JP2016164399A - 過給機付きガスエンジン、及びその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】エンジン本体26への初期負荷投入後で次期の負荷である次期負荷が投入される前に、出力制御部41が出力維持制御を実行している状態で、燃料制御弁開度制御部43が出力維持制御及び混合気圧制御に優先して燃料制御弁13の開度を低減する燃料制御弁開度低減制御を実行すると共に、混合気圧制御部42が混合気圧制御として目標混合気圧を高い側へ調整して混合気圧を増加する混合気圧増加制御を実行する。
【選択図】図1
Description
一方で、排ガスの排気エネルギにて回転する排気タービンと、当該排気タービンにより駆動力が与えられる吸気コンプレッサとからなる過給機を備えた過給式のガスエンジンでは、負荷が急増した際、ガスエンジンの調速装置の遅れに加え、過給機の応答遅れにより、迅速に必要な燃料(混合気)をガスエンジンに供給することができず、ガスエンジンの回転数が低下し、ストール(ガスエンジン停止)に陥る場合がある。
このような課題に対し、最初の負荷を投入するタイミングに過給機の回転上昇、つまり吸気圧力の上昇による投入燃料量の増加を促すために、最初の負荷を投入するタイミングに、排気タービン前に圧縮窒素を導入するもの(特許文献1を参照)、最初の負荷を投入するタイミングに、一時的に空気補充源から圧縮空気をエンジンに供給するもの(特許文献2を参照)等が提案されている。
特に、過給式ガスエンジンが燃焼室にてリーンバーン燃焼を行うものである場合、定格負荷の30〜40%程度の負荷を投入した後の負荷への追従性が著しく低下するため、定格負荷の30〜40%程度の負荷を初期負荷として投入した後、その後の1〜30%程度の負荷を次期負荷として投入することがある。そして、当該次期負荷の追従性を改善する点については、上述の特許文献1、2に開示の技術では、何ら考慮されておらず、改善の余地があった。
燃料ガスと空気との混合気を燃焼室において圧縮して燃焼させることにより回転動力を発生するエンジン本体と、
前記エンジン本体の吸気路へ燃料ガスを供給する燃料ガス供給路を通流する燃料ガスの流量を調整する燃料制御弁と、
前記エンジン本体の排気路に設けられるタービンに前記燃焼室から排出される排ガスを供給し、前記タービンに連結される状態で吸気路に設けられるコンプレッサによって前記燃焼室に吸気される混合気を圧縮する過給機と、
前記吸気路において前記燃焼室に吸気される混合気の流量を調整する混合気制御弁と、
前記エンジン本体の吸気路における前記混合気制御弁の下流側で前記エンジン本体の上流側の混合気圧を測定する圧力センサと、を備えたターボ過給式ガスエンジンの制御方法であって、その特徴構成は、
前記エンジン本体の出力を目標出力に維持する出力維持制御を実行している状態で、前記圧力センサにて測定される混合気圧が目標の混合気圧である目標混合気圧となるように前記燃料制御弁と前記混合気制御弁との少なくとも何れか一方の開度を制御する混合気圧制御を実行可能に構成され、
前記エンジン本体への初期負荷投入後で次期の負荷である次期負荷が投入される前に、前記エンジン本体の出力を目標出力に維持している状態で、前記出力維持制御及び前記混合気圧制御に優先して前記燃料制御弁開度制御部が前記燃料制御弁の開度を低減する燃料制御弁開度低減制御を実行すると共に、混合気圧制御として前記目標混合気圧を高い側へ調整して混合気圧を増加する混合気圧増加制御を実行する点にある。
燃料ガスと空気との混合気を燃焼室において圧縮して燃焼させることにより回転動力を発生するエンジン本体と、
前記エンジン本体の吸気路へ燃料ガスを供給する燃料ガス供給路を通流する燃料ガスの流量を調整する燃料制御弁と、
前記エンジン本体の排気路に設けられるタービンに前記燃焼室から排出される排ガスを供給し、前記タービンに連結される状態で吸気路に設けられるコンプレッサによって前記燃焼室に吸気される混合気を圧縮する過給機と、
前記吸気路において前記燃焼室に吸気される混合気の流量を調整する混合気制御弁とを備えたターボ過給式ガスエンジンであって、その特徴構成は、
前記エンジン本体の吸気路における前記混合気制御弁の下流側で前記エンジン本体の上流側の混合気圧を測定する圧力センサと、
前記エンジン本体の出力を目標出力に維持する出力維持制御を実行する出力制御部と、
前記出力制御部が前記出力維持制御を実行している状態で、前記圧力センサにて測定される混合気圧が目標の混合気圧である目標混合気圧となるように前記燃料制御弁と前記混合気制御弁との少なくとも何れか一方の開度を制御する混合気圧制御を実行する混合気圧制御部と、
前記燃料制御弁の開度を制御する燃料制御弁開度制御部とを備え、
前記エンジン本体への初期負荷投入後で次期の負荷である次期負荷が投入される前に、前記出力制御部が前記出力維持制御を実行している状態で、前記燃料制御弁開度制御部が前記出力維持制御及び前記混合気圧制御に優先して前記燃料制御弁の開度を低減する燃料制御弁開度低減制御を実行すると共に、前記混合気圧制御部が混合気圧制御として前記目標混合気圧を高い側へ調整して混合気圧を増加する混合気圧増加制御を実行する点にある。
これにより、燃焼室に導かれる混合気量は増加し、排気タービンを通過する排ガス流量も増加して、排気タービンの回転数が増大することで、吸気コンプレッサの回転数が増加する状態となる。過給機は回転数が高いほど、その応答性が高くなるため、この状態で、次期負荷が投入されることにより、次期負荷の応答性を改善できる。
更に、本発明にあっては、次期負荷を投入する前に、混合気制御弁の開き側への制御において、混合気圧をパラメータとする混合気圧増加制御を実行しているが、当該混合気圧増加制御は、混合気圧制御弁の下流側の圧力を圧力センサにて計測し、当該計測値に基づいて行う直接的な制御であるため、例えば、O2センサ等による空燃比増加制御を行うものに比べ、比較的簡易な構成で、応答性及び信頼性の高い空燃比の制御を実行できる。
結果、比較的簡易な構成を維持しながらも、特に、初期負荷を投入した後の次期負荷の投入時に、当該負荷への追従性を改善しつつ、エンジンがストールする虞を十分に低減することができるターボ過給式ガスエンジンを実現できる。
前記燃料制御弁開度制御部は、前記燃料制御弁開度低減制御において前記燃料制御弁の開度を徐々に低減し、
前記混合気圧制御部は、前記混合気圧増加制御において前記混合気圧を徐々に増加する点にある。
前記混合気圧が前記エンジン本体の運転を維持可能な上限の混合気圧である上限混合気圧となった段階で、前記混合気圧制御部が前記混合気圧増加制御を終了すると共に前記混合気制御弁の開度を維持し、前記燃料制御弁開度制御部が前記燃料制御弁開度低減制御を終了すると共に前記燃料制御弁の開度を維持する点にある。
前記エンジン本体は発電機を回転駆動すると共に、当該発電機にて発電された電力を電力負荷へ給電可能に構成され、
商用電力系統からの商用電力が前記電力負荷へ給電されている給電状態か給電が停止される停電状態かを判定する停電判定部を備え、
前記停電判定部が停電状態であると判定したときに、前記発電機にて発電された電力を電力負荷へ給電する点にある。
前記混合気圧制御部は、前記燃料制御弁開度低減制御及び前記混合気圧増加制御を実行している間において、前記混合気圧を、前記燃焼室での混合気の当量比が1より小さいリーンバーン燃焼に対応する希薄混合気圧に設定する点にある。
以下、図1に基づいて、ターボ過給式ガスエンジン100の基本構成を説明した後、その制御を、図2の制御フロー図、及び図3のグラフ図に基づいて説明する。
即ち、吸気路20において、ミキサ14で燃料ガスFと空気Aとを混合して生成された混合気Mは、コンプレッサ31にて圧縮された後に、インタークーラ25にて冷却され、スロットル弁24を介して所定の流量に調整されて、エンジン本体26の燃焼室26aに導入される。
発電機28には、電力線及び開閉器52を介して電力負荷29が接続されている。更に、電力線は、遮断器(図示せず)及び系統連系保護継電器22を介する状態で、商用電力系統53に接続されており、電力負荷29には当該商用電力系統53からの受電電力が給電可能に構成されている。
ここで、系統連系保護継電器22は、商用電力系統53からの受電する受電電圧を計測可能にされており、ECU40は、当該受電電圧を形成する形態で、商用電力系統53から電力負荷29へ給電されている給電状態か給電が停止している停電状態かを判断する停電判定部45として機能する。
ここで、出力制御部41によりエンジン本体26の出力が目標出力に制御されている場合、混合気圧が決まれば、燃焼室26aに供給される混合気Mの空燃比が一意に決定される。
つまり、ECU40は、例えば、目標出力毎に、混合気圧と空燃比との関係を示すマップを保持しており、所定の目標出力において、目標空燃比となるように、上述の圧力センサ54にて計測される混合気圧を、目標空燃比に対応する目標混合気圧に近づけるべく、燃料制御弁13とスロットル弁24との少なくとも何れか一方の開度を制御する。即ち、ECU40は、混合気圧制御部42として機能する。
尚、当該実施形態にあっては、ターボ過給式ガスエンジン100は、高い効率で運転するべく、燃焼室26aでの混合気Mの当量比が1より小さいリーンバーン燃焼(例えば、当量比が0.6以上0.8以下程度)を実行し続けるように、目標空燃比及びそれに対応する目標混合気圧が設定される。
ECU40は、エンジン本体26への起動指令があると、当該起動指令に基づいて、燃料制御弁13及びスロットル弁24の開度調整等を行いながら、エンジン本体26を起動させる(図2で、♯01)。
次に、回転数維持部44としてのECU40は、回転数センサ51にて計測されるエンジン本体26の回転数が特定の目標回転数(図3でRtで示す回転数)に維持されるように、スロットル弁24の開度を制御する回転数維持制御を実行する(図2で、♯02)。尚、ECU40は、エンジン本体26が起動されている間、当該回転数維持制御を実行し続ける。
また、このように、エンジン本体26が初期負荷Q1が投入される前の無負荷状態では、スロットル弁24の開度は最も小さい開度S1に維持されると共に、燃料制御弁13の開度も最も小さい開度N1に維持される。
このとき、回転数維持部44としてのECU40は、エンジン回転数を目標回転数Rtに維持しようとすると共に、出力制御部41としてのECU40が、エンジン本体26の出力を、初期負荷Q1に対応する出力に維持しようとするため、図3でt1で示すタイミングで、スロットル弁24の開度は、一時的に全開にされた後、所定の弁開度S2(>S1)に維持されると共に、燃料制御弁13の開度が、所定の弁開度N2(>N1)に維持される。
説明を追加すると、このとき、混合気圧制御部42としてのECU40は、初期負荷Q1に対応する目標出力において目標空燃比に維持するべく、圧力センサ54にて測定される測定圧力を、目標空燃比に対応する目標混合気圧(図3(e)でP2)とするように、燃料制御弁13及びスロットル弁24の開度を制御する。
そこで、当該実施形態に係るターボ過給式ガスエンジン100にあっては、初期負荷に続く次期負荷Q2(例えば、エンジン本体26の定格負荷の1〜30%程度の負荷で、Q2<Q1)の投入指令があったときに(図2で♯05)、換言すると、エンジン本体26への初期負荷Q1の投入後で次期負荷Q2が投入される前に、図3でt2で示すタイミングで、出力制御部41としてのECU40が出力維持制御を実行している状態で、燃料制御弁開度制御部43としてのECU40が出力維持制御及び混合気圧制御に優先して、燃料制御弁13の開度を徐々に低減する燃料制御弁開度低減制御を実行する(図2で♯06、図3(d)でt2−t3間での制御)。このとき、出力維持制御が実行されているために、スロットル弁24の開度が開き側へ制御される(図3(c)でt2−t3間での制御)。
ここで、燃料制御弁開度低減制御では、図3(d)に示されるように、燃料制御弁13の開度は徐々に低減されると共に、混合気圧増加制御では、図3(e)に示すように、圧力センサ54にて計測される混合気圧が徐々に増加するようにスロットル弁24の開度を増加する。
ここで、上限混合気圧は、例えば、エンジン回転数の目標回転数Rtからの下方側への振れ幅が特定の幅(例えば、目標回転数Rtの8.0%、より好ましくは、目標回転数Rtの0.5〜3.0%)以下に維持できる圧力とする。
(1)上記実施形態において、燃料制御弁開度低減制御と混合気圧増加制御との双方は、同時に開始されて、同時に終了される例を示した。
しかしながら、燃料制御弁開度低減制御と混合気圧増加制御との双方は、別に同時に開始される必要はなく、何れか一方を先に開始するように構成しても良い。
また、燃料制御弁開度低減制御と混合気圧増加制御との双方は、別に同時に終了する必要はなく、何れか一方を先に終了するように構成しても構わない。
また、燃料制御弁開度低減制御と混合気圧増加制御との実行は、全く別の時間に実行されても良い。即ち、燃料制御弁開度低減制御を実行した後に、混合気圧増加制御を実行する場合や、混合気圧増加制御を実行した後に、燃料制御弁開度低減制御を実行する場合も、本発明の機能が良好に発揮される。
この場合、ECU40は、次期負荷投入がされる前に、燃料制御弁開度低減制御を実行すると共に、混合気圧増加制御を実行して、負荷応答性能を向上させる。
しかしながら、図示は省略するが、例えば、燃料制御弁開度低減制御では、燃料制御弁13の開度を段階的に低減すると共に、混合気圧増加制御では、圧力センサ54にて計測される混合気圧が段階的に増加するようにスロットル弁24の開度を段階的に増加するように制御しても構わない。
20 :吸気路
24 :スロットル弁
26 :エンジン本体
26a :燃焼室
27 :排気路
28 :発電機
30 :過給機
31 :コンプレッサ
32 :タービン
40 :ECU
41 :出力制御部
42 :混合気圧制御部
43 :燃料制御弁開度制御部
54 :圧力センサ
100 :ターボ過給式ガスエンジン
Claims (6)
- 燃料ガスと空気との混合気を燃焼室において圧縮して燃焼させることにより回転動力を発生するエンジン本体と、
前記エンジン本体の吸気路へ燃料ガスを供給する燃料ガス供給路を通流する燃料ガスの流量を調整する燃料制御弁と、
前記エンジン本体の排気路に設けられるタービンに前記燃焼室から排出される排ガスを供給し、前記タービンに連結される状態で吸気路に設けられるコンプレッサによって前記燃焼室に吸気される混合気を圧縮する過給機と、
前記吸気路において前記燃焼室に吸気される混合気の流量を調整する混合気制御弁とを備えたターボ過給式ガスエンジンであって、
前記エンジン本体の吸気路における前記混合気制御弁の下流側で前記エンジン本体の上流側の混合気圧を測定する圧力センサと、
前記エンジン本体の出力を目標出力に維持する出力維持制御を実行する出力制御部と、
前記出力制御部が前記出力維持制御を実行している状態で、前記圧力センサにて測定される混合気圧が目標の混合気圧である目標混合気圧となるように前記燃料制御弁と前記混合気制御弁との少なくとも何れか一方の開度を制御する混合気圧制御を実行する混合気圧制御部と、
前記燃料制御弁の開度を制御する燃料制御弁開度制御部とを備え、
前記エンジン本体への初期負荷投入後で次期の負荷である次期負荷が投入される前に、前記出力制御部が前記出力維持制御を実行している状態で、前記燃料制御弁開度制御部が前記出力維持制御及び前記混合気圧制御に優先して前記燃料制御弁の開度を低減する燃料制御弁開度低減制御を実行すると共に、前記混合気圧制御部が混合気圧制御として前記目標混合気圧を高い側へ調整して混合気圧を増加する混合気圧増加制御を実行するターボ過給式ガスエンジン。 - 前記燃料制御弁開度制御部は、前記燃料制御弁開度低減制御において前記燃料制御弁の開度を徐々に低減し、
前記混合気圧制御部は、前記混合気圧増加制御において前記混合気圧を徐々に増加する請求項1に記載のターボ過給式ガスエンジン。 - 前記混合気圧が前記エンジン本体の運転を維持可能な上限の混合気圧である上限混合気圧となった段階で、前記混合気圧制御部が前記混合気圧増加制御を終了すると共に前記混合気制御弁の開度を維持し、前記燃料制御弁開度制御部が前記燃料制御弁開度低減制御を終了すると共に前記燃料制御弁の開度を維持する請求項1又は2に記載のターボ過給式ガスエンジン。
- 前記エンジン本体は発電機を回転駆動すると共に、当該発電機にて発電された電力を電力負荷へ給電可能に構成され、
商用電力系統からの商用電力が前記電力負荷へ給電されている給電状態か給電が停止される停電状態かを判定する停電判定部を備え、
前記停電判定部が停電状態であると判定したときに、前記発電機にて発電された電力を電力負荷へ給電する請求項1〜3の何れか一項に記載のターボ過給式ガスエンジン。 - 前記混合気圧制御部は、前記燃料制御弁開度低減制御及び前記混合気圧増加制御を実行している間において、前記混合気圧を、前記燃焼室での混合気の当量比が1より小さいリーンバーン燃焼に対応する希薄混合気圧に設定する請求項1〜4の何れか一項に記載のターボ過給式ガスエンジン。
- 燃料ガスと空気との混合気を燃焼室において圧縮して燃焼させることにより回転動力を発生するエンジン本体と、
前記エンジン本体の吸気路へ燃料ガスを供給する燃料ガス供給路を通流する燃料ガスの流量を調整する燃料制御弁と、
前記エンジン本体の排気路に設けられるタービンに前記燃焼室から排出される排ガスを供給し、前記タービンに連結される状態で吸気路に設けられるコンプレッサによって前記燃焼室に吸気される混合気を圧縮する過給機と、
前記吸気路において前記燃焼室に吸気される混合気の流量を調整する混合気制御弁と、
前記エンジン本体の吸気路における前記混合気制御弁の下流側で前記エンジン本体の上流側の混合気圧を測定する圧力センサと、を備えたターボ過給式ガスエンジンの制御方法であって、
前記エンジン本体の出力を目標出力に維持する出力維持制御を実行している状態で、前記圧力センサにて測定される混合気圧が目標の混合気圧である目標混合気圧となるように前記燃料制御弁と前記混合気制御弁との少なくとも何れか一方の開度を制御する混合気圧制御を実行可能に構成され、
前記エンジン本体への初期負荷投入後で次期の負荷である次期負荷が投入される前に、前記エンジン本体の出力を目標出力に維持している状態で、前記出力維持制御及び前記混合気圧制御に優先して前記燃料制御弁開度制御部が前記燃料制御弁の開度を低減する燃料制御弁開度低減制御を実行すると共に、混合気圧制御として前記目標混合気圧を高い側へ調整して混合気圧を増加する混合気圧増加制御を実行するターボ過給式ガスエンジンの制御方法。
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