JP2016158707A - 刺繍機 - Google Patents
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Abstract
【課題】刺繍機において、簡素な構成で上糸の弛みを抑制する。【解決手段】刺繍機は、上糸30が挿入される刺繍針と、上下揺動して上糸30を引き上げる天秤22と、を備え、天秤22は、左右一対のプレートである左プレート22b及び右プレート22cと、上糸30を引き上げる方向に付勢する付勢手段(トーションバネ22d)と、を有し、上下揺動の上方側への動作と付勢手段(トーションバネ22d)による付勢とにより上糸30を引き上げ、左プレート22b及び右プレート22cには、上糸30が挿入される挿入孔22b−1,22c−1が形成され、付勢手段(トーションバネ22d)は、上糸30を、左プレート22b及び右プレート22cのうち一方の挿入孔22bに挿入される部分(30−2)と、他方の挿入孔22cに挿入される部分(30−3)との間に位置する部分において、引き上げる方向に付勢する。【選択図】図5
Description
本発明は、上下揺動して上糸を引き上げる天秤を備える刺繍機に関する。
従来、刺繍機の上糸の糸道経路は、複数のテンション付与部、糸切れ検出のためのディスク、複数の折り返し部分、トーションバネ、糸通しされる天秤穴など、多くの箇所へ引き回される構成となっている。
刺繍時の上糸の流れ方は、上糸台からテンション付与部までの領域は、刺繍消費分を供給することを繰り返す。テンション付与部から刺繍針の針先側に関しては、天秤の上下動作により長い糸が下釜部側へ供給され、釜越え後、不要な上糸が天秤にて回収される。これは上糸と下糸とを絡ませるために必要な動作である。
この天秤動作時、上糸が不規則にバタつき、大きく弛む。多種多様の上糸が存在するため、上糸の種類によっても挙動が変化し、弛みが発生する。また、刺繍条件により下釜部側から上糸が引き込まれるか否かが変わり、特に引き込まれない場合は、天秤周辺で上糸が大きく弛み、天秤自身への糸絡みが発生しやすい状態となる。特に上糸が上方向へ弛んだ場合に問題が発生しやすい。
上述のように糸絡みが発生すると、過大なテンションが発生したり、これに伴い糸切れの頻度が高くなったりする。したがって、突発的な刺繍品質の悪化や刺繍機の稼働率の低下を招く。
上糸の弛みを抑えうる刺繍機としては、上下揺動する天秤に、上糸を上方へ付勢するトーションバネと、上糸をガイドする前後2つのガイドローラとが配置された刺繍機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、トーションバネ及び前後2つのガイドローラが天秤に配置された上記の刺繍機は、ガイドローラが2つ配置されることで、部品点数が増加するとともに構造が複雑になる。また、上記の刺繍機では、2つのガイドローラが天秤で折り返された前後の上糸をガイドするが、上糸は、ガイドローラに対して、外周面の一部に接触するのみであるため、ガイドローラによっては弛みを抑えられない。
本発明の目的は、簡素な構成で上糸の弛みを十分に抑えることができる刺繍機を提供することである。
本発明の刺繍機は、上糸が挿入される刺繍針と、上下揺動して前記上糸を引き上げる天秤と、を備え、前記天秤は、左右一対のプレートと、前記上糸を引き上げる方向に付勢する付勢手段と、を有し、上下揺動の上方側への動作と前記付勢手段による付勢とにより前記上糸を引き上げ、前記左右一対のプレートには、前記上糸が挿入される挿入孔が形成され、前記付勢手段は、前記上糸を、前記左右一対のプレートのうち一方の前記挿入孔に挿入される部分と、他方の前記挿入孔に挿入される部分との間に位置する部分において、前記引き上げる方向に付勢する。
また、前記刺繍機において、前記挿入孔は、前記左右一対のプレートの後方から前記上糸を挿入可能に切り欠かれて形成されているとよい。
また、前記刺繍機において、前記付勢手段は、巻き付け部分から自由端である先端に向かって前記一対のプレートの間に後方から進入して前記上糸を引っ掛けられるトーションバネであるとよい。
また、前記刺繍機において、前記付勢手段は、巻き付け部分から自由端である先端に向かって前記一対のプレートの間に後方から進入して前記上糸を引っ掛けられるトーションバネであるとよい。
本発明によれば、簡素な構成で上糸の弛みを十分に抑えることができる。
以下、本発明の実施の形態に係る刺繍機について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る刺繍機1を示す斜視図である。
図1に示す刺繍機1は、ミシンテーブル2と、このミシンテーブル2の中央部に大きく広がった刺繍枠3を備えている。
図1は、本発明の一実施の形態に係る刺繍機1を示す斜視図である。
図1に示す刺繍機1は、ミシンテーブル2と、このミシンテーブル2の中央部に大きく広がった刺繍枠3を備えている。
刺繍枠3の下側には、複数(図1の例では4個)の下釜部4が設けられている。刺繍枠3は、刺繍対象(例えば布)を張設された後、刺繍指示書のプログラムに従って前後左右に自在に移動する。
下釜部4に対応する上方の位置には、複数(図1の例では4個)の後述する刺繍機ヘッド20が配置されている。この刺繍機ヘッド20は、ミシンアーム6のレール案内保持部に保持されている。なお、図1では、刺繍機ヘッド20の構造が図2及び図3と異なるように図示されているが、刺繍機ヘッド20については、図2及び図3を参照しながら後述する。
刺繍機1のミシンテーブル2には、門型フレームが配置されている。この門型フレームは、ミシンテーブル2の左右両端部に設けられた立設部7(7a、7b)と、これら2つの立設部7を連結する橋梁部8とを有する。
4個のミシンアーム6は、それぞれ固定部により、門型フレームの橋梁部8に固定されている。これら4個のミシンアーム6には、1本の主軸9が挿通されている。
主軸9は一端(図1では左方の端部)を門型フレームの一方(図1では左方)の立設部7(7b)に軸支されている。軸支された主軸9の一端には、図1では立設部7bの内部に隠れて見えないが、プーリが固設され、図示を省略したモータのプーリとの間にベルトを掛け渡されている。このモータによって主軸9は回転駆動される。
主軸9は一端(図1では左方の端部)を門型フレームの一方(図1では左方)の立設部7(7b)に軸支されている。軸支された主軸9の一端には、図1では立設部7bの内部に隠れて見えないが、プーリが固設され、図示を省略したモータのプーリとの間にベルトを掛け渡されている。このモータによって主軸9は回転駆動される。
また、門型フレームの橋梁部8のミシンアーム6が固定されている面と同一面に、刺繍機ヘッド20の複数の刺繍針を択一するカラーチェンジ部11が配設されている。このカラーチェンジ部11は、4個の刺繍機ヘッド20を挿通しているカラーチェンジ軸12の軸方向の移動を制御している。
また、門型フレームの橋梁部8の上面には、4個並んだ刺繍機ヘッド20の並び幅とほぼ対応する長手方向の長さを有する上糸台13が配設されている。この上糸台13は、平板状の管置き14と棒状の糸通し15とを有する。
管置き14には、特には図示しないが、紙管(しかん)等の管(くだ)に巻かれた刺繍に用いられる各色の上糸が載置される。管から引き出された糸は、糸通し15に掛け渡されたのち更に引き出され、刺繍機ヘッド20に供給される。
図2は、本実施の形態における刺繍機ヘッド20を示す斜視図である。
図3は、本実施の形態における、天秤カバー23を外した状態の刺繍機ヘッド20を示す斜視図である。
図3は、本実施の形態における、天秤カバー23を外した状態の刺繍機ヘッド20を示す斜視図である。
図2及び図3に示す刺繍機ヘッド20は、固定テンション付与部21と、天秤22と、糸道カバー23と、デジタル可変テンション付与部24と、糸切れ検出ディスク25と、上糸ロック部26と、刺繍針27と、布押さえ28と、を例えば9組のそれぞれに備える。また、刺繍機ヘッド20は、正面上部に設けられた表示部29を備える。また、表示部29の右側には、設定操作部が設けられている。
固定テンション付与部21は、図1に示す糸通し15から刺繍機ヘッド20に供給される上糸30(図3に2本のみ図示)に一定のテンションを付与する。
図2に示すように、糸道カバー23は、各天秤22の下方右側において前方に突出し、突出部分の前端において直角に左方向に折り曲げられた板状を呈し、天秤22の下方において上糸30の糸道を覆う。
図2に示すように、糸道カバー23は、各天秤22の下方右側において前方に突出し、突出部分の前端において直角に左方向に折り曲げられた板状を呈し、天秤22の下方において上糸30の糸道を覆う。
図2及び図3、並びに図3のA部拡大図である図4に示すように、デジタル可変テンション付与部24は、天秤22よりも下方に配置されている。デジタル可変テンション付与部24は、例えば電磁ソレノイドによって上糸30を挟持する挟持力を調整することで、上糸30に可変のテンションを付与する。
ここで、上糸30のうち、デジタル可変テンション付与部24には、図4に示すように、図1に示す上糸台13並びに図2及び図3に示す固定テンション付与部21から後述する糸切れ検出ディスク25で上方に折り返されるまでの部分30−1、及び、糸切れ検出ディスク25で上方に折り返されてから後述する天秤22までの部分30−2の2箇所で上糸30が通される。これにより、デジタル可変テンション付与部24は、固定テンション付与部21により一定のテンションを付与された上糸30に対して、さらに可変のテンションを付与する。また、上糸30には、上述の糸道経路における屈曲や摩擦などによってもテンションが付与される。なお、上糸30は、天秤22から刺繍針27までの部分30−3では、デジタル可変テンション部24を通らない。
図2及び図3に示す糸切れ検出ディスク25は、上糸30を巻き付けられ、上述のように、上糸30を固定テンション付与部21側から天秤22側へ上方に折り返す。糸切れ検出ディスク25は、例えば光学式のセンサを用いて上糸30の糸切れを検出する。
上糸ロック部26は、開放位置と閉鎖位置とをとり、閉鎖位置において上糸28を固定する。
刺繍針27には、上糸30が挿入される。また、刺繍針27は、布押さえ28により保持される刺繍対象を貫通するように上下動する。
刺繍針27には、上糸30が挿入される。また、刺繍針27は、布押さえ28により保持される刺繍対象を貫通するように上下動する。
表示部29は、例えば液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)であり、刺繍機ヘッド20の各種状態を表示する。
図4のB部拡大図である図5に示すように、天秤22は、アーム部22aと、左右一対のプレートである左プレート22b及び右プレート22cと、付勢手段の一例であるトーションバネ22dと、付勢量規制部22eと、トーションバネ支点軸22fと、を有する。天秤22は、基本動作である上下揺動動作のうち上方側への動作と、トーションバネ22dによる付勢とにより上糸30を引き上げる。
図4のB部拡大図である図5に示すように、天秤22は、アーム部22aと、左右一対のプレートである左プレート22b及び右プレート22cと、付勢手段の一例であるトーションバネ22dと、付勢量規制部22eと、トーションバネ支点軸22fと、を有する。天秤22は、基本動作である上下揺動動作のうち上方側への動作と、トーションバネ22dによる付勢とにより上糸30を引き上げる。
アーム部22aは、例えば左プレート22bと一体に形成され、図示しないアーム支持軸によって支持され、このアーム支持軸を中心に上下に回動する。
右プレート22cは、アーム部22aのうちアーム支持軸側とは反対側である先端の右側に固定されている。左プレート22b及び右プレート22cは、上下方向に長手方向を有する板状を呈し、互いに対向するように配置されている。左プレート22b及び右プレート22cの厚みに特に制限はないが、軽量化の観点では薄いことが望ましい。なお、左プレート22b及び右プレート22cの左右は、9本の刺繍針27の配列方向である。
右プレート22cは、アーム部22aのうちアーム支持軸側とは反対側である先端の右側に固定されている。左プレート22b及び右プレート22cは、上下方向に長手方向を有する板状を呈し、互いに対向するように配置されている。左プレート22b及び右プレート22cの厚みに特に制限はないが、軽量化の観点では薄いことが望ましい。なお、左プレート22b及び右プレート22cの左右は、9本の刺繍針27の配列方向である。
左プレート22b及び右プレート22cには、左右に貫通し上糸30が挿入される挿入孔22b−1,22c−1が形成されている。この挿入孔22b−1,22c−1は、左プレート22b及び右プレート22cの後方から上糸30を挿入可能に切り欠かれて形成されている。ここで、左プレート22b及び右プレート22cの後方は、アーム支持軸側を後方とし、左プレート22b及び右プレート22c側を前方とした場合の後方である。なお、左プレート22b及び右プレート22cには、軽量化のために、挿入孔22b−1,22c−1以外にも複数の孔が形成されている。
左プレート22bの挿入孔22b−1には、上述のように糸切れ検出ディスク25で上方に折り返されてから天秤22までの部分の上糸30−2が挿入される。また、右プレート22cの挿入孔22c−1には、上述のように天秤22から刺繍針27までの部分の上糸30−3が挿入される。
トーションバネ22dは、上糸30を引き上げる方向に付勢するように配置され、上糸30のテンションの急激な変動を緩和する。トーションバネ22dは、巻き付け部分であるトーションバネ支点軸22fから自由端である先端22d−2に向かって左プレート22bと右プレート22cとの間に後方から進入する。トーションバネ22は、この進入部分において、輪状の糸通し部22d−1を形成して先端22d−2にかけて上方に延びる。
トーションバネ22dは、上糸30を、左プレート22bの挿入孔22b−1に挿入される部分30−2と、右プレート22cの挿入孔22c−1に挿入される部分30−3との間に位置する部分、つまり糸通し部22d−1に通される部分において、上糸30を引き上げる方向に付勢する。
付勢量規制部22eは、例えば線状部材から形成され、上下方向に長手方向を有する矩形枠状を呈する。付勢量規制部22eの内部には、アーム部22a及びトーションバネ22dが挿入されている。付勢量規制部22eは、アーム部22aに対する固定位置を調整されることで、トーションバネ22dの先端22d−2側の上方への移動量を規制する。これにより、トーションバネ22dによる上糸30への付勢量が調整される。
なお、上述の説明において、刺繍機1や刺繍機ヘッド20の構成は、あくまで一例であり、適宜変更可能である。例えば、刺繍機ヘッド20を1つのみ配置したり、固定テンション付与部21、デジタル可変テンション付与部24、糸切れ検出ディスク25などの配置位置や構成を適宜変更してもよい。また、天秤22の構成も、付勢手段の一例として、トーションバネ以外の弾性体を用いたり、挿入孔22b−1,22c−1を例えば円形の孔にしたりするなど、適宜変更可能である。
以上説明した本実施の形態の刺繍機1では、天秤22は、左右一対のプレートである左プレート22b及び右プレート22cと、上糸30を引き上げる方向に付勢する付勢手段の一例であるトーションバネ22dと、を有し、上下揺動の上方側への動作とトーションバネ22dによる付勢とにより上糸30を引き上げる。また、左プレート22b及び右プレート22cには、上糸30が挿入される挿入孔22b−1,22c−1が形成されている。また、トーションバネ22dは、上糸30を、左プレート22b及び右プレート22cのうち一方の挿入孔22b−1に挿入される部分30−2と、他方の挿入孔22c−1に挿入される部分30−3との間に位置する部分において、引き上げる方向に付勢する。
そのため、トーションバネ22dが上糸30を引き上げることで、上糸30がトーションバネ22dを挟んだ両側で下方に向くように規制される。これにより、上糸30の弛みが抑えられる。更には、左プレート22b及び右プレート22cの挿入孔22b−1,22c−1が上糸30を保持することによっても、上糸30の弛みが抑えられる。また、左プレート22b及び右プレート22cの挿入孔22b−1,22c−1が上糸30を保持するため、天秤22に別部材を配置せずに、上糸30をガイドすることができる。そのため、天秤22の構成、ひいては刺繍機1の構成が簡素化する。よって、本実施の形態によれば、簡素な構成で上糸30の弛みを十分に抑えることができる。
また、本実施の形態では、左プレート22b及び右プレート22cの挿入孔22b−1,22c−1は、左プレート22b及び右プレート22cの後方から上糸30を挿入可能に切り欠かれて形成されている。そのため、左プレート22b及び右プレート22cの挿入孔22b−1,22c−1に上糸30を容易に挿入することができる。
また、本実施の形態では、付勢手段の一例として、巻き付け部分であるトーションバネ支持軸22fから自由端である先端22d−2に向かって左プレート22bと右プレート22cとの間に後方から進入して上糸30を引っ掛けられるトーションバネ22dが用いられている。そのため、トーションバネ22dを左プレート22b及び右プレート22cの間に進入させるという簡素な構成で、上糸30の弛みを十分に抑えることができる。
1 刺繍機
2 ミシンテーブル
3 刺繍枠
4 下釜部
6 ミシンアーム
7(7a、7b) 立設部
8 橋梁部
9 主軸
11 カラーチェンジ部
12 カラーチェンジ軸
13 上糸台
14 管置き
15 糸通し
20 刺繍機ヘッド
21 固定テンション付与部
22 天秤
22a アーム部
22b 左プレート
22b−1 挿入孔
22c 右プレート
22c−1 挿入孔
22d トーションバネ(付勢手段)
22d−1 糸通し部
22d−2 先端
22e 付勢量規制部
22f トーションバネ支点軸
23 糸道カバー
24 デジタル可変テンション付与部
25 糸切れ検出ディスク
26 上糸ロック部
27 刺繍針
28 布押さえ
29 表示部
30 上糸
2 ミシンテーブル
3 刺繍枠
4 下釜部
6 ミシンアーム
7(7a、7b) 立設部
8 橋梁部
9 主軸
11 カラーチェンジ部
12 カラーチェンジ軸
13 上糸台
14 管置き
15 糸通し
20 刺繍機ヘッド
21 固定テンション付与部
22 天秤
22a アーム部
22b 左プレート
22b−1 挿入孔
22c 右プレート
22c−1 挿入孔
22d トーションバネ(付勢手段)
22d−1 糸通し部
22d−2 先端
22e 付勢量規制部
22f トーションバネ支点軸
23 糸道カバー
24 デジタル可変テンション付与部
25 糸切れ検出ディスク
26 上糸ロック部
27 刺繍針
28 布押さえ
29 表示部
30 上糸
Claims (3)
- 上糸が挿入される刺繍針と、
上下揺動して前記上糸を引き上げる天秤と、
を備え、
前記天秤は、左右一対のプレートと、前記上糸を引き上げる方向に付勢する付勢手段と、を有し、上下揺動の上方側への動作と前記付勢手段による付勢とにより前記上糸を引き上げ、
前記左右一対のプレートには、前記上糸が挿入される挿入孔が形成され、
前記付勢手段は、前記上糸を、前記左右一対のプレートのうち一方の前記挿入孔に挿入される部分と、他方の前記挿入孔に挿入される部分との間に位置する部分において、前記引き上げる方向に付勢する、
ことを特徴とする刺繍機。 - 前記挿入孔は、前記左右一対のプレートの後方から前記上糸を挿入可能に切り欠かれて形成されていることを特徴とする請求項1記載の刺繍機。
- 前記付勢手段は、巻き付け部分から自由端である先端に向かって前記一対のプレートの間に後方から進入して前記上糸を引っ掛けられるトーションバネであることを特徴とする請求項1又は2記載の刺繍機。
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JP2015037987A JP2016158707A (ja) | 2015-02-27 | 2015-02-27 | 刺繍機 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015037987A JP2016158707A (ja) | 2015-02-27 | 2015-02-27 | 刺繍機 |
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Family
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KR (1) | KR20160105302A (ja) |
CN (1) | CN105926200A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113774587A (zh) * | 2021-09-03 | 2021-12-10 | 浙江越隆缝制设备有限公司 | 一种刺绣机的走线单元、走线机构及刺绣机 |
Family Cites Families (1)
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-
2015
- 2015-02-27 JP JP2015037987A patent/JP2016158707A/ja active Pending
-
2016
- 2016-02-17 KR KR1020160018295A patent/KR20160105302A/ko unknown
- 2016-02-22 CN CN201610096489.6A patent/CN105926200A/zh active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113774587A (zh) * | 2021-09-03 | 2021-12-10 | 浙江越隆缝制设备有限公司 | 一种刺绣机的走线单元、走线机构及刺绣机 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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KR20160105302A (ko) | 2016-09-06 |
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