JP2016158406A - 絶縁型スイッチング電源装置およびその制御方法 - Google Patents

絶縁型スイッチング電源装置およびその制御方法 Download PDF

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義規 加藤
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智春 矢田
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Abstract

【課題】2次側における電圧検出回路とディジタル制御回路、および信号絶縁伝達手段を必要としない絶縁型スイッチング電源装置を提供する。
【解決手段】整流回路21と、インダクタLaと、スイッチング回路23と、整流素子D5、コンデンサC1とを備えるPFCコンバータ20、1次巻線L1及び2次巻線L2を有する電源トランス31と、スイッチング回路32と、整流平滑回路34とを備えるDC−DCコンバータ30、整流回路21の出力電圧Viと、インダクタLaに流れる電流と、整流素子D5の出力電圧V1とに基づいて電圧Viの波形とインダクタLaに流れる電流の波形が相似形になるようスイッチング回路23のオン/オフ動作を制御するとともに、出力電圧V1と、スイッチング回路32がオフのときに1次巻線L1に発生する電圧Vdcとに基づいてスイッチング回路32のオン/オフ動作を制御すディジタル制御回路50を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、入力側と出力側の間が電気絶縁された絶縁型スイッチング電源装置およびその制御方法に関する。
近年、LED照明用として効率の良いスイッチング電源装置が用いられている。このスイッチング電源装置において、入力電源として商用電源を用いる場合、力率の改善を図るための対策および入力側と出力側との間の絶縁を図って安全性を高める対策が必要とされており、そのために、PFC(Power Factor CorrectIon)コンバータや絶縁型の電源トランスを用いたDC−DCコンバータが用いられる。
絶縁型スイッチング電源装置の出力電圧や出力電流を所定値に制御する場合、電源トランスの2次側の出力電圧や出力電流を検出して電源トランスの1次側へフィードバックし、1次側におけるスイッチング回路をオン/オフ制御することが行われるが、前述の絶縁の必要性からフィードバックするための回路にも絶縁が求められる(特許文献1参照)。
また、スイッチング電源装置では、マイクロプロセッサやDSPといったディジタル制御回路を用いることが注目されている。ディジタル制御回路を用いることで部品数の削減や無線による通信制御といった利点が挙げられる。
図5に従来の絶縁型スイッチング電源装置のブロック図を示す。本スイッチング電源装置は、PFCコンバータ20B、DC−DCコンバータ30B、それらコンバータ20B,30Bを制御する1次側ディジタル制御回路60と2次側ディジタル制御回路70、1次側ディジタル制御回路60と2次側ディジタル制御回路70の間の通信を絶縁状態で行う絶縁トランスやホトカプラ等からなる信号絶縁伝達手段80を備えている。
PFCコンバータ20Bは、入力端子P1,P2から取り込んだ商用電源10の電圧を全波整流するダイオードD1〜D4からなる整流回路21、力率改善用のインダクタLa、スイッチング素子としてのトランジスタQ1、整流素子としてのダイオードD5、平滑用のコンデンサC1、および電圧検出回路22を構成する抵抗R1,R2、電流検出回路24を構成する抵抗R3を備える。
1次側ディジタル制御回路60は、電圧検出回路22によって検出された全波整流後の電圧Viと電流検出回路24で検出されたトランジスタQ1のソース電流をそれぞれ取り込み、インダクタLaに流れる電流が電圧Viと相似形の波形になるようにトランジスタQ1のオン/オフを制御し、力率を改善している。
DC−DCコンバータ30Bは、1次巻線L1と2次巻線L2を有する電源トランス31、1次巻線L1に接続されたスイッチング素子としてのトランジスタQ2、2次巻線L2に接続されたダイオードD6とコンデンサC2からなる整流平滑回路34、抵抗R9,R10からなる電圧検出回路36を備える。出力端子P3,P4に負荷40が接続されている。
2次側ディジタル制御回路70は、電圧検出回路36で検出された出力電圧V2を取り込み、その出力電圧V2が既定値を保つように、信号絶縁伝達手段80を介して1次側ディジタル制御回路60に制御信号を送信する。
このように、図5に示した絶縁型スイッチング電源装置は、2次側の出力電圧V2を直接取得することで、その出力電圧V2をフィードバック制御することが可能である。
特開2011−188632号公報
しかしながら、図5に示した絶縁型スイッチング電源装置は、電源トランス31の2次側の出力電圧V2を取得するためにその2次側にディジタル制御回路70を配置すること、および1次側と2次側を絶縁するために信号絶縁伝達手段80を配置することが必要であり、コストの増加だけでなく、実装面積確保による機器サイズの肥大化等の問題がある。
本発明の目的は、2次側における電圧検出回路とディジタル制御回路、および信号絶縁伝達手段を必要としない絶縁型スイッチング電源装置およびその制御方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1にかかる発明の絶縁型スイッチング電源装置は、1次巻線及び2次巻線を有する電源トランスと、前記1次巻線に印加される入力電圧をスイッチングするスイッチング回路と、前記2次巻線と負荷との間に接続される整流平滑回路とを備えるDC−DCコンバータ、および、前記入力電圧と前記スイッチング回路がオフのときに前記1次巻線に発生する電圧とに基づいて前記整流平滑回路の出力電圧を算出し、該算出結果に応じて前記スイッチング回路のオン/オフ動作を制御するディジタル制御回路、を備えることを特徴とする。
請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の絶縁型スイッチング電源装置において、前記ディジタル制御回路は、前記入力電圧と、前記スイッチング回路がオフのときに前記1次巻線に発生する電圧と、前記1次巻線と前記2次巻線の巻線比とを演算要素として使用し、前記整流平滑回路の出力電圧を算出することを特徴とする。
請求項3にかかる発明は、請求項2に記載の絶縁型スイッチング電源装置において、前記ディジタル制御回路は、前記算出した出力電圧と、前記スイッチング回路がオンのときに前記1次巻線に流れる電流のピーク電流と、前記1次巻線のインダクタンスと、前記スイッチング回路のオン/オフの周期を演算要素として使用して、前記整流平滑回路の出力電流を算出し、該出力電流の算出結果と前記出力電圧の算出結果に応じて前記スイッチング回路のオン/オフ動作を制御することを特徴とする。
請求項4にかかる発明は、請求項2に記載の絶縁型スイッチング電源装置において、前記ディジタル制御回路は、前記入力電圧をV1、前記スイッチング回路がオフのときに前記1次巻線に発生する電圧をVdc、前記1次巻線の巻数をN1、前記2次巻線の巻数をN2とするとき、前記整流平滑回路の出力電圧V2を次式の演算で算出することを特徴とする。
Figure 2016158406
請求項5にかかる発明は、請求項4に記載の絶縁型スイッチング電源装置において、前記ディジタル制御回路は、前記算出した出力電圧をV2、前記スイッチング回路がオンのときに前記1次巻線に流れる電流のピーク電流をIpk、前記1次巻線のインダクタンスをL1、前記スイッチング回路のオン/オフの周期をTとするとき、前記整流平滑回路の出力電流I2を次式の演算で算出することを特徴とする。
Figure 2016158406
請求項6にかかる発明は、1次巻線及び2次巻線を有する電源トランスと、前記1次巻線に印加される入力電圧をスイッチングするスイッチング回路と、前記2次巻線と負荷との間に接続される整流平滑回路とを備えるDC−DCコンバータを備えた絶縁型スイッチング電源装置を制御する制御方法において、前記入力電圧と前記スイッチング回路がオフのときに前記1次巻線に発生する電圧とに基づいて前記整流平滑回路の出力電圧を算出し、該算出結果に応じて前記スイッチング回路のオン/オフ動作を制御することを特徴とする。
請求項7にかかる発明は、請求項6に記載の絶縁型スイッチング電源装置の制御方法において、前記入力電圧と、前記スイッチング回路がオフのときに前記1次巻線に発生する電圧と、前記1次巻線と前記2次巻線の巻線比とを演算要素として使用し、前記整流平滑回路の出力電圧を算出することを特徴とする。
請求項8にかかる発明は、請求項7に記載の絶縁型スイッチング電源装置の制御方法において、前記算出した出力電圧と、前記スイッチング回路がオンのときに前記1次巻線に流れる電流のピーク電流と、前記1次巻線のインダクタンスと、前記スイッチング回路のオン/オフの周期を演算要素として使用して、前記整流平滑回路の出力電流を算出し、該出力電流の算出結果と前記出力電圧の算出結果に応じて前記スイッチング回路のオン/オフ動作を制御することを特徴とする。
請求項9にかかる発明は、請求項7に記載の絶縁型スイッチング電源装置の制御方法において、前記入力電圧をV1、前記スイッチング回路がオフのときに前記1次巻線に発生する電圧をVdc、前記1次巻線の巻数をN1、前記2次巻線の巻数をN2とするとき、前記整流平滑回路の出力電圧V2を次式の演算で算出することを特徴とする。
Figure 2016158406
請求項10にかかる発明は、請求項8に記載の絶縁型スイッチング電源装置の制御方法において、前記算出した出力電圧をV2、前記スイッチング回路がオンのときに前記1次巻線に流れる電流のピーク電流をIpk、前記1次巻線のインダクタンスをL1、前記スイッチング回路のオン/オフの周期をTとするとき、前記整流平滑回路の出力電流I2を次式の演算で算出することを特徴とする。
Figure 2016158406
本発明によれば、1次側に発生する電圧情報から2次側の出力電圧を求め、得られた2次側電圧を用いて1次側のスイッチング回路を制御するので、2次側の出力電圧を検出する電圧検出回路、2次側ディジタル制御回路、および1次側と2次側を絶縁する信号絶縁伝達手段が不要となり、シンプルな回路構成で実現できる。
本発明の第1の実施例の絶縁型スイッチング電源装置の構成を示すブロック図である。 図1の絶縁型スイッチング電源装置の動作波形図である。 本発明の第2の実施例の絶縁型スイッチング電源装置の構成を示すブロック図である。 図2の絶縁型スイッチング電源装置の動作波形図である。 従来の絶縁型スイッチング電源装置の構成を示すブロック図である。
<第1の実施例>
図1は本発明の第1の実施例の絶縁型スイッチング電源装置の構成を示すブロック図である。この絶縁型スイッチング電源装置は、力率改善用のPFCコンバータ20、絶縁型のDC−DCコンバータ30、およびディジタル制御回路50を備えている。PFCコンバータ20の入力端子P1,P2には商用電源10が接続される。また、DC−DCコンバータ30の出力端子P3、P4は負荷40に接続される。
PFCコンバータ20において、21はダイオードD1〜D4からなる整流回路であり、商用電源10から入力する電圧を全波整流する。22は抵抗R1,R2からなる電圧検出回路であり、整流回路21から出力する全波整流電圧Viを検出する。Laは力率補正用のインダクタ、D5は整流素子としてのダイオード、C1は平滑用のコンデンサである。23はスイッチング回路であり、NMOSトランジスタQ1とそのトランジスタQ1を駆動する駆動回路DR1により構成されている。24は抵抗R3からなる電流検出回路であり、トランジスタQ1がオンしたときにそのトランジスタQ1を経由してインダクタLaに流れる電流を検出する。25は抵抗R4,R5からなる電圧検出回路であり、PFCコンバータ20の出力電圧V1を検出する。
DC−DCコンバータ30において、31は電源トランスであり、巻数がN1の1次巻線L1と巻数がN2の2次巻線L2からなる。32は1次巻線L1に接続されたスイッチング回路であり、NMOSトランジスタQ2とそのトランジスタQ2を駆動する駆動回路DR2により構成されている。33は抵抗R6,R7からなる電圧検出回路であり、トランジスタQ2がオフしたときの1次巻線L1の電圧Vdcを検出する。34はトランス31の2次巻線L2に接続された整流平滑回路であり、ダイオードD6とコンデンサC2で構成されている。このように、DC−DCコンバータ30は電源トランス31の採用により1次側と2次側の間が絶縁型となっている。
ディジタル制御回路50は、電圧検出回路22で検出され電圧Viと、電流検出回路24で検出されたインダクタLaの電流と、電圧検出回路25で検出された電圧V1とを入力して、インダクタLaに流れる電流の平均値が電圧Viと同相の正弦波になるように、スイッチング回路23の駆動回路DR1を介してトランジスタQ1をオン/オフ制御し、力率を改善している。
また、ディジタル制御回路50には、電圧検出回路33で検出されたトランジスタQ2がオフのときに発生する1次側電圧Vdcが入力される。図2にトランジスタQ2のオン/オフのタイミングと、1次巻線L1の電流Idcと、1次側電圧Vdcの波形を示す。
トランジスタQ2がオンすると、PFCコンバータ20の出力電圧V1が1次巻線L1に印加され、電流Idcがゼロからピーク値Ipkまでリニアに変化して、これによりエネルギーがその1次巻線L1に蓄えられる。この後、トランジスタQ2がオフすると、1次巻線L1に蓄えられていたエネルギーがダイオードD6をオンし、2次側の出力電圧V2が2次巻線L2の両端に加わる。このとき、1次側電圧Vdcには2次側の出力電圧V2が伝達されて、式(1)が成立する。
Figure 2016158406
ディジタル制御回路50は、式(1)を変形した次の式(2)を内部で演算することで、2次側の出力電圧V2を取得できる。この出力電圧V2と目標値との差分に基づいて出力電圧V2が目標値になるように、スイッチング回路32のトランジスタQ2のオン/オフを制御する。このとき、PFCコンバータ20の出力電圧V1には、トランジスタQ1をオン/オフ制御する際に使用した電圧検出回路25で得られる電圧を用いる。
Figure 2016158406
以上から、第1の実施例のディジタル制御によるスイッチング電源装置によれは、電源トランス31の2次側からのフィードバック信号を取得する必要がなくなる。つまり、電源トランス31の1次側に発生する電圧情報V1,Vdcから2次側の出力電圧V2を演算で求め、得られた2次側の出力電圧V2を用いて1次側のスイッチング回路32を制御するので、2次側の出力電圧を検出するための図5の電圧検出回路36、2次側ディジタル制御回路70、および1次側と2次側を絶縁する信号絶縁伝達手段80等が不要となり、シンプルな回路構成で実現できる。
<第2の実施例>
図3は本発明の第2の実施例の絶縁型スイッチング電源装置の構成を示すブロック図である。PFCコンバータ20は図1で説明したものと同じである。DC−DCコンバータ30Aは、図1で説明したDC−DCコンバータ30の構成に加えて、スイッチング回路32がオンしたときに電源トランス31の1次巻線L1に流れる電流Idcを検出する抵抗R7からなる電流検出回路35をさらに備える。ディジタル制御回路50Aは、図1で説明したディジタル制御回路50で取り込む信号に加えて、さらに電流検出回路35で検出した電流信号を取り込み、これにより整流平滑回路34から出力する電流I2を演算して、スイッチング回路32のオン/オフを制御し、その電流I2を所定値に制御する。
本実施例では、ディジタル制御回路50Aには、スイッチング回路32がオンしたときに、電流検出回路35で検出された電源トランス31の1次巻線L1に流れる電流Idcのピーク電流Ipkが入力される。図4に、トランジスタQ2のスイッチング周期Tの内のオン(期間T1)/オフ(期間T2)と、電源トランス31の1次巻線L1の電流Idcと、2次巻線L2の側の整流平滑回路34のダイオードD6に流れる電流Idと、整流平滑回路34の出力電流I2の波形を示す。
トランジスタQ2がオンすると、PFCコンバータ20の出力電圧V1が電源トランス31の1次巻線L1に印加され、その1次巻線L1に流れる電流Idcはゼロからピーク値Ipkまでリニアに変化し、これによりエネルギーが1次巻線L1に蓄えられる。トランジスタQ2がオフすると、1次巻線L1に蓄えられていたエネルギーがダイオードD6をオンし、2次側電流Idはピーク値Idpkからゼロまでリニアに変化する。また、後記するように、2次側の出力電流I2は、ダイオードD6の電流Idの期間T2の積分量(面積S2)をトランジスタQ2のスイッチングの周期Tで除算した値となる。
トランジスタQ2のオン期間T1に流れる1次側電流Idcのピーク電流Ipkは、1次巻線L1のインダクタンスをL1とすると、式(3)で表される。
Figure 2016158406
また、電源トランス31の1次側のエネルギーをW1とし、2次側のエネルギーをW2とすれば、
Figure 2016158406
Figure 2016158406
であり、エネルギー保存の法則から両エネルギーW1,W2は等しいので、
Figure 2016158406
となる。
よって、式(6)から2次側の電流I2は、
Figure 2016158406
となる。ここで、電流I1,I2の流れる時点をT1経過時点とすると、I1はIpk、I2はIdpkとなり、式(7)は次のように変形できる。
Figure 2016158406
この式(8)のIpkに式(3)を代入すると、Idpkは、
Figure 2016158406
となる。
また、2次巻線L2に流れる電流Idは、V2/L2の減少率で徐々に減少していく以外は印加電圧に対して変化することは変わらないので、その電流Idのピーク値は、
Figure 2016158406
となる。
この式(10)からオフ期間T2は、
Figure 2016158406
となる。
2次側の出力電流I2は、2次側に流れた電流の総和を、1次側と2次側に電流が流れた時間T1,T2で割った平均値となる。2次側に流れた電流Idは時間ごとに変化している。そこで、まず、2次側に流れる電流Idの積分面積S2を算出する。オフ時間T2とピーク値Idpkの関係から、オフ時間T2に流れる電流の図形はほぼ直角三角形となるので、面積S2は、
Figure 2016158406
となる。
そして、2次側の電流I2は、このS2を期間T1とT2の総和である期間Tで除算することで、期間T中の平均値として得ることができる。この電流I2は、式(3)、(9)、(11)から次の式(13)のように求めることができる。このとき、2次側の出力電圧V2は式(2)で算出した値を用いれば良い。
Figure 2016158406
以上から、第2の実施例のディジタル制御によるスイッチング電源装置によれば、式(13)を用いることによって2次側の電流I2を求めることができ、電源トランス31の2次側からの出力電圧および出力電流のフィードバック信号を取得する必要がなくなる。つまり、電源トランス31の1次側に発生する電圧情報と電流情報から2次側の出力電圧および出力電流を求め、得られた情報を用いて1次側のスイッチング回路32をオン/オフして出力電圧および出力電流を所定値に制御できるので、2次側の出力電圧を検出する図5の電圧検出回路36、2次側ディジタル制御回路70、および1次側と2次側を絶縁する信号絶縁伝達手段80が不要となり、さらに2次側の出力電流を検出する手段も不要となり、シンプルな回路構成で実現できる。
10:商用電源
20,20B:RFCコンパレータ、21:整流回路、22:電圧検出回路、23:スイッチング回路、24:電流検出回路、25:電圧検出回路
30,30A,30B:DC−DCコンバータ、31:電源トランス、32:スイッチング回路、33:電圧検出回路、34:整流平滑回路、35:電流検出回路、36:電圧検出回路
40:負荷
50,50A:ディジタル制御回路
60:1次側ディジタル制御回路
70:2次側ディジタル制御回路
80:信号絶縁伝達回路

Claims (10)

  1. 1次巻線及び2次巻線を有する電源トランスと、前記1次巻線に印加される入力電圧をスイッチングするスイッチング回路と、前記2次巻線と負荷との間に接続される整流平滑回路とを備えるDC−DCコンバータ、および、
    前記入力電圧と前記スイッチング回路がオフのときに前記1次巻線に発生する電圧とに基づいて前記整流平滑回路の出力電圧を算出し、該算出結果に応じて前記スイッチング回路のオン/オフ動作を制御するディジタル制御回路、
    を備えることを特徴とする絶縁型スイッチング電源装置。
  2. 請求項1に記載の絶縁型スイッチング電源装置において、
    前記ディジタル制御回路は、前記入力電圧と、前記スイッチング回路がオフのときに前記1次巻線に発生する電圧と、前記1次巻線と前記2次巻線の巻線比とを演算要素として使用し、前記整流平滑回路の出力電圧を算出することを特徴とする絶縁型スイッチング電源装置。
  3. 請求項2に記載の絶縁型スイッチング電源装置において、
    前記ディジタル制御回路は、前記算出した出力電圧と、前記スイッチング回路がオンのときに前記1次巻線に流れる電流のピーク電流と、前記1次巻線のインダクタンスと、前記スイッチング回路のオン/オフの周期を演算要素として使用して、前記整流平滑回路の出力電流を算出し、該出力電流の算出結果と前記出力電圧の算出結果に応じて前記スイッチング回路のオン/オフ動作を制御することを特徴とする絶縁型スイッチング電源装置。
  4. 請求項2に記載の絶縁型スイッチング電源装置において、
    前記ディジタル制御回路は、前記入力電圧をV1、前記スイッチング回路がオフのときに前記1次巻線に発生する電圧をVdc、前記1次巻線の巻数をN1、前記2次巻線の巻数をN2とするとき、前記整流平滑回路の出力電圧V2を次式の演算で算出することを特徴とする絶縁型スイッチング電源装置。
    Figure 2016158406
  5. 請求項4に記載の絶縁型スイッチング電源装置において、
    前記ディジタル制御回路は、前記算出した出力電圧をV2、前記スイッチング回路がオンのときに前記1次巻線に流れる電流のピーク電流をIpk、前記1次巻線のインダクタンスをL1、前記スイッチング回路のオン/オフの周期をTとするとき、前記整流平滑回路の出力電流I2を次式の演算で算出することを特徴とする絶縁型スイッチング電源装置。
    Figure 2016158406
  6. 1次巻線及び2次巻線を有する電源トランスと、前記1次巻線に印加される入力電圧をスイッチングするスイッチング回路と、前記2次巻線と負荷との間に接続される整流平滑回路とを備えるDC−DCコンバータを備えた絶縁型スイッチング電源装置を制御する制御方法において、
    前記入力電圧と前記スイッチング回路がオフのときに前記1次巻線に発生する電圧とに基づいて前記整流平滑回路の出力電圧を算出し、該算出結果に応じて前記スイッチング回路のオン/オフ動作を制御することを特徴とする絶縁型スイッチング電源装置の制御方法。
  7. 請求項6に記載の絶縁型スイッチング電源装置の制御方法において、
    前記入力電圧と、前記スイッチング回路がオフのときに前記1次巻線に発生する電圧と、前記1次巻線と前記2次巻線の巻線比とを演算要素として使用し、前記整流平滑回路の出力電圧を算出することを特徴とする絶縁型スイッチング電源装置の制御方法。
  8. 請求項7に記載の絶縁型スイッチング電源装置の制御方法において、
    前記算出した出力電圧と、前記スイッチング回路がオンのときに前記1次巻線に流れる電流のピーク電流と、前記1次巻線のインダクタンスと、前記スイッチング回路のオン/オフの周期を演算要素として使用して、前記整流平滑回路の出力電流を算出し、該出力電流の算出結果と前記出力電圧の算出結果に応じて前記スイッチング回路のオン/オフ動作を制御することを特徴とする絶縁型スイッチング電源装置の制御方法。
  9. 請求項7に記載の絶縁型スイッチング電源装置の制御方法において、
    前記入力電圧をV1、前記スイッチング回路がオフのときに前記1次巻線に発生する電圧をVdc、前記1次巻線の巻数をN1、前記2次巻線の巻数をN2とするとき、前記整流平滑回路の出力電圧V2を次式の演算で算出することを特徴とする絶縁型スイッチング電源装置の制御方法。
    Figure 2016158406
  10. 請求項8に記載の絶縁型スイッチング電源装置の制御方法において、
    前記算出した出力電圧をV2、前記スイッチング回路がオンのときに前記1次巻線に流れる電流のピーク電流をIpk、前記1次巻線のインダクタンスをL1、前記スイッチング回路のオン/オフの周期をTとするとき、前記整流平滑回路の出力電流I2を次式の演算で算出することを特徴とする絶縁型スイッチング電源装置の制御方法。
    Figure 2016158406

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