JP2016164019A - 車両側面衝突検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】構成の簡素化及びコストダウンが図れる側面衝突検出装置を提供する。【解決手段】フロントサイドドア11のドア本体12内部空間12aとセンタピラー6の内部空間6Aとをドアストライカ25により連通し、センタピラー6の内部空間内6Aとリヤサイドドア15のドア本体16の内部空間16Aを連通管31により連通すると共に、センタピラー6内に圧力変動を検出する圧力センサ35を配置する。フロントサイドドア11、センタピラー6或いはリヤサイドドア15に衝突する種々の側面衝突が単一の圧力センサ35で検出でき、単一の圧力センサにより種々の側面衝突の検知が可能であり、センサの削減、構成及び制御の簡素化が得られ、コストダウンが図れる。【選択図】図3

Description

本発明は、車両の側面衝突を検出する側面衝突検出装置に関し、特にピラー及びサイドドアを備えた車両の側面衝突を検出する側面衝突検出装置に関する。
車両の側面衝突検出装置は、例えば特許文献1や特許文献2のように、車両のサイドドアの内部に圧力センサを設け、車両の側面に他車等の衝突物が衝突した際に、サイドドアの内部圧力変化を圧力センサにより検出し、側面衝突を検出する。そして、側面衝突を検出すると、例えばサイドエアバッグ装置等の乗員保護装置を作動して乗員を保護する。
また、特許文献3のようにセンタピラーに加速度センサを設け、加速度センサにより検出された加速度に基づいて側面衝突を検出し、側面衝突を検出すると、サイドエアバッグ装置等の乗員保護装置を展開させる。
更に、ドア内部に設けた加速度センサや圧力センサ、センタピラー内部に設けた加速度センサの組み合わせにより側面衝突を検出判定するものもある。
特開平05−038998号公報 特開2008−1387607号公報 特開2013−151192号公報
しかしながら、ドア内部及びセンタピラー内部にそれぞれ加速度センサや圧力センサ等の複数の衝突検出センサを設けるには、衝突検出センサの増加に伴って衝突検出センサ及びその設置にコストを要するとともに構成及び制御が煩雑になる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、衝突検出センサの個数削減、構成の簡素化及びコストダウンが図れる側面衝突検出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する請求項1に記載の側面衝突検出装置の発明は、車両側部に中空形状のピラーと、該ピラーに隣接する中空状のドア本体を備えたサイドドアを備え、前記ピラーとドア本体とに連接して前記ピラーの内部空間とドア本体の内部空間を連通する連通部と、前記ピラーの内部空間内或いはドア本体の内部空間内のいずれか一方の圧力変動を検出する単一の圧力センサと、を備えたことを特徴とする。
これよると、サイドドアの内部空間とピラーの内部空間とを連結部により連通し、ピラーの内部空間内或いはドア本体の内部空間内のいずれか一方の圧力変動を検出する衝突検出センサとなる単一の圧力センサを備える簡単な構成で、サイドドア或いはピラーに衝突する側面衝突(ポール側面衝突)及びサイドドアとピラーの広範囲に亘り衝突する側面衝突(MDB側面衝突)等、種々の側面衝突が単一の圧力センサで検出可能であり、衝突検出センサ個数の削減、構成及び制御の簡素化が得られ、コストダウンが図れる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の側面衝突検出装置において、前記圧力センサは、前記ピラーに配置されて前記ピラーの内部空間内の圧力変動を検出することを特徴とする。
これによると、車体に固定されるピラー側に圧力センサを設けることで、容易に圧力センサが配置できるとともに、内部空間が大きなサイドドア側が衝突変形した際に、内部空間が比較的小さなピラー側の圧力変化が大きく有効的に得られ、圧力センサによる圧力変動の検出精度が向上する。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の側面衝突検出装置において、前記連通部は、前記ドア本体に設けられたドアロック機構が係止して前記サイドドアを閉鎖状態に保持する前記ピラーに設けられたドアストライカであって、該ドアストライカは、前記ピラーに固定されるストライカベースと、該ストライカベースに基端が結合されると共に先端が閉鎖状態のドア本体の内部空間に連通可能な貫通孔を有するストライカ本体とを備えたことを特徴とする。
これによると、ドアの閉鎖状態において、ドアストライカによりサイドドアのドア本体の内部空間とピラーの内部空間と連通することから、開閉動作するサイドドアにおいて容易に連結部を構成することができるとともに、既存のドア構造やピラーの構成を大きく変更することなく側面衝突検出装置を構成することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1または2に記載の側面衝突検出装置において、前記連結部は、前記ピラーとドア本体とに連接して前記ピラーの内部空間とドア本体の内部空間を連通する可撓性を有する連通管であることを特徴とする。
これによると、サイドドアのドア本体の内部空間とピラーの内部空間と連通することから、開閉動作するドアにおいて容易に連結部を構成することができるとともに、既存のドア構造やピラーの構成を大きき変更することなく側面衝突検出装置を構成することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1または2に記載の側面衝突検出装置において、前記サイドドアは、前記ピラーを隔てて車体前方側及び後方側に配置されるフロントサイドドア及びリヤサイドドアであることを特徴とする。
こらは、車体側部にピラーに隣接するフロントサイドドア及びリヤサイドドアを備えた側面衝突検出装置を示すものである。
本発明によると、サイドドアの内部空間とピラーの内部空間とを連結部により連通し、ピラーの内部空間内或いはドア本体の内部空間内のいずれか一方の圧力変動を検出する単一の圧力センサを備える簡単な構成で、種々の側面衝突の検知が可能であり、衝突検出センサの削減、構成及び制御の簡素化が得られ、コストダウンが図れる。
側面衝突検知装置を搭載した車両の側面図である。 側面衝突検知装置の全体構成を示す断面図である。 図2のIII部拡大図である。 ドアストライカの概要を示す斜視図である。 ドアストライカの概要説明図であり、(a)はフロントサイドドア閉鎖状態を示し、(b)はフロントサイドドア開放状態を示す。 連通部構造の概要説明図である。 車両側面衝突検出装置の構成図である。
以下、本発明に係る側面衝突検出装置の一実施の形態を、図1乃至図7参照して説明する。なお、各図において矢印Fは車両前方方向を示し、矢印OUTが車幅方向外方方向を示す。
図1は側面衝突検出装置10を搭載した車両1の側面図、図2は側面衝突検出装置10の概要を示す図1のII−II線断面図、図3は図2のIII部拡大図である。
車両1の左右側部には、車室下部に沿って前後方向に延在するサイドシル2と、車室上部に沿って前後方向に延在するサイドレール3と、上下方向に延在してサイドシル2の前端とサイドレール3の前端とを連結するフロントピラー(Aピラー)4と、上下方向に延在してサイドシル2の後端とサイドレール3の後端とを連結するリヤピラー(Cピラー)5とを有している。これら、フロントピラー4とリヤピラー5との間において上下方向に延在してサイドシル2とサイドレール3と連結するセンタピラー(Bピラー)6を備える。このフロントピラー4とセンタピラー6との間及びセンタピラー6とリヤピラー5との間にそれぞれ車体側部に開口するフロントサイドドア11用のドア開口部及びリヤサイドドア15用のドア開口部が形成される。
センタピラー6は、図2及び図3に示すように車体外側となる外側面7a及び外側面7aの前後縁から折曲する前面7b、後面7cを有する断面ハット状のピラーアウタタパネル7と、ピラーインナパネル8とにより上下方向に延在する中空断面形状に形成される。このセンタピラー6の前面7bにドアストライカ25が設けられ、内部に圧力センサ35が設けられる。これらドアストライカ25及び圧力センサ35については後述する。
フロントピラー4及びセンタピラー6に隣接して配置されるフロントサイドドア11は、図2及び図3に示すように車体外側となるドアアウタパネル13と、ドアアウタパネル13と間隙を有して対向する内側面14a及び内側面14aの後縁から折曲してセンタピラー6の前面7bに対向する後面14bを有するドアインナパネル14によって中空状に構成されるドア本体12を備え、ドアインナパネル14にドアロック機構21及び図示しないウインドレギュレータ等の各種艤装部品が取り付けられる。
ドアロック機構21は、ドアインナパネル14の内側面14aと後面14bのコーナ部に形成され開口部14cに配置されるケーシング22及びケーシング22内に設けられてフロントサイドドア11の閉鎖時にケーシング22内に挿入されるドアストライカ25を係止するラッチ23等によって構成される。ケーシング22の底部22aにドア本体11の内部空間12Aに連通する貫通孔24が形成され、貫通孔24の端部に環状のシール部材24aが設けられる。なお、ドアロック機構21は従来周知の構成であり、詳細な説明は省略する。
このドア本体12は、フロントピラー4との間に架設された図示しない上下2個のヒンジによって開閉自在に前部が支持され、後端近傍に設けたドアロック機構21がセンタピラー6に設けられたドアストライカ25に係止することによって閉鎖状態に保持する。
センタピラー6に設けられる連通部となるドアストライカ25は、図3及び図4に斜視図を示すように、センタピラー6の前面7bに固定されるストライカベース26と、ストライカベース26にかしめ等によって固設される略コ字形のストライカ本体27を備える。
ストライカベース26は、略菱形板状に形成されており、上下に一対のボルト孔26a、26bが穿孔され、水平方向に突出するストライカ取付座面26Aに一対のストライカ本体取付孔26c、26dが穿孔される。
ストライカ本体27は、基端28aがストライカ本体取付孔26cに挿入可能な筒状で貫通孔28cを有する軸部28と、基端29aがストライカ本体取付孔26dに挿入可能で軸部28と平行に延在するとともにL字状に折曲して先端29bが軸部28の先端28bの近傍に結合されるストライカ部29からなる略コ字状に形成され、軸部28の基部28a及びストライカ部29の基端29aがそれぞれストライカベース26のストライカ本体取付孔26c、26dに挿入してストライカ取付座面26Aにかしめ結合される。
このように構成されたストライカ25は、センタピラー6の前面7bに形成された開口部7dに軸部26の基端26aが対向乃至挿入した状態で、ストライカベース26のボルト孔26a、26bに挿入されるボルト30によってセンタピラー6の前面7bに取り付けられる。
このストライカ本体27の軸部28は、図5(a)にフロントサイドドア11の閉鎖状態を示すように、フロントサイドドア11の閉鎖状態において先端28aが、ドアロック機構21のケーシング22の底部22aに形成された貫通孔24とシール部材24aを介在して連通し、センタピラー6の内部空間6Aとドア本体12の内部空間12Aとが連通する。一方、ドアロック機構21のラッチ23がストライカ部29に係止してフロントサイドドア11を閉鎖状態に維持する。
一方、図5(b)に示すように、フロントサイドドア11の開放時には、ドアロック機構21のラッチ24による係止が解除され、フロントサイドア11の開放に伴って、ドアロック機構21がドアストライカ25から抜け出し、開放性が確保される。
センタピラー6及びリヤピラー5に隣接して配置されるリヤサイドドア15は、図2及び図3に示すように車体外側となるドアアウタパネル17と、ドアアウタパネル17と間隙を有して対向する内側面18a及び内側面18aの前縁から折曲してセンタピラー6の後面7cと対向する前面18bを有するドアインナパネル18とによって中空状に構成されるドア本体16を備え、ドアインナパネル18にドアロック機構及びウインドレギュレータ等の各種艤装部品が取り付けられる。
このドア本体16は、センタピラー6との間に架設された図示しない上下2個のヒンジによって開閉自在に前部が支持され、後端近傍に設けたドアロック機構がリヤピラー5に設けられたドアストライカに係止することによって閉鎖状態に保持する。
ドア閉鎖時に対向するセンタピラー6の後面7cとリヤサイドドア15の前面18bとの間に架け渡されてセンタピラー6の内部空間6Aとドア本体16の内部空間16Aとを連通する連通部となる連通管31が配置される。
この連通部構造を図6を参照して説明する。連通管31は、可撓性を有するゴムまたは樹脂からなり、長さ方向の両端にセンタピラー6の後面7cに穿孔された貫通孔7eとドア本体16の前面18bに穿孔された貫通孔18eにそれぞれ装着される拡径筒部32a、32bを備え、両端の拡径筒部32aと32bに蛇腹筒部34の両端が連続する。拡径筒部32a、32bの外周面に貫通孔7e、18eの周縁に嵌合する嵌合溝33a、33bが形成されている。また、蛇腹筒部34は環状の山部34aと谷部34bを長さ方向に交互に連続させて設けた屈曲自在に形成される。
連結管31の拡径筒部32a、32bが装着されるセンタピラー6側の貫通孔7eとドア本体16側の貫通孔18eは、ドア本体16側の貫通孔18eがセンタピラー6側の貫通孔7eより下方位置とし、ドア閉鎖時には連通管31の蛇腹筒部33がセンタピラー6の後面7cとドア本体16の前面18bとの間の空間にS字状に屈曲させた状態で配置され、ドア開放時にはセンタピラー6の後面7cとドア本体16の前面18bとの離反にともなって蛇腹筒部34が伸展する。
図2及び図3に示すように、センタピラー6内、フロントサイドドア11内、リヤサイドドア15内のいずれか、本実施の形態ではセンタピラー6内に、センタピラー6の空間内部6Aの圧力変動を検出する衝突検出センサとなる圧力センサ35が設けられる。
これにより、フロントサイドドア11及びリヤサイドドア15が閉鎖状態において、フロンサイドドア11のドア本体12の内部空間12Aとセンタピラー6の内部空間6Aがドアロック機構21に穿孔された貫通孔24及びドアストライカ25の軸部28に形成された貫通孔28c等を介して連通し、センタピラー6の内部空間6Aとリヤサイドドア15のドア本体16の内部空間16Aとが連通管31によって連通され、ドア本体12及び16の内部空間12A、16A及びセンタピラー6の内部空間6の圧力変動がセンタピラー6内に配置された単一の圧力センサ35によって検出可能に構成される。
図7に示すように、側面衝突検出装置10は、前述したセンタピラー6、フロントサイドドア11、リヤサイドドア15及び圧力センサ35と制御装置(ECU)40等とを含んで構成される。
制御装置40には、乗員保護装置の一例としてエアバッグ装置45が電気的に接続されている。なお、エアバッグ装置45としては、例えば、シートに搭載されるサイドエアバッグ装置やカーテンエアバッグ装置等を用いることができる。
そして、制御装置40は、圧力センサ35が予め設定された閾値以上の圧力変動を検出した際に、エアバッグ装置45を作動させる。
次に、側面衝突検知装置10の作動(制御)について、図2及び図7等を参照しれ説明する。
車両1の側面衝突、例えば図2に矢印P1で示すように、他車等の衝突物が車両のフロントサイドドア11のドア本体12に局部的に衝突するポール側面衝突の際には、衝突物からの衝撃力がフロントサイドドア11のドア本体12に主に入力され、衝突位置におけるドアアウタパネル13及びドアインナパネル14が局部的に衝突変形し、ドア本体12の内部空間12Aの圧力が変化する。
このドア本体12の内部圧力変化に伴って、ドアストライカ25の軸部28等を介して連通するセンタピラー6の内部空間6Aの内部圧力が変化し、このセンタピラー6の内部圧力変化が圧力センサ35によって検出されて圧力検知信号が制御装置40に送出される。制御装置40は圧力検知信号と予め設定された閾値と基づいて、圧力センサ35が予め設定された閾値以上の圧力変動を検出した際にエアバッグ装置45を作動させる。
また、例えば、図2に矢印P2で示すように、他車等の衝突物が車両のリヤサイドドア15のドア本体16に局部的に衝突するポール側面衝突の際には、衝突物からの衝撃力がリヤサイドドア15のドア本体16に主に入力され、衝突位置におけるドアアウタパネル17及びドアインナパネル18等が局部的に衝突変形し、ドア本体16の内部空間16Aの圧力が変化する。
このドア本体16の内部圧力変化に伴って、連通管31を介して連通するセンタピラー6の内部空間6Aの内部圧力が変化し、このセンタピラー6の内部圧力変化が圧力センサ35によって検出されて圧力検知信号が制御装置40に送出される。制御装置40は圧力検知信号と予め設定された閾値と基づいて、圧力センサ35が予め設定された閾値以上の圧力変動を検出した際にエアバッグ装置45を作動させる。
図2に矢印P3で示すように、他車等の衝突物が車両1のセンタピラー6に局部的に衝突するポール側面衝突の際には、衝突物からの衝撃力がセンタピラー6に主に入力され、ピラーアウタパネル7及びピラーインナパネル8等が局部的に衝突変形し、センタピラー6の内部空間6Aの圧力が変化する。このセンタピラー6の内部圧力変化が圧力センサ35によって検出されて圧力検知信号が制御装置40に送出される。制御装置40は圧力検知信号と予め設定された閾値と基づいて、圧力センサ35が予め設定された閾値以上の圧力変動を検出した際にエアバッグ装置45を作動させる。
一方、他車等の衝突物が車両1の車体側部の広い範囲に亘って衝突する、いわゆるMDB側面衝突の際には、衝突物からの衝撃力がフロントサイドドア11,センタピラー6、リヤサイドドア15に亘る広範囲に分散して入力され、衝突変形するドア本体12、16の内部空間12A、16A及びセンタピラー6の内部空間16Aの圧力が変化する。このセンタピラー6の内部圧力変化が圧力センサ35によって検出されて圧力検知信号が制御装置40に送出される。制御装置40は圧力検知信号と予め設定された閾値と基づいて、圧力センサ35が予め設定された閾値以上の圧力変動を検出した際にエアバッグ装置45を作動させる。
同様に、他車等の衝突物が車両1がフロントサイドドア11からセンタピラー6に亘り衝突する側面衝突の際には、衝突物からの衝撃力がフロントサイドドア11及びセンタピラー6に分散して入力され、衝突変形するドア本体12の内部空間12A及びセンタピラー6の内部空間6Aの圧力が変化する。このセンタピラー6の内部圧力変化が圧力センサ35によって検出され、制御装置40により圧力検知信号と予め設定された閾値と基づいて、圧力センサ35が予め設定された閾値以上の圧力変動を検出した際にエアバッグ装置45を作動させる。
他車等の衝突物が車両1がセンタピラー6からリヤサイドドア15に亘り衝突する側面衝突の際には、衝突物からの衝撃力がセンタピラー6及びリヤサイドドア15に分散して入力され、衝突変形するセンタピラー6の内部空間6A及びドア本体16の内部空間16Aの圧力が変化する。このセンタピラー6の内部圧力変化が圧力センサ35によって検出されて圧力検知信号が制御装置40に送出される。制御装置40に圧力検知信号と予め設定された閾値と基づいて、圧力センサ35が予め設定された閾値以上の圧力変動を検出した際にエアバッグ装置45を作動させる。
従って、本実施の形態によると、フロントドア11のドア本体12の内部空間12Aとセンタピラー6の内部空間6Aがドアストライカ25に形成された貫通孔28c等を介して連通し、センタピラー6の内部空間6Aとリヤサイドドア15のドア本体16の内部空間16が連通管31によって連通し、センタピラー6に内部空間16の内部圧力の変化を検出する単一の圧力センタ35を配置する簡単な構成で、フロントサイドドア11、リヤサイドドア15或いはセンタピラー6に衝突するポール側面衝突及び、これらフロントサイドドア11,センタピラー6リヤサイドドア15等の広範囲に亘り衝突するMDB側面衝突等、種々の側面衝突がセンタピラー6に設けた圧力センサ35で検出できる。これにより、単一の圧力センサ35により種々の側面衝突の検出が可能であり、センサの削減、構成及び制御の簡素化がえられ、コストダウンが図れる。特に、フロントドア11の閉鎖状態において、ドアストライカ25によりフロントサイドドア11のドア本体12の内部空間12Aとセンタピラー6の内部空間6Aと連通することから、既存のドア構造やセンタピラー6の構成を大きく変更することなく側面衝突検出装置を構成することができる。
また、車体に固定されるセンタピラー6内に圧力センサ35を設け、センタピラー6内の圧力変動を検出することで、容易に圧力センサ35が配置できるとともに、内部空間12Aが大きなフロントサイドドア11のドア本体6や内部空間16Aが大きなリヤサイドドア15のドア本体16が衝突変形した際に、内部空間6Aが比較的小さなセンタピラー6側の圧力変化が大きく有効的に得られ、圧力センサ35による圧力変動の検出精度が向上する。
更に、フロントドア11の閉鎖状態において、ドアストライカ25によりフロントサイドドア11のドア本体12の内部空間12Aとセンタピラー6の内部空間6Aと連通することから、開閉動作するフロントサイドドア6において容易に連結部を構成することができるとともに、既存のドア構造やセンタピラー6の構成を大きき変更することなく側面衝突検出装装置10を構成することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、上記実施所形態ではセンタピラー6の内部空間6Aの圧力変動を圧力センサ35により検出するように構成したが、フロントサイドドア11やリヤサイドドア15のドア本体12,16の内部空間12A或いは16Aの内部圧力変動を圧力センサにより検出するように構成することもできる。
また、フロントサイドドア11のドア本体12とセンタピラー6、或いはセンタピラー6とリヤサイドドア15のドア本体16のみを連通して圧力センサによる内部圧力変動を検出するように構成することができる。
上記実施の形態ではセンタピラー6とリヤサイドドア15のドア本体16を連結管31により連通するように構成したが、センタピラー6をリヤサイドドア15のドア本体16との間に架け渡される筒状でハーネス類を保護するハーネス保護管によって構成することができる。
また、ドアストライカ25に代えてフロントサイドドア11の閉鎖状態においてドア本体12の内部空間12Aとセンタピラー6の内部空間6Aが連通する構成、例えば閉鎖時に対向するドアインナパネル13とセンタピラー6の部分に対向する開口部によって連通部を構成することもできる。この場合、開口部にパッキン等のシール部材を配置することが好ましい。
1 車両
4 フロントピラー
5 リヤピラー
6 センタピラー(ピラー)
6A 内部空間
7d 貫通孔
7e 貫通孔
10 側面衝突検出装置
11 フロントサイドドア
12 ドア本体
12A 内部空間
15 リヤサイドドア
16 ドア本体
16A 内部空間
21 ドアロック機構
24 貫通孔
25 ドアストライカ(連通部)
26 ストライカベース
27 ストライカ本体
28 軸部
28c 貫通孔
31 連通管(連通部)
35 圧力センサ
40 制御装置(ECU)
45 エアバッグ装置(乗員保護装置)

Claims (5)

  1. 車両側部に中空形状のピラーと、該ピラーに隣接する中空状のドア本体を備えたサイドドアを備え、
    前記ピラーとドア本体とに連接して前記ピラーの内部空間とドア本体の内部空間を連通する連通部と、
    前記ピラーの内部空間内或いはドア本体の内部空間内のいずれか一方の圧力変動を検出する単一の圧力センサと、を備えたことを特徴とする側面衝突検出装置。
  2. 前記圧力センサは、前記ピラーに配置されて前記ピラーの内部空間内の圧力変動を検出することを特徴とする請求項1に記載の側面衝突検出装置。
  3. 前記連通部は、
    前記ドア本体に設けられたドアロック機構が係止して前記サイドドアを閉鎖状態に保持する前記ピラーに設けられたドアストライカであって、
    該ドアストライカは、
    前記ピラーに固定されるストライカベースと、
    該ストライカベースに基端が結合されると共に先端が閉鎖状態のドア本体の内部空間に連通可能な貫通孔を有するストライカ本体とを備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の側面衝突検出装置。
  4. 前記連結部は、
    前記ピラーとドア本体とに連接して前記ピラーの内部空間とドア本体の内部空間を連通する可撓性を有する連通管であることを特徴とする請求項1または2に記載の側面衝突検出装置。
  5. 前記サイドドアは、
    前記ピラーを隔てて車体前方側及び後方側に配置されるフロントサイドドア及びリヤサイドドアであることを特徴とする請求項1または2に記載の側面衝突検出装置。
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