JP2016168743A - はがき付き印刷物 - Google Patents

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Abstract

【課題】はがき部を際立たせることで利用者に印象付けられるうえに取り外しが容易で、かつ、はがき部と保護シール部を設けた箇所との間に段差が発生するのを防ぐことが可能なはがき付き印刷物を提供する。【解決手段】二層のシート片(31,32)によって形成されるはがき部3と、はがき部の第1層31と同じ層に設けられる保護シール部5と、保護シール部の粘着面51を覆う剥離シート部6と、これらの周囲に設けられる窓枠部4とを備えている。そして、はがき部は、その一面に重ね合わされる残置領域の一面にはがき接着部23aによって剥離可能に接着されるとともに、窓枠部を捲るとはがき部が浮き出される構成となっている。【選択図】図1

Description

本発明は、広告や宣伝のために配布されるチラシ、又は雑誌や本の綴込みなどに使用されるはがき付き印刷物に関するものである。
特許文献1,2に開示されているように、チラシや本の綴込みなどのシートの一部が、取り外し可能なはがきとなっている印刷物が知られている。例えば特許文献1には、紙片を重ねて貼り合せた二層構造のはがきがミシン目から切り離せる構成が開示されている。
また、特許文献1では、はがきに隣接した位置に個人情報等を秘匿させるためのシールが配置された構成となっている。この秘匿シールは、剥がしてはがきの個人情報等の記入欄に貼り付けるものであるが、この秘匿シールが設けられる箇所も、はがきと同じ二層構造となっており、偏りのない均一の厚みの広告用印刷物となっている。
また、特許文献2には、一枚の用紙の一角に見開きのはがき又は封書の大きさの取り外し部分を設けておき、その部分を用紙から取り外した後に2つに折り畳んで内面側に塗布された感圧糊によって接着させることで、文面を秘匿した状態ではがき等を送信することができる印刷物が開示されている。
特開2004−133065号公報 特開2006−76071号公報
しかしながら特許文献1,2に開示されているはがき付き印刷物では、シートの隅角部に設けられた平面状のはがきを切り離すだけなので、はがきの存在感が少ない。
また、隅角部にはがきを設ける場合には、配達中など意図しない時機に外れてしまわないように、ある程度以上の強度で残置領域に繋げておかなければならず、はがきを切り離すのに手間がかかる。
さらに、個人情報等を秘匿させたりするための保護シール部を設ける場合は、はがき部との間に段差ができないようにして、偏りのない均一の厚みの印刷物にするのが好ましい。
そこで、本発明は、はがき部を際立たせることで利用者に印象付けられるうえに取り外しが容易で、かつ、はがき部と保護シール部を設けた箇所との間に段差が発生するのを防ぐことが可能なはがき付き印刷物を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明のはがき付き印刷物は、残置領域からの取り外しが可能なはがきを有するはがき付き印刷物であって、二層のシート片によって形成されるはがき部と、前記はがき部のいずれかの層と同じ層に設けられる保護シール部と、前記保護シール部の粘着面を覆う剥離シート部と、前記はがき部並びに保護シール部及び剥離シート部の周囲に設けられる窓枠部とを備え、前記はがき部は、その一面に重ね合わされる前記残置領域の一面に剥離可能に接着されるとともに、前記窓枠部又は前記窓枠部と対向する紙片を捲ると、前記はがき部が浮き出されることを特徴とする。
ここで、前記はがき部のいずれかの層と前記保護シール部とが連続しており、前記窓枠部は、前記はがき部、保護シール部及び剥離シート部の全体の外周に設けられる構成とすることができる。
また、前記はがき部のいずれかの層と前記剥離シート部とが連続するとともに、前記保護シール部は前記はがき部から切り離し可能となるように切り抜かれており、前記窓枠部は、前記はがき部、保護シール部及び剥離シート部の全体の外周に設けられる構成とすることができる。
さらに、前記残置領域として、前記はがき部に対して折り重ねられる対向面を備え、前記対向面には、前記はがき部を剥離可能に接着させるはがき接着部が設けられ、前記対向面を開いた際に、前記はがき部が前記はがき接着部の接着力によって前記窓枠部側から前記対向面側に移動する構成とすることができる。
一方、前記はがき部と前記保護シール部とは分離しており、前記窓枠部は、前記はがき部と前記保護シール部とをそれぞれ囲むように設けられる構成とすることができる。
このように構成された本発明のはがき付き印刷物は、二層のシート片によって形成されるはがき部に対して、はがき部のいずれかの層と同じ層に設けられる保護シール部とそれを覆う剥離シート部とが設けられる。また、はがき部の周囲に設けられる窓枠部又は窓枠部と対向する紙片を捲ると、はがき部が浮き出される構成となっている。
このため、はがき部を際立たせることができ、利用者に印象付けられるうえに、浮き出されたはがき部は容易に取り外すことができる。さらに、はがき部は、保護シール部と剥離シート部とが積層された箇所と同じ二層構造となるので、これらの間に段差が発生するのを防ぐことができる。
また、はがき部のいずれかの層と保護シール部とが連続している場合は、保護シール部を折り曲げるだけで個人情報の記入欄などを覆い隠すことができる。さらに、保護シール部がはがき部から切り離し可能となるように切り抜かれている場合は、記入欄がはがき部のいずれの位置にあっても覆い隠すことができる。
また、はがき部がはがき接着部の接着力によって窓枠部側から対向面側に移動する構成となっていれば、利用者は、はがき付き印刷物を開いただけで、はがき部を取り出したような感覚を楽しむことができる。さらに、はがき部の所望する面を露出させることができる。
また、はがき部と保護シール部とが分離している場合は、はがき部と保護シール部とが一体になる場合よりも、はがき部の大きさを自由に決めることができる。
本発明の実施の形態のはがき付き印刷物の構成を説明する図であって、(a)ははがき部を二層構造にする前の状態を示した図、(b)は二層構造のはがき部の構成を模式的に説明する断面図である。 はがき付き印刷物の使用方法を説明するための説明図である。 はがき部の使用方法を説明する図であって、(a)は剥離シート部を剥がす状態を示した図、(b)は保護シール部の粘着面が露出した状態を示した図、(c)は記入欄を保護シール部で覆う状態を示した図である。 実施例1のはがき付き印刷物の使用方法を説明する図であって、(a)ははがき部の通信面側が見える状態を示した説明図、(b)ははがき部の宛名面側が見える状態にした説明図である。 実施例2のはがき付き印刷物の使用方法を説明する図であって、(a)ははがき部の宛名面側が見える状態を示した説明図、(b)ははがき部の通信面側が見える状態にした説明図である。 実施例3のはがき付き印刷物の構成を説明する図であって、(a)は製作段階の状態を示した図、(b)は配布時の状態を示した図、(c)は利用者が開いた状態を示した図である。 実施例4のはがき付き印刷物の使用方法を説明するための説明図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態のはがき付き印刷物としてのはがき付きチラシ1の製作途中の状態を示した展開図である。また、図2は、完成したはがき付きチラシ1の使用方法を説明するための図である。
このはがき付きチラシ1は、図1,2に示すように、はがき部3と、それに連続して設けられる保護シール部5と、保護シール部5の粘着面51を覆う剥離シート部6と、はがき部3及び保護シール部5(剥離シート部6を含む)の周囲に設けられる窓枠部4とを主に備えている。
このはがき部3と窓枠部4とは、図1(a)に示すように、2枚のシート片21,22を重ね合わせることによって形成される。はがき部3の宛名面が形成される第1層31はシート片21に形成され、通信面が形成される第2層32はシート片22に形成される。
また、シート片21において、第1層31に連続して設けられる保護シール部5の一面には、剥離と再接着とが可能な粘着剤の塗布によって粘着面51が設けられる。粘着面51に用いられる粘着剤には、例えばアクリル系粘着剤などの不溶性の糊が使用される。
さらに、シート片22において、第2層32に連続して設けられる剥離シート部6の一面には、必要に応じてコーティング剤を塗布したコーティング面61が設けられる。
コーティング面61に用いられるコーティング剤には、例えばシリコーン樹脂を使用することができる。シリコーン樹脂には、溶剤型、無溶剤型、エマルジョン型などがあり、例えば、UVシリコーンが使用できる。
そして、シート片21,22の少なくとも一方には、粘着面51及びコーティング面61以外の領域に接着剤33が塗布される。この接着剤33は、剥離不能な強力な接着剤であって、ここではシート片21側の粘着面51以外の領域に塗布される。
図1(b)に示すように、はがき部3は、接着剤33を介して第1層31と第2層32とが一体化される。また、その周囲の窓枠部4も、同様にシート片21,22が一体化された二層構造となる。
一方、保護シール部5と剥離シート部6も、はがき部3と同じ厚さの二層構造となる。しかしながら保護シール部5の粘着面51には剥離シート部6のコーティング面61が重ね合わされるので、剥離シート部6は、容易に保護シール部5から剥がすことができる。ここで、剥離シート部6とはがき部3の第2層32との間には、ダイカッタによって切取り線62が切り込まれる。
これらのはがき部3や窓枠部4が設けられる紙本体2は、長方形に形成された1枚の紙片であって、両面に図や文字情報などの印刷が施される。紙本体2には、例えば60〜70g/m程度の上質紙などが使用できる。
また、本実施の形態で説明するはがき付きチラシ1には、図2に示されるように、はがき部3及び窓枠部4に対して重ね合わされる残置領域としての情報表示領域231が設けられる。
この情報表示領域231のはがき部3及び保護シール部5が対向する面には、図1(a)に示すように、剥離可能なはがき接着部23aが設けられる。このはがき接着部23aに塗布される接着剤は、例えば剥離糊であって、一度剥がすと再び接着されることはなく、はがき部3の宛名面がべたつくこともない。
また、はがき付きチラシ1では、紙本体2を折り曲げることによって、図2に示すように窓枠部4に隣接して情報表示領域232が重ねられる。情報表示領域231,232には、はがき部3の利用方法や広告などの情報や図などを印刷しておくことができる。
また、窓枠部4は、図2の右端に示すように、はがき部3及び剥離シート部6の全体の外周に平面視略ロ字状に形成される。要するに、長方形の紙の中央に長方形のはがき部3及び剥離シート部6を設けた場合に、その紙の残りが窓枠部4となる。
なお、図示していないが、情報表示領域231と窓枠部4や他の情報表示領域232を接着させるためにも、剥離糊などの接着剤を塗布しておくことができる。すなわち紙本体2を折り曲げて、図2に示すように情報表示領域232の端縁と窓枠部4の端縁とが対峙するように接着しておくことができる。
また、情報表示領域231に貼り付けられたはがき部3と窓枠部4との間には、点状にアンカット部42,・・・を残してカット部41が切り込まれる。ここで、窓枠部4のはがき部3及び剥離シート部6に隣接する位置には、破線411を印刷しておき、そこに切取り線があることを明示しておくのが好ましい。
このアンカット部42,・・・は、窓枠部4を情報表示領域231から剥がした(離隔させた)際に、はがき部3だけがはがき接着部23aの接着力によって情報表示領域231側に残置される量に設定される。
次に、本実施の形態のはがき付きチラシ1の製作方法及び使用方法について説明する。
まず、ロール紙から紙本体2を引き出し、両面印刷機によって紙本体2の両面に印刷を行う。すなわち紙本体2に対して、はがき部3の宛名面及び通信面、窓枠部4、保護シール部5の露出面、剥離シート部6の露出面、情報表示領域231,232などに必要な印刷のすべてをこの工程で行う。
印刷後に、シート片21を紙本体2から切り離し、接着剤33をシート片21に塗布する。また、シート片21に粘着剤を塗布して粘着面51を設けるとともに、シート片22にコーティング剤を塗布してコーティング面61を設ける。
そして、図1の矢印で示したようにシート片21,22を重ね合わせることで、二層構造のはがき部3とする。さらに、紙本体2に対して剥離糊を塗布することによって、はがき接着部23aなどが形成される。
続いて、紙本体2を折目2aで折り曲げて、はがき部3及び窓枠部4を情報表示領域231に対向させるとともに、情報表示領域231,232どうしを対峙させる。
さらに、この折り重ねられた状態のまま、はがき部3及び剥離シート部6と窓枠部4が形成された二層構造を切り取る工程に移行する。この工程では、アンカット部42,・・・間にのみ、それぞれダイカッタで切り込みを入れる。要するにアンカット部42,・・・は、カット部41として切り込まれずに残った部分である。
さらに、はがき部3と剥離シート部6との境界に、ダイカッタによって切取り線62となる切り込みを入れる。この切取り線62は、図1(b)に示すように上層のみの切り込みであって、保護シール部5には到達していない。
このようにして製作されたシート状のはがき付きチラシ1は、新聞の折込み広告となって利用者に配布される。情報表示領域232に印刷された情報などに関心を持った人は、さらに情報を収集するために、図2に示すようにはがき付きチラシ1の左側の情報表示領域232を右下隅から捲り、その下の情報表示領域231を露出させる。
そして、情報表示領域231,232に印刷された文字や図などの情報によってはがきを送ろうと考えたり、さらに情報を得たいと考えたりした利用者は、情報表示領域232の右側の窓枠部4を左下隅から捲ることになる。
すると、はがき接着部23aの接着力によって窓枠部4だけが捲れ上がってはがき部3は情報表示領域231に貼り付いたままとなるため、はがき部3が浮き出たようになって利用者はすぐに利用できるはがきが付いていることを強く意識するようになる。
そして、はがきを返信しようとする利用者は、はがき付きチラシ1から図3(a)に示すようにはがき部3を取り外す。続いて、はがき部3の第2層32側の通信面の記入欄34に個人情報などを記入し、剥離シート部6を剥がす。
剥離シート部6が剥がされると、図3(b)に示すように、保護シール部5の粘着面51が露出することになる。そこで、折目35で保護シール部5を記入欄34側に折り曲げる。この段階では、上部が二層構造のはがき部3であるのに対して、下部は一層の保護シール部5であるので、簡単に折目35を付けることができる。
折り曲げられた保護シール部5は、図3(c)に示すように、記入欄34上に貼り付けられる。この結果、記入欄34が保護シール部5によって覆われることになり、記入欄34に記入された個人情報などは、外部から視認できないように秘匿される。
次に、本実施の形態のはがき付きチラシ1の作用について説明する。
このように構成された本実施の形態のはがき付きチラシ1は、二層のシート片21,22によって形成されるはがき部3(第1層31と第2層32)に対して、はがき部3のいずれかの層(31,32)と同じ層に設けられる保護シール部5とそれを覆う剥離シート部6とが設けられる。
また、はがき部3及び剥離シート部6(保護シール部5)の周囲に設けられる窓枠部4を捲ると、はがき部3が情報表示領域231から浮き出される構成となっている。
このため、はがき部3を際立たせることができ、利用者に印象付けることができる。また、浮き出されたはがき部3は、剥離可能なはがき接着部23aによって接着されているだけなので、容易に取り外すことができる。
さらに、はがき部3は、保護シール部5と剥離シート部6とが積層された箇所と同じ二層構造となるので、これらの間に段差が発生するのを防ぐことができる。
はがき部3と保護シール部5との間に段差がなければ、カット部41及び切取り線62の切り込み加工を1台のダイカッタで行うことができる。また、はがき付きチラシ1が均一な厚さであれば、多くのはがき付きチラシ1,・・・を重ねても上面に勾配ができないので、安定性が高く梱包や配送がし易くなる。さらに、新聞の折込み広告丁合機にも、一度に多くのはがき付きチラシ1,・・・をセットすることができる。
また、はがき部3の第1層31と保護シール部5とが連続しているので、保護シール部5を折目35に沿って折り曲げるだけで個人情報の記入欄34を覆い隠すことができる。
以下、前記した実施の形態とは別の形態の実施例1について、図4を参照しながら説明する。なお、前記実施の形態で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については、同一符号又は同一用語を使って説明する。
本実施例1で説明するはがき付き印刷物としてのはがき付きチラシ1Aは、はがき部3A及び保護シール部5が配置される位置が、前記実施の形態で説明したはがき付きチラシ1とは異なっている。
図4(a)は、折目11において谷折りされるはがき付きチラシ1Aの見開き面を示している。これに対して図4(b)は、図4(a)の状態を裏側から見た状態を示している。
このはがき部3Aは、図4(a)に示すように、窓枠部4Aの折目111寄りに設けられている。このはがき付きチラシ1Aは、図4(b)に示すように、両側が折目111,112で折り畳まれて、観音開き状態になっている。
そして、はがき部3Aに重ねられた窓枠部4Aに対向する情報表示領域242を捲ると、はがき部3Aが浮き出るようになっている。このはがき部3Aは、はがき接着部24aによって、はがき部3Aに重ね合わされる情報表示領域241の対向面に剥離可能に接着されている。
一方、はがき部3A及び保護シール部5(剥離シート部6)の外周は、カット部41Aによって全周が切り込まれており、情報表示領域241を捲り上げると、それに伴ってはがき部3Aも付いてくるようになっている。
このように立体的に飛び出すはがき部3Aを備えたはがき付きチラシ1Aにおいても、はがき部3Aとの間に段差を発生させることなく保護シール部5を設けることができる。
なお、他の構成及び作用効果については、前記実施の形態又は他の実施例と略同様であるので説明を省略する。
以下、前記した実施の形態及び実施例1とは別の形態の実施例2について、図5を参照しながら説明する。なお、前記実施の形態又は他の実施例で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については、同一符号又は同一用語を使って説明する。
本実施例2で説明するはがき付き印刷物としてのはがき付きチラシ1Bは、はがき部3Bが配置される位置、及びはがき付きチラシ1Bの折り畳みに関する形態は、上記実施例1のはがき付きチラシ1Aと同じである。このため、実施例1のはがき付きチラシ1Aと異なる点について、主に説明する。
はがき付きチラシ1Bのはがき部3Bは、窓枠部4Bの内側に、保護シール部5Bが設けられる領域も含めた長方形の細長い形状に成形される。すなわち、実施例1のはがき部3Aは、切取り線62より上方の長方形部分であるが(図4(a)参照)、本実施例2のはがき部3Bは、図5(a)のカット部41Bが示すように、保護シール部5B及び剥離シート部6Bが設けられる領域もはがき部3Bとなる。
この保護シール部5Bは、例えばはがき部3Bの宛名面となる第1層31に設けられる。そして、はがき部3Bの通信面となる第2層32には、剥離シート部6Bが設けられる。
この保護シール部5Bは、第1層31の下部を横長の長方形状に切り抜く切抜き線52によって、はがき部3Bから切り離し可能に設けられる。この保護シール部5Bを剥がすと、一層分だけ窪んだ剥離シート部6Bが現れる。この第1層31から剥がされた保護シール部5Bは、図5(b)に示した通信面となる第2層32の下部の記入欄34を覆い隠すために貼り付けられる。
このように保護シール部5Bをはがき部3Bの領域内に設けるようにすれば、大型のはがき部3Bにすることができ、必要情報を印刷したり記入させたりするための通信面のスペースを増やすことができる。
また、記入欄34がはがき部3Bのいずれの位置にあっても、覆い隠すことができる。すなわち、保護シール部5Bが宛名面(第1層31)にあっても、通信面(第2層32)の個人情報等の記入欄34を秘匿させることができる。
なお、他の構成及び作用効果については、前記実施の形態又は他の実施例と略同様であるので説明を省略する。
以下、前記した実施の形態及び実施例1,2とは別の形態の実施例3について、図6を参照しながら説明する。なお、前記実施の形態又は他の実施例で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については、同一符号又は同一用語を使って説明する。
本実施例3で説明するはがき付き印刷物としてのはがき付きチラシ1Cは、はがき部3Cを際立たせる形態が、前記実施の形態及び実施例1,2で説明したはがき付きチラシ1,1A,1Bとは異なっている。
図6(a)は、本実施例3のはがき付きチラシ1Cの製作段階の状態を示している。図の右側の窓枠部4Cの内側に設けられるはがき部3Cは、周囲にカット部41Cが切り込まれているが、アンカット部42C,・・・を介して窓枠部4Cと弱く繋がっている。
一方、図の左側は、はがき部3Cの対向面25となる残置領域である。この対向面25の縁部には、窓枠部4Cを剥離可能に接着させるための窓枠接着部26,26が設けられる。
そして、対向面25のはがき部3C及び剥離シート部6を対峙させる領域には、剥離可能なはがき接着部25a,25bがそれぞれ設けられる。このはがき接着部25a,25bの接着力は、アンカット部42C,・・・によるはがき部3Cと窓枠部4Cとの繋りよりも強くなるように設定されている。
このような製作段階のはがき付きチラシ1Cを折目12で谷折りに折り曲げて、はがき部3Cと対向面25とを重ね合わせると、図6(b)に示すような配布時の状態となる。
この状態では、はがき接着部25a,25bにはがき部3C及び剥離シート部6が接着され、窓枠接着部26,26には窓枠部4Cが接着される。そして、はがき付きチラシ1Cを受け取った利用者が開くと、図6(c)に示した状態となる。
この対向面25を開く際には、はがき接着部25a,25bの接着力によってアンカット部42C,・・・による接続が切れて、はがき部3Cが窓枠部4C側から対向面25側に移動する。このため、窓枠部4C側には、カット部41Cの切り抜きが窓状に残される。
このようにはがき付きチラシ1Cを開く動作によって、はがき部3Cが移動するようにすることで、はがき部3Cを際立たせることができる。すなわち利用者は、はがき付きチラシ1Cを開いただけで、はがき部3Cを取り出したような感覚を楽しむことができる。
さらに、はがき部3Cの所望する面を露出させることが、容易にできる。例えば、宛名面をまず最初に利用者に見せたいなど、はがき部3Cの意図した面を見せることができるようになる。
なお、他の構成及び作用効果については、前記実施の形態又は他の実施例と略同様であるので説明を省略する。
以下、前記した実施の形態及び実施例1−3とは別の形態の実施例4について、図7を参照しながら説明する。なお、前記実施の形態又は他の実施例で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については、同一符号又は同一用語を使って説明する。
前記実施の形態及び実施例1−3で説明したはがき部3,3A−3Cには、保護シール部5,5B,5Dが一体に設けられていた。本実施例4で説明する保護シール部5Dは、はがき部3Dとは分離して設けられる。
すなわち、はがき部3Dは、窓枠部4Dの中で、縦長の長方形状のはがきカット部43によって単独で囲まれている。また、保護シール部5Dも、はがき部3Dが設けられた同じ窓枠部4Dの中で、横長の長方形状のシールカット部44によって単独で囲まれている。
この保護シール部5Dを剥がすと、はがき部3Dの第1層31に連続する剥離シート部6Dが露出することになる。この剥離シート部6Dは、一層分だけ窪んだ状態で現れる。
また、はがき部3Dは、残置領域となる対向する情報表示領域271にはがき接着部(図示省略)によって剥離可能に接着されている。このため、情報表示領域272に続いて窓枠部4Dを捲ると、はがき部3Dが浮き出されることになる。
このように、はがき部3Dと保護シール部5Dとが分離している場合は、はがき部と保護シール部とが一体である場合よりも、はがき部3Dの大きさを自由に決めることができる。また、保護シール部5Dを設ける位置の制約も少なくなる。
なお、他の構成及び作用効果については、前記実施の形態又は他の実施例と略同様であるので説明を省略する。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態及び実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施の形態及び実施例では、新聞の折込み広告としてはがき付きチラシ1,1A−1Dを使用する場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば住戸の郵便受けに投函される広告、街頭や店頭で配布される広告、又は雑誌や本の綴込みなどに本発明のはがき付き印刷物を使用することができる。
また、前記実施の形態及び実施例では、個人情報等を記入させる記入欄34を秘匿させる保護シール部5,5B,5Dについて説明したが、これに限定されるものではなく、印字された部分を覆い隠すための保護シール部であってもよい。
1,1A−1D はがき付きチラシ(はがき付き印刷物)
25a,25b はがき接着部
3,3A−3D はがき部
31 第1層(シート片)
32 第2層(シート片)
4,4A−4D 窓枠部
43 はがきカット部
44 シールカット部
5,5B,5D 保護シール部
51 粘着面
6,6B,6D 剥離シート部

Claims (5)

  1. 残置領域からの取り外しが可能なはがきを有するはがき付き印刷物であって、
    二層のシート片によって形成されるはがき部と、
    前記はがき部のいずれかの層と同じ層に設けられる保護シール部と、
    前記保護シール部の粘着面を覆う剥離シート部と、
    前記はがき部並びに保護シール部及び剥離シート部の周囲に設けられる窓枠部とを備え、
    前記はがき部は、その一面に重ね合わされる前記残置領域の一面に剥離可能に接着されるとともに、前記窓枠部又は前記窓枠部と対向する紙片を捲ると、前記はがき部が浮き出されることを特徴とするはがき付き印刷物。
  2. 前記はがき部のいずれかの層と前記保護シール部とが連続しており、
    前記窓枠部は、前記はがき部、保護シール部及び剥離シート部の全体の外周に設けられることを特徴とする請求項1に記載のはがき付き印刷物。
  3. 前記はがき部のいずれかの層と前記剥離シート部とが連続するとともに、前記保護シール部は前記はがき部から切り離し可能となるように切り抜かれており、
    前記窓枠部は、前記はがき部、保護シール部及び剥離シート部の全体の外周に設けられることを特徴とする請求項1に記載のはがき付き印刷物。
  4. 前記残置領域として、前記はがき部に対して折り重ねられる対向面を備え、
    前記対向面には、前記はがき部を剥離可能に接着させるはがき接着部が設けられ、
    前記対向面を開いた際に、前記はがき部が前記はがき接着部の接着力によって前記窓枠部側から前記対向面側に移動することを特徴とする請求項2又は3に記載のはがき付き印刷物。
  5. 前記はがき部と前記保護シール部とは分離しており、
    前記窓枠部は、前記はがき部と前記保護シール部とをそれぞれ囲むように設けられることを特徴とする請求項1に記載のはがき付き印刷物。
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