JP2016160007A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016160007A
JP2016160007A JP2015038080A JP2015038080A JP2016160007A JP 2016160007 A JP2016160007 A JP 2016160007A JP 2015038080 A JP2015038080 A JP 2015038080A JP 2015038080 A JP2015038080 A JP 2015038080A JP 2016160007 A JP2016160007 A JP 2016160007A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide member
chassis
image forming
end portion
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015038080A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6477014B2 (ja
Inventor
英詞 林
Eiji Hayashi
英詞 林
嘉典 大野
Yoshinori Ono
嘉典 大野
渡邊 健一
Kenichi Watanabe
健一 渡邊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2015038080A priority Critical patent/JP6477014B2/ja
Publication of JP2016160007A publication Critical patent/JP2016160007A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6477014B2 publication Critical patent/JP6477014B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)

Abstract

【課題】機内温度の変化によっても高精度に用紙を搬送することができるガイド部材を備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、搬送ローラ14と、用紙の搬送方向に沿って搬送ローラ14よりも下流側に位置するガイド部材15と、シャーシに対してガイド部材15を組み付ける第1組付手段および第2組付手段と、ガイド部材15の一端部15AのY軸方向に沿った移動を可能にするとともにZ軸方向に沿った移動を不能にする移動方向制限部とを備える。ガイド部材15は、搬送ローラ14の回転軸と平行なY軸方向および用紙の搬送方向であるZ軸方向の双方に沿って延在する板状の部材にて構成され、第1組付手段は、ガイド部材15のY軸方向における一端部15Aをシャーシに対して組付ける。第1組付手段は、ガイド部材15の一端部15Aをシャーシに向けて弾性付勢する弾性付勢部材16を含む。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に、カラー/モノクロ等の種別を問わず、電子写真方式を利用して画像を形成する画像形成部が設けられてなる複写機、プリンター、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
一般に、画像形成装置においては、搬送経路上を搬送される用紙に対して転写部においてトナー像が転写されることで画像が形成される。この場合、当該転写部の近傍には、転写後のトナーを用紙に定着させるためのヒートローラ等、各種の熱源が配置されることになる。
そのため、画像形成時においては、機内の温度が相当程度に上昇することになり、さらには、画像形成時においても、当該画像形成装置の運転状況の如何によっては機内温度に相当程度の変動が生じることになる。したがって、画像形成装置を設計するに際しては、このような機内温度の変化を無視することはできず、これに応じた設計を行なう必要がある。
ここで、機内温度の変化による影響の一つとして、搬送経路上を搬送される用紙の移動方向を規制するガイド部材の変形が挙げられる。通常、ガイド部材は、樹脂製または金属製の板状部材にて構成される場合が多く、そのため温度上昇に伴う熱膨張によって反りが発生する場合があり、予定しているガイド機能が損なわれてしまうおそれがある。ガイド機能が損なわれてしまった場合には、これがいわゆる用紙ジャムの原因になったり印刷位置ずれや画像品位の低下に繋がったりすることになるため、何らかの対策が必要となる。
当該対策の一例として、特開平4−149584号公報(特許文献1)には、ガイド部材の長手方向の一端部をフレームに移動不能に固定するとともに、ガイド部材の長手方向の他端部を、当該長手方向に直交しかつ用紙の搬送方向と略直交する方向において拘束しつつ、ガイド部材の長手方向においてその変位を許容するようにフレームに取付けてなる画像形成装置が開示されている。このように構成することにより、熱膨張に伴うガイド部材の変形を上記他端部側において逃がすことが可能になり、温度上昇に伴ったガイド機能の低下が相当程度に抑制できることになる。
特開平4−149584号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された構成は、ガイド部材の上記他端部の側面に凹状の差し込み部を設け、当該差し込み部にフレームの突状の取付部を挿入する構成であるため、取付部の挿入しろの確保やフレームおよびガイド部材の公差ならびに組付精度等を考慮した場合に、必然的に用紙の搬送方向と略平行な方向においてガイド部材にガタが生じるものとなる。
そのため、当該構成を採用した場合には、この意味において十分にガイド機能の低下が抑制できることにはならず、ガイド部材のガイド機能をより確実にかつ高精度に確保することができるガイド部材の組付構造が求められている。
したがって、本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、機内温度の変化によっても高精度に用紙を搬送することができるガイド部材を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に基づく画像形成装置は、搬送経路上を搬送される用紙に対して転写部においてトナー像を転写することで画像を形成するものであって、搬送ローラと、ガイド部材と、シャーシと、第1組付手段と、第2組付手段と、移動方向制限部とを備えている。上記搬送ローラは、上記搬送経路上に位置しており、上記搬送経路に沿って用紙を送り出すものである。上記ガイド部材は、用紙の搬送方向に沿って上記搬送ローラよりも下流側に位置しており、上記搬送ローラの回転軸と平行な第1方向および用紙の搬送方向である第2方向の双方に沿って延在する板状の部材にて構成されている。これにより、上記ガイド部材は、上記搬送経路の一部を規定するとともに上記搬送ローラによって送り出される用紙を案内する。上記シャーシは、上記ガイド部材から見て上記搬送経路とは反対側に位置している。上記第1組付手段は、上記ガイド部材の上記第1方向における一端部を上記シャーシに対して組付けるものであり、上記第2組付手段は、上記ガイド部材の上記第1方向における他端部を上記シャーシに対して組付けるものである。上記移動方向制限部は、上記ガイド部材の上記一端部の上記第1方向に沿った移動を可能にするとともに上記第2方向に沿った移動を不能にする部位である。ここで、上記第1組付手段は、上記ガイド部材の上記一端部を上記シャーシに向けて弾性付勢する弾性付勢部材を含んでいる。
上記本発明に基づく画像形成装置にあっては、上記第2組付手段が、上記ガイド部材の上記他端部を移動不能に固定する固定具にて構成されていることが好ましい。
上記本発明に基づく画像形成装置にあっては、上記ガイド部材の上記他端部が、回転駆動される上記搬送ローラの被駆動側端部に対応する側の端部であることが好ましい。
上記本発明に基づく画像形成装置にあっては、上記ガイド部材が、上記転写部に向けて用紙を案内するものであってもよい。
上記本発明に基づく画像形成装置にあっては、上記弾性付勢部材による弾性付勢力が、上記ガイド部材の上記一端部のうちの、上記第2方向である用紙の搬送方向における下流側の先端部近傍に作用していることが好ましい。
上記本発明に基づく画像形成装置にあっては、上記第1組付手段が、上記弾性付勢部材と上記ガイド部材とを上記シャーシに対して共留めする締結具を含んでいてもよい。
上記本発明に基づく画像形成装置にあっては、上記締結具が、ネジ頭に鍔部が設けられた段付きネジにて構成されることで上記移動方向制限部として機能していてもよく、その場合には、上記段付きネジの螺合部と上記鍔部との間に位置する基部が上記第2方向において上記ガイド部材に当接することで上記ガイド部材の上記一端部の上記第2方向に沿った移動が不能にされているとともに、上記鍔部によって上記弾性付勢部材が上記ガイド部材に取付けられていることが好ましい。
上記本発明に基づく画像形成装置にあっては、上記弾性付勢部材が、板バネにて構成されていることが好ましい。
上記本発明に基づく画像形成装置にあっては、上記板バネが、非組付状態において平板形状を有していてもよく、その場合には、上記ガイド部材が、上記シャーシが位置する側とは反対側の表面に突起部を有していることが好ましい。その場合、上記板バネが組付状態において上記突起部に接触して反ることにより、上記板バネが弾性付勢力を発揮することになる。
上記本発明に基づく画像形成装置にあっては、上記板バネの上記ガイド部材に対する位置決めが、上記ガイド部材に設けられた突起状の位置決め部によって行われていることが好ましい。
上記本発明に基づく画像形成装置にあっては、上記移動方向制限部が、上記ガイド部材の上記一端部に対応した部分の上記シャーシに設けられた位置規制部を含んでいてもよく、その場合には、上記位置規制部が上記第2方向において上記ガイド部材に当接することにより、上記ガイド部材の上記一端部の上記第2方向に沿った移動が不能にされていることが好ましい。
本発明によれば、機内温度の変化によっても高精度に用紙を搬送することができるガイド部材を備えた画像形成装置を提供することができる。
本発明の実施の形態における画像形成装置の概略図である。 図1に示す転写部近傍の拡大模式断面図である。 図2に示す搬送ユニットの斜視図である。 図3に示すガイド部材の一端部の組付状態を示す斜視図である。 図3に示すガイド部材の一端部の平面図および当該一端部に組付けられる板バネの平面図である。 図3に示すガイド部材の一端部の組付状態を示す断面図である。 図3に示すガイド部材の一端部の組付手順および組付構造を示す要部拡大断面図である。 図3に示すガイド部材の他端部の組付手順および組付構造を示す要部拡大断面図である。 変形例に係るガイド部材の一端部の組付手順および組付構造を示す要部拡大断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照して詳細に説明する。なお、以下に示す実施の形態においては、同一のまたは共通する部分について図中同一の符号を付し、その説明は繰り返さない。
図1は、本発明の実施の形態における画像形成装置の概略図である。まず、この図1を参照して、本実施の形態における画像形成装置1の概略的な構成について説明する。なお、本実施の形態において例示する画像形成装置1は、電子写真方式を採用したカラー複写機である。
図1に示すように、画像形成装置1は、装置本体2と、給紙ユニット5とを主として備えている。装置本体2は、用紙に画像を形成するための部位である画像形成部3と、画像形成部3に用紙を供給するための部位である給紙部4とを含んでいる。給紙ユニット5は、画像形成部3に供給するための用紙を収納するものであり、給紙部4に着脱自在に設けられている。
また、給紙部4には、画像形成部3に用紙を供給するための手差しトレイ6が別途設けられている。加えて、装置本体2の所定位置には、いわゆる用紙ジャムの解消等のメンテナンスのための開閉扉7が設置されている。
画像形成装置1の機内には、上述した画像形成部3および給紙部4に跨って各種のローラ8が設置されており、これにより用紙が搬送される搬送経路100が形成されている。上述した開閉扉7は、装置本体2のうちの、この搬送経路100に面する部分の側面に設けられている。
ここで、本実施の形態における画像形成装置1においては、図中に示すX軸方向を左右方向とし、図中に示すY軸方向を前後方向とし、図中に示すZ軸方向を上下方向とした場合に、給紙ユニット5は、いずれも装置本体2の左寄りでかつ下側の部分に設置されており、そのいずれもが前後方向に引出し可能に構成されている。また、画像形成部3は、装置本体2の上側の部分に設置されており、用紙を搬送するための各種のローラ8は、いずれも主として装置本体2の右寄りの部分に設置されている。なお、上述した手差しトレイ6および開閉扉7は、装置本体2の右側面に設けられている。
本実施の形態における画像形成装置1は、上述した搬送経路100のうちの転写部(すなわち、図1において示す領域IIの上部部分)の直前に配置されたガイド部材の組付構造に本発明が適用されてなるものである。ここで、転写部の搬送経路100に沿った下流側の位置には、機内の温度を上昇させる原因となるヒートローラを含む一対の定着ローラが配置されている。
図2は、図1に示す領域II(すなわち転写部近傍)の拡大模式断面図であり、図3は、図2に示す搬送ユニットの斜視図である。次に、これら図2および図3を参照して、転写部近傍の構成ならびに搬送ユニット10の構成について説明する。
図2を参照して、上述した転写部は、搬送経路100を挟み込むように設置された一対の転写ローラ22,23と、このうちの一方の転写ローラ22に懸架された中間転写ベルト24によって構成されている。
中間転写ベルト24は、トナー像を担持してこれを一対の転写ローラ22,23の間に位置するニップ部に移送するものである。一対の転写ローラ22,23は、搬送経路100上を搬送される用紙と中間転写ベルト24とを上記ニップ部において圧接させることにより、中間転写ベルト24に担持されたトナー像を用紙に転写させるものである。ここで、一対の転写ローラ22,23の各々は、その回転軸がY軸方向に沿って延在するように配置されており、搬送経路100における用紙の搬送方向は、これら一対の転写ローラ22,23の近傍において概ねZ軸方向に沿って延在するように形成されている。
当該転写部の搬送経路100に沿った上流側の位置(すなわち図2中における下方の位置)には、搬送ユニット10が設置されている。図2および図3に示すように、搬送ユニット10は、フレーム12と、搬送ローラとしての一対のタイミングローラ13,14と、ガイド部材15とを主として備えている。
図3に示すように、フレーム12は、金属製の板状部材にプレス加工を施すことによって成形された第1ないし第3フレーム部12A〜12Cを含んでおり、これらが組み合わされることで構成されている。このうち、第1および第2フレーム部12A,12Bは、搬送ユニット10のY軸方向における両端部を構成しており、第3フレーム部12Cは、これら第1および第2フレーム部12A,12Bを橋渡すようにY軸方向に沿って延設されている。
図2および図3に示すように、一対のタイミングローラ13,14は、搬送経路100を挟み込むように位置しており、上述した第1および第2フレーム部12A,12Bによって挟み込まれて回転可能に軸支されている。一対のタイミングローラ13,14の各々は、その回転軸がY軸方向(当該Y軸方向が、搬送ローラの回転軸と平行な第1方向に該当する)に沿って延在するように配置されており、搬送経路100における用紙の搬送方向は、これらタイミングローラ13,14の近傍において概ねZ軸方向(当該Z軸方向が、搬送ローラによって送り出された用紙の搬送方向である第2方向に該当する)に沿って延在するように形成されている。
この一対のタイミングローラ13,14は、搬送経路100に沿って上述した転写部に用紙を送り出すタイミングを調整するものであり、当該タイミングローラ13,14の動作の制御は、図示しない制御部によって上述した中間転写ベルト24および一対の転写ローラ22,23と同期的に行われることになる。
ガイド部材15は、上述した第1方向であるY軸方向を長手方向とする樹脂製の板状部材からなる。ガイド部材15は、その一部(より厳密には、Z軸方向における下端部寄りの部分)が上述した第1フレーム部12Aおよび第2フレーム部12Bによって保持されており、これにより搬送経路100に沿って一対のタイミングローラ13,14と一対の転写ローラ22,23との間に位置している。
より詳細には、ガイド部材15は、用紙の搬送方向に沿って一対のタイミングローラ13,14よりも下流側に位置することにより、一対のタイミングローラ13,14と一対の転写ローラ22,23との間の搬送経路100を規定している。これにより、ガイド部材15は、一対のタイミングローラ13,14によって送り出された用紙の移動方向を規制できることになり、上述した一対の転写ローラ22,23間に位置するニップ部にこれを案内することになる。
なお、本実施の形態においては、この用紙のニップ部への搬送をより確実ならしめるために、当該ガイド部材15がZ軸方向に沿って先端部側(すなわち転写部側)に向かうにつれて僅かに湾曲した形状を有しており、その凹面側の主表面がガイド面15aとして機能している。なお、ガイド部材15は、必ずしも樹脂製である必要はなく、金属製であってもよい。
図2に示すように、ガイド部材15のガイド面15aに対向する位置であってかつ一対の転写ローラ22,23が位置する側には、対向ガイド部材21が配置されている。この対向ガイド部材21は、上述したニップ部への搬送をより確実ならしめるために設けられるものであり、一対の転写ローラ22,23を保持するユニット側に組付けられることでその位置精度が確保されている。なお、当該対向ガイド部材21およびガイド部材15によって規定される部分の搬送経路100は、用紙のニップ部への搬送を高精度に行なうために、搬送経路100の他の部分に比較して十分に狭く構成されている。
ここで、図2に示すように、ガイド部材15から見て搬送経路100が位置する側とは反対側の位置には、シャーシ9が配設されている。シャーシ9は、ガイド部材15のガイド面15aとは反対側の主表面の一部に沿うように宛がわれており、当該シャーシ9には、後述する第1組付手段および第2組付手段を用いてガイド部材15の一部が組付けられている。
より詳細には、図3に示すように、上述した第1方向(すなわちY軸方向)において位置するガイド部材15の一端部15A(図1を参照して、装置本体2の手前側に位置する端部)および他端部15B(図1を参照して、装置本体2の奥側に位置する端部)が、シャーシ9(図3においては不図示)に対して組付けられている。当該シャーシ9は、高い剛性を有する部材にて構成されており、ガイド部材15を保持するとともにガイド部材15の位置決めを行なうものである。なお、ガイド部材15の一端部15Aは、後述する第1組付手段によってシャーシ9に組付けられており、ガイド部材15の他端部15Bは、後述する第2組付手段によってシャーシ9に組付けられている。
図4は、図3に示すガイド部材の上記一端部の組付状態を示す斜視図である。図5(A)は、図3に示すガイド部材の上記一端部の平面図であり、図5(B)は、当該一端部に組付けられる板バネの平面図である。また、図6は、図3に示すガイド部材の上記一端部の組付状態を示す断面図である。次に、これら図4ないし図6を参照して、ガイド部材15の一端部15Aの組付状態および当該組付状態を実現するための一端部15Aの形状および板バネ16の形状について説明する。なお、図6に示す断面は、図4中に示すVI−VI線に沿った断面である。
図4に示すように、ガイド部材15の一端部15Aは、弾性付勢部材としての板バネ16と移動方向制限部である締結具としての段付きネジ17とによって構成される第1組付手段によってシャーシ9に組付けられている。より詳細には、ガイド部材15の一端部15Aには、板バネ16が宛がうように重ね合わされ、この状態においてガイド部材15の一端部15Aおよび板バネ16が段付きネジ17によってシャーシ9に対して共留めされることにより、ガイド部材15の一端部15Aがシャーシ9に対して組付けられている。
図5(A)に示すように、ガイド部材15の一端部15Aには、X軸方向に沿ってガイド部材15を貫通する長孔15bと、シャーシ9が位置しない側に向けて突出する突起部15c、位置決め部15d,15eおよび保護壁部15fと、シャーシ9が位置する側に向けて突出する突出部15g(図6および図7等参照)とが設けられている。
長孔15bは、段付きネジ17が挿入される部位であり、Y軸方向に沿って延在している。当該長孔15bは、ガイド部材15の一端部15Aをシャーシ9に組付けるための部位である。組付状態においては、段付きネジ17が当該長孔15bにZ軸方向において当接することにより、ガイド部材15の一端部15AのZ軸方向の移動が規制されることになる。
突起部15cは、板バネ16に接触させるための部位であり、長孔15bよりも搬送経路100の下流側の先端部(すなわち、図中上方側の位置)に設けられている。当該突起部15cは、後述する板バネ16の弾性付勢力を当該ガイド部材15に作用させるための部位であり、好ましくは半円柱状等、その表面が湾曲した形状を有している(図7参照)。
位置決め部15d,15eは、板バネ16の位置決めを行なうための部位であり、上述した長孔15bおよび突起部15cを挟み込むようにZ軸方向に沿って並ぶように離間して位置している。位置決め部15dは、ピン状の形状を有しており、位置決め部15eは、Z軸方向に沿って延在する突条の形状を有している。
保護壁部15fは、組付状態においてガイド部材15の一端部15Aに取付けられた板バネ16を囲うように設けられている。当該保護壁部15fは、組立て時やメンテナンス時等において、作業者あるいはユーザー等が過って上述した突起部15cや位置決め部15d,15e、板バネ16の角部等に触れてしまうことで手指等を怪我しないようにするためのものである。
突出部15gは、組付状態においてシャーシ9に設けられた位置規制部9a(図6および図7等参照)に嵌め込まれる部位である。組付状態においては、位置規制部9aが当該突出部15gにZ軸方向において当接することにより、ガイド部材15の一端部15AのZ軸方向の移動が規制されることになる。なお、位置規制部9aは、組付状態において突出部15gにY軸方向において当接しないようにY軸方向に沿って延在する長孔または溝等(本実施形態においては長孔)によって構成されている。
一方、図5(B)に示すように、板バネ16は、非組付状態において平板形状を有する金属製の部材からなり、X軸方向に沿って貫通する長孔16a、孔16bおよびスリット孔16cを有している。
長孔16aは、段付きネジ17が挿入される部位であり、上述したガイド部材15の一端部15Aに設けられた長孔15bに対応して設けられている。当該長孔16aは、板バネ16をシャーシ9に組付けるとともに、当該板バネ16をガイド部材15の一端部15Aに取付けるための部位である。
孔16bは、上述したピン状の形状を有する位置決め部15dに対応して設けられており、当該位置決め部15dが挿入される部位である。また、スリット孔16cは、上述した突条の形状を有する位置決め部15eに対応してZ軸方向に沿って延在して設けられており、当該位置決め部15eが挿入される部位である。これら孔16bおよびスリット孔16cは、上述した長孔16aを挟み込むようにZ軸方向に沿って並ぶように離間して位置している。
図6に示すように、このような形状に構成されたガイド部材15の一端部15Aおよび板バネ16は、これらが重ね合わされた状態とされて段付きネジ17によってシャーシ9に共留めされている。これにより、ガイド部材15の一端部15Aは、X軸方向に沿ってシャーシ9に対して弾性付勢された状態で組付けられることになるとともに、第1方向であるY軸方向においてその移動が可能に、かつ、第2方向であるZ軸方向においてその移動が不能にシャーシ9に対して組付けられることになる。以下、その詳細について説明する。
図7(A)および図7(B)は、図3に示すガイド部材の一端部の組付手順および組付構造を示す要部拡大断面図である。なお、図7においては、図6に示したガイド部材15の一端部15Aの組付状態がより容易に理解できるように、細部についてはその形状を単純化することで模式的に表わしている。
図7(A)および図7(B)を参照して、ガイド部材15の一端部15Aは、板バネ16と段付きネジ17とによってシャーシ9に組付けられる。ガイド部材15の一端部15Aが宛がわれる部分のシャーシ9の所定位置には、長孔状または溝状等(本実施形態においては長孔状)に形成された位置規制部9aと、内周面にネジ溝が形成されたネジ孔9bが設けられている。
図7(A)に示すように、ガイド部材15の一端部15Aをシャーシ9に組付けるに際しては、まず、ガイド部材15の一端部15Aが、当該ガイド部材15の一端部15Aが組付けられるべき部分のシャーシ9に対向するように配置される。このとき、シャーシ9に設けられた位置規制部9aにガイド部材15の一端部に設けられた突出部15gが重なるように配置されるとともに、シャーシ9に設けられたネジ孔9bにガイド部材15の一端部15Aに設けられた長孔15bが重なるようにガイド部材15の一端部15Aが配置される。
次に、板バネ16が、ガイド部材15の一端部15Aに対向するように配置される。このとき、シャーシ9に設けられたネジ孔9bに板バネ16に設けられた長孔16aがガイド部材15の一端部15Aに設けられた長孔15bを介して重なるように板バネ16が配置される。その際、板バネ16に設けられた孔16bおよびスリット孔16cが、それぞれガイド部材15の一端部15Aに設けられたピン状の形状の位置決め部15dおよび突条の形状の位置決め部15eに嵌め込まれる。これにより、ガイド部材15の一端部15Aに対する板バネ16の位置決めが行なわれることになる。
次に、重ね合わされたネジ孔9b、長孔15bおよび長孔16aに段付きネジ17が挿し込まれ、段付きネジ17のネジ溝が設けられた螺合部17aがネジ孔9bに螺合される。段付きネジ17は、ネジ頭に鍔部17bが設けられてなるネジであり、当該段付きネジ17の上述した螺合部17aと鍔部17bとの間には、円柱状の基部17cが位置している。
ここで、ガイド部材15の一端部15Aに設けられた長孔15bのZ軸方向に沿った大きさおよび板バネ16に設けられた長孔16aのZ軸方向に沿った大きさは、いずれも段付きネジ17の基部17cの直径と同等の(同じか僅かに大きい)大きさとされる。これにより、段付きネジ17の鍔部17bとシャーシ9とによってガイド部材15の一端部15Aおよび板バネ16が挟まれて保持されることになり、板バネ16は、当該鍔部17bによってガイド部材15の一端部15Aに取付けられることになる。
図7(B)に示すように、段付きネジ17によってガイド部材15の一端部15Aおよび板バネ16がシャーシに共留めされた状態においては、ガイド部材15の一端部15Aがシャーシ9と板バネ16とによって挟まれた状態となる。ここで、段付きネジ17の基部17cの軸方向長さをガイド部材15の一端部15Aの厚みと板バネ16の厚みの和よりも大きくすることにより、ガイド部材15の一端部15Aおよび板バネ16が完全な意味において移動不能にシャーシ9に組付けられる(すなわち固定される)ことを回避することができる。
また、非組付状態において平板形状を有する板バネ16は、組付状態においてガイド部材15の一端部15Aに設けられた突起部15cに接触することで反り返った状態となり、当該板バネ16の復元力に基づき、ガイド部材15の一端部15Aが板バネ16によってシャーシ9に向けて弾性付勢された状態となる。ここで、上述したように、組付状態において板バネ16を反り返った状態とするためには、突起部15cのX軸方向に沿った突出高さを板バネ16の厚みよりも大きくすることで容易に実現できる。
加えて、上述したように、ガイド部材15の一端部15Aに設けられた長孔15bのZ軸方向に沿った大きさおよび板バネ16に設けられた長孔16aのZ軸方向に沿った大きさが、いずれも段付きネジ17の基部17cの直径と同等の大きさとされているため、段付きネジ17の基部17cがZ軸方向においてガイド部材15の一端部15Aおよび板バネ16に当接することになり、当該Z軸方向に沿ったガイド部材15の一端部15Aおよび板バネ16の移動が拘束される反面、ガイド部材15の一端部15Aに設けられた長孔15bのY軸方向に沿った大きさおよび板バネ16に設けられた長孔16aのY軸方向に沿った大きさが、段付きネジ17の基部17cの直径よりも大きいため、当該Y軸方向に沿ったガイド部材15の一端部15Aおよび板バネ16の移動は、これが許容されることになる。なお、上述したように、組付状態においてガイド部材15の一端部15Aに設けられた突出部15gがシャーシ9に設けられた位置規制部9aに嵌め込まれることによっても、Z軸方向に沿ったガイド部材15の一端部15Aの移動が拘束されることになる。
そのため、段付きネジ17の螺合部17aをシャーシ9の孔9bに締結した状態とすることにより(すなわち、段付きネジ17の基部17cの螺合部17a側の端面がシャーシ9に当接するまで段付きネジ17をねじ込んだ状態とすることにより)、ガイド部材15の一端部15Aがシャーシ9に向けて弾性付勢された状態としつつ、ガイド部材15の一端部15AのY軸方向(すなわち第1方向)に沿った移動を可能にするとともに、ガイド部材15の一端部15AのZ軸方向(すなわち第2方向)に沿った移動を不能にすることができる。
図8(A)および図8(B)は、図3に示すガイド部材の他端部の組付手順および組付構造を示す要部拡大断面図である。なお、図8においては、ガイド部材15の他端部15Bの組付状態がより容易に理解できるように、細部についてはその形状を単純化することで模式的に表わしている。
図8(A)および図8(B)を参照して、ガイド部材15の他端部15Bは、第2組付手段である固定具としてのネジ18によってシャーシ9に組付けられる。ガイド部材15の他端部15Bが宛がわれる部分のシャーシ9の所定位置には、内周面にネジ溝が形成されたネジ孔9cが設けられている。
図8(A)に示すように、ガイド部材15の他端部15Bをシャーシ9に組付けるに際しては、まず、ガイド部材15の他端部15Bが、当該ガイド部材15の他端部15Bが組付けられるべき部分のシャーシ9に対向するように配置される。このとき、シャーシ9に設けられたネジ孔9cにガイド部材15の他端部15Bに設けられた孔15hが重なるようにガイド部材15の他端部15Bが配置される。
次に、重ね合わされたネジ孔9cおよび孔15hにネジ18が挿し込まれ、ネジ18のネジ溝が設けられた螺合部18aがネジ孔9cに螺合される。ここで、使用されるネジ18は、段付きネジ17のような特殊なネジではなく、ネジ頭と上述した螺合部18aとの間に螺合部18aと同等の直径の基部18bが設けられた一般的なネジであり、ガイド部材15の他端部15Bに設けられた孔15hの開口径は、ネジ18の基部18bの直径と同等の(同じかわずかに大きい)大きさとされる。
図8(B)に示すように、ネジ18によってガイド部材15の他端部15Bが組付けられた状態においては、ネジ18のネジ頭とシャーシ9とによってガイド部材15の他端部15Bが挟み込まれるとともに、ネジ18の基部18bの全周にわたってガイド部材15が当接することになり、ガイド部材15の他端部15Bの移動が拘束されることになる。したがって、ガイド部材15の他端部15Bは、シャーシ9に対してX軸方向、Y軸方向およびZ軸方向のいずれにおいても移動不能に固定されることになる。
以上において説明したように、本実施の形態における画像形成装置1とすることにより、ガイド部材15の一端部15Aが、X軸方向に沿ってシャーシ9に対して弾性付勢された状態で組付けられることになるとともに、第1方向であるY軸方向においてその移動が可能に、かつ、第2方向であるZ軸方向においてその移動が不能にシャーシ9に対して組付けられることになり、さらには、ガイド部材15の他端部15Bが、移動不能にシャーシ9に対して固定されることになる。
そのため、熱膨張に伴うガイド部材15の変形を上記一端部15A側において逃がすことが可能になり(より厳密には、ガイド部材15に温度変化が生じた場合のY軸方向に沿ったガイド部材15の伸長および収縮に伴った変位が許容できることになり)、ガイド部材15に反りが発生することが抑制できるとともに、板バネ16による弾性付勢力に基づいてガイド部材15のX軸方向における位置の変動も抑制できることになる。したがって、機内温度の変化によってもガイド部材15のガイド面15aに変位が生じることを確実に防止できることになり、高精度に用紙を転写部に案内することが可能になる。
また、上述した本実施の形態における画像形成装置1にあっては、図4等において示すように、板バネ16の弾性付勢力が、ガイド部材15の一端部15Aのうちの、用紙の搬送方向(すなわちZ軸方向)の下流側の先端部近傍に向けて作用するように構成されている。このように構成することにより、特に、転写部に対向する部分であるガイド部材15の先端部の位置精度を機内温度に依らず確保できることになり、より高精度に用紙を転写部に案内することが可能になる。
ここで、好ましくは、板バネ16および段付きネジ17を用いてシャーシ9に組付けられるガイド部材15の上記一端部15Aは、一対のタイミングローラ13,14が回転駆動される、これらタイミングローラ13,14の被駆動側端部に対応する側の端部とされる。本実施の形態における画像形成装置1においては、図1を参照して当該一端部15Aが装置本体2の手前側に位置しているが、その場合には、一対のタイミングローラ13,14を回転駆動するためのモータ等の駆動機構を装置本体2の奥側に配置することが好ましい。このように構成した場合には、搬送ユニット10に加わる振動の影響が上記一端部に伝達され難くなるため、ガイド部材15の位置精度がより確保し易くなることになる。
また、好ましくは、板バネ16および段付きネジ17を用いてシャーシ9に組付けられるガイド部材15の上記一端部15Aは、装置本体2に設けられたメンテナンス用の開閉扉7の回転軸が設けられた側の端部とされる。本実施の形態における画像形成装置1においては、図1を参照して当該一端部15Aが装置本体2の手前側に位置しているが、その場合には、開閉扉7の回転軸を装置本体2の奥側に配置することが好ましい。このように構成した場合には、組付けの際の作業性が向上したり、ガイド部材15の位置精度がより確保し易くなったりする効果が得られる。
図9(A)および図9(B)は、上述した本実施の形態に基づいた変形例に係るガイド部材の一端部の組付手順および組付構造を示す要部拡大断面図である。
上述した本実施の形態においては、ガイド部材15の一端部15Aに突起部15cを設けることで組付状態において板バネ16が弾性付勢力を発揮するように構成した場合を例示したが、本変形例においては、図9(A)および図9(B)に示すように、板バネ16にガイド部材15の一端部側に向けて突出する突起部16dを設けることにより、板バネ16が弾性付勢力を発揮するように構成したものである。
このように構成した場合にも、組付状態においてガイド部材15の一端部15Aに板バネ16の弾性付勢力が作用することになるため、ガイド部材15のX軸方向における位置の変動が抑制できることになり、上述した実施の形態において説明した効果と同様の効果が得られるようになる。
なお、ここではその詳細な説明は省略するが、上述した板バネとして非組付状態において湾曲または屈曲した形状のものを用いることにより、特に突起部等を設けずとも、組付状態においてガイド部材の一端部に弾性付勢力を作用させることも可能である。
また、ここではその詳細な説明は省略するが、締結具として段ネジに代えて他の代替手段を用いることも当然に可能である。その場合、たとえばガイド部材の上記一端部が組付けられるシャーシの主表面に円筒状のカラーや円柱状のボス等、各種の段差部を設け、当該段差部にガイド部材の上記一端部に設けられた長孔および板バネに設けられた長孔が嵌め込まれるように構成することとすれば、締結具として通常のネジを用いることも可能である。
また、ここではその詳細な説明は省略するが、弾性付勢部材として板バネに代えて捩じりコイルバネや圧縮コイルバネ、引張コイルバネ、クッション部材等を利用することも当然に可能である。
また、上述した本発明の実施の形態およびその変形例においては、ガイド部材の他端部を移動不能にシャーシに固定した場合を例示して説明を行なったが、ガイド部材の他端部についても、ガイド部材の一端部と同様の組付構造にてシャーシに組付けることとしてもよい。
また、上述した本発明の実施の形態およびその変形例においては、ガイド部材の一端部の第2方向(すなわちZ軸方向)に沿った移動を制限する移動方向制限部として、シャーシに設けられた位置規制部と、第1組付手段の一部を構成する段付きネジとを利用するように構成した場合を例示して説明を行なったが、これらのいずれかのみを利用して移動方向制限部を構成してもよい。すなわち、シャーシに位置規制部を設けずかつガイド部材の一端部にこれが嵌め合わされる突出部を設けずに段付きネジのみによって移動方向制限部を構成してもよいし、ガイド部材の一端部および板バネに設けられる段付きネジの挿入用の孔を段付きネジの基部よりも十分に大きくして位置規制部のみによって移動方向制限部を構成してもよい。
さらには、上述した本発明の実施の形態およびその変形例においては、転写部に向けて用紙を案内するガイド部材に本発明を適用した場合を例示して説明を行なったが、画像形成装置に設けられるガイド部材であって用紙の搬送経路上に設置されるガイド部材であれば、いずれのガイド部材に本発明を適用してもよい。
このように、今回開示した上記実施の形態およびその変形例はすべての点で例示であって、制限的なものではない。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって画定され、また特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
1 画像形成装置、2 装置本体、3 画像形成部、4 給紙部、5 給紙ユニット、6 手差しトレイ、7 開閉扉、8 ローラ、9 シャーシ、9a 位置規制部、9b,9c ネジ孔、10 搬送ユニット、12 フレーム、12A 第1フレーム部、12B 第2フレーム部、12C 第3フレーム部、13,14 タイミングローラ、15 ガイド部材、15A 一端部、15B 他端部、15a ガイド面、15b 長孔、15c 突起部、15d,15e 位置決め部、15f 保護壁部、15g 突出部、15h 孔、16 板バネ、16a 長孔、16b 孔、16c スリット孔、16d 突起部、17 段付きネジ、17a 螺合部、17b 鍔部、17c 基部、18 ネジ、18a 螺合部、18b 基部、21 対向ガイド部材、22,23 転写ローラ、24 中間転写ベルト、100 搬送経路。

Claims (11)

  1. 搬送経路上を搬送される用紙に対して転写部においてトナー像を転写することで画像を形成する画像形成装置であって、
    前記搬送経路上に位置し、前記搬送経路に沿って用紙を送り出す搬送ローラと、
    用紙の搬送方向に沿って前記搬送ローラよりも下流側に位置し、前記搬送ローラの回転軸と平行な第1方向および用紙の搬送方向である第2方向の双方に沿って延在する板状の部材にて構成され、前記搬送経路の一部を規定するとともに前記搬送ローラによって送り出される用紙を案内するガイド部材と、
    前記ガイド部材から見て前記搬送経路とは反対側に位置するシャーシと、
    前記ガイド部材の前記第1方向における一端部を前記シャーシに対して組付ける第1組付手段と、
    前記ガイド部材の前記第1方向における他端部を前記シャーシに対して組付ける第2組付手段と、
    前記ガイド部材の前記一端部の前記第1方向に沿った移動を可能にするとともに前記第2方向に沿った移動を不能にする移動方向制限部とを備え、
    前記第1組付手段が、前記ガイド部材の前記一端部を前記シャーシに向けて弾性付勢する弾性付勢部材を含んでいる、画像形成装置。
  2. 前記第2組付手段が、前記ガイド部材の前記他端部を移動不能に固定する固定具からなる、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記ガイド部材の前記他端部が、回転駆動される前記搬送ローラの被駆動側端部に対応する側の端部である、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記ガイド部材が、前記転写部に向けて用紙を案内するものである、請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記弾性付勢部材による弾性付勢力が、前記ガイド部材の前記一端部のうちの、前記第2方向である用紙の搬送方向における下流側の先端部近傍に作用している、請求項1から4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記第1組付手段が、前記弾性付勢部材と前記ガイド部材とを前記シャーシに対して共留めする締結具を含んでいる、請求項1から5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記締結具が、ネジ頭に鍔部が設けられた段付きネジにて構成されることで前記移動方向制限部として機能し、
    前記段付きネジの螺合部と前記鍔部との間に位置する基部が前記第2方向において前記ガイド部材に当接することで前記ガイド部材の前記一端部の前記第2方向に沿った移動が不能にされているとともに、前記鍔部によって前記弾性付勢部材が前記ガイド部材に取付けられている、請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記弾性付勢部材が、板バネからなる、請求項1から7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記板バネが、非組付状態において平板形状を有し、
    前記ガイド部材が、前記シャーシが位置する側とは反対側の表面に突起部を有し、
    前記板バネが組付状態において前記突起部に接触して反ることにより、前記板バネが弾性付勢力を発揮する、請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記板バネの前記ガイド部材に対する位置決めが、前記ガイド部材に設けられた突起状の位置決め部によって行われている、請求項8または9に記載の画像形成装置。
  11. 前記移動方向制限部が、前記ガイド部材の前記一端部に対応した部分の前記シャーシに設けられた位置規制部を含み、
    前記位置規制部が前記第2方向において前記ガイド部材に当接することにより、前記ガイド部材の前記一端部の前記第2方向に沿った移動が不能にされている、請求項1から10のいずれかに記載の画像形成装置。
JP2015038080A 2015-02-27 2015-02-27 画像形成装置 Active JP6477014B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015038080A JP6477014B2 (ja) 2015-02-27 2015-02-27 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015038080A JP6477014B2 (ja) 2015-02-27 2015-02-27 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016160007A true JP2016160007A (ja) 2016-09-05
JP6477014B2 JP6477014B2 (ja) 2019-03-06

Family

ID=56844206

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015038080A Active JP6477014B2 (ja) 2015-02-27 2015-02-27 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6477014B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04149584A (ja) * 1990-10-12 1992-05-22 Tokyo Electric Co Ltd 定着装置
JPH05224547A (ja) * 1992-02-14 1993-09-03 Fuji Xerox Co Ltd 転写紙搬送装置
JPH07206214A (ja) * 1994-01-14 1995-08-08 Mita Ind Co Ltd シート案内装置
JPH10104965A (ja) * 1996-09-26 1998-04-24 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2000131924A (ja) * 1998-10-26 2000-05-12 Canon Inc 帯電部材とこの帯電部材を用いた画像形成装置
JP2002131924A (ja) * 2000-10-25 2002-05-09 Fuji Photo Film Co Ltd 印刷版の搬送ガイド機構

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04149584A (ja) * 1990-10-12 1992-05-22 Tokyo Electric Co Ltd 定着装置
JPH05224547A (ja) * 1992-02-14 1993-09-03 Fuji Xerox Co Ltd 転写紙搬送装置
JPH07206214A (ja) * 1994-01-14 1995-08-08 Mita Ind Co Ltd シート案内装置
JPH10104965A (ja) * 1996-09-26 1998-04-24 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2000131924A (ja) * 1998-10-26 2000-05-12 Canon Inc 帯電部材とこの帯電部材を用いた画像形成装置
JP2002131924A (ja) * 2000-10-25 2002-05-09 Fuji Photo Film Co Ltd 印刷版の搬送ガイド機構

Also Published As

Publication number Publication date
JP6477014B2 (ja) 2019-03-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106125527B (zh) 图像加热设备
JP6472404B2 (ja) 像加熱装置
JP5907923B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
EP2327557A1 (en) Thermal printer
JP2018018001A (ja) 画像形成装置
US20160362266A1 (en) Sheet conveyance apparatus and image forming apparatus
JP2016160007A (ja) 画像形成装置
JP4862832B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
US11958285B2 (en) Printer
US20060165433A1 (en) A process cartridge for an image forming apparatus
JP7039273B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
US20180253044A1 (en) Image forming apparatus
JP2020140098A (ja) 定着装置、画像形成装置
US9588468B2 (en) Image forming apparatus and fixing device with movable member
JP5209886B2 (ja) 定着装置における加圧ローラの取り付け構造
JP2019115985A (ja) 画像形成装置
US11947289B2 (en) Jam prevention of printing media using gap adjusting
JP2006145759A (ja) 画像形成装置
US11281131B2 (en) Fixing device including sensor holder fixed to frame
JP2012098407A (ja) 画像形成装置
JP2008176047A (ja) 画像形成装置
JP2022132948A (ja) 用紙案内ガイド、用紙搬送装置および画像形成装置
JP2020143702A (ja) 駆動装置および画像形成装置
JP2020140100A (ja) 定着装置、画像形成装置
JP5403449B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180118

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181127

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190121

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6477014

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150