JP2012058071A - 共鳴計算プログラムおよび解析装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】実効断面積の計算精度を向上させることができる共鳴計算プログラムおよび解析装置を提供する。
【解決手段】実効断面積を算出する共鳴計算を実行可能な共鳴計算プログラムであって、共鳴領域のグレー範囲に計算点を設定するステップS4と、計算点において設定されたマクロ断面積に対応する中性子束を特性曲線法に基づいて算出するステップS5と、算出したマクロ断面積と中性子束とにフィッティング式をフィッティングさせて、第1および第2の有理式係数を算出するステップS6と、第1の有理式係数に基づいてバックグラウンド断面積を算出するステップS7と、バックグラウンド断面積を引数として、実効断面積を内挿するステップS8と、バックグラウンド断面積に基づいて中性子束を算出するステップS9と、実効断面積と中性子束と第2の有理式係数とに基づいて、実効断面積を算出するステップS10と、を備えた。
【選択図】図6

Description

本発明は、燃料集合体の中性子束を中性子輸送計算によって算出するにあたり、中性子輸送計算の入力値となる実効断面積を算出する共鳴計算プログラムおよび解析装置に関するものである。
従来、共鳴計算プログラムとして、バックグラウンド断面積を計算するステップと、バックグラウンド断面積を引数として共鳴積分テーブルから共鳴積分を取得し、取得した共鳴積分に基づいて実効断面積(実効群定数)を計算するステップとを備えた断面積計算プログラムが知られている(例えば、特許文献1参照)。ここで、上記ステップにおいて用いられる計算式は、燃料棒が中性子を全て吸収するブラックネス(黒体)であるとして立式されたものである。なお、黒体とは、中性子を全て吸収する物体という意であり、黒体の逆の意となる白体とは、中性子を全く吸収しない物体という意である。また、上記ステップにおいて用いられる計算式は、燃料セルが1次元等価円筒であるとして立式されたものである。
特開2005−227174号公報
しかしながら、上記の計算式において燃料棒が黒体であるとして立式された場合、現実において燃料棒は完全な黒体ではないため、誤差要因となっている。また、上記の計算式において燃料セルが1次元等価円筒であるとして立式された場合も、現実において燃料セルは2次元形状であるため、誤差要因となっている。これら誤差要因を含む状態で実効断面積を計算すると、誤差要因を含んでいる分、実効断面積の計算精度を確保することが困難となる。
そこで、本発明は、実効断面積の計算精度を向上させることができる共鳴計算プログラムおよび解析装置を提供することを課題とする。
本発明の共鳴計算プログラムは、燃料棒を格納した燃料集合体内の中性子束を中性子輸送計算によって算出するにあたり、中性子輸送計算の入力値となる実効断面積を算出する共鳴計算を、ハードウェア上において実行可能な共鳴計算プログラムであって、燃料棒の軸方向に直交する直交面で切った燃料集合体の断面を、共鳴計算の解析対象領域とし、解析対象領域は、複数の詳細領域に分割され、複数の詳細領域の一部が、共鳴現象が発生する共鳴領域となっており、共鳴領域における中性子の脱出確率は、共鳴領域が全ての中性子を吸収する黒体から、共鳴領域が全ての中性子を吸収しない白体までの間のグレー範囲を表わす、第1の有理式係数および第2の有理式係数を含む多項有理式で与えられ、第1の有理式係数および第2の有理式係数を因子とし、第1の有理式係数および第2の有理式係数を算出するためのフィッティング式と、第1の有理式係数を因子とし、実効断面積を算出するためのバックグラウンド断面積を算出する第1の算出式と、バックグラウンド断面積を因子とし、中性子束を算出する第2の算出式と、第2の有理式係数と第2の算出式で得られる中性子束とを因子とし、実効断面積を算出する第3の算出式と、が用いられ、共鳴領域に対し、グレー範囲におけるマクロ断面積を計算点として設定する計算点設定ステップと、計算点において設定されたマクロ断面積に対応する中性子束を、特性曲線法に基づいて算出する第1中性子束算出ステップと、計算点におけるマクロ断面積と中性子束とを表す関数となるように、フィッティング式をマクロ断面積と中性子束とにフィッティングさせて、第1の有理式係数および第2の有理式係数を算出する係数算出ステップと、算出した第1の有理式係数を第1の算出式に代入して、バックグラウンド断面積を算出するバックグラウンド断面積算出ステップと、バックグラウンド断面積に対応付けられた実効断面積を記憶する断面積記憶部から、算出したバックグラウンド断面積を引数として、実効断面積を内挿する実効断面積内挿ステップと、バックグラウンド断面積を、第2の算出式に代入して、中性子束を算出する第2中性子束算出ステップと、実効断面積内挿ステップで得られた実効断面積と、第2中性子束算出ステップで得られた中性子束と、係数算出ステップで得られた第2の有理式係数とを、第3の算出式に代入して、実効断面積を算出する実効断面積算出ステップと、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、共鳴領域を黒体から白体までの間のグレー範囲で取り扱うことができる。また、解析対象領域を特性曲線法に基づいて計算することで、解析対象領域を非均質状態で厳密に取り扱うことができる。これにより、誤差要因を小さくすることができるため、実効断面積の計算精度を向上させることができる。
この場合、共鳴領域における中性子の脱出確率は、下記する計算式(1)で与えられ、
Figure 2012058071
フィッティング式は、下記する計算式(2)で与えられ、
Figure 2012058071
第1の算出式は、下記する計算式(3)で与えられ、
Figure 2012058071
第2の算出式は、下記する計算式(4)で与えられ、
Figure 2012058071
第3の算出式は、下記する計算式(5)で与えられる
Figure 2012058071
ことが、好ましい。
この構成によれば、各種計算式を用いることで、実効断面積を精度良く算出することができる。
この場合、計算点設定ステップでは、計算点が2N−1点以上に設定されることが、好ましい。
この構成によれば、上記の各種計算式において、2N−1個の未知係数が含まれるため、計算点を2N−1点以上に設定することで、第1および第2の有理式係数を正確に求めることができる。
本発明の解析装置は、上記の共鳴計算プログラムを実行可能であることを特徴とする。
この構成によれば、共鳴計算プログラムを用いることで、実効断面積の計算精度を向上させることが可能となる。
本発明の共鳴計算プログラムおよび解析装置によれば、共鳴領域を黒体から白体の間のグレー範囲で取り扱うことができ、また、解析対象領域を非均質状態で厳密に取り扱うことができる。このため、誤差要因を小さくすることができ、実効断面積の計算精度を向上させることができる。
図1は、本実施例に係る共鳴計算プログラムを実行可能な解析装置の解析対象となる炉心を模式的に表した構造図である。 図2は、解析対象領域となる燃料集合体を軸方向に直交する面で切ったときの断面図である。 図3は、核定数計算コードを概略的に表した説明図である。 図4は、複数の詳細領域に分割された解析対象領域を表した説明図である。 図5は、中性子パスが引かれた解析対象領域を表した説明図である。 図6は、共鳴計算プログラムにより実効ミクロ断面積を算出するフローチャートである。 図7は、共鳴計算プログラムを用いて算出したマクロ全反応率の再現精度を評価したグラフである。
以下、添付した図面を参照して、本発明に係る共鳴計算プログラムおよび解析装置について説明する。なお、以下の実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施例における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。
本実施例に係る共鳴計算プログラムは、炉心内の燃料集合体を評価する炉心解析プログラムに組み込まれている。炉心解析プログラムは、ハードウェア上において実行可能となっており、炉心内の中性子束を計算することで、炉心内の核反応を媒介する中性子の分布や挙動を予測、評価する。そして、この炉心解析プログラムによって得られた解析結果に基づいて、炉心設計が行われる。なお、炉心設計とは、安全性、燃焼効率性や燃料配置等を考慮して、炉心に装荷されている燃料を交換するために行われるものである。
図1は、本実施例に係る共鳴計算プログラムの解析対象領域となる炉心を模式的に表した構造図である。図2は、解析対象領域となる燃料集合体を軸方向に直交する面で切ったときの断面図である。図3は、核定数計算コードを概略的に表した説明図である。図4は、複数の詳細領域に分割された解析対象領域を表した説明図である。図5は、中性子パスが引かれた解析対象領域を表した説明図である。
図1に示すように、原子炉には、炉心設計の対象となる炉心5が格納されている。この炉心5は、複数の燃料集合体6で構成され、複数の燃料集合体6は、90度の対称性を維持するような幾何形状で配設されている。なお、燃料の交換は、燃料集合体6単位で行われる。
図2に示すように、各燃料集合体6は、複数の燃料棒10と、各燃料棒10を覆う複数の被覆管11と、複数の被覆管11を束ねる図示しないグリッドと、で構成され、燃料集合体6の内部は減速材(冷却材)13で満たされると共に、複数の制御棒14および炉内核計装15が挿入可能となるように構成されている。
燃料集合体6は、断面方形状に形成され、例えば、17×17のセル20で構成されている。そして、17×17のセル20のうち、24個のセル20には、それぞれ制御棒14が挿入され、集合体中心のセル20には、炉内核計装15が挿入される。このとき、制御棒14が挿入されるセル20を制御棒案内管、炉内核計装が挿入されるセル20を計装案内管という。また、その他のセル20には、燃料棒10がそれぞれ挿入される。なお、燃料集合体6が沸騰水型原子炉(BWR)に用いられる場合、燃料集合体6は、その外側がチャンネルボックスに覆われる。一方で、燃料集合体6が加圧水型原子炉(PWR)に用いられる場合、燃料集合体6は、その外側が開放されている。そして、BWRの場合にはチャンネルボックスの外側に、PWRの場合には燃料集合体6の外側に、集合体間ギャップ12が存在する。
次に、炉心解析プログラムについて説明する。炉心解析プログラムは、解析装置(ハードウェア)40上において実行可能なプログラムであり、解析装置40の記憶部41に記憶されている。この炉心解析プログラムは、炉心5に装荷される燃料集合体6の核定数を算出する核定数計算コード50(図3参照)と、算出された核定数に基づいて炉心5内の核特性を算出する炉心計算コードとを有している。
核定数計算コード50は、燃料集合体6を軸方向に直交する面で切った断面となる四角形の幾何形状を2次元の解析対象領域30(図2参照)としており、この解析対象領域30における核定数を算出可能なコードとなっている。なお、核定数は、炉心計算に用いられる入力データとなっており、核定数としては、拡散係数、吸収断面積、除去断面積および生成断面積などがある。つまり、核定数計算コードを用いて核定数計算を行うことにより、炉心計算用の入力データである核定数を生成している。
炉心計算コードは、燃料集合体6を軸方向に複数に分割して直方体形状の小体積となる燃料ノード(図示省略)に、算出された核定数をそれぞれ設定して炉心計算を行っている。複数の燃料ノードは、炉心を表現しており、炉心計算コードは、炉心計算を行うことにより、臨界ホウ素濃度、出力分布、反応度係数等の炉心内の核特性を評価可能なコードとなっている。
解析装置40上において上記した炉心解析プログラムを実行させると、解析装置40は、核定数計算コード50を用いて、燃料集合体6の解析対象領域30における核定数を算出し、炉心計算コードを用いて、算出された核定数を各燃料ノードに設定して炉心計算を行うことにより、炉心5の核特性を評価する。
次に、図3を参照して、核定数計算コード50について具体的に説明する。本実施例の核定数計算コード50は、燃料集合体6の非均質体系に対応した2次元輸送計算コードとなっており、特性曲線法(MOC:Method of Characteristics)による中性子輸送方程式を用いて燃料集合体6内の中性子束を計算したり、燃焼計算を行ったり、核定数計算を行ったりしている。
この核定数計算コード50は、共鳴計算プログラム51と、輸送計算プログラム52と、燃焼計算プログラム53と、核定数計算プログラム54とで構成され、解析装置40により実行される。そして、この核定数計算コード50は、解析装置40に入力される燃料集合体6に関する諸元データや、解析装置40の記憶部41に記憶された断面積ライブラリ(断面積記憶部)55から取得される後述の実効断面積に基づいて、各種計算を行っている。なお、諸元データとしては、例えば、燃料棒の半径、集合体間ギャップ、燃料組成、燃料温度や減速材温度等である。
図4に示すように、核定数計算コード50の解析対象となる解析対象領域30は、任意の体系であり、各セル20に対応する複数のセル領域31a,31bによって構成されている。セル領域31a,31bとしては、例えば、燃料棒10が挿入されたセル領域31aと、制御棒14が挿入されたセル領域31bとがある。セル領域31a,31bは、複数の詳細領域iに分割されており、セル領域31aの詳細領域iの分割数は、セル領域31bの詳細領域iの分割数に比して少ない分割数となっている。この複数の詳細領域iの一部は、共鳴現象が発生する共鳴領域となっている。以下では、燃料棒10に関する詳細領域iを燃料領域fとし、上記の共鳴領域が燃料領域fである場合について説明する。
共鳴計算プログラム51は、共鳴現象を考慮した各詳細領域iの実効断面積を求めるために行われる。ここで、共鳴現象とは、中性子のエネルギーが所定のエネルギーになると断面積が飛躍的に増加する現象である。この共鳴計算プログラム51では、中性子のエネルギーを複数のエネルギー群に分割し、分割した各エネルギー群の平均の断面積である実効断面積が求められる。つまり、共鳴計算プログラム51では、多群の実効断面積を算出する。
詳細は後述するが、共鳴計算プログラム51は、入力された諸元データに基づいて、輸送計算プログラムの入力データとなる実効断面積(本実施例では、実効ミクロ断面積)を計算している。この実効ミクロ断面積は、バックグラウンド断面積に基づいて算出される。つまり、共鳴計算プログラム51は、入力された諸元データに基づいてバックグラウンド断面積を算出し、算出したバックグラウンド断面積に基づいて実効ミクロ断面積を算出する。
断面積ライブラリ55は、バックグラウンド断面積と実効ミクロ断面積とを対応付けてテーブル化したものであり、核種毎に設けられている。このため、共鳴計算プログラム51においてバックグラウンド断面積が算出されると、算出されたバックグラウンド断面積を引数として、断面積ライブラリ55から実効ミクロ断面積が算出される。
輸送計算プログラム52は、算出した実効ミクロ断面積を用いて、特性曲線法に基づき燃料集合体6内の各詳細領域iの中性子束を多群に亘って計算している。以下、輸送計算プログラム52について簡単に説明する。図5に示すように、輸送計算プログラム52は、複数の詳細領域iに分割された解析対象領域30上に複数の中性子飛行パスsを作成する。そして、作成された中性子飛行パスs毎に、中性子輸送方程式を解いて、各詳細領域iの中性子束を算出する。ここで、中性子飛行パスsのベクトル方向に沿った1次元座標上の第g群に対する中性子輸送方程式は、(6)式によって表される。
Figure 2012058071
ここで、(6)式に用いられるマクロ全断面積Σt,gは、共鳴計算プログラム51によって算出された実効ミクロ断面積に基づいて求められる。
燃焼計算プログラム53は、炉心5内の核種の生成と消滅とを追跡する燃焼計算を実行している。燃焼計算プログラム53は、燃焼方程式を解くことにより、各核種の原子数密度の時間変化を評価し、各燃焼度点における多群中性子輸送計算の入力条件を与える。これにより、燃料計算プログラム53は、所定のサンプリング周期毎に燃焼計算と輸送計算とを交互に行うことで、燃焼状態(燃焼の時間変化)を追跡する。
核定数計算プログラム54は、輸送計算プログラム52によって得られる燃料集合体6内の多群の中性子束を重みとして、燃料集合体6内の多群の実効マクロ断面積を縮約・均質化し、均質化されたマクロ核定数を算出する。
続いて、本実施例に係る共鳴計算プログラム51について詳細に説明する。この共鳴計算プログラムでは、等価原理に基づく共鳴計算を行っている。等価原理に基づく共鳴計算では、非均質体系に相当するバックグラウンド断面積を求め、求めたバックグラウンド断面積を引数として、非均質体系に対する実効断面積を、下記の(7)式のテーブルより取得する。なお、(7)式のテーブルは、断面積ライブラリ55に記憶されている。
Figure 2012058071
次に、共鳴計算プログラム51において用いられる計算式について説明する。燃料領域fにおける中性子束は、下記の(8)式によって表される。
Figure 2012058071
このとき、Pf→m(E)、すなわち中性子の脱出確率は、燃料領域fが全ての中性子を吸収する黒体から、燃料領域fが全ての中性子を吸収しない白体までの間のグレー範囲を表わす、第1の有理式係数αおよび第2の有理式係数βを含む多項有理式である下記の(9)式によって表される。
Figure 2012058071
なお、lは、4V/Sで与えられ、Sは燃料領域の表面積、Vは燃料領域の体積を表しており、これらは諸元データとして与えられる。そして、(9)式を(8)式に代入することで、下記の(10)式が与えられる。
Figure 2012058071
なお、(10)式の右式は、燃料領域fに含まれる共鳴核種r以外の核種kの吸収反応および共鳴散乱を無視することで変形できる。このとき、バックグラウンド断面積は、下記の(11)式で与えられる。
Figure 2012058071
続いて、核種r、反応x、第g群に対する共鳴積分は、下記の(12)式で定義される。
Figure 2012058071
また、燃料領域fにおける核種r、反応x、第g群の実効ミクロ断面積は、下記の(13)式で与えられ、(13)式の右式は、(13)式の中央の式に、(10)式および(12)式を与えることで、算出される。
Figure 2012058071
(13)式において、N=1とおくと、反応xおよび吸収反応a(x=a)における実効ミクロ断面積と共鳴積分の関係式である下記の(14)式および(15)式が得られる。
Figure 2012058071
この(14)式および(15)式を連立して解くことにより、下記の(16)式および(17)式が求められる。
Figure 2012058071
そして、(16)式および(17)式を、(13)式に代入することで、等価原理に基づく実効ミクロ断面積である(18)式を算出できる。
Figure 2012058071
次に、第1の有理式係数αおよび第2の有理式係数βを算出する計算式について説明する。(10)式の任意のエネルギー点における中性子束は、燃料領域fのマクロ全断面積の関数とみなすことができ、(19)式で与えられる。
Figure 2012058071
(19)式から分かるように、この(19)式は、中性子束に対して立式されている。このため、有理式係数α,βは、特性曲線法に基づいて中性子束を解くことによって得られる。なお、本実施例では、マクロ全反応率Rt,fを評価することから、マクロ全反応率Rt,fを用いて、有理式係数α,βを求めるべく、フィッティング式として(20)式が与えられる。
Figure 2012058071
このため、本実施例では、(20)式を用いて有理式係数α,βを求めるが、(19)式を用いて有理式係数α,βを求めてもよい。(20)式を用いて有理式係数α,βを求めるには、燃料領域fにおける白体から黒体までの間のグレー範囲を含む任意のマクロ全断面積Σt,fに対し、特性曲線法に基づく1群固定源計算により中性子束φを独立に計算し、(Σt,f,φ)の組を作成する。なお、未知係数は2N−1個であるため、(Σt,f,φ)の組は、2N−1個以上作成する。そして、(20)式を最小二乗法に基づいてフィッティングさせることで、作成した(Σt,f,φ)を満足する有理式係数α,βが求められる。
次に、図6を参照し、上記の計算式を用いて、共鳴計算プログラム51により実効ミクロ断面積を算出する解析装置40の一連のフローについて説明する。図6は、共鳴計算プログラムにより実効ミクロ断面積を算出するフローチャートである。なお、以下では、燃料領域fにおける共鳴核種rの実効ミクロ断面積を算出する場合について説明するが、被覆管11や非燃料物質中に含まれる共鳴核種rの実効ミクロ断面積を算出する場合に適用しても良い。
先ず、解析装置40は、解析対象領域30における各詳細領域iのマクロポテンシャル散乱断面積を、(21)式により算出する(ステップS1)。
Figure 2012058071
続いて、中性子源のIR近似を仮定すると、中性子源強度Sは、ステップS1で算出されたマクロポテンシャル散乱断面積で与えられ(ステップS2)、(22)式で表される。
Figure 2012058071
この後、共鳴領域を含まない(と仮定する)詳細領域i(燃料領域f以外の詳細領域i)に対し、吸収反応および共鳴散乱が無視できるものとして、マクロ全断面積がマクロポテンシャル散乱断面積で与えられ(ステップS3)、(23)式で表される。また、1群固定源計算では、マクロポテンシャル散乱断面積がゼロとなることから、マクロ全断面積とマクロ吸収断面積は等しい。よって、共鳴領域を含まない詳細領域iに対し、マクロ吸収断面積もマクロポテンシャル散乱断面積で与えられ(ステップS3)、(23)式で表される。
Figure 2012058071
そして、解析装置40は、共鳴領域である燃料領域fに対し、マクロ全断面積およびマクロ吸収断面積として、白体から黒体までの間のグレー範囲に対し、2N−1個以上の計算点を設定する(ステップS4:計算点設定ステップ)。具体的に計算点は、マクロ全断面積およびマクロ吸収断面積が、10−5〜10[1/cm]の範囲で設定される。
計算点が設定されると、解析装置40は、ステップS2〜S4で与えた計算条件をもとに、マクロ全断面積に対して、特性曲線法に基づく1群固定源計算を下記の(24)式を用いて行い、中性子束を算出する(ステップS5:第1中性子束算出ステップ)。これにより、マクロ全断面積およびマクロ吸収断面積に対応する中性子束である(Σt,f,φ)の組を作成する。
Figure 2012058071
(Σt,f,φ)の組が作成されると、解析装置40は、フィッティング式である(20)式をフィッティングさせることで、作成した(Σt,f,φ)を満足する有理式係数α,βを求める(ステップS6:係数算出ステップ)。
有理式係数α,βが求められると、解析装置40は、有理式係数αと与えられた諸元データとに基づいて、(11)式からバックグラウンド断面積を求める(ステップS7:バックグラウンド断面積算出ステップ)。続いて、解析装置40は、算出したバックグラウンド断面積を引数として、断面積ライブラリ55の(7)式より、実効ミクロ断面積を内挿(補間)する(ステップS8:実効断面積内挿ステップ)。次に、解析装置40は、内挿した実効ミクロ断面積と、バックグラウンド断面積と、共鳴核種rのミクロポテンシャル断面積とを(17)式に代入し、中性子束を算出する(ステップS9:第2中性子束算出ステップ)。そして、ステップS6で求めた有理式係数βと、ステップS8で求めた実効ミクロ断面積と、ステップS9で求めた中性子束とに基づいて、(18)式から最終的な非均質体系の実効ミクロ断面積を算出する(ステップS10:実効断面積算出ステップ)。
図7は、共鳴計算プログラムを用いて算出したマクロ全反応率の再現精度を評価したグラフである。図7を参照し、本実施例の共鳴計算プログラム51を用いて算出した実効ミクロ断面積の精度について評価する。図7は、その横軸が、光学距離Σt,f・であり、その縦軸が、マクロ全反応率の真値に対する誤差(error)を百分率で表したものである。T点は、マクロ全断面積とマクロポテンシャル断面積とが等しくなる点である。そして、光学距離が小さくなるにしたがって、燃料領域fは白体寄りとなる一方で、光学距離が大きくなるにしたがって、燃料領域fは黒体寄りとなる。
図7に示すL1は、中性子の脱出確率の式である(9)式の項数NをN=1と与えた場合に共鳴計算を行ったときのマクロ全反応率の再現精度の結果である。L2は、中性子の脱出確率の式である(9)式の項数NをN=2と与えた場合に共鳴計算を行ったときのマクロ全反応率の再現精度の結果である。L3は、中性子の脱出確率の式である(9)式の項数NをN=3と与えた場合に共鳴計算を行ったときのマクロ全反応率の再現精度の結果である。Laは、従来の中性子の脱出確率の式であるWigner有理式近似を用いて共鳴計算を行ったときのマクロ全反応率の再現精度の結果である。Lbは、従来の中性子の脱出確率の式であるStamm'ler2項有理式近似を用いて共鳴計算を行ったときのマクロ全反応率の再現精度の結果である。
なお、Wigner有理式近似およびStamm'ler2項有理式近似は、従来の構成であるため、簡単に説明する。Wigner有理式近似は、燃料領域fが黒体であると仮定し、1項の有理式で中性子の脱出確率を表したものである。また、Stamm'ler2項有理式近似は、燃料領域fが黒体であると仮定し、2項の有理式で中性子の脱出確率を表したものである。
図7に示すように、Laは、中性子の脱出確率を1項の有理式で近似しており、また、燃料領域fを黒体近似としているため、燃料領域fの白体側において誤差が大きくなる一方で、燃料領域fの黒体側において誤差が小さくなっている。L1は、Laと同様に1項の有理式で近似しており、また、白体から黒体までの間のグレー範囲を考慮しているため、燃料領域fの白体側では、Laよりも誤差が小さくなる一方で、燃料領域fの黒体側では、Laよりも誤差が大きくなる。
Lbは、中性子の脱出確率を2項の有理式で近似しており、また、燃料領域fを黒体近似としているため、燃料領域fの白体側において誤差が大きくなる一方で、燃料領域fの黒体側において誤差はほとんど生じていない。L2は、Lbと同様に2項の有理式で近似しており、また、白体から黒体までの間のグレー範囲を考慮しているため、燃料領域fの白体側では、Lbよりも誤差が小さくなり、燃料領域fの黒体側では、Lbと同様に誤差がほとんど生じていない。
L3は、中性子の脱出確率を3項の有理式で近似しており、また、白体から黒体までの間のグレー範囲を考慮しているため、燃料領域fの白体側では、最も誤差が小さくなっており、燃料領域fの黒体側では、誤差がほとんど生じていない。
以上の構成によれば、本実施例の共鳴計算プログラム51は、実効ミクロ断面積を求める過程で、共鳴現象が発生する詳細領域i(例えば、燃料領域f)において、白体から黒体までの間のグレー範囲における中性子の脱出確率を考慮することができる。また、共鳴計算プログラム51は、実効ミクロ断面積を求める過程で、特性曲線法を用いて2次元の幾何形状の解析対象領域30を厳密に評価することができる。このため、共鳴計算によって算出される実効マクロ断面積を精度良く算出することができる。これに伴って、実効マクロ断面積を用いて計算を行う輸送計算プログラムや炉心計算コードの計算精度も向上する。
以上のように、本発明に係る共鳴計算プログラムおよび解析装置は、炉心内の核特性を評価する核定数計算コードにおいて有用であり、特に、共鳴現象が発生する詳細領域の実効断面積を求める場合に適している。
5 炉心
6 燃料集合体
10 燃料棒
11 被覆管
12 集合体間ギャップ
13 減速材
14 制御棒
15 炉内核計装
20 セル
30 解析対象領域
40 解析装置
41 記憶部
50 核定数計算コード
51 共鳴計算プログラム
52 輸送計算プログラム
53 燃焼計算プログラム
54 核定数計算プログラム
55 断面積ライブラリ
i 詳細領域
f 燃料領域

Claims (4)

  1. 燃料棒を格納した燃料集合体内の中性子束を中性子輸送計算によって算出するにあたり、前記中性子輸送計算の入力値となる実効断面積を算出する共鳴計算を、ハードウェア上において実行可能な共鳴計算プログラムであって、
    前記燃料棒の軸方向に直交する直交面で切った前記燃料集合体の断面を、共鳴計算の解析対象領域とし、前記解析対象領域は、複数の詳細領域に分割され、前記複数の詳細領域の一部が、共鳴現象が発生する共鳴領域となっており、
    前記共鳴領域における中性子の脱出確率は、前記共鳴領域が全ての中性子を吸収する黒体から、前記共鳴領域が全ての中性子を吸収しない白体までの間のグレー範囲を表わす、第1の有理式係数および第2の有理式係数を含む多項有理式で与えられ、
    前記第1の有理式係数および前記第2の有理式係数を因子とし、前記第1の有理式係数および前記第2の有理式係数を算出するためのフィッティング式と、
    前記第1の有理式係数を因子とし、前記実効断面積を算出するためのバックグラウンド断面積を算出する第1の算出式と、
    前記バックグラウンド断面積を因子とし、中性子束を算出する第2の算出式と、
    前記第2の有理式係数と前記第2の算出式で得られる前記中性子束とを因子とし、前記実効断面積を算出する第3の算出式と、が用いられ、
    前記共鳴領域に対し、前記グレー範囲におけるマクロ断面積を計算点として設定する計算点設定ステップと、
    前記計算点において設定された前記マクロ断面積に対応する中性子束を、特性曲線法に基づいて算出する第1中性子束算出ステップと、
    前記計算点における前記マクロ断面積と前記中性子束とを表す関数となるように、前記フィッティング式を前記マクロ断面積と前記中性子束とにフィッティングさせて、前記第1の有理式係数および前記第2の有理式係数を算出する係数算出ステップと、
    算出した前記第1の有理式係数を前記第1の算出式に代入して、前記バックグラウンド断面積を算出するバックグラウンド断面積算出ステップと、
    前記バックグラウンド断面積に対応付けられた前記実効断面積を記憶する断面積記憶部から、算出した前記バックグラウンド断面積を引数として、前記実効断面積を内挿する実効断面積内挿ステップと、
    前記バックグラウンド断面積を、前記第2の算出式に代入して、前記中性子束を算出する第2中性子束算出ステップと、
    前記実効断面積内挿ステップで得られた前記実効断面積と、前記第2中性子束算出ステップで得られた中性子束と、前記係数算出ステップで得られた前記第2の有理式係数とを、前記第3の算出式に代入して、前記実効断面積を算出する実効断面積算出ステップと、を備えたことを特徴とする共鳴計算プログラム。
  2. 前記共鳴領域における中性子の脱出確率は、下記する計算式(1)で与えられ、
    Figure 2012058071
    前記フィッティング式は、下記する計算式(2)で与えられ、
    Figure 2012058071
    前記第1の算出式は、下記する計算式(3)で与えられ、
    Figure 2012058071
    前記第2の算出式は、下記する計算式(4)で与えられ、
    Figure 2012058071
    前記第3の算出式は、下記する計算式(5)で与えられる
    Figure 2012058071
    ことを特徴とする請求項1に記載の共鳴計算プログラム。
  3. 前記計算点設定ステップでは、前記計算点が2N−1点以上に設定されることを特徴とする請求項2に記載の共鳴計算プログラム。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の共鳴計算プログラムを実行可能であることを特徴とする解析装置。
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