JP2016168813A - 液体吐出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧電素子から引き出されて配線部材と接続される引出配線の配置領域とは異なる領域に圧電素子と導通した端子を設け、且つ、装置の大型化を抑えることが可能な液体吐出装置を提供する。
【解決手段】内側個別配線52a、52bは、個別電極42a、42bとの接続部分から、走査方向における2つの圧電アクチュエータ32a、32bの間の領域に引き出され、COF70と接続されている。外側個別配線53a、53bは、個別電極42a、42bとの接続部分から、走査方向における内側個別配線52a、52bと反対側に引き出され、その先端部に個別端子54a、54bが設けられている。複数の個別端子54a、54bは、それぞれ、圧電アクチュエータ32a、32bを覆う支持基板34の走査方向における両端部に形成された切欠部から露出している。
【選択図】図3

Description

本発明は、ノズルから液体を吐出する液体吐出装置に関する。
ノズルから液体を吐出する液体吐出装置として、特許文献1には、ノズルからインクを吐出するインクジェット式記録ヘッドが記載されている。特許文献1に記載のインクジェット式記録ヘッドでは、列をなす複数の圧力発生室が設けられている。流路形成基板上には、これら複数の圧力発生室を覆うように弾性膜が配置されている。弾性膜上には、圧電素子が圧力発生室毎に配置されている。複数の圧電素子は、弾性膜上に配置された接合基板によって覆われている。各圧電素子の第2電極に接続されたリード電極は、圧電素子の配列方向と直交する方向に引き出されている。リード電極は、接合基板の外側に引き出された部分において、導電性ワイヤからなる接続配線を介して、接合基板の上面に配置された駆動ICと接続されている。また、リード電極には、他の部分よりも幅が広くなった検査用領域が設けられている。
特開2009−255524号公報
特許文献1に記載のインクジェット式記録装置では、接合基板で複数の圧電素子を覆った後でも、リード電極の検査用領域にプローブを当てて、圧電素子の検査を行うことなどが可能である。ここで、特許文献1では、検査用領域の面積を、プローブを当てることができる程度に大きくする必要がある。しかしながら、特許文献1のように、リード電極に面積の大きい検査用領域を設けると、リード電極の引き回しなどが複雑になる虞がある。そこで、リード電極以外の部分に検査用領域を設けることが考えられるが、この場合には、リード電極を配置するための領域とは別に、検査用領域を配置するための領域が必要となり、装置の大型化につながる。
本発明の目的は、圧電素子から引き出されて配線部材と接続される引出配線の配置領域とは異なる領域に、圧電素子と導通した端子を設けつつも、装置の大型化を抑えることが可能な液体吐出装置を提供することである。
第1の発明に係る液体吐出装置は、 ノズルに連通し、所定の配列方向に配列された複数の第1圧力室と、前記複数の第1圧力室を覆う振動膜と、を有する流路形成部材と、前記複数の第1圧力室に対して個別に設けられ、前記振動膜上に配置された複数の第1圧電素子と、前記複数の第1圧電素子から、前記配列方向と直交する列直交方向の一方側に引き出され、前記振動膜に沿って延び、配線部材と接続される複数の第1引出配線と、少なくとも1つの前記第1圧電素子に対して設けられ、前記第1圧電素子と接続され、前記流路形成部材の、前記第1圧電素子よりも前記列直交方向の他方側に配置された第1端子と、前記流路形成部材の、前記第1圧電素子よりも前記列直交方向の前記他方側と接合された第1接合部材と、を備え、前記第1接合部材の、前記第1端子と重なる部分に、前記第1端子を露出させる第1露出部が形成されている。
本発明によると、流路形成部材の、第1圧電素子よりも列直交方向の他方側に、第1接合部材が接合され、第1端子が配置されている。また、第1接合部材の第1端子と重なる部分に第1露出部が形成され、第1端子が露出している。これにより、第1接合部材を流路形成部材に接合した後においても、第1端子にプローブを当てて第1圧電素子の検査等を行うことができる。また、第1端子を第1接合部材の第1露出部から露出させているため、流路形成部材の、第1圧電素子よりも列直交方向の他方側に第1端子を形成しても、液体吐出装置が列直交方向に大型化することがない。
第2の発明に係る液体吐出装置は、第1の発明に係る液体吐出装置において、前記配列方向に隣接する2つの前記第1端子を備え、これら2つの前記第1端子は、前記列直交方向に互いにずれて配置され、前記第1引出配線の前記配列方向の両側にまたがって延びている。
本発明によると、隣接する2つの第1端子を、列直交方向にずらし、第1引出配線の配列方向の両側にまたがって延びるように設けることにより、これら2つの第1端子を列直交方向にずらさずに配置する場合よりも、第1端子の配列方向の長さを長くして、第1端子の面積を大きくすることができる。
第3の発明に係る液体吐出装置は、第1又は第2の発明に係る液体吐出装置において、前記流路形成部材の、前記複数の第1圧電素子よりも、前記列直交方向の前記他方側の部分に配置され、前記配列方向に配列された、導電性材料からなる複数のランド、を備え、前記第1圧電素子と接続された前記ランドが、前記第1端子となっている。
流路形成部材には、第1接合部材との接合面の高さ調整の目的などから、第1圧電素子よりも列直交方向の他方側の部分に、配列方向に配列された複数のランドが配置されることがある。本発明では、ランドを導電性材料によって形成し、少なくとも一部のランドを第1圧電素子と接続することにより、ランドを第1端子としても用いることができる。
第4の発明に係る液体吐出装置は、第3の発明に係る液体吐出装置において、前記複数のランドは、前記第1引出配線と同じ材料からなるものである。
本発明によると、第1引出配線とランドとが同じ材料であるため、これらを一度に形成することができる。
第5の発明に係る液体吐出装置は、第3又は第4の発明に係る液体吐出装置において、前記複数のランドのうち一部のランドのみが、前記第1端子であり、前記一部のランドが、前記第1露出部から露出し、前記第1圧電素子と接続されている前記ランドと、前記第1圧電素子と接続されていない前記ランドとは、形状が異なっている。
本発明によると、第1圧電素子と接続されたランドと、第1圧電素子に接続されていないランドとが第1露出部から露出している場合に、第1端子と、第1圧電素子に接続されていないランドとで形状を異ならせることにより、どのランドが第1端子であるのかを容易に把握することができる。
第6の発明に係る液体吐出装置は、第1〜第5のいずれかの発明に係る液体吐出装置において、前記第1端子は、前記複数の第1圧電素子のうち、前記配列方向における所定数の前記第1圧電素子毎に設けられ、対応する前記第1圧電素子と接続されている。
本発明によると、複数の第1圧電素子のうち、一部の第1圧電素子の特性の測定等を行うことができる。さらに、この測定結果から、第1端子が設けられていない第1圧電素子の特性などを推定することができる。また、本発明では、複数の第1圧電素子のうち、均等に配置された一部の圧電素子に対して第1端子が設けられているため、第1端子が設けられていない圧電素子の特性などを正確に推定することができる。そして、この場合には、全ての第1圧電素子に対して第1端子が設けられている場合と比較して、第1端子の数が少ないため、プローブを第1端子に当てて測定を行う回数を少なくすることができる。
第7の発明に係る液体吐出装置は、第1〜第6のいずれかの発明に係る液体吐出装置において、前記流路形成部材は、ノズルに連通し、前記配列方向に配列され、前記列直交方向における前記複数の第1圧力室の前記一方側に、前記複数の第1圧力室と間隔をあけて配置され、前記振動膜に覆われた複数の第2圧力室をさらに有し、前記複数の第2圧力室に対して個別に設けられ、前記振動膜上に配置された複数の第2圧電素子と、前記複数の第2圧電素子から、前記列直交方向の前記他方側に引き出され、前記振動膜に沿って延び、前記配線部材と接続される複数の第2引出配線と、少なくとも1つの前記第2圧電素子に対して設けられ、前記第2圧電素子と接続され、前記流路形成部材の、前記第2圧電素子よりも前記列直交方向の前記一方側に配置された第2端子と、前記流路形成部材の、前記第2圧電素子よりも前記列直交方向の前記一方側と接合された第2接合部材と、をさらに備え、前記第2接合部材の、前記第2端子と重なる部分に、前記第2端子を露出させる第2露出部が形成されている。
本発明によると、流路形成部材の、第2圧電素子よりも列直交方向の一方側には、第2接合部材が接合され、第2端子が配置されている。また、第2接合部材の第2端子と重なる部分に第2露出部を形成され、第2端子が露出している。これにより、第2接合部材を流路形成部材に接合した後においても、第2端子にプローブを当てて第2圧電素子の検査を行うことなどが可能となる。また、第2端子を第2接合部材の第2露出部から露出させるようにすれば、流路形成部材の、第2圧電素子よりも列直交方向の一方側に第2端子を形成しても、液体吐出装置が列直交方向に大型化することがない。また、流路形成部材の、列直交方向における複数の第1圧電素子と複数の第2圧電素子との間の領域には、複数の第1、第2引出配線が配置されるため、この領域に第1、第2端子を配置しようとすると、第1、第2端子の面積が小さくなってしまう虞がある。本発明では、流路形成部材の、第1圧電素子よりも列直交方向の他方側に第1端子を配置し、第2圧電素子よりも列直交方向の一方側に第2端子を配置する。そのため、上記の場合と比較して、第1、第2端子の面積を大きくすることができる。
本発明によれば、第1接合部材を流路形成部材に接合した後に、第1端子にプローブを当てて第1圧電素子の検査を行うことなどが可能となる。また、流路形成部材の、第1圧電素子よりも列直交方向の他方側に第1端子を形成しても、液体吐出装置が列直交方向に大型化することがない。
本発明の実施の形態に係るプリンタの概略構成図である。 図1のインクジェットヘッドの平面図である。 図2の部分拡大図である。 (a)が図3のA−A線断面図であり、(b)が図3のB−B線断面図である。 インクジェットヘッドの製造手順を示すフローチャートである。 (a)がシリコン基板上に、圧電アクチュエータ、保護膜、配線、端子などを形成した状態を示す図であり、(b)が支持基板を接合した状態を示す図である。 シリコン基板の研磨及び圧力室の形成を行った状態を示す図である。 変形例1の図2相当の図である。 変形例2の図2相当の図である。 変形例3の図2相当の図である。 変形例4の図2相当の図である。 変形例5の図2相当の図である。 変形例6の図2相当の図である。 変形例7の図2相当の図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について説明する。
(プリンタの全体構成)
図1に示すように、本実施の形態に係るプリンタ1は、キャリッジ2、インクジェットヘッド3(本発明の「液体吐出装置」)、用紙搬送ローラ4などを備えている。キャリッジ2は、2本のガイドレール5に支持され、ガイドレール5に沿って走査方向(本発明の「列直交方向」)に往復移動する。インクジェットヘッド3は、キャリッジ2に搭載され、その下面には複数のノズル15a、15bが形成されている。用紙搬送ローラ4は、搬送方向(本発明の「配列方向」)におけるキャリッジ2の両側に配置され、記録用紙Pを搬送方向に搬送する。なお、搬送方向は、走査方向に直交する方向である。また、以下では、図1に示すように、走査方向の右側および左側を定義して説明する。
そして、プリンタ1では、印字指令を受けると、記録用紙Pの搬送と、これに同期したキャリッジ2の往復移動が始まる。これに対応してインクジェットヘッド3が駆動され、ノズルからインクが吐出され、記録用紙Pには画像データに基づく画像が形成される。
(インクジェットヘッド)
次に、インクジェットヘッド3について説明する。図2〜図4に示すように、インクジェットヘッド3は、流路形成部材、圧電素子および接続部材の積層体である。本実施の形態では、流路形成部材として、振動膜31、圧力室プレート21、マニホールドプレート22、ノズルプレート23およびカバープレート24が相当し、部材内部に液体流路を有する。圧電素子は、振動膜31および圧電アクチュエータ32a、32bが相当し、ユニモルフ型の変形を起こす。また、接続部材として、支持部材34が相当し、流路形成部材および圧電素子を補強する。なお、図3では、後述の支持基板34について対向部61a、61bの走査方向の端の位置のみを二点鎖線で図示している。また、電極、配線、端子には、ハッチングを付している。
圧力室プレート21は、シリコン(Si)によって形成され、複数の貫通孔を有する。貫通孔は、開口の形状が長円形状であり、走査方向が長手方向である。各貫通孔は、振動膜31およびマニホールドプレート22で上下に封止されて、複数の圧力室10a、10bを構成する。複数の圧力室10a、10bは搬送方向に並び、2つの圧力室列9a、9bを形成している。圧力室列9aは、複数の圧力室10aで構成され、圧力室列9bは、複数の圧力室10bで構成されている。複数の圧力室10a、10bは、全体として、搬送方向に千鳥状に等間隔で並ぶ。つまり、左側の圧力室10aは、搬送方向に隣接する右側の圧力室10bに対して、列内における圧力室同士の間隔の半分の長さだけ、搬送方向にずれている。
マニホールドプレート22は、圧力室プレート21の下面に接合され、圧力室プレート21よりも走査方向両側に長い。マニホールドプレート22は、シリコン(Si)によって形成され、マニホールド流路11a、11b、インク供給流路14a、14b、複数の絞り流路12a、12b及び複数のディセンダ流路13a、13bを有する。
マニホールド流路11aは、走査方向左側の下半分に形成され、下面において開口している。マニホールド流路11aは、搬送方向に、圧力室列9aの全長にわたって延びている。また、マニホールド流路11aは、走査方向において、圧力室プレート21の左端を挟んで両側に広がりを持つ。マニホールド流路11aは、その右側端部で上下に絞り流路12aと重なり、左側端部で上下にインク供給流路14aと重なっている。
マニホールド流路11bは、その配置形態が、走査方向のプレート中央部に関して、マニホールド流路11aとほぼ対称の関係を有する。例えば、マニホールド流路11bも、搬送方向には、圧力室列9bの全長に亘って延び、走査方向には、圧力室プレート21の右端を挟んでその両側に広がる。マニホールド流路11bは、その左側端部で絞り流路12bと重なり、右側端部でインク供給流路14bと重なっている。
インク供給流路14aは、走査方向左側の上半部に形成され、マニホールド流路11bと搬送方向の長さが等しい。インク供給流路14aは、上下方向に延びて、上端が圧力室プレート21から露出した上面に開口し、下端がマニホールド流路11aと接続している。インク供給流路14bは、その配置形態が、走査方向のプレート中央部に関して、インク供給流路14aとほぼ対称の関係を有する。インク供給流路14bも、上端は露出した上面に開口し、下端がマニホールド流路11bと接続している。それぞれの開口は、図示しないチューブを介して、図示しないインクカートリッジからインクが供給される。
複数の絞り流路12aは、走査方向左側の上半部に形成されている。各絞り流路12aは、上下方向に延びて、上端が圧力室10aの左端部と接続し、下端がマニホールド流路11aと接続している。複数の絞り流路12bは、走査方向右側の上半部に形成されている。各絞り流路12bも、絞り流路12aと同様に、上端が圧力室10bの右端部と接続し、下端がマニホールド流路11bと接続している。各絞り流路は、圧力室毎に配置され、圧力室とマニホールド流路とを1対1の関係で連通する。つまり、複数の絞り流路12a、12bは、全体として、搬送方向に千鳥状に等間隔で並んでいる。
複数のディセンダ流路13aは、走査方向左側で、マニホールドプレート22を貫通して形成されている。各ディセンダ流路13aは、上端が圧力室10aの右端部と接続し、下端がノズル15aと接続している。複数のディセンダ流路13bは、走査方向右側でディセンダ流路13aと同様に、上端が圧力室10bの左端部と接続し、下端がノズル15bと接続している。各ディセンダ流路は、圧力室毎に配置され、圧力室とノズルとを1対1の関係で連通する。つまり、複数のディセンダ流路13a、13bも、全体として、搬送方向に千鳥状に等間隔で並んでいる。
ノズルプレート23は、合成樹脂材料等からなり、マニホールドプレート22の下面の中央部に接合され、複数のディセンダ流路13a、13bと重なる。ノズルプレート23には、複数のノズル15a、15bが形成されている。複数のノズル15aは、複数のディセンダ流路13aと重なる部分に配置されている。各ノズル15a、15bは、出射側の開口に向けて先細りである。
以上の構成により、インクカートリッジのインクは、チューブを介して、インク供給流路に流れ込む。インクは、インク供給流路からマニホールド流路に流れ込む。インクは、マニホールド流路を満たすと、その出口から各個別インク流路(絞り流路、圧力室、ディセンダ流路およびノズルで構成される個別の流路)に分配される。個別インク流路の先端(ノズル)において、インクは、メニスカスを形成し止まる。圧電アクチュエータの駆動(圧力室容積の減少)により、インクは、液滴となってノズルから吐出される。
カバープレート24は、金属材料などからなり、マニホールドプレート22の下面の、ノズルプレート23の周囲を取り囲む領域に接合されている。カバープレート24は、マニホールド流路11a、11bの、マニホールドプレート22の下面における開口を塞いでいる。例えば、カバープレート24が、樹脂のような可撓性材料製であっても良く、マニホールド流路内の圧力変動をより効果的に抑制できる。
振動膜31は、ジルコニア(ZrO2)、アルミナ(Al23)、酸化シリコン(SiO2)、窒化シリコン(Si34)等の絶縁性材料からなり、圧力室プレート21の上面に形成されている。振動膜31は、全ての圧力室10a、10bの開口を塞ぎ、本実施の形態では、圧力室プレート21の上面全体を覆っている。図4(a)、(b)では、振動膜31が単層であるが、多層であっても良い。ここで、振動膜31は、流路形成部材として圧力室の側壁を構成するとともに、圧電素子用部材として圧電アクチュエータ32a、32bと共にユニモルフ変形を起こす。
圧電アクチュエータ32aは、その構成部材として、圧電層41aと、複数の個別電極42aと、共通電極43aと、保護膜44a、45aとを備えている。複数の個別電極42aは、白金(Pt)などの導電性材料からなり、振動膜31の上面に圧力室10a毎に設けられている。個別電極42aは、主要部が圧力室10aの中央部と重なり、走査方向の両側が圧電層41a(後述)から露出している。
圧電層41aは、圧電材料からなり、本実施例では、チタン酸ジルコン酸鉛が主成分である。圧電層41aは、一続きの帯状に形成され、振動膜31上で個別電極42aを覆っている。圧電層41aは、全ての圧力室10aと重なり、搬送方向に延びる。
共通電極43aは、イリジウム(Ir)などの導電性材料からなり、圧電層41aの上面のほぼ全域を覆っている。圧電層41aのうち、各個別電極42aと共通電極43aとに挟まれた部分が、活性部であり、個別電極42aから共通電極43aに向かって分極されている。
保護膜44aは、二酸化ケイ素(SiO2)、アルミナ(Al23)などの絶縁性材料からなる。保護膜44aは、各個別電極42aの右端部を部分的に残して、圧電層41aの右端部を覆い、搬送方向に延びている。保護膜45aは、各個別電極42aの左端部を部分的に残して、圧電層41aの左端部を覆い、搬送方向に延びている。両保護膜44a、45aは、同じ材料からなっている。
圧電アクチュエータ32bは、その構成部材として、圧電層41bと、複数の個別電極42bと、共通電極43bと、保護膜44b、45bとを備えている。圧電アクチュエータ32bは、圧電アクチュエータ32aに対して、構成部材の配置形態に違いがあるが、構成部材の材質および圧電層41bの分極状態は同じである。
なお、本実施の形態では、圧電層41a、共通電極43a及び保護膜44a、45aの各圧力室10aと重なる部分と、圧電層41aの各部分に設けられた個別電極42aとを合わせたものが、それぞれ、本発明の第1圧電素子に相当する。また、本実施の形態では、圧電層41b、共通電極43b及び保護膜44b、45bの各圧力室10bと重なる部分と、圧電層41bの各部分に設けられた個別電極42bとを合わせたものが、それぞれ、本発明の第2圧電素子に相当する。
圧電アクチュエータ32aと32bとの配置形態の違いは、搬送方向での配置ズレに起因する。第1圧電素子及び第2圧電素子は、圧力室と1対1の関係で配設されるもので、全体的な配置形態は、圧力室の配置形態を反映している。圧力室の場合と同様に、圧電アクチュエータ32bおよびこれに関連する部材は、圧電アクチュエータ32aおよびこれに関連する部材に対して、搬送方向にずれて配置されている。つまり、複数の第1圧電素子及び複数の第2圧電素子も、全体として、搬送方向に千鳥状に等間隔で並んでいる。なお、走査方向における構成部材の配置形態は、この搬送方向のずれを加味すれば、プレート中央部に関して対称と言える。
また、圧電アクチュエータ32a、32bが配置された振動膜31の上面には、複数の内側個別配線52a、52bと、複数の外側個別配線53a、53bと、複数の個別端子54a、54bと、内側共通配線55a、55bと、外側共通配線56a、56bと、共通端子57a、57bと、が配置されている。
内側個別配線52a(本発明の「第1引出配線」)は、個別電極42aに対して1対1で設けられている。内側個別配線52aは、金(Au)などの導電性材料からなり、主に振動膜31に沿って走査方向に延びる。内側個別配線52aは、左端を保護膜44a上に持ち、右端を右側(本発明の「列直交方向の一方側」)の圧電アクチュエータ32b近傍に持つ。このとき、内側個別配線52aは、保護膜44aから露出した個別電極42aの右端部と、配設の途中部で接続している。
搬送方向の配置ずれを加味すると、内側個別配線52b(本発明の「第2引出配線」)は、プレート中央部に関して、内側個別配線52aと走査方向に対称の配置形態を有する。内側個別配線52bは、右端を保護膜44b上に持ち、左端を左側(本発明の「列直交方向の他方側」)の圧電アクチュエータ32a近傍に持ち、途中部で個別電極42bの左端部と接続している。
このとき、2つの圧電アクチュエータ32a、32bで挟まれた領域(特に、プレート中央部)では、内側個別配線52aと内側個別配線52bとが、搬送方向に交互に等間隔で並んでいる。このプレート中央部は、COF70との接合領域である。なお、内側個別配線52bは、内側個別配線52aと同じ材料からなる。
外側個別配線53aは、個別電極42aに対して1対1で設けられている。外側個別配線53aは、内側個別配線52a、52bと同じ導電性材料からなり、主に振動膜31に沿って走査方向に延びる。外側個別配線53aは、右端を保護膜45a上に持ち、左端を振動膜31の左側端部近傍に持つ。このとき、外側個別配線53aは、保護膜45aから露出した個別電極42aの左端部と、配設の途中部で接続している。また、複数の外側個別配線53aのうち、搬送方向の上流側から数えて奇数番目の外側個別配線53aは、偶数番目の外側個別配線53aよりも、先端部が左側に位置している。
個別端子54aは、各外側個別配線53aの先端部(本発明の「流路形成部材の、第1圧電素子よりも列直交方向の他方側に位置する部分」)に設けられている。個別端子54aは、外側個別配線53aと同じ導電性材料からなり、外側個別配線53aよりも幅が広い。すなわち、個別端子54aは、外側個別配線53aの搬送方向両側にまたがって延びている。また、外側個別配線53aの先端部の配置形態に対応して、搬送方向の上流側から奇数番目の個別端子54aは、偶数番目の個別端子54aよりも左側にずれて配置されている。すなわち、複数の個別端子54aは、圧力室プレート21(振動膜31)の走査方向左端部で、搬送方向に2列の千鳥状に配置されている。これにより、インクジェットヘッド3を大型化すること無く、個別端子54aのサイズを大きくできる。
搬送方向の配置ずれを加味すると、外側個別配線53bは、プレート中央部に関して、外側個別配線53aと走査方向に対称の配置形態を有する。外側個別配線53bは、外側個別配線53aと同じ材料である。外側個別配線53bは、左端を保護膜45b上に持ち、右端を振動膜31の右側端部近傍に持ち、途中部で個別電極42bの右端部と接続している。また、複数の外側個別配線53bのうち、搬送方向の上流側から数えて奇数番目の外側個別配線53bは、偶数番目の外側個別配線53bよりも、先端部が左側に位置している。
個別端子54bは、各外側個別配線53bの先端部に設けられている。個別端子54bは、外側個別配線53bと同じ導電性材料からなり、外側個別配線53bよりも幅が広い。すなわち、個別端子54bは、外側個別配線53bの搬送方向両側にまたがって延びている。また、外側個別配線53bの先端部の配置形態に対応して、搬送方向の上流側から奇数番目の個別端子54bは、偶数番目の個別端子54bよりも左側にずれて配置されている。すなわち、複数の個別端子54bは、圧力室プレート21(振動膜31)の走査方向右端部で、搬送方向に2列の千鳥状に配置されている。
2つの内側共通配線55a、55bは、内側個別配線52a、52bと同じ導電性材料からなり、振動膜31に沿って走査方向に延びている。内側共通配線55aは、プレート中央部において、内側個別配線52a、52bの並びに対して、搬送方向上流側で隣接している。内側共通配線55aは、走査方向に関して、左端が共通電極43aに接続し、右端が内側個別配線52aの右端と同じ位置にある。
内側共通配線55bは、プレート中央部において、内側個別配線52a、52bの並びに対して、搬送方向下流側で隣接している。内側共通配線55bは、走査方向に関して、右端が共通電極43bに接続し、左端が内側個別配線52bの左端と同じ位置にある。
ここで、圧電アクチュエータ32aと32bとの間の中央部には、COF(Chip On Film)70の一部が接続されている。COF70の他端は、図示しない回路基板に接続され、回路基板から画像データが供給される。COF70の途中部には、ドライバIC71が実装されている。ドライバIC71は、画像データに基づいて、駆動信号を出力する。駆動信号は、内側個別配線52a、52bを介して、個別電極42a、42bに供給される。なお、駆動信号は、一種のパルス信号であり、グランド電位と駆動電位(例えば、20V)との間で切り替わる。これとは別に、グランド電位が、内側共通配線55a、55bを介して、共通電極43a、43bに供給される。
外側共通配線56aは、内側共通配線55aと同じ導電性材料からなる。外側共通配線56aは、共通電極43aから内側共通配線55aと反対側に延びて、走査方向に内側共通配線55aと並ぶ。外側共通配線56aは、右端が共通電極43aに接続し、左端が振動膜31の左側端部近傍にある。この左端には、共通端子57aが接続している。共通端子57aは、外側共通配線56aよりも幅広で、個別端子54aよりもサイズが大きい。
搬送方向の配置ずれを加味すると、外側共通配線56bおよび共通端子57bは、プレート中央部に関して、外側共通配線56aおよび共通端子57aと走査方向に対称の配置形態を有する。なお、共通端子57aを含めて、外側共通配線56bおよび共通端子57bは、外側共通配線56aと同じ材料からなる。
次に、支持基板34について説明する。支持基板34は、シリコン(Si)によって形成され、振動膜31の上面に接合されている。支持基板34は、2つの対向部61a、61bと、2つの連結部62、63とを有する。連結部62は、搬送方向上流部で2つの対向部61a、61bを連結し、連結部63が下流部で両者を連結している。支持基板34は、概形が四角形状の枠体で、圧力室プレート21と外側輪郭が重なる。中空の中央部34aからは、内側配線52a、52b、55a、55bが、露出している。
対向部61a(本発明の「第1接合部材」)は、圧力室プレート21の走査方向左側で、圧力室列9aと対向する。対向部61aの下面には、凹部66aが開口している。この開口は、平面視で圧力室列9aと重なり、全ての圧力室10aを内包している。そのため、凹部66aおよび振動膜31が作る空間には、圧電アクチュエータ32aの大部分が収容されている。圧電アクチュエータ32aは、支持基板34により、外部から保護される。対向部61aは、走査方向左側端部に、切欠部67a(本発明の「第1露出部」)を有している。切欠部67aは、対向部61aを上下に貫通し、外側配線53a、56aの一部および端子54a、57aを露出している。各端子54a、57aは、プローブによる探針が可能である。
対向部61b(本発明の「第2接合部材」)は、中空の中央部34aを挟んで、対向部61aと走査方向に対称の配置形態を持つ。対向部61bは、下面に凹部66bを有し、走査方向右側端部に切欠部67b(本発明の「第2露出部」)を持っている。凹部66bには、圧電アクチュエータ32bの大部分が収容され、切欠部67bからは、外側配線53b、56bの一部と端子54b、57bが露出している。圧電アクチュエータ32bは保護され、端子54b、57bは探針可能に解放されている。
連結部62は、走査方向に延びて、対向部61aと61bの搬送方向における上流側の端部同士を連結させる。連結部63は、走査方向に延びて、対向部61aと61bの搬送方向における下流側の端部同士を連結させる。また、図示は省略するが、連結部62、63の内部には、その下面において開口し、走査方向に延びて凹部66a、66bと接続された内部空間が形成されている。
(インクジェットヘッドの駆動方法)
次に、駆動素子(圧電アクチュエータと振動膜31からなる圧電素子)を駆動してノズルからインクを吐出させる方法について説明する。インクジェットヘッド3では、駆動前の状態(スタンバイ状態)において、全ての個別電極がグランド電位に保持されている。
あるノズルからインクを吐出させる際には、そのノズルに対応する個別電極の電位をグランド電位から駆動電位に切り換える。個別電極の電位が共通電極より高くなると、圧電層に、個別電極から共通電極に向かう電界が生じる。圧電層は、個別電極から共通電極向かう方向に分極されているので、面方向に縮む。一方、振動膜31は、電界による自発的な伸縮がない。これにより、圧電層と振動膜31との間で歪み差が生じ、駆動素子は圧力室10側に凸に変形する。このとき、圧力室内のインクが加圧され、その一部がノズルから吐出される。この後、個別電極の電位がグランド電位に戻れば、駆動素子の変形が解かれ、圧力室の容積も駆動電位の印加前の容積に戻る。このとき、マニホールド流路からインクが圧力室に補充され、次のインク吐出(駆動電位の印加)に対する準備が整う。
(インクジェットヘッドの製造方法)
次に、インクジェットヘッド3の製造方法について説明する。インクジェットヘッド3を製造するためには、まず、図5、図6(a)に示すように、圧力室プレート21となるシリコン基板91(本発明の「基材」)の上面に、振動膜31を形成し(S101)、続いて、その上に、圧電層41a、41b、個別電極42a、42b、共通電極43a、43b、保護膜44a、44b、45a、45b、配線52a、52b、53a、53b、55a、55b、端子54a、54b、57a、57bを適宜の順に形成する(S102、本発明の「素子形成工程」)。このとき、配線52a、52b、53a、53b、55a、55bと、端子54a、54b、57a、57bとは同じ材料によって形成されるので、同時に形成する。共通電極43a、43bも配線及び端子と同時に形成する。ここで、シリコン基板91は、この段階では、圧力室プレート21よりも厚みが大きい。S101、S102でのシリコン基板91のハンドリング性を高くするためである。次に、支持基板用のシリコン基板を別に用意し、これに凹部66a、66bとなる溝の加工と、続く貫通孔の形成を行う(S103、本発明の「露出部形成工程」)。貫通孔には、中空の中央部用の貫通孔と切り欠き部用の貫通孔が含まれる。
次に、図6(b)に示すように、圧力室プレート用のシリコン基板91の上面に、さらに、支持基板用のシリコン基板を接合する(S104、本発明の「接合工程」)。このとき、溝と圧電アクチュエータとが位置合わせされ、凹部用の溝が形成された面が接着される。圧電アクチュエータが、溝(凹部)に内包されて、外部から保護される。また、各中空の中央部用の貫通孔からは、内側配線が露出し、各切り欠き部用の貫通孔からは、外側配線および端子が露出することになる。
次に、図7に示すように、シリコン基板91を研磨することで、圧力室プレート21の厚みとし(S105)、続いて、エッチングなどにより、シリコン基板91に複数の圧力室10a、10bを形成する(S106、本発明の「圧力室形成工程」)。ここで、シリコン基板91の研磨及び圧力室10a、10bの形成の前に、シリコン基板91に支持基板34を接合しているのは、シリコン基板91の研磨後におけるハンドリング性を高くするためである。
なお、S105からS106に至る手順は、逆であっても良い。シリコン基板91に圧力室10a、10bを形成した後、シリコン基板91の研磨を施す。圧力室の形成加工は、複雑な工程を含むが、ハンドリング性がより高い状態で微細加工を施せる。
この段階で、図7に示すように、2つのシリコン基板からなる接合体が得られる。両シリコン基板は、所定サイズのウェハ状基板であって、複数のヘッド用単位接合体が作り込まれている。ヘッド用単位接合体とは、1つの圧力室プレートと1つの支持基板との積層体に相当し、丁度1つのインクジェットヘッドを構成するためのサイズと形状を有した部分である。そこで、圧力室を形成した(S106)後、ダイサーなどを用いて、接合体を個々の単位接合体に分割する(S107)。
そして、この後、圧力室プレート21と、別途作製したマニホールドプレート22、ノズルプレート23及びカバープレート24とを互いに接合させ(S108)、内側配線が露出した中空の中央部に、COF70を接合する(S109)。これにより、インクジェットヘッド3が完成する。
インクジェットヘッド3の完成後、続いて、切欠部67a、67bから露出した複数の個別端子54a、54b及び共通端子57a、57bにプローブを当てて圧電素子の検査を行う(S110、本発明の「検査工程」)。
例えば、圧電素子の検査として、共振周波数の測定がある。この測定では、共通端子と個別端子間に交流電圧を印加する。電圧は、1V程度である。交流電圧の周波数をスイープして電流―周波数特性を求め、電流がピークを持つ周波数を共振周波数とする。圧電素子間で共振周波数を比較すれば、インクジェットヘッド内での吐出特性の均一性を推測できる。インクジェットヘッド間でこれを比較すれば、インクジェットヘッドを吐出特性でランク分けができる。
ここで、本実施の形態とは異なり、内側個別配線52a、52bに個別端子を設け、内側共通配線55a、55bに共通端子を設けることも考えられる。
しかしながら、各端子の配設領域は、中空の中央部34aから露出する限られた領域となり、端子サイズの拡大に自由度が低く、COF70が邪魔をして探針用スペースを確保しにくい。各配線の引き回しが、複雑になる虞もある。
本実施の形態では、圧力室プレート21の走査方向の両端部に、個別端子および共通端子が配置されている。そのため、端子サイズの拡大に自由度が高く、COF70が邪魔することも無いので、探針用スペースを確保しやすい。各配線の引き回しに対し、制限を受けることも無い。
本実施の形態では、支持基板34が、走査方向における両端部に切欠部67a、67bを有し、端子54a、54b、57a、57bを露出させている。したがって、支持基板34が切欠部67a、67bを持たずに、さらに外側に端子54a、54b、57a、57bを配置する場合と比較して、インクジェットヘッド3の大型化を抑制することができる。
また、本実施の形態では、圧力室プレート21の走査方向の端部において、搬送方向に隣接する2つの個別端子が、搬送方向に沿って重なること無く、搬送方向に2列の千鳥状に配列されている。搬送方向に見たとき、各個別端子は、対応する個別配線の搬送方向両側に広がっている。つまり、各端子は、プローブで探針可能な面積を容易に確保できる。
以上の説明の中で、圧電アクチュエータの関連したヘッドの構成部材について、搬送方向の配置ずれを加味すれば、配置形態が走査方向に対称であるとしたが、厳格に対称配置されている必要は無い。例えば、走査方向に関して、ヘッドの右側と左側で構成部材間の間隔や構成部材自体の長さ等が異なっていても良い。具体的には、個別端子のサイズ、内側個別配線の端部位置と引出長さ、外側個別配線の端部位置と引出長さ、等が異なっていてもよい。各電極、各配線および各端子の材料が異なっていてもよい。
個別電極が個別配線と接続するとき、接続部としての個別電極の端部が、保護膜から露出した個別電極の上面であっても、あるいは、保護膜から露出した個別電極の側端面であってもよい。
また、本実施の形態では、支持基板34の切欠部67a、67bが、支持基板34を上下に貫通して形成されていたが、下面および側端面に開口した凹部であってもよい。この場合、凹部の作る側端面の開口から端子を探針することになる。なお、プローブで探針可能なサイズの開口が得られないならば、凹部内の端子に対してCOF等の配線部材を接続し、支持基板34から離れたところで測定すればよい。
次に、本実施の形態に種々の変更を加えた変形例について説明する。
上述の実施の形態では、搬送方向に隣接する2つの個別端子54a、及び、搬送方向に隣接する2つの個別端子54bを、それぞれ走査方向にずらして配置したが、これには限らない。変形例1では、図8に示すように、圧力室プレート21の走査方向両側端部において、複数の個別端子が、搬送方向に沿って1列に並んでいる。ここで、外側配線を走査方向に沿って引き出すと、個別端子の面積は、圧力室の配設ピッチに規制される。これについては、切欠部の搬送方向の開口長さによるが、外側配線を、走査方向の外側に向かって広がるように引き出せばよい。個別端子の配設ピッチを、圧力室の配設ピッチよりも大きくできる。
また、上述の実施の形態では、全ての個別電極に対して、個別端子が設けられていたが、これには限らない。一部の個別電極に対してのみ個別端子が設けられていてもよい。
例えば、変形例2では、図9に示すように、複数の個別電極のうち、搬送方向の上流側の端において隣接する2つの個別電極と、下流側の端において隣接する2つの個別電極と、中央において隣接する2つの個別電極に対してのみ、個別端子が設けられている。
また、変形例3では、図10に示すように、複数の個別電極のうち、1つおきの個別電極に対して、外側個別配線及び個別端子164a、164bが設けられている。このとき、搬送方向に隣接する2つの個別端子は、それぞれ、走査方向にずれて配置されている。つまり、圧力室プレート21の走査方向両側端部において、搬送方向に隣接する2つの個別端子が、搬送方向に沿って重なること無く、搬送方向に2列の千鳥状に配列されている。そのため、搬送方向について、個別端子の配設スペースに、余裕が生じる。変形例2、3の個別端子では、外側配線を走査方向に沿って引き出しても、本実施形態の個別端子に比べて、搬送方向に長くできる。
ここで、変形例3では、1つおきの個別電極に対して個別端子が設けられていたが、2以上の所定数毎の個別電極に対して、個別端子が設けられていてもよい。
また、変形例3では、搬送方向に隣接する2つの個別端子同士が、走査方向にずれて配置されていたが、複数の個別端子は、搬送方向に1列に配列されていてもよい。この場合でも、個別端子の面積を、少なくとも変形例1の個別端子よりも大きくすることはできる。また、上記所定数が大きいほど個別端子の面積を大きくすることができる。
また、変形例2、3では、2以上の個別電極に対して、個別端子が設けられていたが、1つの個別電極に対してのみ、個別端子が設けられていてもよい。
また、上述の実施の形態では、インクジェットヘッド3が2つの圧電アクチュエータ32a、32bを備え、内側個別配線52a、52bが、2つの圧電アクチュエータ32aと32bとの間の領域に引き出されていたが、これには限られない。変形例4では、図11に示すように、インクジェットヘッドが、圧電アクチュエータ32a、32bのうち、圧電アクチュエータ32aのみを備えている。
この場合でも、多数の配線(共通配線を含む)とCOF70との接続位置が決まっているため、配線の引き回しには制限がある。そのため、配線に端子(共通端子を含む)を設けると、端子の面積が小さくなりすぎて、プローブを当てるのが困難になる虞がある。端子の面積を確保するために、配線の引き回しが複雑になる虞がある。あるいは、プローブを端子に当てる際に、COF70が邪魔になることがある。そのため、端子は、走査方向において、圧電アクチュエータ32aに対して、配線と反対側に配置する意義はある。
また、個別端子や共通端子は、専用に設けられたものであることには限らない。インクジェットヘッド3を構成する別の部材を利用して個別端子や共通端子を形成してもよい。例えば、変形例5では、図12に示すように、振動膜31の走査方向における両端部の上面に、それぞれ、配線52a、52b、53a、53b、55a、55b、56a、56bと同様の導電性材料からなり、搬送方向に沿って2列に千鳥状に配列された複数のランド201a、201bが配置されている。そして、これら複数のランド201aのうち、一部のランド201a1が、外側個別配線53aと接続されている。各ランド201a1は、それぞれ、個別端子として働く。また、ランド201a1とは別に、1つのランド201a2が、外側共通配線56aと接続され、共通端子となっている。また、複数のランド201bのうち、一部のランド201b1も、接続状態は、複数のランド201aと同様である。
また、変形例5では、複数のランド201a、201bのうち、電極と接続されたランド201a1、201b1、201a2、201b2と、接続されていないランド201a3、201b3の両方が、切欠部から露出している。また、ランド201a1、201b1、201a2、201b2と、ランド201a3、201b3とは、形状が異なる。例えば、ランド201a1、201b1、201a2、201b2は、矩形の平面形状を有し、ランド201a3、201b3は、略円形の平面形状を有する。また、ランド201a1、201b1とランド201a2、201b2とは、大きさが異なっている。
ここで、振動膜31上の支持基板との接合領域は、配線などが配置されているので、接合面の高さにばらつきがある。変形例5では、この高さばらつきを低減するため、接合領域内にも複数のランドを配置している。このとき、各ランドの材料を、配線と同じにしており、作成が容易である。別途、専用の端子を形成する必要も無い。
また、変形例5では、ランド201a1、201b1と、ランド201a2、201b2とで、平面形状が異なる。したがって、どのランド201a、201bが、端子となるランド201a1、201b1であるのかを容易に把握できるので、プローブによる検査が容易である。
また、変形例5では、ランド201a、201bを、配線52a、52b、53a、53b、55a、55b、56a、56bと同じ材料によって構成されたものであるため、S102において、配線52a、52b、53a、53b、55a、55b、56a、56bと、ランド201a、201bとを一度に形成することができる。
ここで、変形例5では、端子となるランド201a1、201b1、201a2、201b2と、それ以外のランド201a3、201b3とで、形状を異ならせたが、これには限られない。全てのランド201a、201bを同一の形状としてもよい。
また、変形例5では、電極42a、42b、43a、43bと接続されたランド201a1、201b1と、接続されていないランド201a2、201b2の両方が、切欠部67a、67bから露出していたが、これには限られない。可能な場合には、ランド201a1、201b1のみを切欠部67a、67bから露出させてもよい。この場合には、ランド201a1、201b1と、ランド201a2、201b2とが同一形状であっても、どのランド201a、201bにプローブを当てるべきかを把握することが困難となることはない。
また、変形例5では、ランド201a、201bを、配線52a、52b、53a、53b、55a、55b、56a、56bと同じ材料によって構成されていたが、これには限らない。ランド201a、201bは、配線52a、52b、53a、53b、55a、55b、56a、56bとは異なる導電性材料によって構成されていてもよい。この場合には、S102において、配線52a、52b、53a、53b、55a、55b、56a、56bと、ランド201a、201bとを別々に形成することになる。
また、上述の実施の形態では、端子54a、54b、57a、57bが、対応する配線53a、53b、56a、56bの搬送方向における両側にまたがって延びていたが、これには限られない。変形例6では、図13に示すように、個別端子254a、254b及び共通端子257a、257bが、対応する配線53a、53b、56a、56bの搬送方向における下流側にのみ延びている。また、変形例6とは逆に、個別端子及び共通端子が、対応する配線53a、53b、56a、56bの搬送方向における上流側にのみ延びていてもよい。
また、上述の実施の形態では、支持基板34の走査方向における左端部に、左端及び上下端が開口した切欠部67aを形成し、支持基板34の走査方向における右端部に、右端及び上下端が開口した切欠部67bを形成することで、端子54a、54b、57a、57bを露出させたが、これには限らない。
変形例7では、図14に示すように、支持基板301の、走査方向における左端部に、上下方向に延びた貫通孔301a(本発明の「第1露出部」)が形成され、走査方向における右端部に、上下方向に延びた貫通孔301b(本発明の「第2露出部」)が形成されている。また、変形例1と同様、複数の個別端子154a、及び、複数の個別端子154bが、搬送方向に1列に配列されている。そして、貫通孔301aから、端子154a、57aが露出し、貫通孔301bから端子154b、57bが露出している。
また、上述の実施の形態では、S109において、端子54a、54b、57a、57bを用いて、圧電アクチュエータ32a、32bにおける各圧電素子の共振周波数を測定する場合について説明したが、これには限られない。各個別端子54aと共通端子57a、及び、各個別端子54bと共通端子57bとにそれぞれプローブを当てることによって、圧電アクチュエータ32a、32bにおける各圧電素子の静電容量を測定するなど、端子54a、54b、57a、57bを用いて別の検査を行うことも可能である。あるいは、端子54a、54b、57a、57bをインクジェットヘッド3の検査以外の目的で使用してもよい。
また、以上では、ノズルからインクを吐出するインクジェットヘッド及びインクジェットヘッドの製造に本発明を適用した例について説明したが、これには限られない。ノズルからインク以外の液体を吐出する、インクジェットヘッド以外の液体吐出装置及び液体吐出装置の製造に本発明を適用することも可能である。
3 インクジェットヘッド
10a、10b 圧力室
15a、15b ノズル
21 圧力室プレート
22 マニホールドプレート
23 ノズルプレート
24 カバープレート
31 振動膜
34 支持基板
52a、52b 内側個別配線
54a、54b 個別端子
67a、67b 切欠部
154a、154b、164a、164b、254a、254b 個別端子
201 ランド
301 支持基板
301a、301b 貫通孔

Claims (7)

  1. ノズルに連通し、所定の配列方向に配列された複数の第1圧力室と、前記複数の第1圧力室を覆う振動膜と、を有する流路形成部材と、
    前記複数の第1圧力室に対して個別に設けられ、前記振動膜上に配置された複数の第1圧電素子と、
    前記複数の第1圧電素子から、前記配列方向と直交する列直交方向の一方側に引き出され、前記振動膜に沿って延び、配線部材と接続される複数の第1引出配線と、
    少なくとも1つの前記第1圧電素子に対して設けられ、前記第1圧電素子と接続され、前記流路形成部材の、前記第1圧電素子よりも前記列直交方向の他方側に配置された第1端子と、
    前記流路形成部材の、前記第1圧電素子よりも前記列直交方向の前記他方側と接合された第1接合部材と、を備え、
    前記第1接合部材の、前記第1端子と重なる部分に、前記第1端子を露出させる第1露出部が形成されていることを特徴とする液体吐出装置。
  2. 前記配列方向に隣接する2つの前記第1端子を備え、
    これら2つの前記第1端子は、前記列直交方向に互いにずれて配置され、前記第1引出配線の前記配列方向の両側にまたがって延びていることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記流路形成部材の、前記複数の第1圧電素子よりも、前記列直交方向の前記他方側の部分に配置され、前記配列方向に配列された、導電性材料からなる複数のランド、を備え、
    前記第1圧電素子と接続された前記ランドが、前記第1端子となっていることを特徴とする請求項1又は2に記載の液体吐出装置。
  4. 前記複数のランドは、前記第1引出配線と同じ材料からなるものであることを特徴とする請求項3に記載の液体吐出装置。
  5. 前記複数のランドのうち一部のランドのみが、前記第1端子であり、
    前記一部のランドが、前記第1露出部から露出し、
    前記第1圧電素子と接続されている前記ランドと、前記第1圧電素子と接続されていない前記ランドとは、形状が異なっていることを特徴とする請求項3又は4に記載の液体吐出装置。
  6. 前記第1端子は、前記複数の第1圧電素子のうち、前記配列方向における所定数の前記第1圧電素子毎に設けられ、対応する前記第1圧電素子と接続されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の液体吐出装置。
  7. 前記流路形成部材は、ノズルに連通し、前記配列方向に配列され、前記列直交方向における前記複数の第1圧力室の前記一方側に、前記複数の第1圧力室と間隔をあけて配置され、前記振動膜に覆われた複数の第2圧力室をさらに有し、
    前記複数の第2圧力室に対して個別に設けられ、前記振動膜上に配置された複数の第2圧電素子と、
    前記複数の第2圧電素子から、前記列直交方向の前記他方側に引き出され、前記振動膜に沿って延び、前記配線部材と接続される複数の第2引出配線と、
    少なくとも1つの前記第2圧電素子に対して設けられ、前記第2圧電素子と接続され、前記流路形成部材の、前記第2圧電素子よりも前記列直交方向の前記一方側に配置された第2端子と、
    前記流路形成部材の、前記第2圧電素子よりも前記列直交方向の前記一方側と接合された第2接合部材と、をさらに備え、
    前記第2接合部材の、前記第2端子と重なる部分に、前記第2端子を露出させる第2露出部が形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の液体吐出装置。
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