JP2016168837A - 印刷機 - Google Patents

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Takakazu Mimura
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Abstract

【課題】基材にパターンを高品位に形成することができる印刷機を提供する。
【解決手段】基材1を上面で支持するステージ113と、ステージ113上の基材1にインキを印刷してパターンを形成するブランケット胴121及び版胴122とを備えている印刷機100において、ステージ113の上面の基材1の表面と平行な方向に沿って往復移動可能なスライドフレーム115と、ステージ113上の基材1の表面に当接できるようにスライドフレーム115に回転可能に支持されて基材1のシワを伸ばすスクイーズローラ118と、スクイーズローラ118に当接できるようにスライドフレーム115に回転可能に支持されてスクイーズローラ118に付着している異物を除去する粘着ローラ119とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、基材にインキを印刷してパターンを形成する印刷機に関し、特に、印刷法によって基材に高精細なパターンの機能性膜(導電膜)を形成する際に適用すると極めて有効なものである。
基材にインキを印刷してパターンを形成する印刷機としては、例えば、下記特許文献1等に記載されているように、凸版印刷によって基材に高精細なパターンの機能性膜(導電膜)を印刷して形成する、すなわち、フィルム上に種々の表示装置、電子部品、電子部材等を形成するものが知られている。
前記表示装置の一例としては、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、PDP、FED等が挙げられ、前記電子部品及び前記電子部材の一例としては、カラーフィルタ、アクティブ基板、メモリー、RFID、IC、アンテナ、配線、プリント回路基板等が挙げられる。
特開2010−023393号公報
前述したような従来の印刷機においては、基材をステージ上に吸着保持してから当該基材に印刷胴でパターンを印刷して形成するようになっている。
この吸着保持の際に、基材にシワを生じてしまったり、印刷の際に、基材上に塵や埃等が存在してしまったりすると、基材にインキを高品位で印刷することが難しくなり、高品位なパターンの形成が難しくなってしまうおそれがあった。
このようなことから、本発明は、基材にパターンを高品位に形成することができる印刷機を提供することを目的とする。
前述した課題を解決するための、本発明に係る印刷機は、基材を上面で支持するステージと、前記ステージ上の基材にインキを印刷してパターンを形成するパターン形成手段とを備えている印刷機において、前記ステージの上面の前記基材の表面と平行な方向に沿って往復移動可能な第一の往復移動手段と、前記ステージ上の基材の表面に当接できるように前記第一の往復移動手段に回転可能に支持されて基材のシワを伸ばすシワ伸ばしローラと、前記シワ伸ばしローラに当接できるように前記第一の往復移動手段に回転可能に支持されて当該シワ伸ばしローラに付着している異物を除去するゴミ取りローラとを備えていることを特徴とする。
また、本発明に係る印刷機は、上述した印刷機において、前記ステージの上面に基材を保持させる基材保持手段と、前記ステージの上面に基材を保持させるように前記基材保持手段を制御した後に、前記ステージの基材の表面上で前記シワ伸ばしローラを転動させるように前記第一の往復移動手段を制御する制御手段とを備えていることを特徴とする。
また、本発明に係る印刷機は、上述した印刷機において、前記ステージの位置を調整するステージ位置調整手段と、前記第一の往復移動手段に保持されて前記ステージに対する基材の位置を検知する基材位置検知手段とを備えると共に、前記制御手段が、前記第一の往復移動手段の移動に伴って前記基材位置検出手段から得られる情報に基づいて、前記ステージの位置を調整するように前記ステージ位置調整手段を制御するものであるとを特徴とする。
また、本発明に係る印刷機は、上述した印刷機において、前記制御手段が、前記ステージの位置を調整するように前記ステージ位置調整手段を制御した後に、前記ステージ上の前記基材にインキを印刷してパターンを形成するように前記パターン形成手段を制御するものであることを特徴とする。
本発明に係る印刷機によれば、制御手段が、ステージの上面に基材を保持させるように基材保持手段を制御した後に、ステージの基材の表面上でシワ伸ばしローラを転動させるように第一の往復移動手段を制御することから、シワ伸ばしローラがステージ上の基材のシワを除去すると共に、シワ伸ばしローラに付着している基材上の塵や埃等をゴミ取りローラで回収することができるので、基材にインキを高品位で印刷することができ、基材に高品位なパターンを形成することができる。
本発明に係る印刷機の主な実施形態の概略構成図である。 図1の矢線II方向から見た図である。 図1の印刷機の制御ブロック図である。 図1の印刷機の作動工程フロー図である。
本発明に係る印刷機の実施形態を図面に基づいて説明するが、本発明は図面に基づいて説明する実施形態のみに限定されるものではない。
〈主な実施形態〉
本発明に係る印刷機の主な実施形態を図1〜4に基づいて以下に説明する。
図1,2に示すように、支持台111上には、ガイドレール112が対をなして配設されている。対をなす前記ガイドレール112間の当該ガイドレール112の長手方向中央寄りの前記支持台111の上方には、上面に吸引孔を多数形成された内部中空のステージ113が配設されている。
前記支持台111と前記ステージ113との間には、当該ステージ113の位置を天地方向(X方向:図1中、左右方向)、左右方向(Y方向:図1中、紙面垂直方向)、ひねり方向(θ方向:X−Y平面に沿ったピボット移動)でそれぞれ調整できるステージ位置調整手段である見当調整装置114が設けられており、当該見当調整装置114は、上記ステージ113の上面を水平に維持した状態で水平方向に沿って移動できるようにボールねじやリニアモータ等で駆動するものとなっている。
図1に示すように、対をなす前記ガイドレール112上の当該ガイドレール112の長手方向一端寄り(図1中、左寄り)には、当該ガイドレール112に沿ってスライド移動可能な支持フレーム120が対をなすようにして配設されている。対をなす前記支持フレーム120間の上方には、外周面にブランケットを巻き付けたブランケット胴121が上下方向へ移動できるように回転可能に支持されている。
前記ガイドレール112の長手方向一端側(図1中、左側)の上方位置には、外周面に版を取り付けた版胴122が回転可能に配設されており、当該版胴122は、前記支持フレーム120が前記ガイドレール112の長手方向一端側(図1中、左側)に位置して前記ブランケット胴121が上方に位置しているとき、すなわち、前記ブランケット胴121が退避位置に位置しているときに、当該ブランケット胴121の外周面に対接できる位置に位置している。前記版胴122の近傍には、当該版胴122にインキを供給する図示しないインキ供給装置が配設されている。
つまり、前記ブランケット胴121を前記退避位置に位置させて当該ブランケット胴121及び前記版胴122を回転させることにより、当該版胴122の版のパターンに対応したインキを当該ブランケット胴121に転写することができ、当該ブランケット胴121を下方の作動位置に位置させて前記支持フレーム120を前記ガイドレール112に沿ってスライド移動させながら当該ブランケット胴121を回転させることにより、当該ブランケット胴121を前記ステージ113上で転動させることができるようになっているのである。
図1,2に示すように、対をなす前記ガイドレール112上の当該ガイドレール112の長手方向他端寄り(図1中、右寄り)には、当該ガイドレール112に沿ってスライド移動可能なスライドフレーム115が対をなすようにして配設されている。対をなす前記スライドフレーム115間は、連結ステー115aにより一体的に連結されている。
対をなす前記スライドフレーム115の対向面の上寄りには、先端側を下方へ向けるように配向されたアクチュエータ116の基端側が対をなすようにして取り付けられている。対をなす前記アクチュエータ116の先端には支持ブロック117が対をなすようにして取り付けられている。
対をなす前記支持ブロック117間の下寄りには、シリコンゴムやポリエステルゴムやブチルゴム等のような弾性を有する高分子材料からなる表面を具備するシワ伸ばしローラであるスクイーズローラ118が回転可能に支持されている。対をなす前記支持ブロック117間の上寄りには、粘着性を有する表面を具備するゴミ取りローラである粘着ローラ119が前記スクイーズローラ118の外周面に当接するようにして回転可能に支持されている。
つまり、前記アクチュエータ116を作動させて、前記支持ブロック117を介して前記スクイーズローラ118及び前記粘着ローラ119を上方の退避位置に位置させることにより、当該スクイーズローラ118を前記ステージ113の上面から離反させることができ、当該スクイーズローラ118及び当該粘着ローラ119を下方の作動位置に位置させることにより、当該スクイーズローラ118を前記ステージ113の上面に当接させることができ、当該スクイーズローラ118及び当該粘着ローラ119を作動位置に位置させた状態で前記スライドフレーム115を前記ガイドレール112に沿ってスライド移動させることにより、当該スクイーズローラ118を前記ステージ113上で転動させることができると共に、当該スクイーズローラ118の回転に伴って、当該粘着ローラ119を連れ回りさせることができるようになっているのである。
図1に示すように、前記支持台111の、前記ガイドレール112の長手方向一端よりも側方位置(図1中、左側)には、リール状に巻き取られたウエブ状の基材1を繰り出す繰出ローラ123が回転可能に配設されている。前記支持台111の、前記ガイドレール112の長手方向他端よりも側方位置(図1中、右側)には、前記繰出ローラ123から前記ステージ113上を経由して繰り出された前記基材1をリール状に巻き取る巻取ローラ124が回転可能に配設されている。
前記ステージ113と前記巻取ローラ124との間には、外周面に吸引孔を多数形成された内部中空の吸引ローラ125が回転可能に配設されている。前記吸引ローラ125と前記巻取ローラ124との間には、当該吸引ローラ125との間の前記基材1を弛ませるように支持しながら案内するバッファローラ126が配設されている。なお、図1中、127はガイドローラである。
前記ステージ113には、基材保持手段である吸引ポンプ128が連結されている。前記吸引ローラ125には、吸引ポンプ129が連結されている。つまり、前記吸引ポンプ128を作動させることにより、前記ステージ113の上面の吸引孔から空気を吸引して、前記基材1を当該ステージ113の上面に支持しながら着脱可能に吸引保持することができ、前記吸引ポンプ129を作動させることにより、前記吸引ローラ125の吸引孔から空気を吸引して、前記繰出ローラ123との間で前記基材1を弛ませることなく当該基材1に張力を付与するように当該吸引ローラ125で当該基材1を着脱可能に吸引保持しながら搬送することができるようになっているのである。
図1,2に示すように、前記スライドフレーム115の前記連結ステー115aには、前記ステージ113上の前記基材1を撮像する基材位置検知手段である一対のCCDカメラ130が取り付けられている。
図3に示すように、前記CCDカメラ130は、制御手段である制御装置140の入力部に電気的に接続されている。前記制御装置140の出力部は、前記見当調整装置114と、前記アクチュエータ116と、前記吸引ポンプ128,129と、前記繰出ローラ123を正逆回転させる駆動モータ151と、前記巻取ローラ124を回転させる駆動モータ152と、前記吸引ローラ125を正逆回転させる駆動モータ153と、前記版胴122を回転させる駆動モータ154と、前記ブランケット胴121を回転させる駆動モータ155と、前記ブランケット胴121を昇降移動させる第二の昇降移動手段である昇降移動装置156と、前記支持フレーム120を前記ガイドレール112に沿って往復移動させるリニアモータ等の往復移動装置157と、前記スライドフレーム115を前記ガイドレール112に沿って往復移動させるリニアモータ等の往復移動装置158とにそれぞれ電気的に接続されている。
また、前記制御装置140の入力部には、前記駆動モータ151に設けられて前記繰出ローラ123の回転位相を検出するロータリエンコーダ131と、前記駆動モータ151に設けられて前記繰出ローラ123に加わっている前記基材1の張力を検出する第一の張力検出手段であるテンションセンサ132と、前記駆動モータ153に設けられて前記吸引ローラ125よりも前記基材1の上流側の張力を検出する第二の張力検出手段であるテンションセンサ133と、当該制御装置140に各種情報を入力する入力手段である入力器141とがそれぞれ電気的に接続している。
つまり、前記制御装置140は、前記CCDカメラ130からの情報に基づいて、前記見当調整装置114の作動を制御し、前記テンションセンサ132,133からの情報に基づいて、前記駆動モータ151,153の作動を制御し、前記ロータリエンコーダ131からの情報に基づいて、前記アクチュエータ116、前記吸引ポンプ128、前記駆動モータ151〜155、前記昇降移動装置156、前記往復移動装置157,158等の作動を制御し、前記入力器141からの情報に基づいて、前記吸引ポンプ128,129、前記駆動モータ151〜155等の作動を制御するようになっているのである(詳細は後述する)。
なお、本実施形態においては、前記アクチュエータ116、前記支持ブロック117等により、第一の昇降移動手段を構成し、当該第一の昇降移動手段、前記支持台111、前記ガイドレール112、前記スライドフレーム115、前記往復移動装置158等により、第一の往復移動手段を構成し、前記支持台111、前記ガイドレール112、前記支持フレーム120、前記昇降移動装置156、前記往復移動装置157等により、第二の往復移動手段を構成し、当該第二の往復移動手段、前記ブランケット胴121、前記版胴122、前記駆動モータ154,155、前記インキ供給装置等により、パターン形成手段を構成し、前記繰出ローラ123、前記駆動モータ151等により、基材繰出手段を構成し、前記巻取ローラ124、前記駆動モータ152等により、基材巻取手段を構成し、前記吸引ローラ125、前記吸引ポンプ129、前記駆動モータ153等により、搬送手段を構成している。
このような本実施形態に係る印刷機100の作動を図4に基づいて次に説明する。
前記入力器141に運転を開始する旨の情報を入力すると、前記制御装置140は、まず、当該入力器141からの情報に基づいて、前記吸引ローラ125の吸引孔から内部に空気を吸引させるように前記吸引ポンプ129を作動させて前記基材1を当該吸引ローラ125の外周面に吸引保持する。
次に、前記制御装置140は、前記基材1を前記ステージ113上の所定位置に位置付けるように、前記ロータリエンコーダ131及び前記テンションセンサ132,133からの情報に基づいて、前記駆動モータ151〜153の作動を制御して前記ローラ123〜125を回転させる(以上、基材位置付け工程S1)。
このようにして前記基材1が前記ステージ113上の所定位置に位置付けられると、前記制御装置140は、前記ロータリエンコーダ131及び前記テンションセンサ132,133からの情報に基づいて、前記ステージ113の吸引孔から内部に空気を吸引させるように前記吸引ポンプ128を作動させて前記基材1を当該ステージ113上に吸引保持させて支持する(以上、基材保持工程S2)。
続いて、前記制御装置140は、前記ステージ113の、前記ガイドレール112の長手方向他方側(図1中、右側)の端部近傍の開始位置に前記スライドフレーム115を位置付けるように前記往復移動装置158の作動を制御すると共に、前記スクイーズローラ118を下降させて前記ステージ113上の前記基材1に当接させるように前記アクチュエータ116の作動を制御した後、前記ガイドレール112の長手方向他方側(図1中、右側)から長手方向一方側(図1中、左側)へ向けて前記スクイーズローラ118を前記ステージ113の前記基材1上で転動させるように、前記往復移動装置158の作動を制御して、前記スライドフレーム115を前記ガイドレール112に沿ってスライド移動、すなわち、前記ステージ113の上面の前記基材1の表面と平行な方向に沿って移動させる。
そして、前記ステージ113の、前記ガイドレール112の長手方向一方側(図1中、左側)の端部にまで前記スクイーズローラ118が位置すると、前記制御装置140は、前記スクイーズローラ118を上昇させて前記ステージ113上の前記基材1から離反させるように前記アクチュエータ116の作動を制御すると共に、前記スライドフレーム115を当初の退避位置に戻すように前記往復移動装置158の作動を制御して、前記スライドフレーム115を前記ガイドレール112の長手方向一方側(図1中、左側)から長手方向他方側(図1中、右側)へ向けてスライド移動、すなわち、前記ステージ113の上面の前記基材1の表面と平行な方向に沿って移動させる。
これにより、前記ステージ113上に吸着保持されて支持されている基材1は、シワが伸ばされて消滅すると共に、当該基材1上に存在してしまっている塵や埃等が、前記スクイーズローラ118の外周面に付着して当該基材1から除去され、当該スクイーズローラ118の転動に伴って連れ回りする前記粘着ローラ119の外周面に付着して当該粘着ローラ119に回収されると共に、前記CCDカメラ130は、前記スライドフレーム115のスライド移動に伴って、前記ステージ113に対する前記基材1の位置を検知するように撮影しながら前記ローラ118,119と共に移動することにより、当該ステージ113上の前記基材1の見当位置情報を前記制御装置140に提供する(以上、基材シワ伸ばし及び見当確認工程S3)。
また、前記制御装置140は、前記繰出ローラ123と当該ステージ113との間の前記基材1の張力を緩めるように、前記テンションセンサ132からの情報に基づいて、前記駆動モータ151の作動を制御することにより、前記基材1を当該繰出ローラ123から所定長繰り出すと共に、前記吸引ローラ125と当該ステージ113との間の前記基材1の張力を緩めるように、前記テンションセンサ133からの情報に基づいて、前記駆動モータ152の作動を制御することにより、前記基材1を吸着保持させたままの状態で当該吸引ローラ125を逆転(図1中、反時計回り)させて当該基材1を所定長引き戻す(以上、緩衝域形成工程S4)。
次に、前記制御装置140は、予め入力されている情報及び前記CCDカメラ130からの情報に基づいて、前記胴121,122に対する前記ステージ113上の前記基材1の見当を合わせるように、前記見当調整装置114の作動を制御して、当該ステージ113の天地方向(X方向)、左右方向(Y方向)、ひねり方向(θ方向)の位置をそれぞれ調整する。
このとき、前記基材1は、前記繰出ローラ123と前記ステージ113との間及び前記吸引ローラ125と前記ステージ113との間の張力が緩められて当該間が弛んでいることから、前記ステージ113の天地方向(X方向)、左右方向(Y方向)、ひねり方向(θ方向)の位置が調整されても、シワを生じることがない(以上、見当調整工程S5)。
引き続き、前記制御装置140は、前記版胴122の版に対応したインキを前記ブランケット胴121に転写するように前記駆動モータ154,155の作動を制御して、当該胴121,122を回転させた後、当該ブランケット胴121に転写されたインキを前記ステージ113の前記基材1上に印刷して当該基材1にパターンを形成するように、前記昇降移動装置156及び前記往復移動装置157の作動を制御して、当該ブランケット胴121を昇降移動及び往復移動させる(以上、印刷工程S6)。
このようにして前記ステージ113上の前記基材1に印刷を施してパターンを形成すると、前記制御装置140は、前記繰出ローラ123と当該ステージ113との間の前記基材1の張力を緩める直前の大きさに戻すように、前記テンションセンサ132からの情報に基づいて、前記駆動モータ151の作動を制御することにより、前記基材1を繰り出した長さと等しい長さ、すなわち、前記所定長で当該繰出ローラ123に引き戻すと共に、前記吸引ローラ125と当該ステージ113との間の前記基材1の張力を緩める直前の大きさに戻すように、前記テンションセンサ133からの情報に基づいて、前記駆動モータ152の作動を制御することにより、前記基材1を吸着保持させたままの状態で当該吸引ローラ125を正転(図1中、時計回り)させて当該基材1を引き戻した長さと等しい長さ、すなわち、前記所定長で送り出す(以上、緩衝域解消工程S7)。
そして、前記制御装置140は、前記ステージ113の吸引孔からの空気の吸引を停止させるように前記吸引ポンプ128の作動を制御して、当該ステージ113から当該基材1を離脱できるように吸着保持から解放する(以上、基材解放工程S8)。
次に、前記制御装置140は、前記ステージ113上の基材1を更新するように、前記ロータリエンコーダ131及び前記テンションセンサ132,133からの情報に基づいて、前記駆動モータ151〜153の作動を制御して、前記ローラ123〜125を回転させて前記基材1を所定長送る(以上、基材送出工程S9)。
以下、上述した工程S1〜S9の作動を繰り返すことにより、前記基材1は、前記巻取ローラ124に巻き取られながら、パターンを順次形成されていく。
したがって、本実施形態に係る印刷機100によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)前記ステージ113上に吸着保持した基材1に対して前記スクイーズローラ118が転動して、当該基材1のシワを伸ばして消滅させるので、当該基材1に前記ブランケット胴121でインキを高品位に印刷することができ、当該基材1に高品位なパターンを形成することができる。
(2)前記基材1上に存在してしまっている塵や埃等を、前記スクイーズローラ118を介して前記粘着ローラ119に回収することができるので、当該基材1にインキをさらに高品位に印刷することができ、当該基材1にさらに高品位なパターンを形成することができる。
(3)前記スクイーズローラ118及び前記粘着ローラ119を往復移動させる前記スライドフレーム115に前記CCDカメラ130を一体的に設けたことから、当該スライドフレーム115のスライド移動に伴って、前記ステージ113に対する前記基材1の位置を検知するように撮影しながら前記ローラ118,119と共に移動させることができるので、当該ステージ113上の前記基材1の見当位置情報の入手(見当確認)と当該基材1のシワ伸ばしとを同時に行うことができ、作業効率を向上させることができる。
(4)前記基材1を前記ステージ113に吸引保持してから、前記繰出ローラ123と当該ステージ113との間の前記基材1の張力を緩めると共に、前記吸引ローラ125と当該ステージ113との間の前記基材1の張力を緩めた後に、当該基材1の見当を合わせるようにしたことから、当該ステージ113の天地方向(X方向)、左右方向(Y方向)、ひねり方向(θ方向)の位置を調整しても、当該ステージ113上の当該基材1にシワを生じさせることがないので、当該基材1に前記ブランケット胴121でインキを高品位に印刷することができ、当該基材1に高品位なパターンを形成することができる。
〈他の実施形態〉
なお、前記往復移動装置157,158としては、前述したリニアモータ以外にも、ラックアンドピニオン、ボールねじ、ロッドレスシリンダ等を適用することができる。
また、前述した実施形態においては、前記スクイーズローラ118と前記粘着ローラ119とを常に当接させるように前記支持ブロック117に回転可能に支持するようにしたが、他の実施形態として、例えば、上下方向に長手方向を向けた長穴を介して前記スクイーズローラ118を前記支持ブロック117に軸支することにより、前記アクチュエータ116を作動させて、前記支持ブロック117を上昇させて当該スクイーズローラ118及び前記粘着ローラ119を前記退避位置に位置させたときに、当該支持ブロック117に対して上記長穴を介して当該スクイーズローラ118を下方へ移動させて当該粘着ローラ119から離反できるようにすると共に、前記支持ブロック117を下降させて当該スクイーズローラ118及び上記粘着ローラ119を前記作動位置に位置させたときに、当該支持ブロック117に対して上記長穴を介して当該スクイーズローラ118を上方へ移動させて当該粘着ローラ119に当接させるようにすることも可能である。
また、前述した実施形態においては、前記粘着ローラ119を前記スクイーズローラ118の回転に伴って連れ回りさせるようにしたが、他の実施形態として、例えば、前記粘着ローラ119を駆動モータ等で直接的に独立して回転できるようにすることも可能である。このとき、例えば、前記粘着ローラ119の回転速度(周速度)が前記スクイーズローラ118の回転速度(周速度)よりも僅かに遅くなるように上記駆動モータ等を回転駆動させると、当該粘着ローラ119が当該スクイーズローラ118に対して擦れながら回転し、当該スクイーズローラ118に付着している塵や埃等を当該粘着ローラ119でさらに確実に回収することができるので、非常に好ましい。
また、前述した実施形態においては、前記繰出ローラ123を正逆回転させる前記駆動モータ151に前記ロータリエンコーダ131及び前記テンションセンサ132を設けると共に、前記吸引ローラ125を正逆回転させる前記駆動モータ153に前記テンションセンサ133を設け、前記ロータリエンコーダ131からの情報に基づいて、前記基材1の繰出量を検知すると共に、前記テンションセンサ132,133からの情報に基づいて、前記間の前記基材1の張力を検知するようにしたが、他の実施形態として、例えば、前記テンションセンサ132,133を省略し、前記駆動モータ153にロータリエンコーダを設けて、当該ロータリエンコーダと共に前記ロータリエンコーダ131からの情報に基づいて、前記基材1の繰出量及び前記間の前記基材1の張力を検知するようにすることも可能である。
また、前述した実施形態では、ウエブ状の基材1にインキを印刷してパターンを形成する印刷機100に適用した場合について説明したが、他の実施形態として、例えば、シート状の基材にインキを印刷してパターンを形成する印刷機に適用しても、前述した実施形態の場合と同様な作用効果を得ることができる。
本発明に係る印刷機は、基材にインキを高品位で印刷することができ、基材に高品位なパターンを形成することができるので、産業上、極めて有益に利用することができる。
1 基材
100 印刷機
111 支持台
112 ガイドレール
113 ステージ
114 見当調整装置
115 スライドフレーム
115a 連結ステー
116 アクチュエータ
117 支持ブロック
118 スクイーズローラ
119 粘着ローラ
120 支持フレーム
121 ブランケット胴
122 版胴
123 繰出ローラ
124 巻取ローラ
125 吸引ローラ
126 バッファローラ
127 ガイドローラ
128,129 吸引ポンプ
130 CCDカメラ
131 ロータリエンコーダ
132,133 テンションセンサ
140 制御装置
141 入力器
151〜155 駆動モータ
156 昇降移動装置
157,158 往復移動装置

Claims (4)

  1. 基材を上面で支持するステージと、
    前記ステージ上の基材にインキを印刷してパターンを形成するパターン形成手段と
    を備えている印刷機において、
    前記ステージの上面の前記基材の表面と平行な方向に沿って往復移動可能な第一の往復移動手段と、
    前記ステージ上の基材の表面に当接できるように前記第一の往復移動手段に回転可能に支持されて基材のシワを伸ばすシワ伸ばしローラと、
    前記シワ伸ばしローラに当接できるように前記第一の往復移動手段に回転可能に支持されて当該シワ伸ばしローラに付着している異物を除去するゴミ取りローラと
    を備えていることを特徴とする印刷機。
  2. 請求項1に記載の印刷機において、
    前記ステージの上面に基材を保持させる基材保持手段と、
    前記ステージの上面に基材を保持させるように前記基材保持手段を制御した後に、前記ステージの基材の表面上で前記シワ伸ばしローラを転動させるように前記第一の往復移動手段を制御する制御手段と
    を備えていることを特徴とする印刷機。
  3. 請求項2に記載の印刷機において、
    前記ステージの位置を調整するステージ位置調整手段と、
    前記第一の往復移動手段に保持されて前記ステージに対する基材の位置を検知する基材位置検知手段と
    を備えると共に、
    前記制御手段が、前記第一の往復移動手段の移動に伴って前記基材位置検出手段から得られる情報に基づいて、前記ステージの位置を調整するように前記ステージ位置調整手段を制御するものである
    ことを特徴とする印刷機。
  4. 請求項3に記載の印刷機において、
    前記制御手段が、前記ステージの位置を調整するように前記ステージ位置調整手段を制御した後に、前記ステージ上の基材にインキを印刷してパターンを形成するように前記パターン形成手段を制御するものである
    ことを特徴とする印刷機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113022100A (zh) * 2021-03-01 2021-06-25 山东华冠智能卡有限公司 一种石墨烯rfid电子标签天线的成型设备

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