JP2016165925A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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公治 松浦
Kimiharu Matsuura
公治 松浦
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Abstract

【課題】高速耐久性及び操縦安定性を損なうことなく、耐偏摩耗性の向上が達成された空気入りタイヤ2の提供。
【解決手段】このタイヤ2では、ベルト12の内側層32はその外側層34の端にて折り返され、折り返し部40は外側層34の半径方向外側に位置する。トレッド面22のプロファイルは、軸方向外側に位置する第一基準円弧と、この第一基準円弧の軸方向内側に位置する第二基準円弧とを含む。第二基準円弧の半径R2は第一基準円弧の半径R1よりも大きい。第一基準円弧と第二基準円弧との交点を基準点PCとしたとき、第一基準円弧と第二基準円弧とは、この基準点PCにおいて接する。基準点PCは折り返し部40の端PFよりも軸方向内側に位置し、折り返し部40の端PFから基準点PCまでの軸方向長さの折り返し部40の軸方向幅に対する比率は20%以上35%以下である。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気入りタイヤに関する。詳細には、本発明は、レースのための空気入りタイヤに関する。
タイヤは、トレッドの半径方向内側にベルトを備えている。ベルトは、カーカスと積層されている。ベルトは、カーカスを補強する。
ベルトは通常、内側層及び外側層の2層で構成される。内側層及び外側層のそれぞれは、並列された多数のコードとトッピングゴムとからなる。
走行状態にあるタイヤには、遠心力が作用する。遠心力は、ベルトを半径方向外側にせり出させるように作用する。タイヤは路面を踏みしめるので、ベルトの端の部分がせり出す傾向にある。このようなベルトの動きは、リフティングとも称されている。
レースにおいて、車輌は高速で走行する。高速で走行中のタイヤには、大きな遠心力が作用する。大きな遠心力は、大きなリフティングを招来する。このため、レース用のタイヤでは、ベルトの端においてコードがゴムから剥離することがある。このような剥離を伴うタイヤの損傷は、ベルトエッジルース(BEL)とも称される。
レースで使用されるタイヤでは、外側層の端にて内側層が半径方向内側から外側に折り返された構造がベルトに採用されることがある。このようなベルトの構造は、フォールド構造と称される。このフォールド構造では、外側層の端が内側層で保護されるとともに、内側層の折り返し部がベルトの端の動きを拘束する。このフォールド構造は、ベルトエッジルースの防止に有効である。このため、レース用のタイヤでは、フォールド構造を有するベルトの採用が検討されている。この検討例が、特開2010−030460公報、特開2012−056473公報、特開2006−315523公報及び特開2010−163010公報に開示されている。
特開2010−030460公報 特開2012−056473公報 特開2006−315523公報 特開2010−163010公報
フォールド構造のベルトでは、その軸方向中央部分(以下、センター部)は、内側層及び外側層の2層で構成されている。このセンター部の軸方向外側部分(以下、サイド部)では、内側層及び外側層の2層に、内側層の折り返し部がさらに積層されている。サイド部は、いわゆる3層で構成されている。サイド部は、センター部の剛性よりも高い剛性を有する。このため、サイド部とセンター部との境界部分においては、剛性の変化が大きい。言い換えれば、この境界部分の剛性は特異である。
フォールド構造のベルトには、剛性の段差が存在する。このベルトを採用したタイヤでは、この剛性の段差に起因して、偏摩耗が生じやすいという問題がある。さらにこの剛性の段差の存在下でタイヤに荷重が付与されると、トレッドにバックリング(トレッドの反り返り)が生じ、タイヤの路面との接地性が低下することがある。接地性の低下は、タイヤのグリップに影響する。
偏摩耗の防止の観点から、高い硬度を有するトレッドを採用することがある。これにより、ベルトの特異な剛性がトレッド面のプロファイルに反映することが防止される。しかしこの場合、グリップが損なわれ、却って走行性能が低下する恐れがある。
ベルトに含まれるコードの傾斜角度を調整すれば、軸方向におけるベルトの剛性を一様にすることはできる。しかし、センター部が薄くサイド部が厚いという物理的形態に起因する剛性の段差は解消できないため、この場合においても、偏摩耗の発生を十分に抑えることはできない。
トレッドの半径方向内側に、補強層を追加すれば、トレッドの部分に高い剛性を付与することができる。この補強層の追加は、バックリングの防止に有効である。しかし補強層の追加は、タイヤの質量に影響する。
このように様々な検討がなされているが、フォールド構造を有するベルトを採用したタイヤにおいて、高速耐久性及び操縦安定性を損なうことなく、耐偏摩耗性を向上させるのは難しい。
本発明の目的は、高速耐久性及び操縦安定性を損なうことなく、耐偏摩耗性の向上が達成された空気入りタイヤの提供にある。
本発明に係る空気入りタイヤは、その外面がトレッド面をなすトレッドと、上記トレッドの半径方向内側に位置するベルトとを備えている。上記ベルトは、内側層とこの内側層の半径方向外側に位置する外側層とを備えている。軸方向における上記外側層のそれぞれの端において、上記内側層は半径方向内側から外側に向かって折り返されている。この折り返しによりこの内側層には主部と一対の折り返し部とが形成されており、それぞれの折り返し部は上記外側層の半径方向外側に位置している。上記トレッド面のプロファイルは、軸方向に並列された複数の円弧で構成されている。これらの円弧のうち、軸方向において外側に位置する円弧を第一基準円弧とし、この第一基準円弧の軸方向内側に位置する円弧を第二基準円弧とし、この第一基準円弧とこの第二基準円弧との交点を基準点としたとき、上記第二基準円弧は上記第一基準円弧の半径よりも大きな半径を有している。上記第一基準円弧と上記第二基準円弧とは、上記基準点において接している。軸方向において、上記基準点は上記折り返し部の端よりも内側に位置している。上記折り返し部の端からこの基準点までの軸方向長さの、上記折り返し部の軸方向幅に対する比率は、20%以上35%以下である。
好ましくは、この空気入りタイヤでは、上記折り返し部の軸方向幅の、上記トレッド面の軸方向幅に対する比率は、5%以上15%以下である。
好ましくは、この空気入りタイヤでは、上記第二基準円弧の半径は2000mm以上である。
本発明に係る空気入りタイヤは、フォールド構造のベルトを採用している。このベルトは、タイヤの高速耐久性に寄与する。このタイヤでは、ベルトの一部をなす折り返し部の端に対する、基準点、すなわち、トレッド面のプロファイルをなす第一基準円弧と第二基準円弧との接点の位置が適切に調整されている。この調整は、軸方向における接地圧の平準化に寄与する。この接地圧の平準化は、偏摩耗の防止に寄与する。さらにトレッドの反り返りが防止されるので、このタイヤでは良好な接地性が維持される。良好な接地性は、操縦安定性に寄与する。このように本発明によれば、高速耐久性及び操縦安定性を損なうことなく、耐偏摩耗性の向上が達成された空気入りタイヤが得られる。
図1は、本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤの一部が示された断面図である。 図2は、図1のタイヤの一部が示された拡大断面図である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1には、空気入りタイヤ2が示されている。図1において、上下方向がタイヤ2の半径方向であり、左右方向がタイヤ2の軸方向であり、紙面との垂直方向がタイヤ2の周方向である。図1において、一点鎖線CLはタイヤ2の赤道面を表わす。このタイヤ2の形状は、トレッドパターンを除き、赤道面に対して対称である。
このタイヤ2は、トレッド4、一対のサイドウォール6、一対のビード8、カーカス10、ベルト12、バンド14、一対のフィラー16、一対のインナーライナー18及び一対のチェーファー20を備えている。このタイヤ2は、チューブレスタイプである。このタイヤ2は、レース用の四輪自動車に装着される。
トレッド4は、半径方向外向きに凸な形状を呈している。トレッド4は、路面と接地するトレッド面22を形成する。このトレッド4は、耐摩耗性、耐熱性及びグリップ性に優れた架橋ゴムからなる。このトレッド4には、溝が刻まれていない。このタイヤ2は、スリックタイプである。このトレッド4に溝が刻まれて、トレッドパターンが形成されてもよい。
それぞれのサイドウォール6は、トレッド4の端から半径方向略内向きに延びている。サイドウォール6は、カーカス10よりも軸方向外側に位置している。このサイドウォール6は、カーカス10の損傷を防止する。このサイドウォール6は、耐カット性及び耐候性に優れた架橋ゴムからなる。
それぞれのビード8は、半径方向においてサイドウォール6よりも内側に位置している。ビード8は、コア24と、このコア24から半径方向外向きに延びるエイペックス26とを備えている。コア24は、リング状である。コア24は、巻回された非伸縮性ワイヤーを含む。ワイヤーの典型的な材質は、スチールである。エイペックス26は、半径方向外向きに先細りである。エイペックス26は、高硬度な架橋ゴムからなる。
カーカス10は、第一カーカスプライ28及び第二カーカスプライ30からなる。第一カーカスプライ28及び第二カーカスプライ30は、両側のビード8の間に架け渡されており、トレッド4及びサイドウォール6に沿っている。第一カーカスプライ28及び第二カーカスプライ30のそれぞれは、コア24の周りにて、軸方向内側から外側に向かって折り返されている。折り返された第一カーカスプライ28の端は、半径方向において、折り返された第二カーカスプライ30の端よりも外側に位置している。
第一カーカスプライ28及び第二カーカスプライ30のそれぞれは、並列された多数のコードとトッピングゴムとからなる。各コードが赤道面に対してなす角度の絶対値は、75°から90°である。換言すれば、このカーカス10はラジアル構造を有する。コードは、有機繊維からなる。好ましい有機繊維としては、ポリエチレンテレフタレート繊維、ナイロン繊維、レーヨン繊維、ポリエチレンナフタレート繊維及びアラミド繊維が例示される。カーカス10が、1枚のカーカスプライから形成されてもよい。このカーカス10が3枚以上のカーカスプライから形成されてもよい。
ベルト12は、トレッド4の半径方向内側に位置している。ベルト12は、カーカス10と積層されている。ベルト12は、カーカス10を補強する。
図1において、符号PTはトレッド面22の端を表している。両矢印WTは、トレッド面22の一方の端PTからその他方の端PTまでの軸方向長さを表している。この長さWTは、トレッド面22の軸方向幅である。符号PBは、ベルト12の端を表している。両矢印WBは、ベルト12の一方の端PBからその他方の端PBまでの軸方向長さを表している。この長さWBは、ベルト12の軸方向幅である。
大きな幅を有するベルト12は、カーカス10を効果的に補強する。カーカス10の補強の観点から、幅WBの幅WTに対する比率は70%以上が好ましく、80%以上がより好ましく、90%以上がさらに好ましく、95%以上が特に好ましい。一方ベルト12の端PBがタイヤ2の外面に近接すると、耐久性が損なわれる恐れがある。耐久性の観点から、この比率は98%以下が好ましい。
ベルト12は、内側層32及び外側層34からなる。このベルト12は、2層を備えている。このベルト12が、3以上の層を備えてもよい。図示されていないが、内側層32及び外側層34のそれぞれは、並列された多数のコードとトッピングゴムとからなる。それぞれのコードは、赤道面に対して傾斜している。傾斜角度の一般的な絶対値は、10°以上35°以下である。内側層32のコードの赤道面に対する傾斜方向は、外側層34のコードの赤道面に対する傾斜方向とは逆である。このコードには、その材質がスチールとされたコードが用いられてもよいし、有機繊維からなるコードが用いられてもよい。好ましい有機繊維としては、ポリエチレンテレフタレート繊維、ナイロン繊維、レーヨン繊維、ポリエチレンナフタレート繊維及びアラミド繊維が例示される。後述するように、このタイヤ2の内側層32は外側層34の端にて折り返される。折り返しの容易の観点から、このコードとしては有機繊維からなるコードがより好ましい。有機繊維からなるコードを採用する場合には、効果的な補強の観点から、この有機繊維としては、ポリエチレンナフタレート繊維及びアラミド繊維が好ましい。
バンド14は、ベルト12の半径方向外側に位置している。軸方向において、バンド14の幅はベルト12の外側層34の幅よりも若干小さい。このバンド14の幅がベルト12の外側層34の幅よりも若干大きくてもよい。図示されていないが、このバンド14は、コードとトッピングゴムとからなる。コードは、螺旋状に巻かれている。このバンド14は、いわゆるジョイントレス構造を有する。コードは、実質的に周方向に延びている。周方向に対するコードの角度は、5°以下、さらには2°以下である。このコードにより、ベルト12が拘束される。このバンド14は、ベルト12のリフティングの抑制に寄与する。コードは、有機繊維からなる。好ましい有機繊維として、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、レーヨン繊維、ポリエチレンナフタレート繊維及びアラミド繊維が例示される。
このタイヤ2では、ベルト12及びバンド14は補強層36を構成している。ベルト12のみから、この補強層36が構成されてもよい。
それぞれのフィラー16は、ビード8の近くに位置している。このタイヤ2のフィラー16は、ビード8とカーカス10との間に位置している。フィラー16は、ビード8のコア24の周りにて折り返されている。図示されていないが、フィラー16は、並列された多数のコードとトッピングゴムとからなる。それぞれのコードは、有機繊維からなる。好ましい有機繊維としては、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、レーヨン繊維、ポリエチレンナフタレート繊維及びアラミド繊維が例示される。コードは、半径方向に対して傾斜している。フィラー16は、ビード8の部分の剛性に寄与する。フィラー16は、ビード8の部分の倒れを抑える。このフィラー16が、コードを含むことなく、架橋ゴムのみから構成されてもよい。
それぞれのインナーライナー18は、カーカス10の内側に位置している。インナーライナー18は、軸方向において、サイドウォール6の内側に位置している。インナーライナー18は、空気遮蔽性に優れた架橋ゴムからなる。インナーライナー18の典型的な基材ゴムは、ブチルゴム又はハロゲン化ブチルゴムである。インナーライナー18は、タイヤ2の内圧を保持する。このタイヤ2では、トレッド4の内側にはなく、それぞれのサイドウォール6の内側のみにインナーライナー18が設けられているが、このトレッド4の内側にもインナーライナー18を設けて、このタイヤ2の内周面全体がこのインナーライナー18で構成されてもよい。
それぞれのチェーファー20は、ビード8の近くに位置している。タイヤ2がリムに組み込まれると、このチェーファー20がリムと当接する。この当接により、ビード8の近傍が保護される。このチェーファー20は、布とこの布に含浸したゴムとからなる。
このタイヤ2は、次のようにして製造される。図示されていないが、このタイヤ2の製造では、フォーマー及び加硫機が用いられる。この加硫機は、モールドを備えている。このモールドは、タイヤ2の外面を形作るためのキャビティ面を備えている。
このタイヤ2を製造する場合、フォーマーのドラム上で、トレッド4、サイドウォール6等の部材が組み合わされる。これにより、ローカバーが得られる。ローカバーは、未架橋のタイヤ2である。ローカバーを組み立てる工程は、成形工程とも称される。
ローカバーは、モールドに投入される。このとき、ローカバーの内側にはブラダー(図示されず)が位置している。ブラダーにはガスが充填される。これにより、ブラダーは膨張する。ブラダーが膨張すると、ローカバーは変形する。モールドは締められ、ブラダーの内圧が高められる。
モールドが締められると、ローカバーは加圧される。ローカバーは、加熱される。加圧と加熱とにより、ローカバーのゴム組成物が流動する。加熱によりゴム組成物が架橋反応を起こし、図1に示されたタイヤ2が得られる。ローカバーを加圧及び加熱する工程は、架橋工程とも称される。
架橋工程では、ローカバーはモールドのキャビティ面に押し付けられる。ゴムは、流動し、キャビティ面にめり込む。これにより、タイヤ2の外面が形成される。
本発明では、タイヤ2の外面の輪郭はプロファイルと称される。本発明では、特に言及がない限り、このプロファイルに関する記載は、モールドのキャビティ面を前提としている。トレッド面22に溝又は突起が設けられている場合、溝又は突起がないとして得られる仮想トレッド面が、本発明のプロファイルの対象である。
図1に示されているように、このタイヤ2では、ベルト12の外側層34は、このベルト12の内側層32の半径方向外側に位置している。この外側層34の軸方向幅は、バンド14の軸方向幅よりも若干大きい。
このタイヤ2では、軸方向における外側層34のそれぞれの端において、内側層32は半径方向内側から外側に向かって折り返されている。この折り返しにより、この内側層32には、主部38と一対の折り返し部40とが形成されている。なお、バンド14の軸方向幅が外側層34の軸方向幅よりも若干大きい場合には、このバンド14のそれぞれの端において、内側層32は半径方向内側から外側に向かって折り返される。
このタイヤ2では、主部38は外側層34の半径方向内側に位置している。それぞれの折り返し部40は、外側層34の半径方向外側に位置している。さらにこの折り返し部40は、バンド14の半径方向外側に位置している。このタイヤ2では、外側層34の端及びバンド14の端が内側層32で包み込まれている。このベルト12は、フォールド構造を有する。このタイヤ2では、そのトレッド4の軸方向外側部分において、ベルト12及びバンド14が効果的に拘束される。このフォールド構造は、タイヤ2の高速耐久性に寄与する。
図1において、符号PFは折り返し部40の端を表している。両矢印WFは、この折り返し部40の端PFからベルト12の端PBまでの軸方向長さを表している。この長さWFは、折り返し部40の軸方向幅である。
このタイヤ2では、折り返し部40の軸方向幅WFの、トレッド面22の軸方向幅WTに対する比率は5%以上が好ましい。この比率が5%以上に設定されることにより、折り返し部40がベルト12及びバンド14の拘束に効果的に寄与する。このタイヤ2は、高速耐久性に優れる。
本発明では、補強層36のうち、ベルト12の端PBから折り返し部40の端PFまでの部分はサイド部42とも称される。左右のサイド部42に挟まれた領域、すなわち、補強層36のうち、一方の折り返し部40の端PFから他方の折り返し部40の端PFまでの部分はセンター部44とも称される。このタイヤ2の補強層36は、センター部44と一対のサイド部42とを備えている。前述された折り返し部40の幅WFは、このサイド部42の軸方向幅でもある。
図から明らかなように、補強層36においては、センター部44は3層構造を有しており、サイド部42は4層構造を有している。このサイド部42は、センター部44よりも硬質である。硬質なサイド部42は、接地形状及び操縦安定性に影響する。
このタイヤ2では、好ましくは、幅WFの幅WTに対する比率は15%以下である。これにより、補強層36の幅方向における剛性のバランスが整えられる。このタイヤ2では、補強層36による接地形状及び操縦安定性への影響が効果的に抑えられている。
図2には、図1のタイヤ2のトレッド面22における、一方のショルダー46の部分が示されている。この図2において、上下方向がタイヤ2の半径方向であり、左右方向がタイヤ2の軸方向であり、紙面との垂直方向がタイヤ2の周方向である。図示されていないが、このタイヤ2の他方のショルダー46の部分も、この図2に示されたショルダー46の部分の構成と同等の構成を有している。なお、トレッド面22において左右のショルダー46の間の領域はクラウン48と称される。
このタイヤ2では、トレッド面22のプロファイルは軸方向に並列された複数の円弧で構成されている。本発明では、このプロファイルを表す複数の円弧のうち、軸方向において最も外側に位置する円弧が第一基準円弧である。この第一基準円弧の軸方向内側に位置する円弧が、第二基準円弧である。このプロファイルは、第一基準円弧と第二基準円弧とを含んでいる。
図2において、符号PCは第一基準円弧と第二基準円弧との交点(以下、基準点と称される。)を表している。この図2に示されたトレッド面22では、トレッド面22の端PTから基準点PCまでのプロファイルが第一基準円弧で表されている。この基準点PCから軸方向内側のプロファイルが、第二基準円弧で表されている。この図2において、矢印R1は第一基準円弧の半径を表している。矢印R2は、第二基準円弧の半径を表している。
このタイヤ2では、第一基準円弧と第二基準円弧とは基準点PCにおいて接している。第一基準円弧と第二基準円弧とは、連続している。この第一基準円弧と第二基準円弧との境界は、特異でない。このトレッド面22のプロファイルは、接地圧の平準化に寄与する。このタイヤ2では、プロファイルに起因した剛性の段差の形成が防止されている。このプロファイルは、タイヤ2の耐偏摩耗性に寄与する。この観点から、このトレッド面22のプロファイルを軸方向に並列された複数の円弧で表す場合においては、一の円弧とこの一の円弧の隣に位置する他の円弧とは両者の交点において接しているのが好ましい。
このタイヤ2では、第一基準円弧の半径R1は第二基準円弧の半径R2よりも小さい。言い換えれば、第二基準円弧の半径R2は第一基準円弧の半径R1よりも大きい。第二基準円弧は、第一基準円弧よりもタイヤ2の赤道面に近い。このタイヤ2では、赤道面側に位置する第二基準円弧が大きな半径R2を有している。この第二基準円弧は、プロファイルの平坦化に寄与する。フラットなプロファイルは、接地面積の確保に寄与する。十分な接地面積は、タイヤ2のグリップに寄与する。このタイヤ2は、操縦安定性に優れる。この観点から、このトレッド面22のプロファイルを軸方向に並列された複数の円弧で表す場合には、赤道面に近い円弧ほど大きな半径を有するように、このプロファイルが構成されるのが好ましい。
このタイヤ2では、左右の第一基準円弧の間のプロファイルは、単一の第二基準円弧で表されているのが好ましい。言い換えれば、このタイヤ2のトレッド面22のプロファイルは、赤道面上に位置する第二基準円弧と、それぞれがこの第二基準円弧の軸方向外側に位置する一対の第一基準円弧とで表されているのが好ましい。この場合、第一基準円弧がトレッド面22のショルダー46を構成し、第二基準円弧がこのトレッド面22のクラウン48を構成する。このタイヤ2では、大きな半径R2を有する第二基準円弧がプロファイルの平坦化に効果的に寄与する。このタイヤ2では、十分な接地面積が確保される。十分な接地面積は、タイヤ2のグリップに寄与する。このタイヤ2は、操縦安定性に優れる。
このタイヤ2では、第二基準円弧の半径R2は2000mm以上が好ましい。これにより、第二基準円弧がプロファイルの平坦化に効果的に寄与する。このタイヤ2では、十分な接地面積が確保される。十分な接地面積は、タイヤ2のグリップに寄与する。このタイヤ2は、操縦安定性に優れる。
このタイヤ2では、第二基準円弧の半径R2は6000mm以下が好ましい。これにより、図1又は2に示されたこのタイヤ2の断面におけるカーカスプライの輪郭(ケースラインとも称される。)の、自然平衡形状からのずれが抑えられる。タイヤ2の内部に空気を充填した際に、タイヤ2の全体に略一様な力がかかるので、良好な操縦安定性が維持されるとともに、タイヤ2の損傷が効果的に防止される。
このタイヤ2では、第一基準円弧の半径R1は、40mm以上が好ましい。これにより、ケースラインの、自然平衡形状からのずれが効果的に抑えられる。タイヤ2の内部に空気を充填した際に、タイヤ2の全体に略一様な力がかかるので、良好な操縦安定性が維持されるとともに、タイヤ2の損傷が効果的に防止される。この半径R1は、100mm以下が好ましい。この場合においても、ケースラインの自然平衡形状からのずれが効果的に抑えられるので、良好な操縦安定性が維持されるとともに、タイヤ2の損傷が効果的に防止される。
このタイヤ2では、基準点PCは軸方向において折り返し部40の端PFよりも内側に位置しており、この折り返し部40の端PFに対する、基準点PC、すなわち、接点PCの位置が適切に調整されている。この調整は、軸方向における接地圧の平準化に寄与する。この接地圧の平準化は、偏摩耗の防止に寄与する。さらにトレッド4の反り返りが防止されるので、このタイヤ2では良好な接地性が維持される。良好な接地性は、操縦安定性に寄与する。さらにこのタイヤ2では、フォールド構造のベルト12がタイヤ2の高速耐久性に寄与する。本発明によれば、高速耐久性及び操縦安定性を損なうことなく、耐偏摩耗性の向上が達成された空気入りタイヤ2が得られる。
図2において、両矢印WDは折り返し部40の端PFから基準点PCまでの軸方向長さを表している。両矢印WFは、図1に示された折り返し部40の軸方向幅である。
このタイヤ2では、長さWDの幅WFに対する比率は20%以上35%以下である。この比率が20%以上に設定されることにより、接地面の形状がいびつになることが防止される。このタイヤ2では、十分な接地面積が確保される。十分な接地面積は、タイヤ2のグリップに寄与する。このタイヤ2は、操縦安定性に優れる。この観点から、この比率は20%以上が好ましい。この比率が35%以下に設定されることにより、軸方向における接地圧の平準化が促される。この接地圧の平準化は、偏摩耗の防止に寄与する。このタイヤ2は、耐偏摩耗性に優れる。トレッド4の反り返りが防止されるので、このタイヤ2では良好な接地性が維持される。良好な接地性は、操縦安定性に寄与する。このタイヤ2は良好な耐偏摩耗性を有しているので、良好な操縦安定性が持続される。この観点から、この比率は、30%以下が好ましい。
図1において、符号PEはこのタイヤ2の赤道を表している。実線BLは、この赤道PEを通り軸方向に延びる直線である。本発明においては、この直線BLは基準線と称される。両矢印LCは、この基準線BLからトレッド面22の端PTまでの半径方向長さを表している。この長さLCは、キャンバー量と称される。
このタイヤ2では、キャンバー量LCは10mm以上25mm以下が好ましい。このキャンバー量LCが10mm以上に設定されることにより、軸方向における接地圧の平準化が促される。この接地圧の平準化は、偏摩耗の防止に寄与する。このタイヤ2は、耐偏摩耗性に優れる。この観点から、このキャンバー量LCは15mm以上がより好ましい。このキャンバー量が25mm以下に設定されることにより、十分な接地面積が確保される。十分な接地面積は、タイヤ2のグリップに寄与する。このタイヤ2は、操縦安定性に優れる。この観点から、このキャンバー量は、20mm以下がより好ましい。
このタイヤ2では、折り返し部40を覆うようにエッジバンドがさらに設けられてもよい。これは、エッジバンドに含まれる螺旋状に巻かれたコードが、補強層36の端の部分をさらに効果的に拘束するからである。エッジバンドを備えたタイヤ2では、高速耐久性の一層の向上が図られる。その一方でエッジバンドの追加は、剛性の段差を招来する恐れがある。したがって、エッジバンドを設ける場合には、剛性の段差の形成を防止するとの観点から、折り返し部40よりも幅広のエッジバンドを用いるのがより好ましい。詳細には、エッジバンドの縁が折り返し部40の縁より3〜5mmはみ出すように、このエッジバンドの幅が調整されるのがより好ましい。
本発明では、タイヤ2の各部材の寸法及び角度は、タイヤ2が正規リムに組み込まれ、正規内圧となるようにタイヤ2に空気が充填された状態で測定される。測定時には、タイヤ2には荷重がかけられない。本明細書において正規リムとは、タイヤ2が依拠する規格において定められたリムを意味する。JATMA規格における「標準リム」、TRA規格における「Design Rim」、及びETRTO規格における「Measuring Rim」は、正規リムである。本明細書において正規内圧とは、タイヤ2が依拠する規格において定められた内圧を意味する。JATMA規格における「最高空気圧」、TRA規格における「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に掲載された「最大値」、及びETRTO規格における「INFLATION PRESSURE」は、正規内圧である。乗用車用タイヤ2の場合は、内圧が180kPaの状態で、寸法及び角度が測定される。本明細書において正規荷重とは、タイヤ2が依拠する規格において定められた荷重を意味する。JATMA規格における「最高負荷能力」、TRA規格における「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に掲載された「最大値」、及びETRTO規格における「LOAD CAPACITY」は、正規荷重である。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実施例1]
図1−2に示されたタイヤを製作した。このタイヤのサイズは、280/680R18である。この実施例1では、トレッド面のプロファイルは、第二基準円弧と一対の第一基準円弧とからなる。第二基準円弧は、赤道上に位置している。この実施例1では、この第二基準円弧は、トレッド面のクラウン部分を構成している。それぞれの第一基準円弧は、この第二基準円弧の軸方向外側に位置している。この実施例1では、それぞれの第一基準円弧は、トレッド面の端PTを通り、トレッド面のショルダー部分を構成している。この実施例1では、トレッドの幅WTに対するベルトの幅WBの比率は98%である。
[実施例2−4及び比較例1−3]
折り返し部の端PFから基準点PCまでの長さWDの、この折り返し部の幅WFに対する比率WD/WFを下記の表1の通りとした他は実施例1と同様にして、実施例2−4及び比較例1−3のタイヤを得た。比較例1は、従来のタイヤである。
[比較例4]
比率WD/WF及びキャンバー量LCを下記の表2の通りとした他は実施例1と同様にして、比較例4のタイヤを得た。
[実施例5−8]
折り返し部の幅WFのトレッドの幅WTに対する比率WF/WTを下記の表2の通りとした他は実施例1と同様にして、実施例5−8のタイヤを得た。
[実施例9−10]
第二基準円弧の半径R2を下記の表3の通りとした他は実施例1と同様にして、実施例9−10のタイヤを得た。
[実施例11−14]
キャンバー量LCを下記の表3の通りとした他は実施例1と同様にして、実施例11−14のタイヤを得た。
[接地面積]
接地圧分布測定装置を用い、下記の測定条件で接地圧及び接地面積を測定した。
使用リム:18×12J
内圧:200kPa
荷重:6kN
キャンバー角:0°
スリップ角:0°
比較例1のタイヤの接地面積を100としたときの指数が、下記の表1−3に示されている。数値が大きいほど、接地面積は大きい。
[高速耐久性]
タイヤをリム(18×12J)に組み込み、このタイヤに空気を充填して内圧を200kPaとした。このタイヤをドラム式走行試験機に装着し、6kNの縦荷重をタイヤに負荷した。キャンバー角は、0°とした。スリップ角は、0°とした。このタイヤを、直径が3mであるドラムの上を走行させた。速度を段階的に上昇させて、タイヤが破壊したときの速度に基づいて、評価を行った。この結果が、比較例1を100とした指数で、下記の表1−3に示されている。数値が大きいほど、高速耐久性に優れる。なお、評価後のタイヤの外観を観察したところ、全てのタイヤにおいて、破壊モードはベルトエッジルースであった。
[摩耗量]
タイヤをリム(18×12J)に組み込み、このタイヤに空気を充填して内圧を200kPaとした。このタイヤを、排気量が3000cmである競技用四輪自動車に装着した。ドライバーに、この四輪自動車をレーシングサーキット(ドライ路面)で走行させた。走行距離が100kmである時点での摩耗量を測定した。折り返し部の端よりも軸方向内側部分において、著しい段差摩耗が確認されたことから、この摩耗量の評価では、この部分における摩耗量が計測されている。この結果が、比較例1を100とした指数で、下記の表1−3に示されている。数値が小さいほど、摩耗量は小さい。
[寿命]
タイヤをリム(18×12J)に組み込み、このタイヤに空気を充填して内圧を200kPaとした。このタイヤを、排気量が3000cmである競技用四輪自動車に装着した。ドライバーに、この四輪自動車をレーシングサーキット(1周=5.0km)で走行させた。1周あたり1分30秒程度のラップタイムで40周走行した時点での摩耗量を測定した。この評価においても、段差摩耗が生じた、折り返し部の端よりも軸方向内側部分における摩耗量が計測された。この結果が、比較例1を100とした指数で、下記の表1−3に示されている。数値が大きいほど、摩耗量が小さく寿命が長いことを表している。
[操縦安定性]
タイヤをリム(18×12J)に組み込み、このタイヤに空気を充填して内圧を200kPaとした。このタイヤを、排気量が3000cmである競技用四輪自動車に装着した。ドライバーに、この四輪自動車をレーシングサーキット(1周=5.0km)で走行させて、走行開始の時点及び走行終了の時点での操縦安定性を評価させた。この評価では、75km走行した時点が走行開始の時点とされ、150km走行した時点が走行終了の時点とされた。この結果が、10点を満点とした指数で、下記の表1−3に示されている。数値が大きいほど好ましい。走行開始の時点と走行終了の時点との差を「変化」として表し、この差に基づいてタイヤの状態変化も評価した。この「変化」に関しては、値が小さいほど、状態変化が小さいことを表している。
Figure 2016165925
Figure 2016165925
Figure 2016165925
表1−3に示されるように、実施例のタイヤでは、比較例のタイヤに比べて評価が高い。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
比較例1、実施例1、比較例3及び比較例4については、接地面積以外に、接地圧分布も確認された。比率WD/WFが50%である比較例1では、接地面の軸方向外側部分、すなわち、その端の部分において、局所的に接地圧が高い箇所が確認された。そして、軸方向において、折り返し部の端よりも外側で、かつ、この接地圧が高い箇所よりも内側の部分において、接地圧が低い箇所が確認された。キャンバー量LCが比較例1と同等で、比率WD/WFが30%である実施例1では、比較例1と同じように、接地面の端の部分において、接地圧が高い箇所が確認されたが、この箇所における接地圧は最大で30%低下していた。さらに比較例1で確認された接地圧が低い箇所は、この実施例1においては、ほぼ消失していた。この実施例1では、接地圧の平準化が促されていた。キャンバー量LCが比較例1と同等で、比率WD/WFが10%である比較例3では、実施例1と同様、接地圧の平準化が認められた。しかしこの比較例3では、比較例1及び実施例1に比べて、接地面の形状がいびつとなり、接地面積が減少することが確認された。キャンバー量LCが20mmで、比率WD/WFが45%である比較例4では、比較例1と同様の接地圧分布が確認された。これらの結果からも、本発明の優位性は明らかである。
以上説明されたタイヤに関する技術は、種々の車輌のためのタイヤにも適用されうる。
2・・・タイヤ
4・・・トレッド
6・・・サイドウォール
8・・・ビード
10・・・カーカス
12・・・ベルト
14・・・バンド
22・・・トレッド面
24・・・コア
26・・・エイペックス
28・・・第一カーカスプライ
30・・・第二カーカスプライ
32・・・内側層
34・・・外側層
38・・・主部
40・・・折り返し部

Claims (3)

  1. その外面がトレッド面をなすトレッドと、上記トレッドの半径方向内側に位置するベルトとを備えており、
    上記ベルトが、内側層とこの内側層の半径方向外側に位置する外側層とを備えており、
    軸方向における上記外側層のそれぞれの端において、上記内側層が半径方向内側から外側に向かって折り返されており、この折り返しによりこの内側層には主部と一対の折り返し部とが形成されており、それぞれの折り返し部が上記外側層の半径方向外側に位置しており、
    上記トレッド面のプロファイルが、軸方向に並列された複数の円弧で構成されており、
    これらの円弧のうち、軸方向において外側に位置する円弧を第一基準円弧とし、この第一基準円弧の軸方向内側に位置する円弧を第二基準円弧とし、この第一基準円弧とこの第二基準円弧との交点を基準点としたとき、
    上記第二基準円弧が、上記第一基準円弧の半径よりも大きな半径を有しており、
    上記第一基準円弧と上記第二基準円弧とが、上記基準点において接しており、
    軸方向において、上記基準点が上記折り返し部の端よりも内側に位置しており、
    上記折り返し部の端からこの基準点までの軸方向長さの、上記折り返し部の軸方向幅に対する比率が、20%以上35%以下である、空気入りタイヤ。
  2. 上記折り返し部の軸方向幅の、上記トレッド面の軸方向幅に対する比率が、5%以上15%以下である、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 上記第二基準円弧の半径が、2000mm以上である、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
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