JP2016161672A - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】定着後の記録材におけるしわの発生を抑制する。
【解決手段】定着装置50は、加熱ロール510および加圧ベルト520と、加圧ベルト520の内側から加圧ベルト520を加熱ロール510に押し付けて定着ニップ部NFを形成する加圧部と、定着ニップ部NFよりも用紙の搬送方向Aの上流側で加圧ベルト520の内側から加圧ベルト520を加圧部よりも弱い圧力にて加熱ロール510に押し付けてプレニップ部NPを形成する押圧パッド522と、プレニップ部NPよりも搬送方向Aの上流側で加圧ベルト520の内側から加熱ロール510と接触しないように加圧ベルト520を押し付ける押付部とを備え、押付部を、搬送方向Aに交差する方向の中央部から両端部に向かって搬送方向Aの長さが増加するように形成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、定着装置および画像形成装置に関する。
公報記載の従来技術として、回転体と、回転体との間に記録媒体を挟んで周回する無端ベルトと、無端ベルトの内周側に回転体の回転軸方向に沿って配置され、無端ベルトを回転体に向けて加圧する加圧部材とを備えた定着装置が存在する(特許文献1参照)。
特開2014−191039号公報
ここで、回転体に無端ベルトを対向して配置するとともに、無端ベルトの内側から無端ベルトを回転体に向けて加圧する加圧部材を設けた構成を採用した場合には、加圧部材によって回転体と無端ベルトとの間に形成される定着ニップ部において、無端ベルトに加わる力により、無端ベルトにしわが生じることがあった。また、定着ニップ部よりも無端ベルトの回転方向上流側にて、無端ベルトの内側から無端ベルトを回転体に向けて押し付ける押付部材をさらに設けた構成を採用した場合には、定着ニップ部において無端ベルトに生じるしわがさらに顕著になることがあった。そして、定着ニップ部を通過する無端ベルトにしわが生じた場合には、この定着ニップ部を通過する記録材にもしわが生じるおそれがあった。
本発明は、定着後の記録材におけるしわの発生を抑制することを目的とする。
請求項1記載の発明は、回転可能な回転体と、外周面および内周面を有し且つ回転可能であって、当該外周面が前記回転体に対向して配置される無端ベルトと、前記内周面の内側に設けられ、前記外周面を前記回転体に押し付けることで、前記無端ベルトと当該回転体との間に、画像を保持した記録材が通過する第1ニップ部を形成する第1押付部材と、前記第1ニップ部よりも記録材の搬送方向の上流側で前記内周面の内側に設けられ、前記第1押付部材よりも弱い圧力にて前記外周面を前記回転体に押し付けることで、前記無端ベルトと当該回転体との間に、当該第1ニップ部よりも前に記録材が通過する第2ニップ部を形成する第2押付部材と、前記第2ニップ部よりも前記搬送方向の上流側で前記内周面の内側に設けられ、前記外周面が前記回転体と接触しないように当該内周面に接触し、当該搬送方向に交差する方向の中央部から両端部に向かって当該搬送方向の長さが増加する接触部を形成する接触部材とを含む定着装置である。
請求項2記載の発明は、前記第2押付部材は、前記第1押付部材よりも弾性が高い材料にて構成されることを特徴とする請求項1記載の定着装置である。
請求項3記載の発明は、前記第1押付部材と前記接触部材とが一体化した加圧部材を構成することを特徴とする請求項1または2記載の定着装置である。
請求項4記載の発明は、前記第2押付部材が、前記加圧部材に取り付けられることを特徴とする請求項3記載の定着装置である。
請求項5記載の発明は、前記接触部における前記搬送方向の上流側端部または下流側端部が、湾曲した形状を呈することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の定着装置である。
請求項6記載の発明は、記録材に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部による画像形成がなされた記録材上の画像を当該記録材に定着する定着装置とを備え、前記定着装置は、回転可能な回転体と、外周面および内周面を有し且つ回転可能であって、当該外周面が前記回転体に対向して配置される無端ベルトと、前記内周面の内側に設けられ、前記外周面を前記回転体に押し付けることで、前記無端ベルトと当該回転体との間に、画像を保持した記録材が通過する第1ニップ部を形成する第1押付部材と、前記第1ニップ部よりも記録材の搬送方向の上流側で前記内周面の内側に設けられ、前記第1押付部材よりも弱い圧力にて前記外周面を前記回転体に押し付けることで、前記無端ベルトと当該回転体との間に、当該第1ニップ部よりも前に記録材が通過する第2ニップ部を形成する第2押付部材と、前記第2ニップ部よりも前記搬送方向の上流側で前記内周面の内側に設けられ、前記外周面が前記回転体と接触しないように当該内周面に接触し、当該搬送方向に交差する方向の中央部から両端部に向かって当該搬送方向の長さが増加する接触部を形成する接触部材とを含むことを特徴とする画像形成装置である。
請求項1記載の発明によれば、定着後の記録材におけるしわの発生を抑制することができる。
請求項2記載の発明によれば、定着を行う際の記録材上での画像のずれを抑制することができる。
請求項3記載の発明によれば、構成を簡易にできるとともに、第1押付部材に対する接触部材の位置決めを適確に行うことが可能になる。
請求項4記載の発明によれば、第1押付部材および接触部材に対する第2押付部材の位置決めを適確に行うことが可能になる。
請求項5記載の発明によれば、定着後の記録材におけるしわの発生をよりスムースに抑制することができる。
請求項6記載の発明によれば、定着後の記録材におけるしわの発生を抑制することができる。
画像形成装置の全体構成の一例を示す図である。 定着装置の構成を説明するための図である。 加圧部材の構成を示す斜視図である。 加圧部材の構成を示す側面図である。 加圧部材における押付部を説明するための図である。 (a)〜(d)は押付部の他の構成例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態が適用される画像形成装置1の全体構成の一例を示す図である。ここで、図1は、画像形成装置1をフロント側から眺めたときの断面構成を示している。
この画像形成装置1は、画像形成部10と、中間転写ベルト20と、二次転写装置30と、用紙供給部40と、定着装置50と、制御部60とを備えている。
画像形成部10は、トナーを用いて画像を形成する。また、中間転写ベルト20には、画像形成部10によって形成された画像が一次転写される。さらに、二次転写装置30は、中間転写ベルト20に一次転写された画像を用紙Pに二次転写する。さらにまた、用紙供給部40は、二次転写装置30に向けて用紙Pの供給を行う。また、定着装置50は、二次転写装置30によって用紙Pに二次転写された画像を定着させる。そして、制御部60は、画像形成装置1を構成する各部の動作を制御する。
画像形成部10は、電子写真方式により各色成分のトナー像を形成する4つの画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kを備えている。これら画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kは、それぞれが中間転写ベルト20と対向するように並べて配置されている。4つの画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kは、それぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の画像を形成する。
画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kは、それぞれ、感光体ドラム11、帯電装置12、露光装置13、現像装置14、一次転写装置15およびドラム清掃装置16を備えている。
感光体ドラム11は中間転写ベルト20に対向して配置されており、図中に矢印で示す方向に回転する。また、帯電装置12、露光装置13、現像装置14、一次転写装置15およびドラム清掃装置16は、感光体ドラム11の周囲に、上記矢印方向に沿ってこの順に配置される。ここで、帯電装置12は、感光体ドラム11の外周面に設けられた感光層(図示せず)を、予め決められた電位に帯電する。また、露光装置13は、帯電された感光体ドラム11の感光層を選択的に露光し、静電潜像を形成する。さらに、現像装置14は、感光体ドラム11上に形成された静電潜像を、対応する色のトナーで現像する。さらにまた、一次転写装置15は、中間転写ベルト20を挟んで感光体ドラム11と対向する位置に配置される。この一次転写装置15は、感光体ドラム11上に現像されたトナー像を中間転写ベルト20に一次転写する。ドラム清掃装置16は、一次転写後の感光体ドラム11に残留する残トナーを清掃する。
中間転写ベルト20は、それぞれが回転可能に設けられた2つのロール部材21、22に掛け渡され、図中に矢印で示す方向に回転する。ここで、ロール部材21は中間転写ベルト20の回転駆動を行う。また、ロール部材22は、中間転写ベルト20を挟んで二次転写ロール31に対向して配置される。なお、これらロール部材22および二次転写ロール31によって、二次転写装置30が構成される。そして、中間転写ベルト20を挟んでロール部材21と対向する位置には、二次転写後の中間転写ベルト20に残留する残トナーを清掃するベルト清掃装置(図示せず)が設けられている。
用紙供給部40は、用紙収容部41と、供給ロール42と、搬送経路43と、複数の搬送ロール44とを有している。用紙収容部41は、画像形成部10の下方に配置され、画像形成装置1で用いる、記録材の一例としての用紙Pを収容する。供給ロール42は、用紙収容部41に収容される用紙Pを1枚ずつ繰り出して供給する。搬送経路43は、用紙収容部41から、二次転写装置30および定着装置50を介して画像形成装置1の上部に設けられた排紙積載部へと至るように設けられる。複数の搬送ロール44は、搬送経路43において、図中下方から上方に向かう搬送方向Aに沿って用紙Pの搬送を行う。
定着装置50は、加熱モジュール51と加圧モジュール52とを有している。これら加熱モジュール51および加圧モジュール52は、搬送経路43を挟んで対向して配置される。この例において、加熱モジュール51は搬送経路43の下方に配置され、加圧モジュール52は搬送経路43の上方に配置される。加熱モジュール51は、搬送方向Aに沿って搬送されてくる用紙Pの一方の面に接触して、この用紙Pを加熱する。加圧モジュール52は、搬送方向Aに沿って搬送されてくる用紙Pの他方の面に接触して、加熱モジュール51とともにこの用紙Pに圧力を加える。ここで、加熱モジュール51は、用紙Pのうち、二次転写装置30を通過する際に中間転写ベルト20(ロール部材22)と対向していた面(一方の面)と対向するように配置される。一方、加圧モジュール52は、用紙Pのうち、二次転写装置30を通過する際に二次転写ロール31と対向していた面(他方の面)と対向するように配置される。なお、定着装置50の詳細については後述する。
では、図1に示す画像形成装置1を用いた画像形成動作について説明する。
図示しない外部機器から画像情報を受信すると、制御部60は、画像情報に基づく露光データを作成して画像形成部10における各露光装置13に出力する。また、制御部60は、画像形成装置1を構成する各部に動作開始の制御信号を出力する。
すると、例えばイエローの画像形成ユニット10Yでは、図中矢印方向に回転駆動される感光体ドラム11が、帯電装置12により帯電され、制御部60から供給された露光データに基づいて発光する露光装置13により露光される。これにより、感光体ドラム11上には、イエロー画像に関する静電潜像が形成される。そして、感光体ドラム11上に形成された静電潜像は、現像装置14によりイエローのトナーで現像される。その結果、感光体ドラム11上にはイエローのトナー像が形成される。同様に、他の画像形成ユニット10M、10C、10Kにおいても、それぞれ、上述した手順にてマゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像が形成される。
画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kの感光体ドラム11に形成されたトナー像は、それぞれに設けられた一次転写装置15によって中間転写ベルト20に一次転写される。これに伴い、中間転写ベルト20上では、各色のトナー像が重ね合わされる。そして、中間転写ベルト20上の重ねトナー像は、中間転写ベルト20の回転に伴って二次転写装置30が設けられた二次転写位置へと向かう。なお、一次転写後に各感光体ドラム11上に残留する残トナーは、対応するドラム清掃装置16によって取り除かれる。
一方、用紙供給部40では、用紙収容部41に収容されている用紙Pを、供給ロール42を用いて1枚ずつ取り出して搬送経路43へと送り出す。その後、搬送経路43に設けられた搬送ロール44は、用紙収容部41から送られてきた用紙Pを、中間転写ベルト20上の重ねトナー像が二次転写位置に到達するタイミングに合わせて、二次転写位置に向けて搬送する。
そして、中間転写ベルト20上の重ねトナー像は、二次転写装置30により、二次転写位置を通過する用紙Pに二次転写される。このとき、用紙Pのうち、中間転写ベルト20と対向する一方の面に、重ねトナー像の二次転写が行われる。
その後、二次転写位置を通過することによって重ねトナー像が転写された用紙Pは、定着装置50を通過する。このとき、用紙Pにおける一方の面(重ねトナー像の被転写面)は、加熱モジュール51により加熱される。また、用紙Pが加熱モジュール51と加圧モジュール52とによって挟まれることで加圧される。これにより、用紙Pに対する重ねトナー像の定着がなされる。それから、定着装置50を通過することで重ねトナー像が定着された用紙Pは、画像形成装置1の上部に設けられた排紙積載部に排出される。また、二次転写位置を通過した後に中間転写ベルト20上に残留する残トナーは、図示しないベルト清掃装置によって取り除かれる。
図2は、定着装置50の構成を説明するための図である。
本実施の形態の定着装置50は、上述したように加熱モジュール51と加圧モジュール52とを有する。この定着装置50は、画像形成装置1に対して着脱自在に設けられる。
加熱モジュール51は、円筒状に形成されるとともに矢印B方向に回転する加熱ロール510を備える。また、加圧モジュール52は、無端状に形成されるとともに矢印C方向に回転する加圧ベルト520を備える。そして、加熱ロール510および加圧ベルト520は、圧力を付与されつつ互いに接触することで、定着ニップ部NFを形成している。
回転体の一例としての加熱ロール510は、金属製パイプで構成された円筒部材と、この円筒部材の内部に配置されて円筒部材を加熱する発熱体(ともに図示せず)とを有する。また、加熱ロール510における円筒部材の外周面には、この外周面をゴム等にて覆う被覆部材(図示せず)が設けられる。そして、加熱ロール510は、図示しない駆動源によって、外部から回転駆動される。
一方、加圧モジュール52は、上述した加圧ベルト520と、加圧部材521と、押圧パッド522と、支持部材523と、ベルトガイド524とを有する。
無端ベルトの一例としての加圧ベルト520は、無端ベルト状の形状を有し、定着ニップ部NFを通過する用紙Pを、加熱ロール510との間に挟み込んで加圧する。したがって、加圧ベルト520は、加熱ロール510に対向し且つ定着ニップ部NFを形成する外周面と、外周面の裏面となる内周面とを有している。ここで、加圧ベルト520は、回転駆動される加熱ロール510に連れ回る(従動して回転する)ようになっている。この加圧ベルト520は、例えばポリイミド等の合成樹脂にて薄肉の円筒状に形成されるベルト基材の表面に、フッ素樹脂からなる離型層を形成したもので構成される。
加圧部材521は、加圧ベルト520の内側のうち加圧ベルト520を挟んで加熱ロール510と対向する位置に配置される。そして、加圧部材521は、加圧ベルト520の内周面を介して加圧ベルト520を加熱ロール510側に押し付けることで、加熱ロール510と加圧ベルト520とがニップする定着ニップ部NFを形成させる。また、加圧部材521は、上記定着ニップ部NFよりも加圧ベルト520の回転方向(矢印C方向)の上流側に伸びて形成されている。そして、定着ニップ部NFよりも搬送方向Aの上流側において、加圧ベルト520の内周面に対向する位置に、押圧パッド522が設けられている。この押圧パッド522は、例えば搬送方向Aに直交する方向に沿って伸びるフェルトにて構成されている。なお、押圧パッド522は、加圧部材521よりも弾性が高い弾性体で構成されるとよく、フェルト以外に、例えばシリコンゴム等を用いてもよい。そして、押圧パッド522は、加圧部材521に例えば接着にて取り付けられている。本実施の形態の押圧パッド522は、加圧ベルト520の内周面を介して加圧ベルト520を加熱ロール510側に押し付けることで、定着ニップ部NFからみて搬送方向Aの上流側に、加熱ロール510と加圧ベルト520とがニップするプレニップ部NPを形成させる。ここで、プレニップ部NPにかかる圧力は、定着ニップ部NFにかかる圧力よりも小さく設定される。なお、本実施の形態において、定着ニップ部NFは第1ニップ部の一例であり、プレニップ部NPは第2ニップ部の一例である。
また、加圧部材521は、プレニップ部NPよりも搬送方向Aの上流側において、加圧ベルト520内周面を押し付けることで、加圧ベルト520と加圧部材521とが接触する接触部COを形成させる。ただし、接触部COは、上述した定着ニップ部NFおよびプレニップ部NPとは異なり、加圧ベルト520と加熱ロール510とが非接触になっている。
支持部材523は、定着ニップ部NFからみて加圧部材521の背面側に取り付けられる。そして、支持部材523は、加圧ベルト520の内側において加圧部材521を支持するともに加圧ベルト520を加熱ロール510に向けて押し付ける。
ベルトガイド524は、加圧ベルト520の周回軌道に沿って、加圧ベルト520の両端側にそれぞれ設けられる。そして、ベルトガイド524は、回転する加圧ベルト520の端部に突き当たることで、加圧ベルト520の蛇行を抑制するようになっている。
次に、加圧部材521の構成について、より具体的に説明を行う。
図3は、加圧部材521の構成を示す斜視図である。また、図4は、加圧部材521の構成を示す側面図である。
加圧部材521は、加圧部5211と、押圧パッド収容部5212と、押付部5213と、支持部材装着部5214と、第1突出部5215と、第2突出部5216とを有する。ここで、加圧部5211、押圧パッド収容部5212および押付部5213は、加圧部材521の上面側(加圧ベルト520の内周面と対向する側)に設けられる。これに対し、支持部材装着部5214、第1突出部5215および第2突出部5216は、加圧部材521の背面側に設けられる。なお、本実施の形態の加圧部材521は、上述した押圧パッド522を構成するフェルトよりも硬く且つ弾性が低い樹脂にて構成される。
第1押付部材の一例としての加圧部5211は、搬送方向Aからみて最下流側に位置する。そして、加圧部5211は、定着装置50に装着された際に定着ニップ部NFの形成に用いられる。
次に、押圧パッド収容部5212は、搬送方向Aからみて加圧部5211の上流側に位置する。ここで、押圧パッド収容部5212は凹状に形成されており、この部位には押圧パッド522(図2参照)が収容されるとともに取り付けられる。そして、押圧パッド収容部5212に取り付けられた押圧パッド522は、定着装置50に装着された際にプレニップ部NPの形成に用いられる。ここで、本実施の形態では、押圧パッド522が第2押付部材の一例としての機能を有している。
接触部材の一例としての押付部5213は、搬送方向Aからみて押圧パッド収容部5212の上流側に位置する。なお、押付部5213の形状については後述する。
支持部材装着部5214は、搬送方向Aからみて最下流側に位置する。また、支持部材装着部5214は、搬送方向Aと直交する方向に沿って伸びる溝で構成される。そして、支持部材装着部5214には、支持部材523の一端が装入され且つ固定される。
第1突出部5215は、搬送方向Aからみて支持部材装着部5214の上流側に位置する。また、第2突出部5216は、搬送方向Aからみて第1突出部5215の上流側に位置する。これら第1突出部5215および第2突出部5216は、搬送方向Aと直交する方向に沿って伸びる畝で構成される。
図5は、加圧部材521における押付部5213を説明するための図である。ここで、図5は、押付部5213を上方からみた上面図を示している。
本実施の形態において、押付部5213は、搬送方向Aと直交する方向に沿って伸びている。また、押付部5213は、搬送方向Aと直交する方向における中央部の搬送方向長さである中央部長さLcと両端部の搬送方向長さである端部長さLeとを異ならせている。より具体的に説明すると、押付部5213の中央部長さLcは、端部長さLeよりも小さく設定される。また、押付部5213では、搬送方向Aの上流側が曲線で構成されるとともに、搬送方向Aの下流側が直線で構成されている。これにより、押付部5213は、搬送方向Aに直交する方向の中央部から両端部に向かって搬送方向Aの長さが増加するようになっている。
では、定着装置50における加圧ベルト520の挙動および定着装置50を通過する用紙Pの挙動について説明を行う。
本実施の形態では、矢印B方向に回転駆動される加熱ロール510から駆動力を受けることで、加圧ベルト520が矢印C方向に回転する。この場合において、加圧ベルト520の内周面には、加圧部材521に設けられた加圧部5211および押付部5213が接触し、また、加圧部材521に取り付けられた押圧パッド522が接触する。
このとき、定着ニップ部NFでは、加圧部5211により、矢印C方向に回転する加圧ベルト520を、矢印C方向と直交する方向において両端部から中央部へと引き寄せようとする力が加わる。また、プレニップ部NPでも、押圧パッド522により、矢印C方向に回転する加圧ベルト520を、矢印C方向と直交する方向において両端部から中央部へと引き寄せようとする力が加わる。そして、このような力が加わることに伴って加圧ベルト520が実際に両端部から中央部に寄せられてしまった場合には、加圧ベルト520自身にしわが生じる。すると、プレニップ部NPおよび定着ニップ部NFを通過する用紙Pに、加圧ベルト520に起因するしわ(紙しわ)が生じることになる。
これに対し、本実施の形態では、定着ニップ部NFおよびプレニップ部NPよりも矢印C(搬送方向A)の上流側にて加圧ベルト520の内周面に接触する押付部5213の構成を、図5にしめすものとした。これにより、接触部COでは、押付部5213により、矢印C方向に回転する加圧ベルト520を、矢印C方向と直交する方向において中央部から両端部へと向かう力が加わる。その結果、その後矢印C方向の下流側に位置するプレニップ部NPおよび定着ニップ部NFにて力が相殺されることにより、プレニップ部NP及び定着ニップ部NFにて加圧ベルト520にしわが生じるのを抑制することができる。それゆえ、定着装置50を通過する用紙Pにしわが生じるのを抑制することが可能になる。
なお、本実施の形態では、図5に示すように、押付部5213における搬送方向Aの上流側を曲線形状とし、搬送方向Aの下流側を直線形状としていた。ただし、押付部5213の形状はこれに限られるものではない。
図6は、押付部5213の他の構成例を示す図である。
ここで、図6(a)は、押付部5213の第1の変形例を示している。図6(a)に示すように、押付部5213における搬送方向Aの上流側を直線形状とし、搬送方向Aの下流側を曲線形状としてもよい。
また、図6(b)は、押付部5213の第2の変形例を示している。図6(b)に示すように、押付部5213における搬送方向Aの上流側および下流側の両者をともに曲線形状としてもよい。
さらに、図6(c)は押付部5213の第3の変形例を示している。図6(c)に示すように、押付部5213における搬送方向Aの上流側を2つの直線で形成したV字状とし、搬送方向Aの下流側を直線状としてもよい。
さらにまた、図6(d)は押付部5213の第4の変形例を示している。図6(d)に示すように、押付部5213における搬送方向Aの上流側を複数の直線で形成した階段状とし、搬送方向Aの下流側を直線状としてもよい。
そして、図6(c)および図6(d)に示す構成については、搬送方向Aの上流側と下流側とを入れ替えてもかまわない。
また、本実施の形態では、1つの加圧部材521を用いて、定着ニップ部NFおよび接触部COを形成させるようにしていたが、これに限られるものではない。例えば、ある部材を用いて定着ニップ部NFを形成させるとともに、別の部材を用いて接触部COを形成させるようにしてもかまわない。ただし、本実施の形態の構成を採用した場合には、定着ニップ部NFに対する接触部COの位置決め精度を向上させることが可能になる。
さらに、本実施の形態では、加圧部材521に、プレニップ部NPを形成させる押圧パッド522を取り付けるようにしていたが、加圧部材521以外の部材に押圧パッド522を取り付けるようにしてもよい。ただし、本実施の形態の構成を採用した場合には、定着ニップ部NFに対するプレニップ部NPの位置決め精度を向上させることが可能になる。
1…画像形成装置、10…画像形成部、20…中間転写ベルト、30…二次転写装置、40…用紙供給部、50…定着装置、51…加熱モジュール、52…加圧モジュール、60…制御部、510…加熱ロール、520…加圧ベルト、521…加圧部材、522…押圧パッド、523…支持部材、524…ベルトガイド、5211…加圧部、5212…押圧パッド収容部、5213…押付部、5214…支持部材装着部、5215…第1突出部、5216…第2突出部、P…用紙

Claims (6)

  1. 回転可能な回転体と、
    外周面および内周面を有し且つ回転可能であって、当該外周面が前記回転体に対向して配置される無端ベルトと、
    前記内周面の内側に設けられ、前記外周面を前記回転体に押し付けることで、前記無端ベルトと当該回転体との間に、画像を保持した記録材が通過する第1ニップ部を形成する第1押付部材と、
    前記第1ニップ部よりも記録材の搬送方向の上流側で前記内周面の内側に設けられ、前記第1押付部材よりも弱い圧力にて前記外周面を前記回転体に押し付けることで、前記無端ベルトと当該回転体との間に、当該第1ニップ部よりも前に記録材が通過する第2ニップ部を形成する第2押付部材と、
    前記第2ニップ部よりも前記搬送方向の上流側で前記内周面の内側に設けられ、前記外周面が前記回転体と接触しないように当該内周面に接触し、当該搬送方向に交差する方向の中央部から両端部に向かって当該搬送方向の長さが増加する接触部を形成する接触部材と
    を含む定着装置。
  2. 前記第2押付部材は、前記第1押付部材よりも弾性が高い材料にて構成されることを特徴とする請求項1記載の定着装置。
  3. 前記第1押付部材と前記接触部材とが一体化した加圧部材を構成することを特徴とする請求項1または2記載の定着装置。
  4. 前記第2押付部材が、前記加圧部材に取り付けられることを特徴とする請求項3記載の定着装置。
  5. 前記接触部における前記搬送方向の上流側端部または下流側端部が、湾曲した形状を呈することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の定着装置。
  6. 記録材に画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部による画像形成がなされた記録材上の画像を当該記録材に定着する定着装置と
    を備え、
    前記定着装置は、
    回転可能な回転体と、
    外周面および内周面を有し且つ回転可能であって、当該外周面が前記回転体に対向して配置される無端ベルトと、
    前記内周面の内側に設けられ、前記外周面を前記回転体に押し付けることで、前記無端ベルトと当該回転体との間に、画像を保持した記録材が通過する第1ニップ部を形成する第1押付部材と、
    前記第1ニップ部よりも記録材の搬送方向の上流側で前記内周面の内側に設けられ、前記第1押付部材よりも弱い圧力にて前記外周面を前記回転体に押し付けることで、前記無端ベルトと当該回転体との間に、当該第1ニップ部よりも前に記録材が通過する第2ニップ部を形成する第2押付部材と、
    前記第2ニップ部よりも前記搬送方向の上流側で前記内周面の内側に設けられ、前記外周面が前記回転体と接触しないように当該内周面に接触し、当該搬送方向に交差する方向の中央部から両端部に向かって当該搬送方向の長さが増加する接触部を形成する接触部材と
    を含むことを特徴とする画像形成装置。
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