JP2016159048A - 自己拡張型ステントデリバリーシステム - Google Patents

自己拡張型ステントデリバリーシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2016159048A
JP2016159048A JP2015042928A JP2015042928A JP2016159048A JP 2016159048 A JP2016159048 A JP 2016159048A JP 2015042928 A JP2015042928 A JP 2015042928A JP 2015042928 A JP2015042928 A JP 2015042928A JP 2016159048 A JP2016159048 A JP 2016159048A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outer tube
end side
fixing member
self
delivery system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015042928A
Other languages
English (en)
Inventor
賢二 大山
Kenji Oyama
賢二 大山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Terumo Corp filed Critical Terumo Corp
Priority to JP2015042928A priority Critical patent/JP2016159048A/ja
Publication of JP2016159048A publication Critical patent/JP2016159048A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)

Abstract

【課題】操作性の向上を図りつつ、カテーテルの細径化を可能とする自己拡張型ステントデリバリーシステムを提供する。
【解決手段】内腔に収容された自己拡張型ステント30を放出可能な第1の外管41と、第1の外管の基端側に近接するように配置される第2の外管42と、を有する。第2の外管の内腔には、牽引ワイヤ50a、50bを固定する固定部材110と、固定部材110の先端側で、かつ第2の外管と固定された係止部材120と、が配置される。固定部材は、第2の外管に対して、遊嵌状態で配置される。
【選択図】図3

Description

本発明は、自己拡張型ステントデリバリーシステムに関する。
ステントは、一般的に、血管、胆管、気管、食道、尿道等の生体管腔内に生じた狭窄部や閉塞部等の病変部位の拡張治療に使用される。
ステントには、ステントをマウントしたバルーンによって拡張されるもの(バルーン拡張型ステント)と、外部からの拡張を抑制する部材を取り除くことによって自ら拡張するもの(自己拡張型ステント)とがある。
自己拡張型ステントは、拘束がない状態では自己拡張するので、バルーン拡張型ステントのような拡張作業が不要である。また、自己拡張型ステントは、自己拡張しないステントに比べて柔軟性があり、蛇行したり湾曲したりする病変部位にも適用することができるので、広く医療現場において使用されている。このような自己拡張型ステントを病変部位に留置する際は、自己拡張型ステントを病変部位まで移送するための自己拡張型ステントデリバリーシステムを使用することがある。
例えば、特許文献1には、内管と当該内管の周囲に配置した外管とを備えるカテーテルの先端側に自己拡張型ステントを収容した状態で生体管腔内へ移送し、外管に固定された牽引ワイヤを手元の操作で基端側へ牽引することによって外管を基端側へ移動させて自己拡張型ステントをカテーテルから放出して拡張させ、病変部位に留置する自己拡張型ステントデリバリーシステムが開示されている。
上記の自己拡張型ステントデリバリーシステムにおいて、外管には、当該外管の内腔に回動可能な状態で配置されるリング状の固定部材が備えられている。この固定部材に牽引ワイヤを固定することによって、カテーテル内に挿通された牽引ワイヤの手元側(基端側)にねじれが生じた場合に、そのねじれが牽引ワイヤの先端側まで伝わるのを防止することを可能にして、牽引ワイヤのねじれによる操作性の低下が招かれるのを防止している。
また、外管の内腔において固定部材が配置された部分の先端側には、固定部材の先端側への移動量を規定するための縮径部が備えられている。縮径部は、固定部材が先端側へ移動した際に、固定部材が突き当てられることによって、固定部材の先端側への移動を制限する。縮径部が備えられることによって、牽引ワイヤの操作に連動させて、外管を円滑に移動させることが可能になっている。
国際公開第2010/093017号
ところで、自己拡張型ステントデリバリーシステムにおいては、患者の負担軽減や挿入性向上の観点から、生体内に挿入されるカテーテルの細径化が求められている。ただし、カテーテルの内腔の径をある程度の大きさに確保しつつ、外径を小さくするためには、前述した縮径部の縮径幅(径方向の縮径量)を可能な限り小さくする必要がある。ただし、縮径幅を過度に小さくすると、縮径部と固定部材との接触面積が小さくなってしまう。接触面積が小さくなってしまうと、固定部材が移動した際に、縮径部に付与される押圧力が高くなり、縮径部が径方向外方へ広がってしまうことが考えられる。その結果、カテーテルが部分的に大径化してしまい、カテーテルの細径化を達成し難くなる。
よって、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、操作性の向上を図りつつ、カテーテルの細径化を可能とする自己拡張型ステントデリバリーシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明に係る自己拡張型ステントデリバリーシステムは、ガイドワイヤが挿通されるガイドワイヤルーメンが形成された内管と、生体管腔内に挿入するときに径方向内方に圧縮されて前記内管の先端側の周囲に配置され、生体管腔内に留置するときに外方に拡張して圧縮前の形状に復元可能な自己拡張型ステントと、前記内管の外面側に配置されて前記自己拡張型ステントを内腔に収容可能な収容部を有し、前記内管に対して基端側に移動することによって、前記内腔に収容された前記自己拡張型ステントを放出可能な第1の外管と、前記第1の外管を基端側に牽引可能な牽引ワイヤと、を備える。自己拡張型ステントデリバリーシステムは、前記第1の外管の基端側に近接するように配置される第2の外管をさらに有する。前記第2の外管の内腔には、前記牽引ワイヤを固定する固定部材と、前記固定部材の先端側で、かつ前記第2の外管と固定された係止部材と、が配置される。前記固定部材は、前記第2の外管に対して、遊嵌状態で配置される。
上記のように構成した自己拡張型ステントデリバリーシステムによれば、係止部材を第2の外管に別部材として設けることによって、固定部材が牽引ワイヤの操作に伴って先端側へ移動したとき、係止部材と接触する接触面積を調整することができる。このため、係止部材の径方向外方への広がりを抑制して固定部材が係止部材の先端側へ移動することを制限することができる。よって、自己拡張型ステントデリバリーシステムの操作性の向上を図りつつ、カテーテルの細径化を可能とすることができる。
図1は、本発明の実施形態に係る自己拡張型ステントデリバリーシステムの全体構成図である。 図2は、図1に示す自己拡張型ステントデリバリーシステムの先端側部分の断面図である。 図3は、図1の自己拡張型ステントデリバリーシステムの挿通部の拡大断面図である。 図4(A)は、図3の4A−4A線に沿う断面図であり、図4(B)は、図3の4B−4B線に沿う断面図であり、図4(C)は、図3の4C−4C線に沿う断面図である。 図5は、図1の自己拡張型ステントデリバリーシステムの挿通部の拡大断面図であり、図5(A)は、固定部材が先端側に移動した状態を示し、図5(B)は、固定部材が基端側に移動した状態を示す。 図6は、対比例に係る自己拡張型ステントデリバリーシステムの縮径部の拡大断面図である。 図7は、対比例に係る縮径部の拡大断面図であり、図7(A)は、固定部材が先端側に移動した状態を示し、図7(B)は、固定部材が縮径部を乗り越えて先端側へ移動した状態を示す。 図8は、図1に示す自己拡張型ステントデリバリーシステムの操作部の内部構造を説明するための図である。 図9は、図1に示す自己拡張型ステントデリバリーシステムの操作部の分解正面図である。
以下、添付した図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。なお、以下の記載は特許請求の範囲に記載される技術的範囲や用語の意義を限定するものではない。また、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
図1は、本発明の実施形態に係る自己拡張型ステントデリバリーシステム10(以下、単に「ステントデリバリーシステム10」と称する)の全体構成図である。図2は、図1に示すステントデリバリーシステム10の先端側部分の断面図である。図3は、図1のステントデリバリーシステム10の挿通部100の拡大断面図である。図4(A)は、図3の4A−4A線に沿う断面図であり、図4(B)は、図3の4B−4B線に沿う断面図であり、図4(C)は、図3の4C−4C線に沿う断面図である。図5は、図1のステントデリバリーシステム10の挿通部100の拡大断面図であり、図5(A)は、固定部材110が先端側に移動した状態を示し、図5(B)は、固定部材110が基端側に移動した状態を示す。図6は、対比例に係るステントデリバリーシステム10aの縮径部220の拡大断面図である。図7は、対比例に係る縮径部220の拡大断面図であり、図7(A)は、固定部材210が先端側に移動して縮径部220に当接した状態を示し、図7(B)は、固定部材210が縮径部220を乗り越えて先端側へ移動した状態を示す。図8は、図1に示すステントデリバリーシステム10の操作部80の内部構造を説明するための図であり、図9は、操作部80の分解正面図である。
ステントデリバリーシステム10は、図1に示すように、ガイドワイヤが挿通される内管20と、内管20の先端側の周囲に配置される自己拡張型ステント30(以下、単に「ステント30」と称する)と、内管20の外面側に配置される外管40と、外管40を基端側に牽引可能な牽引ワイヤ50a、50bと、最先端に配置される先端部材60と、牽引ワイヤ50a、50bが挿通される牽引ワイヤ挿通管70と、牽引ワイヤ50a、50bを巻取り操作可能な操作部80と、を有する。ステントデリバリーシステム10は、外管40の内腔に配置され、内管20が挿通される挿通部100をさらに有する。なお、本明細書中では、体腔内に挿入される側を先端側(図中の矢印A方向)と称し、手元側となる操作部80が設けられる側を基端側(図中の矢印B方向)と称する。
内管20は、図2に示すように、先端から基端まで貫通するガイドワイヤルーメン20aが形成された管状体によって構成されている。ガイドワイヤルーメン20aには、ステントデリバリーシステム10を生体管腔内の病変部に導くガイドワイヤ(図示せず)が挿通される。
ステントデリバリーシステム10の最先端には先端部材60が配置されている。先端部材60は、内管20の先端部分にストッパー22によって固定されている。ストッパー22は、先端部材60内に埋設されており、先端部材60の離脱を防止している。ストッパー22は、金属(例えば、ステンレス鋼)によって形成することが好ましい。先端部材60は、先端に向かって徐々に縮径する形状を有し、生体管腔内に挿入容易に形成されている。先端部材60の先端には、開口部20bが形成されている。なお、先端部材60は、内管20と別部材によって構成可能であるし、内管20と同一部材によって一体的に構成してもよい。
内管20の基端側は、図2に示すように、基端側に向かって傾斜するように斜めに形成され、後述する外管40のガイドワイヤ導出孔43dと連通可能に設けられている。これによって、ガイドワイヤの誘導を容易にしている。
内管20の形成材料としては、可撓性を有する材料を用いることが好ましい。例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、ETFE等のフッ素系ポリマー、PEEK、ポリイミド等を使用できる。上記の樹脂のうち、特に熱可塑性を有する樹脂を好適に使用できる。
先端部材60の形成材料としては、柔軟性を有する材料を用いることが好ましい。例えば、オレフィン系エラストマー、ポリアミドエラストマー、スチレン系エラストマー、ポリウレタン、ウレタン系エラストマー、フッ素樹脂系エラストマー等の合成樹脂エラストマー、ウレタンゴム、シリコーンゴム、ブタジエンゴム等の合成ゴム、ラテックスゴム等の天然ゴム等のゴム類が使用される。
ステント30は、自己拡張型ステントである。図2中に一点鎖線によって示すように、生体管腔内への挿入時には外管40の長手軸を中心とする径方向内方に圧縮された状態において後述する収容部41aに配置される。外管40が基端側へ移動すると収容部41aは外方へ露出し、ステント30は、生体管腔内の病変部に放出される。これによって、径方向外側に拡張して圧縮前の形状へと復元する。ステント30は、多数の開口を有したメッシュ状で略円筒形状に形成される。なお、ステント30を構成する材料としては、例えば、Ni−Ti合金等の超弾性合金を好適に使用できる。
牽引ワイヤ50a、50bは、後述する外管40が備える第1の外管41および第2の外管42のそれぞれに固定され、外管40を基端側に牽引する。牽引ワイヤ50a、50bの形成材料としては、比較的剛性の高い材質を用いることが好ましい。例えば、Ni−Ti、真鍮、ステンレス鋼、アルミ等の金属、または、比較的剛性の高い樹脂、例えば、ポリイミド、塩化ビニル、ポリカーボネート等を使用することができる。
牽引ワイヤ挿通管70は、図2に示すように、先端から基端まで貫通する牽引ワイヤルーメン70aが形成され、管状に構成されている。牽引ワイヤ50a、50bは、牽引ワイヤルーメン70aに挿通され、操作部80まで誘導される。牽引ワイヤ挿通管70の先端部分は、外管40の内腔に配置され、内管20の基端部分に固定されている。牽引ワイヤ挿通管70の基端部分は、操作部80に固定されている。
牽引ワイヤ挿通管70の形成材料としては、柔軟性を有する材料を用いることが好ましい。例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート、ETFE等のフッ素系ポリマー、PEEK、ポリイミド等を好適に使用できる。なお、牽引ワイヤ挿通管70の外面には、生体適合性、特に抗血栓性を有する樹脂をコーティングしてもよい。抗血栓性材料としては、例えば、ポリヒドロキシエチルメタアクリレート、ヒドロキシエチルメタアクリレートとスチレンの共重合体等が使用できる。
外管40は、図1および図2に示すように、先端側に配置され、ステント30を収容する第1の外管41と、第1の外管41の基端側に近接するように配置される第2の外管42と、第2の外管42の基端側に配置される第3の外管43と、を有する。
第1の外管41は、内管20との間にステント30を径方向内方に圧縮した状態で収容可能な収容部41aを有する。図2に示すように、内管20の外面には、ステント30の先端側へ当接して先端側への移動を制限する先端側移動制限部23と、ステント30の基端側へ当接して基端側への移動を制限する基端側移動制限部24と、が固定されている。先端側および基端側移動制限部23、24は、外管40の長手軸周りに環状に形成されている。収容部41aは、基端側移動制限部24、先端側移動制限部23および第1の外管41によって囲まれた部分によって形成されている。
収容部41aが病変部に配置された後、第1の外管41は内管20に対して基端側に移動される。このとき、ステント30には、第1の外管41の移動に伴って基端側へ移動させようとする摩擦力が作用する。しかしながら、ステント30は、基端側移動制限部24に当接することによって、基端側への移動が制限される。これによって、ステント30は配置された病変部から移動することなく、病変部においてステント30を放出させることができる。先端側移動制限部23は、基端部分が基端側に向かって縮径するテーパー面となっている。このため、ステント30を放出するとき、先端側移動制限部23が障害となることがなく、ステント30の放出後のステントデリバリーシステム10の回収が容易となる。
第1の外管41は、内管20に固定されない。このため、第1の外管41は、内管20に対して外管40の長手軸方向に相対的に移動可能である。図3に示すように、第1の外管41は、基端側に向かって縮径する小径部41cを備える筒状部材本体41bと、小径部41cを覆うように設けられた筒状部41dと、をさらに有する。なお、小径部41cの基端側は、筒状部41dよりも突出している。第1の外管41は、小径部41cと筒状部41dとの間に形成された間隙部41eをさらに有する。牽引ワイヤ50a、50bの先端側の端部は、間隙部41eに充填された接着材によって、第1の外管41(小径部41cの外面)に固定されている。接着材としては、エポキシ樹脂、紫外線硬化樹脂、シアノアクリレート系樹脂等を好適に使用できる。
さらに、第1の外管41の外面には、潤滑性を呈するようにするための処理を施すことが好ましい。このような処理としては、例えば、ポリヒドロキシエチルメタクリレート、ポリヒドロキシエチルアクリレート、ポリビニルピロリドン等の親水性ポリマー等をコーティング、または固定する方法等が挙げられる。また、第1の外管41の内面に、ステント30の摺動性を良好なものにするため、上記のものをコーティング、または固定してもよい。また、第1の外管41は、上記のようなポリマーの2層構造(例えば、外面はナイロン、内面はPTFE)の組み合わせで形成してもよい。
第1の外管41の形成材料としては、柔軟性、耐キンク性、伸縮性等有する樹脂を使用することが好ましい。例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート、ポリイミド、PTFE、ETFE等のフッ素系ポリマー、熱可塑性エラストマー等を使用することができる。なお、本実施形態において、第1の外管41、第2の外管42および第3の外管43は、同じ材料によって形成することができるが、これに限定されず、それぞれ異なる材料によって形成してもよい。
第2の外管42は、図2に示すように、外径の異なる2つの管状体である先端側筒部42aおよび本体部42bから構成されている。第2の外管42は、牽引ワイヤ50a、50bの牽引によって第1の外管41とともに基端側に移動可能である。また、第2の外管42は、第1の外管41に固定されていない。
先端側筒部42aは、本体部42bの先端部分を覆うように固定され、第1の外管41の外径とほぼ等しい外径を有している。本体部42bは、後述する第3の外管43の先端側チューブ43aの内径よりも外径が小さく、先端側チューブ43aの内腔に収容可能に構成されている。
先端側筒部42aの形成材料としては、熱可塑性を有する樹脂を好適に使用することができる。これによって、後述する係止部材120を先端側筒部42aに熱融着によって固定することができる。
図3に示すように、先端側筒部42aの内腔には、内管20が挿通される挿通部100を有する。挿通部100は、牽引ワイヤ50a、50bを固定する固定部材110と、固定部材110の先端側に配置される係止部材120と、固定部材110と係止部材120との間に配置される中間部材130と、を有する。
固定部材110は、リング形状であり、先端側筒部42aに対して、遊嵌状態で配置される。また、図4(A)に示すように、固定部材110は、長手軸直交断面形状を楕円形状や楕円近似形状に形成することができ、牽引ワイヤ50a、50bが挿通される挿通孔111を有する。なお、固定部材110の長手軸直交断面形状は楕円形状に限定されず、円形状や多角形状であってもよい。
固定部材110は、先端側筒部42aに対して、遊嵌状態で配置されるため、外管40の長手軸周りに回動可能かつ長手軸方向に関しても、間隙の分移動可能に構成されている。基端側(手元側)において牽引ワイヤ50a、50bにねじれが生じた場合、固定部材110を外管40の長手軸周り(ねじれ方向)に回動させる力が生じる。このとき、固定部材110には、回動させようとする方向と反対の方向へ慣性力が働く。これによって、基端側で生じた牽引ワイヤ50a、50bのねじれが先端側まで伝わるのを抑制することができる。
挿通孔111は、図3に示すように、外管40の長手軸に沿って固定部材110を貫通する。牽引ワイヤ50a、50bは、挿通孔111を挿通し、接着材112を挿通孔111に充填することによって固定部材110に固定される。接着材112を使用することによって、リング状の固定部材110に牽引ワイヤ50a、50bを容易に固定することができる。
固定部材110の形成材料としては、比較的剛性が高い材料を用いることが好ましい。例えば、金属、樹脂等を使用することができ、特に金属を好適に使用することができる。
固定部材110は、中間部材130と同じ硬度または中間部材130よりも低い硬度を有することが好ましい。これによって、固定部材110が先端側に移動して中間部材130に当接する際に、中間部材130が径方向外方へ押し広げられたり、削り取られたりすることを防止することができる。
係止部材120は、樹脂から形成され、先端側筒部42aに融着によって固定される。具体的には、係止部材120を先端側筒部42aの内腔に配置し、外方から熱を加えて熱融着させる。図4(B)に示すように、係止部材120の長手軸直交断面の外形は、略円形状を有し、その外径は先端側筒部42aの内径とほぼ等しい。よって、係止部材120と先端側筒部42aとの間に隙間がなく、係止部材120の外周面全域が先端側筒部42aに対して接した状態において熱融着することができる。これによって、係止部材120と先端側筒部42aとを熱融着によって一体的に形成することができるので、固定がより強固なものとなる。
また、係止部材120は、先端側筒部42aと同一の可塑性を有する樹脂によって形成することが好ましい。これによって、係止部材120と先端側筒部42aとを接着材を使用せずに熱融着することができる。長細い管状体である外管40に細いリング形状の係止部材120を配置して、接着剤等を塗布するという工程が不要となるので製造が容易となる。
係止部材120は、固定部材110よりも低い硬度を有する。上述したように、固定部材110は、中間部材130と同じ硬度または中間部材130よりも低い硬度を有するので、係止部材120は、固定部材110および中間部材130よりも柔軟な材料によって形成される。これによって、固定部材110が第2の外管42に対して先端側に移動したときに、係止部材120へ与える衝撃を吸収する緩衝材としての機能を係止部材120に持たせることができる。また、係止部材120の内径は、本体部42bの内径とほぼ等しいことが好ましい。
中間部材130は、固定部材110と係止部材120との間に配置される。図4(C)に示すように、中間部材130の長手軸直交断面の外形は、略円形状を有し、その外径は先端側筒部42aの内径とほぼ等しい。中間部材130の先端側の端面は、係止部材120の基端側の端面に向かい合うように配置されているので、係止部材120に当接して、外管40の長手軸周り全周に亘って係止部材120と面接触する。これによって、対比例として後述する固定部材210が直接的に縮径部220に当接する場合に比べて、接触面積が増えるので、固定部材110の先端側への移動をより確実に防止することができる。
また、中間部材130は、先端側筒部42aに対して固定されていないが、中間部材130の外径が先端側筒部42aの内径にほぼ等しいことから先端側筒部42aに位置固定的に配置されている。ただし、中間部材130は、固定部材110と同様に、先端側筒部42aに対して外管40の長手軸周りに回動可能に、かつ長手軸方向に移動可能に構成してもよい。
中間部材130の形成材料としては、固定部材110と同じ材料を使用することができる。なお、同じ材料に限定されず、上述したように、固定部材110より硬度の高い材料を使用することができる。
図6に示すように、対比例に係るステントデリバリーシステム10aでは、第2の外管42の内腔において固定部材210が配置された部分の先端側には、固定部材210の先端側への移動量を規定するための縮径部220が備えられている。縮径部220は、固定部材210が先端側へ移動した際に、固定部材210が突き当てられることによって、固定部材210の先端側への移動を制限している。しかしながら、カテーテルの細径化のためには、カテーテルの内腔の径をある程度の大きさに確保しつつ、外径を小さくするために、縮径部220の縮径幅を可能な限り小さくする必要がある。縮径幅を過度に小さくすると、図7(A)に示すように、固定部材210が第2の外管42に対して先端側に移動して接触した際に、縮径部220と固定部材210との接触面積が小さくなってしまう。接触面積が小さくなってしまうと、固定部材210がさらに先端側へ移動しようとするとき、図7(B)に示すように、固定部材210が縮径部220の基端側を押圧する圧力が高くなり、縮径部220が径方向外方へ広がってしまう。その結果、カテーテルが部分的に大径化してしまい、固定部材210が縮径部220を乗り越えて先端側へ移動してしまう場合がある。
また、対比例に係るステントデリバリーシステム10aは、長手軸直交断面形状において楕円形状を有する固定部材210と円形状を有する縮径部220が当接するので、固定部材210の断面の一部(楕円形状の長軸端部周辺)においてのみ接触する。これによって、接触面積がさらに低下し、固定部材210が縮径部220に対して押圧する圧力が増すので、縮径部220が押し広げられたり、削り取られたりする原因となってしまう。
これに対して、図5(A)に示すように、本実施形態におけるステントデリバリーシステム10では、係止部材120を第2の外管42に別部材として設ける。よって、固定部材110が牽引ワイヤ50a、50bの操作に伴って先端側へ移動したとき、係止部材120と接触する接触面積を調整することができる。このため、係止部材120の径方向外方への広がりを抑制して固定部材110が係止部材120の先端側へ移動することを制限することができる。
また、中間部材130を備えることによって、固定部材110が先端側への移動したとき、中間部材130の先端側の端面が係止部材120の基端側の端面に、中間部材130の基端側の端面が固定部材110の先端側の端面にそれぞれ少なくとも一部が面接触している。縮径部220と固定部材110が当接する場合に比べて、中間部材130が固定部材110および係止部材120に面接触することによって接触面積を増やすことができる。これによって、係止部材120の径方向外方への広がりを抑制することができる。よって、ステントデリバリーシステム10の操作性の向上を図りつつ、カテーテルの細径化を可能とすることができる。
第3の外管43は、図2に示すように、内径が第2の外管42の本体部42bよりも大きい先端側チューブ43aと、先端側チューブ43aの基端側に固定された基端側チューブ43bと、を有する。
先端側チューブ43aは、本体部42bに固定されておらず、本体部42bを基端側に摺動させて先端側チューブ43a内に収容することができる。先端側チューブ43a内の基端側には、第2の外管移動制限部43cが設けられている。第2の外管42は、第2の外管移動制限部43cに当接するまで基端側に移動可能であるが、それ以上の基端側への移動は制限される。
なお、本実施形態では、第3の外管43の先端側チューブ43aが第2の外管42の本体部42bを収容するとしたが、これに限定されず、本体部42bの内径が先端側チューブ43aの外径よりも大きい構成によって、本体部42bに先端側チューブ43aを摺動させて収容してもよい。
基端側チューブ43bは、図2に示すように、第3の外管43の径方向外方に向かって斜めに突出して開口するガイドワイヤ導出孔43dを有する。ガイドワイヤ導出孔43dは、内管20のガイドワイヤルーメン20aと連通可能に設けられ、ガイドワイヤを外管40の外方へ導出可能である。また、基端側チューブ43bの内腔には牽引ワイヤ挿通管70が固定されている。
操作部80は、図1に示すように、牽引ワイヤ50a、50bが挿通される牽引ワイヤ挿通管70の基端に固定される。操作部80は、牽引ワイヤ50a、50bを巻き取ることによって、第1の外管41および第2の外管42を基端側に移動させる。
操作部80は、図8に示すように、各構成部材を収容する収容ケース81と、操作部80の先端側から延在する筒部82と、牽引ワイヤ50a、50bを巻き取る操作を行う回転ローラ83と、回転ローラ83の逆回転を制限する逆回転規制部材84と、を有する。
収容ケース81は、図9に示すように、収容ケース本体81aと、蓋部材81bと、キャップ部材81cと、によって構成されている。収容ケース81は、基端側および中央部分が屈曲しかつ丸みを帯びた形状となっており、把持しやすく、かつ、把持した状態における回転ローラ83の操作を容易なものとしている。収容ケース本体81aは、回転ローラ83を収容可能となっており、回転ローラ83の一部が外部に突出させるために収容ケース開口部81dが形成されている。収容ケース81は、後述する回転ローラ83の回転軸83bの一端を収容する軸受部81eと、回転の回転軸83bの他端を収容する軸受部81fと、をさらに有する。
筒部82は、図8に示すように、牽引ワイヤ挿通管70と連結するコネクタ82aと、シール部材82bと、を有し、牽引ワイヤ挿通管70の基端部分には、コネクタ82aの先端部分が固定されている。また、収容ケース81内には、コネクタ82aの基端部分に接続されたシール部材82bが収容されている。
回転ローラ83は、図8および図9に示すように、凹凸の歯を有する円盤状のローラ本体部83aと、回転軸83bと、回転軸83bの回転により回転する巻取シャフト部83cと、ローラ本体部83aに対して巻取シャフト部83cの反対側に設けられた歯車部83dと、を有する。回転ローラ83の一部は、収容ケース81から突出し、その突出した部分を矢印R方向(牽引ワイヤ50a、50bを巻き取る方向)へ回転させる操作をすることによって回転軸83bを矢印R方向に回転させる。
巻取シャフト部83cは、回転軸83b周りに形成され、牽引ワイヤ50a、50bの基端部分を巻取シャフト部83cの外面に把持もしくは固定している。上述したように回転軸83bを矢印R方向に回転させることによって、巻取シャフト部83cを回転させ、牽引ワイヤ50a、50bが巻取シャフト部83c外面に巻き取られる。
逆回転規制部材84は、図8に示すように、回転ローラ83の歯車部83dと向かい合う部分に設けられ、歯車部83dと係合可能な係合部84aを有する。牽引ワイヤ50a、50bを巻き取る方向と逆方向である矢印F方向に回転ローラ83を回転させようとすると、歯車部83dの1つの歯と逆回転規制部材84の係合部84aとが係合し、回転を阻止する。これによって、牽引ワイヤ50a、50bの巻取方向と逆方向へのローラの回転を制限する。
以下、本実施形態のステントデリバリーシステム10によってステント30を病変部に留置する方法について説明する。
まず、図1および図2に示すステントデリバリーシステム10の先端部材60の開口部20bにガイドワイヤを挿入させ、ガイドワイヤ導出孔43dからガイドワイヤ(図示せず)を導出させる。次に、生体内に挿入されているガイドワイヤに沿わせてステントデリバリーシステム10を押し進め、目的とする病変部(狭窄部)に第1の外管41のステント30の収容部41aを配置させる。
次に、操作部80の回転ローラ83を図8の矢印R方向に回転させると、牽引ワイヤ50a、50bは、巻取シャフト部83cの外周面に巻き取られ、基端側へ牽引される。これによって、牽引ワイヤ50a、50bが固定される第1の外管41および固定部材110は、牽引されて内管20に対して基端側に移動する。図5(B)に示すように、固定部材110は、基端側に移動することによって第2の外管42の本体部42bの先端側の端面に当接して、本体部42bを押圧する。固定部材110が本体部42bを押圧することによって、第2の外管42全体が基端側へ押圧される。このとき、本体部42bの外径は、第3の外管43の先端側チューブ43aの内径よりも小さいので、先端側チューブ43aの内腔に本体部42bの基端部分が収容される。これによって、第2の外管42は、基端側へ移動することができる。
第2の外管42の基端側への移動に伴って、第1の外管41も基端側に移動する。このとき、ステント30は基端側端面が基端側移動制限部24の先端側の端面に当接して係止されるので、第1の外管41の移動に伴って移動することなくその位置を維持した状態において、第1の外管41の先端より放出される。この放出によってステント30は自己拡張し、狭窄部を拡張するとともに狭窄部に留置される。
以上説明したように、本実施形態に係るステントデリバリーシステム10は、第1の外管41の基端側に近接するように配置される第2の外管42を有する。第2の外管42の内腔には、牽引ワイヤ50a、50bを固定する固定部材110と、固定部材110の先端側で、かつ第2の外管42と固定された係止部材120と、が配置される。固定部材110は、第2の外管42に対して、遊嵌状態で配置される。
このように構成したステントデリバリーシステム10によれば、係止部材120を第2の外管42に別部材として設けることによって、固定部材120が牽引ワイヤ50a、50bの操作に伴って先端側へ移動したとき、係止部材120と接触する接触面積を調整することができる。このため、係止部材120の径方向外方への広がりを抑制して固定部材110が係止部材120の先端側へ移動することを制限することができる。よって、ステントデリバリーシステム10の操作性の向上を図りつつ、カテーテルの細径化を可能とすることができる。
また、固定部材110と係止部材120との間に中間部材130を有する。中間部材130は、係止部材120の基端側の端面および固定部材110の先端側の端面のそれぞれにおいて、少なくとも一部が面接触するように配置される。
このように構成したステントデリバリーシステム10によれば、固定部材110と係止部材120との間に中間部材130を配置し、中間部材130が固定部材110および係止部材120に面接触することによって接触面積を増やすことができる。これによって、係止部材120の径方向外方への広がりをさらに抑制し、固定部材110が係止部材120の先端側へ移動することをより好適に制限することができる。
また、本実施形態において、固定部材110は、外管40の長手軸に沿って牽引ワイヤ50a、50bが挿通される挿通孔111と、挿通孔111に牽引ワイヤ50a、50bを固定する接着材112と、を有する。
このように構成したステントデリバリーシステム10によれば、リング状の固定部材110に牽引ワイヤ50a、50bを容易に固定することができる。
また、本実施形態において、固定部材110は、中間部材130と同じ硬度または中間部材130よりも低い硬度を有する。
このように構成したステントデリバリーシステム10によれば、固定部材110が先端側に移動して中間部材130に当接する際に、中間部材130が径方向外方へ押し広げられたり、削り取られたりすることを防止することができる。
また、係止部材120は、固定部材110よりも低い硬度を有する。
このように構成したステントデリバリーシステム10によれば、固定部材110および中間部材130が第2の外管42に対して先端側に移動したときに、係止部材120へ与える衝撃を吸収する緩衝材としての機能を係止部材120に持たせることができる。
以上、実施形態を通じてステントデリバリーシステム10を説明したが、本発明は実施形態において説明した構成のみに限定されることはなく、特許請求の範囲の記載に基づいて適宜変更することが可能である。
例えば、本実施形態においては、中間部材130を備える構成について説明したが、これに限定されず、中間部材130を備えない構成としてもよい。この場合は、固定部材110が係止部材120に当接することによって、固定部材110の先端側への移動が制限される。
また、本実施形態において、外管40は、第1の外管41と、第2の外管42と、第3つの外管43を有するとしたが、これに限定されず、2つの外管、あるいは、4つ以上の外管を有していてもよい。 また、牽引ワイヤ50a、50bの挿通孔111に対する固定手段は、接着材112によるものに限定されず、熱融着や溶接等を用いることができる。
また、固定部材110は、中間部材130と同じ硬度または中間部材130よりも低い硬度を有するとしたが、これに限定されず、中間部材130より高い硬度を有していてもよい。
また、係止部材120は、固定部材110よりも低い硬度を有するとしたが、これに限定されず、固定部材110と同じ硬度または固定部材110よりも高い硬度を有していてもよい。
また、係止部材120は先端側筒部42aに熱融着によって固定されるとしたが、これに限定されず、係止部材120と先端側筒部42aとの間に接着剤を介して固定してもよい。この場合、係止部材120および第2の外管42の先端側筒部42aの形成材料は、同一の材料でなくてもよく、それぞれ異なる材料を使用してもよい。
また、係止部材120および第2の外管42の先端側筒部42aの形成材料は、熱可塑性を有する樹脂に限定されず、熱硬化性を有する樹脂や金属材料を使用してもよい。
また、中間部材130は、外管40の長手軸周り全周に亘って、係止部材120と面接触するとしたが、これに限定されず、一部と面接触していればよい。
10、10a ステントデリバリーシステム(自己拡張型ステントデリバリーシステム)、
20 内管、
30 ステント(自己拡張型ステント)、
40 外管、
41 第1の外管、
42 第2の外管、
43 第3の外管、
50a、50b 牽引ワイヤ、
60 先端部材、
70 牽引ワイヤ挿通管、
80 操作部、
100 挿通部、
110、210 固定部材、
111、211 挿通孔、
112、212 接着材、
120 係止部材、
130 中間部材、
220 縮径部。

Claims (5)

  1. ガイドワイヤが挿通されるガイドワイヤルーメンが形成された内管と、生体管腔内に挿入するときに径方向内方に圧縮されて前記内管の先端側の周囲に配置され、生体管腔内に留置するときに外方に拡張して圧縮前の形状に復元可能な自己拡張型ステントと、前記内管の外面側に配置されて前記自己拡張型ステントを内腔に収容可能な収容部を有し、前記内管に対して基端側に移動することによって、前記内腔に収容された前記自己拡張型ステントを放出可能な第1の外管と、前記第1の外管を基端側に牽引可能な牽引ワイヤと、を備える自己拡張型ステントデリバリーシステムであって、
    前記第1の外管の基端側に近接するように配置される第2の外管を有し、
    前記第2の外管の内腔には、前記牽引ワイヤを固定する固定部材と、前記固定部材の先端側で、かつ前記第2の外管と固定された係止部材と、が配置され、
    前記固定部材は、前記第2の外管に対して、遊嵌状態で配置される、自己拡張型ステントデリバリーシステム。
  2. 前記固定部材と前記係止部材との間に中間部材を有し、前記中間部材は、前記係止部材の基端側の端面および前記固定部材の先端側の端面のそれぞれにおいて、少なくとも一部が面接触するように配置される、請求項1に記載の自己拡張型ステントデリバリーシステム。
  3. 前記固定部材は、前記第2の外管の長手軸に沿って前記牽引ワイヤが挿通される挿通孔と、前記挿通孔に前記牽引ワイヤを固定する接着材と、を有する、請求項1または2に記載の自己拡張型ステントデリバリーシステム。
  4. 前記固定部材は、前記中間部材と同じ硬度または前記中間部材よりも低い硬度を有する、請求項2に記載の自己拡張型ステントデリバリーシステム。
  5. 前記係止部材は、前記固定部材よりも低い硬度を有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の自己拡張型ステントデリバリーシステム。
JP2015042928A 2015-03-04 2015-03-04 自己拡張型ステントデリバリーシステム Pending JP2016159048A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015042928A JP2016159048A (ja) 2015-03-04 2015-03-04 自己拡張型ステントデリバリーシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015042928A JP2016159048A (ja) 2015-03-04 2015-03-04 自己拡張型ステントデリバリーシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016159048A true JP2016159048A (ja) 2016-09-05

Family

ID=56843790

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015042928A Pending JP2016159048A (ja) 2015-03-04 2015-03-04 自己拡張型ステントデリバリーシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016159048A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019059003A1 (ja) 2017-09-21 2019-03-28 テルモ株式会社 ステントデリバリーシステムの製造方法及びステントデリバリーシステム
WO2022249464A1 (ja) * 2021-05-28 2022-12-01 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 デリバリーデバイスおよび内視鏡システム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008272262A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Terumo Corp 生体器官拡張器具
JP2011015811A (ja) * 2009-07-08 2011-01-27 Terumo Corp 生体器官拡張器具
JP2012070775A (ja) * 2010-09-27 2012-04-12 Terumo Corp 生体器官拡張器具

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008272262A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Terumo Corp 生体器官拡張器具
JP2011015811A (ja) * 2009-07-08 2011-01-27 Terumo Corp 生体器官拡張器具
JP2012070775A (ja) * 2010-09-27 2012-04-12 Terumo Corp 生体器官拡張器具

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019059003A1 (ja) 2017-09-21 2019-03-28 テルモ株式会社 ステントデリバリーシステムの製造方法及びステントデリバリーシステム
JPWO2019059003A1 (ja) * 2017-09-21 2020-10-22 テルモ株式会社 ステントデリバリーシステムの製造方法及びステントデリバリーシステム
JP7065109B2 (ja) 2017-09-21 2022-05-11 テルモ株式会社 ステントデリバリーシステムの製造方法及びステントデリバリーシステム
WO2022249464A1 (ja) * 2021-05-28 2022-12-01 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 デリバリーデバイスおよび内視鏡システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8366760B2 (en) Stent delivery system
JP5425110B2 (ja) ステントデリバリーシステム
JP5564507B2 (ja) ステントデリバリーシステム
JP5767114B2 (ja) ステントデリバリーシステム
EP1872741A1 (en) Body organ expansion instrument
US20170367862A1 (en) Self-expandable stent delivery system
JP6438005B2 (ja) ステントデリバリーシステムおよびステントデリバリー方法
JP7074431B2 (ja) 治療方法及び医療器具セット
JP5054421B2 (ja) 生体器官拡張器具
JP2016159048A (ja) 自己拡張型ステントデリバリーシステム
JP5946296B2 (ja) 生体器官拡張器具
JP2010057770A (ja) カテーテル組立体
JP4976913B2 (ja) 生体器官拡張器具
JP2012055484A (ja) 生体器官病変部改善用器具
JP2012070775A (ja) 生体器官拡張器具
JP2017042236A (ja) 自己拡張型ステントデリバリーシステム
JP7324898B2 (ja) 医療器具および医療器具セット
JP7065109B2 (ja) ステントデリバリーシステムの製造方法及びステントデリバリーシステム
WO2023189378A1 (ja) カテーテル
JP6484492B2 (ja) 自己拡張型ステントデリバリーシステム
JP2017176277A (ja) 医療用デバイス
JP2012170472A (ja) カテーテル及び血管内の狭窄部の治療方法
JP2018102575A (ja) ステントおよびステントデリバリーシステム
JP2010042149A (ja) 生体器官拡張器具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180115

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180920

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181002

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190326