JP2016160744A - 巾木用コーナーパッドの取付装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】壁面の出隅部において巾木用コーナーパッドを両面テープ等により貼着する手段を使用せずに取り付けることができる巾木用コーナーパッドの取付装置を提供すること。
【解決手段】壁面に取り付けられる面側に溝を形成した巾木と、一方の側板の内面側に水平に延びる舌片を形成した外隅用のコーナーパッドとから構成され、壁面に取り付けられた一方の巾木の前記溝にコーナーパッドの舌片を差し入れることにより出隅部に装着可能とする巾木用コーナーパッドにおいて、側板端部より突出し、且つ、先端が側板方向に近づくように傾斜する舌片の先端部を極薄のテーパー面として巾木の溝に容易に差し入れることができるようにすると共に、側板より突出する傾斜した舌片の弾性力で巾木を挟着するようにして巾木からの脱落を防止するようにしたことを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】壁面に取り付けられる面側に溝を形成した巾木と、一方の側板の内面側に水平に延びる舌片を形成した外隅用のコーナーパッドとから構成され、壁面に取り付けられた一方の巾木の前記溝にコーナーパッドの舌片を差し入れることにより出隅部に装着可能とする巾木用コーナーパッドにおいて、側板端部より突出し、且つ、先端が側板方向に近づくように傾斜する舌片の先端部を極薄のテーパー面として巾木の溝に容易に差し入れることができるようにすると共に、側板より突出する傾斜した舌片の弾性力で巾木を挟着するようにして巾木からの脱落を防止するようにしたことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、壁面の出隅部において巾木用コーナーパッドを両面テープ等により貼着する手段を使用せずに取り付けることができる巾木用コーナーパッドの取付装置に関するものである。
従来、壁のコーナー部分に巾木の突き合わせ部分を隠すためのコーナーパッドを取り付ける場合、巾木の突合せ部に両面テープ等で貼着することによって取り付ける方法と、図9、図10に示すように、コーナーパッドaに巾木bの端面側に形成された溝cに差し入れることができる舌片dを左右両方向に形成し、その2方向の舌片d、dを最初から両巾木の溝cに差し入れた状態で巾木bとコーナーパッドaを一体化して取り付ける方法とがある。
前者の従来方法ではコーナーパッドの壁面側の面に両面テープの一面を貼り、他面を巾木に貼着させて取り付ける手段を要して不便であり、後者の従来方法では両面テープ等の貼着手段は必要ないが、最初から巾木とコーナーパッドを一体化しておく必要があって、誤って巾木を先に壁面に取り付けた場合には後からコーナーパッドを取り付けることができないという問題点があった。
この問題点を壁面の出隅部において解決するために、巾木を先に壁面に取り付けておいても両面テープ等の貼着手段を要することなく後から簡単にコーナーパッドを取り付けることができる巾木用コーナーパッドの取付装置は既に公知であるが、その構造は、壁面に取り付けられる面側に中空部を形成した巾木と、一方の側板の内面側に水平に延びる2つの舌片を形成した外隅用のコーナーパッドとから構成され、壁面に取り付けられた一方の巾木の中空部にコーナーパッドの舌片を差し入れることにより出隅部に装着可能とするものであった。
確かにこの構造のものは、巾木を先に壁面に取り付けておいても両面テープ等の貼着手段を要することなく後から簡単にコーナーパッドを取り付けることができるが、取り付け後、コーナーパッドは舌片と中空部の側壁との摩擦抵抗だけで脱落を防ぐものであったため、僅かな外力で外れ易く、施工後これを防ぐために接着剤等の固定手段で固定していた。
本発明は、特別な固定手段を使用せずに巾木を先に壁面の出隅部に取り付けておいても両面テープ等の貼着手段を要することなく後から簡単にコーナーパッドを取り付けることができる巾木用コーナーパッドの取付装置を提供するものである。
請求項1に係る本発明の巾木用コーナーパッドの取付装置は、壁面に取り付けられる面側に溝を形成した巾木と、一方の側板の内面側に水平に延びる舌片を形成した外隅用のコーナーパッドとから構成され、壁面に取り付けられた一方の巾木の前記溝にコーナーパッドの舌片を差し入れることにより出隅部に装着可能とする巾木用コーナーパッドにおいて、側板端部より突出し、且つ、先端が側板方向に近づくように傾斜する舌片の先端部を極薄のテーパー面として巾木の溝に容易に差し入れることができるようにすると共に、側板より突出する傾斜した舌片の弾性力で巾木を挟着するようにして巾木からの脱落を防止するようにしたことを特徴とするものである。
また、請求項2に係る本発明の巾木用コーナーパッドの取付装置は、請求項1の巾木用コーナーパッドにおいて、コーナーパッドの舌片が巾木の溝側壁に接触する面側に、先端から離れた位置から極細巾でテーパーを形成した横方向の3本のリブを形成して舌片と溝側壁との間の摩擦抵抗を小さくして巾木の溝にさらに容易に差し入れることができるようにしたことを特徴とするものである。
本発明に係る巾木用コーナーパッドの取付装置は、壁面に取り付けられた一方の巾木の前記溝に差し入れるためのコーナーパッドの舌片を側板端部より突出させてあるので、その突出部が差し込み途中で巾木の溝の底壁に先に届き、差し込み途中でし、の先端部を極薄のテーパー面として前記巾木の溝に容易に差し入れることができるようにしてあるので、舌片と溝側壁との間の摩擦抵抗を大きくしてコーナーパッドの巾木からの脱落を防止することにより両面テープ等で貼着するような手段を要することなく簡単に出隅部に取り付けることができる。
図1は、本発明装置を構成するコーナーパッドの背面側から見た斜視図、図2は、同コーナーパッドの背面側の側面図、図3は、同コーナーパッドの背面側の正面図、図4は、同コーナーパッドの底面図、図5は、同コーナーパッドを巾木の突合せ部の溝に舌片を差し入れることによって取り付けることができることを示す斜視図、図6は、コーナーパッドを巾木の突合せ部の溝に舌片を差し入れる状態を表す断面図、図7は、同コーナーパッドを巾木の突合せ部に取り付けた状態の斜視図、図8は、他の実施例のコーナーパッドの背面側から見た斜視図、図9は、同コーナーパッドの背面側の側面図である。
図示において、1は、本発明装置を構成する両側板1−1、1−1が直行する平面形状L型のコーナーパッドであって、硬質の合成樹脂で成形され、外観上通常の巾木用の出隅用コーナーパッドであるが、一方の側板1−1の内面には巾木2の溝2−1に差し込み、側板1−1との間で巾木2を挟み込んでコーナーパッド1を取り付けることができる先端部が側板1−1端部から突出し、その先端部を極薄のテーパー面1aとした一方向に向く舌片1−2が巾木同士の突合せ部の隙間に収まる大きさの支持板1−3に一体形成されている。
また、他の実施例の図8、9では舌片1−2には巾木2の溝2−1の側壁に接触する面側に極細巾のテーパーを形成した3本のリブ1−aが形成されている。
次に、本発明装置によるコーナーパッドの取付方法を説明すれば、先ず、予め巾木2、2が壁面にタッカー止め、ネジ止め等によって取り付けられている一方の巾木2の溝2−1にコーナーパッド1の舌片1−2を差し込むだけでコーナーパッド1はその巾木2を舌片1−2と側片1−1の間で挟み込んで巾木2に取り付けられるのであるが、その際、図6の(a)で示されるように舌片1−2の先端部が巾木2に当接する。
この状態から更に押し込むと、舌片1−2の先端部側が極薄のテーパー面1aとなっているので、容易に壁面と巾木2の溝2−1との間に差し入れられ、図6の(b)、(c)で示されるように差し入れる途中で巾木2を舌片1−2と側片1−1の間で挟み込む。
このとき、舌片1−2は側板1−1端部より傾斜した状態で突出しているので、図4に図示するようにmの距離だけその弾性力により狭まり、舌片1−2と巾木2の側板1−1間に巾木2を強く挟み込み、巾木端部に支持板1−3が当接して図7の取り付け完了状態となるものである。
本発明に係る巾木用コーナーパッドの取付装置によれば、特別な固定手段を使用せずに巾木を先に壁面の出隅部に取り付けておいても両面テープ等の貼着手段を要することなく後から簡単にコーナーパッドを取り付けることができることができるものでありながら弾性力により舌片と巾木の側板の間に巾木を強く挟み込み、舌片と溝側壁との間の摩擦抵抗を大きくして特別な固定手段を要することなくコーナーパッドの巾木からの脱落を防止することができる効果を奏するものである。
また、請求項2のように舌片には巾木の溝の側壁に接触する面側に極細巾のテーパーを形成した3本のリブを形成することによって接触面積を小さくすることによって巾木の溝が浅かった場合でも舌片の巾木への挿入を更に容易とするものである。
1 コーナーパッド
2 巾木
2 巾木
Claims (2)
- 壁面に取り付けられる面側に溝を形成した巾木と、一方の側板の内面側に水平に延びる舌片を形成した外隅用のコーナーパッドとから構成され、壁面に取り付けられた一方の巾木の前記溝にコーナーパッドの舌片を差し入れることにより出隅部に装着可能とする巾木用コーナーパッドにおいて、側板端部より突出し、且つ、先端が側板方向に近づくように傾斜する舌片の先端部を極薄のテーパー面として巾木の溝に容易に差し入れることができるようにすると共に、側板より突出する傾斜した舌片の弾性力で巾木を挟着するようにして巾木からの脱落を防止するようにしたことを特徴とする巾木用コーナーパッドの取付装置。
- 請求項1の巾木用コーナーパッドにおいて、コーナーパッドの舌片が巾木の溝側壁に接触する面側に、先端から離れた位置から極細巾でテーパーを形成した横方向の3本のリブを形成して舌片と溝側壁との間の摩擦抵抗を小さくして巾木の溝にさらに容易に差し入れることができるようにしたことを特徴とする請求項1記載の巾木用コーナーパッドの取付装置。
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JP2015055386A JP2016160744A (ja) | 2015-03-02 | 2015-03-02 | 巾木用コーナーパッドの取付装置 |
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JP2015055386A JP2016160744A (ja) | 2015-03-02 | 2015-03-02 | 巾木用コーナーパッドの取付装置 |
Publications (1)
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JP2015055386A Pending JP2016160744A (ja) | 2015-03-02 | 2015-03-02 | 巾木用コーナーパッドの取付装置 |
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- 2015-03-02 JP JP2015055386A patent/JP2016160744A/ja active Pending
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