、また、軸方向においてメイン燃料給排孔50の第2給排孔部92のプランジャ孔43側の開口78(図2参照)よりも上側に位置している。
図2において、71は、第1直線を示し、72は、第2直線を示す。第1給排孔部91および第2給排孔部92は、第1直線71上を延在している。また、第1直線71を含むと共に円筒孔部93の中心軸に直交する平面は、第2直線72を含む。第2直線72は、サブ燃料給排孔98の延在方向に平行である。図2に示すように、円筒孔部93の内周面の周方向において、第2直線72は、第1直線71に対して40[°]以上かつ60[°]以下の角度θ傾斜している。このように、第1給排孔部91の延在方向は、サブ燃料給排孔98の延在方向に対して40°以上かつ60°以下の角度傾斜している。
図4は、プランジャ14の上端部を示す模式図であり、図5は、プランジャの上端面55を、図4に矢印Bで示す方向から見たときの模式図である。
図3および図4を参照して、73は、一の切欠きを構成する上部リードを示す。上部リード73は、プランジャ14の上端部に存在している。図4に示すように、上部リード73は、軸方向の上方に開口すると共に、径方向にも開口している。図4に示すように、径方向の外部から上部リード73を見たとき、上部リード73の開口は、略矩形の形状を有している。図5に示すように、上部リード73は、径方向の一方側のみに開口している。
図3において、l[mm]は、最長リード高さ(上部リード73の最大の深さ)を示し、L[mm]は、サブポート相対高さ、すなわち、サブ燃料供給孔のプランジャ孔43側の開口79において最も軸方向の上側に位置する点と、メイン燃料給排孔50のプランジャ孔43側の開口77,78において最も軸方向の上側に位置する点との軸方向の距離を示す。図3に示すように、L>lの関係が成立している。
図3を参照して、m[mm]は、上部リード73の図3の紙面における左右方向の幅を示す。図3に示すように、m>dsの関係が成立している。したがって、上部リード73の周方向(プランジャ14の外周面の周方向)の長さが、m[mm]よりも長いことから、上部リード73の周方向の長さが、サブ燃料給排孔98のサブポート径dsよりも長くなっている。
図6は、ラックピニオン機構によるプランジャバレル12に対するプランジャ14の相対回転角と、燃料の加圧室53が燃料の加圧時に燃料供給源に最後に連通する時刻との関係を定性的に示す模式図である。
図6を参照して、時刻t1は、プランジャ14の上端面55において上部リード73を有さない部分が、サブ燃料給排孔98を塞ぐ時刻を示す。ここで、プランジャバレル12に対してプランジャ14が、図6にα1[°]で示す角度だけ回転すると、図4にβ1で示す上部リード73の周方向の一端が、サブ燃料給排孔98に径方向に対向する。すると、燃料の加圧室53が燃料の加圧時に燃料供給源に最後に連通する時刻が、上部リード73の底面75がサブ燃料給排孔98を塞ぐ時刻まで遅れる。そして、上記最後に連通する時刻が、上記t1から図6にt2で示す時刻まで遅れる。
また、プランジャバレル12に対してプランジャ14が、図6にα2[°]で示す角度だけ回転すると、図4にβ2で示す上部リード73の周方向の他端が、サブ燃料給排孔98に径方向に対向する。その後、プランジャバレル12に対してプランジャ14が、前記α2[°]より大きい角度だけ回転すると、燃料の加圧室53が、燃料の加圧時に燃料供給源に最後に連通する時刻が、上記t2から、上記時刻t1まで速くなる。
このことから、エンジンに掛かっている負荷に応じて、燃料の加圧室53が燃料の加圧時に燃料供給源に最後に連通するプランジャ14の軸方向の閉位置(以下、単に、FIC位置という)を変えることができる。そして、エンジンに掛かっている負荷に応じて、燃料の加圧室53が、燃料の加圧時に燃料供給源に最後に連通するタイミングを変えることができる。
上記実施形態によれば、メイン燃料給排孔50のプランジャ孔43側の開口77,78よりも軸方向の等圧弁部30側に位置する開口79を有するサブ燃料給排孔98が存在するから、プランジャ14のFIC位置を機械的に変えることができる。したがって、サブ燃料給排孔98を有さない場合と比較して、燃料の加圧室53内の燃料の時刻毎の圧力を機械的に変えることができて、噴射時期を機械的かつ適切に制御できる。
また、上記実施形態によれば、燃料の噴射時期を機械的に制御するから、電子制御の際に必要となる電磁スピル弁等の電子機器を省略できる。したがって、製造コストを抑制できる。
また、上記実施形態によれば、第2直線72が、第1直線71に対して40°以上の角度傾斜しているから、サブ燃料給排孔98と、サブ燃料給排孔98が近接するメイン燃料給排孔である第1給排孔部91との間の肉厚(隣接肉厚)を確保できる。したがって、十分な強度を確保できる。
また、上記実施形態によれば、第2直線72が、第1直線71に対して60°以下の角度傾斜するから、第1および第2給排孔部91,92のうちでサブ燃料給排孔98から遠い位置に存在する第2給排孔部92が、サブ燃料給排孔98と、120°以上の角度を有した状態で傾斜する。したがって、上部リード73がラックピニオン機構でプランジャバレル12に対してプランジャ14を相対回転させている間にサブ燃料給排孔98に連通するから、ラックピニオン機構で、プランジャバレルに対してプランジャが100°程度回転したとしても、上部リード73が、第2給排孔部92に連通することを防止できる。したがって、燃料の噴射時期を、上部リード73およびサブ燃料給排孔98のみで制御できるから、燃料の噴射時期を適切に制御できる。
尚、ピニオンのピッチが、48で、ラックの作動範囲が41[mm]であるとすると、プランジャ14の回動角は、(41/(π×48))×360=97.9[°]≒100[°]となる。しかし、プランジャバレル12に対してプランジャ14が100[°]以外の如何なる角度回転してもよいことは、言うまでもない。
また、上記実施形態によれば、サブ燃料供給孔98の断面積の最大の直径が、メイン燃料給排孔50の断面積の最小の直径の1/2以下であるから、サブ燃料給排孔98と燃料の加圧室53との間を流動する燃料の量をより細かく制御できる。したがって、これに起因して、加圧室53の圧力を適切に制御できて、燃料の噴射時期を適切に制御できる。
また、上記実施形態によれば、最長リード高さl[mm]と、サブポート相対高さL[mm]に関し、L>lが成立しているから、上部リード73が、サブ燃料給排孔98と、メイン燃料給排孔50とに同時に連通することを防止できる。したがって、燃料の加圧時に燃料供給源と燃料給排孔50,98との連通の遮断を最後に行う閉位置を、サブ燃料給排孔98で制御できる。したがって、燃料の噴射時期を適切に制御できる。
尚、上記実施形態では、第2直線72が、第1直線71に対して40°以上かつ60°以下の角度傾斜した。しかしながら、第2直線を、一対の第1および第2給排孔部が位置する第1直線を含むと共にプランジャ孔の円筒孔部の中心軸に直交する平面上に位置する直線のうちでサブ燃料給排孔の延在方向に平行な直線とすると、その第2直線が、上記第1直線に対して40[°]より小さい角度傾斜してもよく、60[°]よりも大きい角度傾斜してもよい。
また、上記実施形態では、サブ燃料供給孔98の断面積の最大の直径は、メイン燃料給排孔50の断面積の最小の直径の1/2以下であった。しかしながら、この発明では、サブ燃料供給孔の断面積の最大の直径は、メイン燃料給排孔の断面積の最小の直径の1/2よりも大きくてもよい。
また、上記実施形態では、最長リード高さl[mm]と、サブポート相対高さL[mm]に関し、L>lが成立した。しかしながら、この発明では、最長リード高さを、l’[mm]とし、サブポート相対高さを、L’[mm]とするとき、L’≦l’が成立してもよい。
また、上記実施形態では、メイン燃料給排孔50が、軸方向の存在位置が等しい二つの燃料給排孔部91,92で構成された。しかしながら、この発明では、メイン燃料給排孔は、一つのみの燃料給排孔部で構成されてもよく、軸方向の存在位置が等しい三以上の燃料給排孔部で構成されてもよい。
また、上記実施形態では、吐出制御機構を、等圧弁部30で構成した。しかしながら、吐出制御機構は、加圧室内の燃料の圧力が予め定められた圧力以上になると、加圧室内の燃料を、燃料噴射ノズル側に流動できる機構であれば、如何なる機構であってもよく、吐出制御機構を、等圧弁部30と異なる機構で構成してもよい。尚、吐出制御機構が、逆止弁を含んでいれば、吐出制御機構を、簡素な機構で構成できて好ましい。
また、上記実施形態では、径方向から見たときに、上部リード73が矩形の形状を有していた。しかし、この発明では、図7、すなわち、変形例のプランジャ114における図4に対応する図に示すように、一の切欠きを構成する上部リード173が、プランジャの外周面の径方向から見たときに略三角形の形状の開口を有してもよい。
図8は、図7に示す変形例のプランジャ114における図6に対応する模式図である。尚、図7にβ3で示す上部リード173の周方向の一端が、サブ燃料給排孔98に径方向に対向する位置まで、プランジャ114がプランジャバレル12(図1参照)に対して回転したときの回転角度が、図8に示すα3[°]である。また、図7にβ4で示す上部リード173において深さが最大となる上記三角形の頂点の位置が、サブ燃料給排孔98に径方向に対向する位置まで、プランジャ114がプランジャバレル12に対して回転したときの回転角度が、図8に示すα4[°]である。また、図7にβ5で示す上部リード173の周方向の他端が、サブ燃料給排孔98に径方向に対向する位置まで、プランジャ114がプランジャバレル12(図1参照)に対して回転したときの回転角度が、図8に示すα5[°]である。
この変形例では、サブ燃料給排孔98に径方向に対向する上部リード173の位置のリード高さ(深さ)を一次関数的に序々に大きくできるから、プランジャ114のFIC位置を一次関数的に序々に等圧弁部30側(上側)に移動させることができる。
したがって、図8にγで示す傾斜直線のように、プランジャバレル12に対するプランジャ114の回転角度が大きくなるにしたがって、燃料供給源と、燃料の加圧室53との連通を遮断するタイミングを一次関数的に序々に遅らせることができる。したがって、燃料の噴射時期を、適切かつ回動角の小さい範囲で制御できる。尚、図7において、145は、リード部のヘリカルリードを示している。
図9〜図12の夫々は、互いに異なる変形例のプランジャ214,314,414,514における図4に対応する図である。尚、図9〜図12において、245,345,445,545は、リード部のヘリカルリードを示している。
図9に示す変形例では、図7に示す変形例と比較して、プランジャ214において切欠きを構成する三角形状の上部リード273の周方向の向きが逆向きとなっている。また、図10に示す変形例では、プランジャ314が、矩形の上部リード(切欠き)373と、図9に示す変形例で説明したのと同様の三角形状の上部リード(切欠き)374とを有している。また、図11に示す変形例では、図7に示す変形例で説明したのと同様の三角形状の上部リード(切欠き)473と、図9に示す変形例で説明したのと同様の三角形状の上部リード(切欠き)474とを有する。図11の紙面において、上部リード473,474は、図11の紙面の上下方向に延在する一の直線に対して線対称となっている。また、図12に示す変形例では、プランジャ514が、図7に示す変形例で説明したのと同様の三角形状の上部リード(切欠き)573と、矩形の上部リード(切欠き)574とを有する。図12に示す変形例では、図10に示す変形例と比較して、二の上部リード573,574を、周方向の向きが逆向きとなるように配置している。
上記図9〜図12に示す変形例のように、プランジャの頂部に、1つまたは2つの矩形形状や三角形の形状の上部リード(切欠き)を、適切に組み合わせて設けることにより、任意の負荷(噴射量)域の噴射時期(FIC)を狭い範囲で制御することができる。サブ燃料給排孔での制御を行うことにより、狭い回動角での任意の制御が可能になるのである。
尚、実施形態および変形例では、切欠きを構成する上部リードは、プランジャの外周面の径方向の外方から見たときの形状が、三角形または矩形であった。また、プランジャは、上部リードを、一つか、または、二つ有していた。しかし、この発明では、プランジャは、切欠き(上部リード)を、三つ以上有してもよい。
また、この発明では、各切欠き(上部リード)は、プランジャの外周面の径方向の外方から見たときの形状が、三角形および矩形以外の如何なる多角形であってもよく、例えば、各切欠き(上部リード)は、プランジャの外周面の径方向の外方から見たときの形状が、等脚台形の形状であってもよく、図13に示すように、各切欠き(上部リード)673は、プランジャ614の外周面の径方向の外方から見たときの形状が、三角形と矩形が統合してなる四角形の形状であってもよい。また、各切欠き(上部リード)は、プランジャの外周面の径方向の外方から見たときの形状が、半円形状や、半楕円形の形状等であってもよい。各切欠き(上部リード)は、プランジャの外周面の径方向の外方から見たときの形状が、多角形以外の如何なる形状であってもよい。
また、この発明では、プランジャは、切欠き(上部リード)を、一つも有さなくてもよい。また、上記実施形態および変形例で説明した全ての構成のうちの二以上の構成を組み合わせて新たな実施形態を構築できることは、勿論である。
12 プランジャバレル
14,114,214,314,414,514,614 プランジャ
17 ピニオンスリーブ
18 コントロールラック
20 燃料給排室
30 等圧弁部
43 プランジャ孔
45 リード部
50 メイン燃料給排孔
53 燃料の加圧室
55 プランジャの上端面
64 ピニオン部
70 ラック部
71 第1直線
72 第2直線
73,173,273,373,374,473,474,573,574 上部リード
75 上部リードの底面
77 第1給排孔部のプランジャ孔側の開口
78 第2給排孔部のプランジャ孔側の開口
79 サブ燃料給排孔のプランジャ孔側の開口
91 第1給排孔部
92 第2供給孔部
93 プランジャ孔の円筒孔部
98 サブ燃料供給孔
98 燃料給排孔
145,245,345,445,545は、リード部のヘリカルリード

Claims (5)

  1. 外周面を有するプランジャと、
    上記プランジャを、上記外周面の軸方向に摺動可能かつ回転可能に収容するプランジャ孔を有するプランジャバレルと、
    上記プランジャバレルに対する上記プランジャの上記軸方向の一方側の移動によって加圧される燃料の燃料噴射弁側への吐出を制御する吐出制御機構と
    を備え、
    上記プランジャバレルは、上記プランジャ孔と燃料供給源とを連通させるためのメイン燃料給排孔と、上記プランジャ孔と上記燃料供給源とを連通させるためのサブ燃料給排孔とを有し、
    上記サブ燃料給排孔の上記プランジャ孔側の開口は、上記軸方向において上記メイン燃料給排孔の上記プランジャ孔側の開口よりも上記吐出制御機構側に位置することを特徴とする燃料噴射ポンプ。
  2. 請求項1に記載の燃料噴射ポンプにおいて、
    上記プランジャ孔は、円筒孔部を有し、
    上記メイン燃料給排孔は、上記円筒孔部の径方向に上記円筒孔部を介して対向すると共に、上記径方向に延在する第1および第2給排孔部を有する一方、上記サブ燃料給排孔は、上記径方向に延在し、
    上記第1給排孔部の延在方向は、上記サブ燃料給排孔の延在方向に対して40°以上かつ60°以下の角度傾斜することを特徴とする燃料噴射ポンプ。
  3. 請求項1または2に記載の燃料噴射ポンプにおいて、
    上記サブ燃料供給孔の断面積の最大の直径は、上記メイン燃料給排孔の断面積の最小の直径の1/2以下であることを特徴とする燃料噴射ポンプ。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一つに記載の燃料噴射ポンプにおいて、
    上記プランジャの上記軸方向の上記吐出制御機構側の端部は、一以上の切欠きを有し、
    上記サブ燃料供給孔の上記開口において最も上記軸方向の上記吐出制御機構側に位置する点と、上記メイン燃料給排孔の上記開口において最も上記軸方向の上記吐出制御機構側に位置する点との上記軸方向の距離は、上記一以上の切欠きの上記軸方向の最大の深さよりも長いことを特徴とする燃料噴射ポンプ。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一つに記載の燃料噴射ポンプにおいて、
    上記プランジャの上記軸方向の上記吐出制御機構側の端部は、一以上の切欠きを有し、
    上記一以上の切欠きは、上記プランジャの外周面の径方向から見たときに略三角形の形状の開口を有する切欠きを含んでいることを特徴とする燃料噴射ポンプ。
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