JP2011189668A - マスククリーニング装置、スクリーン印刷機、マスククリーニング方法及びスクリーン印刷方法 - Google Patents

マスククリーニング装置、スクリーン印刷機、マスククリーニング方法及びスクリーン印刷方法 Download PDF

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Abstract

【課題】駆動側リールの回転駆動力が小さくてもペーパー部材のクリーニング領域の更新を行うことができるマスククリーニング装置、スクリーン印刷機、マスククリーニング方法及びスクリーン印刷方法を提供することを目的とする。
【解決手段】ノズル42が格納位置に位置した状態でブレーキ51による従動側リール44の回転規制を解除したうえで、ノズル42をベース部41に対して上昇させて従動側リール44よりペーパー部材48を引き出し、従動側リール44から引き出すことによって進行したペーパー部材48の進行量が所定値に達したことが検出されたとき、ブレーキ51により従動側リール44の回転を規制したうえでノズル42を張り出し位置まで上昇させ、駆動側リール43を従動回転させながら駆動側リール43よりペーパー部材48を引き出してペーパー部材48の新たなクリーニング領域48aをノズル42の上面に位置させる。
【選択図】図19

Description

本発明は、スクリーン印刷機が備えるマスクの下面に付着したペーストを拭き取るマスククリーニング装置、スクリーン印刷機、マスククリーニング方法及びスクリーン印刷方法に関するものである。
スクリーン印刷機は、基板の電極に対応するパターン孔を有したマスクと、マスクと平行な方向に移動自在なスキージとを備え、マスクのパターン孔が基板の電極と合致するように基板とマスクを接触させた状態でスキージをマスク上で摺動させ、マスク上に供給された半田ペースト等のペーストをマスク上で掻き寄せることにより、マスクのパターン孔を介して基板の電極にペーストを転写させる構成になっている。
このようなスクリーン印刷機では、基板へのスクリーン印刷を終えた後、次に投入される基板に対して行うスクリーン印刷に備えるため、マスクの下面に付着したペーストを拭き取るマスククリーニング装置を備えている(例えば、特許文献1)。このマスククリーニング装置は、マスクの下方をマスクに対して平行に相対移動するベース部に、ベース部に対する上昇位置である張り出し位置とベース部に対する下降位置である格納位置との間で移動自在な押し当て部材と、ベース部に設けられた駆動側リール及び従動側リールを備えており、駆動側リールと従動側リールの間に掛け渡されたペーパー部材の一部を、張り出し位置に位置した押し当て部材によってマスクの下面に押し当て、この状態でベース部がマスクの下方をマスクに対して平行に相対移動することによって、ペーパー部材により、マスクの下面に付着したペーストを拭き取る。
このようなスクリーン印刷機のマスククリーニング装置では、マスクを数枚クリーニングした後は、ペーパー部材の押し当て部材によって支持される部分(クリーニング領域)を更新させる必要があるが、この場合には、従動側リールの回転を規制するブレーキによって従動側リールの回転を規制した状態で駆動側リールをペーパー部材の巻き取り方向に回転駆動し、ブレーキによる規制力に抗して従動側リールを回転させることによって、従動側リールに巻き付けられたロール状のペーパー部材を所定量引き出すようにしていた。
特開2007−144689号公報
しかしながら、近年の電子部品実装用装置のスリム・コンパクト化に伴ってスクリーン印刷機の全体を小型化しようとすると、マスククリーニング装置の駆動側リールを回転駆動するモータも小型化せざるを得なくなることから、モータの出力低下を招き、従来のようにブレーキによる規制力に抗して従動側リールを回転させてペーパー部材を引き出すことが難しくなってペーパー部材のクリーニング領域の更新を行うことができなくなるという問題点があった。
そこで本発明は、駆動側リールの回転駆動力が小さくてもペーパー部材のクリーニング領域の更新を行うことができるマスククリーニング装置、スクリーン印刷機、マスククリーニング方法及びスクリーン印刷方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載のマスククリーニング装置は、スクリーン印刷機が備えるマスクの下方をマスクに対して平行に相対移動するベース部と、ベース部に設けられてベース部に対する上昇位置である張り出し位置とベース部に対する下降位置である格納位置との間で移動自在な押し当て部材と、ベース部に設けられた駆動側リール及び従動側リールと、駆動側リールと従動側リールの間に掛け渡され、張り出し位置に位置した押し当て部材の上面に位置するクリーニング領域が押し当て部材によってマスクの下面に押し当てられるペーパー部材と、従動側リールから引き出されることによって進行したペーパー部材の進行量の検出を行うペーパー部材進行量検出装置と、従動側リールの回転を規制するブレーキと、押し当て部材が格納位置に位置した状態でブレーキによる従動側リールの回転規制を解除したうえで、押し当て部材をベース部に対して上昇させて従動側リールよりペーパー部材を引き出し、ペーパー部材進行量検出装置により検出されるペーパー部材の進行量に基づいて、従動側リールより引き出すことによって進行したペーパー部材の進行量が所定値に達したことが検出されたとき、ブレーキにより従動側リールの回転を規制したうえで押し当て部材を張り出し位置まで上昇させ、駆動側リールをペーパー部材の巻き取り方向とは反対の方向に従動回転させながら駆動側リールよりペーパー部材を引き出してペーパー部材の新たなクリーニング領域を押し当て部材の上面に位置させるクリーニング領域更新動作制御手段と、ペーパー部材の新たなクリーニング領域を押し当て部材によってマスクの下面に押し当てた状態でベース部をマスクに対して相対移動させてマスクの下面に付着したペーストを拭き取るペースト拭き取り動作制御手段とを備えた。
請求項2に記載のマスククリーニング装置は、請求項1に記載のマスククリーニング装置であって、ペーパー部材進行量検出装置が、従動側リールに巻き付けられたロール状のペーパー部材の外周面に接触して設けられた回転部材と、従動側リールからのペーパー部材の引き出しに応じて回転した回転部材の回転数を検出する回転数検出部と、回転数検出部によって検出された回転部材の回転数に基づいて、従動側リールから引き出されることによって進行したペーパー部材の進行量の算出を行う進行量算出部とを備えて成る。
請求項3に記載のスクリーン印刷機は、基板の電極に対応するパターン孔を有し、基板の電極とパターン孔が合致するように基板に接触されるマスクと、基板に接触されたマスク上を摺動し、マスク上に供給されたペーストをマスク上で掻き寄せることにより、マスクのパターン孔を介して基板の電極にペーストを転写させるスキージと、マスクの下方をマスクに対して平行に相対移動するベース部と、ベース部に設けられてベース部に対する上昇位置である張り出し位置とベース部に対する下降位置である格納位置との間で移動自在な押し当て部材と、ベース部に設けられた駆動側リール及び従動側リールと、駆動側リールと従動側リールの間に掛け渡され、張り出し位置に位置した押し当て部材の上面に位置するクリーニング領域が押し当て部材によってマスクの下面に押し当てられるペーパー部材と、従動側リールから引き出されることによって進行したペーパー部材の進行量の検出を行うペーパー部材進行量検出装置と、従動側リールの回転を規制するブレーキと、押し当て部材が格納位置に位置した状態でブレーキによる従動側リールの回転規制を解除したうえで、押し当て部材をベース部に対して上昇させて従動側リールよりペーパー部材を引き出し、ペーパー部材進行量検出装置により検出されるペーパー部材の進行量に基づいて、従動側リールより引き出すことによって進行したペーパー部材の進行量が所定値に達したことが検出されたとき、ブレーキにより従動側リールの回転を規制したうえで押し当て部材を張り出し位置まで上昇させ、駆動側リールをペーパー部材の巻き取り方向とは反対の方向に従動回転させながら駆動側リールよりペーパー部材を引き出してペーパー部材の新たなクリーニング領域を押し当て部材の上面に位置させるクリーニング領域更新動作制御手段と、ペーパー部材の新たなクリーニング領域を押し当て部材によってマスクの下面に押し当てた状態でベース部をマスクに対して相対移動させてマスクの下面に付着したペーストを拭き取るペースト拭き取り動作制御手段と、下面に付着したペーストが拭き取られたマスクを基板に接触させ、マスク上でスキージを摺動させることによって基板の電極にペーストを転写させるスクリーン印刷実行制御手段とを備えた。
請求項4に記載のマスククリーニング方法は、スクリーン印刷機が備えるマスクの下方をマスクに対して平行に相対移動するベース部と、ベース部に設けられてベース部に対する上昇位置である張り出し位置とベース部に対する下降位置である格納位置との間で移動自在な押し当て部材と、ベース部に設けられた駆動側リール及び従動側リールと、駆動側リールと従動側リールの間に掛け渡され、張り出し位置に位置した押し当て部材の上面に位置するクリーニング領域が押し当て部材によってマスクの下面に押し当てられるペーパー部材と、従動側リールから引き出されることによって進行したペーパー部材の進行量の検出を行うペーパー部材進行量検出装置と、従動側リールの回転を規制するブレーキとを備えたマスククリーニング装置によるマスククリーニング方法であって、押し当て部材が格納位置に位置した状態でブレーキによる従動側リールの回転規制を解除する工程と、ブレーキによる従動側リールの回転規制を解除した状態で押し当て部材をベース部に対して上昇させて従動側リールよりペーパー部材を引き出す工程と、ペーパー部材進行量検出装置により検出されるペーパー部材の進行量に基づいて、従動側リールより引き出すことによって進行したペーパー部材の進行量が所定値に達したことが検出されたとき、ブレーキにより従動側リールの回転を規制する工程と、従動側リールの回転を規制した状態で押し当て部材を張り出し位置まで上昇させ、駆動側リールをペーパー部材の巻き取り方向とは反対の方向に従動回転させながら駆動側リールよりペーパー部材を引き出してペーパー部材の新たなクリーニング領域を押し当て部材の上面に位置させる工程と、ペーパー部材の新たなクリーニング領域を押し当て部材によってマスクの下面に押し当てた状態でベース部をマスクに対して相対移動させてマスクの下面に付着したペーストを拭き取る工程とを含む。
請求項5に記載のスクリーン印刷方法は、基板の電極に対応するパターン孔を有し、基板の電極とパターン孔が合致するように基板に接触されるマスクと、基板に接触されたマスク上を摺動し、マスク上に供給されたペーストをマスク上で掻き寄せることにより、マスクのパターン孔を介して基板の電極にペーストを転写させるスキージと、マスクの下方をマスクに対して平行に相対移動するベース部と、ベース部に設けられてベース部に対する上昇位置である張り出し位置とベース部に対する下降位置である格納位置との間で移動自在な押し当て部材と、ベース部に設けられた駆動側リール及び従動側リールと、駆動側リールと従動側リールの間に掛け渡され、張り出し位置に位置した押し当て部材の上面に位置するクリーニング領域が押し当て部材によってマスクの下面に押し当てられるペーパー部材と、従動側リールから引き出されることによって進行したペーパー部材の進行量の検出を行うペーパー部材進行量検出装置と、従動側リールの回転を規制するブレーキとを備えたスクリーン印刷機によるスクリーン印刷方法であって、押し当て部材が格納位置に位置した状態でブレーキによる従動側リールの回転規制を解除する工程と、ブレーキによる従動側リールの回転規制を解除した状態で押し当て部材をベース部に対して上昇させて従動側リールよりペーパー部材を引き出す工程と、ペーパー部材進行量検出装置により検出されるペーパー部材の進行量に基づいて、従動側リールより引き出すことによって進行したペーパー部材の進行量が所定値に達したことが検出されたとき、ブレーキにより従動側リールの回転を規制する工程と、従動側リールの回転を規制した状態で押し当て部材を張り出し位置まで上昇させ、駆動側リールをペーパー部材の巻き取り方向とは反対の方向に従動回転させながら駆動側リールよりペーパー部材を引き出してペーパー部材の新たなクリーニング領域を押し当て部材の上面に位置させる工程と、ペーパー部材の新たなクリーニング領域を押し当て部材によってマスクの下面に押し当てた状態でベース部をマスクに対して相対移動させてマスクの下面に付着したペーストを拭き取る工程と、下面に付着したペーストが拭き取られたマスクを基板に接触させ、マスク上でスキージを摺動させることによって基板の電極にペーストを転写させる工程とを含む。
本発明では、押し当て部材を格納位置から張り出し位置へ上昇させる動作によって従動側リールからペーパー部材を引き出してペーパー部材のクリーニング領域の更新を行うようにしており、この間、駆動側リールは駆動させることがないので、駆動側リールを回転駆動力が小さくてもペーパー部材のクリーニング領域の更新を行うことができ、マスククリーニング装置の小型化を図ることができる。
本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機の平面図 本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機の正面図 本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機の側面図 本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機が備えるマスクの平面図 本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機が備えるマスククリーニング装置の斜視図 (a)(b)本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機が備えるマスククリーニング装置の側面図 本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機が備えるマスククリーニング装置の一部断面側面図 本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機が備えるマスククリーニング装置によりマスクのクリーニングをしている状態を示す図 本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機の制御系統を示すブロック図 本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機が備えるペーパー部材進行量検出装置の構成を示す図 本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機によるスクリーン印刷動作の実行手順を示すフローチャート (a)(b)本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機の動作説明図 (a)(b)本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機の動作説明図 (a)(b)本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機の動作説明図 (a)(b)(c)本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機の動作説明図 (a)(b)(c)本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機の動作説明図 本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機が行うマスククリーニング動作の実行手順を示すフローチャート (a)(b)本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機が備えるマスククリーニング装置のクリーニング領域の更新動作の説明図 (a)(b)本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機が備えるマスククリーニング装置のクリーニング領域の更新動作の説明図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1、図2及び図3に示すスクリーン印刷機1は、実装基板生産用の電子部品実装ラインを構成する電子部品実装用装置の一種であり、基板2を搬入してその基板2の表面に設けられた電極3上に半田ペーストや導電性ペースト等のペーストPst(図3参照)を転写するスクリーン印刷を行った後、その基板2を下流側の電子部品実装機(図示せず)等に搬出する動作を連続実行するものである。以下、説明の便宜上、このスクリーン印刷機1における基板2の搬送方向をX軸方向(図1の紙面左右方向)、X軸方向と直交する水平面内方向をY軸方向(図1の紙面上下方向)とし、上下方向をZ軸方向とする。また、Y軸方向をスクリーン印刷機1の前後方向、X軸方向をスクリーン印刷機1の横方向とする。更に、前後方向のうち、スクリーン印刷機1のオペレータOP(図1)がスクリーン印刷機1に対して作業を行う側(図1の紙面下方)をスクリーン印刷機1の前方、その反対側(図1の紙面上方)をスクリーン印刷機1の後方とする。
図1、図2及び図3において、本実施の形態におけるスクリーン印刷機1は、基台11上に設けられた基板保持移動ユニット12、基板保持移動ユニット12の上方に設けられたプレート状のマスク13、前後一対のスキージ14、カメラユニット15及びマスククリーニング装置16を備えている。
図2及び図3において、基板保持移動ユニット12は、水平移動部21、昇降部22、コンベア部23及び基板保持部24から成る。
水平移動部21は、Yテーブル駆動モータMyの作動によって基台11に対してY軸方向に移動するYテーブル21a、Xテーブル駆動モータMxの作動によってYテーブル21aに対してX軸方向に移動するXテーブル21b、Xテーブル21bに対してZ軸回りに回転するθテーブル21c、θテーブル21cの上面に固定されたベーステーブル21d及びベーステーブル21dの上面から上方に延びて設けられた複数の昇降テーブルガイド21eから成る。
昇降部22は、水平移動部21の複数の昇降テーブルガイド21eにガイドされてベーステーブル21dに対して昇降する昇降テーブル22a及び昇降テーブル22aの上面から上方に延びて設けられた複数の下受けユニット昇降ガイド22bから成る。
図3において、コンベア部23は昇降テーブル22aとともにベーステーブル21dに対して昇降する前後一対のコンベア機構23aから成る。各コンベア機構23aは、X軸方向に延びて設けられ、下受けユニット昇降ガイド22bの上端に取り付けられたベルトコンベア支持部材31と、ベルトコンベア支持部材31に支持されてX軸方向に延びるベルトコンベア32から成り、これら前後のコンベア機構23aが(ベルトコンベア32が)同期して作動することにより、基板2のX軸方向への搬送がなされる。
図2及び図3において、基板保持部24は、コンベア部23が備える前後一対のベルトコンベア支持部材31それぞれの上部にY軸方向に移動自在に設けられた前後一対のクランプ部材24a(図1も参照)、コンベア部23の下方において、下受けユニット昇降ガイド22bにガイドされて昇降する下受けユニット支持テーブル24b及び下受けユニット支持テーブル24bの上面に設けられた下受けユニット24cから成る。下受けユニット24cは、下受けユニット支持テーブル24bとともに昇降テーブル22aに対して昇降することにより、コンベア部23上の基板2を下方から支持する。前後のクランプ部材24aは、前後のベルトコンベア32によって両端部が支持され、下受けユニット24cによって下面が支持された基板2のY軸方向の両側部を基板2の外方から挟んでクランプする。
図1及び図2において、基板保持移動ユニット12を構成するコンベア部23のX軸方向の両側(基板2の搬送方向の上流側と下流側)の位置には、スクリーン印刷機1の外部(図1及び図2の紙面左側)から投入された基板2を搬送(搬入)してコンベア部23に受け渡す基板搬入コンベア25と、コンベア部23から受け渡された基板2をスクリーン印刷機1の外部(図1及び図2の紙面右側)に搬送(搬出)する基板搬出コンベア26が備えられている。基板搬入コンベア25及び基板搬出コンベア26はそれぞれ、コンベア部23と同様に前後一対のコンベア機構(図1では符号を25a及び26aとする)から成っている。
図1及び図4において、マスク13は平面視において矩形の枠状部材から成るマスク枠13wによって四辺が支持されており、マスク枠13wによって囲まれた矩形の領域には、基板2上の複数の電極3に対応した多数のパターン孔13aが設けられている。すなわちマスク13は、基板2の電極3の配置に応じて形成された多数のパターン孔13aを有したものとなっている。
図1において、基板2の対角位置には2つ一組の基板側位置決め用マークmkが設けられている。一方、図4において、マスク13には、基板側位置決め用マークmkに対応して配置された2つ一組のマスク側位置決め用マークMKが設けられている。これら基板側位置決め用マークmkとマスク側位置決め用マークMKが上下に合致する状態で基板2をマスク13に接触させると、基板2の電極3とマスク13のパターン孔13aは上下に合致した状態となる。
マスク13は、オペレータOPがこのマスク13の両端部を両手で把持してスクリーン印刷機1の前方から基板保持移動ユニット12の上方をY軸方向に延びて設けられた一対のマスク支持レール27(図1及び図4)の間に挿入し、マスク枠13wの先頭部がマスク支持レール27上に設けられたストッパ27a(図1及び図4)に当接するまで後方に押し込むことによって、所定の位置に設置される。
図1及び図2において、基台11上には基板搬入コンベア25及び基板搬出コンベア26をそれぞれY軸方向に跨ぐ一対の門型フレーム28が設けられており、これら一対の門型フレーム28にはX軸方向に延びたX軸ステージ29aの両端部がY軸方向にスライド自在に支持されている。X軸ステージ29a上にはカメラ支持ステージ29bがX軸方向に移動自在に設けられており、カメラ支持ステージ29bには前述のカメラユニット15が取り付けられている。カメラユニット15は、撮像視野を下方に向けた第1カメラ15aと撮像視野を上方に向けた第2カメラ15bを備えている(図3)。
図1において、上記一対の門型フレーム28にはX軸方向に延びたスキージベース40の両端が支持されており、スキージベース40は門型フレーム28に沿ってY軸方向に往復移動自在となっている。このスキージベース40には前述の前後一対のスキージ14がY軸方向に対向して設けられている。各スキージ14はX軸方向に延びた「へら」状の部材から成り、それぞれスキージベース40に対して昇降自在に取り付けられている。
図5及び図6(a),(b)において、スクリーン印刷機1が備えるマスククリーニング装置16は、全体が水平面内方向(ここではY軸内方向)に移動自在に設けられており、上記X軸ステージ29aに取り付けられてマスク13の下方をマスク13に対して平行に相対移動するベース部41に、押し当て部材としてのノズル42、一対のリール(駆動側リール43及び従動側リール44)、複数のテンションローラ45及びペーパー部材進行量検出装置46が設けられた構成となっている。
ノズル42は全体としてX軸方向に延びた長方形枠形状を有しており、ベース部41に対して昇降自在に設けられている。ノズル42はベース部41のシリンダ取り付け部41aに上下方向に延びて取り付けられたノズル昇降シリンダ47によって、ベース部41に対する上昇位置である張り出し位置(図6(a))と下降位置である格納位置(図6(b))との間で移動(昇降)させることができる。
図5及び図6(a),(b)において、駆動側リール43と従動側リール44はベース部41に設けられた2つの平行な水平軸(軸部材43a,44a)に回転自在に取り付けられており、複数のテンションローラ45もこれら軸部材43a,44aと水平な軸部材に取り付けられている。駆動側リール43と従動側リール44の間には、複数のテンションローラ45を介してペーパー部材48が掛け渡されている。
駆動側リール43はベース部41に設けられたリール駆動モータ50によってペーパー部材48を巻き取る方向に駆動することができる。一方、従動側リール44はペーパー部材48が引き出されたときにペーパー部材48により回転させられるが、従動側リール44の回転を規制するブレーキ51(図5及び図6(a),(b))を作動させることにより、従動側リール44からペーパー部材48が引き出されないようにすることができる。
図6(a),(b)において、ペーパー部材進行量検出装置46は、従動側リール44の回転軸44aと平行な軸部材回りに回転自在な円筒状の回転部材46aを備えており、この回転部材46aは、ベース部41のシリンダ取り付け部41aに設けられた回転部材付勢機構52によって付勢されて、円筒状の外周面が従動側リール44に巻き付けられたロール状のペーパー部材48の外周面に接触されるようになっている。ペーパー部材進行量検出装置46は、回転部材46aの回転数に基づいて、従動側リール44から引き出されることによって進行するペーパー部材48の進行量(ここでは引き出し量)の検出を行う。
ノズル42が張り出し位置(図6(a))又は格納位置(図6(b))に位置した状態では、従動側リール44はブレーキ51によってその回転作動が規制されるとともに、リール駆動モータ50に微弱な電流が供給されて駆動側リール43にペーパー部材48の巻き取り方向への駆動力が与えられ、ペーバー部材48に弛みが生じないように一定のテンションが付与される。
図6(a)及び図7において、ペーパー部材48の、ノズル42が張り出し位置に位置した状態でノズル42の上面に位置している(ノズル42によって支持されている)部分は、ノズル42によって、下面にペーストPst(ペーストPstの残り滓)が付着したマスク13の下面に押し当てられるクリーニング領域48aである(図8も参照)。
図7において、マスククリーニング装置16のノズル42の内部は上下に貫通する空気吸引管路42aとなっており、この空気吸引管路42a内に真空圧を供給することにより、ペーパー部材48のクリーニング領域48aを介して空気吸引管路42a内に空気を吸引することができる。
このスクリーン印刷機1において、基板2の搬送を行う基板搬送路としての基板搬入コンベア25、基板保持移動ユニット12のコンベア部23及び基板搬出コンベア26の各動作は、制御装置60(図9)が図示しないアクチュエータ等から成る基板搬送路作動機構61(図9)の作動制御を行うことによってなされ、クランプ部材24aによる基板2のクランプ動作は、制御装置60が図示しないアクチュエータ等から成るクランプ部材作動機構62(図9)の作動制御を行うことによってなされる。
基台11に対するYテーブル21aのY軸方向への移動、Yテーブル21aに対するXテーブル21bのX軸方向への移動、Xテーブル21bに対するθテーブル21cの(すなわちベーステーブル21dの)Z軸回りの回転、ベーステーブル21dに対する昇降テーブル22aの昇降、昇降テーブル22aに対する下受けユニット支持テーブル24bの(すなわち下受けユニット24cの)昇降の各動作は、制御装置60がYテーブル駆動モータMyやXテーブル駆動モータMxを含むアクチュエータ等から成る基板保持移動ユニット作動機構63(図9)の作動制御を行うことによってなされる。
カメラユニット15の水平面内での移動動作、すなわち一対の門型フレーム28に対するX軸ステージ29aのY軸方向への移動動作及びX軸ステージ29aに対するカメラ支持ステージ29bのX軸方向への移動動作の各制御は、制御装置60が図示しないアクチュエータから成るカメラユニット移動機構64(図9)の作動制御を行うことによってなされる。また、マスククリーニング装置16のマスク13に対する相対移動動作も、制御装置60がカメラユニット移動機構64の作動制御を行ってX軸ステージ29aをY軸方向に移動させることによってなされる。
前後のスキージ14をY軸方向に往復移動させるスキージベース40の作動制御は、制御装置60が図示しないアクチュエータ等から成るスキージ移動機構65(図9)の制御を行うことによってなされる。また、各スキージ14のスキージベース40に対する昇降動作は、制御装置60がスキージベース40の上部に取り付けられたスキージ昇降シリンダ66(図2、図3及び図9)の作動制御を行うことによってなされる。
カメラユニット15を構成する第1カメラ15aは、制御装置60に制御されて、基板保持移動ユニット12が備える基板保持部24によって保持された基板2の基板側位置決め用マークmkの撮像を行い、第2カメラ15bは、制御装置60に制御されて、マスク13に設けられたマスク側位置決め用マークMKの撮像を行う。第1カメラ15aの撮像によって得られた画像データと第2カメラ15bの撮像によって得られた画像データはともに制御装置60に入力される(図9)。
マスククリーニング装置16のベース部41に対するノズル42の昇降作動制御は、制御装置60が前述のノズル昇降シリンダ47の作動制御を行うことによってなされる(図9)。また、マスククリーニング装置16の駆動側リール43の回転作動によるペーパー部材48の巻き取り動作は、制御装置60が前述のリール駆動モータ50の作動制御を行うことによってなされ(図9)、従動側リール44の回転規制は、制御装置60が前述のブレーキ51の作動制御を行うことによってなされる(図9)。
図6(a),(b)において、ペーパー部材進行量検出装置46は、従動側リール44に巻き付けられたロール状のペーパー部材48の外周面に接触して設けられ、ペーパー部材48が従動側リール44から引き出されたときに従動側リール44とは反対の方向に回転する前述の回転部材46aのほか、従動リール44からのペーパー部材48の引き出しに応じて回転した回転部材46aの回転数を検出する回転数検出部46b(図9)と、回転数検出部46bによって検出された回転部材46aの回転数に基づいて、従動側リール44から引き出されることによって進行したペーパー部材48の進行量の算出を行う進行量算出部46cを備えて成り、進行量算出部46cにおいて算出されたペーパー部材48の進行量の情報は、制御装置60に入力される(図9)。
ペーパー部材進行量検出装置46によりペーパー部材48の進行量を検出する構成は任意であるが、例えば、図10に示すように、回転部材46aの円筒状の外周面に、回転部材46aの回転軸と平行な方向(ここではX軸方向)に延びた複数のスリットSLを回転部材46aの回転方向に等間隔に設ける(例えば、18°間隔で20個のスリットを設ける)とともに、回転数検出部46bとしての発光素子F1と受光素子F2をそれぞれ回転部材46aの外部と内部に設けた構成とすることができる。このような構成のペーパー部材進行量検出装置46では、従動側リール44を回転させながら従動側リール44からペーパー部材48が引き出されたときには(図10中に示す矢印A)、これに伴って回転部材46aが回転し(図10中に示す矢印B)、受光素子F2が受光する発光素子F1からの検査光Lの断続回数に基づいて回転部材46aの回転角度θを求めることができ、その回転部材46aの回転角度θに基づいて、ペーパー部材48の進行量を検出(算出)することができる。ここで、例えば、回転部材46aに、円周方向に18度間隔で20個のスリットSLが設けられており、ペーパー部材48の引き出しに応じて検出した検査光の断続回数がN回であった場合には、回転部材46aはN/20回転したといえ、したがって回転部材46aの半径がrである場合には、このときのペーパー部材48の従動側リール44からのペーパー部材48の進行量(引き出し量)Mは、進行量算出部46cにおいてM=2π×r×N/20と算出され、その情報が制御装置60に入力される。
このように、本実施の形態におけるスクリーン印刷機1が備えるペーパー部材進行量検出装置46は、リール(従動側リール44)から引き出されることによって進行するペーパー部材48の進行量の検出を行うペーパー部材進行量検出方法を実行するものであり、従動側リール44に巻き付けられたロール状のペーパー部材48の外周面に接触して設けられた回転部材46aが、従動側リール44からのペーパー部材48の引き出しに応じて回転した回転数を検出する工程と、検出した回転部材46aの回転数に基づいて、従動側リール44から引き出されることによって進行したペーパー部材48の進行量の算出を行う工程を含むものとなっている。
また、マスククリーニング装置16のペーパー部材48(クリーニング領域48a)を介して行う空気の吸引動作は、制御装置60が図示しないアクチュエータ等から成る吸引機構67(図9)の作動制御を行って、ノズル42の空気吸引管路42a内に真空圧を供給することによってなされる。
次に、図11のフローチャート及び図12〜図16の説明図を加えてスクリーン印刷機1の動作手順を説明する。スクリーン印刷機1の制御装置60は、昇降テーブル22aをベーステーブル21dに対する下降位置に位置させるとともに、下受けユニット24cを昇降テーブル22aに対する下降位置に位置させた状態で(図12(a))、図示しない検知手段によってスクリーン印刷機1の上流側に設置された他の装置等(図示せず)から基板搬入コンベア25に基板2が投入されたことを検知した場合には、基板搬入コンベア25とコンベア部23を連動作動させてスクリーン印刷機1内に基板2を搬入し(図12(a)中に示す矢印C)、更に、図示しない検知手段により、コンベア部23が搬入する基板2が所定の搬送停止位置に到達したことを検知したところでコンベア部23の作動を停止させて、基板2を静止させる(図12(b)。図11のステップST1に示す基板搬入工程)。
制御装置60は、基板2の搬入が終わったら、昇降テーブル22aをベーステーブル21dに対する下降位置に位置させたまま、下受けユニット24cを(下受けユニット支持テーブル24bを)昇降テーブル22aに対して上昇させ(図13(a)中に示す矢印D1)、下受けユニット24cの上端が基板2の下面に接触したところで下受けユニット24cの上昇を停止させる(図13(a))。そして、クランプ部材24aを作動させ(図13(b)中に示す矢印E1)、コンベア部23上の基板2の両側部を前後のクランプ部材24aによりクランプする(図13(b))。
制御装置60は、前後のクランプ部材24aにより基板2をクランプしたら、昇降テーブル22aをベーステーブル21dに対する下降位置に位置させたまま、下受けユニット24cを更に昇降テーブル22aに対して上昇させて、下受けユニット24cで基板2を押し上げる(図14(a)。図中に示す矢印D2)。これにより基板2はY軸方向の両端をクランプ部材24aに対して摺動させながら上昇し(基板2はコンベア部23の両ベルトコンベア32から上方に離間する)、下受けユニット24cが昇降テーブル22aに対する上昇位置に位置して基板2の上面が両クランプ部材24aの上面とほぼ同じ高さになったところで、下受けユニット24cの押し上げを停止させる。これにより基板保持部24によって基板2が保持された状態となる(図14(a)。図11のステップST2に示す基板保持工程)。
制御装置60は、上記のようにして基板保持部24により基板2を保持したら、カメラユニット移動機構64の作動制御を行い(X軸ステージ29aをY軸方向に移動させるとともに、カメラ支持ステージ29bをX軸方向に移動させ)、第1カメラ15aを基板2に設けられた基板側位置決め用マークmkの直上に位置させて、第1カメラ15aに基板側位置決め用マークmkの撮像を行わせる一方、第2カメラ15bをマスク13に設けられたマスク側位置決め用マークMKの直下に位置させて、第2カメラ15bにマスク側位置決め用マークMKの撮像を行わせる。そして、制御装置60は、得られた基板側位置決め用マークmkの画像データから基板2の位置を把握するとともに、得られたマスク側位置決め用マークMKの画像データからマスク13の位置を把握し、基板保持移動ユニット12が備える水平移動部21の作動制御を行って基板保持部24を(したがって基板2を)水平面内方向に移動させ、基板側位置決め用マークmkとマスク側位置決め用マークMKが上下に対向するようにして、マスク13に対する基板2の水平面内方向の位置決めを行う(図11のステップST3に示す位置決め工程)。
制御装置60は、上記基板2とマスク13の水平面内方向の位置決めが終わったら、昇降テーブル22aをベーステーブル21dに対して上昇させ(図14(b)中に示す矢印F1)、基板2の被印刷面である上面をマスク13に下方から接触させる(図14(b)。図11のステップST4に示す接触工程)。これによりマスク13のパターン孔13aと基板2上の電極3とが上下方向に合致した状態となる。
制御装置60は、基板2をマスク13に接触させたら、スクリーン印刷機1の動作を一時中断したうえで、図示しないディスプレイ装置による画像表示等を介して、オペレータOPにペーストPstの供給を促す。オペレータOPは、現在マスク13上に残っているペーストPstの量に基づいて、ペーストPstの供給(補充)を行うべきかどうかの判断を行い、ペーストPstの供給を行うべきと判断したときには、別途用意したペースト供給シリンジ70(図15(a))により、マスク13上にペーストPstの供給を行う。そして、ペーストPstの供給が終わったら、図示しない動作再開ボタンの操作を行う。オペレータOPは、ペーストPstの供給が不要と判断した場合においても、動作再開ボタンの操作を行う。
制御装置60はステップST4の後、動作再開ボタンの操作が行われたかどうかの判断を行い(図11のステップST5に示す第1の判断工程)、動作再開ボタンの操作が行われたと判断した場合には、スクリーン印刷機1の動作中断を解除し、スキージ14を(スキージベース40を)Y軸方向に往復移動させて、マスク13のパターン孔13a内にペーストPstを充填させることによって、ペーストPstを基板2の電極3上に転写させる(図11のステップST6に示す転写工程)。
スキージ14によるペーストPstの基板2への転写動作では、先ず、前方のスキージ14(図15における紙面左側のスキージ14)を下降させてその下縁をマスク13の上面に接触(当接)させた後、スキージベース40をY軸方向の後方に移動させ、前方のスキージ14をマスク13上で摺動させることによって、後方のクランプ部材24aの上面領域までペーストPstを掻き寄せる(図15(b)中に示す矢印G1)。ペーストPstを後方のクランプ部材24aの上面領域まで掻き寄せたら、スキージベース40の移動を停止させたうえで、前方のスキージ14を上昇させてマスク13から離間させるとともに、後方のスキージ14(図15における紙面右側のスキージ14)を下降させてその下縁をマスク13の上面に接触(当接)させる。そして、スキージベース40を矢印G1とは反対の方向に移動させ、後方のスキージ14をマスク13上で摺動させることによって、前方のクランプ部材24aの上面領域までペーストPstを掻き寄せる(図15(c)中に示す矢印G2)。これによりマスク13のパターン孔13aを介して基板2の電極3上にペーストPstが転写される。
制御装置60は、基板2の電極3上にペーストPstを転写させたら、昇降テーブル22aをベーステーブル21dに対して下降させ(図16(a)中に示す矢印F2)、マスク13から基板2を離間させる(図16(a))。これにより版離れが行われ、ペーストPstが基板2の電極3上に印刷された状態となる(図11のステップST7に示す版離れ工程)。
制御装置60は、基板2へのペーストPstの印刷が終了したら、クランプ部材24aを作動させて基板2のクランプを解除したうえで(図16(b)中に示す矢印E2)、下受けユニット24cを(下受けユニット支持テーブル24bを)昇降テーブル22aに対して下降させ(図16(c)中に示す矢印D3)、基板2をコンベア部23上に降ろす(図16(c))。これにより基板保持部24による基板2の保持が解除される(図11のステップST8に示す基板保持解除工程)。
制御装置60は、基板2の保持を解除したら、基板保持移動ユニット12が備える水平移動部21を作動させ、基板搬出コンベア26に対するコンベア部23の位置調整を行ったうえで、コンベア部23と基板搬出コンベア26を連動作動させ、コンベア部23上の基板2を基板搬出コンベア26に受け渡してそのまま基板2をスクリーン印刷機1の外部に搬出する(図11のステップST9に示す基板搬出工程)。
制御装置60は、基板2を搬出したら、他にスクリーン印刷を施す基板2があるかどうかの判断を行う(図11のステップST10に示す第2の判断工程)。その結果、他にスクリーン印刷を施す基板2があった場合にはステップST1に戻って新たな基板2の搬入を行い、他にスクリーン印刷を施す基板2がなかった場合には一連のスクリーン印刷作業を終了する。
本実施の形態におけるスクリーン印刷機1では、上記の手順によって基板2にペーストPstの印刷を施すが、スクリーン印刷機1の制御装置60は、基板2の数枚分についてのスクリーン印刷工程を終了したら、マスククリーニング装置16を用いてマスク13の下面のクリーニングを行う。以下、図17〜図19を加えてマスククリーニング装置16によるマスク13のクリーニングの動作手順を説明する。
マスク13のクリーニングでは、制御装置60は先ず、X軸ステージ29aを移動させてマスククリーニング装置16をマスク13の下方の所定のクリーニング開始位置に移動させ(図17のステップST11)、マスククリーニング装置16におけるクリーニング領域48aの更新が必要であるか否かの判断を行う(図17のステップST12)。この判断は例えば、現在のクリーニング領域48aにおいてクリーニングを行ったマスク13の枚数が予め定めた所定の枚数に達しているか否か等に基づいて行う。
制御装置60は、上記ステップST12において、クリーニング領域48aの更新が必要でないと判断したときには、ベース部41に対するノズル42の上昇を開始し(図17のステップST13)、ノズル42が張り出し位置まで上昇したところでノズル42の上昇を停止させる(図17のステップST14及びステップST15)。この間、従動側リール44はブレーキ51によりその回転が規制された状態にあり、ノズル42が格納位置にある状態で、ノズル42の上面よりも駆動側リール43の側に位置していた領域S1がノズル42の上面に移動してクリーニング領域48aとなる(図18(a))。また、ノズル42が張り出し位置まで上昇することにより、ノズル42に支持されたペーパー部材48のクリーニング領域48aがマスク13の下面に下方から押し当てられた状態となる(図8)。
制御装置60は、ノズル42を張り出し位置まで上昇させてペーパー部材48をマスク13の下面に接触させたら、X軸ステージ29aをY軸方向に移動させてマスククリーニング装置16をマスク13に対して相対移動させ(図8中に示す矢印H)、マスク13の下面に付着していたペーストPst(ペーストPstの残り滓DS)をペーパー部材48のクリーニング領域48aにおいてクリーニングする(拭き取る)(図17のステップST16)。
なお、制御装置60は、上記マスク13のクリーニングを行う際には吸引機構67の作動制御を行い、空気吸引管路42aからペーパー部材48のクリーニング領域48aを介して空気を真空吸引するようにする。これによりマスク13の下面に付着したペーストPstはペーパー部材48側に吸い出され、ペーストPstの除去が効果的に行われる。
制御装置60は、上記のようにしてマスク13のクリーニングを行ったら、ノズル42の下降(図18(b)中に示す矢印K1)と駆動側リール43によるペーパー部材48の巻き取り(図18(b)中に示す矢印P1)を開始し(図17のステップST17)、ノズル42が格納位置に達したところでノズル42の下降と駆動側リール43によるペーパー部材48の巻き取りを停止させる(図17のステップST18及びステップST19)。これによりペーパー部材48のうち、先ほどクリーニング領域48aとなっていた領域S1は駆動側リール43の側へ移動した状態となる(図18(b))。なお、このノズル42の下降時におけるペーパー部材48の巻き取り速度は、ペーパー部材48に弛みが生じない速度とする。
制御装置60は、ノズル42を格納位置まで下降させたら、マスククリーニング装置16を所定の待機位置に移動させ、次のマスク13のクリーニングを行うまで待機状態に入る(図17のステップST20)。
一方、制御装置60は、前述のステップST12において、クリーニング領域48aの更新が必要であると判断したときには、ブレーキ51による従動側リール44の回転規制を解除したうえで(図17のステップST21)、ノズル42の上昇を開始する(図17のステップST22。図19(a)中に示す矢印K2)。このノズル42の上昇の間、ペーパー部材48はノズル42によって引っ張られ、従動側リール44は従動回転させられて(図19(a)中に示す矢印Q)、従動側リール44からペーパー部材48が引き出される(図19(a)及び図10中に示す矢印A)。この間、駆動側リール43は停止したままであるので、先ほどクリーニング領域48aとなっていた領域S1は更に駆動側リール43の側へ移動し、その領域S1に隣接する従動側リール44の側の領域S2が、ノズル42よりも駆動側リール43の側に移動する(図19(a))。
制御装置60は、ブレーキ51による従動側リール44の回転規制を解除した状態でノズル42を上昇させている間、ペーパー部材進行量検出装置46の回転部材46aが従動側リール44とは反対の方向に回転する(図19(a)及び図10中に示す矢印B)することによって検出されるペーパー部材48の進行量の情報に基づいて、ペーパー部材48の進行量が予め定めた所定値に達したことを検知したときには、ブレーキ51により従動側リール44の回転を規制して(図17のステップST23及びステップST24)、従動側リール44からのペーパー部材48の引き出しを停止させる。これにより、以後のノズル42の上昇中(図19(b)中に示す矢印K3)、ノズル42により引っ張られるペーパー部材48によって駆動側リール43がペーパー部材48の巻き取り方向とは反対の方向に従動回転させられて(図19(b)中に示す矢印P2)、駆動側リール43からペーパー部材48が引き出される。
制御装置60は、従動側リール44の回転を規制した後、ノズル42が張り出し位置に達したところでノズル42の上昇を停止させる(図17のステップST14及びステップST15)。これにより、先ほどクリーニング領域48aとなっていた領域S1に隣接する従動側リール44の側の領域S2がノズル42の上面に移動してクリーニング領域48aとなって(図19(b))、ペーパー部材48のクリーニング領域48aの更新は完了し、以後はクリーニング領域48aの更新をしなかった場合と同様の手順により、マスク13の下面のクリーニングを行う(ステップST16〜ステップST20)。
なお、上記ペーパー部材48の進行量の「所定値」は、上記の手順によってノズル42を張り出し位置に位置させたときに、クリーニング領域48aが更新されるような値として任意に決定される。
このように、本実施の形態におけるスクリーン印刷機1では、制御装置60が、ノズル42が格納位置に位置した状態でブレーキ51による従動側リール44の回転規制を解除したうえで、ノズル42をベース部41に対して上昇させて従動側リール44よりペーパー部材48を引き出し、ペーパー部材進行量検出装置46により検出されるペーパー部材48の進行量に基づいて、従動側リール44より引き出すことによって進行したペーパー部材48の進行量が所定値に達したことが検出されたとき、ブレーキ51により従動側リール44の回転を規制したうえでノズル42を張り出し位置まで上昇させ、駆動側リール43をペーパー部材48の巻き取り方向とは反対の方向に従動回転させながら駆動側リール43よりペーパー部材48を引き出してペーパー部材48の新たなクリーニング領域48aをノズル42の上面に位置させる(すなわち、進行量算出部46cにより算出されたペーパー部材48の進行量に基づいて、ペーパー部材48の新たなクリーニング領域48aをノズル42の上面に位置させる)クリーニング領域更新動作制御手段として機能している。
また、制御装置60は、ペーパー部材48の新たなクリーニング領域48aをノズル42によってマスク13の下面に押し当てた状態でベース部41をマスク13に対して相対移動させてマスク13の下面に付着したペーストPstを拭き取るペースト拭き取り動作制御手段としても機能している。
更に制御装置60は、下面に付着したペーストPstが拭き取られたマスク13を基板2に接触させ、マスク13上でスキージ14を摺動させることによって基板2の電極3にペーストPstを転写させるスクリーン印刷実行制御手段としても機能している。
このように、本実施の形態におけるスクリーン印刷機1では、押し当て部材であるノズル42を格納位置から張り出し位置へ上昇させる動作によって従動側リール44からペーパー部材48を引き出してペーパー部材48のクリーニング領域48aの更新を行うようにしており、この間、駆動側リール43は駆動させることがないので、リール駆動モータ50による駆動側リール43の回転駆動力が小さくてもペーパー部材48のクリーニング領域48aの更新を行うことができ、マスククリーニング装置16の小型化を図ることができる。
また、本実施の形態におけるスクリーン印刷機1が備えるペーパー部材進行量検出装置46では、従動側リール44に巻き付けられたロール状のペーパー部材48の外周面に接触して設けられた回転部材46aの回転数によって従動側リール44から引き出されるペーパー部材48の進行量の算出を行うようにしているので、従動側リール44に巻き付けられたロール状のペーパー部材48の半径方向の寸法によらず、ペーパー部材48の進行量を正確に検出することができる。したがって、このようなペーパー部材進行量検出装置46を備えたスクリーン印刷機1では、マスククリーニング装置16におけるクリーニング領域48aの正確な更新動作を行うことができ、更新の前後で新旧のクリーニング領域48aがだぶってマスク13のクリーニング時にマスク13を汚したり、新旧のクリーニング領域48aの間隔が開き過ぎてペーパー部材48に無駄が生じたりするようなことが起きにくい。
駆動側リールの回転駆動力が小さくてもペーパー部材のクリーニング領域の更新を行うことができるマスククリーニング装置、スクリーン印刷機、マスククリーニング方法及びスクリーン印刷方法を提供する。
1 スクリーン印刷機
2 基板
3 電極
13 マスク
13a パターン孔
14 スキージ
16 マスククリーニング装置
41 ベース部
42 ノズル(押し当て部材)
43 駆動側リール
44 従動側リール
46 ペーパー部材進行量検出装置
46a 回転部材
46b 回転数検出部
46c 進行量算出部
48 ペーパー部材
48a クリーニング領域
51 ブレーキ
60 制御装置(クリーニング領域更新動作制御手段、ペースト拭き取り動作制御手段、スクリーン印刷実行制御手段)
Pst ペースト

Claims (5)

  1. スクリーン印刷機が備えるマスクの下方をマスクに対して平行に相対移動するベース部と、
    ベース部に設けられてベース部に対する上昇位置である張り出し位置とベース部に対する下降位置である格納位置との間で移動自在な押し当て部材と
    ベース部に設けられた駆動側リール及び従動側リールと、
    駆動側リールと従動側リールの間に掛け渡され、張り出し位置に位置した押し当て部材の上面に位置するクリーニング領域が押し当て部材によってマスクの下面に押し当てられるペーパー部材と、
    従動側リールから引き出されることによって進行したペーパー部材の進行量の検出を行うペーパー部材進行量検出装置と、
    従動側リールの回転を規制するブレーキと、
    押し当て部材が格納位置に位置した状態でブレーキによる従動側リールの回転規制を解除したうえで、押し当て部材をベース部に対して上昇させて従動側リールよりペーパー部材を引き出し、ペーパー部材進行量検出装置により検出されるペーパー部材の進行量に基づいて、従動側リールより引き出すことによって進行したペーパー部材の進行量が所定値に達したことが検出されたとき、ブレーキにより従動側リールの回転を規制したうえで押し当て部材を張り出し位置まで上昇させ、駆動側リールをペーパー部材の巻き取り方向とは反対の方向に従動回転させながら駆動側リールよりペーパー部材を引き出してペーパー部材の新たなクリーニング領域を押し当て部材の上面に位置させるクリーニング領域更新動作制御手段と、
    ペーパー部材の新たなクリーニング領域を押し当て部材によってマスクの下面に押し当てた状態でベース部をマスクに対して相対移動させてマスクの下面に付着したペーストを拭き取るペースト拭き取り動作制御手段とを備えたことを特徴とするマスククリーニング装置。
  2. ペーパー部材進行量検出装置が、従動側リールに巻き付けられたロール状のペーパー部材の外周面に接触して設けられた回転部材と、従動側リールからのペーパー部材の引き出しに応じて回転した回転部材の回転数を検出する回転数検出部と、回転数検出部によって検出された回転部材の回転数に基づいて、従動側リールから引き出されることによって進行したペーパー部材の進行量の算出を行う進行量算出部とを備えて成ることを特徴とする請求項1に記載のマスククリーニング装置。
  3. 基板の電極に対応するパターン孔を有し、基板の電極とパターン孔が合致するように基板に接触されるマスクと、
    基板に接触されたマスク上を摺動し、マスク上に供給されたペーストをマスク上で掻き寄せることにより、マスクのパターン孔を介して基板の電極にペーストを転写させるスキージと、
    マスクの下方をマスクに対して平行に相対移動するベース部と、
    ベース部に設けられてベース部に対する上昇位置である張り出し位置とベース部に対する下降位置である格納位置との間で移動自在な押し当て部材と、
    ベース部に設けられた駆動側リール及び従動側リールと、
    駆動側リールと従動側リールの間に掛け渡され、張り出し位置に位置した押し当て部材の上面に位置するクリーニング領域が押し当て部材によってマスクの下面に押し当てられるペーパー部材と、
    従動側リールから引き出されることによって進行したペーパー部材の進行量の検出を行うペーパー部材進行量検出装置と、
    従動側リールの回転を規制するブレーキと、
    押し当て部材が格納位置に位置した状態でブレーキによる従動側リールの回転規制を解除したうえで、押し当て部材をベース部に対して上昇させて従動側リールよりペーパー部材を引き出し、ペーパー部材進行量検出装置により検出されるペーパー部材の進行量に基づいて、従動側リールより引き出すことによって進行したペーパー部材の進行量が所定値に達したことが検出されたとき、ブレーキにより従動側リールの回転を規制したうえで押し当て部材を張り出し位置まで上昇させ、駆動側リールをペーパー部材の巻き取り方向とは反対の方向に従動回転させながら駆動側リールよりペーパー部材を引き出してペーパー部材の新たなクリーニング領域を押し当て部材の上面に位置させるクリーニング領域更新動作制御手段と、
    ペーパー部材の新たなクリーニング領域を押し当て部材によってマスクの下面に押し当てた状態でベース部をマスクに対して相対移動させてマスクの下面に付着したペーストを拭き取るペースト拭き取り動作制御手段と、
    下面に付着したペーストが拭き取られたマスクを基板に接触させ、マスク上でスキージを摺動させることによって基板の電極にペーストを転写させるスクリーン印刷実行制御手段とを備えたことを特徴とするスクリーン印刷機。
  4. スクリーン印刷機が備えるマスクの下方をマスクに対して平行に相対移動するベース部と、ベース部に設けられてベース部に対する上昇位置である張り出し位置とベース部に対する下降位置である格納位置との間で移動自在な押し当て部材と、ベース部に設けられた駆動側リール及び従動側リールと、駆動側リールと従動側リールの間に掛け渡され、張り出し位置に位置した押し当て部材の上面に位置するクリーニング領域が押し当て部材によってマスクの下面に押し当てられるペーパー部材と、従動側リールから引き出されることによって進行したペーパー部材の進行量の検出を行うペーパー部材進行量検出装置と、従動側リールの回転を規制するブレーキとを備えたマスククリーニング装置によるマスククリーニング方法であって、
    押し当て部材が格納位置に位置した状態でブレーキによる従動側リールの回転規制を解除する工程と、
    ブレーキによる従動側リールの回転規制を解除した状態で押し当て部材をベース部に対して上昇させて従動側リールよりペーパー部材を引き出す工程と、
    ペーパー部材進行量検出装置により検出されるペーパー部材の進行量に基づいて、従動側リールより引き出すことによって進行したペーパー部材の進行量が所定値に達したことが検出されたとき、ブレーキにより従動側リールの回転を規制する工程と、
    従動側リールの回転を規制した状態で押し当て部材を張り出し位置まで上昇させ、駆動側リールをペーパー部材の巻き取り方向とは反対の方向に従動回転させながら駆動側リールよりペーパー部材を引き出してペーパー部材の新たなクリーニング領域を押し当て部材の上面に位置させる工程と、
    ペーパー部材の新たなクリーニング領域を押し当て部材によってマスクの下面に押し当てた状態でベース部をマスクに対して相対移動させてマスクの下面に付着したペーストを拭き取る工程とを含むことを特徴とするマスククリーニング方法。
  5. 基板の電極に対応するパターン孔を有し、基板の電極とパターン孔が合致するように基板に接触されるマスクと、基板に接触されたマスク上を摺動し、マスク上に供給されたペーストをマスク上で掻き寄せることにより、マスクのパターン孔を介して基板の電極にペーストを転写させるスキージと、マスクの下方をマスクに対して平行に相対移動するベース部と、ベース部に設けられてベース部に対する上昇位置である張り出し位置とベース部に対する下降位置である格納位置との間で移動自在な押し当て部材と、ベース部に設けられた駆動側リール及び従動側リールと、駆動側リールと従動側リールの間に掛け渡され、張り出し位置に位置した押し当て部材の上面に位置するクリーニング領域が押し当て部材によってマスクの下面に押し当てられるペーパー部材と、従動側リールから引き出されることによって進行したペーパー部材の進行量の検出を行うペーパー部材進行量検出装置と、従動側リールの回転を規制するブレーキとを備えたスクリーン印刷機によるスクリーン印刷方法であって、
    押し当て部材が格納位置に位置した状態でブレーキによる従動側リールの回転規制を解除する工程と、
    ブレーキによる従動側リールの回転規制を解除した状態で押し当て部材をベース部に対して上昇させて従動側リールよりペーパー部材を引き出す工程と、
    ペーパー部材進行量検出装置により検出されるペーパー部材の進行量に基づいて、従動側リールより引き出すことによって進行したペーパー部材の進行量が所定値に達したことが検出されたとき、ブレーキにより従動側リールの回転を規制する工程と、
    従動側リールの回転を規制した状態で押し当て部材を張り出し位置まで上昇させ、駆動側リールをペーパー部材の巻き取り方向とは反対の方向に従動回転させながら駆動側リールよりペーパー部材を引き出してペーパー部材の新たなクリーニング領域を押し当て部材の上面に位置させる工程と、
    ペーパー部材の新たなクリーニング領域を押し当て部材によってマスクの下面に押し当てた状態でベース部をマスクに対して相対移動させてマスクの下面に付着したペーストを拭き取る工程と、
    下面に付着したペーストが拭き取られたマスクを基板に接触させ、マスク上でスキージを摺動させることによって基板の電極にペーストを転写させる工程とを含むことを特徴とするスクリーン印刷方法。
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