JP2017144651A - 隠蔽シール部付カード、カード紙片付印刷物及びカード紙片付印刷物の製造方法 - Google Patents

隠蔽シール部付カード、カード紙片付印刷物及びカード紙片付印刷物の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】隠蔽シール部付カードにおいて、カードに段差を設けることなく、隠蔽紙片が形成でき、印刷物としての見栄えが損なわれないようにする。【解決手段】隠蔽シール部付カード10は、第1の紙片1と第2の紙片2が貼着されたカードであって、カード本体11とこのカード本体11に折り曲げ切断線13を介して連接された隠蔽シール部12を有し、カード本体11においては、第1の紙片1と第2の紙片2が非剥離性の接着剤により貼着されており、隠蔽シール部12においては、第1の紙片1と第2の紙片2が再粘着性の粘着剤層6を介して貼着され、第2の紙片2は、粘着剤層6から剥離して折り曲げ切断線13よりカード本体11から分離できるようになっている。【選択図】図1

Description

本発明は、カード本体に隠蔽シール部が連設された隠蔽シール部付カード及び用紙の一部に隠蔽シール部付カード紙片が分離可能に形成されたカード紙片付印刷物に関するものである。
葉書、クーポン等のサービス券、チケット類、会員証等のカードにおいては、個人情報や秘密にすべき情報を隠蔽するため、各種隠蔽手段が取られている。
例えば、特開2001−334777号公報(特許文献1)には、葉書本体の拡張部位に粘着剤層を形成し、この粘着剤層上に葉書本体とは別の用紙を積層させて隠蔽シールを構成した隠蔽シール付葉書用シートが開示されている。
また、実用新案登録第3144676号公報(特許文献2)には、ハガキ本体に折り曲げ線を介して連接された粘着剤層を有する隠蔽シールを、折り曲げ線にて二つ折りにすることによって、ハガキ本体の通信面の一部を隠蔽することができる隠蔽ハガキが開示されている。
一方、カタログ、チラシ、パンフレット、ダイレクトメール等の各種印刷物の中には、葉書、クーポン等のサービス券、チケット類、会員証等のカード紙片が用紙の一部に設けられたカード紙片付印刷物があり、各種用途に利用されている。このカード紙片付印刷物を入手した利用者は、用紙からカード紙片を分離し、葉書、クーポン等のサービス券、チケット類、会員証等として利用することができる。
そして、特開2004−133065号公報(特許文献3)には、紙片を重ねて貼り合せた二重構造の広告紙に、返信はがき部と貼付シールを設け、返信はがき部を切り取って返信はがきとして使用する場合に、貼付シールで返信はがきを隠蔽できる剥離・再接着シール付き広告用印刷物が開示されている。
しかしながら、特許文献1の隠蔽シール付葉書用シートでは、葉書本体にミシン目で連結した拡張部位に難接着性インキ層と粘着剤層を介して別の用紙を積層するため、葉書本体と拡張部位の境界に段差が生じ、その段差に他のシート等が引っかかったりして積層した用紙が剥がれたりする等の問題が生ずるのみならず、この段差のため葉書本体と拡張部位を同時に印刷することができず、印刷物として見栄えが悪くなるという欠点がある。
また、特許文献2の隠蔽はがきにおいても、ハガキ本体に連接された隠蔽シールの粘着剤層は離型紙で被覆保護されているため、ハガキ本体と隠蔽シールとの境界に段差が生じ、特許文献1と同様の問題が生ずる。
一方、特許文献3には、返信はがき部と秘匿シールが設けられ、段差が生じない広告印刷物が開示されているが、特許文献3においては、広告印刷物から剥がした剛性のない秘匿シールを、広告用印刷物から切り離した返信はがきに貼り付けるようになっており、貼り合せる際の位置合わせが面倒であると共に、秘匿シールを貼り合せる際にしわが生じたりする等の問題があり、また、返信はがきと秘匿シールが別体であることから、秘匿シールが紛失しやすいという問題もある。
さらに、特許文献3においては、二重構造の広告紙に設けられたミシン目により返信はがき部が形成されており、広告印刷物から返信はがきを分離して使用するためには、このミシン目から返信はがきを切り離すという煩わしい作業が利用者に強いられるという大きな欠点がある。
この点、特開2006−297689号公報(特許文献4)には、左側面部と中央面部と右側面部からなる印刷物であって、ミシン目ではない切り込みによって中央面部等に分離して使用するもの(葉書等)が形成され、中央面部等から切り取らずに分離して使用するものが利用できる印刷物が開示されている。
しかしながら、特許文献4の印刷物には秘匿シールが設けられていない。
特開2001−334777号公報 実用新案登録第3144676号公報 特開2004−133065号公報 特開2006−297689号公報
本発明が解決しようとする課題は、隠蔽シール部付カードにおいて、カードに段差を設けることなく、隠蔽紙片が形成でき、印刷物としての見栄えが損なわれないようにすることであり、カード紙片付印刷物において、カード紙片を隠蔽する隠蔽紙片を設けても、カード紙片及び隠蔽紙片を印刷物から容易に分離でき、位置合わせ等の手間をかけたりしわを発生させたりすることなく、隠蔽紙片をカード紙片に貼り付けられるようにすることである。
請求項1記載の発明は、第1の紙片と第2の紙片が貼着されたカードであって、このカードは、カード本体とこのカード本体に折り曲げ切断線を介して連接された隠蔽シール部を有し、前記カード本体においては、前記第1の紙片と前記第2の紙片が非剥離性の接着剤により貼着されており、前記隠蔽シール部においては、前記第1の紙片と前記第2の紙片が再粘着性の粘着剤層を介して貼着され、前記第2の紙片は、前記粘着剤層から剥離して前記折り曲げ切断線より前記カード本体から分離できるようになっている隠蔽シール部付カードを提供して、上記課題を解決するものである。
請求項2記載の発明は、前記折り曲げ切断線の一端において、前記第1の紙片及び/又は前記第2の紙片に、切欠き又は切り込みが設けられている隠蔽シール部付カードを提供して、上記課題を解決するものである。
請求項3記載の発明は、第1の用紙と、この第1の用紙に、この第1の用紙より幅の狭い第2の用紙を貼着して形成した貼着部分と、この貼着部分において、前記第1の用紙及び前記第2の用紙を打抜いて分離可能に形成したカード紙片とを備え、このカード紙片は、カード紙片本体とこのカード紙片本体に折り曲げ切断線を介して連接された隠蔽シール部を有し、このカード紙片本体においては、前記第1の用紙と前記第2の用紙が非剥離性の第1の接着剤により貼着されており、前記隠蔽シール部においては、前記第1の用紙と前記第2の用紙が再粘着性の粘着剤層を介して貼着され、前記第1の用紙又は前記第2の用紙は、この粘着剤層から剥離して前記折り曲げ切断線より前記カード本体から分離できるようになっており、前記第1の用紙は、前記第2の用紙に折り重ねられて剥離可能な第2の接着剤により擬似接着されているカード紙片付印刷物を提供して、上記課題を解決するものである。
請求項4記載の発明は、前記第1の用紙は、左側面部と中央面部と右側面部からなり、前記第2の用紙は、前記第1の用紙の中央面部に貼着されており、前記第1の用紙の左側面部と右側面部が、前記第1の用紙の中央面部に折り重ねられているカード紙片付印刷物を提供して、上記課題を解決するものである。
請求項5記載の発明は、前記第1の用紙は、左側面部と中央面部と右側面部からなり、前記第2の用紙は、前記第1の用紙の左側面部又は右側面部に貼着されており、前記第1の用紙の左側面部と右側面部が、前記第1の用紙の中央面部に折り重ねられているカード紙片付印刷物を提供して、上記課題を解決するものである。
請求項6記載の発明は、第1の用紙と、この第1の用紙に第2の用紙を貼着して形成した貼着部分と、第3の用紙と、前記貼着部分において、前記第1の用紙及び前記第2の用紙を打抜いて分離可能に形成したカード紙片とを備え、このカード紙片は、カード紙片本体とこのカード紙片本体に折り曲げ切断線を介して連接された隠蔽シール部を有し、このカード紙片本体においては、前記第1の用紙と前記第2の用紙が非剥離性の第1の接着剤により貼着されており、前記隠蔽シール部においては、前記第1の用紙と前記第2の用紙が再粘着性の粘着剤層を介して貼着され、前記第1の用紙又は前記第2の用紙は、この粘着剤層から剥離して前記折り曲げ切断線より前記カード本体から分離できるようになっており、前記第3用紙は、前記貼着部分に剥離可能な第2の接着剤により擬似接着されているカード紙片付印刷物を提供して、上記課題を解決するものである。
請求項7記載の発明は、前記折り曲げ切断線の一端において、前記第1の用紙及び/又は前記第2の用紙に、切欠き又は切り込みが設けられているカード紙片付印刷物を提供して、上記課題を解決するものである。
請求項8記載の発明は、第1の用紙とこの第1の用紙より幅の狭い第2の用紙を繰り出す用紙繰り出し工程と、前記第1の用紙又は前記第2の用紙に非剥離性の第1接着剤及び/又は再粘着性の粘着剤を互いに重ならないように塗布する接着剤及び粘着剤塗布工程と、前記第1の用紙と前記第2の用紙を前記第1の接着剤及び前記粘着剤で貼着した貼着部分を形成する貼着部分形成工程と、前記貼着部分において、前記第1の接着剤が塗布された部分と前記第2の接着剤が塗布された部分の境界の全部又は一部に折り曲げ切断線を入れる折り曲げ切断線形成工程と、前記第1の用紙又は前記貼り合せ部分に剥離可能な第2の接着剤を塗布し、前記第1の用紙を前記貼り合せ部分に折り重ねて擬似接着させる擬似接着工程と、前記貼着部分において、前記第1の用紙と前記第2の用紙を打抜いてカード紙片を形成するカード紙片形成工程とを備えたカード紙片付印刷物の製造方法を提供して、上記課題を解決するものである。
請求項9記載の発明は、前記第1の用紙は、左側面部と中央面部と右側面部からなり、前記接着剤及び粘着剤塗布工程においては、前記第1の用紙の左側面部又は右側面部、又は前記第2の用紙に前記第1接着剤及び/又は前記粘着剤を互いに重ならないように塗布し、前記貼着部分形成工程においては、前記第1の用紙の左側面部又は右側面部と、前記第2の用紙を前記第1の接着剤及び前記粘着剤で貼着して貼着部分を形成し、前記擬似接着工程においては、さらに、前記第1の用紙の左側面部又は右側面部を前記第1の用紙の中央面部に折り重ねて擬似接着させるカード紙片付印刷物の製造方法を提供して、上記課題を解決するものである。
請求項10記載の発明は、前記第1の用紙は、左側面部と中央面部と右側面部からなり、前記接着剤及び粘着剤塗布工程においては、前記第1の用紙の中央面部又は前記第2の用紙に前記第1接着剤及び/又は前記粘着剤を互いに重ならないように塗布し、前記貼着部分形成工程においては、前記第1の用紙の中央面部と前記第2の用紙を前記第1の接着剤及び前記粘着剤で貼着して貼着部分を形成し、前記擬似接着工程においては、さらに、前記第1の用紙の左側面部又は右側面部を前記第1の用紙の中央面部に折り重ねて擬似接着させるカード紙片付印刷物の製造方法を提供して、上記課題を解決するものである。
請求項11記載の発明は、第1の用紙、この第1の用紙より幅の狭い第2の用紙及び第3の用紙を繰り出す用紙繰り出し工程と、前記第1の用紙又は前記第2の用紙に非剥離性の第1の接着剤及び/又は再粘着性の粘着剤を互いに重ならないように塗布する接着剤及び粘着剤塗布工程と、前記第1の用紙と前記第2の用紙を前記第1の接着剤及び前記粘着剤で貼着した貼着部分を形成する貼着部分形成工程と、前記貼着部分において、前記第1の接着剤が塗布された部分と前記粘着剤が塗布された部分の境界全部又は一部に折り曲げ切断線を入れる折り曲げ切断線形成工程と、前記第1の用紙及び前記貼り合せ部分に剥離可能な第2の接着剤を塗布し、前記第3の用紙を前記第1の用紙及び前記貼り合せ部分に重ねて擬似接着させる擬似接着工程と、前記貼着部分において、前記第1の用紙と前記第2の用紙を打抜いてカード紙片を形成するカード紙片形成工程とを備えたことをカード紙片付印刷物の製造方法を提供して、上記課題を解決するものである。
請求項12記載の発明は、前記カード紙片形成工程においては、さらに、前記折り曲げ切断線の一端において、前記第1の用紙及び/又は前記第2の用紙を打抜いて、切欠き又は切り込みを形成するカード紙片付印刷物の製造方法を提供して、上記課題を解決するものである。
請求項1記載の隠蔽シール部付カードにおいては、第1の紙片と第2の紙片が貼着されたカードであって、カード本体とこのカード本体に折り曲げ切断線を介して連接された隠蔽シール部を有し、前記カード本体においては、前記第1の紙片と前記第2の紙片が非剥離性の接着剤により貼着され、前記隠蔽シール部においては、前記第1の紙片と前記第2の紙片が再粘着性の粘着剤層を介して貼着され、前記第2の紙片は、前記粘着剤層から剥離して前記折り曲げ切断線より前記カード本体から分離できるようになっているため、カードに段差を設けることなく隠蔽紙片が形成でき、印刷物としての見栄えが損なわれないという効果を奏する。
請求項2記載の隠蔽シール部付カードにおいては、前記折り曲げ切断線の一端において、前記第1の紙片及び/又は前記第2の紙片に、切欠き又は切り込みが設けられているため、さらに、前記第2の紙片は、前記粘着剤層から剥離して前記折り曲げ切断線より前記カード本体から容易に分離できるという効果を奏する。
請求項3記載のカード紙片付印刷物においては、第1の用紙にこの第1の用紙より幅の狭い第2の用紙を貼着して貼着部分が形成され、この貼着部分において、前記第1の用紙及び前記第2の用紙を打抜いて分離可能にカード紙片が形成され、このカード紙片は、カード紙片本体とこのカード紙片本体に折り曲げ切断線を介して連接された隠蔽シール部を有し、このカード紙片本体においては、前記第1の用紙と前記第2の用紙が非剥離性の第1の接着剤により貼着されており、前記隠蔽シール部においては、前記第1の用紙と前記第2の用紙が再粘着性の粘着剤層を介して貼着され、前記第1の用紙又は前記第2の用紙は、この粘着剤層から剥離して前記折り曲げ切断線より前記カード本体から分離できるようになっており、前記第1の用紙は、前記第2の用紙に折り重ねられて剥離可能な第2の接着剤により擬似接着されているため、カード紙片を隠蔽する隠蔽紙片を設けても、カード紙片及び隠蔽紙片を印刷物から容易に分離でき、位置合わせ等の手間をかけたりしわを発生させたりすることなく、隠蔽紙片をカード紙片に貼り付けられるという効果を奏する。
請求項4記載のカード紙片付印刷物は、請求項3記載のカード紙片付印刷物と同様の効果を奏する。
請求項5記載のカード紙片付印刷物は、請求項3記載のカード紙片付印刷物と同様の効果を奏する。
請求項6記載のカード紙片付印刷物においては、第1の用紙に第2の用紙を貼着して貼着部分を形成し、前記貼着部分において、前記第1の用紙及び前記第2の用紙を打抜いてカード紙片が分離可能に形成され、このカード紙片は、カード紙片本体とこのカード紙片本体に折り曲げ切断線を介して連接された隠蔽シール部を有し、このカード紙片本体においては、前記第1の用紙と前記第2の用紙が非剥離性の第1の接着剤により貼着されており、前記隠蔽シール部においては、前記第1の用紙と前記第2の用紙が再粘着性の粘着剤層を介して貼着され、前記第1の用紙又は前記第2の用紙は、この粘着剤層から剥離して前記折り曲げ切断線より前記カード本体から分離できるようになっており、第3用紙が前記貼着部分に剥離可能な第2の接着剤により擬似接着されているため、カード紙片を隠蔽する隠蔽紙片を設けても、カード紙片及び隠蔽紙片を印刷物から容易に分離でき、位置合わせ等の手間をかけたりしわを発生させたりすることなく、隠蔽紙片をカード紙片に貼り付けられるという効果を奏する。
請求項7記載のカード紙片付印刷物においては、前記折り曲げ切断線の一端において、前記第1の紙片及び/又は前記第2の紙片に、切欠き又は切り込みが設けられているため、さらに、前記第2の紙片は、前記粘着剤層から剥離して前記折り曲げ切断線より前記カード本体から容易に分離できるという効果を奏する。
請求項8記載のカード紙片付印刷物の製造方法においては、請求項3記載のカード紙片付印刷物を簡便な工程で効率よく製造できるという効果を奏する。
請求項9記載のカード紙片付印刷物の製造方法においては、請求項4記載のカード紙片付印刷物を簡便な工程で効率よく製造できるという効果を奏する。
請求項10記載のカード紙片付印刷物の製造方法においては、請求項5記載のカード紙片付印刷物を簡便な工程で効率よく製造できるという効果を奏する。
請求項11記載のカード紙片付印刷物の製造方法においては、請求項6記載のカード紙片付印刷物を簡便な工程で効率よく製造できるという効果を奏する。
請求項12記載のカード紙片付印刷物の製造方法においては、請求項7記載のカード紙片付印刷物を簡便な工程で効率よく製造できるという効果を奏する。
本発明の第1実施形態である実施例1の隠蔽シール部付カードの平面図である。 図1のX1−X1断面図である。 図1に示す切欠き14の近傍の拡大図である。 図3に示す切欠き14の変形例となる切欠きの近傍の拡大図である。 切欠き14に代わる切り込みの近傍の拡大図である。 隠蔽シール部付カード10において、剥離紙2sを隠蔽紙片1sから剥がしながら折り曲げ切断線13に沿って切り取る(切り離す)状態を表した説明図である。 隠蔽紙片1sを折り曲げ切断線13から折り曲げてカード本体11に貼着する状態を表した説明図である。 本発明の第2実施形態である実施例2のカード紙片付印刷物の平面図である。 実施例2のカード紙片付印刷物を正面から見た状態を模式的に表した説明図である。 実施例2のカード紙片付印刷物の底面図である。 図8のX2−X2断面図である。 カード紙片付印刷物20を開いた状態の平面図である。 図12の開いた状態のカード紙片付印刷物20を正面から見た状態を模式的に表した説明図である。 カード紙片付印刷物20を製造するに際し、連続する1枚の用紙に施す加工の種類と位置を表した説明図である。 本発明の第3実施形態である実施例3のカード紙片付印刷物の平面図である。 実施例3のカード紙片付印刷物を正面から見た状態を模式的に表した説明図である。 実施例3のカード紙片付印刷物の底面図である。 図15のX3−X3断面図である。 カード紙片付印刷物40を開いた状態の平面図である。 図19の開いた状態のカード紙片付印刷物40を正面から見た状態を模式的に表した説明図である。 カード紙片付印刷物40を製造するに際し、第2の用紙を第1の用紙に貼り付けるまでの連続する1枚の用紙に施す加工の種類と位置を表した説明図である。 カード紙片付印刷物40を製造するに際し、第2の用紙を第1の用紙に貼り付けた後の連続する1枚の用紙に施す加工の種類と位置を表した説明図である。 本発明の第4実施形態である実施例4のカード紙片付印刷物の平面図である。 実施例4のカード紙片付印刷物を正面から見た状態を模式的に表した説明図である。 実施例4のカード紙片付印刷物の底面図である。 図23のX4−X4断面図である。 カード紙片付印刷物60を開いた状態の平面図である。 図27の開いた状態のカード紙片付印刷物60を正面から見た状態を模式的に表した説明図である。 カード紙片付印刷物60を製造するに際し、連続する1枚の用紙に施す加工の種類と位置を表した説明図である。 本発明の第5実施形態である実施例5のカード紙片付印刷物の平面図である。 実施例5のカード紙片付印刷物を正面から見た状態を模式的に表した説明図である。 実施例5のカード紙片付印刷物の底面図である。 図30のX5−X5断面図である。 カード紙片付印刷物80を開いた状態の平面図である。 図34の開いた状態のカード紙片付印刷物80を左側面から見た状態を模式的に表した説明図である。 カード紙片付印刷物80を製造するに際し、連続する1枚の用紙に施す加工の種類と位置を表した第1工程の説明図である。 カード紙片付印刷物80を製造するに際し、連続する1枚の用紙に施す加工の種類と位置を表した第2工程の説明図であるである。
以下、実施例1、実施例2、実施例3、実施例4及び実施例5に基づいて本発明を実施するための形態を説明する。
[隠蔽シール部付カード(葉書)の構成]
図1は、本発明の第1実施形態である実施例1の隠蔽シール部付カードの平面図、図2は、図1のX1−X1断面図であり、図中、1は第1の紙片、1sは隠蔽紙片、2は第2の紙片、2sは剥離紙片、5は接着剤層、6は粘着剤層、7は剥離層、10は隠蔽シール部付カード、11はカード本体、12は隠蔽シール部、13は折り曲げ切断線、14、15は切欠き、16は秘密情報記載欄である。
図1に示すように、隠蔽シール部付カード10は、カード本体11と、カード本体11に連設され隠蔽シール部12から構成され、カード本体11の下方には、差出人の住所・氏名等の個人情報やその他の秘密情報を記載する秘密情報記載欄16が設けられている。
そして、カード書本体11と隠蔽シール部12は、第1の紙片1と第2の紙片2を貫通するミシン目等の切り込みよりなる折り曲げ切断線13によって仕切られ、折り曲げ切断線13の両端部には、切欠き14、15が設けられている。
図2に示すように、隠蔽シール部付カード10は、第1の紙片1と第2の紙片2が貼着されて形成され、このうち葉書本体11においては、第1の紙片1と第2の紙片2が接着層5により貼着され、隠蔽シール部12においては、第1の紙片1(隠蔽紙片1s)と第2の紙片2(剥離紙片2s)が粘着層6により貼着されている。
このように隠蔽シール部付カード10においては、第1の紙片1と第2の紙片2が貼着され、第1の紙片1の一部が隠蔽紙片1sとなり、第2の紙片2の一部が剥離紙片2sとなって隠蔽シール部12が形成されているため、カードに段差を設けることなく、隠蔽紙片が形成でき、印刷物としての見栄えが損なわれないようにすることができる。
[接着層5、粘着剤層6、剥離層7]
接着層5は、非剥離性の接着剤からなる接着層であり、粘着剤層6は、剥離性があり再接着可能な粘着剤からなる粘着層である。
そして、第1の紙片1の裏面は、隠蔽紙片1sの部分を除いてそのほぼ全面が、接着層5を介して第2紙片2と貼着されている。また、第1の紙片1の隠蔽紙片1sとなる部分の裏面は、粘着剤層6を介して第2の紙片2(剥離紙片2s)と貼着されている(図2参照)。
また、第2の紙片2において、粘着剤層6が形成されている剥離紙片2sには、剥離性のインキ又は樹脂が塗布されて剥離層7が形成され、その上に粘着剤層6が形成されるようにし、剥離紙片2sを隠蔽紙片1sから剥がしたときに、粘着剤層6が隠蔽紙片1sの裏面に付着するようにされている。
なお、剥離層7は、剥離紙片2sを粘着剤層6から剥がし易くし、剥離紙片2sに粘着剤が付着しにくくするために設けられているものであり、剥離層7を設けなくてもよい。
[切欠き14等]
図3は、図1に示す切欠き14の近傍の拡大図であり、図において、13kは切り込み、14a、14bは傾斜面である。
図3に示すように、切欠き14は、折り曲げ切断線13の一端を、傾斜面14a、15bからなるくさび形状に切り欠いて形成され、その先端部(傾斜面14a、15bの交線部)は、折り曲げ切断線13を形成する切り込み13k(右側の切り込み13k)と繋がっている。
この切欠き14は、第2紙片2において、剥離紙片2sを隠蔽紙片1sから剥がしながら折り曲げ切断線13から切り取る(切り離す)際の切り取り(切り離し)のきっかけとなるもので、切欠き14により、剥離紙片2sを剥がしながら折り曲げ切断線13から容易に切り取る(切り離す)ことができる。
本実施例においては、折り曲げ切断線13の他端にも切欠き14と同じ切欠き15を設けているが、これは、左右のどちらからも剥離紙片2sを剥がしながら容易に切り取る(切り離す)ことができるようにするためである。
なお、切欠き14の先端部と右側の切り込み13kは繋がっているが、両者は離れていてもよい。
図4は、図3に示す切欠き14の変形例となる切欠きの近傍の拡大図であり、図において、14X、14Yは切欠きである。図4に示すように、折り曲げ切断線13の一端に設ける切欠きは、傾斜面と水平面からなるくさび形状の切欠き14X(図4(a))や、切欠き14Y(同図(b))であってもよい。
図5は切欠き14に代わる切り込みの近傍の拡大図であり、図において、14Zは切り込みである。 図5に示すように、折り曲げ切断線13の一端には、切欠き14に代えて切り込み14Zを設けてもよい。この切り込み14Zは、切り込み13kより長い切り込みとなっている。
なお、図4、5においては、切欠き14X、14Yの先端部や切り込み14Zの先端部と右側の切り込み13kは繋がっているが、切欠き14と同様に両者は離れていてもよい。
本実施例においては、切欠き14、14X、14Yや切り込み14Zは、第1の紙片1と第2の紙片の両方を打抜く等して設けられているが、剥離紙2sとなる第2紙片2のみにこのような切欠きや切り込みを設けてもよい。
また、切欠き14、14X、14Yや切り込み14Zは、折り曲げ切断線13のいずれかの一端のみに設けてもよく、折り曲げ切断線13の両端に設けてもよい。
[隠蔽シール部付カード10の使用方法]
図6は、隠蔽シール部付カード10において、剥離紙2sを隠蔽紙片1sから剥がしながら折り曲げ切断線13に沿って切り取る(切り離す)状態を表した説明図、図7は、隠蔽紙片1sを折り曲げ切断線13から折り曲げてカード本体11に貼着する状態を表した説明図である。
以下、図に基づいて隠蔽シール部付カード10の使用方法について説明する。
まず、図6に示すように、隠蔽シール部付カード10において、剥離紙2sを隠蔽紙片1sから剥がしながら折り曲げ切断線13に沿って切り取る(切り離す)。図6(a)は、隠蔽紙片1sから剥離紙2sを剥がす途中の状態を表し、図6(b)は、隠蔽紙片1sから剥離紙2sを剥がし終わった状態を表している。
この場合、剥離紙2sは、剥離層7を介して粘着剤層6に貼着され、粘着剤層6と剥離層7は容易に剥離するため、粘着剤層6を隠蔽紙片1sに残して、剥離紙2sを隠蔽紙片1sから剥がすことができる。
また、折り曲げ切断線13の両端には、切欠き14、15が設けられているため、剥離紙2sを隠蔽紙片1sから剥がしながら折り曲げ切断線13に沿って容易に切り取る(切り離す)ことができる。
次いで、図7に示すように、隠蔽シール部付カード10において、隠蔽紙片1sを折り曲げ切断線13から折り曲げてカード本体11に貼着し、秘密情報記載欄16記載された秘密情報を隠蔽する。図7(a)は、隠蔽紙片1sを折り曲げ切断線13から折り曲げている途中の状態を表し、図7(b)は、隠蔽紙片1sを折り曲げてカード本体11に貼着し終わった状態を表している。
カード本体11は、葉書、クーポン等のサービス券、チケット類、会員証等として使用することができ、例えば、カード本体11を葉書として使用する場合は、秘密情報記載欄16に差出人の住所、氏名等の個人情報を記載して投函すれば、個人情報を隠蔽した状態で、カード本体11を葉書として郵送することができる。
[カード紙片付印刷物の構成]
図8は、本発明の第2実施形態である実施例2のカード紙片付印刷物の平面図、図9は、実施例2のカード紙片付印刷物を正面から見た状態を模式的に表した説明図、図10は、実施例2のカード紙片付印刷物の底面図、図11は、図8のX2−X2断面図である。
図中、20はカード紙片付印刷物、21は第1の用紙、21aは左側面部、21bは右側面部、21sは隠蔽紙片、22は第2の用紙、22sは剥離紙片、24は第1の用紙21に第2の用紙22を貼着した貼着部分、25は第1の接着剤層、26は粘着剤層、27は剥離層、28(28a、28b、28c)は第2の接着剤層、30はカード紙片、30aは打ち抜き枠、30bは切り込み、31はカード本体、32は隠蔽シール部、33は折り曲げ切断線、34、35は切欠き、36は秘密情報記載欄である。
図8〜図11に示すように、カード紙片付印刷物20は、左側面部21aと右側面部21bからなる第1の用紙21と、第1の用紙21の左側面部21aに、第2の用紙22が第1の接着剤層25と粘着剤層26を介して貼着され、これにより形成された貼着部分24とから構成される。
貼着部分24においては、第1の用紙21(左側面部21a)と第2の用紙22の両方が打抜かれて形成された打ち抜き枠30aと切り込み30bによりカード紙片30が形成されている。
カード紙片30は、実施例1の隠蔽シール部付葉書(カード)10と同様の構成を有している。
すなわち、カード紙片30においては、第1の用紙21と第2の用紙22を貫通するミシン目等の切り込みよりなる折り曲げ切断線33が設けられて、カード本体31と隠蔽シール部32が形成され、折り曲げ切断線33の両端には、第1の用紙21と第2の用紙22がくさび形状に打ち抜かれて切欠き34、35が形成されている。
カード本体31においては、第1の用紙21と第2の用紙22が第1の接着剤層25を介して貼着され、隠蔽シール部32おいては、隠蔽紙片21s(第1の用紙21)と剥離紙片22s(第2の用紙22)が粘着剤層26と剥離層27を介して貼着されている。
そして、カード紙片付印刷物20において、左側面部21aと右側面部21bが折り重ねられ、右側面部21が第の接着剤層28(28a、28b、28c)を介して第2の用紙22(貼着部分24)に擬似接着されている。
[第1の接着剤層25、粘着剤層26、剥離層27]
第1の接着剤層25は、接着層5と同様に非剥離性の接着剤からなる接着層であり、粘着剤層26は、粘着剤層6と同様に剥離性があり再接着可能な粘着剤からなる粘着層である。
そして、貼着部分24において、折り曲げ切断線33(その延長線を含む)で仕切られる領域の広い側は、第1の接着剤層25を介して第1の用紙21と第2の用紙22が貼着され、その狭い側は、粘着剤層26を介して第1の用紙21と第2の用紙22が貼着され、さらに、この狭い側において、第2の用紙22のうち剥離紙片22sとなる部分には、剥離層7と同様に剥離性のインキ又は樹脂が塗布されて剥離層27が形成され、その上に粘着剤層26が形成されるようにし、剥離紙片22sを隠蔽紙片21sから剥がしたときに、粘着剤層26が隠蔽紙片21sの裏面に付着するようにされている。
なお、この剥離層27は、隠蔽シール部付カード10の剥離層7と同様に設けなくてもよい。
[第2の接着剤層28]
第2の接着剤層28は、容易に剥離可能で通常の状態では再接着しない接着剤からなる擬似接着層である。そして、右側面部21bと第2の用紙22(貼着部分24)を擬似接着する第2の接着剤層28は、右側面部21bの上縁、右縁、下縁の近傍に設けられた第2の接着剤層28aと、カード紙片30のうちカード本体31に重なる右側面部21bの部分に設けられた第2の接着剤層28bと、カード紙片30のうち隠蔽シール部32に重なる右側面部21bの部分に設けられた第2の接着剤層28cとからなる(図11参照)。
[カード紙片付印刷物20の使用方法]
図12は、カード紙片付印刷物20を開いた状態の平面図、図13は、図12の開いた状態のカード紙片付印刷物20を正面から見た状態を模式的に表した説明図であり、図中、30cは開口部、f21は折り線である。
以下図に基づいてカード紙片付印刷物20の使用方法について説明する。
カード紙片付印刷物20においては、第2の接着剤層28(28a、28b、28c)が容易に剥離するため、右側面部21bを第2の用紙22(貼着部分24)から剥がして折り線f21に沿って折り返すことにより、容易にカード紙片付印刷物20を開くことができる。
このようにしてカード紙片付印刷物20の右側面部21bを開くと、カード紙片30の周囲が打抜かれて切り込み30bが形成されているから、カード紙片30は、右側面部21bに付着(第2の接着剤層28b、28cにより擬似接着)した状態で、貼着部分24から分離され、貼着部分24には、切り込み枠30aによる開口部30cが形成される(図12参照)。
そして、右側面部21bに第2の接着剤層28b、28cを介して擬似接着されているカード紙片30は、右側面部21bから容易に剥がすことができる。
このカード紙片30は、隠蔽シール部付カード10と同様の構成であり、隠蔽シール部付カード10と同じように葉書、クーポン等のサービス券、チケット類、会員証等として使用することができる。
すなわち、カード紙片30において、剥離紙22sを隠蔽紙片21sから剥がしながら折り曲げ切断線33に沿って切り取る(切り離す)
この場合、剥離紙22sは、剥離層27を介して粘着剤層26に貼着され、粘着剤層26と剥離層27は容易に剥離するため、粘着剤層26を隠蔽紙片21sに残して、剥離紙22sを隠蔽紙片21sから剥がすことができる。
また、折り曲げ切断線33の両端には、切欠き34、35が設けられているため、剥離紙22sを隠蔽紙片21sから剥がしながら折り曲げ切断線33に沿って容易に切り取る(切り離す)ことができる。
次いで、カード紙片30において、隠蔽紙片21sを折り曲げ切断線33から折り曲げてカード本体31に貼着し、秘密情報記載欄36記載された秘密情報を隠蔽する。
カード本体31は、隠蔽シール部付カード10のカード本体11と同様に、葉書、クーポン等のサービス券、チケット類、会員証等として使用することができ、例えば、カード本体31を葉書として使用する場合は、秘密情報記載欄36に差出人の住所、氏名等の個人情報を記載して投函すれば、個人情報を隠蔽した状態で、カード本体31を葉書として郵送することができる。
[カード紙片付印刷物20の製造方法]
カード紙片付印刷物20は、連続する1枚の用紙に、印刷、切断、打抜き、折り、接着剤(粘着剤を含む)塗布、貼着等の加工を施すことにより、製造することができる。
図14は、カード紙片付印刷物20を製造するに際し、連続する1枚の用紙に施す加工の種類と位置を表した説明図である。
図において、Aは、連続する1枚の用紙であり、2点鎖線で示すAx1は、用紙の縦方向(進行方向)の切断位置を示す切断予定線、2点鎖線で示すAy1、Ay2は、用紙の横方向(進行方向と直角方向)の切断位置を示す切断予定線、1点鎖線で示すAu1は、打ち抜く位置を示す打ち抜き予定線、破線で示すAm1は、ミシン目を入れる位置を示すミシン目予定線、点線で示すAt1は、縦方向の折り位置を示す縦折り予定線、各種網点で示すAr1〜Ar6は、接着剤(粘着剤を含む)を塗布する領域を示す接着剤塗布予定領域である。なお、本実施例における接着剤塗布予定領域Ar5は、横長の長方形を上下に2個、縦長の長方形を左右に3個並べたパターン状となっているが、接着剤塗布予定領域Ar5は、これに限定されるものではなく、任意の形状・パターンとすることができる。
ここで、切断予定線Ay1とAy2の間隔p1が、カード紙片付印刷物20の縦方向の長さとなり、切断予定線Ay1とAy2で仕切られる領域から1枚のカード紙片付印刷物20が製造される。
そして、切断予定線Ay1とAy2で仕切られる領域のうち、切断予定線Ax1と縦折り予定線At1で仕切られる領域A1が第1の用紙20の左側面部21aとなり、縦折り予定線At1と用紙Aの右端で仕切られる領域A2が第1の用紙21の右側面部21bとなり、用紙Aの左端と切断予定線Ax1で仕切られる領域A3が第2の用紙22となり、ミシン目予定線Am1は、折り曲げ切断線33となり、縦折り予定線At1は、折り線f21となる。
以下、カード紙片付印刷物20の製造方法を具体的に説明する。
まず、輪転印刷機(図示せず)の給紙部から巻取状の用紙Aを繰り出し、その表裏面に所定の印刷を施す。このとき、第2の用紙22(領域A3)の接着剤塗布予定領域Ar3に剥離性のインキ又は樹脂を塗布して剥離層27を形成しておく。
次いで、印刷された用紙Aは、加工機(図示せず)により、切断予定線Ax1で切断され、第1の用紙21(領域A1、A2)と第2の用紙22(領域A3)に分割される。
そして、第2の用紙22(領域A3)の接着剤塗布予定領域Ar1に非剥離性の接着剤が塗布されて第1の接着剤層25が形成され、第1の用紙21の左側面部21a(領域A1)の接着剤塗布予定領域Ar2に剥離性があり再接着可能な粘着剤が塗布されて粘着剤層26が形成される。
本実施例においては、第1の接着剤層25は、第2の用紙22に形成されているが、第1の用紙21の左側面部21aに形成してもよく、また、粘着剤層26は、第1の用紙21の左側面部21aに形成されているが、第2の用紙22に形成してもよい。
なお、剥離層27の形成は印刷工程で行ったが、第1の接着剤層25の形成に併せて、接着剤塗布予定領域Ar3に剥離性の樹脂を塗布して剥離層27を形成してもよく、また、剥離層27の形成を省略してもよい。
その後、第2の用紙22の裏面が第1の用紙21の左側面部21a(領域A1)に重ねられて接着されて貼着部分24が形成され、第1の接着剤層25と粘着剤層26の境界に位置するミシン目予定線Am1に沿って横ミシンが入れられて、折り曲げ切断線33が形成される。
次いで、第1の用紙21の右側面部21b(領域A2)の接着剤塗布予定領域Ar3〜Ar6に容易に剥離可能で再接着しない接着剤が塗布されて第2の接着剤層28(28a、28b、28c)が形成される。
その後、縦折り予定線At1に沿って、右側面部21b(領域A4)が貼着部分24の第2の用紙22(領域A3)の表面に折り重ねられて第2の接着剤層28(28a、28b、28c)で疑似接着され、貼着部分24の第1の用紙21と第2の用紙22が打ち抜き予定線Au1に沿って打ち抜かれ、打ち抜き枠30a(切り込み30b)、切欠き34、35が形成される。
最後に、折り重ねられて擬似接着された第1の用紙21は、これに貼着された第2の用紙22と共に、切断予定線Ay1、Ay2で切断されて、カード紙片付印刷物20となる。
このようにして、用紙Aからカード紙片付印刷物20が連続的に製造される。
[カード紙片付印刷物の構成]
図15は、本発明の第3実施形態である実施例3のカード紙片付印刷物の平面図、図16は、実施例3のカード紙片付印刷物を正面から見た状態を模式的に表した説明図、図17は、実施例3のカード紙片付印刷物の底面図、図18は、図15のX3−X3断面図である。
図中、40はカード紙片付印刷物、41は第1の用紙、41aは左側面部、42bは中央面部、41cは右側面部、41sは隠蔽紙片、42は第2の用紙、42sは剥離紙片、44は第1の用紙41に第2の用紙42を貼着した貼着部分、45は第1の接着剤層、46は粘着剤層、47は剥離層、48(48a、48b、48c)は第2の接着剤層、50はカード紙片、50aは打ち抜き枠、50bは切り込み、51はカード本体、52は隠蔽シール部、53は折り曲げ切断線、54、55は切欠き、56は秘密情報記載欄である。
図15〜図18に示すように、カード紙片付印刷物40は、左側面部41a、中央面部41b、右側面部41cからなる第1の用紙41と、第1の用紙41の左側面部41aに、第2の用紙42が第1の接着剤層45と粘着剤層46を介して貼着され、これにより形成された貼着部分44とから構成される。
貼着部分44においては、第1の用紙41(左側面部21a)と第2の用紙42の両方が打抜かれて形成された打ち抜き枠50aと切り込み50bによりカード紙片50が形成されている。
実施例3のカード紙片付印刷物40は、左側面部41a、中央面部42b、右側面部41cの3面からなる点で、左側面部21aと右側面部21bの2面からなる実施例2のカード紙片付印刷物20と相違している。
そして、カード紙片50は、実施例1の隠蔽シール部付カード10や実施例2のカード紙片30と同様の構成を有している。
すなわち、カード紙片50においては、第1の用紙41と第2の用紙42を貫通するミシン目等の切り込みよりなる折り曲げ切断線53が設けられて、カード本体51と隠蔽シール部52が形成され、折り曲げ切断線53の両端には、第1の用紙41と第2の用紙42がくさび形状に打ち抜かれて切欠き54、55が形成されている。
カード本体51においては、第1の用紙41と第2の用紙42が第1の接着剤層45を介して貼着され、隠蔽シール部42おいては、隠蔽紙片41s(第1の用紙41)と剥離紙片42s(第2の用紙42)が粘着剤層46と剥離層47を介して貼着されている。
そして、カード紙片付印刷物40において、左側面部41a(貼着部分44)と右側面部41cが中央面部41b側に折り重ねられ、貼着部分44の第2の用紙42側が第2の接着剤層48(48a、48b、48c)を介して中央面部41bに擬似接着され、右側面部41cが第2の接着剤層48を介して中央面部41bに擬似接着されている。
なお、本実施例では、第2の用紙42の横幅は、左側面部41aの幅と同じになっているが、第2の用紙42の横幅は、これに限定されるものではなく、第1の用紙41の幅より狭ければよい。
[第1の接着剤層45、粘着剤層46、剥離層47]
第1の接着剤層45、粘着剤層46、剥離層47の構成は、実施例2のカード紙片付印刷物20の第1の接着剤層25、粘着剤層26、剥離層27の構成と同じである。
すなわち、貼着部分44において、折り曲げ切断線53(その延長線を含む)で仕切られる領域の広い側は、第1の接着剤層55を介して第1の用紙51と第2の用紙52が貼着され、その狭い側は、粘着剤層56を介して第1の用紙51と第2の用紙52が貼着され、さらに、この狭い側において、第2の用紙52のうち剥離紙片52sとなる部分には、剥離性のインキ又は樹脂が塗布されて剥離層57が形成され、その上に粘着剤層46が形成されるようにし、剥離紙片42sを隠蔽紙片41sから剥がしたときに、粘着剤層46が隠蔽紙片41sの裏面に付着するようにされている。
なお、剥離層47は、剥離層27と同様に設けなくてもよい。
[第2の接着剤層48]
第2の接着剤層48は、実施例2のカード紙片付印刷物20の第2の接着剤層28と同様に容易に剥離可能で通常の状態では再接着しない接着剤からなる擬似接着層である。
そして、貼着部分44と中央面部41bを擬似接着する第2の接着剤層48は、貼着部分44の第2の用紙42の上縁、右縁、下縁の近傍に設けられた第2の接着剤層48aと、カード紙片50のうちカード本体51に設けられた第2の接着剤層48bと、カード紙片50のうち隠蔽シール部52に設けられた第2の接着剤層48cとからなる(図18参照)。
また、右側面部41cと、中央面部41bを擬似接着する第2の接着剤層48は、右側面部41cの上縁、右縁、下縁の近傍に設けられている。
[カード紙片付印刷物40の使用方法]
図19は、カード紙片付印刷物40を開いた状態の平面図、図20は、図19の開いた状態のカード紙片付印刷物40を正面から見た状態を模式的に表した説明図であり、図中、50cは開口部、f41、f42は折り線である。
以下図に基づいてカード紙片付印刷物40の使用方法について説明する。
カード紙片付印刷物40においては、第2の接着剤層48が容易に剥離するため、貼着部分44を中央面部41bから剥がして折り線f41に沿って折り返し、右側面部41cを中央面部41bから剥がして折り線f42に沿って折り返すことにより、容易にカード紙片付印刷物40を開くことができる。
このようにしてカード紙片付印刷物40を開くと、カード紙片50の周囲が打抜かれて切り込み50bが形成されているから、カード紙片50は、中央面部21bに付着(第2の接着剤層48a、48b、48cにより擬似接着)した状態で、貼着部分44から分離され、貼着部分44には、切り込み枠40aによる開口部40cが形成される(図19参照)。
そして、中央面部41bに第2の接着剤層48a、48b、48cを介して擬似接着されているカード紙片50は、中央面部41bから容易に剥がすことができる。
このカード紙片50は、隠蔽シール部付カード10やカード紙片30と同様の構成であり、葉書、クーポン等のサービス券、チケット類、会員証等として使用することができる。
すなわち、カード紙片50において、剥離紙42sを隠蔽紙片41sから剥がしながら折り曲げ切断線53に沿って切り取る(切り離す)
この場合、剥離紙42sは、剥離層47を介して粘着剤層46に貼着され、粘着剤層46と剥離層47は容易に剥離するため、粘着剤層46を隠蔽紙片41sに残して、剥離紙42sを隠蔽紙片41sから剥がすことができる。
また、折り曲げ切断線53の両端には、切欠き54、55が設けられているため、剥離紙42sを隠蔽紙片41sから剥がしながら折り曲げ切断線53に沿って容易に切り取る(切り離す)ことができる。
次いで、カード紙片50において、隠蔽紙片41sを折り曲げ切断線53から折り曲げてカード本体51に貼着し、秘密情報記載欄56記載された秘密情報を隠蔽する。
カード本体51は、カード本体11やカード本体31と同様に、葉書、クーポン等のサービス券、チケット類、会員証等として使用することができ、例えば、カード本体51を葉書として使用する場合は、秘密情報記載欄56に差出人の住所、氏名等の個人情報を記載して投函すれば、個人情報を隠蔽した状態で、カード本体51を葉書として郵送することができる。
[カード紙片付印刷物40の製造方法]
カード紙片付印刷物40は、連続する1枚の用紙に、印刷、切断、打抜き、折り、接着剤(粘着剤を含む)塗布、貼着等の加工を施すことにより、製造することができる。
図21及び図22は、カード紙片付印刷物40を製造するに際し、連続する1枚の用紙に施す加工の種類と位置を表した説明図であり、図21は第2の用紙を第1の用紙に貼り付けるまでを説明し、図22はそれ以降を説明したものである。
図において、Bは、連続する1枚の用紙であり、2点鎖線で示すBx1は、用紙の縦方向(進行方向)の切断位置を示す切断予定線、2点鎖線で示すBy1、By2は、用紙の横方向(進行方向と直角方向)の切断位置を示す切断予定線、1点鎖線で示すBu1は、打ち抜く位置を示す打ち抜き予定線、破線で示すBm1は、ミシン目を入れる位置を示すミシン目予定線、点線で示すBt1、Bt2は、縦方向の折り位置を示す縦折り予定線、各種網点で示すBr1〜Br6は、接着剤(粘着剤を含む)を塗布する領域を示す接着剤塗布予定領域である。なお、本実施例における接着剤塗布予定領域Br5は、横長の長方形を上下に2個、縦長の長方形を左右に3個並べたパターン状となっているが、接着剤塗布予定領域Br5は、これに限定されるものではなく、任意の形状・パターンとすることができる。
ここで、切断予定線By1とBy2の間隔p2が、カード紙片付印刷物40の縦方向の長さとなり、切断予定線By1とBy2で仕切られる領域から1枚のカード紙片付印刷物40が製造される。
そして、切断予定線By1とBy2で仕切られる領域のうち、切断予定線Bx1と縦折り予定線Bt1で仕切られる領域B1が第1の用紙41の左側面部41aとなり(第2の用紙を第1の用紙に貼り合せた後は貼着部分44となる)、縦折り予定線Bt1と縦折り予定線Bt2で仕切られる領域B2が第1の用紙41の中央面部41bとなり、縦折り予定線Bt2と用紙Bの右端で仕切られる領域B3が第1の用紙41の右側面部41cとなり、用紙Bの左端と切断予定線Bx1で仕切られる領域B4が第2の用紙42となり、ミシン目予定線Bm1は、折り曲げ切断線53となり、縦折り予定線Bt1、Bt2は、折り線f41、f42となる。
以下、カード紙片付印刷物40の製造方法を具体的に説明する。
まず、輪転印刷機(図示せず)の給紙部から巻取状の用紙Bを繰り出し、その表裏面に所定の印刷を施す。このとき、第2の用紙42(領域B4)の接着剤塗布予定領域Br3に剥離性のインキ又は樹脂を塗布して剥離層47を形成しておく。
次いで、印刷された用紙Bは、加工機(図示せず)により、切断予定線Bx1で切断され、第1の用紙41(領域B1、B2、B3)と第2の用紙42(領域B4)に分割される(図21参照)。
そして、第2の用紙42(領域B4)の接着剤塗布予定領域Br1に非剥離性の接着剤が塗布されて第1の接着剤層45が形成され、第1の用紙41の左側面部41a(領域B1)の接着剤塗布予定領域Br2に剥離性があり再接着可能な粘着剤が塗布されて粘着剤層46が形成される。
本実施例においては、第1の接着剤層45は、第2の用紙42に形成されているが、第1の用紙41の左側面部41aに形成してもよく、また、粘着剤層46は、第1の用紙41の左側面部41aに形成されているが、第2の用紙42に形成してもよい。
なお、剥離層47の形成は印刷工程で行ったが、第1の接着剤層45の形成に併せて、接着剤塗布予定領域Br3に剥離性の樹脂を塗布して剥離層47を形成してもよく、また、剥離層47の形成を省略してもよい。
その後、第2の用紙42の裏面が第1の用紙41の左側面部21b(領域B1)に重ねられて接着されて貼着部分44が形成され、第1の接着剤層45と粘着剤層46の境界に位置するミシン目予定線Bm1に沿って横ミシンが入れられて、折り曲げ切断線53が形成される。
次いで、貼着部分44(領域B1・B4)の接着剤塗布予定領域Br4、Br5に容易に剥離可能で再接着しない接着剤が塗布されて第2の接着剤層48(48a、48b、48c)が形成され、さらに、第1の用紙41の右側面部41c(領域B3)の接着剤塗布予定領域Br6に同様の接着剤が塗布されて第2の接着剤層48が形成される(図22参照)。
その後、縦折り予定線Bt1に沿って、貼着部分44(領域B1・B4)が中央面部41b(領域B2)の左半分に折り重ねられて第2の接着剤層48(48a、48b、48c)で疑似接着され、さらに、縦折り予定線Bt2に沿って、右側面部41c(領域B3)が中央面部41b(領域B2)の右半分に折り重ねられて第2の接着剤層48で擬似接着された後、貼着部分44の第1の用紙41と第2の用紙42が打ち抜き予定線Bu1に沿って打ち抜かれ、打ち抜き枠50a(切り込み50b)、切欠き54、55が形成される。
最後に、折り重ねられて擬似接着された第1の用紙41は、これに貼着された第2の用紙42と共に、切断予定線By1、By2で切断されて、カード紙片付印刷物40となる。
このようにして、用紙Bからカード紙片付印刷物40が連続的に製造される。
[カード紙片付印刷物の構成]
図23は、本発明の第4実施形態である実施例4のカード紙片付印刷物の平面図、図24は、実施例4のカード紙片付印刷物を正面から見た状態を模式的に表した説明図、図25は、実施例4のカード紙片付印刷物の底面図、図26は、図23のX4−X4断面図である。
図中、60はカード紙片付印刷物、61は第1の用紙、61aは左側面部、62bは中央面部、61cは右側面部、61sは隠蔽紙片、62は第2の用紙、62sは剥離紙片、64は第1の用紙61に第2の用紙62を貼着した貼着部分、65は第1の接着剤層、66は粘着剤層、67は剥離層、68(68a、68b、68c)は第2の接着剤層、70はカード紙片、70aは打ち抜き枠、70bは切り込み、71はカード本体、72は隠蔽シール部、73は折り曲げ切断線、74、75は切欠き、76は秘密情報記載欄である。
図23〜図26に示すように、カード紙片付印刷物60は、左側面部61a、中央面部61b、右側面部61cからなる第1の用紙61と、第1の用紙61の中央面部61bの左半分に、第2の用紙62が第1の接着剤層65と粘着剤層66を介して貼着され、これにより形成された貼着部分64とから構成される。
貼着部分64においては、第1の用紙61(中央面部61b)と第2の用紙62の両方が打抜かれて形成された打ち抜き枠70aと切り込み70bによりカード紙片70が形成されている。
実施例4のカード紙片付印刷物60は、実施例3のカード紙片付印刷物40と同様に、左側面部61a、中央面部62b、右側面部61cの3面からなるが、第2の用紙62が中央面部62bに貼着されている点で、第2の用紙42が左側面部41aに貼着されているカード紙片付印刷物40と相違している。
そして、カード紙片70は、実施例1〜3の隠蔽シール部付カード10、カード紙片30、50と同様の構成を有している。
すなわち、カード紙片70においては、第1の用紙71と第2の用紙72を貫通するミシン目等の切り込みよりなる折り曲げ切断線73が設けられて、カード本体71と隠蔽シール部72が形成され、折り曲げ切断線73の両端には、第1の用紙61と第2の用紙62がくさび形状に打ち抜かれて切欠き74、75が形成されている。
カード本体71においては、第1の用紙61と第2の用紙62が第1の接着剤層65を介して貼着され、隠蔽シール部62おいては、隠蔽紙片61s(第1の用紙61)と剥離紙片62s(第2の用紙62)が粘着剤層66と剥離層67を介して貼着されている。
そして、カード紙片付印刷物60において、貼着部分64の第2の用紙62側が中央面部61bに折り重ねられて、第2の接着剤層68(68a、68b、68c)を介して中央面部61bに擬似接着され、右側面部61cが中央面部61bに折り重ねられて、第2の接着剤層68を介して中央面部61bに擬似接着されている。
なお、本実施例では、第2の用紙62の横幅は、左側面部61aの幅と同じになっているが、第2の用紙62の横幅は、これに限定されるものではなく、第1の用紙61の幅より狭ければよい。
[第1の接着剤層65、粘着剤層66、剥離層67]
第1の接着剤層65、粘着剤層66、剥離層67の構成は、実施例2、3のカード紙片付印刷物20、40の第1の接着剤層25、45、粘着剤層26、46、剥離層27、47の構成と同じである。
すなわち、貼着部分64において、折り曲げ切断線73(その延長線を含む)で仕切られる領域の広い側は、第1の接着剤層65を介して第1の用紙61と第2の用紙62が貼着され、その狭い側は、粘着剤層66を介して第1の用紙61と第2の用紙62が貼着され、さらに、この狭い側において、第2の用紙62のうち剥離紙片62sとなる部分には、剥離性のインキ又は樹脂が塗布されて剥離層67が形成され、その上に粘着剤層66が形成されるようにし、剥離紙片62sを隠蔽紙片61sから剥がしたときに、粘着剤層66が隠蔽紙片61sの裏面に付着するようにされている。
なお、剥離層67は、剥離層27、47と同様に設けなくてもよい。
[第2の接着剤層68]
第2の接着剤層68は、実施例2、3のカード紙片付印刷物20、40の第2の接着剤層28、48と同様に容易に剥離可能で通常の状態では再接着しない接着剤からなる擬似接着層である。
そして、左側面部61aと貼着部分64を擬似接着する第2の接着剤層68は、左側面部61aの上縁、右縁、下縁の近傍に設けられた第2の接着剤層68aと、カード紙片70のうちカード本体71に該当する左側面部61aの部分に設けられた第2の接着剤層68bと、カード紙片70のうち隠蔽シール部72に該当する左側面部61aの部分に設けられた第2の接着剤層78cとからなる(図26参照)。
また、右側面部61cと、中央面部61bを擬似接着する第2の接着剤層68は、右側面部61cの上縁、右縁、下縁の近傍に設けられている。
[カード紙片付印刷物60の使用方法]
図27は、カード紙片付印刷物60を開いた状態の平面図、図28は、図27の開いた状態のカード紙片付印刷物60を正面から見た状態を模式的に表した説明図であり、図中、70cは開口部、f61、f62は折り線である。
以下図に基づいてカード紙片付印刷物60の使用方法について説明する。
カード紙片付印刷物60においては、第2の接着剤層68が容易に剥離するため、左側面部61aを貼着部分64から剥がして折り線f61に沿って折り返し、右側面部61cを中央面部61bから剥がして折り線f62に沿って折り返すことにより、容易にカード紙片付印刷物60を開くことができる。
このようにしてカード紙片付印刷物60を開くと、カード紙片70の周囲が打抜かれて切り込み70bが形成されているから、カード紙片70は、左側面部61aに付着(第2の接着剤層68a、68b、68cにより擬似接着)した状態で、貼着部分64から分離され、貼着部分64には、切り込み枠70aによる開口部70cが形成される(図27参照)。
そして、左側面部61aに第2の接着剤層68a、68b、68cを介して擬似接着されているカード紙片70は、左側面部61aから容易に剥がすことができる。
このカード紙片70は、隠蔽シール部付カード10やカード紙片30、50と同様の構成であり、葉書、クーポン等のサービス券、チケット類、会員証等として使用することができる。
すなわち、カード紙片70において、剥離紙72sを隠蔽紙片71sから剥がしながら折り曲げ切断線73に沿って切り取る(切り離す)
この場合、剥離紙62sは、剥離層67を介して粘着剤層66に貼着され、粘着剤層66と剥離層67は容易に剥離するため、粘着剤層66を隠蔽紙片61sに残して、剥離紙62sを隠蔽紙片61sから剥がすことができる。
また、折り曲げ切断線73の両端には、切欠き74、75が設けられているため、剥離紙62sを隠蔽紙片61sから剥がしながら折り曲げ切断線73に沿って容易に切り取る(切り離す)ことができる。
次いで、カード紙片70において、隠蔽紙片61sを折り曲げ切断線73から折り曲げてカード本体71に貼着し、秘密情報記載欄76記載された秘密情報を隠蔽する。
カード本体71は、カード本体11、31、51と同様に、葉書、クーポン等のサービス券、チケット類、会員証等として使用することができ、例えば、カード本体71を葉書として使用する場合は、秘密情報記載欄76に差出人の住所、氏名等の個人情報を記載して投函すれば、個人情報を隠蔽した状態で、カード本体71を葉書として郵送することができる。
[カード紙片付印刷物60の製造方法]
カード紙片付印刷物60は、連続する1枚の用紙に、印刷、切断、打抜き、折り、接着剤(粘着剤を含む)塗布、貼着等の加工を施すことにより、製造することができる。
図29は、カード紙片付印刷物60を製造するに際し、連続する1枚の用紙に施す加工の種類と位置を表した説明図である。
図において、Cは、連続する1枚の用紙であり、2点鎖線で示すCx1は、用紙の縦方向(進行方向)の切断位置を示す切断予定線、2点鎖線で示すCy1、Cy2は、用紙の横方向(進行方向と直角方向)の切断位置を示す切断予定線、1点鎖線で示すCu1は、打ち抜く位置を示す打ち抜き予定線、破線で示すCm1は、ミシン目を入れる位置を示すミシン目予定線、点線で示すCt1、Ct2は、縦方向の折り位置を示す縦折り予定線、各種網点で示すCr1〜Cr6は、接着剤(粘着剤を含む)を塗布する領域を示す接着剤塗布予定領域である。なお、本実施例における接着剤塗布予定領域Cr5は、横長の長方形を上下に2個、縦長の長方形を左右に3個並べたパターン状となっているが、接着剤塗布予定領域Cr5は、これに限定されるものではなく、任意の形状・パターンとすることができる。
ここで、切断予定線Cy1とCy2の間隔p3が、カード紙片付印刷物60の縦方向の長さとなり、切断予定線Cy1とCy2で仕切られる領域から1枚のカード紙片付印刷物60が製造される。
そして、切断予定線Cy1とCy2で仕切られる領域のうち、切断予定線Cx1と縦折り予定線Ct1で仕切られる領域C1が第1の用紙61の左側面部61aとなり(第2の用紙を第1の用紙に貼り合せた後は貼着部分64となる)、縦折り予定線Ct1と縦折り予定線Ct2で仕切られる領域C2が第1の用紙61の中央面部61bとなり、縦折り予定線Ct2と用紙Cの右端で仕切られる領域C3が第1の用紙61の右側面部61cとなり、用紙Cの左端と切断予定線Cx1で仕切られる領域C4が第2の用紙62となり、ミシン目予定線Cm1は、折り曲げ切断線73となり、縦折り予定線Ct1、Ct2は、折り線f61、f62となる。
以下、カード紙片付印刷物60の製造方法を具体的に説明する。
まず、輪転印刷機(図示せず)の給紙部から巻取状の用紙Cを繰り出し、その表裏面に所定の印刷を施す。このとき、第2の用紙62(領域C4)の接着剤塗布予定領域Cr3に剥離性のインキ又は樹脂を塗布して剥離層67を形成しておく。
次いで、印刷された用紙Bは、加工機(図示せず)により、切断予定線Cx1で切断され、第1の用紙61(領域C1、C2、C3)と第2の用紙62(領域C4)に分割される。
そして、第2の用紙62(領域C4)の接着剤塗布予定領域Cr1に非剥離性の接着剤が塗布されて第1の接着剤層65が形成され、第1の用紙61の中央面部61b(領域C2)の接着剤塗布予定領域Cr2に剥離性があり再接着可能な粘着剤が塗布されて粘着剤層66が形成される。
本実施例においては、第1の接着剤層65は、第2の用紙62に形成されているが、第1の用紙61の中央面部61bに形成してもよく、また、粘着剤層66は、第1の用紙61の中央面部61bに形成されているが、第2の用紙62に形成してもよい。
なお、剥離層67の形成は印刷工程で行ったが、第1の接着剤層65の形成に併せて、接着剤塗布予定領域Cr3に剥離性の樹脂を塗布して剥離層67を形成してもよく、また、剥離層67の形成を省略してもよい。
その後、第2の用紙62の裏面が第1の用紙61の中央面部61b(領域C2)の左半分に重ねられて接着されて貼着部分64が形成され、第1の接着剤層65と粘着剤層66の境界に位置するミシン目予定線Cm1に沿って横ミシンが入れられて、折り曲げ切断線73が形成される。
次いで、左側面部61a(領域C1)の接着剤塗布予定領域Cr4、Cr5に容易に剥離可能で再接着しない接着剤が塗布されて第2の接着剤層68(68a、68b、68c)が形成され、さらに、第1の用紙61の右側面部61c(領域C3)の接着剤塗布予定領域Cr6に同様の接着剤が塗布されて第2の接着剤層68が形成される。
その後、縦折り予定線Ct1に沿って、左側面部61a(領域C1)が貼着部分64(領域C2の左半分)に折り重ねられて第2の接着剤層68(68a、68b、68c)で疑似接着され、さらに、縦折り予定線Ct2に沿って、右側面部61c(領域C3)が中央面部61b(領域C2)の右半分に折り重ねられて第2の接着剤層68で擬似接着された後、貼着部分64の第1の用紙61と第2の用紙62が打ち抜き予定線Cu1に沿って打ち抜かれ、打ち抜き枠70a(切り込み70b)、切欠き74、75が形成される。
最後に、折り重ねられて擬似接着された第1の用紙71は、これに貼着された第2の用紙72と共に、切断予定線Cy1、Cy2で切断されて、カード紙片付印刷物60となる。
このようにして、用紙Cからカード紙片付印刷物60が連続的に製造される。
[カード紙片付印刷物の構成]
図30は、本発明の第5実施形態である実施例5のカード紙片付印刷物の平面図、図31は、実施例5のカード紙片付印刷物を正面から見た状態を模式的に表した説明図、図32は、実施例5のカード紙片付印刷物の底面図、図33は、図30のX5−X5断面図である。
図中、80はカード紙片付印刷物、81は第1の用紙、81sは隠蔽紙片、82は第2の用紙、82sは剥離紙片、83は第3の用紙、84は第1の用紙81に第2の用紙82を貼着した貼着部分、85(85a、85b)は第1の接着剤層、86は粘着剤層、87は剥離層、88(88a、88b、88c)は第2の接着剤層、90はカード紙片、90aは打ち抜き枠、90bは切り込み、91はカード本体、92は隠蔽シール部、93は折り曲げ切断線、94、95は切欠き、96は秘密情報記載欄、97はミシン目である。
図30〜図33に示すように、カード紙片付印刷物80は、第1の用紙81と、第3の用紙83と、第1の用紙81の左半分に、第2の用紙82の裏面が第1の接着剤層85と粘着剤層86を介して貼着され、これにより形成された貼着部分84とから構成される。
貼着部分64においては、第1の用紙81と第2の用紙82の両方が打抜かれて形成された打ち抜き枠90aと切り込み90bによりカード紙片90が形成されている。
実施例5のカード紙片付印刷物80は、貼着部分84の第2の用紙82側と重なっているのが第3の用紙83である点で、貼着部分の第2の用紙側と重なっているのが第1の用紙である実施例2〜4のカード紙片付印刷物20、40、60と相違している。
そして、カード紙片90は、実施例1〜4の隠蔽シール部付カード10、カード紙片30、50、70と同様の構成を有している。
すなわち、カード紙片90においては、第1の用紙91と第2の用紙92を貫通するミシン目等の切り込みよりなる折り曲げ切断線93が設けられて、カード本体91と隠蔽シール部92が形成され、折り曲げ切断線93の両端には、第1の用紙81と第2の用紙82がくさび形状に打ち抜かれて切欠き94、95が形成されている。
カード本体91においては、第1の用紙81と第2の用紙82が第1の接着剤層85を介して貼着され、隠蔽シール部82おいては、隠蔽紙片81s(第1の用紙81)と剥離紙片82s(第2の用紙82)が粘着剤層86と剥離層87を介して貼着されている。
そして、カード紙片付印刷物80において、貼着部分84の第2の用紙82側が第3の用紙83に重ねられて、第2の接着剤層88(88a、88b、88c)を介して第3の用紙83に擬似接着されている。
また、カード紙片付印刷物80の上縁近傍には、第1の接着剤層85bの下縁に沿って、第1の用紙81、第2の用紙82及び第3の用紙83を貫通するミシン目97が設けられ、貼着部分84と第3の用紙83を第2の接着剤層88から剥がした場合に、貼着部分84または第3の用紙83をミシン目97に沿って折り返せるようになっている。
なお、本実施例では、第2の用紙62の横幅は、第1の用紙81の横幅の半分となっているが、第2の用紙82の横幅は、これに限定されるものではなく、第1の用紙81の幅より狭ければよい。
[第1の接着剤層85、粘着剤層86、剥離層87]
第1の接着剤層65、粘着剤層66、剥離層67の構成は、実施例2〜4のカード紙片付印刷物20、40、60の第1の接着剤層25、45、65、粘着剤層26、46、66、剥離層27、47、67の構成とおおよそ同じである。
すなわち、貼着部分84において、折り曲げ切断線93(その延長線を含む)で仕切られる領域の広い側は、第1の接着剤層85(85a)を介して第1の用紙81と第2の用紙82が貼着され、その狭い側は、粘着剤層86を介して第1の用紙81と第2の用紙82が貼着され、さらに、この狭い側において、第2の用紙82のうち剥離紙片82sとなる部分には、剥離性のインキ又は樹脂が塗布されて剥離層87が形成され、その上に粘着剤層86が形成されるようにし、剥離紙片82sを隠蔽紙片81sから剥がしたときに、粘着剤層86が隠蔽紙片81sの裏面に付着するようにされている。
また、第2の用紙82の表面と第1の用紙82(貼り合せ部分84以外の部分)の上縁部近傍が、第1の接着剤層85(85b)を介して第3の用紙83に接着されている。
なお、剥離層87は、剥離層27、47、67と同様に設けなくてもよい。
[第2の接着剤層88]
第2の接着剤層68は、実施例2〜4のカード紙片付印刷物20、40、60の第2の接着剤層28、48、68と同様に容易に剥離可能で通常の状態では再接着しない接着剤からなる擬似接着層である。
そして、貼着部分84と第3の用紙83を擬似接着する第2の接着剤層88は、貼着部分84の左縁、下縁の近傍に設けられた第2の接着剤層88aと、カード紙片90のうちカード本体91に該当する部分設けられた第2の接着剤層88bと、カード紙片70のうち隠蔽シール部92に該当する部分に設けられた第2の接着剤層88cとからなる(図33参照)。
また、第1の用紙81の右半分と第3の用紙を擬似接着する第2の接着剤層88は、第1の用紙81の右半分の右縁、下縁の近傍に設けられている。
[カード紙片付印刷物80の使用方法]
図34は、カード紙片付印刷物80を開いた状態の平面図、図35は、図34の開いた状態のカード紙片付印刷物80を左側面から見た状態を模式的に表した説明図であり、図中、90cは開口部である。
以下図に基づいてカード紙片付印刷物80の使用方法について説明する。
カード紙片付印刷物80においては、第2の接着剤層88が容易に剥離するため、貼着部分84と第1の用紙81を第3の用紙83から剥がしてミシン目97に沿って折り返すことにより、容易にカード紙片付印刷物80を開くことができる。
このようにしてカード紙片付印刷物80を開くと、カード紙片90の周囲が打抜かれて切り込み90bが形成されているから、カード紙片90は、第3の用紙83に付着(第2の接着剤層88a、88b、88cにより擬似接着)した状態で、貼着部分84から分離され、貼着部分84には、切り込み枠90aによる開口部90cが形成される(図34参照)。
そして、第3の用紙83に第2の接着剤層88a、88b、88cを介して擬似接着されているカード紙片90は、第3の用紙83から容易に剥がすことができる。
このカード紙片90は、隠蔽シール部付カード10やカード紙片30、50、70と同様の構成であり、葉書、クーポン等のサービス券、チケット類、会員証等として使用することができる。
すなわち、カード紙片90において、剥離紙92sを隠蔽紙片91sから剥がしながら折り曲げ切断線93に沿って切り取る(切り離す)
この場合、剥離紙82sは、剥離層87を介して粘着剤層86に貼着され、粘着剤層86と剥離層87は容易に剥離するため、粘着剤層86を隠蔽紙片81sに残して、剥離紙82sを隠蔽紙片81sから剥がすことができる。
また、折り曲げ切断線93の両端には、切欠き94、95が設けられているため、剥離紙82sを隠蔽紙片81sから剥がしながら折り曲げ切断線93に沿って容易に切り取る(切り離す)ことができる。
次いで、カード紙片90において、隠蔽紙片81sを折り曲げ切断線93から折り曲げてカード本体91に貼着し、秘密情報記載欄96記載された秘密情報を隠蔽する。
カード本体91は、カード本体11、31、51、71と同様に、葉書、クーポン等のサービス券、チケット類、会員証等として使用することができ、例えば、カード本体91を葉書として使用する場合は、秘密情報記載欄96に差出人の住所、氏名等の個人情報を記載して投函すれば、個人情報を隠蔽した状態で、カード本体91を葉書として郵送することができる。
[カード紙片付印刷物80の製造方法]
カード紙片付印刷物80は、連続する1枚の用紙に、印刷、切断、打抜き、折り、接着剤(粘着剤を含む)塗布、貼着等の加工を施すことにより、製造することができる。
図36、図37は、カード紙片付印刷物80を製造するに際し、連続する1枚の用紙に施す加工の種類と位置を表した説明図であり、図36は第1工程の説明図、図37は第2工程の説明図である。
図において、Dは、連続する1枚の用紙であり、2点鎖線で示すDx1、Dx2は、用紙の縦方向(進行方向)の切断位置を示す切断予定線、2点鎖線で示すDy1、Dy2は、用紙の横方向(進行方向と直角方向)の切断位置を示す切断予定線、1点鎖線で示すDu1は、打ち抜く位置を示す打ち抜き予定線、破線で示すDm1、Dm2は、ミシン目を入れる位置を示すミシン目予定線、各種網点で示すDr1〜Dr6は、接着剤(粘着剤を含む)を塗布する領域を示す接着剤塗布予定領域である。なお、本実施例における接着剤塗布予定領域Dr5は、横長の長方形を上下に2個、縦長の長方形を左右に3個並べたパターン状となっているが、接着剤塗布予定領域Dr5は、これに限定されるものではなく、任意の形状・パターンとすることができる。
ここで、切断予定線Dy1とDy2の間隔p3が、カード紙片付印刷物80の縦方向の長さとなり、切断予定線Dy1とDy2で仕切られる領域から1枚のカード紙片付印刷物80が製造される。
そして、切断予定線Dy1とDy2で仕切られる領域のうち、切断予定線Dx1とDx2で仕切られる領域D1が第1の用紙81となり、用紙Dの右端と切断予定線Dx1で仕切られる領域D3が第2の用紙82となり、用紙Dの左端と切断予定線Dx2で仕切られる領域D4が第3の用紙83となり、ミシン目予定線Dm1は、折り曲げ切断線93となり、ミシン目予定線Dm2は、ミシン目97となる。
以下、カード紙片付印刷物80の製造方法を第1工程と第2工程に分けて具体的に説明する。
[第1工程]
まず、輪転印刷機(図示せず)の給紙部から巻取状の用紙Dを繰り出し、その表裏面に所定の印刷を施す。このとき、第2の用紙82(領域D3)の接着剤塗布予定領域Dr3に剥離性のインキ又は樹脂を塗布して剥離層87を形成しておく。
次いで、印刷された用紙Dは、加工機(図示せず)により、切断予定線Dx1で切断され、第1の用紙81(領域D1)及び第3の用紙83(領域D4)と、第2の用紙82(領域D3)に分割される。
そして、第2の用紙82(領域D3)の接着剤塗布予定領域Dr1に非剥離性の接着剤が塗布されて第1の接着剤層85aが形成され、第1の用紙81(領域D1)の接着剤塗布予定領域Dr2に剥離性があり再接着可能な粘着剤が塗布されて粘着剤層86が形成される。
その後、第2の用紙82の裏面が第1の用紙81の右側半分(領域D2)に重ねられて接着されて貼着部分84が形成され、第1の接着剤層85と粘着剤層86の境界に位置するミシン目予定線Dm1に沿って横ミシンが入れられて、折り曲げ切断線93が形成され、図37に示すような状態となる。
本実施例においては、第1の接着剤層85aは、第2の用紙82に形成されているが、第1の用紙81に形成してもよく、また、粘着剤層86は、第1の用紙81bに形成されているが、第2の用紙82に形成してもよい。
なお、剥離層87の形成は印刷工程で行ったが、第1の接着剤層85aの形成に併せて、接着剤塗布予定領域Dr3に剥離性の樹脂を塗布して剥離層87を形成してもよく、また、剥離層87の形成を省略してもよい。
[第2工程]
まず、図37に示す用紙Dは、加工機(図示せず)により、切断予定線Dx2で切断され、貼着部分84を含む第1の用紙81(領域D1)と第3の用紙83(領域D4)に分割される。
次いで、貼着部分84を含む第1の用紙81(領域D1)において、接着剤塗布予定領域Dr4、Dr5に容易に剥離可能で再接着しない接着剤が塗布されて第2の接着剤層88(88a、88b、88c)が形成され、接着剤塗布予定領域Dr6に非剥離性の接着剤が塗布されて第1の接着剤層85bが形成される。
その後、第3の用紙83(領域D4)が、貼着部分84(領域D2)と第1の用紙81に重ねられ、第1の接着剤層85bと第2の接着剤層88(88a、88b、88c)で接着または疑似接着された後、貼着部分84の第1の用紙81と第2の用紙82が打ち抜き予定線Du1に沿って打ち抜かれ、打ち抜き枠90a(切り込み90b)、切欠き94、95が形成される。
さらに、ミシン目予定線Dm2に沿って、第1の用紙81、第2の用紙82及び第3の用紙83を貫通するミシン目加工が施され、ミシン目97が形成される。
最後に、貼着されてミシン目加工された第1の用紙81、第2の用紙82及び第3の用紙83は、切断予定線Dy1、Dy2で切断されて、カード紙片付印刷物80となる。
このようにして、用紙Dからカード紙片付印刷物80が連続的に製造される。
本発明の隠蔽シール部付カードは、カードに段差を設けることなく、隠蔽紙片が形成でき、印刷物としての見栄えが損なわれないようにするものであり、本発明のカード紙片付印刷物は、カード紙片を隠蔽する隠蔽紙片を設けても、カード紙片及び隠蔽紙片を印刷物から容易に分離でき、位置合わせ等の手間をかけたりしわを発生させたりすることなく、隠蔽紙片をカード紙片に貼り付けられるようにするものである。
1 第1の紙片
1s 隠蔽紙片
2 第2の紙片
2s 剥離紙片
5 接着剤層
6 粘着剤層
7 剥離層
10 隠蔽シール部付カード
11 カード本体
12 隠蔽シール部
13 折り曲げ切断線
13k 切り込み
14 切欠き
14a、14b 傾斜面
14X、14Y 切欠き
14Z 切り込み
15 切欠き
16 秘密情報記載欄
20 カード紙片付印刷物
21 第1の用紙
21a 左側面部
21b 右側面部
21s 隠蔽紙片
22 第2の用紙
22s 剥離紙片
24 貼着部分
25 第1の接着剤層
26 粘着剤層
27 剥離層
28 第2の接着剤層
28a、28b、28c 第2の接着剤層
30 カード紙片
30a 打ち抜き枠
30b 切り込み
30c 開口部
31 カード本体
32 隠蔽シール部
33 折り曲げ切断線
34、35 切欠き
36 秘密情報記載欄
40 カード紙片付印刷物
41 第1の用紙
41a 左側面部
41b 右側面部
41s 隠蔽紙片
42 第2の用紙
42s 剥離紙片
44 貼着部分
45 第1の接着剤層
46 粘着剤層
47 剥離層
48 第2の接着剤層
48a、48b、48c 第2の接着剤層
50 カード紙片
50a 打ち抜き枠
50b 切り込み
50c 開口部
51 カード本体
52 隠蔽シール部
53 折り曲げ切断線
54、55 切欠き
56 秘密情報記載欄
60 カード紙片付印刷物
61 第1の用紙
61a 左側面部
61b 右側面部
61s 隠蔽紙片
62 第2の用紙
62s 剥離紙片
64 貼着部分
65 第1の接着剤層
66 粘着剤層
67 剥離層
68 第2の接着剤層
68a、68b、68c 第2の接着剤層
70 カード紙片
70a 打ち抜き枠
70b 切り込み
70c 開口部
71 カード本体
72 隠蔽シール部
73 折り曲げ切断線
74、75 切欠き
76 秘密情報記載欄
80 カード紙片付印刷物
81 第1の用紙
82 第2の用紙
82s 剥離紙片
83 第3の用紙
84 貼着部分
85 第1の接着剤層
85a、85b 第1の接着剤層
86 粘着剤層
87 剥離層
88 第2の接着剤層
88a、88b、88c 第2の接着剤層
90 カード紙片
90a 打ち抜き枠
90b 切り込み
90c 開口部
91 カード本体
92 隠蔽シール部
93 折り曲げ切断線
94、95 切欠き
96 秘密情報記載欄
97 ミシン目
f21 折り線
f41、f42 折り線
f61、f62 折り線
A 用紙
A1〜A3 領域
Ax1 切断予定線
Ay1、Ay2 切断予定線
Am1 ミシン目予定線
Au1 打ち抜き予定線
At1 縦折り予定線
Ar1〜Ar5 接着剤塗布予定領域
B 用紙
B1〜B4 領域
Bx1 切断予定線
By1、By2 切断予定線
Bm1 ミシン目予定線
Bu1 打ち抜き予定線
Bt1、Bt2 縦折り予定線
Br1〜Br6 接着剤塗布予定領域
C 用紙
C1〜C4 領域
Cx1 切断予定線
Cy1、Cy2 切断予定線
Cm1 ミシン目予定線
Cu1 打ち抜き予定線
Ct1、Ct2 縦折り予定線
Cr1〜Cr5 接着剤塗布予定領域
D 用紙
D1〜D4 領域
Dx1、Dx2 切断予定線
Dy1、Dy2 切断予定線
Dm1、Dm2 ミシン目予定線
Du1 打ち抜き予定線
Dr1〜Dr6 接着剤塗布予定領域

Claims (12)

  1. 第1の紙片と第2の紙片が貼着されたカードであって、
    このカードは、カード本体とこのカード本体に折り曲げ切断線を介して連接された隠蔽シール部を有し、
    前記カード本体においては、前記第1の紙片と前記第2の紙片が非剥離性の接着剤により貼着されており、
    前記隠蔽シール部においては、前記第1の紙片と前記第2の紙片が再粘着性の粘着剤層を介して貼着され、前記第2の紙片は、前記粘着剤層から剥離して前記折り曲げ切断線より前記カード本体から分離できるようになっていること
    を特徴とする隠蔽シール部付カード。
  2. 前記折り曲げ切断線の一端において、前記第1の紙片及び/又は前記第2の紙片に、切欠き又は切り込みが設けられていることを特徴とする請求項1記載の隠蔽シール部付カード。
  3. 第1の用紙と、
    この第1の用紙に、この第1の用紙より幅の狭い第2の用紙を貼着して形成した貼着部分と、
    この貼着部分において、前記第1の用紙及び前記第2の用紙を打抜いて分離可能に形成したカード紙片とを備え、
    このカード紙片は、カード紙片本体とこのカード紙片本体に折り曲げ切断線を介して連接された隠蔽シール部を有し、
    このカード紙片本体においては、前記第1の用紙と前記第2の用紙が非剥離性の第1の接着剤により貼着されており、
    前記隠蔽シール部においては、前記第1の用紙と前記第2の用紙が再粘着性の粘着剤層を介して貼着され、前記第1の用紙又は前記第2の用紙は、この粘着剤層から剥離して前記折り曲げ切断線より前記カード本体から分離できるようになっており、
    前記第1の用紙は、前記第2の用紙に折り重ねられて剥離可能な第2の接着剤により擬似接着されていること
    を特徴とするカード紙片付印刷物。
  4. 前記第1の用紙は、左側面部と中央面部と右側面部からなり、
    前記第2の用紙は、前記第1の用紙の中央面部に貼着されており、
    前記第1の用紙の左側面部と右側面部が、前記第1の用紙の中央面部に折り重ねられていること
    特徴とする請求項3記載のカード紙片付印刷物。
  5. 前記第1の用紙は、左側面部と中央面部と右側面部からなり、
    前記第2の用紙は、前記第1の用紙の左側面部又は右側面部に貼着されており、
    前記第1の用紙の左側面部と右側面部が、前記第1の用紙の中央面部に折り重ねられていること
    特徴とする請求項3記載のカード紙片付印刷物。
  6. 第1の用紙と、
    この第1の用紙に第2の用紙を貼着して形成した貼着部分と、
    第3の用紙と、
    前記貼着部分において、前記第1の用紙及び前記第2の用紙を打抜いて分離可能に形成したカード紙片とを備え、
    このカード紙片は、カード紙片本体とこのカード紙片本体に折り曲げ切断線を介して連接された隠蔽シール部を有し、
    このカード紙片本体においては、前記第1の用紙と前記第2の用紙が非剥離性の第1の接着剤により貼着されており、
    前記隠蔽シール部においては、前記第1の用紙と前記第2の用紙が再粘着性の粘着剤層を介して貼着され、前記第1の用紙又は前記第2の用紙は、この粘着剤層から剥離して前記折り曲げ切断線より前記カード本体から分離できるようになっており、
    前記第3用紙は、前記貼着部分に剥離可能な第2の接着剤により擬似接着されていること
    を特徴とするカード紙片付印刷物。
  7. 前記折り曲げ切断線の一端において、前記第1の用紙及び/又は前記第2の用紙に、切欠き又は切り込みが設けられていることを特徴とする請求項3乃至請求項6のいずれかに記載したカード紙片付印刷物。
  8. 第1の用紙とこの第1の用紙より幅の狭い第2の用紙を繰り出す用紙繰り出し工程と、
    前記第1の用紙又は前記第2の用紙に非剥離性の第1接着剤及び/又は再粘着性の粘着剤を互いに重ならないように塗布する接着剤及び粘着剤塗布工程と、
    前記第1の用紙と前記第2の用紙を前記第1の接着剤及び前記粘着剤で貼着した貼着部分を形成する貼着部分形成工程と、
    前記貼着部分において、前記第1の接着剤が塗布された部分と前記第2の接着剤が塗布された部分の境界の全部又は一部に折り曲げ切断線を入れる折り曲げ切断線形成工程と、
    前記第1の用紙又は前記貼り合せ部分に剥離可能な第2の接着剤を塗布し、前記第1の用紙を前記貼り合せ部分に折り重ねて擬似接着させる擬似接着工程と、
    前記貼着部分において、前記第1の用紙と前記第2の用紙を打抜いてカード紙片を形成するカード紙片形成工程と
    を備えたことを特徴とするカード紙片付印刷物の製造方法。
  9. 前記第1の用紙は、左側面部と中央面部と右側面部からなり、
    前記接着剤及び粘着剤塗布工程においては、前記第1の用紙の左側面部又は右側面部、又は前記第2の用紙に前記第1接着剤及び/又は前記粘着剤を互いに重ならないように塗布し、
    前記貼着部分形成工程においては、前記第1の用紙の左側面部又は右側面部と、前記第2の用紙を前記第1の接着剤及び前記粘着剤で貼着して貼着部分を形成し、
    前記擬似接着工程においては、さらに、前記第1の用紙の左側面部又は右側面部を前記第1の用紙の中央面部に折り重ねて擬似接着させること
    を特徴とする請求項8記載のカード紙片付印刷物の製造方法。
  10. 前記第1の用紙は、左側面部と中央面部と右側面部からなり、
    前記接着剤及び粘着剤塗布工程においては、前記第1の用紙の中央面部又は前記第2の用紙に前記第1接着剤及び/又は前記粘着剤を互いに重ならないように塗布し、
    前記貼着部分形成工程においては、前記第1の用紙の中央面部と前記第2の用紙を前記第1の接着剤及び前記粘着剤で貼着して貼着部分を形成し、
    前記擬似接着工程においては、さらに、前記第1の用紙の左側面部又は右側面部を前記第1の用紙の中央面部に折り重ねて擬似接着させること
    を特徴とする請求項8記載のカード紙片付印刷物の製造方法。
  11. 第1の用紙、この第1の用紙より幅の狭い第2の用紙及び第3の用紙を繰り出す用紙繰り出し工程と、
    前記第1の用紙又は前記第2の用紙に非剥離性の第1の接着剤及び/又は再粘着性の粘着剤を互いに重ならないように塗布する接着剤及び粘着剤塗布工程と、
    前記第1の用紙と前記第2の用紙を前記第1の接着剤及び前記粘着剤で貼着した貼着部分を形成する貼着部分形成工程と、
    前記貼着部分において、前記第1の接着剤が塗布された部分と前記粘着剤が塗布された部分の境界全部又は一部に折り曲げ切断線を入れる折り曲げ切断線形成工程と、
    前記第1の用紙及び前記貼り合せ部分に剥離可能な第2の接着剤を塗布し、前記第3の用紙を前記第1の用紙及び前記貼り合せ部分に重ねて擬似接着させる擬似接着工程と、
    前記貼着部分において、前記第1の用紙と前記第2の用紙を打抜いてカード紙片を形成するカード紙片形成工程と
    を備えたことを特徴とするカード紙片付印刷物の製造方法。
  12. 前記カード紙片形成工程においては、さらに、前記折り曲げ切断線の一端において、前記第1の用紙及び/又は前記第2の用紙を打抜いて、切欠き又は切り込みを形成することを特徴とする請求項9乃至請求項11のいずれかに記載したカード紙片付印刷物の製造方法。
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