JP2016160628A - 擁壁及び擁壁の据付方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明に係る擁壁は、プレキャストコンクリート製品からなり、一端が自由端である底版と、この底版の他端縁から上方に立設されるたて壁とを有する擁壁であって、前記底版が、据付対象である支持層に一部が埋設された状態で上下方向への移動が禁止されるアンカー部材を取り付けるための開口、前記アンカー部材の前記底版に対する下方向の移動を禁止する下移動禁止面、及び前記アンカー部材の前記底版に対する上方向の移動を禁止する上移動禁止面を有するアンカー取付部を具備することを特徴とする。
【選択図】図3
Description
以下、本実施形態の各変形例について説明する。なおこれら変形例について、上記実施形態の構成要素に相当するものに対しては同じ符号を付すとともに、その詳細な説明を省略する。
続いて本変形例では図6に示すように、アンカー取付部3が収容凹部34を有していない態様を図示している。すなわち本変形例では、底版4に対しボルト12aを挿入し得るボルト挿通孔33を設けるのみでアンカー取付部3を構成した態様を開示している。このようなものであれば、上記実施形態同様の作用効果を奏するのみならず、容易にアンカー取付部3を形成し得る点で上記実施形態からの更なる利点を有する。なお同図に示すボルト挿通孔33も上記実施形態同様、軸挿入部の軸心周りの配置を許容すべく、当該軸心周りに湾曲した形状のボルト挿通孔33を設けても良いことはいうまでもない。
また、上記実施形態及び各変形例ではアンカー取付部3が上移動禁止面たる上向面31及び下移動禁止面たる下向面32を両方備えている態様を開示したが勿論、本発明に係るアンカー取付部3は、下移動禁止面たる下向面32を設けず、上移動禁止面たる上向面31のみを有した態様であっても良い。
3…アンカー取付部
31…上移動禁止面(上向面)
32…下移動禁止面(下向面)
33…開口
4…底版
4a…自由端
5…たて壁
5a…自由端
Y…擁壁
また、アンカー取付部が、アンカー部材に対する下方向の移動を禁止する下移動禁止面を有するので、軟弱地盤に対する適応性を更に向上させることもできる。
加えて、前記開口に、アンカー部材が有する緊締具が挿通されるので、アンカー取付部を簡素な構成として擁壁の製造をより容易なものとすることもできる。ここで、開口の数は限定されない。つまり、アンカー部材の形状や取付態様によって種々の形状を適用し得る。
このようなものであっても、本発明の最も主要な効果、すなわち、底版にアンカー取付部を設けることによって、底版がたて壁の下端から延出する寸法をこれまでよりも小さくしても、支持層に上下動が禁止された状態で埋設されたアンカー部材に対し底版の上移動が禁止されるので、滑動及び転倒に対する耐性を有効に向上させることができる。施工箇所においてこれまでよりも土を掘削し得る面積が小さい場合であっても滑動及び転倒という不具合を有効に回避することができる。換言すれば、掘削する面積を小さくして掘削土量を少なくすることにも資する。加えて据え付ける対象である地盤が軟弱であるとされる場合であっても上述したアンカー部材の作用によって、滑動及び転倒という不具合をより有効に回避し得るという効果を得ることができる。
Claims (10)
- プレキャストコンクリート製品からなり、一端が自由端である底版と、この底版の他端縁から上方に立設されるたて壁とを有する擁壁であって、
前記底版が、据付対象である支持層に一部が埋設された状態で上下方向への移動が禁止されるアンカー部材を取り付けるための開口及び前記アンカー部材に対する前記底版の上方向の移動を禁止する上移動禁止面を有するアンカー取付部を具備することを特徴とする擁壁。 - 前記アンカー取付部が、前記アンカー部材に対する前記底版の下方向の移動を禁止する下移動禁止面を有している請求項1記載の擁壁。
- 前記底版の寸法が、前記たて壁の寸法の半分以下に設定されている請求項1又は2記載の擁壁。
- 前記アンカー取付部を複数有している請求項1、2又は3記載の擁壁。
- 前記アンカー取付部が、前記アンカー部材の上端を前記底版の上面よりも下側に位置付けるための収容凹部を有している請求項1、2、3又は4記載の擁壁。
- 前記開口が、前記アンカー部材が有するボルトを挿通させるためのボルト挿通孔である請求項1、2、3、4又は5記載の擁壁。
- 請求項1乃至6何れかに記載の擁壁を施工箇所に据え付けるための擁壁の据付方法であって、
擁壁を据え付ける据付対象である支持層にアンカー部材を埋設するアンカー埋設工程と、
前記支持層に土台コンクリートを設けるべくコンクリートを打設するコンクリート打設工程と、
このコンクリート打設工程により設けられた土台コンクリート上に前記擁壁を載置する擁壁載置工程と、
前記アンカー部材を前記アンカー取付部に対し緊締するアンカー緊締工程と
を有することを特徴とする擁壁の据付方法。 - 前記アンカー部材が前記支持層に挿入される挿入軸部とこの挿入軸部の軸心周りに設けられ前記支持層に対する軸方向の移動を禁止するための抜け止め部を有するものであり、これら挿入軸部及び抜け止め部の一部が前記土台コンクリート内に配される請求項7記載の擁壁の据付方法。
- 前記土台コンクリート内に鉄筋を配していない請求項8記載の擁壁の据付方法。
- 前記抜け止め部が、前記軸挿入部の軸心周りに螺旋状に形成された螺旋要素である請求項8又は9記載の擁壁の据付方法。
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CN107419629A (zh) * | 2017-02-28 | 2017-12-01 | 衡阳市金泓建筑装饰设计有限公司 | 傍山公路的组合式拓宽结构及施工方法 |
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-
2015
- 2015-02-27 JP JP2015039228A patent/JP6139583B2/ja active Active
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