JP2016169041A - 収納ケース構成パーツ、及び、その収納ケース構成パーツを用いた収納ケース - Google Patents

収納ケース構成パーツ、及び、その収納ケース構成パーツを用いた収納ケース Download PDF

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Abstract

【課題】ブロー成形される収納ケース構成パーツであり、成形金型を大型化させることなく、同じ成形金型で一対のケース構成パーツの各々を成形可能とすることで、安価に製造可能な収納ケース構成パーツ、及び、そのパーツを用いた収納ケースを提供する。
【解決手段】 同一形状の一対の前記収納ケース構成パーツ10のうち一方を上下反転させ、収納凹部14が互いに対向するように配置することで収納空間が構成され、スタッキング用凹凸部は、上下反転させていない前記収納ケース構成パーツのスタッキン用凹凸部と上下反転させた前記収納ケース構成パーツのスタッキング用凹凸部とを対向させた時に互いに嵌合するような形状とされていることを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、本発明はブロー成形により形成される収納ケース構成パーツ、及び、その収納ケース構成パーツを用いた収納ケースに関するものである。
一方のケース構成パーツと他方のケース構成パーツとの間に収納対象物を収納可能な樹脂製のブロー成形品からなる収納ケースが従来から知られている。この収納ケースは、一方のケース構成パーツと他方のケース構成パーツの対向面に収納対象物を収納するための収納凹部が凹設されており、一方のケース構成パーツと他方のケース構成パーツの対向面同士を接触させると、互いの収納凹部により収納空間が形成される。
また、複数の収納ケースをスタッキングしたときに、収納ケースの位置ズレを防止して積み上げ状態を安定させるために、他の収納ケースとの隣接面には互いに嵌合可能なスタッキング用凹部やスタッキング用凸部が形成されている。
この収納ケースをブロー成形によって製造するときは、一対のケース構成パーツの各々の形状に対応する成形金型を用いる。まず、型開きされた一対の成形金型の間に溶融状態の可塑性樹脂のパリソンを配置する。そして、成形金型を型締めした状態としてブロー圧をかけることで、成形金型の成形面にパリソンを密着させ、冷却固化した後に取り出す。これにより、各ケース構成パーツが内部中空のブロー成形品として成形される。
下記特許文献1には、ブロー成形により製造される収納器が開示されている。この収納器は、一対のパーツの間に形成される収納空間に工具を収納するものである。
特開2011−143487号公報
ところで、従来の収納ケースは、一方のケース構成パーツと他方のケース構成パーツとで外形が異なる。このため、一方のケース構成パーツと他方のケース構成パーツを個別にブロー成形する場合は、各々に対応する二種類の成形金型が必要になり、成形金型の数が多くなるため製造コストが高くなっていた。
一方、成形金型に一方のケース構成パーツと他方のケース構成パーツの各々に対応する領域を形成し、一つの成形金型で両方のケース構成パーツを同時にブロー成形することも考えられる。しかしながら、この成形金型は、両方のケース構成パーツに対応する領域が必要となるため、各ケース構成パーツを個別に成形する成形金型よりも大型化せざるを得ず、やはり製造コストが高くなってしまう。
そこで本発明は、ブロー成形される収納ケース構成パーツであり、成形金型を大型化させることなく、同じ成形金型で一対のケース構成パーツの各々を成形可能とすることで、安価に製造可能な収納ケース構成パーツ、及び、そのパーツを用いた収納ケースを提供することを目的とする。
本発明の収納ケース構成パーツは、ブロー成形により形成され、一方の主面に収納凹部が形成されるとともに、他方の主面にスタッキング用凹凸部が形成されてなる収納ケース構成パーツであって、同一形状の一対の前記収納ケース構成パーツのうちの一方を上下反転させ、前記収納凹部が互いに対向するように配置することで収納空間が構成され、前記スタッキング用凹凸部は、上下反転させていない前記収納ケース構成パーツのスタッキン用凹凸部と上下反転させた前記収納ケース構成パーツのスタッキング用凹凸部とを対向させた時に互いに嵌合するような形状とされていることを特徴とする。
また、本発明の収納ケースは、ブロー成形により形成され、一方の主面に収納凹部が形成されるとともに、他方の主面にスタッキング用凹凸部が形成されてなる収納ケース構成パーツを備える収納ケースであって、同一形状の一対の前記収納ケース構成パーツのうちの一方を上下反転させ、前記収納凹部が互いに対向するように配置することで収納空間が構成され、前記スタッキング用凹凸部は、上下反転させていない前記収納ケース構成パーツのスタッキン用凹凸部と上下反転させた前記収納ケース構成パーツのスタッキング用凹凸部とを対向させた時に互いに嵌合するような形状とされていることを特徴とする。
なお、ここで上下反転の上下については、一方の主面と他方の主面のいずれか一方の側を上とし、他方の側を下とする。すなわち、一対の収納ケース構成パーツは、上下反転させていない状態において同一形状であり、一方の収納ケース構成パーツを上下反転させると、一方の主面と他方の主面の位置が逆となる。
この発明によれば、同一形状の一対の収納ケース構成パーツのうち一方を上下反転させ、収納凹部が互いに対向するように配置すると、両ケース構成パーツの間に収納空間が形成され、又、上下反転させていない収納ケース構成パーツのスタッキン用凹凸部と上下反転させた収納ケース構成パーツのスタッキング用凹凸部とを対向させてスタッキングすると、スタッキング用凹凸部が嵌合して位置ずれが防止される。一対のケース構成パーツは同一形状であるため、ケース構成パーツの各々を同じ成形金型で成形することが可能である。成形金型は一つのケース構成パーツに対応する大きさで良いため大型化することもない。
本発明によれば、一対のケース構成パーツは同形状であるため、各ケース構成パーツを同じ成形金型で成形することが可能であり、成形金型が大型化することもない。したがって、安価に製造可能な収納ケース構成パーツ及びその収納ケース構成パーツを用いた収納ケースを提供できる。
本発明の第一実施形態の熱可塑性樹脂材料をブロー成形することによって構成した収納ケースの斜視図である。。 上記実施形態における一方のケース構成パーツを収納空間側の面から示す斜視図である。 上記実施形態における一方のケース構成パーツの図2におけるA−A断面図である。 上記実施形態における一方のケース構成パーツの図2におけるB−B断面図である。 上記実施形態における一方のケース構成パーツの図2におけるC−C断面図である。 上記実施形態における一方のケース構成パーツの図2におけるD−D断面図である。 上記実施形態における複数の収納ケースをスタッキングしたときの概略図である。 上記実施形態における複数の収納ケースをスタッキングしたときの図7におけるE−E断面一部拡大図である。 上記実施形態における他の収納ケースの上に一方のケース構成パーツをスタッキングしたときの図4と同じ位置における断面図である。 上記実施形態の他の例における一方のケース構成パーツの収納空間側の面を示す概略図である。 上記実施形態の他の例における一方のケース構成パーツのスタッキング側の主面を示す概略図である。 本発明の第二実施形態における収納ケースの一方のケース構成パーツを収納空間側から示す斜視図である。 上記実施の形態における収納ケースの一方のケース構成パーツをスタッキング側の主面側から示す斜視図である。 上記実施形態における収納ケースの一方のケース構成パーツにセカンダリシャフトを収納し、他の収納ケースの上にスタッキングしたときの状態を説明する斜視図である。 上記実施形態における収納ケースの一方のケース構成パーツにセカンダリシャフトを収納し、他の収納ケースの上にスタッキングしたときの断面図である。 本発明の第三実施形態における収納ケースの一方のケース構成パーツを収納空間側から示す斜視図である。 上記実施形態における収納ケースの一方のケース構成パーツをスタッキング側の主面の側から示す斜視図である。 上記実施形態における収納ケースの一方のケース構成パーツを収納空間側の面から示す上面図である。 上記実施形態における収納ケースの一方のケース構成パーツの側面図である。 上記実施形態における収納ケースの一方のケース構成パーツにプライマリシャフトを第一の配列パターンで収納し、他の収納ケースにプライマリシャフトを第二の配列パターンで配置し、他の収納ケースの上に一方のケース構成パーツをスタッキングしたときの状態を説明する斜視図である。 上記実施形態における収納ケースの一方のケース構成パーツにプライマリシャフトを第一の配列パターンで収納し、他の収納ケースにプライマリシャフトを第二の配列パターンで配置し、他の収納ケースの上に一方のケース構成パーツをスタッキングしたときの断面図である。
(第一の実施形態)
以下、添付図面を参照しながら本発明の第一の実施形態について説明する。図1は、熱可塑性樹脂材料をブロー成形することによって構成した収納ケース100を一方のケース構成パーツ10の側から示す斜視図であり、図2は、一方のケース構成パーツ10を収納空間側の主面から示す斜視図である。なお、本実施の形態では、車両のドライブシャフトSS(図13の符号SS参照)を収納する収納ケースを例に説明する。図2中のドライブシャフトを示す破線は、図13のドライブシャフトSSを収納したときの概略説明線である。
収納ケース100は、一方のケース構成パーツ10と他方のケース構成パーツ20との間に収納空間が形成されており、この収納空間に収納対象物であるドライブシャフトSSが収納可能となっている。一方のケース構成パーツ10と他方のケース構成パーツ20は同一姿勢において同一形状であり、収納空間側の主面に収納凹部14が形成されるとともに、収納空間側の主面とは反対側の主面にスタッキング用凹凸部17が形成されてなる。なお、以下に一方のケース構成パーツ10について詳細に説明するが、同一形状である他方のケース構成パーツ20に関しても同じである。
図3は一方のケース構成パーツ10の図2におけるA−A断面図であり、図4はそのB−B断面図であり、図5はそのC−C断面図であり、図6はD−D断面図である。一方のケース構成パーツ10はブロー成形により成形される略直方体形状の中空体であり、ケース構成パーツ10の一方の主面を構成する収納空間側壁部11、他方の主面を構成する対向側壁部12、収納空間側壁部11と対向側壁部12の周端部を繋ぐ四周側壁部13を備える。収納凹部14は、収納空間側壁部11を凹形状に成形することで形成されており、スタッキング用凹凸部17は、対向側壁部12を凹凸形状に成形することで形成されている。
収納空間側の主面を下にした姿勢を第一姿勢と定義すると、一方のケース構成パーツ10は、第一姿勢から上下反転させて図2に示す第二姿勢とし、反転させずに第一姿勢のままの他方のケース構成パーツ20に対して収納凹部14が互いに対向するように配置すると、他方のケース構成パーツ20との間に収納空間を形成し、収納ケース100が閉状態となる。
本実施の形態では、収納空間側壁部11の収納空間側の主面において短手方向D1に延びる中心線を第一中心線CL1とし、長手方向D2に延びる中心線を第二中心線CL2とすると、収納凹部14は、第一中心線CL1を通って収納空間側壁部11を二等分する中心面に対して対称であり、第二中心線CL2を通って収納空間側壁部11を二等分する中心面に対して非対称となっている。このため、一方のケース構成パーツ10は、第一中心線CL1を中心として回転角180度で回転させて上下反転させることで第一姿勢から第二姿勢となり、第一姿勢の他方のケース構成パーツ20と組み合わせると収納空間が形成される。収納空間は、一方のケース構成パーツ10と他方のケース構成パーツとの間を通る平面に対して面対象となる。
収納凹部14の形状は、収納対象物の外形に合わせて設計すれば良く、本実施の形態では、ドライブシャフトSSの外形に合わせた形状となっている。ドライブシャフトSSは、例えば、図13に示すようなものであり、軸部SS1と、軸部SS1の一端近傍に設けられる円板部SS2とを一体的に備えるものである。円板部SS2は軸部SS1より大径となっている。
収納凹部14は、このようなドライブシャフトSSが複数配列して収納される形状となっている。すなわち、収納凹部14は、軸部SS1(図13参照)に対応する複数の軸部収納部14aと、円板部SS2(図13参照)に対応する円板部収納部14bとから成る一組の凹部が複数配列した形状となっている。詳しくは、複数のドライブシャフトSSが、第二中心軸CL2に沿って2列配列している。各列においては、外側に円板部SS2が位置し、中央側に軸部SS1の長軸側SS11が位置する姿勢にて、図2における左列の三つのドライブシャフトSSの長軸側SS11と、右列の四つのドライブシャフトSSの長軸側SS11が交互に配列するように収納凹部14が形成されている。
このため、収納凹部14は、一方のケース構成パーツ10の収納空間側の主面における両長辺側端部付近に円板部SS2を収納する凹部14bが配列し、凹部14bよりも外側に短軸側SS12を収納する切欠き状の凹部14aが配列し、中央側に長軸側SS11を収納する凹部14aが配列している。
また、中空体である一方のケース構成パーツ10の内部には、その厚み方向D3に補強リブ15が設けられている。補強リブ15は、収納空間側壁部11に形成される断面コ字状の凹部が対向側壁部12に接触することで形成されている。この補強リブ15は、長手方向D2に2列で設けられており、厚み方向D3の加圧に対する耐性を高めている。なお、補強リブ15はドライブシャフトSSの軸部SS11が配される位置にも及んでおり、収納凹部14の機能も果たしている。
一方のケース構成パーツ10の収納空間側壁部11には凹部が形成されていない領域に平坦部が形成されており、他方のケース構成パーツ20と組み合わせたときに、他方のケース構成パーツ20の平坦部と接することで、収納ケース10が閉状態となる。さらに、一方のケース構成パーツ10には、収納空間側の主面の外周端に閉蓋用凹凸部16が形成されている。本実施の形態では、第一中心軸CL1を境界として、一方側が凹状であり、他方側が凸状であり、他方のケース構成パーツ20と組み合わせると、両パーツ10,20の閉蓋用凹凸部同士が嵌合する。これにより、収納ケース100を閉蓋状態としたときに、一方のケース構成パーツ10と他方のケース構成パーツ20とのズレが防止される。
スタッキング用凹凸部17は、上下反転させていない収納ケース構成パーツ20のスタッキング用凹凸部と上下反転させた収納ケース構成パーツ10のスタッキング用凹凸部17とを対向させた時に互いに嵌合するような形状となっている。これにより、複数の収納ケース100をスタッキングしたときに、隣接する他の収納ケース100に設けられるスタッキング用凹凸部が互いに嵌合し、隣接する収納ケース同士の位置ズレが防止されて積み上げ状態が安定する。
図7は複数の収納ケース100をスタッキングしたときの概略図であり、図8は図7におけるE−E断面一部拡大図であり、図9は他の収納ケース100の上に一方のケース構成パーツ10をスタッキングしたときの図4と同じ位置における断面図である。スタッキング用凹部17が形成される他方の主面(以下、スタッキング側の主面12aという。)が、他の収納ケース100と隣接することとなる。スタッキング用凹凸部17は、この略矩形状のスタッキング側の主面12aの各角部付近に、凹部17aと凸部17bが長手方向D2で配列して形成されており、ケース構成パーツ10を第一中心線CL1、第二中心線CL2のいずれを回転軸として上下反転させても、隣接する互いのスタッキング用凹凸部が嵌合する形状となっている。これにより、スタッキング作業において、収納ケースの姿勢によってスタッキング用凹凸部が嵌合しないといった不都合が生じない。
以上の構成の一方のケース構成パーツ10は、一般的なブロー成形機を利用したブロー成形によって成形可能である。すなわち、一対の分割金型を開き、その間に熱可塑性樹脂材料からなる筒状のパリソンを位置させる。そして、一対の分割金型を型締めした上でパリソンの内部に空気を注入し、空気圧によってパリソンを膨張させて各分割金型の成形面に密着させる。パリソンが冷却固化した後に分割金型を開き、成形品を分割金型から取り出せば、一方のケース構成パーツ10が完成する。
ここで使用される一対の成形金型の成形面には、両成形金型を型締めしたときに一方のケース構成パーツ10の外形に対応するキャビティを形成する凹凸を備えるが、一方のケース構成パーツ10と他方のケース構成パーツ20は同一形状であるため、同じ成形金型を使用して両方のケース構成パーツを成形可能である。このため、一つの収納ケースを製造するために用いられる一対の成形金型は一種類で良く、更にその大きさも片方のケース構成パーツに対応する大きさで良いため大型化することがなく、従来技術と比較して安価に製造可能である。
このようにして製造された一方のケース構成パーツ10は、以下のように使用される。一方のケース構成パーツ10を上下反転させて図2に示す第二姿勢とし、収納凹部14に収納対象物であるドライブシャフトSを収納する。続いて、上下反転させていない他方のケース構成パーツ20を一方のケース構成パーツ10の上に配置して閉蓋する。これにより、同一形状の二つのパーツ10,20の間にドライブシャフトSSが収納される。
ライブシャフトSSが収納された収納ケース100をスタッキングするときは、複数の収納ケース100を上下方向に積み上げる。このとき、隣接する収納ケース100は互いのスタッキング用凹凸部同士が嵌合する。これにより、スタッキング時の位置ズレが防止され、積み上げ状態が安定する。
なお、一方のケース構成パーツ10の収納凹部14は上記に限定されるものではなく、収納対象物の外形に応じた形状とすれば良い。例えば、直方体形状の収納対象物を複数収納する場合は、図10に示されるように、断面矩形状の収納凹部14が複数配列する構成としても良い。この収納凹部14についても、第一中心線CL1を通って収納空間側壁部11を二等分する中心面に対して対象である。また、閉蓋用凹凸部16は、収納空間側壁部11の収納空間側の面における一方の短辺側端部に凸状の閉蓋用凹凸部16a、他方の短辺側端部に凹状の閉蓋用凹凸部16bとして設けても良い。これにより、同形状の一対のケース構成パーツの一方を上下反転させて第一姿勢とし、反転させていない方のケース構成パーツと組み合わせると、内側に収納空間が形成された収納ケースとなる。
また、一方のケース構成パーツ10のスタッキング用凹凸部17についても上記に限定されるものではない。図11は、他の例のスタッキング用凹凸部17を説明するための、一方のケース構成パーツ10のスタッキング側の主面12aを示す概略図である。スタッキング用凹凸部17は、例えば断面円形状としても良い。このスタッキング用凹凸部17は、第一中心線CL1を境に一方側のスタッキング用凹凸部17aが凸状であり、他方側の二つのスタッキング用凹凸部17bが凹状である。上下反転させて第二姿勢とした一方のケース構成パーツ10を他の収納ケースの上にスタッキングすると、第二姿勢の一方のケース構成パーツと第一姿勢の他方のケース構成パーツとが隣接し、互いのスタッキング用凹凸部が嵌合する。
(第二の実施の形態)
図12(a)は、第二の実施の形態の収納ケース200の一方のケース構成パーツ10を収納空間側の主面11aの側から示す斜視図であり、図12(b)はスタッキング側の主面12aの側から示す斜視図である。収納ケース200は、車両のドライブシャフト(セカンダリシャフト)SSを収納するためのものである。なお、上記実施の形態と共通する点については説明を省略する。
上記実施の形態と大きく異なる点は、スタッキング側の主面12aの形状である。収納ケース200の一方のケース構成パーツ10は、スタッキング側の主面12aが波型形状となっている。このスタッキング側の主面12aは対向側壁部12を波型形状にすることで形成されており、短手方向D1に頂線が延びる曲面状の凹部17aと、短手方向D1に底線が延びる曲面状の凸部17bとが、長手方向D2に交互に配列することで波型形状を構成している。また、スタッキング側の主面12aには長手方向D2に中央凹部12bが形成されており、中央凹部12bを境に一方の領域と他方の領域では凹部17aと凸部17bの配列パターンが反対となっている。
この波型形状のスタッキング側の主面12aの凹部17aと凸部17bは、スタッキング用凹凸部17の機能を果たしている。図13は、収納ケース200の一方のケース構成パーツ10にセカンダリシャフトSSを収納し、他の収納ケース200の上にスタッキングしたときの状態を説明する斜視図である。収納ケース200をスタッキングすると、一方のケース構成パーツ10の波型形状のスタッキング側の主面12aと直下の収納ケース200の他方のケース構成パーツ20の波型形状のスタッキング側の主面とが嵌合し、互いの位置ズレが防止される。また、波型形状のスタッキング側の主面12aが互いに嵌合することで、スタッキングの総高さが低くなり、省スペース化が図られる。
なお、本実施の形態のスタッキング側の主面12aは、隣接する二つの収納ケース200が互いに水平方向に180度回転した姿勢としたときに嵌合し合う形状となっている。すなわち、スタッキング側の主面12aは、一方の収納ケース構成パーツ10を長手方向D2に延びる中心線CL2を中心として上下反転させたときに、反転させていない他方のケース構成パーツ20のスタッキング側の主面と互いに嵌合する形状である。収納ケース200には、各列に異なる数のセカンダリシャフトSSが配列するため、このように構成することで、スタッキングしたときにバランスを保つことができる。
さらに、収納ケース200は、スタッキングしたときの総高さが低くなるという効果を有する。図14は収納ケース200をスタッキングしたときの一部断面図である。厚み方向(上下方向)D3において収納凹部14は、スタッキング用凹凸部17の凸部17b内にまで及んでいる。これにより、凸部17b内が収納空間として有効活用され、厚み方向D3における更なる省スペース化が図られる。
(第三の実施の形態)
図15(a)は、第三の実施の形態の収納ケース300の一方のケース構成パーツ10を収納空間側の面11aの側から示す斜視図であり、図15(b)はスタッキング側の主面12aの側から示す斜視図である。収納ケース300は、車両のドライブシャフト(プライマリシャフト)PSを収納するためのものである。なお、上記実施の形態と共通する点については説明を省略する。
図16(a)は収納ケース300の一方のケース構成パーツ10を収納空間側の主面11aの側から示す上面図であり、図16(b)はその側面図である。収納ケース300の一方のケース構成パーツ10の収納空間側壁部11には、プライマリシャフトPSの複数の配列パターンに対応する収納凹部14が形成されている。
収納ケース300の収納凹部14は、プライマリシャフトPSの軸部PS1が第一中心線CL1に略平行となる姿勢にて、第二中心線CL2に沿って複数列で配列可能な形状にて形成されている。
詳しくは、第二中心線LC2を境界として一方側の領域には、プライマリシャフトPSがニ列で交互に配列するように第一収納凹部141と第二収納凹部142が形成されている。第一収納凹部141は、プライマリシャフトPSの円板部PS2が収納空間側の主面11aの一方の長辺側に位置する姿勢で収納され、第二収納凹部142は、円板部PS2が第二中心線CL2の側に位置する姿勢で収納される。
また、第二中心線LC2を境界として他方側の領域にも、プライマリシャフトPPがニ列で交互に配列するように第三収納凹部143と第四収納凹部144が形成されている。第三収納凹部143は、プライマリシャフトPSの円板部PS2が収納空間側の主面11aの他方の長辺側に位置する姿勢で収納され、第四収納凹部144には、円板部PS2が第二中心線CL2の側に位置する姿勢で収納される。
図17は、一方のケース構成パーツ10にプライマリシャフトPSを第一の配列パターンで収納し、他の収納ケース300にプライマリシャフトを第二の配列パターンで配置し、他の収納ケース300の上に一方のケース構成パーツ10をスタッキングしたときの状態を説明する斜視図であり、図18は、その一部断面図である。
一方のケース構成パーツ10に示される第一の配列パターンでは、第二収納凹部142と第四収納凹部144に合計7個のプライマリシャフトPSが収納される。また、他の収納ケース300に示される第二の配列パターンは、第一収納凹部141と第四収納凹部144に合計8個のプライマリシャフトPSが収納される。すなわち、本実施の形態によれば、複数の配列パターンのうち一つの配列パターンを選択して収納することで、所望の個数のプライマリシャフトPSを収納可能となる。
さらに、収納ケース300では、所望の配列パターンでの収納を確実とするために、所望の配列パターン以外で使用する収納凹部を被覆する着脱自在な被覆部材30を備える。被覆部材30は断面L字状の長形プレートであり、この被覆部材30を収納空間側の主面11aの長辺側端部に着脱自在となっている。第一の配列パターンで収納するときは、図17に示すように両長辺側端部に装着し、第一収納凹部141と第三収納凹部143の一部を被覆することで、第二パターンでの収納を防止する。このように、所望の配列パターン以外の配列パターンを防止する被覆部材30を用いることで、作業中の配列ミスを防止することができる。
なお、第二収納凹部142や第四収納凹部144の一部を被覆する被覆部材を別途用いることも可能である。この場合、第一の配列パターンを防止して、第二の配列パターンでの収納を確実にするために、第二収納凹部142と第三収納凹部143を被覆部材で被覆したりするなど、各収納凹部141〜144を被覆する被覆部材を適宜組み合わせることで、様々な配列パターンでの収納を防止することも可能である。
また、収納ケース200の一方のケース構成パーツ10には、厚み方向Dに貫通する取手用孔部18が中央付近に二つ設けられている。これにより、一方のケース構成パーツ10の運搬や配置等に際しては取手用孔部18に手指を挿入して把持することが可能となっており、利便性の向上が図られている。
以上、本発明を適用した実施形態についてを説明してきたが、本発明が前述の実施形態に限られるものでないことは言うまでもなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
たとえば、一方のケース構成パーツや他方のケース構成パーツの形状は上記実施の形態に限定されず、他の形状とすることも可能である。また、上記実施の形態では、一方のケース構成パーツと他方のケース構成パーツが別体であり、接続されていないタイプを例に説明したが、一方のケース構成パーツと他方のケース構成パーツとを別部材のヒンジで連結したタイプのものにも適用可能である。このとき、ヒンジ取付箇所は、同一姿勢において同一形状であり、一方を上下反転させたときにヒンジにより連結可能な形状とすれば良い。
また、収納対象物はドライブシャフトに限らず、収納可能なものであればどのようなものでも良い。このとき、収納凹部は収納対象物の外形や配置姿勢に対応するように、適宜設計すれば良い。
また、収納凹部は、例えば第二中心線を中心に上下反転させたときに収納空間を形成する形状としても良いし、上下反転させた後に所定の角度にて水平回転させたときに収納空間を形成する形状としても良く、同一姿勢において同形状であり、一方を上下反転させたときに収納空間を形成するものであれば、適宜変更可能である。
また、一方のケース構成パーツの収納空間側壁部は、収納凹部のみが形成されても良いし、その他、厚み方向に対する補強リブ用の凹部や、収納対象物の収納や取り出し作業の利便性のために形成される指手挿入用の凹部や、その他の凹部が必要に応じて設けられても良い。
また、スタッキング用凹凸部についても、適宜変更可能である。上記実施の形態ではスタッキング面を波型形状とすることでスタッキング用凹凸部を形成したが、断面コ字形状の凹凸が連続する面としたり、その他収納対象物の外形に対応する形状、すなわち、収納凹部に対応する形状としたりすることも可能である。
100,200,300 収納ケース
10 一方のケース構成パーツ
11 収納空間側壁部
11a 収納空間側の主面
12 対向側壁部
12a スタッキング側の主面
13 四周側壁部
14 収納凹部
15 補強リブ
16 閉蓋用凹凸部
17 スタッキング用凹凸部
18 取手用孔部
20 他方のケース構成パーツ
30 被覆部材
SS ドライブシャフト(セカンダリシャフト)
PS ドライブシャフト(プライマリシャフト)


Claims (5)

  1. ブロー成形により形成され、一方の主面に収納凹部が形成されるとともに、他方の主面にスタッキング用凹凸部が形成されてなる収納ケース構成パーツであって、
    同一形状の一対の前記収納ケース構成パーツのうち一方を上下反転させ、前記収納凹部が互いに対向するように配置することで収納空間が構成され、
    前記スタッキング用凹凸部は、上下反転させていない前記収納ケース構成パーツのスタッキン用凹凸部と上下反転させた前記収納ケース構成パーツのスタッキング用凹凸部とを対向させた時に互いに嵌合するような形状とされていることを特徴とする収納ケース構成パーツ。
  2. 前記スタッキング用凹凸部は、前記他の主面を波型形状とすることで形成されていることを特徴とする請求項1記載の収納ケース構成パーツ。
  3. 厚み方向において前記収納凹部が前記スタッキング用凹凸部の凸部内に及ぶことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の収納ケース構成パーツ。
  4. 前記収納凹部は、収納対象物の複数の配列パターンに対応する形状であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の収納ケース構成パーツ。
  5. ブロー成形により形成され、一方の主面に収納凹部が形成されるとともに、他方の主面にスタッキング用凹凸部が形成されてなる収納ケース構成パーツを備える収納ケースであって、
    同一形状の一対の前記収納ケース構成パーツのうちの一方を上下反転させ、前記収納凹部が互いに対向するように配置することで収納空間が構成され、
    前記スタッキング用凹凸部は、上下反転させていない前記収納ケース構成パーツのスタッキン用凹凸部と上下反転させた前記収納ケース構成パーツのスタッキング用凹凸部とを対向させた時に互いに嵌合するような形状とされていることを特徴とする収納ケース。
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