JP2016159916A5 - - Google Patents

Claims (17)

1. 包装容器を形成する帯状の包装積層材料の両縁部の重ね合わせ部分をシールする包装容
   器用シールテープであって、
   少なくとも一方の面に酸素バリア層が形成された基材フィルムと、
   前記基材フィルムの両面に形成された外層フィルムと、を備え、
   前記酸素バリア層は、前記基材フィルムに樹脂をコーティングした樹脂フィルム、又は前記基材フィルムに無機物を蒸着した無機フィルムである、
   包装容器用シーリングテープ。
2. 前記基材フィルムの両方の面に前記酸素バリア層が形成されている請求項１記載の包装容器用シーリングテープ。
3. 前記外層フィルムは、ポリエチレンを含む請求項１又は２に記載の包装容器用シーリングテープ。
4. 前記基材フィルムは、二軸延伸フィルムである請求項１又は２に記載の包装容器用シーリングテープ。
5. 前記酸素バリア層は、
   重合度が２００〜２０００、けん化度が９０〜９９．９９モル％であるポリビニルアルコール系重合体（Ａ）、およびアクリル酸とアセタール基含有エチレン性不飽和単量体との共重合により得られる、前記アセタール基含有エチレン性不飽和単量体に由来する単位を０．１〜９９モル％含むポリアクリル酸系共重合体（Ｂ）を含有する組成物であって、（Ａ）成分と（Ｂ）成分の重量比（Ａ）：（Ｂ）が９９：１〜８０：２０であるガスバリア性樹脂組成物、
   を含む請求項１又は２に記載の包装容器用シーリングテープ。
6. 前記酸素バリア層は、
   アルキル変性ビニルアルコール系重合体及び無機層状化合物を含む組成物であって、上記アルキル変性ビニルアルコール系重合体が、下記式（Ｉ）で表される単量体単位（ａ）を含有し、粘度平均重合度が２００以上４，０００以下、けん化度が９０モル％以上９９．９９モル％以下、上記単量体単位（ａ）の含有率が０．０５モル％以上５モル％以下である組成物、
   を含む請求項１又は２に記載の包装容器用シーリングテープ。
7. 前記酸素バリア層は、
   粘度平均重合度が１００〜１０００であり、重量平均重合度（Ｐｗ）と数平均重合度（Ｐｎ）の比Ｐｗ／Ｐｎが２．４以上であり、炭素数が４以下のα−オレフィン単位を２〜１２モル％含有するポリビニルアルコール系重合体からなるガスバリア用コーティング剤であって、前記ポリビニルアルコール系重合体を水溶液として基材フィルムに塗布するガスバリア用コーティング剤、
   を含む請求項１又は２に記載の包装容器用シーリングテープ。
8. 前記酸素バリア層は、
   炭素数が４以下のα−オレフィン単位を３〜１９モル％含有し、重合度が６００以下である水溶性ポリビニルアルコール系重合体の水溶液からなることを特徴とするフィルム用コーティング剤、
   を含む請求項１又は２に記載の包装容器用シーリングテープ。
9. 前記酸素バリア層は、
   第一の溶媒と、前記溶媒１００質量部に対して０．１〜３０質量部のポリカルボン酸系重合体と、前記ポリカルボン酸系重合体中のカルボキシル基の量に対して０．０５〜０．２５化学当量の亜鉛化合物とを含有し、且つ前記ポリカルボン酸系重合体の数平均分子量が４０，０００〜１０，０００，０００の範囲であるコーティング液、
   を含む請求項１又は２に記載の包装容器用シーリングテープ。
10. 前記酸素バリア層は、
    カルボキシル基含有重合体(A)、多価金属化合物粒子(B)、界面活性剤(C)、及び有機溶媒（D）を含有し、含水率が１，０００ｐｐｍ以下であるコーティング液の乾燥塗膜であるガスバリア性フィルム、
    を含む請求項１又は２に記載の包装容器用シーリングテープ。
11. 前記酸素バリア層は、
    α，β−不飽和カルボン酸単量体及びカルボキシル基と反応する少なくとも１つの官能基を有する架橋性有機化合物を、前記α，β−不飽和カルボン酸単量体のカルボキシル基のモル数Ａに対する前記架橋性有機化合物の前記官能基のモル数Ｂの比Ｂ／Ａが０．１５〜２．２０の範囲内となる量比で含有する重合性単量体組成物、
    を含む請求項１又は２に記載の包装容器用シーリングテープ。
12. 請求項１〜１１のいずれかに記載の包装容器用シーリングテープと、前記包装容器用シーリングテープを用いて帯状の包装積層材料の両縁部の重ね合わせ部分がシールされた包装積層材料と、を含む包装容器。
13. 包装容器を形成する帯状の包装積層材料の両縁部の重ね合わせ部分をシールする包装容
    器用シールテープの製造方法であって、
    少なくとも一方の面に酸素バリア層が形成された基材フィルムを準備し、
    前記基材フィルムの両面にフィルムを形成し、
    前記酸素バリア層は、前記基材フィルムに樹脂をコーティングした樹脂フィルム、又は前記基材フィルムに無機物を蒸着した無機フィルムである、
    包装容器用シーリングテープの製造方法。
14. 前記酸素バリア層は、
    ポリカルボン酸系重合体とポリアルコール系重合体とを含有するコーティング液（Ａ）を塗工し、乾燥することによりコート層を積層して、積層フィルムを形成する工程（ａ工程）と、前記積層フィルムを延伸し、熱固定することにより延伸積層フィルムを形成する工程（ｂ工程）と、前記延伸積層フィルムのコート層と多価金属化合物を含有するコーティング液（Ｂ）とを接触させてガスバリア層を形成する工程（ｃ工程）により形成される、
    請求項１３記載の包装容器用シーリングテープの製造方法。
15. 前記酸素バリア層は、
    ポリ（メタ）アクリル酸系ポリマーと、ポリアルコール系ポリマーと、多価アルコールである可塑剤と、水系媒体とを少なくとも含む水系塗工液を塗工して、被コーティングフイルム上にコート層が配置された塗工フィルムを形成する、
    請求項１３記載の包装容器用シーリングテープの製造方法。
16. 前記酸素バリア層は、
    基材上に、α，β−不飽和カルボン酸単量体、前記α，β−不飽和カルボン酸単量体のカルボキシル基に対する化学当量が０．２０〜０．９０に相当する量の多価金属イオン、前記α，β−不飽和カルボン酸単量体に対する重量比が０．００１〜０．４５となる量の無機層状化合物、及び組成物全量基準で２０〜８５重量％の水を含有する水系重合性単量体組成物を塗布して湿潤状態の塗膜を形成し、湿潤状態の塗膜に電離放射線の照射及び／または加熱による重合処理を行って形成したイオン架橋ポリカルボン酸重合体フィルム、
    を含む請求項１３記載の包装容器用シーリングテープの製造方法。
17. 前記酸素バリア層は、
    プラスチックフィルム基材の少なくとも一方の面にガスバリア性ポリカルボン酸系樹脂層が形成され、ポリカルボン酸系樹脂が、熱処理を受けることなく二価以上の金属の化合物における金属イオンによりカルボキシル基において架橋させられ、柔軟性とガスバリア性を併せもつガスバリア性積層フィルムにより形成される、
    請求項１３記載の包装容器用シーリングテープの製造方法。