JP2016169123A - 軽量気泡コンクリートパネルの製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
従来行われている一般的なALCパネルの製造方法は、以下の通りである。ALCパネルの製造においては、先ず、珪石等の珪酸質原料と、セメント、生石灰等の石灰質原料を主原料とするALCスラリーを作成する。そして、これを型枠内で硬化させて半可塑性体を形成する。次に、この半可塑性体を所定の寸法にカットし、更にカットされた半可塑性体をオートクレーブに装入して、高温高圧で水蒸気養生する。これらの過程を経ることにより所定形状のALCパネルを製造することができる。
一般に、ALCパネルの製造に用いるALCスラリーは、主原料である上記の珪酸質原料及び石灰質原料の他、ALC屑材を粉砕した工程繰り返し原料、発泡剤としてのアルミニウム粉末、界面活性剤等の添加物、及び温水を加えて混練することによって得ることができる。本発明のALCパネルの製造方法に用いるALCスラリーは、このALCスラリーの主原料のうち、珪酸質原料の一部を、産業廃棄物であるタイルセルベンで代替する。
本発明のALCスラリーに用いる珪酸質原料は、上述の通り、珪石の一部をタイルセルベンで代替したものである。ここで、タイルセルベンとは、ガラス、磁器製品、碍子など磁器製品粉砕物の総称である。又、一般にタイルセルベンは、産業廃棄物の中でも安定した性状を有することが知られている。具体的な組成としてSiO2を多く含むものであることが一般的である。
本発明のALCパネルの製造方法に用いる石灰質原料は、上記の通り、ALCスラリー中の石灰分と珪酸分のモル比(Ca/Si)が0.3以上0.7以下に保持できる範囲において、ALCパネル製造用途として従来公知の各種のセメント系材料を適宜用いることができる。具体例としては、普通ポルトランドセメント、早強ポルトランドセメント等のポルトランドセメント以外に高炉セメント、シリカセメント、フライアッシュセメント等を挙げることができる。これらを、ALCパネルの使用用途により適宜使い分けることが好ましい。
ALCスラリーのその他の材料と配合比については特段限定されない。用途を考慮して適宜設定すればよい。一般的なAE剤、AE減水剤、高性能AE減水剤等の混和剤を添加することもできる。
まず比較例1のALCパネルの製造に用いるALCスラリーを作成するために固体原料を以下の通り作成した。珪石砂、生石灰、普通ポルトランドセメント、石膏、繰り返し原料を表1に示す通りの配合量(g)で混合し、Ca/Siモル比についても表1の通りの値となるように調整した。
上記の実施例及び比較例の各ALCパネルについて、アルミニウム粉の発泡方向(鉛直方向)の中央部から、JIS A 1132(コンクリート強度試験用供試体の作り方)に従い円柱状の立方体に成形してJISA5416に準じて圧縮強度(N/mm2)を測定した。測定の結果を表2に示す。尚、代替率0%の比較例1の圧縮強度を、基準値として100とし、これに対する、その他の各ALCパネルの圧縮強度の相対値(%)を、その他の実施例及び比較例の各ALCパネルの圧縮強度比(%)とした。この試験において得た値、即ち、圧縮強度比(%)が、90以上であるならば、珪石のタイルセルベンへの置換が可能であると評価した。
Claims (2)
- 主として珪石からなる珪酸質原料と、石灰質原料とを含有してなり、石灰分と珪酸分のモル比(Ca/Si)が0.3以上0.7以下であるALCスラリーを硬化させて、軽量気泡コンクリートパネルを製造する製造方法であって、
前記珪酸質原料を構成する珪石の少なくとも一部を、SiO2含有量が70質量%以上であるタイルセルベンで代替する軽量気泡コンクリートパネルの製造方法。 - 前記珪酸質原料中の珪石とタイルセルベンとの合計含有量に対するタイルセルベンの含有量比が、5質量%以上20質量%以下である請求項1に記載の軽量気泡コンクリートパネルの製造方法。
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JP2021165220A (ja) * | 2020-04-08 | 2021-10-14 | 住友金属鉱山シポレックス株式会社 | 軽量気泡コンクリートの製造方法 |
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JPS5930754A (ja) * | 1982-08-09 | 1984-02-18 | 住友金属鉱山株式会社 | 水蒸気養生軽量気泡コンクリ−トの製造法 |
JPH06321651A (ja) * | 1993-05-13 | 1994-11-22 | Misawa Homes Co Ltd | 気泡コンクリート製品の製造方法 |
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