JP2016167996A - 印刷装置及び印刷方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来は、可食フィルムなどの媒体への印刷自体が必ずしも容易で無く、また、印刷内容の複製も困難であった。【解決手段】印刷装置は、媒体上の全体では無い一部の領域に可食液滴を吐出する液滴吐出部を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、食品の表面に印刷内容を付与するために使用される印刷装置及び印刷方法に関する。
特許文献1には、食品の表面に印刷内容を貼り付ける技術が開示されている。この従来技術は、可食インクで印刷内容が印刷された可食フイルムを食品に貼り付け、食品に含まれる水分により可食フイルムを溶融させることによって、食品上に印刷内容を付与する方法である。可食インクとしては、紫外線硬化インクが使用されている。
しかしながら、従来は、可食フィルムなどの媒体への印刷自体が必ずしも容易で無いという問題があった。また、印刷内容の複製も困難であった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、食品の表面に印刷内容を付与するために使用される印刷装置が提供される。この印刷装置は、媒体上の全体では無い一部の領域に可食液滴を吐出する液滴吐出部を備える。
この印刷装置によれば、媒体上の全体では無い一部の領域のみに可食液滴を吐出するので、可食液滴を吐出した領域に可食粉体を散布することによって、印刷内容を表す可食粉体のパターンを媒体上に容易に形成できる。また、この印刷装置を用いれば、媒体上への印刷内容の複製も容易である。
この印刷装置によれば、媒体上の全体では無い一部の領域のみに可食液滴を吐出するので、可食液滴を吐出した領域に可食粉体を散布することによって、印刷内容を表す可食粉体のパターンを媒体上に容易に形成できる。また、この印刷装置を用いれば、媒体上への印刷内容の複製も容易である。
(2)上記印刷装置は、更に、前記液滴吐出部によって前記可食液滴が塗布された前記媒体に、可食粉体を散布する粉体散布部を備えるものとしてもよい。
この構成によれば、印刷内容を表す可食粉体のパターンを媒体上に更に容易に形成できる。
この構成によれば、印刷内容を表す可食粉体のパターンを媒体上に更に容易に形成できる。
(3)上記印刷装置は、更に、前記粉体散布部によって前記可食粉体が散布された前記媒体から、前記可食液滴が塗布されていない領域に散布された前記可食粉体を除去する粉体除去部を備えるものとしてもよい。
この構成によれば、可食液滴が塗布されていない領域から可食粉体を容易に除去できるので、印刷内容を表す可食粉体のパターンを媒体上に更に容易に形成できる。
この構成によれば、可食液滴が塗布されていない領域から可食粉体を容易に除去できるので、印刷内容を表す可食粉体のパターンを媒体上に更に容易に形成できる。
(4)上記印刷装置において、前記粉体除去部は、前記媒体の姿勢を反転させることで、重力によって前記可食粉体を下方に落下させて除去するものとしてもよい。
この構成によれば、不要な可食粉体を媒体上から容易に除去できる。
この構成によれば、不要な可食粉体を媒体上から容易に除去できる。
(5)上記印刷装置は、更に、前記媒体を搬送する搬送装置を有し、前記媒体の搬送方向の上流から下流に向けて、前記液滴吐出部と、前記粉体散布部と、前記粉体除去部がこの順に配置されているものとしてもよい。
この構成によれば、液滴吐出部と粉体散布部と粉体除去部が搬送経路上に順番に配置されているので、印刷内容を表す可食粉体のパターンを媒体上に更に容易に形成できる。
この構成によれば、液滴吐出部と粉体散布部と粉体除去部が搬送経路上に順番に配置されているので、印刷内容を表す可食粉体のパターンを媒体上に更に容易に形成できる。
(6)上記印刷装置は、更に、前記媒体上に散布されている前記可食粉体を、食品に転写する転写部を備えるものとしてもよい。印刷内容を表す可食粉体のパターンを食品上に容易に転写できる。
(7)上記印刷装置において、前記媒体は、食品に貼り付けられた状態で液体又は熱の作用により溶融可能な材質を有し、前記印刷装置は、更に、前記可食粉体が散布された前記媒体を食品に貼り付けて、前記液体又は熱の作用により前記媒体を溶融させる媒体貼付部を備えるものとしてもよい。
この構成によれば、可食粉体のパターンで形成された印刷内容を食品上に容易に貼り付けることができる。
この構成によれば、可食粉体のパターンで形成された印刷内容を食品上に容易に貼り付けることができる。
(8)上記印刷装置において、前記液滴吐出部は、複数のノズルから前記可食液滴を、任意のパターンに吐出させることが可能に構成されているものとしてもよい。
この構成によれば、媒体上に可食液滴のパターンを容易に形成できる。
この構成によれば、媒体上に可食液滴のパターンを容易に形成できる。
本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、印刷装置、印刷方法、それらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した一時的でない記録媒体(non-transitory storage medium)等の様々な形態で実現することができる。
A.第1実施形態
図1は、第1実施形態の印刷装置を示す説明図である。この印刷装置100は、液滴吐出部110と、粉体散布部120と、粉体除去部130と、搬送装置200とを備える。
図1は、第1実施形態の印刷装置を示す説明図である。この印刷装置100は、液滴吐出部110と、粉体散布部120と、粉体除去部130と、搬送装置200とを備える。
搬送装置200は、多数のローラー210を備えており、予め設定された搬送経路にそって媒体MDを搬送する。液滴吐出部110と粉体散布部120と粉体除去部130は、この搬送経路によってこの順に配置されている。
液滴吐出部110は、シート状の媒体MD上に可食液滴を吐出する装置である。この液滴吐出部110には、可食液体を液滴吐出部110に供給する液体カセット112を装着可能である。可食液体としては、例えば水やアルコールなどの任意の可食液体を利用できる。液滴吐出部110の下面には、液滴吐出ヘッド114が設けられている。液滴吐出ヘッド114は、複数のノズルNZを有しており、これらのノズルNZから可食液滴を媒体MD上の任意の領域に吐出することができる。液滴吐出ヘッド114としては、インクジェットプリンタに使用される印刷ヘッドと同様に、圧電素子を利用して液滴を吐出させるヘッドや、ヒーターを利用して液滴を吐出させるヘッドなどを使用できる。液滴吐出ヘッド114は、媒体MDの全体では無い一部の領域Laのみに可食液滴を吐出することが可能である。以下では、この領域Laを「液滴吐出領域La」と呼ぶ。液滴吐出領域Laは、絵柄や文字などの印刷内容を表す領域である。液滴吐出領域Laの形状は、画像データとして液滴吐出部110に供給される。この画像データとしては、印刷装置100の内部の不揮発性メモリー(図示省略)に予め格納されたものを利用しても良く、或いは、外部から印刷装置100に供給されたものを利用しても良い。
媒体MDとしては、可食材料で作製された可食媒体を利用できる。可食材料としては、オブラートやゼラチンシートなどを利用可能である。可食材料で作製された媒体MDは、以下のような性質のうちの1つ以上の性質を有することが好ましい。
(1)透明又は半透明なこと
(2)液滴吐出領域Laの方が、他の領域よりも粉体(後述)が付着し易くなる性質を有すること
(3)可食液体又は熱の作用により溶融する性質を有すること
(1)透明又は半透明なこと
(2)液滴吐出領域Laの方が、他の領域よりも粉体(後述)が付着し易くなる性質を有すること
(3)可食液体又は熱の作用により溶融する性質を有すること
媒体MDが可食液体(例えば水)で溶融する性質を有する場合には、粉体のパターンによって印刷内容が形成された媒体MDを食品上に貼り付け、可食液体を吹き付けて媒体MDを溶融させることによって、印刷内容を食品上に容易に付与することが可能である。但し、媒体MDは、液滴吐出部110において媒体MD上の液滴吐出領域Laに可食液滴を吐出した後に、液滴吐出領域Laが完全には溶融せずに媒体MDの形状が維持されることが好ましい。この意味では、液滴吐出領域Laに吐出する液滴の量を、液滴吐出領域Laが完全に溶融しない量に制限することが好ましい。また、熱で溶融する媒体MDを用いる場合には、電子レンジやオーブンなどを用いて、食品に貼り付けられた媒体MDに熱を加えることによって、媒体MDを溶融させることが可能である。
なお、本明細書において、「溶融」とは、それ自身が液体に変化する場合(狭義の「溶融」)に限らず、他の物質とに溶ける場合(いわゆる「溶解」)も含む意味を有している。例えば、可食媒体が液体に溶ける場合は、「溶解」による溶融である。
粉体散布部120は、媒体MD上に可食粉体Powを散布する装置である。この粉体散布部120には、可食粉体Powを粉体散布部120に供給する粉体カセット122を装着可能である。粉体散布部120は、媒体MDの全面に可食粉体Powを散布することが好ましい。この代わりに、粉体散布部120は、媒体MDの全面のうちの所定幅の外縁を除いた領域全体に可食粉体Powを散布してもよい。あるいは、粉体散布部120は、媒体MDの全面には粉体を散布しないが、液滴吐出領域Laを包含する領域(「粉体散布領域」と呼ぶ)のみに可食粉体Powを散布してもよい。粉体散布領域は、液滴吐出領域Laと同じでもよく、或いは、液滴吐出領域Laを包含し、かつ、液滴吐出領域Laよりも大きな領域としても良い。
粉体除去部130は、可食粉体Powが散布された媒体MDから、液滴吐出領域La以外の領域に散布された不要な可食粉体Powを除去する装置である。この粉体除去部130は、振動部132と、粉体回収部134とを有している。粉体除去部130は、媒体MDの姿勢(すなわち表面と裏面の上下関係)を反転させて、媒体MD上の不要な可食粉体Powを、重力の作用で下方に落下させて除去することが可能である。図1において、この反転の動作は、実際には搬送装置200により行われているが、粉体散布部120から粉体除去部130に至る搬送装置200の一部が、粉体除去部130の一部を構成しているものと考えることが可能である。なお、粉体除去部130は、媒体MDの姿勢を反転させることなく、他の除去手段を用いて不要な可食粉体Powを除去するようにしてもよい。このような除去手段としては、例えば風や吸引などを利用可能である。除去された可食粉体Powは、粉体回収部134で受け取られる。粉体除去部130は、更に、振動部132によって不要な可食粉体Powの除去を促進することが可能である。この振動部132は、粉体回収部134の上方にあるローラー210を振動させることによって、媒体MDに振動を与え、不要な可食粉体Powを除去するものである。なお、振動部132は省略してもよい。この粉体除去部130によって不要な可食粉体Powを除去した後には、液滴吐出領域Laに付着した可食粉体Powのみが残存する。この媒体MDは、搬送装置200によって再度その姿勢が反転された後に出口140から印刷装置100の外部に排出される。
図1の下部には、印刷装置100から排出された媒体MDの一例を示している。この媒体MD上には、印刷内容である絵柄PEと文字LEとが、可食粉体のパターンによって形成されている。この媒体MDを食品FDの上に貼り付けることによって、絵柄PEや文字LEを表す可食粉体のパターンを食品FD上に容易に形成することが可能である。また、印刷内容を表現する画像データは、何度でも使用可能なので、同一の印刷内容のパターンを簡単に複製することができる。なお、媒体MDが可食液体や熱で溶融する性質を有する場合には、媒体MDを食品FD上に貼り付けた上で、可食液体又は熱で媒体MDを溶融させることによって、印刷内容を表す可食粉体のパターンを食品FD上に容易に付与することが可能である。
なお、媒体MDとしては、可食材料で作製された可食媒体の代わりに、食べられない材料(不可食材料)で作製された不可食性の媒体MDを用いてもよい。不可食材料としては、ポリエチレン(PE)や、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)等の食品包装用材料として用いられる各種の不可食材料を利用可能である。不可食性の媒体MDを利用する場合には、媒体MDの上面(可食粉体のパターンが形成された面)を食品FDに押し当てることによって、可食粉体のパターンを食品FD上に転写することが可能である。なお、不可食性の媒体MDを用いる場合には、媒体MD上の画像(図1の絵柄PEや文字LE)は反転した状態で印刷される。
以上のように、第1実施形態では、媒体MD上の一部の領域のみに可食液滴を吐出し、その液滴吐出領域Laに可食粉体を付着させて印刷内容を表す可食粉体のパターンを形成できる。従って、この媒体MDを食品FDに貼り付けたり、或いは、媒体MD上の可食粉体のパターンを食品FD上に転写することにより、食品FD上に印刷内容を容易に付与することが可能である。また、媒体MD上への印刷内容の複製も容易である。
B.第2実施形態
図2は、第2実施形態の印刷装置を示す説明図である。この印刷装置100aは、第1実施形態の印刷装置100(図1)から、粉体除去部130を省略した構成を有しており、他の構成は第1実施形態と同一である。この印刷装置100aで作製された媒体MDには、媒体MD上の液滴吐出領域Laに可食液体が吐出されており、その上のほぼ全面に可食粉体Powが散布されている。但し、粉体散布部120は、媒体MDの全面には粉体を散布せず、液滴吐出領域Laを包含する粉体散布領域のみに可食粉体Powを散布してもよい。
図2は、第2実施形態の印刷装置を示す説明図である。この印刷装置100aは、第1実施形態の印刷装置100(図1)から、粉体除去部130を省略した構成を有しており、他の構成は第1実施形態と同一である。この印刷装置100aで作製された媒体MDには、媒体MD上の液滴吐出領域Laに可食液体が吐出されており、その上のほぼ全面に可食粉体Powが散布されている。但し、粉体散布部120は、媒体MDの全面には粉体を散布せず、液滴吐出領域Laを包含する粉体散布領域のみに可食粉体Powを散布してもよい。
この印刷装置100aを使用する場合には、使用者が、媒体MD上から不要な可食粉体を人手で除去した後に、媒体MDを食品FDに貼り付けたり、或いは、媒体MD上の可食粉体のパターンを食品FD上に転写する。この結果、食品FD上に印刷内容を容易に付与することが可能である。
C.第3実施形態
図3は、第3実施形態の印刷装置を示す説明図である。この印刷装置100bは、第1実施形態の印刷装置100(図1)から、粉体散布部120と粉体除去部130とを省略した構成を有しており、他の構成は第1実施形態と同一である。この印刷装置100bで作製された媒体MDには、媒体MD上に液滴吐出領域Laが形成されており、可食粉体は散布されていない。
図3は、第3実施形態の印刷装置を示す説明図である。この印刷装置100bは、第1実施形態の印刷装置100(図1)から、粉体散布部120と粉体除去部130とを省略した構成を有しており、他の構成は第1実施形態と同一である。この印刷装置100bで作製された媒体MDには、媒体MD上に液滴吐出領域Laが形成されており、可食粉体は散布されていない。
この印刷装置100bを使用する場合には、使用者は、媒体MDに可食粉体を散布し、媒体MD上から不要な可食粉体を人手で除去した後に、媒体MDを食品FDに貼り付けたり、或いは、媒体MD上の可食粉体のパターンを食品FD上に転写する。この結果、食品FD上に印刷内容を容易に付与することが可能である。
D.第4実施形態
図4は、第4実施形態の印刷装置を示す説明図である。この印刷装置100cは、第1実施形態の印刷装置100(図1)の粉体除去部130の下流側に転写部150を追加した構成を有しており、他の構成は第1実施形態と同一である。転写部150は、媒体MD上に形成された可食粉体Powのパターンを食品FD上に転写する。すなわち、使用者が人手で転写を行うこと無く、印刷装置100c自身が転写を実行する。従って、食品FD上に印刷内容を容易に付与することが可能である。なお、第4実施形態では、媒体MDとして、不可食材料で作製されたものを使用することが好ましい。
図4は、第4実施形態の印刷装置を示す説明図である。この印刷装置100cは、第1実施形態の印刷装置100(図1)の粉体除去部130の下流側に転写部150を追加した構成を有しており、他の構成は第1実施形態と同一である。転写部150は、媒体MD上に形成された可食粉体Powのパターンを食品FD上に転写する。すなわち、使用者が人手で転写を行うこと無く、印刷装置100c自身が転写を実行する。従って、食品FD上に印刷内容を容易に付与することが可能である。なお、第4実施形態では、媒体MDとして、不可食材料で作製されたものを使用することが好ましい。
E.第5実施形態
図5は、第5実施形態の印刷装置を示す説明図である。この印刷装置100dは、第1実施形態の印刷装置100(図1)の粉体除去部130の下流側に媒体貼付部160を追加した構成を有しており、他の構成は第1実施形態と同一である。媒体貼付部160は、可食粉体Powのパターンが形成された媒体MDを食品FD上に貼り付けて、可食液体又は熱の作用により媒体MDを溶融させる。図5の例では、媒体貼付部160は、媒体MDの全面に可食液滴を吐出することによって媒体MDを溶融させている。可食液滴を吐出する代わりに、ヒーターなどの熱源を用いて媒体MDを溶融させてもよい。このように、第5実施形態では、使用者が人手で媒体MDの貼り付けを行うこと無く、印刷装置100d自身が媒体MDの貼り付けと溶融とを実行するので、食品FD上に印刷内容を容易に付与することが可能である。なお、第5実施形態では、媒体MDとしては、可食媒体で作製されたものを使用することが好ましい。
図5は、第5実施形態の印刷装置を示す説明図である。この印刷装置100dは、第1実施形態の印刷装置100(図1)の粉体除去部130の下流側に媒体貼付部160を追加した構成を有しており、他の構成は第1実施形態と同一である。媒体貼付部160は、可食粉体Powのパターンが形成された媒体MDを食品FD上に貼り付けて、可食液体又は熱の作用により媒体MDを溶融させる。図5の例では、媒体貼付部160は、媒体MDの全面に可食液滴を吐出することによって媒体MDを溶融させている。可食液滴を吐出する代わりに、ヒーターなどの熱源を用いて媒体MDを溶融させてもよい。このように、第5実施形態では、使用者が人手で媒体MDの貼り付けを行うこと無く、印刷装置100d自身が媒体MDの貼り付けと溶融とを実行するので、食品FD上に印刷内容を容易に付与することが可能である。なお、第5実施形態では、媒体MDとしては、可食媒体で作製されたものを使用することが好ましい。
・変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
・変形例1:
第1実施形態(図1)において、液滴吐出部110と粉体散布部120と粉体除去部130とを1セットの可食粉体パターン形成部としたとき、複数セットの可食粉体パターン形成部を搬送路上に配置してもよい。この場合に、複数セットの可食粉体パターン形成部において互いに色の異なる可食粉体を使用すれば、多色の可食粉体のパターンで表現された印刷内容を媒体MD上に形成することが可能である。第4実施形態(図4)及び第5実施形態(図5)も同様である。
第1実施形態(図1)において、液滴吐出部110と粉体散布部120と粉体除去部130とを1セットの可食粉体パターン形成部としたとき、複数セットの可食粉体パターン形成部を搬送路上に配置してもよい。この場合に、複数セットの可食粉体パターン形成部において互いに色の異なる可食粉体を使用すれば、多色の可食粉体のパターンで表現された印刷内容を媒体MD上に形成することが可能である。第4実施形態(図4)及び第5実施形態(図5)も同様である。
・変形例2:
印刷内容を表す画像データー(「コンテンツ」とも呼ぶ)を印刷装置100に供給する方法としては、例えば、複数のコンテンツをユーザーがダウンロード可能なWebページを構築しておき、ユーザーがコンテンツを選択して印刷装置100にダウンロードする方法を採用可能である。この場合に、印刷装置100には、インタネーットに接続可能なネットワーク接続機能を設けておくことが好ましい。また、このWebページは、ダウンロードの際にユーザーに課金するように構築されていてもよい。また、ユーザーが自身で作製したコンテンツをこのWebページ上にアップロードできるように構築されていてもよい。
印刷内容を表す画像データー(「コンテンツ」とも呼ぶ)を印刷装置100に供給する方法としては、例えば、複数のコンテンツをユーザーがダウンロード可能なWebページを構築しておき、ユーザーがコンテンツを選択して印刷装置100にダウンロードする方法を採用可能である。この場合に、印刷装置100には、インタネーットに接続可能なネットワーク接続機能を設けておくことが好ましい。また、このWebページは、ダウンロードの際にユーザーに課金するように構築されていてもよい。また、ユーザーが自身で作製したコンテンツをこのWebページ上にアップロードできるように構築されていてもよい。
以上、いくつかの実施例に基づいて本発明の実施の形態について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
100,100a〜100d…印刷装置
110…液滴吐出部
112…液体カセット
114…液滴吐出ヘッド
120…粉体散布部
122…粉体カセット
130…粉体除去部
132…振動部
134…粉体回収部
140…出口
150…転写部
160…媒体貼付部
200…搬送装置
210…ローラー
110…液滴吐出部
112…液体カセット
114…液滴吐出ヘッド
120…粉体散布部
122…粉体カセット
130…粉体除去部
132…振動部
134…粉体回収部
140…出口
150…転写部
160…媒体貼付部
200…搬送装置
210…ローラー
Claims (9)
- 媒体上の全体では無い一部の領域に可食液滴を吐出する液滴吐出部を備えることを特徴とする印刷装置。
- 請求項1に記載の印刷装置であって、更に、
前記液滴吐出部によって前記可食液滴が塗布された前記媒体に、可食粉体を散布する粉体散布部を備える印刷装置。 - 請求項2に記載の印刷装置であって、更に、
前記粉体散布部によって前記可食粉体が散布された前記媒体から、前記可食液滴が塗布されていない領域に散布された前記可食粉体を除去する粉体除去部を備える印刷装置。 - 請求項3に記載の印刷装置であって、
前記粉体除去部は、前記媒体の姿勢を反転させることで、重力によって前記可食粉体を下方に落下させて除去する、印刷装置。 - 請求項3又は4に記載の印刷装置であって、更に、
前記媒体を搬送する搬送装置を有し、
前記媒体の搬送方向の上流から下流に向けて、前記液滴吐出部と、前記粉体散布部と、前記粉体除去部がこの順に配置されている、印刷装置。 - 請求項5に記載の印刷装置であって、更に、
前記媒体上に散布されている前記可食粉体を、食品に転写する転写部を備える、印刷装置。 - 請求項5に記載の印刷装置であって、
前記媒体は、食品に貼り付けられた状態で液体又は熱の作用により溶融可能な材質を有し、
前記印刷装置は、更に、
前記可食粉体が散布された前記媒体を食品に貼り付けて、前記液体又は熱の作用により前記媒体を溶融させる媒体貼付部を備える、印刷装置。 - 請求項1〜7のいずれか一項に記載の印刷装置であって、
前記液滴吐出部は、複数のノズルから前記可食液滴を、任意のパターンに吐出させることが可能に構成されている、印刷装置。 - 媒体上の全体では無い一部の領域に可食液滴を吐出する工程を有することを特徴とする印刷方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2020066390A1 (ja) * | 2018-09-27 | 2020-04-02 | 富士フイルム株式会社 | 加飾部材製造装置及び加飾部材製造方法 |
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