JP2016160166A - 誘電体組成物および電子部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】
高い比誘電率を持ち、高温まで比誘電率の温度依存性が小さく、かつ比誘電率のDCバイアス電圧依存性が小さい誘電体組成物、およびその誘電体組成物を用いた電子部品を提供すること。
【解決手段】
化学式a(BaSr1−x)TiO−bBi(M0.5Ti0.5)O−cBi0.5(Na1−y0.5TiOで表されるペロブスカイト型酸化物であり、a+b+c=1.0であり、0.05≦a≦0.90、0.05≦b≦0.60、0.05≦c≦0.90であり、MがZn、Mg、Ca、Mn、Co、Ni、CuおよびSnから選ばれる少なくとも1種の2価金属元素であり、0.50≦x≦0.90であり、0.60≦y≦0.90であることを特徴とする誘電体組成物。
【選択図】図1

Description

本発明は、誘電体組成物、および前記誘電体組成物を含有する誘電体層を備える電子部品に関するものである。
近年、エネルギー問題に対する世界的な関心の高まりから、二酸化炭素排出量の少ない電気自動車(EV)やハイブリッド車(HEV)、または太陽電池など自然エネルギーを活用した発電装置などの需要が大きくなってきている。これらには、コンバータやインバータ、パワーコンディショナーなどのパワーデバイスが搭載され、そのエネルギー変換効率が装置の性能を大きく左右する。そのため、SiC(シリコンカーバイド)やGaN(ガリウムナイトライド)など、変換効率の高い次世代パワー半導体の研究が盛んに行われている。これら次世代パワー半導体は、従来のSi(シリコン)系半導体と比較してオン抵抗が低いため、素子の小型化、高効率化が出来る。また特にSiCでは、半導体素子としては250℃程度まで使用可能であると期待されており、高温駆動が可能であることから冷却装置が簡略化、小型化出来るという利点もある。このような利点は、高電圧駆動が必要であり、かつ冷却装置が現状大型の水冷式である自動車用パワーデバイスに適用した時に特に大きい。
これら半導体素子を使用したパワーデバイスでは、サージ電圧やノイズ除去のため、平滑用コンデンサやスナバコンデンサとして積層セラミックコンデンサが使用されている。特に自動車のエンジンルーム内にパワーデバイスが設置される場合、およびパワーデバイスにSiCが使用されている場合、高温環境および高電圧での使用が想定されるため、積層セラミックコンデンサもそれに対応したものを使用しなければならない。
しかしながら、現在積層セラミックコンデンサ用として主流となっているチタン酸バリウム系材料は120℃付近にキュリー点を持ち、それ以上の高温環境では比誘電率が著しく減少する。また強誘電体であるために、DCバイアス電圧印加時にも比誘電率が著しく減少する。チタン酸バリウム系材料以外の積層セラミックコンデンサ用材料として、例えばジルコン酸カルシウム系材料がある。これは室温から250℃まで比誘電率が安定しており、常誘電体であるためDCバイアス電圧印加時でも比誘電率の減少は無いものの、比誘電率が小さいために所望の静電容量を持つ積層セラミックコンデンサを設計した場合にサイズが大きくなってしまう。
この課題に対する技術として、例えば特許文献1には、25℃での比誘電率が500以上、かつ350℃まで比誘電率の変化率ΔC350/Cが15%以内となる誘電体磁器組成物が開示されている。なお、ΔC/Cとは、25℃での比誘電率εに対する、指定温度x℃における比誘電率εの変化率を表し、下記の式(1)によって求める。しかしながら、比誘電率のDCバイアス電圧依存性については触れられていない。
また特許文献2には、圧電材料及び圧電素子として、高い圧電性能と高いキュリー温度を両立した圧電組成が開示されている。しかし、誘電体磁器組成物としての比誘電率やその温度依存性、およびDCバイアス電圧依存性については触れられていない。
特開2011−195359号公報 特開2012−148954号公報
以上の状況を鑑み、本発明では、自動車用パワーデバイスおよび次世代半導体素子が搭載されたパワーデバイスなどに使用される、積層セラミックコンデンサをはじめとする電子部品用材料として最適な、比較的高い比誘電率を持ち、高温まで比誘電率の温度依存性が小さく、かつ比誘電率のDCバイアス電圧依存性が小さい誘電体組成物、およびその誘電体組成物を用いた電子部品を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の誘電体組成物は、
化学式a(BaSr1−x)TiO−bBi(M0.5Ti0.5)O−cBi0.5(Na1−y0.5TiOで表されるペロブスカイト型酸化物であり、前記a、b、c及びx、yの関係が
a+b+c=1.0
0.05≦a≦0.90
0.05≦b≦0.60
0.05≦c≦0.90
0.50≦x≦0.90
0≦y≦0.30もしくは0.60≦y≦1.0であり、
Mは、Zn、Mg、Ca、Mn、Co、Ni、CuおよびSnから選ばれる少なくとも1種の2価金属元素であることを特徴とする。
本発明の誘電体組成物は、比較的高い比誘電率を持ち、高温まで比誘電率の温度依存性が小さく、かつ比誘電率のDCバイアス電圧依存性が小さい。本発明者らは、このような効果が得られる要因を、HDナノドメイン構造によると考えている。すなわち、本発明の組成範囲とすることにより、大きさ数nm程度の強誘電ドメインの集合体であり、かつ各ドメインの回転が局所的な電荷により制御されている、HDナノドメイン構造の誘電体組成物を得ることが可能となる。以下、このHDナノドメイン構造について説明する。
本発明含め、実用化されている誘電体及び圧電体磁器組成物の多くはペロブスカイト型酸化物の結晶構造を取る。これは、化学式ABOの形をとり、AおよびBには各種金属元素が入る。Oイオンが八面体を形成し、そのほぼ中心にBサイトイオンが存在するが、Bサイトイオンの位置はOイオン八面体の中心位置からわずかに変位しており、その変位方向は結晶構造の晶系によって決まる。このBサイトイオンの変位が、電気双極子すなわち自発分極となる。誘電体組成物の粒子内では、各自発分極の向きが揃った領域がいくつか存在しており、これを(強誘電)ドメインと呼ぶ。ドメインは主に、電気的および弾性的エネルギーを最小化、安定化させるために生じると理解されている。特に、結晶学的な相境界(MPB)組成の誘電体磁器組成物において、誘電および圧電特性が向上することは以前からよく知られた現象であるが、その微細構造を観察すると、大きさ数nm程度のナノサイズのドメイン(ナノドメイン)の集合体となっている。逆に言えば、誘電特性および圧電特性が高いため、電荷の偏りや弾性歪を緩和するためにドメインがナノサイズとなり、ナノドメイン構造が形成される。
前記の通常の意味でのナノドメイン構造、MPB組成については、今までも様々な系で検討されてきた。代表例が、Pb(Zr,Ti)O系である。BサイトのTi比率がおよそ50%でMPB組成となり、圧電特性が非常に高いことから各種圧電素子用に使用されている。しかしながら、前記MPB組成を追い求める方向性での新規誘電体材料開発は既に検討し尽くされており、新しいコンセプトでの材料開発、材料設計が切望されている。
本発明の材料設計コンセプトであるHDナノドメイン構造は、いわばMPB組成を使わずに同様の効果を持つ材料設計である。そのためには、局所的な電場を活用する。すなわち、あえて誘電体組成物中に組成バラツキを生じさせることで、局所的な電荷の偏り(局所電荷)、それによる電場(局所電場)を形成する。この電場の影響を受け、特に電荷近傍で電気双極子すなわちドメインが発生する。また、この局所電荷は密に存在し、かつ局所電場は比較的小さいため、各ドメインはナノサイズであり、かつ密に存在していると考えられる。このような構造を、組成バラツキによるナノサイズのドメインの集合体であるという意味を込めて、HD(HyperDirty)ナノドメイン構造と呼ぶ。
このHDナノドメイン構造では、各ドメインが局所電荷、局所電場に拘束されているため、電圧印加に対して向きを変えない。しかし、各ドメイン間に存在する、自発分極の向きが段階的に変化する領域(ドメインウォール)内においては、自発分極向きの不安定さから印加電圧に対する応答性が非常に早い。また、ドメインがナノサイズであることから、ドメインウォール密度が非常に高い状態となっている。すなわち、ドメインウォールが高密度に存在するため、高い比誘電率が得られ易く、かつ、ドメインウォール内分極は印加電圧に対して線形に応答する(分極P−電場Eのヒステリシスが直線的、常誘電的である)ため、比誘電率の温度依存性とDCバイアス電圧依存性を小さくすることが可能となる。このように、HDナノドメイン構造を形成することによって、比誘電率が高く、比誘電率の温度依存性が小さく、かつDCバイアス電圧依存性の小さい誘電体組成物が得られるものと考えられる。
本発明の望ましい態様としては、前記a、b、c、xおよびyが、
0.30≦a≦0.90、
0.05≦b≦0.45、
0.05≦c≦0.65、
0.60≦x≦0.80、
0.60≦y≦0.90
の関係を満たすことが好ましい。前記範囲とすることで、局所電場がより強められ、よりドメインサイズが微細化、ドメインウォールが高密度化される。その結果、比誘電率が高くなり、かつ、比誘電率の温度特性も小さくすることが可能となる。
本発明の望ましい態様としては、前記MがMgであることが好ましい。前記Mgは、有害性のBeを除くとアルカリ土類金属元素で最も軽いため、Tiとの電気陰性度、イオン化傾向の差が最も大きい。したがって、局所電場がより強められ、よりドメインサイズが微細化、ドメインウォールが高密度化される。この結果、比誘電率を高くすることが可能となる。
本発明の望ましい態様としては、本発明の誘電体組成物を用いた電子部品は、比較的高い静電容量が得られ、高温まで静電容量の温度依存性が小さく、かつ静電容量のDCバイアス電圧依存性が小さいため、次世代パワー半導体モジュールに搭載される電子部品として最適である。
本発明では、自動車用パワーデバイスおよび次世代半導体素子が搭載されたパワーデバイスなどに使用される、積層セラミックコンデンサをはじめとする電子部品用材料として最適な、比較的高い比誘電率を持ち、高温まで比誘電率の温度依存性が小さく、かつ比誘電率のDCバイアス電圧依存性が小さい誘電体組成物、およびその誘電体組成物を用いた電子部品を提供することが出来る。
具体的には、本発明によれば、25℃の比誘電率が500以上、ΔC250/Cが22%以下、かつDCバイアス特性ΔCVDC/Cが30%以下となる誘電体組成物が得られる。なお、DCバイアス特性ΔCVDCとは、25℃の環境下において、DCバイアス電圧を印加せずに測定した比誘電率εに対し、100V/cmのDCバイアス電圧を印加して測定したときの比誘電率εVDCの変化率を示し、下記の式(2)によって求める。
図1は、本発明からなる積層セラミックコンデンサの斜視図である。 図2は、本発明から成る積層セラミックコンデンサであって、図1の点線部で切り取った断面の模式図である。 図3は、本発明における電気特性評価用サンプルの模式図である。
以下、本発明を図面に示す実施形態に基づき説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る積層セラミックコンデンサの斜視図である。積層セラミックコンデンサ素子1のコンデンサ素子3の両端面には、外部電極2が接続されている。また、図1中の点線で切り取った断面図を図2に示す。
図2に示すように、本発明の一実施形態に係る積層セラミックコンデンサ素子4は、誘電体層5と内部電極層6とが交互に積層された構造のコンデンサ素子7を有する。このコンデンサ素子7の両端面には、コンデンサ素子7の内部で交互に配置された内部電極層6と各々導通する一対の外部電極8が形成してある。コンデンサ素子7の形状に特に制限はないが、通常、直方体状とされる。また、その寸法にも特に制限はなく、用途に応じて好適な寸法とすればよい。
内部電極層6は、各端部がコンデンサ素子7の対向する両端面の表面に交互に露出するように積層してある。一対の外部電極8は、コンデンサ素子7の両端面に形成され、交互に配置された内部電極層6の露出端部に接続されて、コンデンサ回路を構成する。
誘電体層5は、本実施形態に係る誘電体組成物で構成されている。該誘電体組成物は、化学式a(BaSr1−x)TiO−bBi(M0.5Ti0.5)O−cBi0.5(Na1−y0.5TiOで表されるペロブスカイト型酸化物であり、前記a、b、c及びx、yの関係が
a+b+c=1.0
0.05≦a≦0.90
0.05≦b≦0.60
0.05≦c≦0.90
0.50≦x≦0.90
0≦y≦0.30もしくは0.60≦y≦1.0であり、
Mは、Zn、Mg、Ca、Mn、Co、Ni、CuおよびSnから選ばれる少なくとも1種の2価元素である。
上記組成範囲とすることによって、大きさ数nm程度の強誘電ドメインの集合体であり、かつ局所電荷および局所電場を持つHDナノドメイン構造の誘電体組成物を得ることが出来る。このHDナノドメイン構造は、通常の強誘電体であるBaTiOなどのペロブスカイト型酸化物に対し、AサイトおよびBサイトを構成するイオンを本組成範囲で複合化することにより得られる。ただし、MはZn、Mg、Ca、Mn、Co、Ni、CuおよびSnから選ばれる少なくとも1種の元素である。これにより、高温環境下で使用される積層セラミックコンデンサなどの電子部品にとって最適な、25℃の比誘電率が500以上、ΔC250/Cが22%以下、かつDCバイアス特性ΔCVDC/Cが30%以下となる誘電体組成物を得ることが出来る。
本発明におけるHDナノドメイン構造というコンセプトにおいて、自発分極の不安定さと局所的な組成バラツキが重要な役割を果たしている。自発分極が不安定であるということは、言い換えれば抗電界(ドメイン反転に要する電界強度)が低いということを意味する。したがって、抗電界が低く、かつ自発分極がある程度大きいチタン酸バリウムBaTiOを主成分とし、そのAサイトおよびBサイトを複合化することで組成バラツキを制御している。本発明で選択した組成および組成範囲においては、異相が発生するほど大きな組成バラツキはなく、かつ完全な固溶体ともなっていない。すなわち、完全にペロブスカイト酸化物ではあるが、数nmのドメインごとに組成が異なり、局所的な電荷不均一性による強い相互作用場によってドメインが生じ、それらの自発分極の向きが強く拘束されている。本発明の誘電体磁器組成物およびそのHDドメイン構造は、結晶構造の異なるドメインがミクロに繋がっているMPB組成のドメイン構造と比較して、組成不均一性に根差したドメイン構造であるという点で大きく異なる。このような状態は、XRD(X線回折)で測定した時に、ペロブスカイト型酸化物の立方晶のピークのみで異相が生じておらず、かつ電気特性が強誘電性を持つ、すなわち分極Pと電圧Eが強誘電的なヒステリシスループを持つことから確認できる。本発明は、この組成バラツキの程度が実用に供することが出来る比誘電率、比誘電率の温度依存性、およびDCバイアス電圧依存性を同時に得られる組み合わせとなっている。
本発明におけるa、b、c、xおよびyが前記組成範囲外となったとき、異相が発生するために本発明の効果が得られず、比誘電率、比誘電率の温度依存性、およびDCバイアス電圧依存性のいずれかが実用に供することの出来る程度以下になる。
本発明におけるBi(M0.5Ti0.5)において、Mが本発明の元素以外ではペロブスカイト型酸化物が合成できず、比抵抗が落ちるため電気特性が測定できない。また、Mの置換量が0.5からずれても同様である。
また、前記誘電体組成物において、0.30≦a≦0.90、0.05≦b≦0.45、0.05≦c≦0.65、0.60≦x≦0.80、0.60≦y≦0.90であることがより好ましい。上記組成範囲にすることで、比誘電率をより高く、かつΔC250/Cをより小さくすることが出来る。具体的には、比誘電率が600以上、ΔC250/Cが15%以下、かつDCバイアス特性ΔCVDC/Cが30%以下となる誘電体組成物を得ることが出来る。
また、前記誘電体組成物において、MがMgであることがより好ましい。前記Mgは、有害性のBeを除くとアルカリ土類金属元素で最も軽いため、Tiとの電気陰性度、イオン化傾向の差が最も大きい。したがって、局所電場がより強められ、よりドメインサイズが微細化、ドメインウォールが高密度化される。この結果、比誘電率を高くすることが可能となる。
本実施形態では、誘電体層5の厚みは、用途等に応じて適宜決定すればよい。誘電体層5の積層数も、用途等に応じて適宜決定すればよい。
内部電極層6に含有される導電材は特に限定されないが、Pd、Ag、Pd−Ag合金、CuまたはCu系合金が好ましい。また、内部電極層6は、市販の電極用ペーストを使用して形成してもよい。内部電極層6の厚さは用途等に応じて適宜決定すればよい。
外部電極8に含有される導電材は特に限定されず、たとえばCu、Ag、Pd、Pt、Auあるいはこれらの合金、導電性樹脂など公知の導電材を用いればよい。外部電極8の厚さは用途等に応じて適宜決定すればよい。
本実施形態に係る積層セラミックコンデンサは、従来の積層セラミックコンデンサと同様に、ペーストを用いた通常の印刷法やシート法によりグリーンチップを作製し、これを焼成した後、外部電極を印刷または転写して焼成することにより製造される。
次に、本実施形態に係わる誘電体組成物の製造方法の一例を説明する。なお、本発明における製造方法は、以下の方法に限定されない。
まず、Ba、Sr、Ti、Bi、Zn、Mg、Ca、Mn、Co、Ni、Cu、Sn、KおよびNaを含む化合物の粉末を、所定の組成となるようにボールミルを用いて湿式混合し、乾燥させて混合粉末を得る。化合物の粉末とは、酸化物、炭酸塩、硝酸塩、チタン酸塩、硫化物、硫酸塩などが挙げられる。次いで、得られた混合粉末を大気中で700℃以上1000℃以下の温度で仮焼し、仮焼粉を得る。
さらに、得られた仮焼粉を、ポリビニルブチラール、ポリビニルアルコール等のバインダ樹脂と有機溶媒と所定の割合で混合し、誘電体ペーストとして調整する。この誘電体ペーストを、ドクターブレード等を用いてシート状に形成する。そして、得られたシートを所定の大きさに切断、積層し熱プレスすることで、直方体形状のサンプルを得る。この直方体サンプルを切断し得られた成型物を、大気中で1000℃以上1250℃以下の温度で焼成することによって、誘電体組成物を得る。
特に、誘電体組成物を積層セラミックコンデンサに適用する場合には、上記仮焼粉をバインダ樹脂と有機溶媒に混合して誘電体層のもととなるペーストを調整し、このペーストを内部電極層のもとになるペーストと交互に印刷して積層するか、または、仮焼物をバインダ樹脂と混合してセラミックスグリーンシートを形成し、このシートに内部電極を印刷したシートを交互に積層した後所定の大きさに切断し、積層物を焼成すればよい。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明は、上述した実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々に改変することができる。
また、本実施形態に係わる誘電体組成物は主に積層セラミックコンデンサに使用されるが、他電子部品にも適用することができる。
以下、本発明を実施例に基づいて説明するが、本発明の構成は、これらの実施例に限定されるものではない。また、下記比較例1については、特許文献2に開示されている、0.15BaTiO−0.20BiFeO−0.65Bi(Mg0.5Ti0.5)Oの組成の誘電体磁器組成物サンプルである。その作製については、特許文献2の方法で行った。
(比較例1)
原料としてチタン酸バリウム(堺化学工業社製:粒径100nm)、酸化ビスマス(レアメタリック社製:純度99.999%)、酸化鉄(レアメタリック社製:純度99.9%)、酸化マグネシウム(レアメタリック社製:純度99.9%)および酸化チタン(石原産業社製:純度99.9%)を用いた。0.15BaTiO−0.20BiFeO−0.65Bi(Mg0.5Ti0.5)Oの組成になるように秤量し、溶媒としてエタノールを用いて、ボールミルで湿式混合を24時間行った。その後、80℃で乾燥させ、混合粉を800℃から900℃の温度で6時間仮焼した。仮焼された粉末は、粉砕し、再び溶媒としてエタノールを用いて、ボールミル湿式混合を16時間行った。その後、バインダーとしてPVA(ポリビニルアルコール)を2質量%加え、ボールミル混合を1時間行なった後、80℃で乾燥させて、造粒粉を得た。次に、得られた造粒粉を粉砕し、250μmメッシュの篩にかけ整粒した。整粒された得られた粉末を金型内に充填し、200MPaの圧力で一軸加圧し、直径10mmの円盤状の成形体を作製した。そして、得られた成形体を700℃で10時間バインダーを除去し、900℃から1000℃で6時間焼成することにより焼結体を得た。その後、得られた焼結体はラップ盤によって研磨し、400μmに調整した。これをダイシングソーで2.0mm角に切断し、誘電体部9を得た。次に、前記誘電体部9の両面に、AuスパッタによりAu電極10を形成し、電気特性用サンプルを作成した。図3に電気特性評価用サンプルの模式図を示す。
表1に、比較例1の評価結果を示す。比誘電率が500以下であり、またそのDCバイアス電圧依存性が30%以上となっており、実用に耐えうる電気特性が得られなかった。
(実施例1から実施例25、および比較例2から比較例15)
MをMgとした場合について示す。BaCO、SrCO、TiO、Bi、MgO、NaHCOおよびKHCOの粉末を、表1〜表4に示す所定の組成となるように秤量、調合した。調合した粉末と3mmφのジルコニアボールとをエタノール中で20時間ボールミル混合し、乾燥させ、乳鉢ですりつぶして混合粉末を作製した。
次に、この混合粉末を大気中、700〜1100℃で仮焼して仮焼粉を得た。この仮焼温度は、仮焼粉をXRDで測定し、ペロブスカイト酸化物の単一相となるような温度に設定した。
この仮焼粉と、3mmφのジルコニアボール、およびポリビニルアルコール樹脂をエタノール中で20時間ボールミル混合し、誘電体ペーストを得た。
その後、上記誘電体ペーストからドクターブレード法によりPETフィルム上に10μm程度の厚みのセラミックスグリーンシートを成形した。これを8cm角程度の大きさでシートのみ打ち抜き切断し、PETフィルムから剥離した。次に、これを600μm程度の厚みになるまで積層し、熱プレスを行った。次に、これを12mm×12mmに切断し、セラミックスグリーンシート成形体を得た。
得られた成形体を600℃において4時間大気中で維持し、バインダ樹脂であるポリビニルアルコール樹脂を除去した。次に、900℃以上1200℃以下において2時間大気中で維持し、誘電体組成物の焼結体サンプルを得た。なお、得られた誘電体組成物を乳鉢で粉砕し、誘導結合プラズマ(ICP)発光分光分析法を用い、調合組成が目的の組成となっていることを確認した。また、XRD(X‘Pert Pro)で測定し、ペロブスカイト型酸化物の単一相となっていることを確認した。
得られた誘電体組成物の焼結体サンプルをラップ盤で研磨し、厚みを400μmに調整した。これをダイシングソーで2.0mm角に切断し、Auスパッタにより両面に電極を形成して、図3に示すような電気特性評価用サンプルを得た。
次に、ΔC250/Cの測定を行った。電気特性評価用サンプルを透明電気炉(石川産業)に入れ、1時間あたり300℃の速度で昇温し、300℃まで加熱した。その際、デジタルサーモメータ(ADVANTEST)およびLCRメータ(HEWLETT 4284A)を用い、10℃毎に温度および静電容量を測定した。得られた静電容量値から、平行板コンデンサとみなした際の比誘電率を算出し、各温度における比誘電率およびΔC250/Cを得た。測定電圧は1V、測定周波数は1MHzで行った。
次に、ΔCVDC/Cの測定を行った。電気特性評価用サンプルの分極P−電圧Eヒステリシスを測定し、そのグラフの傾きから各DCバイアス電圧値における比誘電率を算出し、ΔCVDC/Cを求めた。測定には三角波を用い、測定周波数は100Hzで行った。
各組成での電気特性評価結果について、表1から表4に示す。本発明の組成範囲内では、比誘電率が500以上、ΔC250/Cが22%以下、かつΔCVDC/Cが30%以下の値が得られており、〇と判定した。更に、比誘電率が600以上、ΔC250/Cが15%以下、かつΔCVDC/Cが30%以下の値が得られた組成については◎、それ以外の組成は×と判定した。また、a、b、cはそれぞれ、(BaSr)TiO、Bi(M0.5Ti0.5)O、Bi0.5(Na1−y0.5TiOの比率を示している。ただし、x=0.80、y=0.70である。
表2に、各bの値についてaおよびcを変化させたサンプルの評価結果について示す。aが減少しcが増加すると比誘電率が低くなり、ΔCVDC/Cは大きくなることが確認できた。ΔC250/Cについては、aおよびcのバランスによって決まり、aおよびcのどちらかが過剰になるよりも、両方がある程度含まれていたほうがΔC250/Cが大きくなることが確認できた。これらの結果より、Bi(M0.5Ti0.5)Oの含有量bは0.05≦b≦0.60とする必要があることが確認できた。
表3に、各aの値についてbおよびcを変化させたサンプルの評価結果について示す。cが減少しbが増加するとΔCVDC/Cが上がるが、cBi0.5(Na1−y0.5TiO自体の比誘電率が小さいため、比誘電率が上がった。また、比較例8および比較例9のように、bおよびcが過剰に少ないもしくは多いと、ΔC250/Cが22%以上となった。
表4に、各cの値についてaおよびbを変化させたサンプルの評価結果について示す。aが増加しbが減少すると比誘電率が上がった。また、比較例10および比較例11のように、aおよびbが過剰に少ないもしくは多いと、ΔC250/Cが22%以上かつΔCVDC/C。が30%以上となった。
表5に、a、bおよびcの値について、本発明の範囲外の組成のサンプルの評価結果について示す。いずれにおいても、比誘電率が500以上、ΔC250/Cが22%以下、かつΔCVDC/Cが30%の条件を同時には満たさない。
(実施例2、および実施例26から実施例32)
MをZn、Ca、Mn、Co、Ni、CuおよびSnから選ばれる1種とし、原料としてそれぞれの酸化物もしくは炭酸水素塩を使用した以外は、上記実施例2と同様に作製、評価した。
表6に、実施例2、および実施例26から実施例32の評価結果を示す。いずれにおいても、比誘電率が500以上、ΔC250/Cが22%以下、かつΔCVDC/Cが30%以下である同等の電気特性が得られた。
(実施例33から実施例43、および比較例16から比較例20)
xおよびyの値を変えた以外は、上記実施例2と同様に作製、評価した。
表7に、実施例33から実施例43、および比較例16から比較例20の評価結果を示す。実施例33から実施例43では、比誘電率が500以上、ΔC250/Cが22%以下、かつΔCVDC/Cが30%以下の電気特性が得られた。特に、実施例2、実施例34、実施例35、および実施例38において、比誘電率が600以上、ΔC250/Cが15%以下、かつΔCVDC/Cが30%以下の電気特性が得られた。また、比較例16から比較例20では比誘電率が500以下、比誘電率の温度特性が22%以上、もしくはDCバイアス電圧依存性が30%以上となった。
以上の実験結果から、従来技術の課題であった比誘電率、温度特性およびDCバイアス特性の両立が、本発明によって実現できることが確認できた。
本発明によれば、SiCやGaNベースのパワーデバイス近傍や、自動車のエンジンルーム内などの高温環境下で使用されるセラミックコンデンサ、圧電アクチュエータなどの電子部品に最適な誘電体組成物および電子部品が得られる。
1… 積層セラミックコンデンサ素子
2… 外部電極
3… コンデンサ素子
4… 積層セラミックコンデンサ素子
5… 誘電体層
6… 内部電極層
7… コンデンサ素子
8… 外部電極
9… 誘電体部
10… Au電極

Claims (4)

  1. 化学式a(BaSr1−x)TiO−bBi(M0.5Ti0.5)O−cBi0.5(Na1−y0.5TiOで表されるペロブスカイト型酸化物であり、前記a、b、c及びx、yの関係が
    a+b+c=1.0
    0.05≦a≦0.90
    0.05≦b≦0.60
    0.05≦c≦0.90
    0.50≦x≦0.90
    0≦y≦0.30もしくは0.60≦y≦1.0であり、
    Mは、Zn、Mg、Ca、Mn、Co、Ni、CuおよびSnから選ばれる少なくとも1種の2価元素であることを特徴とする誘電体組成物。
  2. 前記a、b、c、xおよびyが、
    0.30≦a≦0.90、
    0.05≦b≦0.45、
    0.05≦c≦0.65、
    0.60≦x≦0.80、
    0≦y≦0.30もしくは0.60≦y≦1.0
    の関係を満たすことを特徴とする請求項1に記載の誘電体組成物。
  3. 前記MがMgであることを特徴とする、請求項1または2に記載の誘電体組成物。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の誘電体組成物を用いた電子部品。
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