JP2016159947A - 造形壁を有する押出容器 - Google Patents
造形壁を有する押出容器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016159947A JP2016159947A JP2015039598A JP2015039598A JP2016159947A JP 2016159947 A JP2016159947 A JP 2016159947A JP 2015039598 A JP2015039598 A JP 2015039598A JP 2015039598 A JP2015039598 A JP 2015039598A JP 2016159947 A JP2016159947 A JP 2016159947A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- modeling
- molding
- outer cylinder
- wall
- shaped
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Table Equipment (AREA)
- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
Abstract
Description
この構成によれば、外筒部に対して支持皿を上昇させることで、棒状内容物が外筒部から突出し、この突出した部分を被塗布部に押し当てながら塗布する。
本発明に係る押出容器は、上面に棒状内容物が立設される支持皿と、内部に前記支持皿が上昇移動可能に配設された外筒部と、前記外筒部の上端開口部を閉塞するとともに、上下方向に貫く複数の成形孔が形成された造形壁と、を備え、前記支持皿の上昇移動に伴い、棒状内容物を前記造形壁の下面に押し当てて、この棒状内容物を前記複数の成形孔を通過させて複数の造形片を成形しつつ、前記造形壁の上面に至らせることによって、これらの前記造形片が前記造形壁の上面で組み合わされてなる造形物を形成することを特徴とする。
なお、造形壁が支持皿に対して回転不能とされている場合には、棒状内容物と成形孔との位置ずれを抑制し、支持皿と造形壁との間で棒状内容物がせん断されるのを抑制できる。その結果、外筒部に対する支持皿の上昇移動に伴い、成形孔を通して造形片を連続的に供給することができるので、造形物を高精度に形成できる。
図1に示すように、本実施形態の押出容器10は、内部に収容される棒状内容物(不図示)を押し出して使用する。棒状内容物としては、後述するように、細孔状の成形孔43から押し出し可能で、かつ成形孔43から押し出された形状を造形面上で保持可能な粘度や硬さ等の性状を有する、例えば化粧料や(口紅やリップクリーム、スティックアイシャドー、スティックファンデーション等)、固形状の食品(バターやマーガリン等)、薬剤、糊等が挙げられる。
摘み片23は、その頂部が外筒部11の下端縁及び内フランジ部21の下面に下方から当接している。摘み片23は、操作部13の回転に伴い、外筒部11の下端縁及び内フランジ部の下面上を摺動する。軸部24は、容器軸O方向に沿って延びる棒状とされ、内フランジ部21の内側を通して外筒部11内に挿入されている。軸部24のうち、内フランジ部21よりも上方に位置する部分には、雄ねじ部24aが形成されている。
支持皿31は、内筒部32及び摺動筒部33のうち、容器軸O方向の中間部同士を接続している。なお、棒状内容物は、外筒部11及び造形ヘッド14で画成された収容空間内に収容され、その下端部が昇降部材12の上端部内(支持皿31に対して上方であって、支持皿31、内筒部32及び摺動筒部33で画成された部分の内側)に保持される。
押出容器10を使用する際は、まず造形ヘッド14からオーバーキャップ15を取り外す。その後、外筒部11及び操作部13の摘み片23をそれぞれ把持し、操作部13を外筒部11に対して容器軸O周りの一方側に相対回転させる。このとき、昇降部材12は、外筒部11及び造形ヘッド14に対して回転不能に、かつ操作部13に対して回転可能に構成されているため、昇降部材12に対して操作部13が容器軸O周りの一方側に向けて回転する。これにより、操作部13が軸部24と内筒部32との締め付けが解除される方向に回転することで、昇降部材12が棒状内容物とともに外筒部11及び操作部13に対して上昇する。なお、本実施形態の押出操作は、造形壁42の造形面を被塗布部から離した状態で行う。
特に、本実施形態では、造形壁42が昇降部材12に対して回転不能とされているため、棒状内容物と成形孔43との位置ずれを抑制し、昇降部材12と造形壁42との間で棒状内容物がせん断されるのを抑制できる。その結果、外筒部11に対する昇降部材12の上昇移動に伴い、成形孔43を通して造形片を連続的に供給することができるので、造形物を高精度に形成できる。
また、棒状内容物が、複数の成形孔43を通過した複数の造形片に分割された状態で造形面上に到達するので、内容物を被塗布部に伸ばして均等に塗布しやすくなる。したがって、例えば内容物がバターやマーガリン等の食品の場合、内容物を被塗布部上で容易に溶かすことができる。
例えば、上述した実施形態では、押出容器10の横断面視形状が楕円形状とした場合について説明したが、これに限らず、種々の形状を採用することが可能である。例えば図3、図4に示す押出容器10は、横断面視形状が真円形状とされている。図3に示すように、押出容器10において、外筒部11及び造形ヘッド14の装着筒41と、昇降部材12と、の間には、外筒部11及び造形ヘッド14に対する昇降部材12の回り止めを行う回り止め部80が設けられている。回り止め部80は、昇降部材12に配設された係合部81と、外筒部11の内周面において、昇降部材12の係合部81に周方向で係合するリブ82と、を有している。図示の例において、回り止め部80は、容器軸Oを間に挟んで径方向で対向する位置に一対配設されている。
外筒部110は、有底筒状とされ、その筒部の内周面には雌ねじ部101が形成されている。外筒部110の底部には、内容物の充填ノズルが挿し入れられる挿入孔102が形成されている。
したがって、弁部材115は、外筒部110の挿入孔102、及び被案内筒部111の上端開口部を通した充填ノズルの進入に伴い開放され、被案内筒部111の上端開口部を通して造形ヘッド140内外を連通させる。これにより、造形ヘッド140内に内容物が充填可能とされる。この際、造形ヘッド140の上端部に、図示されないキャップを離脱自在に装着して、造形壁142の造形面における成形孔43の開口を密閉しておき、造形ヘッド140内へ内容物の充填が完了した後に、前記キャップを除去し、オーバーキャップ15に付け替える。一方、弁部材115は、充填ノズルが退避した状態では、被案内筒部111を上方から閉塞し、被案内筒部111の上端開口部を通した造形ヘッド140内外の連通を遮断する。これにより、造形ヘッド140内に充填される内容物が被案内筒部111の上端開口部を通して漏れ出るのを抑制できる。
また、支持皿112の上端部には、造形ヘッド140における装着筒41の内周面に摺動可能な摺動部117が形成されている。
真直長穴146では、この真直長穴146を画成する壁面において、この真直長穴146が延びる方向に沿って延びる一対の側壁面149が、いずれも容器軸O方向に真直に延びている。前記一対の側壁面149は、真直長穴146が延びる方向に直交する直交方向を向いている。真直長穴146の前記直交方向に沿う大きさである真直長穴146の幅は、容器軸O方向の全長にわたって同等に形成されていて、例えば0.4〜1.0mm程度となっている。
また、成形長穴144が周方向に延びているので、例えば、この成形長穴144によって、造形壁142の造形面で一片の花弁のような造形片を成形すること等ができる。
さらに成形長穴144が、周方向に間隔をあけて複数配置されているので、造形壁142の造形面で花弁のような造形片を、周方向に複数並べて配置することができる。これにより、例えば、これらの複数の造形片全体によって、花冠を精度良く造形し易くすること等ができる。
しかも成形長穴144が、径方向に間隔をあけて複数配置されているので、造形壁142の造形面で花弁のような造形片を、径方向に多重に配置することができる。これにより、例えば薔薇のようないわゆる八重咲きの花を高精度に造形し易くすること等ができる。
この場合、図7に示す造形ヘッド240Bのように、造形壁242Bを下方に向けて窪む湾曲形状に形成しても構わない。この構成では、造形面上の造形物をヘラや刷毛等に付着させるに際し、造形面上での造形物の位置を安定させやすい。
また、図8に示す造形ヘッド240Cのように、造形壁242Cを上方に向けて突の湾曲形状に形成しても構わない。この場合には、造形壁242Cが容器軸Oに直交する方向に延設された構成に比べて、造形面の面積を拡大することができ、塗布作業が行い易くなる。
上述した実施形態において、成形孔43,145が周方向に間隔をあけて複数配置された構成について説明したが、これに限られない。
上述した実施形態では、成形孔43,145が周方向に延設された構成について説明したが、これに限られない。例えば、径方向に沿って延設されていても構わない。
また、成形孔43,145は、長孔に限らず、円形孔や矩形孔であっても構わない。
上述した実施形態では、押出容器10,100として、外筒部11に対する操作部13の相対回転、または造形ヘッド140に対する外筒部110の相対回転に伴い昇降部材12,120が昇降する構成について説明したが、これに限られない。例えば、昇降部材を直接押圧等して、スライドさせても構わない。
上述した実施形態では、造形壁42,142,242A,242B,242Cが、支持皿31,112に対して容器軸O周り回転不能とされた構成について説明したが、造形壁42,142,242A,242B,242Cを、支持皿31,112に対して容器軸O周りに回転可能としてもよい。
11,110…外筒部
14,140,240A,240B,240C…造形ヘッド
31,112…支持皿
42,142,242A,242B,242C…造形壁
43,145…成形孔
Claims (2)
- 上面に棒状内容物が立設される支持皿と、
内部に前記支持皿が上昇移動可能に配設された外筒部と、
前記外筒部の上端開口部を閉塞するとともに、上下方向に貫く複数の成形孔が形成された造形壁と、を備え、
前記支持皿の上昇移動に伴い、棒状内容物を前記造形壁の下面に押し当てて、この棒状内容物を前記複数の成形孔を通過させて複数の造形片を成形しつつ、前記造形壁の上面に至らせることによって、これらの前記造形片が前記造形壁の上面で組み合わされてなる造形物を形成することを特徴とする押出容器。 - 前記複数の成形孔のうち、少なくとも一部は、長穴状に形成された成形長穴とされ、
前記成形長穴として、この成形長穴を画成する壁面において、この成形長穴が延びる方向に沿って延びる一対の側壁面のうち、一方の側壁面が、前記造形壁の上面に近づくに従い、他方の側壁面から離間するように傾斜する傾斜長穴が備えられていることを特徴とする請求項1記載の押出容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015039598A JP6438801B2 (ja) | 2015-02-27 | 2015-02-27 | 造形壁を有する押出容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015039598A JP6438801B2 (ja) | 2015-02-27 | 2015-02-27 | 造形壁を有する押出容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016159947A true JP2016159947A (ja) | 2016-09-05 |
JP6438801B2 JP6438801B2 (ja) | 2018-12-19 |
Family
ID=56846110
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015039598A Active JP6438801B2 (ja) | 2015-02-27 | 2015-02-27 | 造形壁を有する押出容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6438801B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018203285A (ja) * | 2017-05-31 | 2018-12-27 | 株式会社吉野工業所 | 造形用スパチュラおよび造形容器 |
WO2019185325A1 (en) * | 2018-03-28 | 2019-10-03 | Unilever Plc | Fluid composition dispenser |
JP2021171587A (ja) * | 2020-04-30 | 2021-11-01 | 株式会社吉野工業所 | 繰出し容器 |
JP7574147B2 (ja) | 2021-06-30 | 2024-10-28 | 株式会社吉野工業所 | 蓋付き容器 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001233388A (ja) * | 2000-02-21 | 2001-08-28 | Shirouma Science Kk | カット機能付の押出容器 |
JP2008094481A (ja) * | 2006-10-16 | 2008-04-24 | Shiseido Co Ltd | 切削機能付繰出容器 |
-
2015
- 2015-02-27 JP JP2015039598A patent/JP6438801B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001233388A (ja) * | 2000-02-21 | 2001-08-28 | Shirouma Science Kk | カット機能付の押出容器 |
JP2008094481A (ja) * | 2006-10-16 | 2008-04-24 | Shiseido Co Ltd | 切削機能付繰出容器 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018203285A (ja) * | 2017-05-31 | 2018-12-27 | 株式会社吉野工業所 | 造形用スパチュラおよび造形容器 |
WO2019185325A1 (en) * | 2018-03-28 | 2019-10-03 | Unilever Plc | Fluid composition dispenser |
JP2021171587A (ja) * | 2020-04-30 | 2021-11-01 | 株式会社吉野工業所 | 繰出し容器 |
JP7370678B2 (ja) | 2020-04-30 | 2023-10-30 | 株式会社吉野工業所 | 繰出し容器 |
JP7574147B2 (ja) | 2021-06-30 | 2024-10-28 | 株式会社吉野工業所 | 蓋付き容器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6438801B2 (ja) | 2018-12-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6438801B2 (ja) | 造形壁を有する押出容器 | |
JP2016010919A (ja) | 吐出容器に装着される造形ヘッド | |
CA2650744C (en) | Grater for gratable food products | |
JP2016026962A (ja) | 吐出容器に装着される造形ヘッド | |
WO2016000054A1 (pt) | Mecanismo valvulado com ponteira aplicadora para embalagens de cosméticos | |
US11304496B2 (en) | Lipstick container | |
US8727651B2 (en) | Twistable container for elevating a solid stick | |
JP2013517017A (ja) | 化粧品スティックを展開させる機構、関連する装置および方法 | |
JP2016222287A (ja) | 二重容器 | |
JP5128915B2 (ja) | 繰り出し容器 | |
JP2016050002A (ja) | 吐出面に内容物を吐出する吐出容器 | |
JP6377013B2 (ja) | 二重容器 | |
JP5797196B2 (ja) | 化粧品の機構及びそれに用いられる物品用の蓋の製造方法 | |
JP4560583B1 (ja) | 化粧材繰出容器 | |
JP6670899B2 (ja) | エアゾール容器用吐出ヘッド | |
JP2016140476A (ja) | 外用製剤の容器、およびこれを用いた外用製品 | |
JP6431318B2 (ja) | エアゾール容器用吐出ヘッド | |
KR20160126224A (ko) | 화장품 용기 | |
JP2017035197A (ja) | 棒状化粧品収納容器 | |
JP2019022617A (ja) | 棒状化粧料製品の製造方法 | |
WO2017111130A1 (ja) | 吐出面に内容物を吐出する吐出容器 | |
KR20110011868U (ko) | 립스틱 케이스 | |
JP6431317B2 (ja) | エアゾール容器用吐出ヘッド | |
JP6721478B2 (ja) | 造形面に内容物を吐出する吐出容器 | |
JP2011031928A (ja) | 塗布容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170905 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180720 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180731 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20181012 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20181023 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20181119 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6438801 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |