JP2016158549A - レモン果汁含有飲料、その製造方法、及び酸味改質方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明に係るレモン果汁含有飲料は、レモン果汁と、イミダゾールジペプチドと、を含有し、クエン酸換算の酸度をX(w/v%)とし、前記イミダゾールジペプチドの含有量をY(w/v%)とした場合に、Y/Xが0.0005〜0.200であることを特徴とする。
【選択図】なし
Description
ただし、酸味物質は、飲食品に清涼感などを付与することができるという側面を備えるとともに、飲食品の香味に悪影響を及ぼす側面も併せて備えている。
また、レモンはフレッシュでフルーティな香味を有し、多くの人に好まれることから、飲食品に幅広く使用されている。しかし、飲食品にレモン果汁を多量に用いると、フレッシュでフルーティな香味が増す一方で、酸味が強くなり、酸味のカドやイガイガ感を感じてしまうという問題点が発生する。
例えば、特許文献1には、植物由来のタンパク質加水分解物を含有することを特徴とする酸味、刺激臭の改善方法という技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1に記載されているようなコーン、大豆、小麦、落花生などの植物由来のタンパク質加水分解物は、飲食品の先味を強調し、尖った味にすることが一般的に知られており、飲食品本来の風香味バランスを失ってしまう場合がある。また、特許文献1に開示されている低酸度のレモン果汁含有飲料においては問題ないが、高酸度のレモン果汁含有飲料においては逆に風香味を尖らせてしまうという懸念もある。
したがって、特許文献1に開示されている技術とは異なる技術を創出する必要がある。
(1)レモン果汁と、イミダゾールジペプチドと、を含有し、クエン酸換算の酸度をX(w/v%)とし、前記イミダゾールジペプチドの含有量をY(w/v%)とした場合に、Y/Xが0.0005〜0.200であることを特徴とするレモン果汁含有飲料。
(2)前記Y/Xが0.001以上であることを特徴とする前記1に記載のレモン果汁含有飲料。
(3)前記クエン酸換算の酸度が0.200〜1.500w/v%であることを特徴とする前記1又は前記2に記載のレモン果汁含有飲料。
(4)レモン果汁と、イミダゾールジペプチドと、を添加し混合する混合工程を含み、前記混合工程において、クエン酸換算の酸度をX(w/v%)とし、前記イミダゾールジペプチドの含有量をY(w/v%)とした場合に、Y/Xが0.0005〜0.200となるように前記レモン果汁と前記イミダゾールジペプチドとを添加することを特徴とするレモン果汁含有飲料の製造方法。
(5)レモン果汁含有飲料の酸味改質方法であって、前記レモン果汁含有飲料のクエン酸換算の酸度をX(w/v%)とし、イミダゾールジペプチドの含有量をY(w/v%)とした場合に、Y/Xが0.0005〜0.200となるように、前記レモン果汁含有飲料に前記イミダゾールジペプチドを含有させることを特徴とする酸味改質方法。
本実施形態に係るレモン果汁含有飲料は、レモン果汁と、イミダゾールジペプチドと、を含有し、クエン酸換算の酸度をX(w/v%)とし、イミダゾールジペプチドの含有量をY(w/v%)とした場合に、Y/Xが所定の範囲となることを特徴とする。
本実施形態に係るレモン果汁含有飲料は、レモン果汁を含有する。
レモン果汁とは、レモンの搾汁であり、濃縮果汁、還元果汁、ストレート果汁といった形態のものだけでなく、これらの希釈液、濃縮液、混合液なども含まれる。
そして、レモン果汁は、飲料にレモン独特のフルーティ感、清涼感を付与できるものの、単体では、酸味にカドやイガイガ感があり、まろやかな酸味を奏さない。
ただし、本実施形態に係るレモン果汁含有飲料は、レモン果汁を含有していればよく、レモン果汁に加えて前記のような様々な果汁をさらに含有することを妨げるものではない。
本実施形態に係るレモン果汁含有飲料は、イミダゾールジペプチドを含有する。
イミダゾールジペプチドとは、ヒスチジンもしくはヒスチジン誘導体にアミノ酸が結合したジペプチドであり、例えば、アンセリン(β−アラニル−1−メチルヒスチジン)、カルノシン(β−アラニルヒスチジン)、バレニン(β−アラニル−3−メチルヒスチジン)などを挙げることができる。また、イミダゾールジペプチドは、由来は特に限定されないものの、鶏(特に鶏胸肉)、マグロ、カツオなどの動物の肉に多く含有していることから、これらの由来のものを用いることができる。なお、レモン果汁含有飲料の風香味バランスを変化させないという観点から、鶏(特に鶏胸肉)由来のものを用いるのが好ましい。
そして、イミダゾールジペプチドは、レモン果汁に特有のフルーティ感、酸味(清涼感)を残しつつも、レモン果汁由来の酸味のカドやイガイガ感を低減し、まろやかな酸味に改質することができる。また、イミダゾールジペプチドは、疲労回復や疲労予防の効果を発揮する。
本実施形態に係るレモン果汁含有飲料は、クエン酸換算の酸度が0.200w/v%以上であることが好ましく、0.400w/v%以上であることがより好ましく、0.800w/v%以上であることが特に好ましい。クエン酸換算の酸度が所定量以上であることにより、飲料に清涼感を好適に付与することができるとともに、酸味の改質効果を明確に感じることができる。
また、本実施形態に係るレモン果汁含有飲料は、クエン酸換算の酸度が1.500w/v%以下であることが好ましく、1.350w/v%以下であることがより好ましい。クエン酸換算の酸度が所定量以下であることにより、酸味が強すぎて飲料が飲み難くなってしまうという事態を回避することができる。
本実施形態に係るレモン果汁含有飲料は、クエン酸換算の酸度をX(w/v%)とし、イミダゾールジペプチドの含有量をY(w/v%)とした場合に、Y/Xが0.0005〜0.200となる。
Y/Xが0.0005以上であることにより、イミダゾールジペプチドによってレモン果汁含有飲料の酸味のカドやイガイガ感を低減でき、まろやかな酸味に改質することができる。そして、これらの効果をより確実なものとするために、Y/Xは0.001以上が好ましく、0.002以上がより好ましい。
一方、Y/Xが0.200を超えると、酸味を改質する効果が飽和するとともに、飲料のコストが増加してしまう。なお、Y/Xは0.150以下が好ましい。
<HPLC測定条件>
カラム :Shodex Asahipak NH2P−50 4E(4.6mmI.D. x 250mm)
温度 :36℃
検出波長 :210nm
移動相 :50mM NaH2PO4 aq./CH3CN=40/60
流速 :1.0mL/min
分析時間 :35 分
本実施形態に係るレモン果汁含有飲料は、本発明の所望の効果が阻害されない範囲で飲料として通常配合される着色料、甘味料、高甘味度甘味料、栄養補助剤、ポリフェノール類、アミノ酸類、酸化防止剤、香料など(以下、適宜「添加剤」という)を添加することもできる。着色料としては、例えば、カラメル色素、クチナシ色素、マリーゴールド色素、カロテン色素、アントシアニン色素、果汁色素、野菜色素、合成色素などを用いることができる。甘味料としては、例えば、砂糖、果糖ぶどう糖液糖、グルコース、ガラクトース、マンノース、フルクトース、ラクトース、スクロース、マルトース、グリコーゲンやデンプンなどを用いることができる。高甘味度甘味料としては、例えば、アセスルファムK、スクラロース、アスパルテームなどを用いることができる。栄養補助剤としては、例えば、ビタミン類、ミネラル類などを用いることができる。ポリフェノール類としては、例えば、エリオシトリン、カテキンなどを用いることができる。アミノ酸類としては、例えば、バリン、ロイシン、イソシロシンなどを用いることができる。酸化防止剤としては、例えば、ビタミンC、ビタミンEなどを用いることができる。
さらに、本実施形態に係るレモン果汁含有飲料は、本発明の所望の効果が阻害されない範囲でアルコール(蒸留酒としては、例えば、焼酎、ブランデー、ウォッカなどの各種スピリッツ、原料用アルコールなどを1種又は2種以上を組み合わせたもの)を添加して、アルコール入りレモン果汁含有飲料としてもよい。
そして、前記したレモン果汁、イミダゾールジペプチド、レモン果汁以外の酸味物質、添加剤、アルコールは、一般に市販されているものを使用することができる。
次に、本実施形態に係るレモン果汁含有飲料の製造方法について説明する。
本実施形態に係るレモン果汁含有飲料の製造方法は、混合工程S1と、後処理工程S2と、を含む。
混合工程S1では、混合タンクに、水、レモン果汁、イミダゾールジペプチド、レモン果汁以外の酸味物質、添加剤などを適宜添加し溶解・混合して混合後液を製造する。
Y/Xが0.0005以上であることにより、レモン果汁含有飲料の酸味のカドやイガイガ感が低減し、まろやかな酸味に改質されたレモン果汁含有飲料を製造することができる。そして、これらの効果をより確実なものとするために、Y/Xは0.001以上が好ましく、0.002以上がより好ましい。
一方、Y/Xが0.200を超えると、酸味を改質する効果が飽和するとともに、製造して得られる飲料のコストが増加してしまう。なお、Y/Xは0.150以下が好ましい。
また、この混合工程S1では、クエン酸換算の酸度が1.500w/v%以下となるように、レモン果汁(又は、レモン果汁とレモン果汁以外の酸味物質)を添加するのが好ましく、1.350w/v%以下がより好ましい。クエン酸換算の酸度が所定量以下であることにより、酸味が強すぎて飲料が飲み難いレモン果汁含有飲料が製造されるという事態を回避することができる。
そして、後処理工程S2では、混合後液のろ過(いわゆる一次ろ過に相当)、混合後液の精密ろ過(いわゆる二次ろ過に相当)、容器への充填、加熱殺菌、冷却などの処理を必要に応じて選択的に行う。なお、殺菌方法としては、適用されるべき法規(日本にあっては食品衛生法)に定められた条件で行うことができる。その代表例として、レトルト殺菌、超高温短時間殺菌(UHT殺菌)が挙げられる。また、充填する容器が、例えば、金属缶の場合、混合後液を容器に充填後、加熱殺菌することができる。一方、PETボトル、紙容器のようにレトルト殺菌できないものについては、あらかじめ上記と同等の殺菌条件、例えばプレート式熱交換器などで高温短時間殺菌後、一定の温度に冷却して容器に充填する等の方法を採用できる。
次に、本実施形態に係る酸味改質方法について説明する。
本実施形態に係る酸味改質方法は、レモン果汁含有飲料のクエン酸換算の酸度をX(w/v%)とし、イミダゾールジペプチドの含有量をY(w/v%)とした場合に、Y/Xが0.0005〜0.200となるように、レモン果汁含有飲料にイミダゾールジペプチドを含有させることを特徴とする方法である。
Y/Xが0.0005以上であることにより、イミダゾールジペプチドによってレモン果汁含有飲料の酸味のカドやイガイガ感を低減させ、まろやかな酸味に改質することができる。そして、これらの効果をより確実なものとするために、Y/Xは0.001以上が好ましく、0.002以上がより好ましい。
一方、Y/Xが0.200を超えると、酸味を改質する効果が飽和するとともに、酸味を改質するためのコストが増加してしまう。なお、Y/Xは0.150以下が好ましい。
また、本実施形態に係る酸味改質方法の対象となるレモン果汁含有飲料のクエン酸換算の酸度は、1.500w/v%以下であることが好ましく、1.350w/v%以下であることがより好ましい。クエン酸換算の酸度が所定量以下であることにより、酸味が強すぎて飲料が飲み難くなってしまうという事態を回避することができる。
まず、実施例1では、酸味のある柑橘系の果汁の中で、本発明の対象とすべき果汁を明確にする。
表1に示す配合量となるように、各種果汁、イミダゾールジペプチド(表中、及び以下では、適宜「IDP」とする)を10%含有するエキス(東海物産株式会社製『AC−10(IK)LF』)、水を混合してサンプル液を準備した。
前記の方法により準備した各サンプルについて、訓練された専門のパネル4名がそれぞれ、コントロール(IDP未添加)とIDPを添加(0.003w/v%)したサンプルとの味覚の違いを確認した。そして、訓練された専門のパネル4名が、最終的な評価をディスカッションして決定した。
サンプル1−1、1−2は、ストレート透明レモン果汁を使用した場合である。
コントロール(サンプル1−1)に対して、IDPを添加したサンプル(サンプル1−2)は、酸味のカドがとれて、まろやかに感じることができた。また、IDPを添加したサンプルは、ボディ感(味に厚みがある)を感じることができた。また、異味・異臭は全く感じられなかった。
コントロール(サンプル1−3)と、IDPを添加したサンプル(サンプル1−4)とを比較したが、酸味に関して味覚の大きな違いを感じることができなかった。また、IDPを添加したサンプルの方が、ボディ感が若干減少した。また、異味・異臭は全く感じられなかった。
コントロール(サンプル1−5)と、IDPを添加したサンプル(サンプル1−6)とを比較すると、IDPを添加したサンプルの方が皮っぽさ(皮特有の苦渋み)が強調され、苦味が増加してしまった。また、異味・異臭は全く感じられなかった。
コントロール(サンプル1−7)と、IDPを添加したサンプル(サンプル1−8)とを比較したが、味覚の大きな違いを感じることができなかった。また、異味・異臭は全く感じられなかった。
コントロール(サンプル1−9)と、IDPを添加したサンプル(サンプル1−10)とを比較すると、IDPを添加したサンプルの方が、苦味が感じられてしまった。また、IDPを添加したサンプルの方が、ボディ感が若干減少した。また、異味・異臭は全く感じられなかった。
表2に示す配合量となるように、各種果汁、IDPを10%含有するエキス(東海物産株式会社製『AC−10(IK)LF』)、水を混合してサンプル液を準備した。
各サンプルの「クエン酸換算の酸度」については、中和滴定法(果実飲料の日本農林規格第25条)により測定した。なお、表では、クエン酸換算の酸度を、単に「酸度」とした。
また、表の「IDP/酸度」については、各サンプルに添加したIDPの含有量(w/v%)を、前記の方法で測定したクエン酸換算の酸度(w/v%)で除することにより算出した。
前記の方法により準備した各サンプルについて、訓練された専門のパネル4名が下記評価基準に則って◎、○、△、×の4段階で各々評価を行い、最終的な評価を各パネルがディスカッションして決定した。
◎:酸味の改質効果がかなり確認できた。詳細には、酸味のカドやイガイガ感が全く感じられず、コントロールと比較して、酸味が非常にまろやかになった。
○:酸味の改質効果が確認できた。詳細には、酸味のカドやイガイガ感がほとんど感じられず、コントロールと比較して、酸味がまろやかになった。
△:酸味の改質効果が若干確認できた。詳細には、酸味のカドやイガイガ感が感じにくく、コントロールと比較して、酸味がある程度まろやかになった。
×:酸味の改質効果が確認できなかった。詳細には、酸味のカドやイガイガ感が感じられ、コントロールと比較しても、酸味がまろやかになったと感じることができなかった。
なお、酸味の改質効果の評価は、IDP未添加であるとともに同じ酸度を呈するコントロールと比較することにより評価を行った。
全てのサンプルについて、IDPを添加することによる異味・異臭は全くみられなかった。
そして、サンプル2−3〜2−7、2−10〜2−15、2−18〜2−22は、クエン酸換算の酸度に対するIDPの含有割合が所定値以上であったことから、コントロール(サンプル2−1、2−8、2−16)と比較して、酸味の改質効果を確認することができた。特に、サンプル2−4〜2−7、2−11〜2−15、2−19〜2−22は、酸味の改質効果の評価が「〇」又は「◎」となり、酸味の改質効果を明確に感じることができた。
また、実施例2では、ゆず果汁を用いた場合(サンプル2−23、2−24)についても確認したが、ゆず果汁を使用すると、クエン酸換算の酸度に対するIDPの含有割合を多くしたところで、酸味の改質効果が得られないことがわかった。
表3に示す配合量となるように、レモン果汁、IDPを10%含有するエキス(東海物産株式会社製『AC−10(IK)LF』)、クエン酸、アスコルビン酸、水を混合してサンプル液を準備した。
各サンプルの「クエン酸換算の酸度」や「IDP/酸度」については、実施例2と同じ方法で測定・算出した。
酸味の改質効果の試験内容、及び酸味の改質効果の評価基準については、実施例2と同じ方法で行った。
全てのサンプルについて、IDPを添加することによる異味・異臭は全くみられなかった。
そして、サンプル3−2〜3−4、3−6〜3−8、3−10、3−11、3−13、3−14、3−16、3−17、3−21、3−22は、レモン果汁だけでなく、酸味物質としてクエン酸やアスコルビン酸を含有していたが、クエン酸換算の酸度に対するIDPの含有割合が所定値以上であったことから、コントロール(サンプル3−1、3−5、3−9、3−12、3−15、3−18)と比較して、酸味の改質効果を確認することができた。
S2 後処理工程
Claims (5)
- レモン果汁と、イミダゾールジペプチドと、を含有し、
クエン酸換算の酸度をX(w/v%)とし、前記イミダゾールジペプチドの含有量をY(w/v%)とした場合に、Y/Xが0.0005〜0.200であることを特徴とするレモン果汁含有飲料。 - 前記Y/Xが0.001以上であることを特徴とする請求項1に記載のレモン果汁含有飲料。
- 前記クエン酸換算の酸度が0.200〜1.500w/v%であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のレモン果汁含有飲料。
- レモン果汁と、イミダゾールジペプチドと、を添加し混合する混合工程を含み、
前記混合工程において、クエン酸換算の酸度をX(w/v%)とし、前記イミダゾールジペプチドの含有量をY(w/v%)とした場合に、Y/Xが0.0005〜0.200となるように前記レモン果汁と前記イミダゾールジペプチドとを添加することを特徴とするレモン果汁含有飲料の製造方法。 - レモン果汁含有飲料の酸味改質方法であって、
前記レモン果汁含有飲料のクエン酸換算の酸度をX(w/v%)とし、イミダゾールジペプチドの含有量をY(w/v%)とした場合に、Y/Xが0.0005〜0.200となるように、前記レモン果汁含有飲料に前記イミダゾールジペプチドを含有させることを特徴とする酸味改質方法。
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JP2004231902A (ja) * | 2003-01-31 | 2004-08-19 | Japan Research & Development Association For New Functional Foods | 抗酸化性組成物 |
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