JP6398844B2 - 液体吐出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ノズルから液体を吐出する液体吐出装置に関する。
ノズルから液体を吐出する液体吐出装置として、特許文献1、2には、ノズルからインクを吐出するインクジェット式記録ヘッドが記載されている。
特許文献1に記載のインクジェット式記録ヘッドでは、流路形成基板に複数の圧力発生室が2列設けられている。流路形成基板上には、これらの圧力発生室を覆うように、弾性膜及び絶縁膜が形成されている。絶縁膜上には、圧電素子が圧力発生室毎に配置されている。各圧電アクチュエータの第2電極に接続されたリード電極は、第2電極との接続部分から、絶縁膜の2列の圧電アクチュエータの間の領域まで引き出されている。そして、リード電極は、絶縁膜のこの領域において、配線基板と接続されている。
特許文献2に記載のインクジェット式記録ヘッドでは、列をなす複数の圧力発生室が設けられている。流路形成基板上には、これら複数の圧力発生室を覆うように弾性膜が配置されている。弾性膜上には、圧電素子が圧力室毎に配置されている。各圧電素子の第2電極に接続されたリード電極は、圧電素子の配列方向と直交する方向に引き出されている。リード電極の先端部には、他の部分よりも幅が広くなった検査用領域が設けられている。そして、特許文献2では、検査用領域に検査用プローブを当てて検査を行う。
特開2014−117915号公報 特開2009−255524号公報
ここで、特許文献1に記載のインクジェット式記録ヘッドにおいて、特許文献2のようにリード電極に検査用領域を設けることを考える。特許文献1に記載のインクジェット式記録ヘッドでは、2列に配列された複数の圧電アクチュエータのリード電極が、絶縁膜の2列の圧電アクチュエータの間の領域に引き出されている。そのため、絶縁膜の2列の圧電アクチュエータの間の領域の中央部において、圧電アクチュエータ2列分のリード電極が狭い間隔で配置されることになる。その結果、リード電極の、2列の圧電アクチュエータの間の領域の中央部に位置する部分に検査用領域が設けられていると、検査用領域の幅を十分に広くすることができず、検査用領域の面積が小さくなってしまう虞がある。この場合、検査用領域に検査用プローブを当てるのが困難になってしまう。また、圧電アクチュエータ2列分のリード電極が配置される領域には、配線部材が接続されることがある。そして、この場合に、2列の圧電アクチュエータの間の領域の中央部に位置する部分に検査用領域が設けられていると、配線部材の接続後に、プローブを検査用領域に当てるのが困難になってしまう。
本発明の目的は、2列に配列された複数の圧電素子から、2列の圧電素子の間の領域に引出配線が引き出され、且つ、引出配線と導通する検査などに用いるための端子の面積を極力大きくすることが可能であり、配線部材の接続後においても、端子のプローブを当てることが可能な液体吐出装置を提供することである。
第1の発明に係る液体吐出ヘッドは、ノズルに連通し、配列方向に沿って配列された複数の第1圧力室と、ノズルに連通し、前記配列方向に沿って配列され、前記配列方向と直交する列間方向において、前記複数の第1圧力室と間隔をあけて並んだ複数の第2圧力室と、前記複数の第1圧力室及び前記複数の第2圧力室を覆う振動膜と、を有する流路形成部材と、前記複数の第1圧力室に対して個別に設けられ、前記振動膜上に配置された複数の第1圧電素子と、前記複数の第2圧力室に対して個別に設けられ、前記振動膜上に配置された複数の第2圧電素子と、前記複数の第1圧電素子から、前記複数の第2圧電素子に向かって引き出された複数の第1引出配線と、前記複数の第2圧電素子から、前記複数の第1圧電素子に向かって引き出された複数の第2引出配線と、前記複数の第1引出配線及び前記複数の第2引出配線のうち、少なくと1つの引出配線と接続した少なくとも1つの端子と、を備え、前記複数の第1引出配線及び前記複数の第2引出配線は、これらが配設される引出領域において、前記配列方向に交互に並んで重なる重なり領域を構成し、前記端子が、前記引出領域のうち、前記重なり領域以外の非重なり領域に配置されている。
重なり領域では、非重なり領域よりも、引出配線が高密度に配列される。本発明では、非重なり領域に端子が配置されているため、端子を重なり領域に配置する場合よりも、端子の面積を大きくすることができる。また、重なり領域には、引出配線と接続される配線部材が接合されることがあるが、このような場合に、配線部材が接合された状態でも、端子にプローブを当てて、圧電素子の検査を行うことなどが可能となる。
第2の発明に係る液体吐出ヘッドは、第1の発明に係る液体吐出ヘッドにおいて、少なくとも1つの前記第1引出配線と導通する、少なくとも1つの第1端子を備え、前記第1端子が、前記引出領域のうち、前記列間方向における前記重なり領域よりも前記複数の第1圧電素子側の前記非重なり領域に配置されている。
本発明によると、引出領域のうち、重なり領域よりも第1圧電素子側の非重なり領域に第1端子を設けることにより、第1端子の幅を広く(配列方向の長さを長く)して、第1端子の面積を大きくすることができる。
第3の発明に係る液体吐出ヘッドは、第2の発明に係る液体吐出ヘッドにおいて、前記配列方向に隣接する2つの前記第1引出配線に対して設けられた2つの前記第1端子を備え、これら2つの前記第1端子が、前記列間方向に互いにずれて配置され、対応する前記第1引出配線の前記配列方向における両側にまたがって延びている。
本発明によると、隣接する2つの第1引出配線に対して第1端子を設ける場合に、これら2つの第1端子を、列間方向にずらして配置し、対応する第1引出配線の配列方向における両側にまたがって延びたものとすることにより、第1端子の幅をさらに広くして、第1端子の面積をさらに大きくすることができる。
第4の発明に係る液体吐出ヘッドは、第1〜第3のいずれかの発明に係る液体吐出ヘッドにおいて、少なくとも1つの前記第2引出配線と導通する、少なくとも1つの第2端子を備え、前記第2端子が、前記引出領域のうち、前記列間方向における前記重なり領域よりも前記複数の第2圧電素子側の前記非重なり領域に配置されている。
本発明によると、引出領域のうち、重なり領域よりも第2圧電素子側の非重なり領域に第2端子を設けることにより、第2端子の幅を広く(配列方向の長さを長く)して、第2端子の面積を大きくすることができる。
第5の発明に係る液体吐出ヘッドは、第4の発明に係る液体吐出ヘッドにおいて、前記配列方向に隣接する2つの前記第2引出配線に対して設けられた2つの前記第2端子を備え、これら2つの前記第2端子が、前記列間方向に互いにずれて配置され、対応する前記第2引出配線の前記配列方向における両側にまたがって延びている。
本発明によると、隣接する2つの第2引出配線に対して第2端子を設ける場合に、これら2つの第2端子を、列間方向にずらして配置し、対応する第2引出配線の配列方向における両側にまたがって延びたものとすることにより、第2端子の幅をさらに広くして、第2端子の面積をさらに大きくすることができる。
第6の発明に係る液体吐出ヘッドは、第1の発明に係る液体吐出ヘッドにおいて、少なくとも1つの前記第1引出配線と導通する、少なくとも1つの第1端子と、少なくとも1つの前記第2引出配線と導通する、少なくとも1つの第2端子と、を備え、前記第1端子及び前記第2端子の両方が、前記引出領域のうち、前記列間方向における前記重なり領域よりも前記複数の第1圧電素子側の前記非重なり領域、及び、前記列間方向における前記重なり領域よりも前記複数の第2圧電素子側の前記非重なり領域のうち、いずれか片方の前記非重なり領域にのみ配置されている。
列間方向において、重なり領域に対して片側にのみ第1、第2端子が配置されることになるため、重なり領域に配線部材を接合した後に、第1、第2圧電素子の検査等を行う場合でも、容易に第1、第2端子にプローブを当てることができる。
第7の発明に係る液体吐出ヘッドは、第6の発明に係る液体吐出ヘッドにおいて、ある第1引出配線に前記第1端子が設けられ、この第1引出配線と、前記重なり領域において記配列方向に隣接する第2引出配線に前記第2端子が設けられ、前記第1端子と前記第2端子とが、前記列間方向に互いにずれて配置されている。
本発明によると、第1端子と第2端子とを列間方向にずらして配置することにより、第1、第2端子の幅を広くして、第1、第2端子の面積を大きくすることができる。
第8の発明に係る液体吐出ヘッドは、第1〜第7のいずれかの発明に係る液体吐出ヘッドにおいて、前記複数の第1引出配線は、前記列間方向において前記複数の第2圧電素子に近づくほど、間隔が小さくなるように延び、前記複数の第2引出配線は、前記列間方向において前記複数の第1圧電素子に近づくほど、間隔が大きくなるように延び、前記端子は、前記引出領域のうち、前記列間方向において、前記重なり領域よりも前記第1圧電素子側の前記非重なり領域に配置されている。
引出領域のうち、列間方向において、重なり領域よりも第1圧電素子側の非重なり領域は、第2圧電素子側の非重なり領域よりも、第1引出配線同士の間隔、及び、第2引出配線同士の間隔が大きい。したがって、重なり領域よりも第1圧電素子側の領域に端子を設けることにより、第2圧電素子側の領域に端子を設けるよりも、端子の幅を広くしてその面積を大きくすることができる。
第9の発明に係る液体吐出ヘッドは、第1〜第8のいずれかの発明に係る液体吐出ヘッドにおいて、前記複数の第1圧電素子を覆うように前記流路形成部材上に配置された第1カバー部と、前記複数の第2圧電素子を覆うように前記流路形成部材上に配置され、前記第1カバー部と前記列間方向に間隔をあけて並んだ第2カバー部と、をさらに備え、前記端子は、前記引出領域のうち、前記列間方向において前記第1カバー部と前記第2カバー部との間に位置し、且つ、前記非重なり領域に配置されている。
流路形成部材に、複数の第1圧電素子を覆う第1カバー部、及び、複数の第2圧電素子を覆う第2カバー部が配置されることがある。この場合には、第1カバー部と第2カバー部との間に位置し、且つ、非重なり領域に端子を配置することにより、第1、第2カバー部を避けて端子配置することができる。これにより、流路形成部材に第1、第2カバー部が取り付けられた状態でも、端子にプローブを当てることによって、圧電素子の検査を行うこと等が可能となる。
第10の発明に係る液体吐出ヘッドは、第1〜第9のいずれかの発明に係る液体吐出ヘッドにおいて、前記圧電素子は、前記複数の圧電素子に跨る共通電極と、前記圧力室毎に設けられた個別電極と、前記共通電極及び前記個別電極に挟まれた圧電層と、を含み、前記引出配線は、前記共通電極から引き出された共通引出配線と、前記個別電極から引き出された個別引出配線と、を含み、前記共通引出配線に接続する前記端子は、前記個別引出配線に接続する前記端子よりも大きい。
11の発明に係る液体吐出装置は、第1〜第10のいずれかの発明に係る前記液体吐出ヘッドと、前記重なり領域に接合された配線部材と、を備え、前記非重なり領域に配置された前記端子が、前記配線部材から露出している。
本発明によると、配線部材が重なり領域に接合された状態でも、配線部材から露出した非重なり領域に配置された端子にプローブを当てることによって、圧電素子の検査を行うこと等が可能となる。
12の発明に係る液体吐出装置は、第11の発明に係る液体吐出装置において、前記配線部材は、平型の柔軟部材であって、前記重なり領域において、端部が、露出された前記端子に向くように前記重なり領域に接合されている。
本発明によると、配線部材が引き出されるのと反対側に、第1、第2端子が配置されるため、プローブを第1、第2端子に当てる際に、配線部材が邪魔になりにくい。
本発明の実施の形態に係るプリンタの概略構成図である。 図1のインクジェットヘッドの平面図である。 図2の部分拡大図である。 (a)が図2のA−A線断面図であり、(b)が図2のB−B線断面図である。 変形例1の図2相当の図である。 変形例2の図2相当の図である。 変形例3の図2相当の図である。 変形例4の図2相当の図である。 変形例5の図2相当の図である。 変形例6の図2相当の図である。 変形例7の図2相当の図である。 変形例8の図2相当の図である。 変形例9の図2相当の図である。 変形例10の図2相当の図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について説明する。
(プリンタの全体構成)
図1に示すように、本実施の形態に係るプリンタ1(本発明の「液体吐出装置」)は、キャリッジ2、インクジェットヘッド3(本発明の「液体吐出ヘッド」)、用紙搬送ローラ4などを備えている。キャリッジ2は、2本のガイドレール5に支持され、ガイドレール5に沿って走査方向(本発明の「列間方向」)に往復移動する。インクジェットヘッド3は、キャリッジ2に搭載され、その下面には複数のノズル15a、15bが形成されている。用紙搬送ローラ4は、搬送方向(本発明の「配列方向」)におけるキャリッジ2の両側に配置され、記録用紙Pを搬送方向に搬送する。なお、搬送方向は、走査方向と直交する方向である。また、以下では、図1に示すように、走査方向の右側及び左側を定義して説明を行う。
そして、プリンタ1では、印字指令を受けると、記録用紙Pの搬送と、これに同期したキャリッジ2の往復移動が始まる。これに対応してインクジェットヘッド3が駆動され、ノズル15a、15bからインクが吐出され、記録用紙Pには画像データに基づく画像が形成される。
(インクジェットヘッド)
次に、インクジェットヘッド3について説明する。図2〜図4に示すように、インクジェットヘッド3は、流路形成部材、圧電素子および接続部材の積層体である。本実施の形態では、流路形成部材として、振動膜31、圧力室プレート21、マニホールドプレート22、ノズルプレート23およびカバープレート24が相当し、部材内部に液体流路を有する。圧電素子は、振動膜31および圧電アクチュエータ32a、32bが相当し、ユニモルフ型の変形を起こす。また、接続部材として、支持基板34が相当し、流路形成部材および圧電素子を補強する。なお、図3では、後述の支持基板34について、走査方向の端の位置のみを二点鎖線で図示している。また、振動膜31の上面の電極、配線、端子には、ハッチングを付している。
圧力室プレート21は、シリコン(Si)によって形成され、複数の貫通孔を有する。貫通孔は、開口の形状が長円形状であり、走査方向が長手方向である。各貫通孔は、振動膜31およびマニホールドプレート22で上下に封止されて、複数の圧力室10a、10bを構成する。複数の圧力室10a、10bは搬送方向に並び、2つの圧力室列9a、9bを形成している。複数の圧力室10a、10bは、全体として、搬送方向に千鳥状に等間隔で並ぶ。つまり、左側の圧力室10aは、搬送方向に隣接する右側の圧力室10bに対して、列内における圧力室同士の間隔の半分の長さだけ、搬送方向にずれている。
マニホールドプレート22は、圧力室プレート21の下面に接合され、圧力室プレート21よりも走査方向両側に長い。マニホールドプレート22は、シリコン(Si)によって形成され、マニホールド流路11a、11b、インク供給流路14a、14b、複数の絞り流路12a、12b及び複数のディセンダ流路13a、13bを有する。
マニホールド流路11aは、走査方向左側の下半部に形成され、下面に開口している。マニホールド流路11aは、搬送方向に、圧力室列9aの全長にわたって延び、走査方向には、圧力室プレート21の左端を挟んで両側に広がる。マニホールド流路11aは、右側端部で絞り流路12aと上下に重なり、左側端部でインク供給流路14aと上下に重なっている。
マニホールド流路11bは、その配置形態が、走査方向のプレート中央部に関して、マニホールド流路11aとほぼ対称の関係を有する。例えば、マニホールド流路11bも、搬送方向には、圧力室列9bの全長にわたって延び、走査方向には、圧力室プレート21の右端を挟んでその両側に広がる。マニホールド流路11bは、その左側端部で絞り流路12bと重なり、右側端部でインク供給流路14bと重なっている。
インク供給流路14aは、走査方向左側の上半部に形成され、マニホールド流路11aと搬送方向の長さが等しい。インク供給流路14aは、上下方向に延びて、上端が圧力室プレート21から露出した上面に開口し、下端がマニホールド流路11aと接続している。インク供給流路14bは、その配置形態が、走査方向のプレート中央部に関して、インク供給流路14aとほぼ対称の関係を有する。インク供給流路14bも、上端は露出した上面に開口し、下端がマニホールド流路11bと接続している。それぞれの開口は、図示しないチューブを介して、図示しないインクカートリッジからインクが供給される。
複数の絞り流路12aは、走査方向左側の上半部に形成されている。各絞り流路12aは、上下方向に延びて、上端が圧力室10aの左端部と接続し、下端がマニホールド流路11aと接続している。複数の絞り流路12bは、走査方向右側の上半部に形成されている。各絞り流路12bも、絞り流路12aと同様に、圧力室10bと1対1に形成され、圧力室10bの右端部をマニホールド流路11bと接続している。つまり、複数の絞り流路12a、12bは、全体として、搬送方向に千鳥状に等間隔で並んでいる。これは、圧力室10a、10bの配置形態に対応する。
複数のディセンダ流路13aは、走査方向左側で、マニホールドプレート22を貫通して形成されている。各ディセンダ流路13aは、上端が圧力室10aの右端部と接続し、下端がノズル15aと接続している。複数のディセンダ流路13bも、走査方向右側で、圧力室10bの左端部をノズル15bと1対1に接続している。つまり、複数のディセンダ流路13a、13bも、全体として、搬送方向に千鳥状に等間隔で並んでいる。これは、圧力室10a、10bの配置形態に対応する。
ノズルプレート23は、合成樹脂材料等からなり、マニホールドプレート22の下面の中央部に接合され、複数のディセンダ流路13a、13bと重なる。ノズルプレート23には、複数のノズル15a、15bが形成されている。1つのノズル15aは、1つのディセンダ流路13aと対応する。これにより、1つの圧力室10aに対して、ノズル15a及びディセンダ流路13aが1対1で連通する。各ノズル15a、15bは、出射側の開口に向けて先細りである。
以上の構成により、インクカートリッジのインクは、チューブを介して、インク供給流路に流れ込む。インクは、インク供給流路からマニホールド流路を満たすと、その出口から各個別インク流路(絞り流路、圧力室、ディセンダ流路およびノズルで構成される個別の流路)に分配される。個別インク流路の先端(ノズル)において、インクは、メニスカスを形成し止まる。圧電アクチュエータの駆動(圧力室容積の減少)により、インクは、液滴となってノズルから吐出される。
カバープレート24は、金属材料などからなり、マニホールドプレート22の下面に接合されて、ノズルプレート23の周囲を取り囲む。カバープレート24は、マニホールド流路11a、11bの開口を塞いでいる。また、カバープレート24は、樹脂のような可撓性材料製であってもよく、マニホールド流路内の圧力変動をより効果的に抑制できる。
振動膜31は、ジルコニア(ZrO2)、アルミナ(Al23)、酸化シリコン(SiO2)、窒化シリコン(Si34)等のいずれかの絶縁性材料からなり、圧力室プレート21の上面に形成されている。振動膜31は、全ての圧力室10a、10bの開口を塞ぎ、本実施の形態では、圧力室プレート21の上面全体を覆っている。図4(a)、(b)では、振動膜31は単層であるが、異なる材料からなる多層であってもよい。ここで、振動膜31は、流路形成部材として圧力室の側壁を構成するとともに、圧電素子用部材として圧電アクチュエータ32a、32bと共にユニモルフ変形を起こす。
圧電アクチュエータ32aは、圧電層41aと、複数の個別電極42aと、共通電極43aと、保護膜44a、45aとを備えている。個別電極42aは、白金(Pt)などの導電性材料からなり、振動膜31の上面に圧力室10a毎に設けられている。個別電極42aは、主要部が圧力室10aの中央部と重なり、走査方向の両側に圧電層41a(後述)から露出している。
圧電層41aは、圧電材料からなり、本実施例では、チタン酸ジルコン酸鉛が主成分である。圧電層41aは、一続きの帯状に形成され、振動膜31上で個別電極42aを覆っている。圧電層41aは、全ての圧力室10aと重なり、搬送方向に延びる。
共通電極43aは、イリジウム(Ir)などの導電性材料からなり、圧電層41aの上面のほぼ全域を覆っている。圧電層41aのうち、個別電極42aと共通電極43aとに挟まれた部分が、活性部であり個別電極42aから共通電極43aに向かって分極されている。
保護膜44aは、二酸化ケイ素(SiO2)、アルミナ(Al23)などの絶縁性材料からなる。保護膜44aは、各個別電極42aの右端部を部分的に残して、圧電層41aの右端部を覆い、搬送方向に延びている。保護膜45aは、圧電層41aの左端部及び露出した個別電極42aを覆い、搬送方向に延びている。両保護膜44a、45aは、同じ材料からなっている。
ここで、両電極42a、43a間に電圧を印加すると、活性部は個別に変位する。このとき、活性部は、厚み方向に延び、面方向に縮む。圧電アクチュエータ32aには、独立して変位可能な圧電素子が、個別電極42aの数だけ作り込まれていると言える。1つの活性部と、これに対応した個別電極42a、共通電極43a、保護層44a、45aが、本発明における1つの第1圧電素子に相当する。第1圧電素子は、振動膜31と協働して、圧力室側に凸のユニモルフ変形をする。つまり、1つの圧電素子とこれに対応する振動膜31は、1つの単位アクチュエータを構成し、対応する圧力室10の容積を個別に変更する。
圧電アクチュエータ32bは、圧電層41bと、複数の個別電極42bと、共通電極43bと、保護膜44b、45bとを備えている。圧電アクチュエータ32bと圧電アクチュエータ32aとは、構成部材の配置形態に違いがあるが、構成部材および圧電層41bの分極状態は同じである。圧電アクチュエータ32bは、個別電極42bの数だけ、第2圧電素子が作りこまれている。
圧電アクチュエータ32a、32b同士の配置形態の違いは、圧力室10の全体的な配置形態を反映している。作り込まれた圧電素子には、圧力室10と1対1の位置関係があるので、第1圧電素子が第2圧電素子に対して搬送方向にずれている。つまり、複数の第1圧電素子及び複数の第2圧電素子も、全体として、搬送方向に千鳥状に等間隔で並んでいる。なお、走査方向における構成部材の配置形態は、この搬送方向のずれを加味すれば、プレート中央部に関して対称と言える。
また、圧電アクチュエータ32aと圧電アクチュエータ32bに挟まれる引出領域R(ここでは、振動膜31の上面の一部)には、複数の個別引出配線52a、52bと、複数の個別端子54a、54bと、共通引出配線55a、55bと、共通端子57a、57bと、が配置されている。
引出領域Rは、図3に示すように、3つの領域Ra、Rb、Rcに分けられる。このうち、走査方向中央部の領域Rcは、個別引出配線52a、52bが搬送方向に重なる重なり領域である。個別引出配線52a、52bは、搬送方向に交互に等間隔で並ぶ。この重なり領域Rcには、COF(Chip On Film)70が接合される。左側の領域Raは、圧電アクチュエータ32aと右に隣接する非重なり領域であって、個別引出配線52aの基端部だけが並ぶ。右側の領域Rbも非重なり領域であって、個別引出配線52bの基端部だけが並び、圧電アクチュエータ32bと左に隣接している。
個別引出配線52a(本発明の「第1引出配線」)は、個別電極42aに対して1対1で設けられている。個別引出配線52aは、金(Au)などの導電性材料からなり、主に振動膜31に沿って走査方向に延びる。個別引出配線52aは、左端を保護膜44a上に持ち、右端を重なり領域Rcの右端部に持つ。このとき、個別引出配線52aは、保護膜44aから露出した個別電極42aの右端部と、配設の途中で接続している。
搬送方向の配置ずれを加味すると、個別引出配線52b(本発明の「第2引出配線」)は、プレート中央部に関して、個別引出配線52aと走査方向に対称の配置形態を有する。個別引出配線52bは、右端を保護膜44b上に持ち、左端を重なり領域Rcの左端部に持ち、途中部で個別電極42bの左端部と接続している。なお、個別引出配線52bは、個別引出配線52aと同じ材料からなる。
個別端子54aは、個別引出配線52aと同じ導電性材料からなり、走査方向の左側の非重なり領域Raに配置されている。個別端子54aは、個別引出配線52aよりも幅が広い。個別端子54aは、個別引出配線52aの搬送方向両側に延びている。また、搬送方向の上流側から奇数番目の個別端子54aは、偶数番目の個別端子54aよりも左側にずれて配置され、搬送方向に重ならない。すなわち、複数の個別端子54aは、非重なり領域Raにおいて、搬送方向に2列の千鳥状に配列されている。これにより、インクジェットヘッド3を大型化することなく、個別端子54aのサイズを大きくできる。
個別端子54bは、個別引出配線52bと同じ導電性材料からなり、走査方向の右側の非重なり領域Rbに設けられている。個別端子54bは、サイズ・形状および配列形態が、個別端子54aと同じである。得られる効果も、同様である。
2つの共通引出配線55a、55bは、個別引出配線52a、52bと同じ導電性材料からなる。共通引出配線55a、55bは、個別引出配線52a、52bの並びに隣接配置され、搬送方向にこれを挟む。共通引出配線55aは、搬送方向上流側に配置され、共通引出配線55bは、下流側に配置されている。走査方向に関して、共通引出配線55aは、左端が共通電極43aと接続し、右端が個別引出配線52aの右端と同じ位置にある。共通引出配線55bは、右端が共通電極43bと接続し、左端が個別引出配線52aの左端と同じ位置にある。また、共通引出配線55aの基端部には、端子57aが配置され、共通引出配線55bの基端部には、端子57bが配置されている。端子57a、57bは、個別端子54a、54bよりもサイズが大きい。
COF70は、平板状の柔軟部材であり、一端部が走査方向における圧電アクチュエータ32a側に向き、圧電アクチュエータ32b側に引き出されている。COF70の他端部は、図示しない回路基板に接続され、回路基板から画像データが供給される。COF70の途中部には、ドライバIC71が実装されている。ドライバIC71からは、画像データに基づいて、駆動信号が出力される。駆動信号は、個別引出配線52a、52bを介して、個別電極42a、42bに供給される。なお、駆動信号は、一種のパルス信号であり、グランド電位と駆動電位(例えば、20V)との間で切り替わる。これとは別に、グランド電位が、共通引出配線55a、55bを介して、共通電極43a、43bに供給される。
なお、本実施の形態では、図4に示すように、非重なり領域Ra、Rbの少なくとも一部が、上方から見て(平面視で)、COF70から露出している。このとき、端子54a、54b、57a、57bは、COF70から露出することになり、探針用プローブが接触可能である。
次に、支持基板34について説明する。支持基板34は、シリコン(Si)によって形成され、振動膜31の上面に接合されている。支持基板34は、2つの対向部61a、61bと、2つの連結部62、63とを有する。連結部62は、搬送方向上流部で2つの対向部61a、61bを連結し、連結部63が搬送方向下流部で両者を連結している。支持基板34は、外形が四角形状の枠体で、圧力室プレート21と外側輪郭が重なる。
中空の中央部34aからは、引出領域Rの大部分が露出している。非重なり領域Ra、Rbには、対向部61a、61bが接合されるので、引出領域Rはその分だけ走査方向に狭くなっている。非重なり領域Raは、左端部が対向部61aとの接合領域である。残余の領域Saでは、端子54a、57aが、COF70から露出している。非重なり領域Rbは、右端部が対向部61bとの接合領域である。残余の領域Sbでは、端子54b、57bが、COF70から露出している。
対向部61a(本発明の「第1カバー部」)は、圧力室プレート21の走査方向左側で、圧力室列9aと対向する。対向部61aの下面には、凹部66aが開口している。この開口は、平面視で圧力室列9aと重なり、全ての圧力室10aを内包している。そのため、凹部66aおよび振動膜31が作る空間には、圧電アクチュエータ32aの大部分が収容されている。圧電アクチュエータ32aは、支持基板34により、外部から保護される。
対向部61b(本発明の「第2カバー部」)は、中空の中央部34aを挟んで、対向部61aと対称の配置形態を持つ。対向部61bも、下面に凹部66bを有している。凹部66bには、圧電アクチュエータ32bの大部分が収容され、圧電アクチュエータ32bが外部から保護される。
連結部62、63は、走査方向に延びて対向部61a、61b同士を接続し、支持基板34を画定している。支持基板34は、ヘッドとして組み込まれて、これを構造的に補強する。また、図示は省略するが、連結部62、63の内部には、その下面において開口し、走査方向に延びて凹部66a、66bの内部空間と接続された内部空間が形成されている。
(インクジェットヘッドの駆動方法)
次に、駆動素子(圧電アクチュエータと振動膜31からなる素子)を駆動してノズルからインクを吐出させる方法について説明する。インクジェットヘッド3では、駆動前の状態(スタンバイ状態)において、全ての個別電極がグランド電位に保持されている。
あるノズルからインクを吐出させる際には、そのノズルに対応する個別電極の電位をグランド電位から駆動電位に切り換える。個別電極の電位が共通電極より高くなると、圧電層に、個別電極から共通電極に向かう電界が生じる。圧電層は、個別電極から共通電極に向かって分極されているので、面方向に縮む。一方、振動膜31は、電界による自発的な伸縮がない。これにより、圧電層と振動膜31との間で歪み差が生じ、対応する駆動素子は圧力室側に凸に変形する。このとき、圧力室内のインクが加圧され、その一部がノズルから吐出される。この後、個別電極の電位がグランド電位に戻れば、駆動素子の変形が解かれ、圧力室の容積も駆動電位の印加前の容積に戻る。このとき、マニホールド流路からインクが圧力室に補充され、次のインク吐出(駆動電位の印加)に対する準備が整う。
(圧電アクチュエータの検査)
次に、圧電アクチュエータ32a、32bの検査について説明する。インクジェットヘッド3の製造時などには、インクジェットヘッド3の異常の検出などの目的で検査を行う。例えば、圧電素子の検査として、共振周波数の測定がある。この測定では、共通端子と個別端子間に交流電圧を印加する。電圧は、1V程度である。交流電圧の周波数をスイープして電流―周波数特性を求め、電流がピークを持つ周波数を共振周波数とする。圧電素子間で共振周波数を比較すれば、インクジェットヘッド内での吐出特性の均一性を推測できる。インクジェットヘッド間でこれを比較すれば、インクジェットヘッドを吐出特性でランク分けができる。
ここで、重なり領域RcにはCOF70が接合されている。そのため、本実施の形態とは異なり、重なり領域Rcに端子54a、54b、57a、57bが配置されているとすると、COF70の接合後に端子54a、54b、57a、57bにプローブを当てて検査を行うことが困難となる。
これに対して、本実施の形態では、端子54a、57aが、非重なり領域Raのうち、支持基板34の中央部34aから露出した領域Saに配置されている。同様に、端子54b、57bが、非重なり領域Rbのうち、支持基板34の中央部34aから露出した領域Sbに配置されている。これにより、COF70及び支持基板34の接合後であっても、端子54a、54b、57a、57bにプローブを当てて検査を行うことができる。
また、本実施の形態の場合、重なり領域Rcには、非重なり領域Ra、Rbよりも、個別引出配線52a、52bが高密度に配置される。したがって、本実施の形態とは異なり、重なり領域Rcに個別端子54a、54bが配置されていると、個別端子54a、54bは、搬送方向の長さが短くなる。その結果、端子54a、54b、57a、57bの面積は小さくなり、プローブが接触できない虞がある。
本実施の形態では、上記のとおり、非重なり領域Raの一部である領域Saに個別端子54aを配置し、非重なり領域Rbの一部である領域Sbに個別端子54bを配置している。これにより、個別端子54a、54bの幅を広くすることができる。個別端子54a、54bの面積は大きくなり、プローブを容易に当てることができる。
さらに、本実施の形態では、隣接する2つの個別端子54a同士、及び、隣接する2つの個別端子54b同士が、それぞれ、走査方向にずらして配置されている。これにより、個別端子54a、54bの幅をさらに広くすることができる。
以上の説明の中で、圧電アクチュエータの関連したヘッドの構成部材について、搬送方向の配置ずれを加味すれば、配置形態が走査方向に対称であるとしたが、厳格に対称配置されている必要は無い。例えば、走査方向に関して、ヘッドの右側と左側で構成部材間の間隔や構成部材自体の長さ等が異なっていても良い。具体的には、個別端子のサイズ、内側個別配線の端部位置と引出長さ、外側個別配線の端部位置と引出長さ、等が異なっていてもよい。各電極、各配線および各端子の材料が異なっていてもよい。
個別電極が個別引出配線と接続するとき、接続部としての個別電極の端部が、保護膜から露出した個別電極の上面であっても、あるいは、保護膜から露出した個別電極の側端面であってもよい。
次に、本実施の形態に種々の変更を加えた変形例について説明する。
上述の実施の形態では、搬送方向に隣接する2つの個別端子同士が、対応する引出配線の基端部近傍で走査方向にずれて配置されていたが、これには限らない。変形例1では、図5に示すように、複数の個別端子154a、154bが、それぞれ、残余の領域Sa、Sbで搬送方向に1列に配列されている。
この場合には、個別端子154a、154bは、対応する引出配線の基端部近傍に配置されているものの、上述の個別端子54a、54bよりも幅が狭くなる。しかし、重なり領域Rcに個別端子を設ける場合よりは、個別端子154a、154bの幅を広くすることができる。
また、変形例1では、共通端子も、個別端子と同様に、対応する引出配線の搬送方向両側に跨がって延びている。いずれも、引出配線が、端子の搬送方向中央部を横切っている。しかし、これには限らない。
変形例2では、図6に示すように、複数の個別端子254a、254bが、それぞれ、搬送方向に1列に配列されている。このとき、各個別端子は、個別引出配線の搬送方向の一方側にのみ延びている。本変形例では、個別端子が、対応する引出配線の基端部近傍において、下流側に延びている。また、共通端子257a、257bも、個別端子と同様に、搬送方向の一方側にのみ延びている。共通端子についても、上流側に延びていてもよく、個別端子に対して走査方向にずれていてもよい。共通端子が、個別端子に対して、搬送方向に互いに反対方向に延びていてもよい。
また、上述の実施の形態では、複数の個別端子54aが領域Saに配置され、複数の個別端子54bが領域Sbに配置されていたが、これには限らない。変形例3では、図7に示すように、個別端子354aが、領域Sbにおいて、個別引出配線52aの右端に接続している。また、個別端子354bが、領域Saにおいて、個別引出配線52bの左端に接続している。このとき、共通端子も、個別端子と同様に、対応する共通引出配線の先端部に接続されている。共通端子357aは領域Sbに配置され、共通端子357bは領域Saに配置されている。したがって、COF70の接合後でも、各端子にプローブを当てることができる。
また、上述の実施の形態では、端子54a、57aと、端子54b、57bとが、走査方向において重なり領域Rcを挟むように配置されていたが、これには限らない。変形例4では、図8に示すように、個別端子454a及び共通端子457aが、上述の実施の形態と同様、領域Saに配置されている。また、個別端子454b及び共通端子457bも、対応する引出配線の先端に接続し、領域Saに配置されている。走査方向において、各端子の右端が、重なり領域Rcの左端を共有している。すなわち、変形例4では、端子454a、454b、457a、457bが領域Saにのみ配置されている。
この場合には、COF70に対して、走査方向における同じ側(左側)から端子454a、454b、457a、457bにプローブを当てることができる。これにより、重なり領域RcにCOF70を接合した後でも、端子454a、454b、457a、457bにプローブを当てることが容易になる。
このとき、COF70は、一端が圧電アクチュエータ32a側(領域Sa側)を向き、他端が圧電アクチュエータ32b側(領域Sb側)に引き出されている。各端子とCOF70との配置関係は、ちょうど図4(b)が示す形態となる。探針時には、対向部61a、61bがプローブの邪魔にならない。なお、各端子とCOF70との配置関係は、変形例4と逆であってもよい。この場合、各端子は、領域Sbに配置される。COF70は、領域Sa側に引き出される。もちろん、各端子は、それらの配置位置にかかわらず、COF70との配置関係が、ちょうど図4(a)で示されるような形態であってもよいことは言うまでも無い。
また、変形例4では、上述の実施の形態と同様、複数の個別引出配線52a、52bが全て走査方向と平行に延びていたが、これには限られない。変形例5では、図9に示すように、複数の個別引出配線552a、552bが、個別電極42a、42bとの接続部分近傍以外の部分において、走査方向の左側にいくほど、搬送方向の外側に位置するように、走査方向に対して傾いている。また、複数の個別引出配線552a、552bのうち、搬送方向の外側に位置する個別引出配線552a、552bほど、走査方向に対する傾きが大きくなっている。これにより、領域Saでの個別引出配線552a同士の間隔は、領域Sbでの個別引出配線552b同士の間隔よりも大きくなる。
なお、重なり領域Rc(特に、COF70との接続領域)では、各引出配線の傾きを除いて、個別引出配線の配列間隔が、上述の実施形態のそれとほぼ等しくなっている。また、変形例5では、全ての個別引出配線552a、552bが走査方向に対して傾いていることには限らず、搬送方向における中央に位置する1つの個別引出配線552aあるいは1つの個別引出配線552bは、走査方向と平行(走査方向に対する傾きが0)であってもよい。
そして、変形例5では、変形例4と同様、個別端子554aが、領域Saの個別引出配線552aに配置されている。また、個別端子554bが、個別引出配線552bの先端部に接続して、領域Saに配置されている。また、共通端子557aが、領域Saの共通引出配線556に配置されている。また、共通端子557bが、共通引出配線55bの先端部に接続して領域Saに配置されている。
変形例5では、上記のとおり、領域Saと領域Sbとでは、引出配線同士の間隔が異なる。間隔が大きい領域Saに設けた個別端子554a、554bは、幅を広くすることができる。
なお、変形例5とは逆に、複数の個別引出配線552a、552bを、個別電極42a、42bとの接続部分近傍以外において、走査方向の右側にいくほど、搬送方向の外側に位置するように、走査方向に対して傾け、個別端子554a、554bを領域Sbにのみ設けてもよい。
また、上述の実施の形態では、全ての個別引出配線52a、52bに対して個別端子54a、54bが設けられていたが、これには限られない。一部の個別引出配線に対してのみ、個別端子が設けられていてもよい。例えば、個別端子554bが、無くてもよい。領域Raには、個別端子554aのみが配置され、搬送方向に隣接する端子同士が走査方向にずれていれば、より大きなサイズの端子554aを配置できる。また、領域Raにおいて、搬送方向に端子554aと端子554bとが交互に並び、両端子554a、554b間には1つ以上の個別引出配線552aが挟まれていてよい。これにより、さらに大きなサイズの端子554a、554bを配置できる。
変形例6では、端子が、所定位置の個別引出配線にのみ設けられている。例えば、図10に示すように、領域Raにおいて、搬送方向の上流端部、中央部及び下流端部の個別引出配線52aにのみ、個別端子54aが設けられている。領域Rbでも、これと同様の形態で、個別端子54bが配置されている。いずれの箇所でも、個別端子は、搬送方向に隣接する2つの個別引出配線に配置され、走査方向にずれている。
また、変形例7では、図11に示すように、複数の個別引出配線52aのうち、1つおきの個別引出配線52aに対してのみ、個別端子54aが設けられている。また、複数の個別引出配線52bのうち、1つおきの個別引出配線52bに対してのみ、個別端子54bが設けられている。このとき、複数の個別端子54a、54bが、それぞれ、搬送方向に1列に配列されている。もちろん、各領域Sa、Sbにおいて、搬送方向に隣接する2つの個別端子が、1つ以上の引出配線を挟んでいてもよい。
また、変形例8では、変形例6、7と同様に、端子が、所定位置の個別引出配線にのみ設けられている。例えば、図12に示すように、領域Saでは、個別端子654bのみが配置され、個別引出配線52bの先端と1つ置きに接続されている。このとき、搬送方向に隣接する2つの個別引出配線52aが、1つの個別端子654bを挟んでいる。この個別端子654b近傍では、これら個別引出配線52aが、搬送方向外側に迂回して配設されている。領域Sbでも、領域Saと同様の配置形態であり、個別端子654aのみが配置され、個別引出配線52aの先端と1つ置きに接続されている。隣接する個別引出配線52bが、折れ曲がって、個別端子654aを迂回している。いずれの領域Sa、Sbでも、個別端子は、大きなサイズで配置可能である。なお、変形例8における共通端子については、変形例3の共通端子357a、357bと同様である。もちろん、各領域Sa、Sbにおいて、各個別端子が、2つ以上の引出配線毎に接続されていてもよい。
変形例6〜8の場合には、共振周波数を測定することにより、対象の単位アクチュエータについて、上記指標のいずれかを検出できる。対象以外の単位アクチュエータについても、その特性値を推定できる。さらにこの検出結果から、吐出特性の均一性に関して、インクジェットヘッド内外で推定・比較ができる。
なお、変形例6では、複数の個別引出配線のうち、配列の中央及び両端において隣接する2つの個別引出配線に対して個別端子を設けたが、これには限らない。複数の個別引出配線のうち、配列の中央及び両端において隣接する3以上の個別引出配線に対して個別端子を設けてもよい。あるいは、複数の個別引出配線のうち、配列の中央及び両端にそれぞれ配置された1つの個別引出配線に対して個別端子を設けてもよい。
また、変形例7、8では、1つおきの個別引出配線に対して、それぞれ、個別端子が設けられていたがこれには限らない。2以上の所定個数おきの個別引出配線に対して、それぞれ、個別端子が設けられていてもよい。
また、変形例8では、個別端子654aが設けられた個別引出配線52aと重なり領域Rcにおいて隣接する個別引出配線52bが、個別端子654aを迂回するように折れ曲がり、個別端子654bが設けられた個別引出配線52bと重なり領域Rcにおいて隣接する個別引出配線52aが、個別端子654bを迂回するように折れ曲がっていたが、これには限らない。変形例8において、上述の実施の形態と同様に、個別引出配線52a、52bが、折れ曲がることなく走査方向と平行に延びていてもよい。
さらに、変形例9では、図13に示すように、上述の実施の形態と同様、複数の個別引出配線52aに対して個別端子54aが設けられ、共通引出配線55aに対して共通端子57aが設けられている。しかしながら、変形例9では、複数の個別引出配線52bに個別端子54b(図2参照)は設けられておらず、共通引出配線55bに共通端子57b(図2参照)は設けられていない。なお、複数の個別端子54aは、上述の実施の形態と同様に、搬送方向に2列の千鳥状に並び、大きなサイズで配置可能となっている。
また、変形例10では、図14に示すように、変形例5において、複数の個別引出配線552aに対して個別端子554aが設けられ、共通引出配線55aに対して共通端子557aが設けられている。しかしながら、変形例10では、複数の個別引出配線552bに個別端子54b(図9参照)は設けられておらず、共通引出配線55bに共通端子557b(図9参照)は設けられていない。
これらの場合でも、圧電アクチュエータ32aの各第1圧電素子の共振周波数を測定し、その測定結果に基づいて、圧電層の各第1圧電素子に対応する部分の厚みなどの検査を行うことができる。一方、圧電アクチュエータ32bについては、例えば、圧電層の各第2圧電素子に対応する部分の厚みが、第1圧電素子に対応する部分と同様であるとみなすなどすることになる。
また、変形例9では、個別端子54a、54bのうち個別端子54aのみが設けられ、共通端子57a、57bのうち共通端子57aのみが設けられていたが、これとは逆に、個別端子54b及び共通端子57bのみが設けられていてもよい。また、変形例10では、個別端子554a、554bのうち個別端子54aのみが設けられ、共通端子557a、557bのうち共通端子557aのみが設けられていたが、これとは逆に、個別端子554b及び共通端子557bのみが設けられていてもよい。
また、上述の実施の形態では、圧電アクチュエータ32a、32bや引出配線52a、52b、55a、55bや端子54a、54b、57a、57bが形成された振動膜31の上面に支持基板34が接合されていたが、これには限られない。支持基板34はなくてもよい。そして、この場合には、端子54a、57aを、非重なり領域Raのうち領域Sa以外の部分に配置してもよい。また、端子54b、57bを、非重なり領域Rbのうち領域Sb以外の部分に配置されていてもよい。
また、上述の実施の形態では、端子54a、54b、57a、57bを用いて、圧電アクチュエータ32a、32bの各圧電素子の共振周波数を測定する場合について説明したが、これには限られない。各個別端子54aと共通端子57a、及び、各個別端子54bと共通端子57bとにそれぞれプローブを当てることによって、圧電アクチュエータ32a、32bの各圧電素子の静電容量を測定するなど、端子54a、54b、57a、57bを用いて別の検査を行うことも可能である。あるいは、端子54a、54b、57a、57bをインクジェットヘッド3の検査以外の目的で使用してもよい。
また、以上の例では、ノズルからインクを吐出するインクジェットヘッドに本発明を適用した例について説明したが、これには限らない。ノズルからインク以外の液体を吐出する、インクジェットヘッド以外の液体吐出装置に本発明を適用することも可能である。
1 プリンタ
3 インクジェットヘッド
10a 10b 圧力室
15a、15b ノズル
32a、32b 圧電アクチュエータ
52a、52b、552a、552b 個別引出配線
54a、54b、154a、154b、254a、254b、354a、354b、454a、454b、554a、554b、654a、654b 個別端子

Claims (12)

  1. ノズルに連通し、配列方向に沿って配列された複数の第1圧力室と、ノズルに連通し、前記配列方向に沿って配列され、前記配列方向と直交する列間方向において、前記複数の第1圧力室と間隔をあけて並んだ複数の第2圧力室と、前記複数の第1圧力室及び前記複数の第2圧力室を覆う振動膜と、を有する流路形成部材と、
    前記複数の第1圧力室に対して個別に設けられ、前記振動膜上に配置された複数の第1圧電素子と、
    前記複数の第2圧力室に対して個別に設けられ、前記振動膜上に配置された複数の第2圧電素子と、
    前記複数の第1圧電素子から、前記複数の第2圧電素子に向かって引き出された複数の第1引出配線と、
    前記複数の第2圧電素子から、前記複数の第1圧電素子に向かって引き出された複数の第2引出配線と、
    前記複数の第1引出配線及び前記複数の第2引出配線のうち、少なくと1つの引出配線と接続した少なくとも1つの端子と、を備え、
    前記複数の第1引出配線及び前記複数の第2引出配線は、これらが配設される引出領域において、前記配列方向に交互に並んで重なる重なり領域を構成し、
    前記端子が、前記引出領域のうち、前記重なり領域以外の非重なり領域に配置されていることを特徴とする液体吐出ヘッド。
  2. 少なくとも1つの前記第1引出配線と導通する、少なくとも1つの第1端子を備え、
    前記第1端子が、前記引出領域のうち、前記列間方向における前記重なり領域よりも前記複数の第1圧電素子側の前記非重なり領域に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
  3. 前記配列方向に隣接する2つの前記第1引出配線に対して設けられた2つの前記第1端子を備え、これら2つの前記第1端子が、前記列間方向に互いにずれて配置され、対応する前記第1引出配線の前記配列方向における両側にまたがって延びていることを特徴とする請求項2に記載の液体吐出ヘッド。
  4. 少なくとも1つの前記第2引出配線と導通する、少なくとも1つの第2端子を備え、
    前記第2端子が、前記引出領域のうち、前記列間方向における前記重なり領域よりも前記複数の第2圧電素子側の前記非重なり領域に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
  5. 前記配列方向に隣接する2つの前記第2引出配線に対して設けられた2つの前記第2端子を備え、これら2つの前記第2端子が、前記列間方向に互いにずれて配置され、対応する前記第2引出配線の前記配列方向における両側にまたがって延びていることを特徴とする請求項4に記載の液体吐出ヘッド。
  6. 少なくとも1つの前記第1引出配線と導通する、少なくとも1つの第1端子と、
    少なくとも1つの前記第2引出配線と導通する、少なくとも1つの第2端子と、を備え、
    前記第1端子及び前記第2端子の両方が、前記引出領域のうち、前記列間方向における前記重なり領域よりも前記複数の第1圧電素子側の前記非重なり領域、及び、前記列間方向における前記重なり領域よりも前記複数の第2圧電素子側の前記非重なり領域のうち、いずれか片方の前記非重なり領域にのみ配置されていることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
  7. ある第1引出配線に前記第1端子が設けられ、
    この第1引出配線と、前記重なり領域において記配列方向に隣接する第2引出配線に前記第2端子が設けられ、
    前記第1端子と前記第2端子とが、前記列間方向に互いにずれて配置されていることを特徴とする請求項6に記載の液体吐出ヘッド。
  8. 前記複数の第1引出配線は、前記列間方向において前記複数の第2圧電素子に近づくほど、間隔が小さくなるように延び、
    前記複数の第2引出配線は、前記列間方向において前記複数の第1圧電素子に近づくほど、間隔が大きくなるように延び、
    前記端子は、前記引出領域のうち、前記列間方向において、前記重なり領域よりも前記第1圧電素子側の前記非重なり領域に配置されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
  9. 前記複数の第1圧電素子を覆うように前記流路形成部材上に配置された第1カバー部と、
    前記複数の第2圧電素子を覆うように前記流路形成部材上に配置され、前記第1カバー部と前記列間方向に間隔をあけて並んだ第2カバー部と、をさらに備え、
    前記端子は、前記引出領域のうち、前記列間方向において前記第1カバー部と前記第2カバー部との間に位置し、且つ、前記非重なり領域に配置されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
  10. 前記圧電素子は、
    前記複数の圧電素子に跨る共通電極と、
    前記圧力室毎に設けられた個別電極と、
    前記共通電極及び前記個別電極に挟まれた圧電層と、を含み、
    前記引出配線は、
    前記共通電極から引き出された共通引出配線と、
    前記個別電極から引き出された個別引出配線と、を含み、
    前記共通引出配線に接続する前記端子は、前記個別引出配線に接続する前記端子よりも大きいことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載の液体吐出ヘッドと、
    前記重なり領域に接合された配線部材と、を備え、
    前記非重なり領域に配置された前記端子が、前記配線部材から露出していることを特徴とする液体吐出装置。
  12. 前記配線部材は、平型の柔軟部材であって、前記重なり領域において、端部が、露出された前記端子に向くように前記重なり領域に接合されていることを特徴とする請求項11に記載の液体吐出装置。
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