JP2016161552A - 帯状部材の幅方向端部位置検出方法 - Google Patents

帯状部材の幅方向端部位置検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ドラム上に積層された帯状部材のうち上層の帯状部材の幅方向端部が容易に検出される方法を提供する。【解決手段】下層の帯状部材22がドラム上に貼り付けられた後、先の測定として、ドラム上に貼り付けられている帯状部材20、22の外部に露出している面から測定器までの距離が測定され、下層の帯状部材22の上から上層の帯状部材24が貼り付けられた後、後の測定として、ドラム上に積層されている帯状部材20、22、24の外部に露出している面から測定器までの距離が測定され、先の測定結果と後の測定結果とに差が生じる領域のドラム幅方向端部位置が上層の帯状部材24の幅方向端部位置として検出される。【選択図】図2

Description

本発明は、タイヤ構成部材である帯状部材の幅方向端部位置検出方法に関する。
タイヤの製造工程の一部として、成型ドラム上にベルトやエッジテープ等の帯状部材が積層される工程が存在する。その工程後に、積層された帯状部材のうち上層の帯状部材の幅方向端部の貼り付け状態を確認する検査が行われる。従来この検査は、特許文献1に記載されている方法で行われていた。すなわち、複数の帯状部材が積層された状態で、その断面の輪郭形状が測定され、該輪郭形状において大きな段差がある位置が帯状部材の幅方向端部の位置であると判断されていた。そして、この方法により帯状部材の幅方向端部の位置であると判断された位置の状態(例えば帯状部材の幅方向端部の理想的な位置からのずれの状態)に基づき、実際の帯状部材の幅方向端部の貼り付け状態に基準外となる異常が有るか否かが判断されていた。
特開2009−294182号公報 特開2012−2522号公報
しかし、複数の帯状部材が積層された状態ではこれらの幅方向端部が近接して存在する。また帯状部材自体に凹凸が形成されている場合(例えば帯状部材が、より小さな部材が接合されて形成されており、接合部が盛り上がっている場合)もある。そのため前記輪郭形状には複数の段差が近接して現れる。そのため従来の方法では、これらの段差のうちいずれが検査対象の帯状部材の幅方向端部による段差であるのかが判断し難く、該端部を他のものと間違えることなく検出することが困難であった。
これに対し、輪郭形状の測定領域が、検査対象の帯状部材の端部が存在すると想定される極めて狭い領域のみに絞られれば、検査対象の帯状部材の端部のみが検出可能であるとも考えられる。しかし、検査対象の帯状部材が蛇行した場合等に、その端部が測定領域から外れ易い。
別の方法として、特許文献2に記載の方法も提案されていた。この方法では、1枚の帯状部材が貼り付けられる度に帯状部材の輪郭形状が測定されるが、実質的には特許文献1の方法と同じく、その輪郭形状において大きな段差がある位置が帯状部材の幅方向端部であると判断されていた。そのためこの方法でも、積層された帯状部材のうち上層の帯状部材の検査においては、輪郭形状に複数の段差が近接して現れるため、上記と同様の問題があった。
さらに別の問題として、下層の帯状部材のドラム上への貼り付け後、一部領域において下層の帯状部材がドラム面に密着せずに浮き上がっているおそれがある。この一部領域における浮き上がりは、上層の帯状部材が貼り付けられると、下層の帯状部材がドラム面に向かって押されることにより解消される。そのため、下層の帯状部材の表面のドラム面からの高さが、上層の帯状部材が貼り付けられることにより低くなる。このことは上層の帯状部材の幅方向端部の検出に影響する可能性もある。
そこで本発明は、ドラム上に積層された複数の帯状部材のうち上層の帯状部材の幅方向端部が確実に検出される方法であって、下層の帯状部材のドラム面からの浮き上がりが上層の帯状部材の貼り付けにより解消される場合でも上層の帯状部材の幅方向端部が正しく検出される方法を提供することを課題とする。
実施形態の帯状部材の幅方向端部位置検出方法は、タイヤを構成する帯状部材がドラム上に積層される場合の、上層の帯状部材の幅方向端部位置検出方法であって、1又は2以上の下層の帯状部材がドラム上に貼り付けられた後、先の測定として、ドラム上に貼り付けられている前記1又は2以上の下層の帯状部材の外部に露出している面上の各測定位置から測定器までの距離が測定される工程と、前記1又は2以上の下層の帯状部材の上から上層の帯状部材が貼り付けられた後、後の測定としてドラム上に積層されている複数の帯状部材の外部に露出している面上の各測定位置から測定器までの距離が測定される工程と、前記先の測定で得られた距離が補正される工程と、前記補正後の距離と前記後の測定で得られた距離とに差が生じる領域のドラム幅方向端部位置が前記上層の帯状部材の幅方向端部位置として検出される工程とを含み、前記先の測定で得られた距離が補正される工程は、前記先の測定及び前記後の測定の測定領域内であって、前記上層の帯状部材の貼り付け後も前記1又は2以上の下層の帯状部材が外部に露出している領域内に、ドラム周方向に複数の測定位置を有する小領域が設定され、複数の前記小領域が、ドラム周方向に隙間が生じないように一定距離ずつずれながらドラム1周に渡って並べられて設定される工程と、各小領域において、前記後の測定で得られた小領域内の各測定位置からの距離の平均値から、前記先の測定で得られた同じ小領域内の各測定位置からの距離の平均値が減算されることにより補正値が求められる工程と、各小領域の前記補正値が、その小領域及びそのドラム幅方向の領域の中にある測定位置のうち、ドラム周方向の前記ずれの範囲内にある測定位置から測定器までの前記先の測定における距離に加算される工程とを含むことを特徴とする。
本実施形態によればドラム上に積層された複数の帯状部材のうち上層の帯状部材の幅方向端部が確実に検出される。特に、上層の帯状部材の貼り付けにより下層の帯状部材のドラム面からの浮き上がりが解消される場合でも、上層の帯状部材の幅方向端部が正しく検出される。
実施形態の成型検査装置1の構成図。 (a)ドラム幅方向片側における、ドラム上に貼り付けられた1枚目のベルト20のドラム幅方向の断面図。(b)ドラム幅方向片側における、1枚目のベルト20及びその上に貼り付けられたエッジテープ22のドラム幅方向の断面図。(c)ドラム幅方向片側における、1枚目のベルト20、エッジテープ22、及びその上に貼り付けられた2枚目のベルト24のドラム幅方向の断面図。 (a)ドラム幅方向片側において先の測定で取得される、帯状部材の露出面のドラム幅方向の輪郭O1。(b)ドラム幅方向片側において後の測定で取得される、帯状部材の露出面のドラム幅方向の輪郭O2。(c)先の測定で取得された帯状部材の露出面のドラム幅方向の輪郭O1と、補正後のデータに基づき描かれる帯状部材の露出面のドラム幅方向の輪郭O3。(d)後の測定データから補正後の先の測定データが減算されて描画される線L1。 ドラム面及びその上に貼り付けられた帯状部材をドラム径方向外側から見た図(実施形態1)。 図4のA−A断面図。 図4の小領域27の部分拡大図。 ドラム面及びその上に貼り付けられた帯状部材をドラム径方向外側から見た図(実施形態2)。 図7のB−B断面図。 図7の小領域127の部分拡大図。 変更例1のエッジテープ222上の小領域127a、127bの部分拡大図。
本実施形態につき図面に基づき説明する。
(1)実施形態1
(1−1)本実施形態の装置
本実施形態の検査装置10は、空気入りタイヤの製造過程において、成型ドラムDに貼り付けられたタイヤ構成部材としての帯状部材Bの幅方向端部位置を検出し、貼り付け状態の異常の有無を検査する装置である。検査装置10は、図1に示されるように、回転可能な成型ドラムD(以下「ドラム」とだけ記載する場合がある)に対向する場所に設けられている。検査装置10と成型ドラムDとは成型検査装置1に含まれる。
成型ドラムDは周知の構造のものであり、その表面は周方向に並んだ複数のセグメント30により形成されている。各セグメント30には1又は2以上のマグネットが埋め込まれており、帯状部材Bにスチールワイヤが埋め込まれている場合は、帯状部材Bは磁力により各セグメント30の表面に貼り付くようになっている。
成型ドラムDの表面の帯状部材成型ドラムDが貼り付けられない部分には、凹部又は凸部31が形成されていることが望ましい。この凹部又は凸部31は、後で説明される先の測定及び後の測定の測定データの差が求められる際に、2回の測定データの位置合わせの目印として用いられる。そのため、凹部又は凸部31の深さ又は高さは、測定器(本実施形態の場合は二次元レーザー変位計11)により凹凸が測定可能な深さ又は高さである。
成型ドラムDには、該成型ドラムDをドラム軸方向に移動させる移動手段が設けられている。この移動手段は、ドラム軸方向に伸びる走行レール32と、その一端に設けられたモータ33とを備える。走行レール32は、成型ドラムDの下に設けられたレールであり、モータ33の駆動により成型ドラムDがドラム軸方向に走行するように案内する。
検査装置10は、測定器としての2つの二次元レーザー変位計11、11と、コンピュータ5と、制御用コンピュータ7とを備え、詳細には以下の構成を有する。
二次元レーザー変位計11は、レーザー光を対象物に照射しそこからの反射光を受けることにより、対象物までの距離を測定するものである。本実施形態の二次元レーザー変位計11は、ドラム幅方向に伸びる一定の長さの線状の測定範囲を有するものであり、該測定範囲内の測定位置から二次元レーザー変位計11までの距離を測定する。本実施形態では2つの二次元レーザー変位計11、11が存在し、これらが成型ドラムDの幅方向両側の部分にそれぞれ対向するように間を空けて設けられている。2つの二次元レーザー変位計11、11は変位計ユニット16の一部として設けられている。変位計ユニット16にはサーボモータ12が設けられており、サーボモータ12の駆動により二次元レーザー変位計11と成型ドラムDとの距離が変化するようになっている。また変位計ユニット16は、移動手段によりドラム軸に平行に移動可能となっている。この移動手段はドラム軸に平行に伸びる走行レール13とその一端に設けられたモータ14とを備える。走行レール13は、変位計ユニット16の下に設けられたレールであり、モータ14の駆動により変位計ユニット16がドラム軸に平行に走行するように案内する。さらに、変位計ユニット16の2つの二次元レーザー変位計11、11の間の距離は、変位計ユニット16に設けられているサーボモータ15により変化するようになっている。そのため、成型ドラムDに貼り付けられる帯状部材Bの幅が変更される場合は、その幅に合わせて2つの二次元レーザー変位計11、11の間の距離も変更可能である。
二次元レーザー変位計11はコンピュータ5に接続されている。また、二次元レーザー変位計11と成型ドラムDとの距離を変えるサーボモータ12、変位計ユニット16をドラム軸に平行な方向に移動させるモータ14、2つの二次元レーザー変位計11、11の間の距離を変えるサーボモータ15は、それぞれ制御用コンピュータ7に接続されている。
また、成型ドラムDをその軸方向に移動させるモータ33も、制御用コンピュータ7に接続されている。
制御用コンピュータ7は、回転制御部70と、移動制御部71と、位置決め部72とを備える。回転制御部70は成型ドラムDの回転を制御する。また移動制御部71はモータ33を制御して成型ドラムDをドラム幅方向に移動させる。また位置決め部72は成型ドラムDと2つの二次元レーザー変位計11との位置関係を調整する。具体的には、位置決め部72は、モータ14を制御して変位計ユニット16を成型ドラムDに対向する位置へ移動させ、またサーボモータ15を制御して2つの二次元レーザー変位計11、11の間の距離を帯状部材Bの幅に略一致させ、さらにサーボモータ12を制御して成型ドラムDと二次元レーザー変位計11との間の距離を調整する。この調整により2つの二次元レーザー変位計11の位置が帯状部材Bの幅方向端部位置の測定に適した位置になる。
コンピュータ5は、演算処理部50と、ハードディクス等の記憶部51と、キーボード等の入力部52と、モニター等の表示部53とを備える。
演算処理部50は、コンピュータ5の起動時に、記憶部51から処理プログラムを読み込み、データ取得部54、データ処理部55、判定部56として作用する。
データ取得部54は二次元レーザー変位計11により測定された距離データを取得する。
データ処理部55は端部位置検出部及び算出部として作用する。端部位置検出部は、データ取得部54により取得された距離データに基づいて、帯状部材Bの幅方向両端部の位置を検出する。その詳細な方法は後で説明される。また算出部は、端部位置検出部で検出された帯状部材Bの幅方向両端部の位置の情報に基づき、帯状部材Bの幅方向両端部の位置のばらつきや、帯状部材Bの幅方向両端部の実際の位置の理想的な位置からのずれ量等を算出する。
判定部56は、予め入力部52を通じて入力されている判定基準に基づき、帯状部材Bの幅方向端部位置の過大なばらつき、貼付位置の過大なずれ、端部のめくれ、その他様々な基準外となる異常の有無を判定する。判定結果は、表示部53に表示されるとともに、記憶部51に記憶される。
制御用コンピュータ7とコンピュータ5とは電気的に接続されており、互いに信号を送受信して連動できるようになっている。そのため、制御用コンピュータ7が成型ドラムDと二次元レーザー変位計11との位置関係を調整した後に、コンピュータ5の各部が作用を開始したり、制御用コンピュータ7が成型ドラムDを回転させている間に、二次元レーザー変位計11で測定されたデータをコンピュータ5が取得したりできる。
(1−2)帯状部材Bの幅方向端部位置検出方法
以下では、1枚目のベルト20、エッジテープ22、2枚目のベルト24がこの順に貼り付けられる場合の、2枚目のベルト24の幅方向端部24aの位置の検出方法が例示される。
以下において、1又は2以上の帯状部材の表面のうち外部に(ドラム径方向外側に)露出している面のことを「露出面」と言う。またある帯状部材(ここでは例として1枚目のベルト20とする)の表面と別の帯状部材(ここでは例としてエッジテープ22とする)の表面とのうち外部に露出している面のことを、「1枚目のベルト20とエッジテープ22との露出面」又は単に「帯状部材の露出面」と言う。
初めにモータ33が駆動し成型ドラムDが帯状部材の貼り付け位置に移動する。またモータ14、サーボモータ15、サーボモータ12が駆動して、2つの二次元レーザー変位計11、11がそれぞれ帯状部材の幅方向端部に対向する位置に移動する。
その状態で、まず図2(a)に示されるように、ドラム上に1枚目のベルト20が貼り付けられる。通常、1枚目のベルト20が供給装置から成型ドラムDへ供給される間に成型ドラムDが360度回転し、これにより1枚目のベルト20がドラム1周に渡って貼り付けられる。この貼り付け後、図2(a)に示されるように、1枚目のベルト20の幅方向端部20a付近の部分がドラム面から浮き上がっている場合がある。通常この浮き上がりは、ドラム1周に渡っているのではなく、ドラム周方向の一部でのみ生じている。
次に図2(b)に示されるように、1枚目のベルト20の幅方向両側に、それぞれ下層の帯状部材としてのエッジテープ22が貼り付けられる。エッジテープ22はドラム1周に渡って貼り付けられる。通常、エッジテープ22の貼り付け前に1枚目のベルト20の幅方向端部20a付近の部分の一部がドラム面から浮き上がっていた場合は、その部分はエッジテープ22の貼り付け後もドラム面から浮き上がっている。
エッジテープ22の貼り付け後、再び成型ドラムDが回転し、その間動かずにいる二次元レーザー変位計11により、先の測定が行われる。この測定では、ドラム上の帯状部材の露出面(1枚目のベルト20の表面とエッジテープ22の表面とのうち外部に(ドラム径方向外側に)露出している面。)上の各測定位置から二次元レーザー変位計11までの距離が測定される。
ここで二次元レーザー変位計11による測定領域について説明する。二次元レーザー変位計11はドラム幅方向両側に2つ設けられているので、二次元レーザー変位計11による測定領域はドラム幅方向両側に存在する。1つの二次元レーザー変位計11の測定領域は、ドラム幅方向両側のうちの一方側の領域である。二次元レーザー変位計11による測定領域には、ドラム幅方向及びドラム周方向に並ぶ複数の測定位置が含まれている。
上記のように、二次元レーザー変位計11は、ドラム幅方向に伸びる一定の長さの線状の測定範囲を有するものである。この線状の測定範囲にはドラム幅方向に並ぶ複数の測定位置が含まれている。複数の測定位置のドラム幅方向の列を測定ラインMとする。測定ラインMが伸びているドラム幅方向の範囲は、二次元レーザー変位計11のドラム幅方向の範囲と一致する。
1つの二次元レーザー変位計11の測定領域のドラム幅方向の範囲には、少なくとも、この後に貼り付けられる2枚目のベルト24の幅方向端部24aの位置が含まれる。また、1枚目のベルト20の幅方向端部20aとエッジテープ22のドラム幅方向外側の端部22aも前記範囲に含まれることが望ましい。さらに、ドラム面のベルト20が貼り付けられていない部分も前記範囲に含まれ、ドラム面のベルト20が貼り付けられていない部分から二次元レーザー変位計11までの距離も測定されることが望ましい。また、ドラム面に前記の位置合わせの目印としての凹部又は凸部31が形成されている場合は、これも前記範囲に含まれることが望ましい。
また上記のように、二次元レーザー変位計11は、ドラム幅方向に伸びる線状の測定範囲を有するものであるため、ドラム周方向には1回の測定で1つの測定ラインMの測定しか行わない。しかし成型ドラムDが一定の速さで360度回転する間に、その間動かずにいる二次元レーザー変位計11により短い間隔で断続的に測定されるため、最終的にドラム1周に渡る範囲の測定がなされる。測定は、成型ドラムDが少なくとも0.5度回転するごとになされることが望ましい。つまり成型ドラムDが360度回転する間に少なくとも720回測定されることが望ましい。
測定の結果、データとして、測定領域内の帯状部材の露出面上及びドラム面上の各測定位置の位置情報と、各測定位置から二次元レーザー変位計11までの距離が得られる。この測定データから、図3(a)に示される、ドラム面及びドラム上に貼り付けられた帯状部材の露出面(1枚目のベルト20の表面とエッジテープ22の表面とのうち外部に露出している面)のドラム幅方向の輪郭O1を描くことが可能である。この輪郭O1にはドラム面も現れているため、この輪郭O1に基づきドラム上に貼り付けられた帯状部材の外部に露出している面のドラム面からの高さを求めることもできる。
図4及び図5に示されているように、測定領域の一部に複数の小領域27が設定されている。全ての小領域27がドラム周方向に隙間無くつながっており、ドラム周方向(図4の矢印C方向)に1周する領域を形成している。つまり、測定領域の一部のドラム周方向に1周する領域が、複数の小領域27に分割されている。この小領域27は、1枚目のベルト20又はエッジテープ22(本実施形態ではエッジテープ22)が外部に露出している領域であって、この後の2枚目のベルト24の貼り付け後も、1枚目のベルト20又はエッジテープ22(本実施形態ではエッジテープ22)が外部に露出したままとなる領域に設定されている。図6に示されているように、1つの小領域27を複数の測定ラインMが通っている。よって、1つの小領域27内では、複数の測定位置がドラム周方向及びドラム幅方向に並んでいる。
そして、データ処理部55により、先の測定のデータに基づき、各小領域27内における帯状部材(本実施形態ではエッジテープ22)の露出面上の各測定位置から二次元レーザー変位計11までの距離の平均値が求められる。1つの小領域27内のこの距離の平均値を小領域内平均値とする。1枚目のベルト20のドラム面からの浮き上がりが生じていない場合は、全ての小領域内平均値は同じである。しかし1枚目のベルト20のドラム面からの浮き上がりが生じている領域がある場合は、その領域の小領域内平均値は他の小領域内平均値よりも小さい。
小領域内平均値を含む先の測定で得られたデータはコンピュータ5のデータ取得部54により取得され記憶部51に記憶される。
次に、図2(c)に実線で示されているように、エッジテープ22の上から、上層の帯状部材としての2枚目のベルト24が貼り付けられる。2枚目のベルト24はドラム1周に渡って貼り付けられる。
ここで、1枚目のベルト20がドラム面から浮き上がっていた場合であっても、2枚目のベルト24が貼り付けられると、これに押さえられて1枚目のベルト20がドラム面に密着し、1枚目のベルト20の浮き上がりが無くなる。つまり、1枚目のベルト20及びエッジテープ22は、2枚目のベルト24の貼り付け前は図2(c)に二点鎖線で示されているようにドラム面からの高さが高い位置にあったとしても、2枚目のベルト24の貼り付けにより、図2(c)に実線で示されているように低い位置に移動する。そのため、1枚目のベルト20とエッジテープ22との露出面のドラム面からの高さは、2枚目のベルト24の貼り付けにより低くなる。従って、2枚目のベルト24の貼り付けにより、1枚目のベルト20とエッジテープ22との露出面から二次元レーザー変位計11までの距離が遠くなる。
その後、後の測定として、先の測定と同様にして、1枚目のベルト20とエッジテープ22と2枚目のベルト24との露出面上の各測定位置から、二次元レーザー変位計11までの距離が測定される。また、ドラム面の帯状部材が貼り付けられていない部分の各測定位置から二次元レーザー変位計11までの距離も測定されることが望ましい。また、ドラム面に凹部又は凸部31が形成されている場合は、これも測定領域に含まれることが望ましい。測定領域は先の測定の測定領域と同じである。この領域に2枚目のベルト24の幅方向端部24aの位置が含まれる。
後の測定の結果、データとして、ドラム面上及び帯状部材の露出面上の各測定位置の位置情報と、各測定位置から二次元レーザー変位計11までの距離が得られる。この測定データから、図3(b)に示される、ドラム面及びドラム上に貼り付けられた帯状部材の露出面(1枚目のベルト20の表面とエッジテープ22の表面と2枚目のベルト24の表面のうち外部に露出している面)のドラム幅方向の輪郭O2を描くことが可能である。この輪郭O2にはドラム面も現れているため、この輪郭O2に基づきドラム上に貼り付けられた帯状部材の外部に露出している面のドラム面からの高さを求めることもできる。
そして、後の測定のデータに基づき、上記と同じ各小領域27におけるドラム上の帯状部材(本実施形態ではエッジテープ22)の露出面上の各測定位置から二次元レーザー変位計11までの距離の平均値(小領域内平均値)が求められる。ここで、ある小領域27において2枚目のベルト24の貼り付け前に1枚目のベルト20がドラム面から浮き上がっていた場合は、2枚目のベルト24の貼り付けにより、エッジテープ22の露出面上の各測定位置から二次元レーザー変位計11までの距離が遠くなった。そのため、その小領域27の後の測定のデータに基づく小領域内平均値は、先の測定のデータに基づく小領域内平均値よりも、大きい。
小領域内平均値を含む後の測定で得られたデータはコンピュータ5のデータ取得部54により取得され記憶部51に記憶される。
(1−2−1)1枚目のベルト20のドラム面からの浮き上がりが生じていなかった場合
1枚目のベルト20及びエッジテープ22の貼り付け後に1枚目のベルト20がドラム面から浮き上がっていなかったことが明らかな場合(例えば、製造条件や設備が改善されたため、1枚目のベルト20の浮き上がりが生じない場合)は、次の方法で2枚目のベルト24の幅方向端部24aの位置が検出される。この方法では小領域内平均値は用いられない。
まず、上記の先の測定データにおける各測定位置と後の測定データにおける各測定位置との対応が取られる。そして各測定位置に関して、先の測定で得られた距離(1枚目のベルト20とエッジテープ22との露出面上の各測定位置から二次元レーザー変位計11までの距離)と、後の測定で得られた距離(1枚目のベルト20とエッジテープ22と2枚目のベルト24との露出面上の各測定位置から二次元レーザー変位計11までの距離)との差が求められる。
なお、先の測定及び後の測定において凹部又は凸部31が検出され、その位置情報が得られている場合は、凹部又は凸部31は2回分の測定データの位置合わせの目印として用いられる。つまり、先の測定及び後の測定の測定データにおける凹部又は凸部31が目印とされて、先の測定データにおける各測定位置と後の測定データにおける各測定位置との対応が取られる。その上で各測定位置における先の測定で得られた距離と後の測定で得られた距離との差が求められる。
1枚目のベルト20とエッジテープ22との露出面上の各測定位置から二次元レーザー変位計11までの距離は、先の測定時と後の測定時とで変わらない。そのため、2枚目のベルト24が存在しない領域内の各測定位置では、上記のように差が求められた結果が0になる。一方2枚目のベルト24が存在する領域内の各測定位置では、上記のように差が求められた結果、2枚目のベルト24の厚みに相当する値が差として求まる。よって、この差が生じる領域は、2枚目のベルト24が存在する領域である。このことに基づき、上記減算の結果差が生じる領域のドラム幅方向端部位置が、2枚目のベルト24の幅方向端部24aの位置として検出される。
図3(d)は上記のように差が求められた結果が描画されたものであり、横軸がドラム幅方向の位置、縦軸が各位置における先の測定データの距離と後の測定データの距離との差の絶対値を表している。この図は2枚目のベルト24のみの輪郭が描かれたものとみなすことができる。図3(d)で2枚目のベルト24の形状が現れている領域(すなわち前記差が0でない領域)のドラム幅方向端部の位置が、2枚目のベルト24の幅方向端部24aの位置である。
以上にようにして2枚目のベルト24の幅方向端部24aの位置が検出されると、この端部の理想的な位置からのずれ量等が算出され、判定部56により異常の有無が判定される。
(1−2−2)1枚目のベルト20のドラム面からの浮き上がりが生じていた場合
1枚目のベルト20及びエッジテープ22の貼り付け後に生じていた1枚目のベルト20のドラム面からの浮き上がりが、2枚目のベルト24の貼り付けにより解消された場合は、1枚目のベルト20とエッジテープ22との露出面から二次元レーザー変位計11までの距離は、先の測定時と後の測定時とで変化している。この場合、2枚目のベルト24が存在しない領域においても、先の測定で得られた距離と後の測定で得られた距離とに差が生じる。そのため、上記の(1−2−1)の方法がそのまま行われた場合、実際には2枚目のベルト24が存在しない領域に、2枚目のベルト24が存在すると判断され、2枚目のベルト24の幅方向端部24aの位置が正しく検出されない。
そこで、2枚目のベルト24の貼り付け前後で、1枚目のベルト20とエッジテープ22との露出面上の各測定位置から二次元レーザー変位計11までの距離が、データ上で同じになるように、データ処理部55により先の測定で得られたデータの補正が行われる。具体的には、1つの小領域27に関して、先の測定における小領域内平均値と後の測定における小領域内平均値とが比較される。その結果先の測定における小領域内平均値の方が小さいということは、その小領域27及びそのドラム幅方向両側の領域(これらをまとめて中領域28とする。)では、先の測定時において、後の測定時よりも、1枚目のベルト20とエッジテープ22との露出面が二次元レーザー変位計11に近かったことを示している。よってこのことは、中領域28において、先の測定時に1枚目のベルト20がドラム面から浮き上がっており、かつ2枚目のベルト24の貼り付けによりその浮き上がりが解消されたことを示している。
なお、中領域28のドラム周方向の範囲は小領域27のドラム周方向の範囲と等しい。中領域28のドラム幅方向の範囲は1つの二次元レーザー変位計11の測定領域のドラム幅方向の範囲と等しい。また図4には1つの小領域27に対応する1つの中領域28のみが記載されているが、実際には全ての小領域27について、これらに対応する中領域28が存在する。
このような場合、後の測定における小領域内平均値から先の測定における小領域内平均値が減算される。そして減算結果の値(この値を補正値とする)が、その小領域27を内包する中領域28に関する先の測定の距離のデータ(先の測定で得られた、帯状部材の露出面上の各測定位置から二次元レーザー変位計11までの距離のデータ)に加算される。すると、帯状部材の露出面上の各測定位置から二次元レーザー変位計11までの先の測定で得られた距離に前記加算が行われた距離(これを「補正後の先の測定の距離」と言う。また、各測定位置の位置情報と、補正後の先の測定の距離とからなるデータを「補正後の先の測定データ」と言う。)が、前記露出面上の各測定位置から二次元レーザー変位計11までの後の測定で得られた距離と、等しくなる。このことは、先の測定時にその中領域28内において1枚目のベルト20の浮き上がりが無かったものとみなすことができるように、先の測定データが補正されたことを意味する。つまり、前記加算前は図3(c)の二点鎖線で表されていた前記露出面の輪郭O1が、前記加算により、1枚目のベルト20のドラム面からの浮き上がりの高さ分だけドラム面に向かって低くなるように補正され、図3(c)の実線で表される輪郭O3に補正されたことを意味する。
一方、先の測定における小領域内平均値と後の測定における小領域内平均値とに差が無いということは、先の測定時に1枚目のベルト20がドラム面から浮き上がっていなかったために、2枚目のベルト24の貼り付けによりその小領域27のドラム面からの高さが変化しなかったということを示している。その場合、測定データは補正されない。
以上の補正がドラム周方向に並ぶ全ての中領域28に関して行われる。つまり、ドラム周方向の全領域に関して、先の測定時に1枚目のベルト20の浮き上がりが無かったものとみなすことができるように、先の測定データが補正される。そして、補正後の先の測定データが記憶部51に記憶される。
次に、記憶部51に記憶されているデータに基づき、データ処理部55により、2枚目のベルト24の幅方向端部24aの位置が検出される。具体的には、まず、補正後の先の測定データにおける各測定位置と後の測定データにおける各測定位置との対応が取られる。そして各測定位置に関して、補正後の先の測定データの距離と、後の測定で得られた距離との差が求められる。つまり、後の測定で得られた距離から補正後の先の測定データの距離が減算される。
なお、先の測定及び後の測定において凹部又は凸部31が検出され、その位置情報が得られている場合は、凹部又は凸部31は2回分の測定データの位置合わせの目印として用いられる。つまり、先の測定及び後の測定の測定データにおける凹部又は凸部31が目印とされて、先の測定データにおける各測定位置と後の測定データにおける各測定位置との対応が取られる。その上で各測定位置における補正後の先の測定の距離と後の測定で得られた距離との差が求められる。
上記のように先の測定データが補正されたため、2枚目のベルト24の貼り付け後も1枚目のベルト20の表面又はエッジテープ22の表面が外部に露出している領域の各測定位置では、補正後の先の測定の距離と、後の測定で得られた距離とは一致している。そのため、2枚目のベルト24の貼り付け後も1枚目のベルト20の表面又はエッジテープ22の表面が外部に露出している領域内の各測定位置では、補正後の先の測定の距離と、後の測定で得られた距離との差が0になる。一方、2枚目のベルト24が外部に露出している領域内の各測定位置では、補正後の先の測定の距離と、後の測定で得られた距離との差の絶対値が、2枚目のベルト24の厚みに相当する値となる。よって、補正後の先の測定の距離と、後の測定で得られた距離との差が求められた結果差が生じる領域は、2枚目のベルト24が存在する領域である。このことに基づき、上記減算の結果差が生じる領域のドラム幅方向端部位置が、2枚目のベルト24の幅方向端部24aの位置として検出される。
図3(d)の線L1は上記のように差が求められた結果が描画されたものであり、横軸がドラム幅方向の位置、縦軸が各位置における補正後の先の測定データの距離と後の測定で得られた距離との差の絶対値を表している。この線L1は2枚目のベルト24のみの輪郭を描いているとみなすことができる。図3(d)で2枚目のベルト24の形状が現れている領域(すなわち前記差が0でない領域)のドラム幅方向端部の位置が、2枚目のベルト24の幅方向端部24aの位置である。
以上にようにして2枚目のベルト24の幅方向端部24aの位置が検出されると、この端部の理想的な位置からのずれ量等が算出され、判定部56により異常の有無が判定される。
(1−3)効果
この方法によれば、積層された複数の帯状部材の輪郭形状における段差部が、上層の帯状部材である2枚目のベルト24の幅方向端部24aであると判断されないため、輪郭形状の複数の段差のうちいずれが2枚目のベルト24の幅方向端部24aであるか判断し難いという問題が生じない。そして、この方法では、2枚目のベルト24の貼り付けの前後で帯状部材の露出面上の各測定位置から二次元レーザー変位計11までの距離(あるいは帯状部材の露出面のドラム面からの高さ)が測定され、これらの測定で得られた距離(あるいは高さ)に差が生じている領域が2枚目のベルト24が貼り付けられている領域と認定され、その領域のドラム幅方向端部が2枚目のベルト24の幅方向端部24aと認定される。そのため本実施形態の方法は、複数の帯状部材の幅方向端部が近接している場合でも、そのことに影響されずに、2枚目のベルト24の幅方向端部24aを確実に検出できる。
ここで、1枚目のベルト20及びエッジテープ22のドラム面への貼り付け後、一部領域において1枚目のベルト20がドラム面に密着せずに浮き上がっている場合がある。そして、この一部領域における浮き上がりが、2枚目のベルト24が貼り付けられることにより解消される場合がある。この現象が生じた場合、2枚目のベルト24の貼り付け前に浮き上がりが生じていた領域では、2枚目のベルト24の貼り付け後に、1枚目のベルト20の露出面及びエッジテープ22の露出面の二次元レーザー変位計11からの距離が長くなる(ドラム面からの高さが低くなる)。すると、その領域の各測定位置から二次元レーザー変位計11までの距離に、2枚目のベルト24の貼り付けの前後で、差が生じる。そのため、実際には2枚目のベルト24が存在しないにもかかわらず、その領域が2枚目のベルト24が存在する領域と認定されるおそれがある。
しかし本実施形態の方法では、2枚目のベルト24の貼り付け後もエッジテープ22が外部に露出する領域に小領域27が設定される。上記現象が生じた場合は、先の測定と後の測定とで、小領域27内の各測定位置から二次元レーザー変位計11までの距離の平均値(小領域内平均値)に、差が生じる。そのためその現象が生じたことが認識できる。そしてその場合、先の測定時に1枚目のベルト20の浮き上がりが無かったものとみなすことができるように、先の測定で得られた距離が補正される。具体的には、後の測定で得られた小領域内平均値から先の測定で得られた小領域内平均値が減算され、その結果の値が、その小領域27を内包する中領域28内の各測定位置から二次元レーザー変位計11までの先の測定で得られた距離に加算される。その結果、その中領域28において実際には浮き上がりが生じていたとしても、その中領域28内の1枚目のベルト20及びエッジテープ22の露出面上の各測定位置に関して、補正後の先の測定の距離と後の測定で得られた距離との差が無くなる。この補正後に、全ての測定領域における補正後の先の測定の距離と後の測定で得られた距離との差が求められると、2枚目のベルト24が貼り付けられている領域のみで差が生じ、差が生じている領域が2枚目のベルト24が貼り付けられている領域と認定され、その領域のドラム幅方向端部が2枚目のベルト24の幅方向端部24aと認定される。そのため、上記の現象が生じた場合でも、2枚目のベルト24が貼り付けられている領域が正しく認定され、2枚目のベルト24の幅方向端部24aが正しく検出される。
(2)実施形態2
実施形態2は以下の点で実施形態1と異なる。実施形態2に用いられる装置は実施形態1に用いられる装置と同じである。
図7及び図8はドラム面及びその上に貼り付けられた帯状部材を表している。これらの図中の符号120は1枚目のベルト、符号120aは1枚目のベルト120の幅方向端部、符号122はエッジテープ、符号122aはエッジテープ122のドラム幅方向外側の端部、符号124は2枚目のベルト、符号124aは2枚目のベルト124の幅方向端部をそれぞれ示している。図7及び図8に示されているように、測定領域の一部に複数の小領域127が設定されている。この小領域127は、2枚目のベルト124の貼り付け後も、1枚目のベルト120又はエッジテープ122(本実施形態ではエッジテープ122)が外部に露出している領域に設定されている。小領域127は、ドラム周方向(図7の矢印Cの方向)に隙間が生じないように一定距離pずつずれながらドラム1周に渡って並べられて設定されている。全ての小領域127がつながると、ドラム周方向に1周する領域となる。なお図7には見易くするために小領域127が2つしか記載されていないが、実際にはさらに多くの小領域127が図中に2点鎖線で示されている領域127A内に並んでいる。
図9に示されているように、小領域127内を、ドラム周方向(図9の矢印Cの方向)に並ぶ複数(図9の場合は4本)の測定ラインMが通過している。そのため、1つの小領域127では、複数の測定位置が、ドラム周方向及びドラム幅方向に並んでいることになる。本実施形態において、小領域127のずれの距離である前記一定距離pは、隣り合う測定ラインMのドラム周方向の間隔qと同じ距離である。よって本実施形態においては、2つの小領域127のずれの範囲内(一定距離p内)を、1本の測定ラインMがドラム幅方向に通過している。なお図9において、2つの小領域127、127を区別するため、これらの小領域127、127の端部からやや内側にかけて、方向の異なる斜線が引いてある。
実施形態2の場合も、実施形態1の場合と同様に、先の測定のデータに基づいて各小領域127の小領域内平均値が求められ、また、後の測定のデータに基づいて各小領域127の小領域内平均値が求められる。
これらの小領域内平均値が求められた後、エッジテープ122の貼り付け後に生じていた1枚目のベルト120のドラム面からの浮き上がりが、2枚目のベルト124の貼り付けにより解消された場合のための補正が行われる。つまり、1枚目のベルト120とエッジテープ122との露出面上の各測定位置から二次元レーザー変位計11までの距離が、2枚目のベルト124の貼り付け前後で、データ上で同じになるように、先の測定のデータの補正が行われる。
具体的には、後の測定における小領域内平均値から先の測定における小領域内平均値が減算されて求められた値が、その小領域127から求まる補正値とされる。先の測定における小領域内平均値が後の測定における小領域内平均値よりも小さい場合は、その小領域127から求まる補正値は正となる。先の測定における小領域内平均値と後の測定における小領域内平均値とが等しい場合は、その小領域127から求まる補正値は0となる。
そして、小領域127から求まる補正値が、その小領域127を通る特定の測定ラインMの各測定位置から測定器までの先の測定で得られた距離に、加算される。特定の測定ラインMとは、小領域127のドラム周方向の前記ずれの範囲内(小領域127のドラム周方向端部からずれの距離pだけ小領域127内側の位置までの間)を通る測定ラインMのことである。このような測定ラインMは小領域127内のドラム周方向両側に1本ずつ存在する(図9の測定ラインM1、M2)が、加算される対象となる測定ラインMは、ドラム周方向のうち予め定められた一方向に存在する1本(測定ラインM1、M2のうちいずれか1本)のみである。このように加算されることは、先の測定時にその測定ラインM上の位置において1枚目のベルト120の浮き上がりが無かったものとみなすことができるように、先の測定データが補正されることを意味する。
この補正がドラム周方向に並ぶ全ての測定ラインMに関して行われる。ここで、小領域127と、そこから求まる補正値による補正対象の測定ラインMとの位置関係は、ドラム1周に渡って固定されている。例えば、小領域127から求まる補正値が、その小領域127の前記ずれの範囲内の2本の測定ラインMのうちドラム回転方向側の測定ラインMの補正に用いられる、と予め定められた場合、その位置関係は、全ての小領域127と測定ラインMとの関係に適用される。そのため全ての小領域127と全ての測定ラインMとがもれなく対になる。これにより、全ての測定ラインMが、その測定ラインMが属する1つの小領域127から求まる補正値により補正される。
その後、実施形態1の場合と同じ方法で、2枚目のベルト124の幅方向端部124aの位置が検出される。
この方法によれば、エッジテープ122の貼り付け後に生じていた1枚目のベルト120のドラム面からの浮き上がりが、2枚目のベルト124の貼り付けにより解消された場合でも、2枚目のベルト124の幅方向端部124aの位置が正しく検出される。
(3)変更例
(変更例1)
実施形態2では、複数の小領域127が、隣り合う測定ラインMの間隔qと同じ距離ずつずれて設定され、1つの小領域127で求められた補正値が、その小領域127を通る1本の測定ラインMについての先の測定結果の補正に用いられた。しかしこの実施形態に限定されず、複数の小領域がより長い距離ずつドラム周方向にずれて設定され、そのずれの範囲内に複数の測定ラインMが存在するようになっていても良い。その場合は、1つの小領域で求められた補正値が、前記のずれの範囲内を通る複数の測定ラインMについての先の測定結果の補正に用いられれば良い。
例えば図10において、符号222はエッジテープ、符号227a及び227bは小領域、符号227Aは複数の小領域が並んでいる領域を示す。2つの小領域227a、227bのずれの距離pは、隣り合う測定ラインMの間隔qの2倍の長さである。そのため距離pの中に2本の測定ラインM、Mが存在する。この場合、小領域227aで求められた補正値により、距離pのずれの範囲内にある2本の測定ラインM1、M2についての先の測定結果が補正される。ただし、測定ラインM1、M2が存在する範囲とは反対側のずれの範囲にある2本の測定ラインM3、M4についての先の測定結果が補正されても良い。なお図10において、2つの小領域227aと227bとを区別するため、これらの小領域227a、227bの端部からやや内側にかけて、方向の異なる斜線が引いてある。
なお実施形態1は、小領域のドラム周方向へのずれの距離が、該小領域のドラム周方向の長さと同じ距離である実施形態である。
(変更例2)
上記実施形態のように、上層の帯状部材(上記実施形態では2枚目のベルト124)の貼り付け前に行われる先の測定と、貼り付け後に行われる後の測定とにおいて、ドラム面上の各測定位置から測定器までの距離がそれぞれ測定されることが望ましい。そしてこれらの距離に差がある場合は、その差が解消されるように先の測定又は後の測定の距離のデータが補正され、その後、先の測定と後の測定の距離のデータ(いずれか一方のデータは補正されている)の差が求められることが望ましい。
例えば、先の測定におけるドラム面上の各測定位置から測定器までの距離(先の測定のドラム面距離)が、後の測定におけるドラム面上の各測定位置から測定器までの距離(後の測定のドラム面距離)よりも長い場合は、先の測定の距離のデータから後の測定の距離のデータが減算されると、ドラム面上を含む上層の帯状部材が貼り付けられていない領域においても減算結果が正となる。すると、実際には上層の帯状部材が貼り付けられていない領域にも上層の帯状部材が存在すると判断されてしまう。そこで対策として、先の測定のドラム面距離と後の測定のドラム面距離との差の絶対値が、先の測定の全データから引かれる。すると、上層の帯状部材が貼り付けられていない領域に関して、補正後の先の測定の距離のデータと、後の測定の距離のデータとが、等しくなる。その後、補正後の先の測定の距離のデータと、後の測定の距離のデータとの差が求められると、上層の帯状部材が貼り付けられていない領域においては差が0になり、上層の帯状部材が貼り付けられている領域においては差が生じる。そのため上層の帯状部材が存在する領域が正確に認識される。
この方法により、先の測定と後の測定の間でドラム面から測定器までの距離が変化した場合でも、上層の帯状部材が貼り付けられている領域が正確に認識され、上層の帯状部材の幅方向端部の位置が正確に検出される。特に、下層の帯状部材の貼り付けと上層の帯状部材の貼り付けとが異なる場所で行われる場合(例えば、下層の帯状部材の貼り付け後に成型ドラムDが走行レール32上を移動し、それに伴って変位計ユニット16も走行レール13上を移動する場合)は、ドラム面から測定器までの距離が変化することがある。しかしこの方法によれば、ドラム面から測定器までの距離が変化しても、上層の帯状部材の幅方向端部の位置が正確に検出される。
(変更例3)
帯状部材の面までの距離の測定を行う測定器は、二次元レーザー変位計に限定されない。測定器は、帯状部材の露出面上の各測定位置から該測定器までの距離が直接的又は間接的に求まるものであれば良く、従来から知られている様々な測定器が候補として挙げられる。二次元レーザー変位計は光学式の変位計の1つであるが、測定に適した他の光学式の変位計としては例えば一次元レーザー変位計が挙げられる。なお一次元レーザー変位計による測定の場合も、成型ドラムDが少なくとも0.5度回転するごとに測定されることが望ましく、またドラム軸方向の測定間隔はドラム周方向の測定間隔と同じであることが望ましい。また、例えば、超音波を発信し反射してくる超音波を受信することにより反射面までの距離を測定する超音波式の変位計も、測定器の候補として挙げられる。
一次元レーザー変位計のように測定箇所が点である場合、測定領域内において測定箇所がドラム幅方向に並び、これにより測定ラインが形成される。
(変更例4)
上記の実施形態では帯状部材は3層に積層されたが、2層に積層される場合や、4層以上に積層される場合もある。何層に積層される場合であっても、検査対象となる帯状部材(上層の帯状部材)の1つ下の層の帯状部材(下層の帯状部材)までがドラム上に貼り付けられた状態で先の測定が行われ、下層の帯状部材の上に上層の帯状部材が貼り付けられた状態で後の測定が行われ、先の測定結果と後の測定結果との差から上層の帯状部材の端部位置が明らかにされる。
なお、ドラムに貼り付けられる帯状部材Bとしては、ベルトやエッジテープの他に、カーカスプライやトレッド等が例示される。これらはいずれもタイヤ構成部材であり、ゴム製のものである。ただしゴムの内部にスチール製や有機繊維製等のワイヤが埋め込まれているものもある。
また上記の実施形態ではエッジテープ22のドラム幅方向外側の端部22aの検出が行われていないが、2枚目のベルト24の幅方向端部24aの検出と同じ要領で、エッジテープ22のドラム幅方向外側の端部22aの検出が行われても良い。
(変更例5)
上記実施形態では、1つの二次元レーザー変位計11が帯状部材の幅方向の一方の端部の検出に用いられた。そして2つの二次元レーザー変位計11で帯状部材の幅方向両端部の検出が行われた。しかし、二次元レーザー変位計11等の測定器のドラム幅方向の測定範囲が広い場合は、1つの測定器で帯状部材の幅方向両端部の検出が行われても良い。なお、ドラム面上の凹部又は凸部31を用いたデータの位置合わせや変更例2の方法が実施されない場合等は、ドラム面上の各測定位置から二次元レーザー変位計11までの距離は測定されなくても良い。
B…帯状部材、D…成型ドラム、O1、O2、O3…輪郭、L1…線、M…測定ライン、1…成型検査装置、10…検査装置、11…二次元レーザー変位計、12…サーボモータ、13…走行レール、14…モータ、15…サーボモータ、16…変位計ユニット、20…1枚目のベルト、20a…1枚目のベルト20の幅方向端部、22…エッジテープ、22a…エッジテープ22のドラム幅方向外側の端部、24…2枚目のベルト、24a…2枚目のベルト24の幅方向端部、27…小領域、28…中領域、30…セグメント、31…凹部又は凸部、32…走行レール、33…モータ、5…コンピュータ、50…演算処理部、51…記憶部、52…入力部、53…表示部、54…データ取得部、55…データ処理部、56…判定部、7…制御用コンピュータ、70…回転制御部、71…移動制御部、72…位置決め部、120…1枚目のベルト、120a…1枚目のベルト120の幅方向端部、122…エッジテープ、122a…エッジテープ122のドラム幅方向外側の端部、124…2枚目のベルト、124a…2枚目のベルト124の幅方向端部、127…小領域、222…エッジテープ、227a、227b…小領域

Claims (3)

  1. タイヤを構成する帯状部材がドラム上に積層される場合の、上層の帯状部材の幅方向端部位置検出方法であって、
    1又は2以上の下層の帯状部材がドラム上に貼り付けられた後、先の測定として、ドラム上に貼り付けられている前記1又は2以上の下層の帯状部材の外部に露出している面上の各測定位置から測定器までの距離が測定される工程と、
    前記1又は2以上の下層の帯状部材の上から上層の帯状部材が貼り付けられた後、後の測定としてドラム上に積層されている複数の帯状部材の外部に露出している面上の各測定位置から測定器までの距離が測定される工程と、
    前記先の測定で得られた距離が補正される工程と、
    前記補正後の距離と前記後の測定で得られた距離とに差が生じる領域のドラム幅方向端部位置が前記上層の帯状部材の幅方向端部位置として検出される工程とを含み、
    前記先の測定で得られた距離が補正される工程は、
    前記先の測定及び前記後の測定の測定領域内であって、前記上層の帯状部材の貼り付け後も前記1又は2以上の下層の帯状部材が外部に露出している領域内に、ドラム周方向に複数の測定位置を有する小領域が設定され、複数の前記小領域が、ドラム周方向に隙間が生じないように一定距離ずつずれながらドラム1周に渡って並べられて設定される工程と、
    各小領域において、前記後の測定で得られた小領域内の各測定位置からの距離の平均値から、前記先の測定で得られた同じ小領域内の各測定位置からの距離の平均値が減算されることにより補正値が求められる工程と、
    各小領域の前記補正値が、その小領域及びそのドラム幅方向の領域の中にある測定位置のうち、ドラム周方向の前記ずれの範囲内にある測定位置から測定器までの前記先の測定における距離に加算される工程とを含む、
    帯状部材の幅方向端部位置検出方法。
  2. 前記一定距離が前記小領域のドラム周方向の長さと同じ距離である、請求項1に記載の帯状部材の幅方向端部位置検出方法。
  3. 前記一定距離が測定位置のドラム周方向の間隔と同じ距離である、請求項1に記載の帯状部材の幅方向端部位置検出方法。
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