JP2016160548A - キャストコータ及びキャストコート紙の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
このため、界面活性剤を塗料の塗工液に添加し、その表面張力を調整することで、ミミズの形成を抑制し、印刷不良発生の解消を試みたが、ミミズ形成の現象がウェブの両端部の数cmの範囲に限定されることに対して、この塗工液がウェブの全域に塗布されるため、当該範囲のみを対象として現象を抑制することができず、十分な効果が得られなかった。
キャストドラム9の表面温度を110℃、キャスト塗工量を20g/m2、塗工速度を60m/minとして、製品水分量が5%のキャストコート紙を製造した。前記シャワー装置10のノズルとウェブWとの距離を20cmとして、噴霧液体に水を用いて、2流体ノズル(粒子径100μm)を用い、水圧0.2MPa、エア圧0.3MPaで噴霧量を8l/hrとし、噴射角度をウェブWの走行方向に対向する方向から100°とした。
実施例1において、水圧0.4MPa、エア圧0.6MPaで噴霧量を20l/hrに変更してキャストコート紙を製造した。
実施例2Aにおいて、噴射角度をウェブWの走行方向と対向する方向から30°に変更してキャストコート紙を製造した。
実施例1において、水圧0.1MPa、エア圧0.1MPaで噴霧量を4.6l/hrに変更してキャストコート紙を製造した。
実施例1において、水圧0.6MPa、エア圧0.9MPaで噴霧量を30l/hrに変更してキャストコート紙を製造した。
実施例1において、水圧0.01MPa、エア圧0.02MPaで噴霧量を0.5l/hrに変更してキャストコート紙を製造した。
実施例5Aにおいて、2流体ノズルから粒子径10μmで噴霧するよう変更してキャストコート紙を製造した。
実施例1において、ノズル形態を1流体ノズル(粒子径1000μm)とし、噴霧量を8l/hrで水圧を0.2MPaに変更してキャストコート紙を製造した。
実施例6Aにおいて、噴霧量を20l/hrで水圧を0.4MPaに変更してキャストコート紙を製造した。
実施例1において、シャワー装置を用いない状態でキャストコート紙を製造した。
同表中、
「ミミズ」の評価欄において、
◎:全く発生しない。
○:噴霧したミストが行きわたらない箇所にのみ発生する。
△:噴霧したミスト不足のため、若干発生する。
×:発生する。
「巻姿」の評価欄において、
○:製品にボコツキが見られない状態。
△:キャスト面と非キャスト面はブロッキングしていないものの、製品に若干のボコツキが見られる状態。
×:製品にボコツキが見られ、キャスト面と非キャスト面とがブロッキングした状態。
なお、「ブロッキング」とは、巻取リールに巻き取られた状態で対向したキャスト面と非キャスト面とがくっつく状態をいう。
W:ウェブ
1:キャストコータ
3:給紙リール
4:テンションロール
5:ガイドロール
6:ロールコータ
7:凝固装置
8:圧接ロール
9:キャストドラム
10:シャワー装置
Claims (14)
- 塗工液が塗布されたウェブをキャストドラムと圧接ロールとで挟持させることにより、キャストドラムの鏡面部に圧接されてキャストコート面を形成するキャストコータにおいて、
前記ウェブの走行方向の、前記塗工液を塗布する塗布部の下流側であって、前記キャストドラムと圧接ロールとによる挟持部の上流側に、前記キャストコート面と反対側の非キャスト面のウェブの両端部に液体を付与して、該非キャスト面を湿潤させる湿潤装置を設けたことを特徴とするキャストコータ。 - 前記湿潤装置は、液体をウェブの両端部のそれぞれに臨ませたアプリケーターロールからなることを特徴とする請求項1に記載のキャストコータ。
- 前記湿潤装置は、液体を噴霧する噴霧ノズルを備えたシャワー装置であることを特徴とする請求項1に記載のキャストコータ。
- 前記噴霧ノズルは、予め混合させた液体と空気とを噴霧する2流体ノズルであることを特徴とする請求項3に記載のキャストコータ。
- 前記噴霧ノズルの噴射角度を任意に調整可能としてあることを特徴とする請求項3または請求項4に記載のキャストコータ。
- 前記噴霧ノズルの噴霧量を任意に調整可能としてあることを特徴とする請求項3から請求項5までのいずれかに記載のキャストコータ。
- 前記湿潤装置を、ウェブの幅方向に移動可能として、ウェブの両端部に対する液体の付与範囲を変更可能としたことを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれかに記載のキャストコータ。
- 塗工液が塗布されたウェブをキャストドラムと圧接ロールとで挟持させることにより、キャストドラムの鏡面部に圧接されてキャストコート面を形成するキャストコート紙の製造方法キャストコータにおいて、
前記ウェブの走行方向の、前記塗工液を塗布する塗布部の下流側であって、前記キャストドラムと圧接ロールとによる挟持部の上流側に、前記キャストコート面と反対側の非キャスト面のウェブの両端部に液体を付与して、該非キャスト面を湿潤させることを特徴とするキャストコート紙の製造方法。 - 前記非キャスト面のウェブの両端部を、アプリケーターロールで液体を塗布することにより湿潤させることを特徴とする請求項8に記載のキャストコート紙の製造方法。
- 前記非キャスト面のウェブの両端部を、噴霧ノズルによって液体を噴霧することにより湿潤させることを特徴とする請求項8に記載のキャストコート紙の製造方法。
- 前記噴霧ノズルは、予め混合させた液体と空気とを噴霧する2流体ノズルであることを特徴とする請求項10に記載のキャストコート紙の製造方法。
- 前記噴霧ノズルの噴射角度を任意に調整可能としてあることを特徴とする請求項10または請求項11に記載のキャストコート紙の製造方法。
- 前記噴霧ノズルの噴霧量を任意に調整可能としてあることを特徴とする請求項10から請求項12までのいずれかに記載のキャストコータ。
- 前記非キャスト面のウェブの両端部であって、前記液体を付与する部分の範囲を調整可能としたことを特徴とする請求項8から請求項13までのいずれかに記載のキャストコート紙の製造方法。
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2015
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