JP2016156740A - 共鳴計算プログラム及び解析装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】幅広い計算条件であっても、計算精度を悪化させることなく、計算負荷の増大を抑制することができる共鳴計算プログラム等を提供する。【解決手段】解析装置の演算部に、等価原理に基づく共鳴計算を実行させて、燃料棒を格納した燃料集合体の共鳴領域における実効断面積を算出する共鳴計算ステップを含む共鳴計算プログラムにおいて、燃料棒を格納したセルは、燃料棒を中心とする一次元の等価円筒セル35として取り扱われ、等価円筒セル35は、中心に設けられる円形の燃料領域35aと、燃料領域35aの周囲に設けられる減速材領域35cとを含んでおり、中心から減速材領域35cの外周までの半径を、減速材半径Rmとしており、減速材半径Rmには、燃料集合体における燃料棒の位置に応じた、燃料領域35aにおけるダンコフ係数Dが保存されている。【選択図】図7

Description

本発明は、等価原理に基づく共鳴計算を実行する共鳴計算プログラム及び解析装置に関するものである。
従来、炉心内を解析する炉心解析プログラムとして、中性子輸送方程式を用いて、炉心に装荷される燃料集合体の核定数を算出する核定数計算コード(格子計算コード)が知られている(例えば、特許文献1参照)。核定数計算コードでは、燃料集合体を軸方向に直交する面で切った断面となる四角形の幾何形状を二次元の解析対象領域としている。
特開2013−040824号公報
特許文献1の核定数計算コードで算出された核定数は、炉心計算コードの入力値として使用されており、炉心内の状況を考慮した計算条件に応じて、複数のセット数が用意される。そして、炉心計算コードでは、入力される核定数に基づいて、炉心内の核特性を評価している。
ところで、炉心解析プログラムは、シビアアクシデント等の炉心内の様々な状況を考慮して、幅広い計算条件に基づく炉心解析が要求されている。例えば、炉心内の状況として、炉心内が減速材(冷却水)で満たされる状況から、炉心内の減速材が喪失する状況までが想定される。この場合、計算条件のパラメータの1つとしては、炉心内の水密度が適用され、水密度が1g/cmとなる計算条件から、水密度が0g/cmとなる計算条件まで考慮する必要がある。しかしながら、通常の炉心の運転時から大きく外れた計算条件では、計算条件が悪化する可能性がある。
ここで、核定数計算コードでは、燃料集合体の中性子束を中性子輸送計算によって算出するにあたり、中性子輸送計算の入力値となる実効断面積を算出する共鳴計算を行っている。共鳴計算では、例えば、10万群となる超詳細なエネルギー群に基づく断面積を、超詳細なエネルギー群に基づく中性子輸送計算で得られた中性子束で縮約して、例えば、172群の実効断面積を算出する。ここで、超詳細なエネルギー群に基づく中性子輸送計算は、計算負荷を軽減するために、取り扱う計算体系として、燃料棒が格納される各セルを対象としており、また、各セルを一次元の等価円筒セルとして取り扱っている。
しかしながら、一次元等価円筒セルを計算体系として取り扱う場合、隣接し合うセル同士の隣接効果を考慮することができない。つまり、セルには、燃料セルの他、異種燃料セル及び制御棒案内管等があり、燃料セルと燃料セル以外のセルが隣接する場合には、隣接効果を考慮できないことから、計算精度が悪化する要因を含むこととなる。
そこで、本発明は、幅広い計算条件であっても、計算精度を悪化させることなく、計算負荷の増大を抑制することができる共鳴計算プログラム及び解析装置を提供することを課題とする。
本発明の共鳴計算プログラムは、解析装置の演算部に、等価原理に基づく共鳴計算を実行させて、燃料棒を格納した燃料集合体の共鳴領域における実効断面積を算出する共鳴計算ステップを含む共鳴計算プログラムにおいて、前記燃料棒を格納したセルは、前記燃料棒を中心とする一次元の等価円筒セルとして取り扱われ、前記等価円筒セルは、中心に設けられる円形の燃料領域と、前記燃料領域の周囲に設けられる減速材領域とを含んでおり、中心から減速材領域の外周までの半径を、減速材半径としており、前記減速材半径には、前記燃料集合体における前記燃料棒の位置に応じた、前記燃料領域におけるダンコフ係数が保存されていることを特徴とする。
この構成によれば、ダンコフ係数が保存された減速材半径を用いて、各セルの計算体系を、一次元等価円筒セルとして取り扱うことができる。このため、各セルにおいて共鳴計算を行う場合、隣接効果を考慮して計算することができ、計算精度の向上を図ることができる。このように、共鳴計算では、幅広い計算条件であっても、隣接効果を考慮できることから、計算負荷の増大を抑制しつつ、実効断面積を精度良く算出することができる。なお、ダンコフ係数は、例えば、「1」である場合、燃料棒から出射した中性子が、隣接する燃料棒に必ず入射する係数となり、例えば、「0」である場合、燃料棒から出射した中性子が、隣接する燃料棒に入射しない係数となる。
この場合、前記共鳴計算ステップの実行前に、前記燃料集合体における前記燃料棒の位置に応じた、前記燃料領域における前記ダンコフ係数を取得するダンコフ係数取得ステップと、参照用ダンコフ係数と、前記参照用ダンコフ係数が保存される前記参照用減速材半径とが関連付けられたデータから、前記ダンコフ係数取得ステップで取得した前記ダンコフ係数に基づいて、前記参照用ダンコフ係数を選定し、選定した前記参照用ダンコフ係数に関連付けられる前記参照用減速材半径に基づいて、前記仮想ダンコフ係数を算出する仮想ダンコフ係数算出ステップと、前記仮想ダンコフ係数算出ステップで算出された前記仮想ダンコフ係数が、前記ダンコフ係数取得ステップで取得した前記ダンコフ係数と等価であるか否かを判定し、等価であると判定した場合、前記仮想ダンコフ係数算出ステップにおいて、前記仮想ダンコフ係数を算出するために用いた前記参照用減速材半径が、前記ダンコフ係数が保存された前記等価円筒セルの減速材半径であるとする減速材半径算出ステップと、を備えることが、好ましい。
この構成によれば、精度の良いダンコフ係数が保存された減速材半径を算出するまで、トライアンドエラーを行うことができる。また、ダンコフ係数が保存された減速材半径をリアルタイムに算出して用いることができる。このため、ダンコフ係数と、ダンコフ係数が保存された減速材半径とを関連付けて、テーブルとして記憶する必要がない。よって、異なる燃料集合体が新たに装荷される場合であっても、テーブルを作り直す必要がない。これは、一次元等価円筒セルを用いることで計算負荷を軽減できることから、ダンコフ係数が保存された減速材半径を、リアルタイムに算出することができる。
本発明の解析装置は、上記の共鳴計算プログラムを実行可能であることを特徴とする。
この構成によれば、幅広い計算条件であっても、実効断面積の計算精度を悪化させることなく、計算負荷の増大を抑制することができる。
図1は、本実施形態に係る解析装置を模式的に表した概略構成図である。 図2は、本実施形態に係る解析装置の解析対象となる炉心を模式的に表した説明図である。 図3は、解析対象領域となる燃料集合体を軸方向に直交する面で切ったときの断面図である。 図4は、解析装置に記憶された格子計算コードに関する説明図である。 図5は、複数の詳細領域に分割された解析対象領域を表した説明図である。 図6は、中性子パスが引かれた解析対象領域を表した説明図である。 図7は、燃料集合体における燃料棒の位置に対応するダンコフ係数及び減速材半径に関する説明図である。 図8は、共鳴計算プログラムにより実効断面積を算出するフローチャートである。 図9は、ダンコフ係数に基づいて、ダンコフ係数を保存する減速材半径を算出するフローチャートである。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能であり、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせることも可能である。
[実施形態]
本実施形態に係る核定数算出プログラムは、炉心内の燃料集合体を評価する炉心解析プログラムに組み込まれている。炉心解析プログラムは、解析装置に保存され、解析装置において炉心解析プログラムが実行されることで、炉心内の中性子束を計算し、炉心内の核反応を媒介する中性子の分布や挙動を予測し、炉心内の核特性を評価する。そして、この炉心解析プログラムによって得られた解析結果に基づいて、炉心設計が行われる。なお、炉心設計とは、安全性、燃焼効率性や燃料配置等を考慮して、炉心に装荷されている燃料を交換するために行われるものである。先ず、図1を参照し、解析装置について説明する。
図1は、解析装置を模式的に表した概略構成図である。図1に示すように、解析装置40は、各種プログラムを実行して演算可能な演算部41と、各種プログラムおよびデータを記憶する記憶部42と、キーボード等の入力デバイスで構成された入力部43と、モニタ等の出力デバイスで構成された出力部44とを有している。なお、解析装置40は、単体の装置で構成してもよいし、演算装置及びデータサーバ等を組み合わせた複数の装置で構成してもよく、特に限定されない。
記憶部42には、各種プログラムとして、炉心解析プログラムPが記憶され、また、データとして、実効断面積をまとめた断面積ライブラリD1と、複数のセット数となる核定数をまとめた核定数データD2と、が記憶されている。また、炉心解析プログラムPには、核定数を算出するための格子計算コード(核定数算出プログラム)C1と、核定数に基づいて炉心内の核特性を解析する炉心計算コードC2とが含まれている。
ここで、図2及び図3を参照して、炉心解析プログラムPの解析対象となる炉心5について説明する。図2は、本実施形態に係る解析装置の解析対象となる炉心を模式的に表した説明図であり、図3は、解析対象領域となる燃料集合体を軸方向に直交する面で切ったときの断面図である。図2に示すように、原子炉には、炉心設計の対象となる炉心5が格納されている。この炉心5は、複数の燃料集合体6で構成される。なお、燃料の交換は、燃料集合体6単位で行われる。
図3に示すように、各燃料集合体6は、複数の燃料棒10と、各燃料棒10を覆う複数の被覆管11と、複数の被覆管11を束ねる図示しないグリッドと、で構成され、燃料集合体6の内部は減速材(冷却材)13で満たされると共に、複数の制御棒14および炉内核計装15が挿入可能となるように構成されている。
燃料集合体6は、断面方形状に形成され、例えば、17×17のセル20で構成されている。そして、17×17のセル20のうち、24個のセル20には、それぞれ制御棒14が挿入され、集合体中心のセル20には、炉内核計装15が挿入される。このとき、制御棒14が挿入されるセル20を制御棒案内管、炉内核計装15が挿入されるセル20を計装案内管という。また、その他のセル20には、燃料棒10がそれぞれ挿入される。なお、燃料集合体6が沸騰水型軽水炉(BWR)に用いられる場合、燃料集合体6は、その外側がチャンネルボックスに覆われる。一方で、燃料集合体6が加圧水型軽水炉(PWR)に用いられる場合、燃料集合体6は、その外側が開放されている。そして、BWRの場合にはチャンネルボックスの外側に、PWRの場合には燃料集合体6の外側に、集合体間ギャップ12が存在する。
次に、炉心解析プログラムPの格子計算コードC1及び炉心計算コードC2について説明する。
格子計算コードC1は、燃料集合体6を軸方向に直交する面で切った断面となる四角形の幾何形状を二次元の解析対象領域30(図3参照)としており、この解析対象領域30における核定数を算出可能なコードとなっている。なお、核定数は、炉心計算コードC2に用いられる入力データとなっており、核定数としては、拡散係数、吸収断面積、除去断面積および生成断面積などがある。つまり、格子計算コードC1を用いて核定数計算を行うことにより、炉心計算用の入力データである核定数を生成している。
炉心計算コードC2は、燃料集合体6を軸方向に複数に分割して直方体形状の小体積となる燃料ノード(図示省略)に、算出された核定数をそれぞれ設定して炉心計算を行っている。複数の燃料ノードは、炉心を表現しており、炉心計算コードC2は、炉心計算を行うことにより、臨界ホウ素濃度、出力分布、反応度係数等の炉心内の核特性を評価可能なコードとなっている。
この解析装置40は、入力部43から入力された入力パラメータに基づいて、記憶部42に記憶された炉心解析プログラムPを、演算部41において実行させる。すると、解析装置40は、格子計算コードC1を用いて、燃料集合体6の解析対象領域30における核定数を算出し、炉心計算コードC2を用いて、算出された核定数を各燃料ノードに設定して炉心計算を行うことにより、炉心5の核特性を評価する。そして、解析装置40は、炉心解析プログラムPによる解析結果を出力部44に出力する。
次に、図4を参照して、格子計算コードC1について具体的に説明する。図4は、解析装置に記憶された格子計算コードに関する説明図である。本実施形態の格子計算コードC1は、燃料集合体6内の中性子束を計算したり、燃焼計算を行ったり、核定数計算を行ったりしている。
格子計算コードC1は、共鳴計算プログラム51と、輸送計算プログラム52と、燃焼計算プログラム53と、核定数計算プログラム54とを含んで構成される。そして、この格子計算コードC1は、解析装置40に入力される燃料集合体6に関する諸元データや、解析装置40の記憶部42に記憶された断面積ライブラリD1から取得される実効断面積に基づいて、各種計算を行っている。なお、諸元データとしては、例えば、燃料棒の半径、集合体間ギャップ、燃料組成、燃料温度や減速材温度等である。
図5は、複数の詳細領域に分割された解析対象領域を表した説明図である。図5に示すように、格子計算コードC1の解析対象となる解析対象領域30は、任意の体系であり、各セル20に対応する複数のセル領域31a,31bによって構成されている。セル領域31a,31bとしては、例えば、燃料棒10が挿入されたセル領域31aと、制御棒14が挿入されたセル領域31bとがある。セル領域31a,31bは、複数の詳細領域に分割されている。この複数の詳細領域の一部は、共鳴現象が発生する共鳴領域となっている。
共鳴計算プログラム51は、共鳴現象を考慮した各詳細領域の実効断面積を求めるために実行される。ここで、共鳴現象とは、中性子のエネルギーが所定のエネルギーになると断面積が飛躍的に増加する現象である。この共鳴計算プログラム51では、中性子のエネルギーを、約10万群となる超詳細なエネルギー群の断面積を用いて、中性子輸送計算により中性子束が求められる。そして、共鳴計算プログラム51では、超詳細なエネルギー群の断面積を、超詳細なエネルギー群の中性子束を用いて縮約して、例えば、172群となる多群の実効断面積を算出する。そして、算出された実効断面積は、断面積ライブラリD1に保存される。
輸送計算プログラム52は、算出した実効断面積を用いて、特性曲線法に基づき燃料集合体6内の各詳細領域の中性子束を多群に亘って計算している。ここで、図6は、中性子パスが引かれた解析対象領域を表した説明図である。図6に示すように、輸送計算プログラム52は、複数の詳細領域に分割された解析対象領域30上に複数の中性子飛行パスsを作成する。そして、作成された中性子飛行パスs毎に、中性子輸送方程式を解いて、各詳細領域の中性子束を算出する。
燃焼計算プログラム53は、炉心5内の核種の生成と消滅とを追跡する燃焼計算を実行している。燃焼計算プログラム53は、燃焼方程式を解くことにより、各核種の原子数密度の時間変化を評価し、各燃焼度点における多群中性子輸送計算の入力条件を与える。これにより、燃料計算プログラム53は、所定のサンプリング周期毎に燃焼計算と輸送計算とを交互に行うことで、燃焼状態(燃焼の時間変化)を追跡する。
核定数計算プログラム54は、輸送計算プログラム52によって得られる燃料集合体6内の多群の中性子束を重みとして、燃料集合体6内の多群の実効断面積を縮約・均質化し、均質化された核定数を算出する。
続いて、図7から図9を参照し、本実施形態に係る共鳴計算プログラム51について詳細に説明する。図7は、燃料集合体における燃料棒の位置に対応するダンコフ係数及び減速材半径に関する説明図である。図8は、共鳴計算プログラムにより実効断面積を算出するフローチャートである。図9は、ダンコフ係数に基づいて、ダンコフ係数を保存する減速材半径を算出するフローチャートである。
図7に示すように、共鳴計算プログラム51では、解析対象領域30における各セル20の計算体系を、燃料棒10を中心とする一次元の等価円筒セル35を用いて取り扱っている。一次元等価円筒セル35は、中心に位置する円形の燃料棒10の領域である燃料領域35aと、燃料領域35aの外周側に位置する円環状の被覆管11の領域である被覆管領域35bと、被覆管領域35bの外周側に位置する円環状の減速材の領域である減速材領域35cとを含んでいる。そして、一次元等価円筒セル35は、燃料領域35aの中心から減速材領域35cの外周までの半径を、減速材半径Rmとしている。
ここで、燃料棒10には、燃料集合体6の各位置に応じて、ダンコフ係数Dが設定されている。燃料集合体6の位置に対応する各燃料棒10のダンコフ係数Dは、ENCM(Enhanced Neutron Current Method)に基づき、二次元体系での幾何形状を直接考慮した単色のMOC(Method of Characteristics)による固定源計算で求めている。ここで、上記の減速材半径Rmは、各燃料棒10のダンコフ係数Dを保存する減速材半径Rmとなっている。このため、減速材半径Rmは、燃料集合体6の位置に応じて異なる半径となっている。
次に、図9を参照し、ダンコフ係数Dを保存する減速材半径Rmを算出する一連の計算処理について説明する。図9に示す計算処理は、共鳴計算を行うにあたり、リアルタイムに実行される処理である。先ず、解析装置40の演算部41は、燃料集合体6の位置に対応する各燃料棒10のダンコフ係数Dを取得する(ステップS11:ダンコフ係数取得ステップ)。ここで、演算部41は、ダンコフ係数Dを取得する場合、燃料集合体6の各燃料棒10の位置に対応付けたダンコフ係数Dのテーブルから取得してもよいし、リアルタイムに算出したダンコフ係数Dを取得してもよく、特に限定されない。
続いて、解析装置40の演算部41は、取得したダンコフ係数Dに基づいて、参照用ダンコフ係数と参照用ダンコフ係数が保存される参照用減速材半径とが関連付けられたデータから、参照用ダンコフ係数を選定する。そして、演算部41は、選定した参照用ダンコフ係数に関連付けられる参照用減速材半径に基づいて、仮想ダンコフ係数を算出する(ステップS12:仮想ダンコフ係数算出ステップ)。
演算部41は、仮想ダンコフ係数算出ステップS12の実行後、仮想ダンコフ係数算出ステップS12で算出された仮想ダンコフ係数が、ダンコフ係数取得ステップS11で取得したダンコフ係数Dと等価であるか否かを判定する(ステップS13)。例えば、演算部41は、仮想ダンコフ係数とダンコフ係数Dとの偏差が、予め設定された許容値に収まるか否かを判定することで、仮想ダンコフ係数とダンコフ係数Dとが等価であるか否かを判定する。演算部41は、ステップS13の判定の結果、仮想ダンコフ係数とダンコフ係数Dとが等価であると判定した場合(ステップS13:Yes)、仮想ダンコフ係数を算出するために用いた参照用減速材半径が、ダンコフ係数Dが保存された一次元等価円筒セル35の減速材半径Rmであるとして算出する(ステップS14:減速材半径算出ステップ)。一方で、演算部41は、ステップS13の判定の結果、仮想ダンコフ係数とダンコフ係数Dとが等価でないと判定した場合(ステップS13:No)、再び、仮想ダンコフ係数算出ステップS12に進む。図9に示す計算処理を行うことで、演算部41は、ダンコフ係数Dを保存する減速材半径Rmを算出する。
次に、図8を参照して、ダンコフ係数Dを保存する減速材半径Rmを用いた共鳴計算について説明する。演算部41は、共鳴計算プログラム51を実行すると、図9の計算処理で算出されたダンコフ係数Dを保存する減速材半径Rmを取得し、一次元等価円筒セル35を計算体系とする衝突確率法(CP法:Collision Probability Method)に基づく、超詳細なエネルギー群の実効断面積を、バックグラウンド断面積を用いて計算する。
先ず、演算部41は、共鳴計算プログラム51を実行すると、入力される諸元データに基づいて、実効断面積を算出するために必要な物理量となる自己遮蔽因子等を、断面積ライブラリD1から取得する。演算部41は、入力された諸元データと、断面積ライブラリD1から取得した物理量とに基づいて、等価原理に基づく非均質体系の共鳴自己遮蔽計算を実行する(ステップS1)。
続いて、演算部41は、超詳細なエネルギー群における中性子スペクトルを求めるべく、ダンコフ係数Dを保存する減速材半径Rmを用いて、一次元等価円筒セル35を計算体系とする衝突確率法に基づく、超詳細なエネルギー群の中性子輸送計算を実行する(ステップS2)。
演算部41は、ステップS2において算出した超詳細なエネルギー群における中性子スペクトルを用いて、超詳細なエネルギー群の反応率を保存するように、SPH(Superhomogenization)因子を用いて補正し、超詳細なエネルギー群の断面積を縮約して、172群の実効断面積を作成する(ステップS3)。そして、演算部41は、作成した172群の実効断面積を断面積ライブラリD1に保存する(ステップS4)。
以上のように、本実施形態によれば、ダンコフ係数Dが保存された減速材半径Rmを用いて、各セル20の計算体系を、一次元等価円筒セル35として取り扱うことができる。このため、各セル20において共鳴計算を行う場合、隣接効果を考慮して計算することができ、計算精度の向上を図ることができる。このように、共鳴計算では、幅広い計算条件であっても、隣接効果を考慮できることから、計算負荷の増大を抑制しつつ、実効断面積を精度良く算出することができる。
また、本実施形態によれば、図9に示す計算処理を演算部41が実行することで、精度の良いダンコフ係数Dが保存された減速材半径Rmを算出するまで、トライアンドエラーを行うことができる。また、演算部41は、ダンコフ係数Dが保存された減速材半径Rmをリアルタイムに算出して用いることができる。このため、ダンコフ係数Dと、ダンコフ係数Dが保存された減速材半径Rmとを関連付けて、テーブルとして記憶する必要がない。よって、異なる燃料集合体が新たに装荷される場合であっても、テーブルを作り直す必要がない。これは、一次元等価円筒セル35を用いることで計算負荷を軽減できることから、ダンコフ係数Dが保存された減速材半径Rmを、リアルタイムに算出することができる。
なお、本実施形態は、沸騰水型原子炉に適用してもよいし、加圧水型原子炉に適用してもよく、特に限定されない。
5 炉心
6 燃料集合体
10 燃料棒
11 被覆管
12 集合体間ギャップ
13 減速材
14 制御棒
15 炉内核計装
20 セル
30 解析対象領域
31a,31b セル領域
35 円筒等価セル
40 解析装置
41 演算部
42 記憶部
43 入力部
44 出力部
51 共鳴計算プログラム
52 輸送計算プログラム
53 燃焼計算プログラム
54 核定数計算プログラム
P 炉心解析プログラム
D1 断面積ライブラリ
D2 核定数データ
C1 格子計算コード
C2 炉心計算コード
s 中性子飛行パス

Claims (3)

  1. 解析装置の演算部に、等価原理に基づく共鳴計算を実行させて、燃料棒を格納した燃料集合体の共鳴領域における実効断面積を算出する共鳴計算ステップを含む共鳴計算プログラムにおいて、
    前記燃料棒を格納したセルは、前記燃料棒を中心とする一次元の等価円筒セルとして取り扱われ、
    前記等価円筒セルは、中心に設けられる円形の燃料領域と、前記燃料領域の周囲に設けられる減速材領域とを含んでおり、中心から減速材領域の外周までの半径を、減速材半径としており、
    前記減速材半径には、前記燃料集合体における前記燃料棒の位置に応じた、前記燃料領域におけるダンコフ係数が保存されていることを特徴とする共鳴計算プログラム。
  2. 前記共鳴計算ステップの実行前に、前記燃料集合体における前記燃料棒の位置に応じた、前記燃料領域における前記ダンコフ係数を取得するダンコフ係数取得ステップと、
    参照用ダンコフ係数と、前記参照用ダンコフ係数が保存される参照用減速材半径とが関連付けられたデータから、前記ダンコフ係数取得ステップで取得した前記ダンコフ係数に基づいて、前記参照用ダンコフ係数を選定し、選定した前記参照用ダンコフ係数に関連付けられる前記参照用減速材半径に基づいて、仮想ダンコフ係数を算出する仮想ダンコフ係数算出ステップと、
    前記仮想ダンコフ係数算出ステップで算出された前記仮想ダンコフ係数が、前記ダンコフ係数取得ステップで取得した前記ダンコフ係数と等価であるか否かを判定し、等価であると判定した場合、前記仮想ダンコフ係数算出ステップにおいて、前記仮想ダンコフ係数を算出するために用いた前記参照用減速材半径が、前記ダンコフ係数が保存された前記等価円筒セルの減速材半径であるとする減速材半径算出ステップと、を備えることを特徴とする請求項1に記載の共鳴計算プログラム。
  3. 請求項1または2に記載の共鳴計算プログラムを実行可能であることを特徴とする解析装置。
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