JP2016160628A - 擁壁及び擁壁の据付方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】施工箇所への適用性が高く、且つ容易に施工し得るプレキャストコンクリート製品からなる擁壁を提供する。
【解決手段】本発明に係る擁壁は、プレキャストコンクリート製品からなり、一端が自由端である底版と、この底版の他端縁から上方に立設されるたて壁とを有する擁壁であって、前記底版が、据付対象である支持層に一部が埋設された状態で上下方向への移動が禁止されるアンカー部材を取り付けるための開口、前記アンカー部材の前記底版に対する下方向の移動を禁止する下移動禁止面、及び前記アンカー部材の前記底版に対する上方向の移動を禁止する上移動禁止面を有するアンカー取付部を具備することを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、道路等を施工する際に一部を土中に埋設される擁壁に関するものである。
従来、基礎である土台コンクリートの上面に沿って水平方向に延出する底版と、この底版の一方の縁部から上方へ立設されるたて壁とを有し、これら底版及びたて壁の先端を自由端とした、断面視概略L字形の擁壁が周知である(例えば、特許文献1参照)。近年では当該擁壁を、プレキャスト(コンクリート)製品によって構成する技術が提案されている。斯かるプレキャスト製品からなる擁壁は、現場打ちによるものよりも工期の短縮を図ることができるという利点を有する。現在、斯かるプレキャスト製品からなる擁壁の場合、一体型で成形されたものが使用されている(例えば、特許文献1参照)。
そして通常、擁壁の大きさすなわち寸法は、施工箇所の条件、すなわち地形に設けたい段差の高さに応じて決定される。すなわち前記段差の高さに応じてたて壁の高さ寸法が求められ、当該たて壁の高さ寸法から底版の長さが決定される。そして、この底版の長さに応じて基礎である土台コンクリートを打設しなければならないため、擁壁の施工に際しては、底版の長さ寸法以上の寸法の地面を掘削しなければならない。すなわち、地形に設けたい段差の高さが高い程、地面を掘削する面積が大きくなり、掘削土量が多くなる。
特開2005−282216号公報
上記のような状況もあり、施工箇所に応じて擁壁の大きさは様々の大きさのものが要求される反面、運搬上の制約を勘案すると、プレキャスト製品としての擁壁の大きさは限られてしまうため、施工箇所によってはプレキャスト製品では対応できない場合があった。換言すれば、一般道を大型車両といった車両によって運搬するという運搬上の制約を勘案した結果、一体型で対応できる擁壁高さの限界は、例えば4m〜5m程度とされていた。その結果、擁壁高さが4m〜5mを超える場合は、現場打ち擁壁となるか、底版部を所定長さよりも短く成形し、機械式継手などを取り付けて現地でコンクリート打設して所定の底版長さとする(底版が短いと設置時の安定性が悪く、転倒防止対策などが必要となる。)といった方策が採られることになる。そうなると、現地で打設したコンクリート部分の強度が発現するまでの養生期間が掛かってしまうため、プレキャスト製品を適用することによる工期の短縮という長所を十分に活かせない施工を強いられる。
しかも山間部や、複雑な地形をなす、所謂狭隘地と呼ばれるような箇所や、土地の境界等の条件により必要十分な面積を掘削できない箇所が施工箇所となる場合では更なる制限が課される。これらのような要因によって、上述したようなプレキャスト製品からなる擁壁の適用が困難な場合があった。
加えて施工箇所が軟弱な地盤である場合は通常、基礎である土台コンクリートから下方に杭を打ち込み、この杭の上端を土台コンクリート内の鉄筋に係り合わせることで土台コンクリートを安定させるという、所謂「杭基礎」を施工するという方策が採られる。すなわち施工箇所が軟弱な地盤である場合には更に、基礎である土台コンクリート部には、鉄筋を配置しなくてはならない。
本発明は、このような不具合に着目したものであり、施工箇所への適用性が高く、且つ容易に施工し得るプレキャストコンクリート製品からなる擁壁を提供することを目的としている。
本発明は、このような目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち本発明に係る擁壁は、プレキャストコンクリート製品からなり、一端が自由端である底版と、この底版の他端縁から上方に立設されるたて壁とを有するものであって、前記底版が、据付対象である支持層に一部が埋設された状態で上下方向への移動が禁止されるアンカー部材を取り付けるための開口及び前記アンカー部材の前記底版に対する上方向の移動を禁止する上移動禁止面を有するアンカー取付部を具備することを特徴とする。
ここで、自由端とは、例えば底版の両端からたて壁が延出する態様としたU字形としたり、さらに頂版を加えた矩形環状をなしたりするようなコンクリート製品を含まない概念である。すなわち本発明に係る擁壁とは、地形に所定寸法の段差や、土砂の安息角を超える傾斜をなすようにたて壁を設けるために、土台コンクリートといった基礎上に設置され底版及びたて壁の一部が埋設されるように施工される擁壁を指すものである。
このようなものであれば、底版にアンカー取付部を設けることによって、底版がたて壁の下端から延出する寸法をこれまでよりも小さくしても、支持層に上下動が禁止された状態で埋設されたアンカー部材に対し底版の上移動が禁止されるので、滑動及び転倒に対する耐性を有効に向上させることができる。施工箇所においてこれまでよりも土を掘削し得る面積が小さい場合であっても滑動及び転倒という不具合を有効に回避することができる。換言すれば、掘削する面積を小さくして掘削土量を少なくすることにも資する。加えて据え付ける対象である地盤が軟弱であるとされる場合であっても上述したアンカー部材の作用によって、滑動及び転倒という不具合をより有効に回避し得る。
そして、軟弱地盤に対する適応性を更に向上させるためには、アンカー取付部が、アンカー部材に対する下方向の移動を禁止する下移動禁止面を設けておくことが望ましい。
さらに、底版の延出寸法を小さくすることができる結果、擁壁全体の外形、すなわちコンクリート製品を運搬するために必要な容積を小さくすることができる。これにより、限られた容積内に擁壁を積載する際に生じる空きスペースを小さくすることができる。すなわち本発明によればプレキャスト製品からなる擁壁の運搬性能を向上させることができる。すなわち本発明によれば、施工箇所への適用性が高く、且つ容易に施工し得るプレキャストコンクリート製品からなる擁壁を提供することができる。
上述したアンカー取付部を設けることにより、施工箇所への運搬をより行い易くするためには、底版の寸法を、たて壁の寸法の半分以下に設定することが好ましい。これにより、外形のコンパクト化による効率の高い運搬が行われるのみならず擁壁自体の軽量化も図られ、据付もより容易なものとなる。しかも擁壁自体の外形が有効に削減されることによって、擁壁を保管するための保管スペースも有効に削減することができる。
そして底版の上下方向の移動のみならず水平方向の移動をも有効に禁止する事で、特に滑動に対する耐性をより有効に向上させるためには、アンカー取付部を複数設けておく事が望ましい。これにより、単一のアンカー部材を中心とした水平方向に回転するような滑動をも有効に禁止することができる。
アンカー取付部又はアンカー部材が擁壁の据付、施工後の一連の作業に干渉してしまうことを有効に回避するための構成としてアンカー取付部が、アンカー部材の上端を底版の上面よりも下側に位置付けるための収容凹部を有している構成を挙げることができる。
アンカー取付部を簡素な構成として擁壁の製造をより容易なものとするためには、開口を、アンカー部材が有するボルトを挿通させるためのボルト挿通孔とすることが望ましい。ここで、ボルト挿通孔の数は限定されない。つまり、アンカー部材の形状や取付態様によって種々の形状を適用し得る。
ここで、上述した擁壁を施工箇所に据え付けるための本発明に係る擁壁の据付方法は、擁壁を据え付ける据付対象である支持層にアンカー部材を埋設するアンカー埋設工程と、支持層に土台コンクリートを設けるべくコンクリートを打設するコンクリート打設工程と、このコンクリート打設工程により設けられた土台コンクリート上に擁壁を載置する擁壁載置工程と、アンカー部材をアンカー取付部に対し緊締するアンカー緊締工程とを有することを特徴とする。
ここで本発明に係る擁壁の据付方法では、アンカー埋設工程は土台コンクリートを打設するに先だって行っても良いし、土台コンクリート打設後にアンカー埋設工程を行ってもよい。後者の場合、土台コンクリートには支持層へのアンカー埋設時に干渉しない形状に構成しておくと良い。
アンカー部材がより安定した状態で擁壁を据え付けるようにするためには、アンカー部材が支持層に挿入される挿入軸部とこの挿入軸部の軸心周りに設けられ支持層に対する軸方向の移動を禁止するための抜け止め部を有するものであり、これら挿入軸部及び抜け止め部の一部が土台コンクリート内に配されるようにすることが好ましい。
上述した擁壁の据付をより迅速に行うことでプレキャスト製品による擁壁を適用する利点である工期の短縮化をさらに促し得る態様として、土台コンクリート内に鉄筋を配していない態様を挙げることができる。このような態様であっても、底版とアンカー部材とが強固に係り合っているため、軟弱とされる地盤であっても安定して擁壁を施工することができる。
そして底版をより安定させた状態で据え付け得るアンカー部材の一態様としては、抜け止め部が、軸挿入部の軸心周りに螺旋状に形成された螺旋要素である態様を挙げることができる。
本発明によれば、施工箇所への適用性が高く、且つ容易に施工し得るプレキャストコンクリート製品からなる擁壁を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る模式的な外観図。 同実施形態に係る構成説明図。 同実施形態に係る擁壁の断面図。 同実施形態に係る作用説明図。 同実施形態の変形例に係る説明図。 同実施形態の他の変形例に係る構成説明図。 同上。
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
本実施形態に係るプレキャストコンクリート製品である擁壁Yは、図1及び図2に示すように、例えば地形に対し、土砂の安息角以上の傾斜をもって段差を設けたい施工箇所へ施工するためのものである。本実施形態ではその一例として、たて壁5を底版4から垂直に立ち上げて設けた擁壁Yを図示し説明するものとするが、勿論たて壁5が立設される角度を限定するものではない。
擁壁Yは、土台コンクリートSC上に配されている。具体的には、支持層S上に打設された土台コンクリートSCの縁部から例えば10cm程度内側に縁が位置付けられるように配される。また、たて壁5を露出させている側では、例えばたて壁5が50cm以上埋まる程度に土砂Dが積層される。なお土台コンクリートSCの上面には図示しない敷モルタルが配されるが、当該構成は周知であるため詳細な説明は省略する。また、底版4が土台コンクリートSC上に配される具体的な態様については後に説明する。
また底版4の上方においては自由端5a近傍にまで土砂Dが積層されている。当該土砂Dの内部においては、水抜孔53の下方に止水コンクリートWCが配され、当該止水コンクリートWC上に砕石部STが積層されることで、水抜孔53からのスムーズな排水が促される。またたて壁5に設けられた水抜孔53にはフィルタ材Fを被覆しておく事で、不要な土砂Dの流出が防止される。
たて壁5は、例えば5m以上の寸法を有するものであり、底版4上に配された一端側の土砂Dが上端である自由端5a近傍まで積層されるとともに、段差表面に露出する他端側においては50cm程度立設される箇所まで土砂Dが積層されてなる。このたて壁5は、自由端を含む上側の約半分程度の領域を、厚み寸法を略等しく構成した上壁部51とし、この上壁部51の下端から底版4までの領域を、底版4へ近付くに従って漸次厚み寸法を大きく構成した下壁部52とし、この下壁部52には開口である前記水抜孔53を穿っている。これら上壁部51、下壁部52及び水抜孔53の寸法、形状は施工箇所の状況や、施工後に予想される荷重に応じて適宜設定されるものであるため、詳細な説明は省略する。
底版4は、例えば延出長さが、たて壁5の設定高さに応じて設定されるものであるが、本実施形態ではたて壁5の寸法の半分以下である2m〜2.5m程度の寸法を有する。また、底版4はその一端を自由端4aとしながら土砂Dに埋められてなる。また本実施形態では底版4は、たて壁5に接合する基端部に、約45°上面を傾斜させて肉厚としたハンチ42を形成している。しかし斯かる底版4の構成は上記たて壁5同様、適宜設定されるものであるため、詳細な説明は省略する。
ここで、本実施形態に係る擁壁Yは、底版4が、据付対象である支持層Sに一部が埋設された状態で上下方向への移動が禁止されるアンカー部材1を取り付けるための開口たるボルト挿通孔33、アンカー部材1の底版4に対する下方向の移動を禁止する下移動禁止面たる下向面32、及びアンカー部材1の底版4に対する上方向の移動を禁止する上移動禁止面たる上向面31を有するアンカー取付部3を具備することを特徴とするものである。
以下、アンカー取付部3の構成を、アンカー部材1の構成と併せて説明する。なお本実施形態において図2及び図6については、一方のアンカー部材1の破線による図示を省略している。
アンカー取付部3は、本実施形態では底版4の、たて壁5から延出する延出方向の略中央に設けられているが勿論、図示よりも立て壁5寄りの位置に位置付けても、また自由端4a近傍に位置付けても良い。またこのアンカー取付部3は単一のプレキャストコンクリート製品である擁壁Yに対し、所定間隔で二つ設けられている。このアンカー取付部3は、アンカー部材1を取りつけるための開口である例えば四つのボルト挿通孔33と、このボルト挿通孔33の周辺においてアンカー部材1の上端部分に挟持されるための上移動禁止面たる上向面31と、下移動禁止面である下向面32と、この上向き面を底版4の上面よりも下方に位置付けるために底版4の一部を凹ませて形成した収容凹部34とを有している。なお下向面32は、本実施形態では底版4の下面に対し面一である。換言すればボルト挿通孔33が穿たれた周辺においてアンカー部材1に下方から接する底版4の一領域が、下向面32に設定される。また本実施形態では、アンカー部材1取付後の上記収容凹部34を被覆し、底版4の上面に対し面一とし得る詰めモルタル35をさらに有している。この詰めモルタル35は図面では模式的に図示しているがその詳細な一例としては、まず収容凹部34に無収縮モルタルを充填し、さらにその上面をエポキシ樹脂により被覆するといった態様が挙げられる。これによりアンカー部材1取付後の作業中にアンカー取付部3又はアンカー部材1が作業者の作業に支障を来してしまうことは無い。また勿論当該詰めモルタル35を設けず、アンカー部材1取付後の収容凹部34をそのまま露出させるようにしても良い。
そして、このアンカー取付部3に取り付けられるアンカー部材1は、支持層Sに埋設されるアンカー本体10と、このアンカー本体10の上部に固定されるとともにアンカー取付部3に上下から挟み込んで取り付ける固定板11と、これら固定板11を上下方向に押圧すべく緊締する緊締具12とを有している。アンカー本体10は、例えば先端を尖らせて形成した鋼製の棒材である挿入軸部13と、この挿入軸部13の軸心周りに形成された抜け止め部14とを有している。本実施形態では当該抜け止め部14として、挿入軸部13の軸心周りに螺旋状に取り付けられた概略螺旋板状の螺旋要素17を適用している。そして固定板11は、アンカー本体10の上端に一体的に形成されるか或いは固定されつつ底版4の下側に配されボルト12aを挿通するための下ボルト孔16aを有する下固定板16と、アンカー本体10とは別体に構成され収容凹部34に上方から収容されボルト12aを挿通するための上ボルト孔15aを有する上固定板15とを有している。また緊締具12は、少なくとも上端に、図示例では両端に雄ねじ加工が施されたボルト12aと、当該ボルト12aに螺合し得るナット12bとを有している。これらボルト12a及びナット12bは既存のものを適宜利用し得る。また勿論、図示しないが下固定板16とボルト12aとの接続に際してはナット12bを用いずに、溶接による固定としても良い。
しかして本実施形態では、上述した擁壁Yを、予め支持層S及び土台コンクリートSCに対し移動し得ないように位置付けられたアンカー部材1に固定されながら据え付けられる。すなわち本実施形態に係る擁壁Yの据付方法は、擁壁Yを据え付ける据付対象である支持層Sにアンカー部材1を埋設するアンカー埋設工程と、このアンカー埋設工程によりアンカー部材1が埋設された支持層Sに土台コンクリートSCを設けるべくコンクリートを打設するコンクリート打設工程と、このコンクリート打設工程により設けられた土台コンクリートSC上に露出したアンカー部材1にアンカー取付部3が係り合うように擁壁Yを載置する擁壁載置工程と、アンカー部材1をアンカー取付部3に対し緊締するアンカー緊締工程とを有することを特徴とする。
すなわち本実施形態に係る据付方法により、擁壁Yは図4に示すように取り付けられる。すなわち同図に示すように、これら挿入軸部13及び抜け止め部14の一部が土台コンクリートSC内に配され、図示しない下側にナット12bが螺合されたボルト12aを下ボルト孔16aに挿通した状態にある下固定板16の上面が、土台コンクリートSCの表面に対して面一となるようにアンカー部材1が配置される。換言すれば上記アンカー埋設工程においてアンカー部材1は、アンカー本体10は土台コンクリートSC打設前の支持層Sに対し軸心周りに回転させながら螺旋形状が奏する作用によって下降するようにして支持層Sに埋設される。このときアンカー本体10は、上端の一部のみが支持層Sから表出した状態にある。しかる後、土台コンクリートSCを下固定板16の上面の高さまで打設してゆく。詳細には図示しない敷モルタルにより上面の微調整を行うようにしている。そして本実施形態では、土台コンクリートSC内に鉄筋を配していないため、土台コンクリートSCの打設を迅速に行うことができる。
以上のような構成とすることにより、本実施形態に係る擁壁Yは、底版4にアンカー取付部3を設けることによって、底版4がたて壁5の下端から延出する寸法をこれまでよりも小さくしても、支持層Sに上下動が禁止された状態で埋設されたアンカー部材1に対し底版4の上下動が禁止されているので、擁壁Yの滑動及び転倒に対する耐性を有効に向上させることができる。つまり、施工箇所においてこれまでよりも土を掘削し得る面積が小さい場合であっても滑動及び転倒という不具合を有効に回避せしめている。換言すれば、掘削する面積を小さくして掘削土量を少なくすることにも貢献している。加えて据え付ける対象である地盤が軟弱であるとされる場合であっても上述したアンカー部材1の作用によって、滑動及び転倒という不具合をより有効に回避し得ている。
そして施工箇所への運搬をより行い易くするために本実施形態では、底版4の寸法を、たて壁5の寸法の半分以下に設定するようにしている。これにより、外形のコンパクト化による効率の高い運搬が行われるのみならず擁壁Y自体の軽量化も図られ、据付もより容易なものとしている。しかも擁壁Y自体の外形が有効に削減されることによって、擁壁Yを保管するための保管スペースも有効に削減せしめている。
すなわち、底版4の延出寸法を小さくした結果、擁壁Y全体の外形、すなわちコンクリート製品を運搬するために必要な容積を小さくすることを実現している。これにより、限られた容積内に擁壁Yを積載する際に生じる空きスペースを小さくして擁壁Yの運搬性能を向上させることに寄与している。すなわち本実施形態によれば、施工箇所への適用性が高く、且つ容易に施工し得るプレキャストコンクリート製品からなる擁壁Yの提供を実現している。
そして底版4の上下方向の移動のみならず水平方向の移動をも有効に禁止する事で、特に滑動に対する耐性をより有効に向上させるために本実施形態では、アンカー取付部3を複数設けたものとしている。これにより、単一のアンカー部材1を中心とした水平方向に回転するような滑動をも有効に禁止せしめている。
アンカー取付部3又はアンカー部材1が擁壁Yの据付、施工後の一連の作業に干渉してしまうことを有効に回避するための構成として本実施形態ではアンカー取付部3に、アンカー部材1の上端を底版4の上面よりも下側に位置付けるための収容凹部34を設けるようにしている。
アンカー取付部3がアンカー部材1に対し緊締具12であるボルト12a及びナット12bにより固定され得るようボルト挿通孔33を設けることにより、擁壁Yの据付がより迅速且つ正確に行い得るものとなっている。また本実施形態ではアンカー部材1が螺旋要素17を有するものであり、この螺旋要素17を支持層Sに埋設するときに軸挿入部の軸心周りに回転させる手法を用いた場合、下固定板16に予め配されるボルト12aの位置とボルト挿通孔33の位置とがずれる可能性もある。よって本実施形態では図示のボルト挿通孔33に代えて、例えば軸挿入部の軸心周りに湾曲した形状のボルト挿通孔33を設けても良い。
また本実施形態では、アンカー取付部3を、底版4における当該底版4の延出方向の中央に位置付けたものとしているが、底版4をより安定させて据え付け得るために、アンカー取付部3をたて壁5に近接させれば、下移動禁止面たる下向面32が有効に作用し上方からの荷重に対する耐性を高くすることができる。またアンカー取付部3を自由端4aに近接させて設ければ、上移動禁止面たる上向面31が有効に作用して引き抜き抵抗が増し、転倒に対する耐性がより高まる。
ここで、上述した擁壁Yを施工箇所に迅速且つ確実に据え付けるための本実施形態に係る擁壁Yの据付方法は、擁壁Yを据え付ける据付対象である支持層Sにアンカー部材1を埋設するアンカー埋設工程と、このアンカー埋設工程によりアンカー部材1が埋設された支持層Sに土台コンクリートSCを設けるべくコンクリートを打設するコンクリート打設工程と、このコンクリート打設工程により設けられた土台コンクリートSC上に露出したアンカー部材1にアンカー取付部3が係り合うように擁壁Yを載置する擁壁載置工程と、アンカー部材1をアンカー取付部3に対し緊締するアンカー緊締工程とを有するものとしている。
加えて、アンカー部材1がより安定した状態で擁壁Yを据え付けるようにするために本実施形態では、アンカー部材1が支持層Sに挿入される挿入軸部13とこの挿入軸部13の軸心周りに設けられ支持層Sに対する軸方向の移動を禁止するための抜け止め部14を有するものであり、これら挿入軸部13及び抜け止め部14の一部が土台コンクリートSC内に配されるようにしている。
特に本実施形態では、擁壁Yの据付を含めた工期の短縮化をさらに促し得るようにすべく、土台コンクリートSC内に鉄筋を配していない態様を適用している。すなわちこのような態様であっても、底版4とアンカー部材1とが強固に係り合っているため、軟弱とされる地盤であっても安定して擁壁Yを施工することができる。
そして底版4をより安定させた状態で据え付け得るとともに、支持層Sへの埋設を行い易いアンカー部材1の一態様として本実施形態では、抜け止め部14が、軸挿入部の軸心周りに螺旋状に形成された螺旋要素17としている。
<変形例1>
以下、本実施形態の各変形例について説明する。なおこれら変形例について、上記実施形態の構成要素に相当するものに対しては同じ符号を付すとともに、その詳細な説明を省略する。
上記実施形態ではアンカー部材1が、支持層Sに埋設されるための螺旋要素17を有したものを適用したが、当該螺旋要素17に代えて異なる構成要素を配した図5に示すようなアンカー部材1を適用しても良い。同図左側は上記螺旋要素17に代えて、挿入軸部13に対し間欠的に径が大きくなるよう概略節状に膨出させた立節要素18を適用したものと示している。同図右側は、上記螺旋要素17に代えて挿入軸部13に対し間欠的に径が大きくなるようにしている点では立節要素18と同様であるが、挿入軸部13から断面視頂点を上側に偏位させた三角形状に膨出させて設けたくさび要素19を設けた態様を示している。
これらのようなものであっても、挿入時に回転させながら挿入し得る点以外では、上記実施形態と同様の作用効果を奏する。
<変形例2>
続いて本変形例では図6に示すように、アンカー取付部3が収容凹部34を有していない態様を図示している。すなわち本変形例では、底版4に対しボルト12aを挿入し得るボルト挿通孔33を設けるのみでアンカー取付部3を構成した態様を開示している。このようなものであれば、上記実施形態同様の作用効果を奏するのみならず、容易にアンカー取付部3を形成し得る点で上記実施形態からの更なる利点を有する。なお同図に示すボルト挿通孔33も上記実施形態同様、軸挿入部の軸心周りの配置を許容すべく、当該軸心周りに湾曲した形状のボルト挿通孔33を設けても良いことはいうまでもない。
<変形例3>
また、上記実施形態及び各変形例ではアンカー取付部3が上移動禁止面たる上向面31及び下移動禁止面たる下向面32を両方備えている態様を開示したが勿論、本発明に係るアンカー取付部3は、下移動禁止面たる下向面32を設けず、上移動禁止面たる上向面31のみを有した態様であっても良い。
すなわち本変形例では図7に示すように、底版4側には開口としてボルト挿通孔33ではなく、アンカー部材1のアンカー本体10を挿通させ得る単一のアンカー挿通孔36を設けるとともに、当該アンカー挿通孔36の上側に上向面31を設けている。換言すれば収容凹部34の中間位置に設けられた段部が上向面31である。
アンカー部材1は、上記実施形態同様のアンカー本体10の上端に、例えば溶接等によって円盤状の上固定板15を設けた形状をなす。この上固定板15には上記実施形態のような上ボルト孔15aは無い。その代わりこの上固定板15には下方へ詰めモルタル35を注入するためのモルタル注入口15bを、例えば一箇所に形成している。
加えて、上記実施形態及び各変形例にて示した擁壁Yの据付方法では、アンカー埋設工程は土台コンクリートSCを打設するに先だって行っていたが、本変形例では土台コンクリートSC打設後にアンカー埋設工程を行っている。この場合同図の態様では、土台コンクリートSCにはアンカー部材1埋設時に干渉しないよう、予め図示しない開口や切欠を形成してある。そして斯かるアンカー部材1の上固定板15を上向面31に接するか略接する位置まで埋設した後、上固定板15に設けられたモルタル注入口15bへ詰めモルタル35を注入している。すなわち、当該詰めモルタル35が上記実施形態のボルト12a及びナット12bからなる緊締具に変わる本発明に係る緊締具として作用するとともに、この詰めモルタル35を注入する工程がアンカー緊締工程に相当する。
なお、図示しないが底版4の上面と詰めモルタル35が面一となるように仕上げておくことが望ましいが、収容凹部34の最上面のみ、別途エポキシ樹脂等でコーティングしても良い。
このようなものであっても上記実施形態並びに各変形例同様、擁壁の滑動並びに転倒を有効に抑制し得る。
以上、本発明の実施形態について説明したが、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
例えば、上記実施形態ではアンカー取付部のボルト挿通孔を四つ設けたアンカー取付部及び当該アンカー取付部に態様するアンカー部材を開示したが、これはボルト挿通孔の数を限定するものではない。すなわち、単一のボルト挿通孔を有するアンカー取付部及びそれに対応するアンカー部材を用いても良い。この場合、具体的には収容凹部の中央に単一のボルト挿通孔を有する態様も含まれる。
上記実施形態ではアンカー取付部を取り付けるための固定板が底版を上下から挟持する態様としていたため、上移動禁止面は上端に、下移動禁止面は下端に形成されたが、固定板が底版内で上下に突っ張るような態様であればこれら上移動禁止面、下移動禁止面が形成される位置が異なることはいうまでもなく、またこれらが必ずしも平面として構成される必要もない。また例えば、上記実施形態ではアンカー取付部を底版の延出方向中央に設けた態様を開示したが上述の通り、例えば転倒防止をより重要に鑑みた場合には、アンカー取付部を延出方向中央よりも自由端寄りに配しても良く、荷重への耐性をより重要とする場合にはアンカー取付部を延出方向中央よりもたて壁寄りに配しても良い。加えて上記実施形態及び各変形例ではアンカー取付部について、上移動禁止面のみのものと、上下の移動禁止面を有するものを別に図示していたが勿論、これら両方のアンカー取付部を単一の擁壁に同時に設けても良い。またたて壁や底版の寸法、具体的形状といった具体的な態様は上記実施形態のものに限定されることはなく、既存のものを含め、種々の態様のものを適用することができる。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明は道路等を施工する際に一部を土中に埋設される擁壁として利用することができる。
1…アンカー部材
3…アンカー取付部
31…上移動禁止面(上向面)
32…下移動禁止面(下向面)
33…開口
4…底版
4a…自由端
5…たて壁
5a…自由端
Y…擁壁
すなわち請求項1記載の発明に係る擁壁は、プレキャストコンクリート製品からなり、一端が自由端である底版と、この底版の他端縁から上方に立設されるたて壁とを有する擁壁であって、前記底版が、据付対象である支持層に一部が埋設された状態で上下方向への移動が禁止され、支持層に埋設されるアンカー本体、このアンカー本体の上部に固定される上下対をなす固定板及びこれら固定板を上下方向に押圧する緊締具を有するアンカー部材を取り付けるための開口前記アンカー部材に対する前記底版の上方向の移動を禁止する上移動禁止面及び前記アンカー部材に対する前記底版の下方向の移動を禁止する下移動禁止面を有するアンカー取付部を具備し、このアンカー取付部を含む底版が前記アンカー部材の固定板に上下から挟み込まれた状態で、設置されることを特徴とする。
このようなものであれば、底版にアンカー取付部を設けることによって、底版がたて壁の下端から延出する寸法をこれまでよりも小さくしても、支持層に上下動が禁止された状態で埋設されたアンカー部材に対し底版の上移動が禁止されるので、滑動及び転倒に対する耐性を有効に向上させることができる。施工箇所においてこれまでよりも土を掘削し得る面積が小さい場合であっても滑動及び転倒という不具合を有効に回避することができる。換言すれば、掘削する面積を小さくして掘削土量を少なくすることにも資する。加えて据え付ける対象である地盤が軟弱であるとされる場合であっても上述したアンカー部材の作用によって、滑動及び転倒という不具合をより有効に回避し得る。
また、アンカー取付部が、アンカー部材に対する下方向の移動を禁止する下移動禁止面を有するので、軟弱地盤に対する適応性を更に向上させることもできる。
加えて、前記開口に、アンカー部材が有する緊締具が挿通されるので、アンカー取付部を簡素な構成として擁壁の製造をより容易なものとすることもできる。ここで、開口の数は限定されない。つまり、アンカー部材の形状や取付態様によって種々の形状を適用し得る。
請求項2記載の発明に係る擁壁は、プレキャストコンクリート製品からなり、一端が自由端である底版と、この底版の他端縁から上方に立設されるたて壁とを有する擁壁であって、前記底版が、据付対象である支持層に一部が埋設された状態で上下方向への移動が禁止されアンカー部材を取り付けるための開口及び前記アンカー部材に対する前記底版の上方向の移動を禁止する上移動禁止面を有するアンカー取付部を具備してなり、前記アンカー取付部が、上面側に何も突出されるものがない上取付板をアンカー本体の上端に設けてなるアンカー部材を取り付けるためのものであって、前記アンカー本体を挿通させるための前記開口と、この開口の上側に設けられ前記上取付板の下面に当接する前記上移動禁止面とを備えたものであることを特徴とする。
このようなものであっても、本発明の最も主要な効果、すなわち、底版にアンカー取付部を設けることによって、底版がたて壁の下端から延出する寸法をこれまでよりも小さくしても、支持層に上下動が禁止された状態で埋設されたアンカー部材に対し底版の上移動が禁止されるので、滑動及び転倒に対する耐性を有効に向上させることができる。施工箇所においてこれまでよりも土を掘削し得る面積が小さい場合であっても滑動及び転倒という不具合を有効に回避することができる。換言すれば、掘削する面積を小さくして掘削土量を少なくすることにも資する。加えて据え付ける対象である地盤が軟弱であるとされる場合であっても上述したアンカー部材の作用によって、滑動及び転倒という不具合をより有効に回避し得るという効果を得ることができる。
そして底版をより安定させた状態で据え付け得るアンカー部材の一態様としては、抜け止め部が、前記挿入軸部の軸心周りに螺旋状に形成された螺旋要素である態様を挙げることができる。
ここで、本実施形態に係る擁壁Yは、底版4が、据付対象である支持層Sに一部が埋設された状態で上下方向への移動が禁止されるアンカー部材1を取り付けるための開口たるボルト挿通孔33、アンカー部材1に対する底版4下方向の移動を禁止する下移動禁止面たる下向面32、及びアンカー部材1に対する底版4上方向の移動を禁止する上移動禁止面たる上向面31を有するアンカー取付部3を具備することを特徴とするものである。

Claims (10)

  1. プレキャストコンクリート製品からなり、一端が自由端である底版と、この底版の他端縁から上方に立設されるたて壁とを有する擁壁であって、
    前記底版が、据付対象である支持層に一部が埋設された状態で上下方向への移動が禁止されるアンカー部材を取り付けるための開口及び前記アンカー部材に対する前記底版の上方向の移動を禁止する上移動禁止面を有するアンカー取付部を具備することを特徴とする擁壁。
  2. 前記アンカー取付部が、前記アンカー部材に対する前記底版の下方向の移動を禁止する下移動禁止面を有している請求項1記載の擁壁。
  3. 前記底版の寸法が、前記たて壁の寸法の半分以下に設定されている請求項1又は2記載の擁壁。
  4. 前記アンカー取付部を複数有している請求項1、2又は3記載の擁壁。
  5. 前記アンカー取付部が、前記アンカー部材の上端を前記底版の上面よりも下側に位置付けるための収容凹部を有している請求項1、2、3又は4記載の擁壁。
  6. 前記開口が、前記アンカー部材が有するボルトを挿通させるためのボルト挿通孔である請求項1、2、3、4又は5記載の擁壁。
  7. 請求項1乃至6何れかに記載の擁壁を施工箇所に据え付けるための擁壁の据付方法であって、
    擁壁を据え付ける据付対象である支持層にアンカー部材を埋設するアンカー埋設工程と、
    前記支持層に土台コンクリートを設けるべくコンクリートを打設するコンクリート打設工程と、
    このコンクリート打設工程により設けられた土台コンクリート上に前記擁壁を載置する擁壁載置工程と、
    前記アンカー部材を前記アンカー取付部に対し緊締するアンカー緊締工程と
    を有することを特徴とする擁壁の据付方法。
  8. 前記アンカー部材が前記支持層に挿入される挿入軸部とこの挿入軸部の軸心周りに設けられ前記支持層に対する軸方向の移動を禁止するための抜け止め部を有するものであり、これら挿入軸部及び抜け止め部の一部が前記土台コンクリート内に配される請求項7記載の擁壁の据付方法。
  9. 前記土台コンクリート内に鉄筋を配していない請求項8記載の擁壁の据付方法。
  10. 前記抜け止め部が、前記軸挿入部の軸心周りに螺旋状に形成された螺旋要素である請求項8又は9記載の擁壁の据付方法。
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