JP2016167019A - 二成分現像剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】より小さなトナー粒子を用いても高い流動性を維持するとともにトナースペントの発生を抑制することが可能な二成分現像剤を提供する。
【解決手段】本発明の二成分現像剤は、トナー粒子とキャリア粒子とを含有する。当該トナー粒子の個数平均粒径は、3.5〜5.0μmである。上記キャリア粒子の体積平均粒径MDcは、比較的大きくかつ円形度が比較的低いトナー粒子の割合に応じた特定の範囲内にある。
【選択図】なし

Description

本発明は、静電潜像現像用の二成分現像剤に関する。
電子写真方式の画像形成方法によるカラー画像の形成には、通常、着色剤を含むトナー粒子と、当該トナー粒子を撹拌、搬送するためのキャリア粒子とを含有する二成分現像剤が用いられている。そして、デジタル印刷の普及に伴い、形成される画像の高画質化や高い安定性などがますます要求されている。そのため、省エネルギーの観点から、トナー粒子を構成する結着樹脂の溶融温度や溶融粘度などを下げ、トナー画像の紙への定着に必要なエネルギーを低減する方法や、紙上のトナー粒子の量を減らし、定着に必要なエネルギーを低減させる方法などが検討されている。
後者(紙上のトナー粒子の量を減らす方法)については、トナー粒子の小粒径化が検討されている。トナー粒子をより小さくすることで、トナー粒子の表面積が増加するので、トナー粒子の少ない量で紙を隠ぺい(画像を形成)することが可能となる。その結果、画像濃度を低下させず上記定着に必要なエネルギーを低減することが可能となる。また、より小さなトナー粒子は、微細な潜像の再現性も良好であるので、省エネルギー化と高画質化の両立が期待される。
小粒径のトナー粒子については、例えば、小粒径かつ高円形度の上記トナー粒子と、所定の成分比および平均粒径が規定された略球形のキャリア粒子とを含有する二成分現像剤が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−321725号公報
しかしながら、トナー粒子をより小さくすると、トナー粒子とキャリア粒子との接触点が増える。このため、二成分現像剤の流動性が不十分となり、また、トナー粒子がキャリア粒子に付着することでキャリア粒子の表面を汚染するトナースペントが生じやすくなる。その結果、トナー粒子の帯電量の不均一化や、現像時におけるキャリア粒子によるトナー粒子の搬送量の不均一化、キャリア粒子の穂立ちの不均一化などの問題が発生し、高画質な画像を安定して形成することが困難となることがある。
上記の特許文献1に記載の二成分現像剤には、トナー粒子をより小さくすることによる上記トナースペントに係る問題について、検討の余地が残されている。
本発明の目的は、より小さなトナー粒子を用いても高い流動性を維持するとともにトナースペントの発生を抑制することが可能な二成分現像剤を提供することである。
本発明は、トナー粒子とキャリア粒子とを含有する静電潜像現像用の二成分現像剤において、上記トナー粒子の個数平均粒径は、3.5〜5.0μmであり、かつ下記式1を満たすことを特徴とする二成分現像剤を提供する。下記式中、「MDc」は、上記キャリア粒子の体積平均粒径を表し、「X」は、上記トナー粒子の、個数分布基準における粒径が4.5μm以上10.0μm未満であり、かつ円形度が0.940以下の粒子の存在割合(%)を表す。
(式1) −X/8+24.75≦MDc≦−X/8+35.25 (ただし10≦X≦50)
本発明に係る二成分現像剤は、より小さなトナー粒子を用いながらも高い流動性を維持するとともに、トナースペントの発生を抑制することができる。その結果、電子写真方式の画像形成方法に当該二成分現像剤を用いることによって、高画質な画像を長期間安定して形成することができる。
本発明の実施の形態に係る二成分現像剤が使用される画像形成装置の一例の構成を模式的に示す図である。
二成分現像剤におけるトナー粒子の平均円形度をより高めることは、二成分現像剤の流動性を高める観点から有効である。しかしながら、比較的小さく、そして高い平均円形度を有するトナー粒子は、小径かつ高円形度であるが故に、トナー粒子とキャリア粒子との混合時に、キャリア粒子との接触や衝突頻度が高く、トナースペントを誘発しやすい。またトナー粒子をより大きくすると、低円形度でも二成分現像剤の流動性は確保できるが、小径のトナー粒子を用いる場合に対して画質の低下を招くことがある。
また、キャリア粒子の粒子径をより大きくすると、二成分現像剤の流動性は向上するものの、トナー粒子に対するキャリア粒子の衝突力が強くなる。このため、トナー粒子の割れや欠けなどが発生し、トナースペントが発生することがある。その結果、二成分現像剤の流動性が低下してしまい、現像スリーブ上の穂立ちの不均一化や帯電量の不均一化などが発生し、画質の低下を引き起こすことがある。
そこで、本発明では、小粒径のトナー粒子を用いるにあたり、当該トナー粒子の中でも比較的粒径が大きくかつ円形度が比較的低い特定の範囲にあるトナー粒子の割合に応じて、適切な粒径を有するキャリア粒子を小粒径のトナー粒子と組み合わせる。これにより、二成分現像剤の安定性の向上を図り、高画質な画像の安定した出力を可能とする。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
本実施の形態に係る二成分現像剤は、静電潜像現像用の二成分現像剤であり、トナー粒子とキャリア粒子とを含有する。なお、トナー粒子は、例えば、トナー母体粒子とその表面に付着している外添剤とを有し、トナー母体粒子は、例えば、結着樹脂で構成された、着色剤およびその他の添加剤を含有していてもよい粒子である。
上記二成分現像剤は、以下のトナー粒子およびキャリア粒子を用いる以外は、通常の二成分現像剤と同様に構成することが可能である。たとえば、当該二成分現像剤におけるトナー粒子の含有量(トナー濃度)が4.0〜8.0質量%となるように、トナー粒子とキャリア粒子とを適宜に混合することによって、上記の二成分現像剤を構成することができる。
上記トナー粒子の個数平均粒径MDtは、3.5〜5.0μmである。当該MDtが3.5μm未満であると、二成分現像剤におけるトナー粒子の流動性が低くなることがあり、例えば、連続印刷時におけるトナー粒子とキャリア粒子の混合が不十分となり、トナー粒子の帯電の不均一化により画質が不十分(例えば画像の粒状感の観点から不良)となることがある。上記MDtが5.0μmよりも大きいと、例えば、画像の精細さが不十分となり、画質が不十分となることがある。
上記MDtは、トナー粒子の個数平均粒径であり、トナー粒子の粒度分布が少なくとも実質的に正規分布である場合には、メディアン径(D50t)であってもよいし、モード径であってもよい。
トナー粒子の上記個数平均粒径は、「マルチサイザー3」(ベックマン・コールター社製)に、データ処理用のコンピューターシステムを接続した装置を用いて測定、算出することができる。測定手順としては、例えば、トナー粒子0.02gを、界面活性剤溶液20mLで馴染ませた後、超音波分散を1分間行い、トナー粒子を分散させたトナー粒子分散液を作製する。上記界面活性剤溶液は、例えば、界面活性剤成分を含む中性洗剤を純水で10倍希釈した溶液である。
このトナー粒子分散液を、サンプルスタンド内のISOTON II(ベックマン・コールター社製)の入ったビーカーに、トナー粒子の濃度が5〜10%になるまでピペットにて注入し、測定機カウントを25000個に設定して測定する。なお、マルチサイザー3のアパチャー径は100μmとする。測定範囲1〜30μmの範囲を256分割し、各区分での頻度数を算出する。メディアン径であれば、個数積算分率が大きい方から50%の粒子径を上記個数平均粒径(D50t)とする。
上記MDtは、例えば、トナー粒子の製造における温度や攪拌の条件、トナー粒子の分級、トナー粒子の分級品の混合などによって調整することが可能である。
上記二成分現像剤は、下記式1を満たす。
(式1) −X/8+24.75≦MDc≦−X/8+35.25
上記式1中、上記MDcは、キャリア粒子の体積平均粒径である。また、上記Xは、上記トナー粒子の、個数分布基準における粒径が4.5μm以上10.0μm未満であり、かつ円形度が0.940以下の粒子の存在割合(%)である。ただし、上記式1中、Xは、10〜50%である。
上記MDcは、キャリア粒子の体積平均粒径であり、キャリア粒子の粒度分布が少なくとも実質的に正規分布である場合には、メディアン径(D50c)であってもよいし、モード径であってもよい。
キャリア粒子の上記体積平均粒径は、レーザー回折式粒度分布測定装置「HELOS KA」(日本レーザー株式会社製)を用いて湿式にて測定される。例えば、まず、焦点位置200mmの光学系を選択し、測定時間を5秒に設定する。そして、測定用のキャリア粒子を0.2%ドデシル硫酸ナトリウム水溶液に加え、超音波洗浄機「US−1」(アズワン株式会社製)を用いて3分間分散させて測定用試料分散液を作製する。これを「HELOS KA」に数滴供給し、試料濃度ゲージが測定可能領域に達した時点で測定を開始する。得られた粒度分布を粒度範囲(チャンネル)に対して、小径側から累積分布を作成する。メディアン径であれば、累積50%となる粒径を上記体積平均粒径(D50c)とする。
上記MDcは、例えば、芯材粒子の製造条件による芯材粒子の粒径を制御する方法や、キャリア粒子の分級、キャリア粒子の分級品の混合などによって調整することが可能である。
上記MDcが、Xが10〜50の範囲であるときに−X/8+26.75よりも小さいと、画質が不十分となる。これは、トナー粒子に対してキャリア粒子が相対的に小さすぎ、キャリア粒子へのトナー粒子の衝突が頻発し、トナースペントが発生し、画質が不十分となるため、と考えられる。また、上記MDcが、Xが10〜50の範囲であるときに−X/8+33.25よりも大きいと、やはり画質が不十分となる。これは、トナー粒子に対してキャリア粒子が相対的に大きすぎ、トナー粒子へのキャリア粒子の衝撃力が強く、トナー母体粒子に外添剤が埋没するため、と考えられる。
上記Xは、例えば、下記フロー式粒子像分析装置を用いて、トナー粒子の円形度と同時にトナー粒子の粒子径を測定し、粒子径の範囲(4.5μm以上10.0μm未満)の条件と、円形度の範囲(0.940以下)の条件との両方を満たすトナー粒子の、全トナー粒子に対する個数%として算出することにより、求めることが可能である。また、上記Xは、MDtの上記調整方法と同様の方法で調整することが可能である。
トナー粒子の円形度は、フロー式粒子像分析装置「FPIA−3000」(Sysmex社製)を用いて測定することができる。具体的には、トナー粒子を界面活性剤水溶液に湿潤させ、超音波分散を1分間行い、分散した後、「FPIA−3000」を用い、測定条件HPF(高倍率撮像)モードにて、HPF検出数3000〜10000個の適正濃度で測定を行う。この方法は、再現性のある測定値を得る観点から好ましい。トナー粒子の円形度は、下記式で計算される。
(式)円形度=(粒子像と同じ投影面積を持つ円の周囲長)/(粒子投影像の周囲長)
トナー粒子の平均円形度は、各粒子の円形度を足し合わせ、測定した全粒子数で割った算術平均値である。
トナー粒子の円形度または平均円形度は、例えば、トナー粒子の製造における樹脂粒子の熟成の程度や、トナー粒子の熱処理、異なる円形度のトナー粒子の混合、などによって調整することが可能である。
上記Xは、上記トナー粒子の大きさと円形度の傾向を表す。上記Xが大きい、ということは、上記トナー粒子が、比較的大きくかつ円形度の低い粒子を多く含有することを意味する。また、上記Xが小さい、ということは、上記トナー粒子が、比較的小さくかつ円形度の高い粒子を多く含有することを意味する。
また、上記Xは、画質の安定性を高める観点およびトナースペントの発生を抑制する観点から、20%以上であることが好ましく、25%以上であることがより好ましい。また、上記Xは、画質の向上およびトナースペントの発生を抑制する観点から、40%以下であることが好ましく、35%以下であることがより好ましい。
上記トナー粒子は、トナー母体粒子を含む。当該トナー母体粒子は、結着樹脂と着色剤とを含有する。
上記結着樹脂は、トナー母体粒子を構成する。結着樹脂には、トナーの結着樹脂に用いられ得る樹脂を用いることができる。当該結着樹脂は一種でもそれ以上でもよく、その例には、スチレン−(メタ)アクリル系樹脂およびポリエステル樹脂、一部が変性された変性ポリエステル樹脂などが含まれる。
上記スチレン−(メタ)アクリル系樹脂は、ラジカル重合性の不飽和結合を有する化合物のラジカル重合体の分子構造を有し、例えば、当該当該化合物のラジカル重合によって合成することが可能である。上記化合物は、一種でもそれ以上でもよく、その例には、スチレンおよびその誘導体、および、(メタ)アクリル酸およびその誘導体が含まれる。
上記スチレンおよびその誘導体の例には、スチレン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−メトキシスチレン、p−フェニルスチレン、p−クロロスチレン、p−エチルスチレン、p−n−ブチルスチレン、p−tert−ブチルスチレン、p−n−ヘキシルスチレン、p−n−オクチルスチレン、p−n−ノニルスチレン、p−n−デシルスチレン、p−n−ドデシルスチレン、2,4−ジメチルスチレンおよび3,4−ジクロロスチレンが含まれる。
上記(メタ)アクリル酸およびその誘導体の例には、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸−2−エチルヘキシル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸フェニル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ヘキシル、メタクリル酸−2−エチルヘキシル、β−ヒドロキシアクリル酸エチル、γ−アミノアクリル酸プロピル、メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸ジメチルアミノエチルおよびメタクリル酸ジエチルアミノエチルが含まれる。
上記ポリエステルは、多価カルボン酸と多価アルコールとの縮合重合生成物の分子構造を有し、例えば、これらの縮合重合によって合成することが可能である。
上記多価カルボン酸は一種でもそれ以上でもよい。当該多価カルボン酸の例には、脂肪族ジカルボン酸、芳香族ジカルボン酸、二重結合を有するジカルボン酸、3価以上のカルボン酸、これらの無水物、および、これらの低級アルキルエステル、が含まれる。上記二重結合を有するジカルボン酸は、二重結合を介してラジカル的に架橋結合するため、トナー粒子における定着時のホットオフセットを防ぐ観点から好適である。
上記脂肪族ジカルボン酸の例には、シュウ酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、スペリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、1,9−ノナンジカルボン酸、1,10−デカンジカルボン酸、1,12−ドデカンジカルボン酸、1,14−テトラデカンジカルボン酸、および1,18−オクタデカンジカルボン酸が含まれる。
上記芳香族ジカルボン酸の例には、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸、マロン酸、およびメサコニン酸が含まれる。
上記二重結合を有するジカルボン酸の例には、マレイン酸、フマル酸、3−ヘキセンジオイック酸および3−オクテンジオイック酸が含まれる。中でも、コストの観点から、フマル酸またはマレイン酸が好ましい。
上記3価以上のカルボン酸の例には、1,2,4−ベンゼントリカルボン酸、1,2,5−ベンゼントリカルボン酸、および、1,2,4−ナフタレントリカルボン酸、が含まれる。
上記多価アルコールは、一種でもそれ以上でもよい。当該多価アルコールの例には、脂肪族ジオールおよび3価以上のアルコールが含まれる。中でも、脂肪族ジオールが後述の結晶性ポリエステル樹脂を得る観点から好ましく、特に、主鎖部分の炭素数が7〜20である直鎖型脂肪族ジオールがより好ましい。
当該脂肪族ジオールが上記直鎖型脂肪族ジオールであると、ポリエステルの結晶性が維持され、当該ポリエステルの溶融温度の降下が抑えられる。このため、耐トナーブロッキング性、画像保存性および低温定着性に優れる上記二成分現像剤を得る観点から好ましい。また、上記直鎖型脂肪族ジオールの主鎖部分の炭素数が7〜20であると、芳香族ジカルボン酸と縮重合させるときの生成物の融点が低く抑えられ、かつ低温定着が実現される観点から好ましい。また、実用上、材料を入手しやすい。これらの観点から、当該主鎖部分の炭素数は、7〜14であることがより好ましい。
上記結晶性ポリエステル樹脂の合成に好適に用いられる脂肪族ジオールの例には、エチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,7−ヘプタンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、1,10−デカンジオール、1,11−ウンデカンジオール、1,12−ドデカンジオール、1,13−トリデカンジオール、1,14−テトラデカンジオール、1,18−オクタデカンジオールおよび1,14−エイコサンデカンジオールが含まれる。中でも、入手容易性の観点から、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオールまたは1,10−デカンジオールが好ましい。
上記3価以上のアルコールとの例には、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパンおよびペンタエリスリトールが含まれる。
上記結着樹脂を合成する際のモノマー成分には、得られる樹脂の分子量を調整するための連鎖移動剤を添加してもよい。連鎖移動剤は、一種でもそれ以上でもよく、本実施形態の効果を奏する範囲内において、上記の目的を達成可能な量で用いられる。当該連鎖移動剤の例には、2−クロロエタノール、オクチルメルカプタン、ドデシルメルカプタン、t−ドデシルメルカプタンなどのメルカプタン、および、スチレンダイマー、が含まれる。
上記結着樹脂は、結晶性樹脂を含むことが、トナー粒子を融けやすくし、記録媒体への定着時における省エネルギー化を達成する観点から好ましい。上記結晶性樹脂は、結晶性を有する樹脂である。その例には、結晶性ポリエステル樹脂および結晶系ビニル系樹脂が含まれる。中でも、結晶性ポリエステル樹脂が好ましく、脂肪族系の結晶性ポリエステル樹脂がより好ましい。
結晶性ポリエステル樹脂は、上記の酸成分とアルコール成分とを反応させる一般的なポリエステルの重合法によって製造され得る。当該重合法の例には、直接重縮合およびエステル交換法が含まれ、当該重合法は、例えばモノマーの種類によって適宜に使い分けられる。
上記結晶性ポリエステル樹脂は、例えば、180〜230℃の重合温度で製造することができる。必要に応じて反応系内を減圧にし、縮合で発生する水やアルコールを除去しながら上記モノマーを反応させる。モノマーが反応温度下で溶解または相溶しない場合は、高沸点の溶剤を溶解補助剤として加え溶解させてもよい。重縮合反応においては、溶解補助溶剤を留去しながら行う。共重合反応において相溶性の悪いモノマーが存在する場合は、例えば、あらかじめ相溶性の悪いモノマーと、そのモノマーと重縮合すべき酸またはアルコールとを縮合させておいてから主成分と共に重縮合させるとよい。
上記結着樹脂は、一般に、着色剤を分散して包含する。上記着色剤は、一種でもそれ以上でもよい。当該着色剤には、カラートナーの着色剤に用いられる公知の無機または有機着色剤が用いられる。当該着色剤の例には、カーボンブラック、磁性体、顔料および染料が含まれる。
上記カーボンブラックの例には、チャンネルブラック、ファーネスブラック、アセチレンブラック、サーマルブラックおよびランプブラックが含まれる。上記磁性体の例には、鉄やニッケル、コバルトなどの強磁性金属、これらの金属を含む合金、および、フェライトやマグネタイトなどの強磁性金属の化合物、が含まれる。
上記顔料の例には、C.I.ピグメントレッド2、同3、同5、同7、同15、同16、同48:1、同48:3、同53:1、同57:1、同81:4、同122、同123、同139、同144、同149、同166、同177、同178、同208、同209、同222、C.I.ピグメントオレンジ31、同43、C.I.ピグメントイエロー3、同9、同14、同17、同35、同36、同65、同74、同83、同93、同94、同98、同110、同111、同138、同139、同153、同155、同180、同181、同185、C.I.ピグメントグリーン7、C.I.ピグメントブルー15:3、同15:4、同60、および、中心金属が亜鉛やチタン、マグネシウムなどであるフタロシアニン顔料、が含まれる。
上記染料の例には、C.I.ソルベントレッド1、同3、同14、同17、同18、同22、同23、同49、同51、同52、同58、同63、同87、同111、同122、同127、同128、同131、同145、同146、同149、同150、同151、同152、同153、同154、同155、同156、同157、同158、同176、同179、ピラゾロトリアゾールアゾ染料、ピラゾロトリアゾールアゾメチン染料、ピラゾロンアゾ染料、ピラゾロンアゾメチン染料、C.I.ソルベントイエロー19、同44、同77、同79、同81、同82、同93、同98、同103、同104、同112、同162、C.I.ソルベントブルー25、同36、同60、同70、同93および同95が含まれる。
上記トナー母体粒子は、本実施形態の効果を奏する範囲において、上記結着樹脂および上記着色剤以外の他の成分をさらに含有していてもよい。当該他の成分の例には、離型剤および帯電制御剤が含まれる。当該他の成分は、一種でもそれ以上でもよい。
上記離型剤(ワックス)の例には、炭化水素系ワックスおよびエステルワックスが含まれる.当該炭化水素系ワックスの例には、低分子量ポリエチレンワックス、低分子量ポリプロピレンワックス、フィッシャートロプシュワックス、マイクロクリスタリンワックスおよびパラフィンワックスが含まれる。また、上記エステルワックスの例には、カルナウバワックス、ペンタエリスリトールベヘン酸エステル、ベヘン酸ベヘニルおよびクエン酸ベヘニルが含まれる。
上記帯電制御剤の例には、ニグロシン系染料、ナフテン酸または高級脂肪酸の金属塩、アルコキシル化アミン、第4級アンモニウム塩化合物、アゾ系金属錯体、および、サリチル酸金属塩あるいはその金属錯体、が含まれる。
上記トナー母体粒子の製造方法は、上記トナー粒子の粒径および円形度の適切な制御の観点から、粉砕法よりも、乳化会合凝集法などのビルドアップ型のトナー製造方法、例えば、水系媒体中に分散された結着樹脂の粒子と着色剤の粒子とを凝集・融合してトナー母体粒子を製造する方法、や、懸濁重合などが好ましく、より好ましくは乳化会合凝集法がより好ましい。当該乳化会合凝集法によるトナー母体粒子の製造方法は、例えば、以下に示す工程を含む。
(a)水系媒体中において、結着樹脂による結着樹脂粒子を形成して当該結着樹脂粒子が分散されてなる結着樹脂粒子分散液を調製する工程、
(b)水系媒体において、結着樹脂を凝集させてトナー母体粒子となる樹脂粒子を得る工程(凝集・融着工程)
(c)冷却工程
(d)濾過、洗浄、乾燥工程
上記トナー粒子は、トナー粒子の流動性や帯電性などを制御する観点から、外添剤をさらに含むことが好ましい。外添剤は、一種でもそれ以上でもよい。当該外添剤の例には、シリカ粒子、チタニア粒子、アルミナ粒子、ジルコニア粒子、酸化亜鉛粒子、酸化クロム粒子、酸化セリウム粒子、酸化アンチモン粒子、酸化タングステン粒子、酸化スズ粒子、酸化テルル粒子、酸化マンガン粒子および酸化ホウ素粒子が含まれる。
上記外添剤は、ゾル・ゲル法で作製されたシリカ粒子を含むことがより好ましい。ゾル・ゲル法で作製されたシリカ粒子は、粒子径分布が狭いという特徴を有しているので、トナー母体粒子に対する外添剤の付着強度のバラツキを抑制する観点から好ましい。
また、上記シリカ粒子の個数平均一次粒子径は、70〜200nmであることが好ましい。個数平均一次粒子径が上記範囲内にあるシリカ粒子は、他の外添剤に比べて大きい。したがって、二成分現像剤においてスペーサーとしての役割を有する。よって、二成分現像剤が現像器中で撹拌されているときに、より小さな他の外添剤がトナー母体粒子に埋め込まれることを防止する観点から好ましい。また、トナー母体粒子同士の融着を防止する観点からも好ましい。
上記外添剤の個数平均一次粒子径は、例えば、透過型電子顕微鏡で撮影した画像の画像処理によって求めることが可能であり、例えば、分級や分級品の混合などによって調整することが可能である。
上記外添剤は、その表面が疎水化処理されていることが好ましい。当該疎水化処理には、公知の表面処理剤が用いられる。当該表面処理剤は、一種でもそれ以上でもよく、その襟には、シランカップリング剤、シリコーンオイル、チタネート系カップリング剤、アルミネート系カップリング剤、脂肪酸、脂肪酸金属塩、そのエステル化物およびロジン酸が含まれる。
上記シランカップリング剤の例には、ジメチルジメトキシシラン、ヘキサメチルジシラザン(HMDS)、メチルトリメトキシシラン、イソブチルトリメトキシシランおよびデシルトリメトキシシランが含まれる。上記シリコーンオイルの例には、環状化合物や、直鎖状あるいは分岐状のオルガノシロキサンなどが含まれ、より具体的には、オルガノシロキサンオリゴマー、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、テトラメチルシクロテトラシロキサン、および、テトラビニルテトラメチルシクロテトラシロキサン、が含まれる。
また、上記シリコーンオイルの例には、側鎖または片末端や両末端、側鎖片末端、側鎖両末端などに変性基を導入した反応性の高い、少なくとも末端を変性したシリコーンオイルが含まれ、変性基の種類は、一種でもそれ以上でもよく、その例には、アルコキシ、カルボキシル、カルビノール、高級脂肪酸変性、フェノール、エポキシ、メタクリルおよびアミノが含まれる。
上記外添剤の添加量は、トナー粒子全体に対して0.1〜10.0質量%が好ましい。より好ましくは1.0〜3.0質量%である。
上記キャリア粒子は、磁性体により構成される。当該キャリア粒子の例には、当該磁性体からなる芯材粒子と、その表面を被覆する被覆材の層とを有する被覆型キャリア粒子、および、樹脂中に磁性体の微粉末が分散されてなる樹脂分散型のキャリア粒子、が含まれる。上記キャリア粒子は、感光体へのキャリア粒子の付着を抑制する観点から、上記被覆型キャリア粒子であることが好ましい。
上記芯材粒子は、磁性体、例えば、磁場によってその方向に強く磁化する物質、によって構成される。当該磁性体は、一種でもそれ以上でもよく、その例には、鉄、ニッケルおよびコバルトなどの強磁性を示す金属、これらの金属を含む合金もしくは化合物、および、熱処理することにより強磁性を示す合金、が含まれる。
上記強磁性を示す金属またはそれを含む化合物の例には、鉄、下記式(a)で表わされるフェライト、および、下記式(b)で表わされるマグネタイト、が含まれる。式(a)、式(b)中のMは、Mn、Fe、Ni、Co、Cu、Mg、Zn、CdおよびLiの群から選ばれる一以上の1価または2価の金属を表す。
式(a):MO・Fe
式(b):MFe
また、上記熱処理することにより強磁性を示す合金の例には、マンガン−銅−アルミニウムおよびマンガン−銅−錫などのホイスラー合金、および、二酸化クロム、が含まれる。
上記芯材粒子は、各種のフェライトであることが好ましい。これは、被覆型キャリア粒子の比重は、芯材粒子を構成する金属の比重よりも小さくなることから、現像器内における撹拌の衝撃力をより小さくすることができるためである。
上記被覆材は、一種でもそれ以上でもよい。被覆材には、キャリア粒子の芯材粒子の被覆に利用される公知の樹脂を用いることができる。当該被覆材は、シクロアルキル基を有する樹脂であることが、キャリア粒子の水分吸着性を低減させる観点、および、被覆層の芯材粒子との密着性を高める観点、から好ましい。当該シクロアルキル基の例には、シクロヘキシル基、シクロペンチル基、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基、シクロノニル基およびシクロデシル基が含まれる。中でも、シクロヘキシル基またはシクロペンチル基が好ましく、被覆層とフェライト粒子との密着性の観点からシクロへキシル基がより好ましい。
上記シクロアルキル基を有する樹脂の重量平均分子量Mwは、例えば10,000〜800,000であり、より好ましくは100,000〜750,000である。当該樹脂における上記シクロアルキル基の含有量は、例えば10質量%〜90質量%である。上記樹脂中の当該シクロアルキル基の含有量は、例えば、熱分解-ガスクロマトグラフ/質量分析(P−GC/MS)やH−NMRなどの公知の分析機器を用いて求めることが可能である。
上記二成分現像剤は、上記トナー粒子と上記キャリア粒子とを適量混合することによって製造することができる。当該混合に用いられる混合装置の例には、ナウターミキサー、WコーンおよびV型混合機が含まれる。
上記二成分現像剤は、通常の電子写真方式の画像形成方法に適用することが可能である。例えば、図1に示される画像形成装置に収容され、記録媒体上でのトナー像の形成に供される。
図1に示す画像形成装置1は、画像読取部110、画像処理部30、画像形成部40、用紙搬送部50および定着装置60を有する。
画像形成部40は、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色トナーによる画像を形成する画像形成ユニット41Y、41M、41Cおよび41Kを有する。これらは、収容されるトナー以外はいずれも同じ構成を有するので、以後、色を表す記号を省略することがある。画像形成部40は、さらに、中間転写ユニット42および二次転写ユニット43を有する。これらは、転写装置に相当する。
画像形成ユニット41は、露光装置411、現像装置412、感光体ドラム413、帯電装置414、およびドラムクリーニング装置415を有する。感光体ドラム413は、例えば負帯電型の有機感光体である。感光体ドラム413の表面は、光導電性を有する。感光体ドラム413は、感光体に相当する。帯電装置414は、例えばコロナ帯電器である。帯電装置414は、帯電ローラーや帯電ブラシ、帯電ブレードなどの接触帯電部材を感光体ドラム413に接触させて帯電させる接触帯電装置であってもよい。露光装置411は、例えば、光源としての半導体レーザーと、形成すべき画像に応じたレーザー光を感光体ドラム413に向けて照射する光偏向装置(ポリゴンモータ)とを含む。
現像装置412は、二成分現像方式の現像装置である。現像装置412は、例えば、二成分現像剤を収容する現像容器と、当該現像容器の開口部に回転自在に配置されている現像ローラー(磁性ローラー)と、二成分現像剤が連通可能に現像容器内を仕切る隔壁と、現像容器における開口部側の二成分現像剤を現像ローラーに向けて搬送するための搬送ローラーと、現像容器内の二成分現像剤を撹拌するための撹拌ローラーと、を有する。上記現像容器には、前述した本実施の形態に係る二成分現像剤が収容されている。
中間転写ユニット42は、中間転写ベルト421、中間転写ベルト421を感光体ドラム413に圧接させる一次転写ローラー422、バックアップローラー423Aを含む複数の支持ローラー423、およびベルトクリーニング装置426を有する。中間転写ベルト421は、複数の支持ローラー423にループ状に張架される。複数の支持ローラー423のうちの少なくとも一つの駆動ローラーが回転することにより、中間転写ベルト421は矢印A方向に一定速度で走行する。
二次転写ユニット43は、無端状の二次転写ベルト432、および二次転写ローラー431Aを含む複数の支持ローラー431を有する。二次転写ベルト432は、二次転写ローラー431Aおよび支持ローラー431によってループ状に張架される。
定着装置60は、例えば、定着ローラー62と、定着ローラー62の外周面を覆い、用紙S上のトナー画像を構成するトナーを加熱、融解するための無端状の発熱ベルト63と、用紙Sを定着ローラー62および発熱ベルト63に向けて押圧する加圧ローラー64と、を有する。用紙Sは、記録媒体に相当する。
画像形成装置1は、さらに、画像読取部110、画像処理部30および用紙搬送部50を有する。画像読取部110は、給紙装置111およびスキャナー112を有する。用紙搬送部50は、給紙部51、排紙部52、および搬送経路部53を有する。給紙部51を構成する三つの給紙トレイユニット51a〜51cには、坪量やサイズなどに基づいて識別された用紙S(規格用紙、特殊用紙)が予め設定された種類ごとに収容される。搬送経路部53は、レジストローラー対53aなどの複数の搬送ローラー対を有する。
画像形成装置1による画像の形成を説明する。
スキャナー112は、コンタクトガラス上の原稿Dを光学的に走査して読み取る。原稿Dからの反射光がCCDセンサー112aにより読み取られ、入力画像データとなる。入力画像データは、画像処理部30において所定の画像処理が施され、露光装置411に送られる。
感光体ドラム413は一定の周速度で回転する。帯電装置414は、感光体ドラム413の表面を一様に負極性に帯電させる。露光装置411では、ポリゴンモータのポリゴンミラーが高速で回転し、各色成分の入力画像データに対応するレーザー光が、感光体ドラム413の軸方向に沿って展開し、当該軸方向に沿って感光体ドラム413の外周面に照射される。こうして感光体ドラム413の表面には、静電潜像が形成される。
現像装置412では、上記現像容器内の二成分現像剤の撹拌、搬送によってトナー粒子が帯電し、二成分現像剤は上記現像ローラーに搬送され、当該現像ローラーの表面で磁性ブラシを形成する。帯電したトナー粒子は、上記磁性ブラシから感光体ドラム413における静電潜像の部分に静電的に付着する。こうして、感光体ドラム413の表面の静電潜像が可視化され、感光体ドラム413の表面に、静電潜像に応じたトナー画像が形成される。
上記二成分現像剤は、前述したように、トナー粒子の個数平均粒径が3.5〜5.0μmであり、かつ前述の式1を満たす。よって、当該二成分現像剤は、トナー粒子が比較的大きめでかつ円形度が比較的低い場合には比較的小さなキャリア粒子を含有し、トナー粒子が比較的小さめでかつ円形度が比較的高い場合には比較的大きなキャリア粒子を含有する。このため、トナー粒子のキャリア粒子への衝突のしやすさと、トナー粒子へのキャリア粒子の衝撃力の大きさとが適度に抑えられる。その結果、現像装置412において上記二成分現像剤が十分に流動し、トナー粒子が均一かつ十分に帯電し、当該トナー粒子によって上記静電潜像がその細部まで忠実に顕像化される。
感光体ドラム413の表面のトナー画像は、中間転写ユニット42によって中間転写ベルト421に転写される。転写後に感光体ドラム413の表面に残存する転写残トナーは、感光体ドラム413の表面に摺接されるドラムクリーニングブレードを有するドラムクリーニング装置415によって除去される。
一次転写ローラー422によって中間転写ベルト421が感光体ドラム413に圧接することにより、感光体ドラム413と中間転写ベルト421とによって、一次転写ニップが感光体ドラムごとに形成される。当該一次転写ニップにおいて、各色のトナー画像が中間転写ベルト421に順次重なって転写される。
一方、二次転写ローラー431Aは、中間転写ベルト421および二次転写ベルト432を介して、バックアップローラー423Aに圧接される。それにより、中間転写ベルト421と二次転写ベルト432とによって、二次転写ニップが形成される。当該二次転写ニップを用紙Sが通過する。用紙Sは、用紙搬送部50によって二次転写ニップへ搬送される。用紙Sの傾きの補正および搬送のタイミングの調整は、レジストローラー対53aが配設されたレジストローラー部により行われる。
上記二次転写ニップに用紙Sが搬送されると、二次転写ローラー431Aへ転写バイアスが印加される。この転写バイアスの印加によって、中間転写ベルト421に担持されているトナー画像が用紙Sに転写される。トナー画像が転写された用紙Sは、二次転写ベルト432によって、定着装置60に向けて搬送される。
定着装置60は、発熱ベルト63と加圧ローラー64とによって、定着ニップを形成し、搬送されてきた用紙Sを当該定着ニップ部で加熱、加圧する。こうしてトナー画像が用紙Sに定着する。上記トナー粒子は、比較的小さいことから、用紙Sの表面の画像を形成すべき部分がより少量のトナー粒子で覆われ、また、より融けやすい。よって上記トナー画像の定着では、従来の大きさのトナー粒子のトナー画像を定着させる場合に比べて、定着に要する熱エネルギー(電気エネルギー)がより低減する。トナー像が定着された用紙Sは、排紙ローラー52aを備えた排紙部52により機外に排紙される。こうして、粒状感のない高画質の画像が形成される。
なお、二次転写後に中間転写ベルト421の表面に残存する転写残トナーは、中間転写ベルト421の表面に摺接されるベルトクリーニングブレードを有するベルトクリーニング装置426によって除去される。
以上の説明から明らかなように、上記二成分現像剤は、上記トナー粒子と上記キャリア粒子とを含有し、当該トナー粒子の個数平均粒径MDtが3.5〜5.0μmであり、かつ前述の式1を満たすことから、より小さなトナー粒子を用いても二成分現像剤の高い流動性を維持するとともにトナースペントの発生を抑制することができる。
また、上記二成分現像剤が下記式2を満たすことは、画像形成において長期に安定した画質を発現させる観点およびトナースペントの発生を抑制する観点からより一層効果的である。
(式2) −X/8+26.75≦MDc≦−X/8+33.25 (ただし15≦X≦40)
また、上記トナー粒子の上記トナー母体粒子が、水系媒体中に分散された結着樹脂の粒子と着色剤の粒子とを凝集・融合して得られるトナー母体粒子であることは、上記トナー粒子の粒径および円形度を適切に制御する観点から、より一層効果的である。
また、上記結着樹脂が結晶性樹脂を含むことは、定着時における省エネルギー化を達成する観点からより一層効果的である。
また、上記トナー粒子の上記外添剤がゾル・ゲル法で作製されたシリカ粒子を含み、当該シリカ粒子の個数平均一次粒子径が70〜200nmであることは、トナー母体粒子に対する外添剤の付着強度のバラツキを抑制する観点、および、より小さな外添剤がトナー母体粒子に埋没することを防止する観点から、より一層効果的である。
本発明を、以下の実施例および比較例を用いてさらに具体的に説明する。なお、本発明は、以下の実施例などに限定されない。
[着色剤微粒子分散液の調製]
n−ドデシル硫酸ナトリウム11.5質量部をイオン交換水160質量部に撹拌、溶解させた溶液を撹拌しながら、当該溶液中に銅フタロシアニン24.5質量部を徐々に添加した。次いで、撹拌装置「クレアミックスWモーション CLM−0.8」(エム・テクニック株式会社製)を用いて分散処理を行うことにより、当該溶液中における銅フタロシアニン粒子の体積基準のメディアン径が126nmである着色剤微粒子分散液(A1)を調製した。
なお、着色剤微粒子分散液(A1)の体積基準のメディアン径は、電気泳動光散乱光度計「ELS−800」(大塚電子株式会社製)を用いて求めた。
[結晶性ポリエステル樹脂の作製]
三ツ口フラスコに、1,9−ノナンジオール300gと、ドデカン二酸250gと、触媒Ti(OBu)4 (カルボン酸モノマーに対し、0.014質量%)とを入れた混合液を調製し、その後、減圧操作により容器内の空気を減圧した。さらに、窒素ガスを上記三ツ口フラスコに導入して当該フラスコ内を不活性雰囲気とし、上記混合液を機械撹拌しながら180℃で6時間還流を行った。その後、減圧蒸留にて未反応のモノマー成分を除去し、220℃まで徐々に昇温を行って12時間撹拌を行った。粘稠な状態となったところで冷却することにより、結晶性ポリエステル樹脂(B1)を得た。得られた結晶性ポリエステル樹脂(B1)の重量平均分子量(Mw)は19,500であった。また、結晶性ポリエステル樹脂(B1)の融点は、75℃であった。
結晶性ポリエステル樹脂(B1)のMwは、装置「HLC−8220」(東ソー社製)およびカラム「TSKguardcolumn+TSKgelSuperHZM−M3連」(東ソー社製)を用いて、カラム温度を40℃に保持しながらキャリア溶媒としてテトラヒドロフラン(THF)を流速0.2mL/分で流し、試料溶液10μLを上記装置内に注入し、屈折率検出器(RI検出器)を用いて検出し、測定試料の有する分子量分布を、単分散のポリスチレン標準粒子を用いて測定した検量線を用いて算出することにより求められる。
上記試料用液は、測定試料を室温において超音波分散機を用いて5分間処理を行う溶解条件で濃度1mg/mLになるようにTHFに溶解させ、次いで、ポアサイズ0.2μmのメンブランフィルターでろ過して調製する。また、上記検量線は、少なくとも10点程度の標準ポリスチレン試料を測定して作成する。当該標準ポリスチレン試料には、Pressure Chemical社製の、分子量が6×10、2.1×10、4×10、1.75×10、5.1×10、1.1×10、3.9×10、8.6×10、2×10、4.48×10のものを用いる。
また、結晶性ポリエステル樹脂(B1)の融点は、示差走査熱量測定装置「ダイヤモンドDSC」(パーキンエルマー社製)を用いて、試料3.0mgをアルミニウム製パンに封入してホルダーにセットし、リファレンスとして空のアルミニウム製パンをセットし、昇降速度10℃/minで0℃から200℃まで昇温する第1昇温過程、冷却速度10℃/minで200℃から0℃まで冷却する冷却過程、および、昇降速度10℃/minで0℃から200℃まで昇温する第2昇温過程、をこの順に経る測定条件(昇温・冷却条件)によって測定し、この測定によって得られるDSC曲線における、第1昇温過程における結晶性ポリエステル由来の吸熱ピークトップの温度、として求められる。
[樹脂粒子(C1)の分散液の調製(第1段重合)]
撹拌装置、温度センサー、冷却管、窒素導入装置を取り付けた5Lの反応容器に、ポリオキシエチレン(2)ドデシルエーテル硫酸ナトリウム4gおよびイオン交換水3,000gを仕込み、得られた混合液の窒素気流下230rpmの撹拌速度で撹拌しながら、当該混合液の温度を80℃に昇温させた。昇温後、過硫酸カリウム10gをイオン交換水200gに溶解させた溶液を上記混合液に添加し、当該混合液の液温75℃とし、下記組成の単量体混合液を1時間かけて上記混合液に滴下し、その後、当該混合液を75℃にて2時間加熱、撹拌することにより上記単量体の重合を行い、樹脂粒子(C1)の分散液を調製した。
スチレン 568g
アクリル酸n−ブチル 164g
メタクリル酸 68g
[樹脂粒子(C2)の分散液の調製(第2段重合)]
撹拌装置、温度センサー、冷却管、窒素導入装置を取り付けた5Lの反応容器に、ポリオキシエチレン(2)ドデシルエーテル硫酸ナトリウム2gをイオン交換水3,000gに溶解させた溶液を仕込み、得られた混合液を80℃に加熱した。
一方で、下記組成の単量体を80℃にて溶解させた溶液を調製した。その後、当該溶液を上記混合液に添加し、循環経路を有する機械式分散機「CLEARMIX」(エム・テクニック株式会社製)により、1時間混合分散させることにより、乳化粒子(油滴)を含む分散液を調製した。次いで、過硫酸カリウム5gをイオン交換水100gに溶解させた開始剤溶液を調製し、上記分散液に添加し、得られた分散液を80℃にて1時間にわたって加熱撹拌して上記単量体の重合を行い、樹脂粒子(C2)の分散液を調製した。
樹脂粒子(C1) 42g(固形分換算)
ワックス 70g
結晶性ポリエステル樹脂(B1) 70g
スチレン 195g
アクリル酸n−ブチル 91g
メタクリル酸 20g
n−オクチルメルカプタン 3g
なお、上記ワックスは、「HNP−0190」(日本精蝋株式会社製)である。
[コア用樹脂微粒子(C3)の分散液の調製(第3段重合)]
上記の樹脂粒子(C2)の分散液に、さらに、過硫酸カリウム10gをイオン交換水200gに溶解させた溶液を添加し、得られた分散液を80℃に維持し、下記組成の単量体混合液を1時間かけて上記分散液に滴下した。滴下終了後、得られた分散液を2時間にわたって加熱撹拌することにより上記単量体の重合を行い、その後、上記分散液を28℃まで冷却し、コア用樹脂微粒子(C3)の分散液を調製した。
スチレン 298g
アクリル酸n−ブチル 137g
アクリル酸n−ステアリル 50g
メタクリル酸 64g
n−オクチルメルカプタン 6g
[シェル用樹脂微粒子(D1)の分散液の調製]
撹拌装置、温度センサー、冷却管、窒素導入装置を付けた反応容器に、ポリオキシエチレンドデシルエーテル硫酸ナトリウム2.0gをイオン交換水3,000gに溶解させた界面活性剤溶液を仕込み、窒素気流下230rpmの撹拌速度で撹拌しながら、当該溶液の温度を80℃に昇温させた。この溶液に、過硫酸カリウム10gをイオン交換水200gに溶解させた開始剤溶液を添加し、下記組成の単量体混合液を上記溶液に3時間かけて滴下した。滴下後、得られた混合液を80℃にて1時間にわたって加熱、撹拌して上記単量体の重合を行い、シェル用樹脂微粒子(D1)の分散液を調製した。
スチレン 564g
アクリル酸n−ブチル 140g
メタクリル酸 96g
n−オクチルメルカプタン 12g
[コアシェル粒子の作製(凝集・融着工程)]
撹拌装置、温度センサー、冷却管、窒素導入装置を取り付けた5Lの反応容器に、コア用樹脂微粒子(C3)の分散液360g(固形分換算)と、イオン交換水1,100gと、着色剤微粒子の分散液(A1)の50gとを仕込み、得られた分散液の温度を30℃に調整した後、当該分散液に5Nの水酸化ナトリウム水溶液を加えて当該分散液のpHを10に調整した。次いで、塩化マグネシウム60gをイオン交換水60gに溶解した水溶液を、撹拌下、30℃にて10分間かけて上記分散液に添加した。添加後、分散液を30℃に3分間保持した後に昇温を開始し、上記分散液を60分間かけて85℃まで昇温し、当該分散液の温度を85℃に保持したまま粒子成長反応を継続し、プレコア粒子(1)の分散液を調製した。
この状態で、「コールターマルチサイザー3」(ベックマン・コールター社製)にて、会合しているプレコア粒子(1)の粒径を測定し、プレコア粒子(1)の個数基準のメディアン径が4.1μmになった時点で、塩化ナトリウム40gをイオン交換水160gに溶解した水溶液を上記分散液に添加してプレコア粒子(1)の成長を停止させ、さらに、熟成工程として液温度80℃にて1時間にわたって撹拌することによりプレコア粒子(1)間の融着を進行させ、これにより、コア粒子(1)を形成した。
次いで、シェル用樹脂微粒子(D1)の80g(固形分換算)を添加し、80℃にて1時間にわたって撹拌を継続し、コア粒子(1)の表面にシェル用樹脂微粒子(D1)を融着させてシェル層を形成させて樹脂粒子(1)を得た。ここで、得られた分散液に、塩化ナトリウム150gをイオン交換水600gに溶解した水溶液を添加し、液温80℃にて熟成処理を行い、樹脂粒子(1)の平均円形度が0.950になった時点で30℃に冷却した。冷却後のコアシェル粒子(1)の個数基準のメディアン径が4.2μm、平均円形度が0.950であった。
なお、コアシェル粒子(1)の平均円形度は、フロー式粒子像分析装置「FPIA−3000」を用いて、前述の測定条件に準じて得られた円形度の平均値として求めた。また、コアシェル粒子(1)の個数基準のメディアン径は、コア粒子(1)のそれと同様にして、「コールターマルチサイザー3」を用いて測定した。
[トナー母体粒子の作製(洗浄・乾燥工程)]
凝集・融着工程にて生成したコアシェル粒子(1)の分散液を遠心分離機で固液分離し、コアシェル粒子のウェットケーキを形成した。当該ウェットケーキを、前記遠心分離機で濾液の電気伝導度が5μS/cmになるまで35℃のイオン交換水で洗浄し、その後「フラッシュジェットドライヤー」(株式会社セイシン企業製)に移し、水分量が0.8質量%となるまで乾燥して、トナー母体粒子1を作製した。トナー母体粒子1の球状トナー母体微粒子の存在割合Xは、10.0%であった。
トナー母体粒子1の上記X(%)は、「FPIA−3000」を用いて求めた。なお、上記球状トナー母体微粒子とは、個数分布基準の粒径が4.5μm以上10.0μm未満であり、かつ円形度が0.940以下の粒子である。
[トナー母体粒子2〜5の作製]
上記樹脂粒子の平均円形度がそれぞれ、0.938、0.925、0.956、0.922、になった時点で当該樹脂粒子の分散液の温度を30℃に冷却した以外はトナー母体粒子1と同様にして、トナー母体粒子2〜5のそれぞれを作製した。トナー母体粒子2の上記Xは30.0%であり、トナー母体粒子3の上記Xは50.0%であり、トナー母体粒子4の上記Xは8.0%であり、トナー母体粒子5の上記Xは52.0%であった。
[トナー母体粒子6〜8の作製]
上記プレコア粒子の個数基準のメディアン径が3.4μmになった時点で当該プレコア粒子の成長を停止した以外はトナー母体粒子1と同様にして、トナー母体粒子6を作製した。トナー母体粒子6のコアシェル粒子(コアシェル粒子(6))の個数基準のメディアン径は3.5μmであり、平均円形度は0.945であり、トナー母体粒子6の上記Xは10.0%であった。
また、上記樹脂粒子の平均円形度がそれぞれ0.932、0.921になった時点で当該樹脂粒子の分散液の温度を30℃に冷却した以外はトナー母体粒子6と同様にして、トナー母体粒子7、8のそれぞれを作製した。トナー母体粒子7の上記Xは30.0%であり、トナー母体粒子8の上記Xは50.0%であった。
[トナー母体粒子9〜11の作製]
上記プレコア粒子の個数基準のメディアン径が4.9μmになった時点で当該プレコア粒子の成長を停止した以外はトナー母体粒子1と同様にして、トナー母体粒子9を作製した。トナー母体粒子9のコアシェル粒子(コアシェル粒子(9))の個数基準のメディアン径は5.0μmであり、平均円形度は0.965であり、トナー母体粒子9の上記Xは10.0%であった。
また、上記樹脂粒子の平均円形度がそれぞれ0.950、0.938になった時点で当該樹脂粒子の分散液の温度を30℃に冷却した以外はトナー母体粒子9と同様にして、トナー母体粒子10、11のそれぞれを作製した。トナー母体粒子10の上記Xは30.0%であり、トナー母体粒子11の上記Xは50.0%であった。
[トナー母体粒子12、13の作製]
上記プレコア粒子の個数基準のメディアン径が3.3μmになった時点で当該プレコア粒子の成長を停止し、かつ上記樹脂粒子の平均円形度が0.928になった時点で当該樹脂粒子の分散液の温度を30℃に冷却した以外はトナー母体粒子1と同様にして、トナー母体粒子12を作製した。トナー母体粒子12のコアシェル粒子(コアシェル粒子(12))の個数基準のメディアン径は3.4μmであり、トナー母体粒子12の上記Xは30.0%であった。
また、上記プレコア粒子の個数基準のメディアン径が5.0μmになった時点で当該プレコア粒子の成長を停止し、かつ上記樹脂粒子の平均円形度が0.952になった時点で当該樹脂粒子の分散液の温度を30℃に冷却した以外はトナー母体粒子1と同様にして、トナー母体粒子13を作製した。トナー母体粒子13のコアシェル粒子(コアシェル粒子(13))の個数基準のメディアン径は5.1μmであり、トナー母体粒子13の上記Xは30.0%であった。
[トナー粒子1の作製(外添剤処理工程)]
トナー母体粒子1に下記の粉体を下記の量で添加し、ヘンシェルミキサー型式「FM20C/I」(日本コークス工業株式会社製)に添加し、羽根先端周速が40m/sとなるようにして撹拌翼の回転数を設定して15分間撹拌し、トナー粒子1を作製した。
ゾルゲルシリカ 2.0質量%
疎水性シリカ 2.5質量%
疎水性酸化チタン 0.5質量%
上記「ゾルゲルシリカ」は、ヘキサメチルジシラザン(HMDS)処理されており、その疎水化度は72%であり、その個数平均一次粒子径は130nmである。また、上記「疎水性シリカ」は、HMDS処理されており、その疎水化度は72%であり、その個数平均一次粒子径は40nmである。さらに、上記「疎水性酸化チタン」は、HMDS処理されており、その疎水化度は55%であり、その個数平均一次粒子径は20nmである。また、上記粉体の添加量は、トナー粒子1中の各粉体の添加量である。
上記粉体のトナー粒子1への外添混合時における混合粉体の温度は40℃±1℃となるように設定した。当該温度が41℃になった場合は、ヘンシェルミキサーの外浴に冷却水を5L/分の流量で冷却水を流し、39℃になった場合は、当該冷却水の流量が1L/分となるように冷却水を流すことで、ヘンシェルミキサー内部の温度を制御した。
なお、上記粉体の個数平均一次粒子径は、カタログ値でもよいが、透過型電子顕微鏡で撮影した画像の処理によって求めることが可能である。たとえば、「JEM−2000FX」(日本電子株式会社製)により、加速電圧80kVにて10000倍でトナー粒子1を撮影し、写真画像をスキャナーにより取り込み、画像処理解析装置「LUZEX AP」(株式会社ニレコ製、「LUZEX」は同社の登録商標)を用いて、上記の外添剤粒子について2値化処理をし、粒子100個についての水平方向フェレ径を算出、その平均値として求めることができる。「水平方向フェレ径」とは、外添剤粒子の画像を2値化処理したときの外接長方形の長手方向に平行な辺の長さである。
[トナー粒子2〜13の作製]
トナー母体粒子1に代えてトナー母体粒子2〜13のそれぞれを用いる以外はトナー粒子1と同様にして、トナー粒子2〜13のそれぞれを得た。
なお、トナー粒子1〜13のそれぞれの平均円形度は、各トナー粒子における上記コアシェル粒子(コアシェル粒子(1)〜(13))のそれぞれの平均円形度と同じであった。また、トナー粒子1〜19のそれぞれの個数分布基準におけるメディアン径D50tは、各トナー粒子における上記コアシェル粒子(コアシェル粒子(1)〜(13))のそれぞれの当該メディアン径と同じであった。
[芯材被覆用樹脂(被覆材1)の作製)]
0.3質量%のベンゼンスルホン酸ナトリウムの水溶液中に、メタクリル酸シクロヘキシルおよびメタクリル酸メチルを1:1のモル比で添加し、単量体総量の0.5質量%にあたる量の過硫酸カリウムを添加して乳化重合を行い、得られた分散液中の樹脂粒子を当該分散液のスプレードライによって乾燥することで、芯材被覆用樹脂である被覆材1を作製した。得られた被覆材1の重量平均分子量Mwは50万であった。被覆材1のMwは、前述の結晶性ポリエステル樹脂(B1)と同様にして、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により求めた。
[キャリア粒子1の作製]
体積平均径が15μmであるMn−Mg系のフェライト粒子を芯材粒子として準備した。水平撹拌羽根付き高速撹拌混合機に、上記フェライト粒子の100質量部と、被覆材1の4.5質量部とを投入し、水平回転翼の周速が8m/secとなる条件で、22℃で15分間混合撹拌した。その後、120℃で50分間混合して、機械的衝撃力(メカノケミカル法)の作用で上記芯材粒子の表面に被覆材1を被覆させて、キャリア粒子1を作製した。キャリア粒子1の体積分布基準のメディアン径D50cは18.0μmであった。
キャリア粒子1の上記D50cおよび上記Yは、レーザー回折式粒度分布測定装置「HELOS KA」(日本レーザー株式会社製)を用いて、前述した方法に基づいて求めた。
[キャリア粒子2〜14の作製]
被覆材1の投入量を変える以外はキャリア粒子1と同様にして、キャリア粒子2〜14をそれぞれ作製した。キャリア粒子2のD50cは19.0μmであった。
また、キャリア粒子3のD50cは21.0μmであった。キャリア粒子4のD50cは22.0μmであった。キャリア粒子5のD50cは23.5μmであった。キャリア粒子6のD50cは24.0μmであった。キャリア粒子7のD50cは27.0μmであった。キャリア粒子8のD50cは28.5μmであった。キャリア粒子9のD50cは29.0μmであった。キャリア粒子10のD50cは30.0μmであった。
また、キャリア粒子11のD50cは31.0μmであった。キャリア粒子12のD50cは32.0μmであった。キャリア粒子13のD50cは34.0μmであった。キャリア粒子14のD50cは35.0μmであった。
[二成分現像剤1の作製]
トナー粒子6およびキャリア粒子5を、二成分現像剤におけるトナー粒子の含有量(トナー濃度)が7質量%となるようにして混合して二成分現像剤1を作製した。当該混合には、V型混合機を用いた。混合時間は30分間とした。また、トナー粒子とキャリア粒子との組み合わせを下記表1、2に示す組み合わせに変更する以外は、二成分現像剤1と同様にして、二成分現像剤2〜19およびC1〜C10をそれぞれ作製した。二成分現像剤1〜19におけるトナー粒子とキャリア粒子の組み合わせと諸物性値を表1に、二成分現像剤C1〜C10におけるトナー粒子とキャリア粒子の組み合わせと諸物性値を表2に、それぞれ示す。
Figure 2016167019
Figure 2016167019
[評価]
評価装置として、市販のデジタルフルカラー複合機「bizhub PRO C6500」(コニカミノルタ株式会社製、「bizhub」は同社の登録商標)を用いた。二成分現像剤1〜19およびC1〜C10のそれぞれを装填し、高温高湿(30℃・80%RH)環境で、A4版の上質紙(65g/m2 )上にテスト画像として印字率5%の帯状ベタ画像を10万枚形成する印刷(耐久印刷)を行った。
(1)画質(粒状性、GI値)
印刷初期と10万枚の耐久印刷後のそれぞれで、二成分現像剤1〜19およびC1〜C10のそれぞれを用いた階調率32段階の階調パターンの画像を出力した。そして、この画像における粒状性の評価は、階調パターンをCCDで読み取り、得られた読み取り値にMTF(Modulation Transfer Function)補正を考慮したフーリエ変換処理を施し、人間の比視感度にあわせたGI値(Graininess Index)を測定し、最大GI値を求めた。GI値は、小さいほど良く、小さいほど画像の粒状感が少ないことを表している。なお、このGI値は、日本画像学会誌39(2)、84・93(2000)に掲載されている値である。下記評価基準にしたがって、初期および耐久印刷後のそれぞれの上記画像における階調パターンの粒状性を評価した。
初期に出力した階調パターンの画像については、当該画像における最大GI値(GIi)に基づいて、以下の基準により判定した。
A:GIiが0.170未満
B:GIiが0.170以上0.180未満
C:GIiが0.180以上
また、耐久印刷後に出力した階調パターンの画像については、上記GIiと、耐久印刷後の階調パターンにおける最大GI値GIaとの差ΔGI(GIa−GIi)に基づき、以下の基準により判定した。
A:ΔGIが0以上0.010未満
B:ΔGIが0.010以上0.020未満
C:ΔGIが0.020以上
(2)トナースペント
上記耐久印刷後に、使用した二成分現像剤を当該評価装置から取り出し、当該二成分現像剤を界面活性剤水溶液で洗浄することで上記二成分現像剤からキャリア粒子を採取した。このキャリア粒子3gをメチルエチルケトン100mLに溶解し、得られた溶液における波長630nmの光の透過率を求め、以下の基準により判定した。
A:透過率が95%以上
B:透過率が95%未満90%以上
C:透過率が90%未満
二成分現像剤1〜19の評価結果を表3に、二成分現像剤C1〜C10の評価結果を表4に、それぞれ示す。
Figure 2016167019
Figure 2016167019
表1〜4から明らかなように、二成分現像剤1〜19はいずれも、画像の粒状感を十分に抑制することができ、また、トナースペントの発生も十分に抑制することができる。これに対して、二成分現像剤C1〜C10はいずれも、画像の粒状感の抑制およびトナースペントの発生の抑制の少なくともいずれかにおいて不十分である。
そして、例えば、二成分現像剤6〜14と二成分現像剤C3〜C9との対比から明らかなように、Xが10〜50%であり、上記MDtが4.2μmであり、かつ下記式1を満足する場合に、画像の粒状感が十分に抑制され、かつトナースペントの発生が十分に抑制されることがわかる。
(式1) −X/8+24.75≦MDc≦−X/8+35.25
さらに、例えば、二成分現像剤1〜5と、二成分現像剤6、8、10、12、14と、二成分現像剤15〜19との対比、二成分現像剤3と二成分現像剤C1との対比、二成分現像剤17と二成分現像剤C10との対比、二成分現像剤7と二成分現像剤C2との対比、および、二成分現像剤13と二成分現像剤C9との対比、によれば、Xが10〜50%であり、上記MDtが3.5〜5.0μmであり、かつ上記式1を満足する場合に、画像の粒状感が十分に抑制され、かつトナースペントの発生が十分に抑制されることがわかる。
また、例えば、二成分現像剤9〜11の対比によれば、上記Xが15〜40%であり、上記MDtが3.8〜4.8μmであり、かつ下記式2を満足する場合に、画像の粒状感およびトナースペントの発生の両方が十分に抑制されることがわかる。
(式2) −X/8+26.75≦MDc≦−X/8+33.25
一方で、例えば、二成分現像剤C3、C5およびC7によれば、MDcが上記式(1)で規定される範囲よりも小さいと、トナースペントの発生の抑制が不十分となる傾向が見られる。これは、キャリア粒子が小さいことから、キャリア粒子とトナー粒子との衝突がより頻発することでトナースペントも頻発するため、と考えられる。
また、例えば、二成分現像剤C4、C6およびC8によれば、MDcが上記式(1)で規定される範囲よりも大きいと、画像の長期形成に伴い、画質の安定性が低下し、画質における粒状性が不十分となる傾向が見られる。これは、キャリア粒子が大きいことから、キャリア粒子のトナー粒子へのより強い衝撃力によってトナー粒子の外添剤がトナー母体粒子に埋没し、トナー粒子の流動性および帯電性が低下して画質も低下するため、と考えられる。
また、例えば、二成分現像剤C1によれば、D50tが小さすぎると、トナースペントの発生の抑制が不十分となる傾向が見られる。これは、キャリア粒子へのトナー粒子の衝突が頻発し、トナースペントも頻発するため、と考えられる。また、例えば、二成分現像剤C2によれば、Xが小さすぎると、トナースペントの発生の抑制が不十分となる傾向が見られる。これは、高円形度のトナー粒子の割合が相対的に大きくなり、トナー粒子の流動性が増し、このためキャリア粒子へのトナー粒子の衝突が頻発し、よってトナースペントも頻発するため、と考えられる。
また、例えば、二成分現像剤C9によれば、Xが大きすぎると、画像の長期形成に伴い、画質における粒状性が不十分となる傾向が見られる。これは、円形度の低いトナー粒子の割合が相対的に大きくなり、その結果、画質の低下を招くため、と考えられる。また、例えば、二成分現像剤C10によれば、D50tが大きすぎると、画像の長期形成に伴い、画質における粒状性が不十分となる傾向が見られる。これは、大きなトナー粒子の割合が相対的に大きくなり、その結果、画質の低下を招くため、と考えられる。
本発明によれば、小粒径のトナー粒子による高画質の画像を形成することができ、かつトナースペントの発生が抑制される二成分現像剤が提供される。よって、本発明によれば、電子写真方式の画像形成装置におけるさらなる高性能化および省エネルギー化が期待され、当該画像形成装置のさらなる普及が期待される。
1 画像形成装置
30 画像処理部
40 画像形成部
41Y、41M、41C、41K 画像形成ユニット
42 中間転写ユニット
43 二次転写ユニット
50 用紙搬送部
51 給紙部
51a、51b、51c 給紙トレイユニット
52 排紙部
52a 排紙ローラー
53 搬送経路部
53a レジストローラー対
60 定着装置
62 定着ローラー
63 発熱ベルト
64 加圧ローラー
110 画像読取部
111 給紙装置
112 スキャナー
112a CCDセンサー
411 露光装置
412 現像装置
413 感光体ドラム
414 帯電装置
415 ドラムクリーニング装置
421 中間転写ベルト
422 一次転写ローラー
423、431 支持ローラー
423A バックアップローラー
426 ベルトクリーニング装置
431A 二次転写ローラー
432 二次転写ベルト
D 原稿
S 用紙

Claims (5)

  1. トナー粒子とキャリア粒子とを含有する静電潜像現像用の二成分現像剤において、
    前記トナー粒子の個数平均粒径は、3.5〜5.0μmであり、
    前記キャリア粒子の体積平均粒径をMDcとし、前記トナー粒子の、個数分布基準における粒径が4.5μm以上10.0μm未満であり、かつ円形度が0.940以下の粒子の存在割合をX%としたときに、下記式1を満たすことを特徴とする二成分現像剤。
    (式1) −X/8+24.75≦MDc≦−X/8+35.25 (ただし10≦X≦50)
  2. 前記トナー粒子の個数平均粒径は、3.8〜4.8μmであり、
    下記式2を満たすことを特徴とする、請求項1に記載の二成分現像剤。
    (式2) −X/8+26.75≦MDc≦−X/8+33.25 (ただし15≦X≦40)
  3. 前記トナー粒子は、トナー母体粒子を含み、
    前記トナー母体粒子は、水系媒体中に分散された結着樹脂の粒子と着色剤の粒子とを凝集・融合して得られるトナー母体粒子であることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の二成分現像剤。
  4. 前記結着樹脂は、結晶性樹脂を含むことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の二成分現像剤。
  5. 前記トナー粒子は、外添剤をさらに含み、
    前記外添剤は、ゾル・ゲル法で作製されたシリカ粒子を含み、
    前記シリカ粒子の個数平均一次粒子径は、70〜200nmであることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の二成分現像剤。
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